JPS61114779A - 鋼板の塗装方法 - Google Patents

鋼板の塗装方法

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JPS61114779A
JPS61114779A JP23674284A JP23674284A JPS61114779A JP S61114779 A JPS61114779 A JP S61114779A JP 23674284 A JP23674284 A JP 23674284A JP 23674284 A JP23674284 A JP 23674284A JP S61114779 A JPS61114779 A JP S61114779A
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Yasuhiro Fujii
藤井 泰弘
Osamu Iwase
岩瀬 治
Motohiro Osumi
大住 元博
Shinji Sugiura
杉浦 新治
Ichiro Tabuchi
田淵 一郎
Masafumi Kume
久米 政文
Takashi Udagawa
宇田川 孝
Komaji Matsui
駒治 松井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋼板、特に自動車車体に耐チッピング性、防
食性および物理的性能などのすぐれた塗膜を形成するた
めの塗装方法に関するものである。
自動車産業分野では塗膜の耐久性の問題、特に衝撃剥離
による塗膜の耐食性低下ならびに鋼材の腐食の進行の問
題が重視されつつある。特に、欧米の寒冷地域等では冬
季自動車道路の路面凍結を防止するために比較的粗粒に
粉砕した岩塩を多量に混入した砂利を敷くことが多く、
この種の道路を走行する自動車はその外面部において車
輪で跳ね上げられた岩塩粒子や小石が塗膜面に衝突し、
その衝撃により塗膜が局部的に車体上から全部剥離する
衝撃剥離現象、いわゆる゛°チッピング″を起すことが
屡々ある。この現象により、車体外面の被衝撃部の金属
面が露出し、すみやかに発錆すると共に腐蝕が進行する
。通常、チッピングによる塗膜の剥離は車体底部および
足まわり部に多いが、フードおよびルーフにまで発生し
約半年〜1年で局部的腐蝕がかなり顕著になることが知
られている。
このチッピングならびにこれに基因する腐食の進行を防
止するため、従来から車体の外部金属基体表面の化成処
理ならびに電着塗料、中塗塗料および上塗塗料について
各種の検討が加えられた。
例えば、化成処理において、結晶形の異なる燐酸鉄系皮
膜および燐酸亜鉛系皮膜の使用が検討されたが、かかる
化成処理によっては被衝撃部における塗膜の付着性を充
分に改善することは困難である。また、電着塗料および
上塗塗料についても該塗料に含有されている樹脂および
/または顔料について種々検討されてきたが、チッピン
グに耐え得る充分な付着性改善効果を有するものは今ま
で見い出すに至っていない。
また、中塗塗料組成物中に無機箔状顔料である絹雲母ま
たはタルク粉を含有せしめ、それによって該無機箔状顔
料による中塗塗膜層内のズリによる衝撃力の緩和および
/または分散を達成し、或いは中塗塗膜層内または電着
塗料塗面と中塗塗膜との境界面でのみ局部的に剥離を起
させるようにし、かくして電着塗料塗面の損傷を阻止し
、この無キズの電着塗料塗膜が防Ia機能を確実に維持
することをねらったものであるが、車体の外面に加わる
衝撃力は一定でなく、かなり大きい場合もあって、これ
らの方法では中塗塗膜層内のズリによる緩和・分散能力
以上の衝撃力が加えられた場合には、その衝撃力を中塗
塗膜層のところで阻止しきれず被衝撃部が電着塗膜を含
むすべての塗膜に及び塗膜全体が金属基体面より剥離し
、その結果その部位はすみやかに発錆し腐食が進行する
という欠点がある。
そこで、本発明者らは、上述の問題点を改善するため、
通常の電着塗料、中塗塗料および上塗塗料からなる鋼板
の塗装系によって得られる仕上り外観と少なくとも同等
で、しかも耐チッピング性、物理的性質及び防食性に優
れた塗膜を形成する塗装方法を提供することを目的とし
て鋭意検討を重ねた結果本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、鋼板にカチオン型電着塗料
を塗装し、次いで該塗面に形成塗膜の静的ガラス転移温
度が−30〜−60℃である変性ポリオレフィン系樹脂
を主成分とするバリアーニートを塗装した後、中塗り塗
料および上塗り塗料を順次塗装することを特徴とする銅
板の塗装方法が提供される。
本発明の特徴は、鋼板にカチオン型電着塗料、中塗塗料
および上塗塗料を順次塗装する工程において、電着塗料
を塗装後、中塗塗料を塗装するに先立って、特定の組成
ならびら性状を有するバリアーコートを電着塗面にあら
かじめ塗装するところにある。その結果、耐チッピング
性、防食性、物理的性能などの著しくすぐれた塗膜を形
成することができたのである。
すなわち、ガラス転移温度を−30〜−60℃に調整し
たバリアーコート塗膜(ざらに好ましくは、後記のごと
く、−20℃における該塗膜の引張り破断強度伸び率を
200〜1000%に調整してオフ)は、前記耐チツピ
ング性向上を目的とした中塗り塗膜などに比べて柔軟で
、しかも変性ポリオレフィン系樹脂に基因する特有の粘
弾性を有している。したがって、かかる物理的性質を有
せしめたバリアーコートを介して形成した中塗り塗膜〜
上塗り塗膜系表面に岩塩や小石などによる強い衝撃力が
加えられても、その衝撃エネルギーの殆どまたは全ては
該バリアーコート塗膜内に吸収されその下層の電着塗膜
にまで波及せず、しがも上塗りならびに中塗りの両塗膜
も物理的損傷を受けることが殆ど解消されたのである。
つまり、上記バリアーコート塗膜層が外部からのI!i
撃力の緩衝作用を呈して耐チッピング性が著しく改良さ
れ、チッピングによる鋼板の発錆、腐食の発生を防止で
き、しかも岩塩、小石などの衝突による上塗り塗膜の劣
化も解消できたのである。
以下に、本発明の塗装方法について具体的に説明する。
鋼板二本発明の方法によって塗装せしめる被塗物であっ
て、カチオン電着塗装することが可能な金属表面を有す
る素材であれば何ら制限を受けない。例えば、鉄、銅、
アルミニウム、スズ、亜鉛ならびにこれらの金属を含む
合金、およびこれらの金属、合金のメッキ、もしくは蒸
着製品などがあげられ、具体的にはこれらを用いてなる
乗用車、トラック、サファリーカー、オートバイなどの
車体がある。また、該鋼板を、カチオン型電着塗料を塗
装するに先立って、あらかじめリン酸塩もしくはクロム
酸塩などで化成処理しておくことが好ましい。
カチオン型電着塗料:上記鋼板に塗装するための電着塗
料であって、それ自体公知のものが使用できる。該カチ
オン型N着塗料は有機酸もしくは無機酸で中和される塩
基性の水分散型樹脂、例えば樹脂骨格中に多数のアミノ
基を有するエポキシ系、アクリル系、ポリブタジェン系
などの樹脂を用いた水性塗料であって(樹脂はこれらの
みに限定されない)、該樹脂に中和剤、顔料(着色顔料
、体質顔料、防錆顔料など、顔料の配合量は樹脂固形分
100重量部あたり40重量部未満である)、親水性溶
剤、水、必要ならば硬化剤、架橋剤、添加剤などを配合
して常法により塗料化される。上記塩基性水分散型樹脂
(通常、親水性溶剤で溶かして用いる)を中和、水溶(
分散)化するための中和剤としては、酢酸、ヒドロキシ
ル酢酸、プロピオン酸、酪酸、乳酸、グリシンなどの有
機酸、硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸が使用できる。中
和剤の配合量は、上記樹脂の塩基価(約50〜200)
に対し中和当量的0.1〜0.4の範囲が適当である。
固形分11度を約5〜40重量%となるように脱イオン
水で希釈し、pHを5.5〜8゜0の範囲内に保って常
法により前記網板に電着塗装するのである。電着塗装膜
厚は特に制限されないが、硬化塗膜にもとずいC10〜
40μが好ましく、約140〜210℃に加熱して塗膜
を硬化せしめるのである。
バリアーコート:カチオン電着塗面に塗装する組成物で
あって、形成塗膜の静的ガラス転移温度が−30〜−6
0℃(好ましくは−40〜−55°C)である変性ポリ
オレフィン系樹脂を主成分とする。すなわち、変性ポリ
オレフィン系樹脂としては例えば、プロピレン−エチレ
ン共重合体(モル比で、40〜80 : 60〜20%
が好適)に、塩素化ポリオレフィン(塩素化率的1〜6
0%)を1〜50重量部、好ましくは10〜20重量部
(いずれも該共重合体100重最部あたり)を配合して
なる混合物、または上記プロピレン−エチレン共重合体
100重量部あたりにマレイン酸もしくは無水マレイン
酸を0.1〜50重量部、好ましくは093〜20重量
部グラフト重合せしめた樹脂などがあげられる。本発明
では、これらの変性ポリオレフィン系樹脂自体が上記範
囲内の静的ガラス転移温度を有していればそれ自体でバ
リアーコートとして使用できるが、上記範囲から逸脱し
ていたりあるいは範囲内であっても静的ガラス転移温度
を変化させたいなどの場合、必要に応じて粘性付与剤を
配合することができる。該粘性付与剤としては、変性ポ
リオレフィン系樹脂との相溶性が良好な例えば、ロジン
、石油樹脂(クマロン)、エステルガム、ポリブタジェ
ン、エポキシ変性ポリブタジェン、低分子量脂肪族エポ
キシ樹脂、低分子量脂肪族ビスフェノールタイプエポキ
シ樹脂、ポリオキシテトラメチレングリコール、酢酸ビ
ニル変性ポリエチレンなどがあげられ、これらの配合量
は上記変性ポリオレフィン系樹脂100重量部あたり1
〜50重量部が好ましい。また、バリアーコートの塗装
性向上のために、上記成分を有機溶剤によって溶解もし
くは分散させておくことが好ましく、有機溶剤とし−C
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカンなど
の脂肪族系炭化水素、トリクロルエチレン、パークロル
エチレン、ジクロルエチレン、ジクロルエタン、ジクロ
ルベンゼンなどの塩素化炭化水素などがあげられる。
本発明において、該バリアーコートの形成塗膜に関し、
静的ガラス転移温度が前記範囲内に含まれていることは
必須であるが、さらに、該塗膜の引張り破断強度伸び率
が一20°C雰囲気で200〜1000%であることが
好ましい。また、形成塗膜の静的ガラス転移温度が−3
0’Cよりも高くなると本発明の前記目的が達成できず
、−60℃よりも高くなると塗膜性能、特に耐水性、付
着性などが低下するので好ましくない。さらに、該バリ
アーコートには体質顔料、着色顔料(防食顔料は除く)
などを配合してもさしつかえない。これらの顔料の配合
量は変性ポリオレフィン系樹脂100重量部あたり10
〜100重量部が好ましい。
本発明において、これらのバリアーコートはカチオン型
電着塗膜面に塗装するのであるが、塗装方法は限定され
ず、例えばスプレー塗装、ハケ塗り、浸漬塗装、溶融塗
装、静電塗装などがあり、塗装膜厚は形成塗膜にもとす
いて1〜20μ、特に5〜10μが好ましい。
なお、本発明で用いるバリアーコートの形成塗膜の静的
ガラス転移温度は示差走査型熱量計(第二精工金製DS
C−10型)で測定した値であり、引張破断強度伸び率
は、恒温槽付万能引張試験機(島津製作所オートグラフ
S−D型)を用いて測定した値であり、試料の長さは2
0mm1引張速度は20 mm/分で行なった。これら
の測定に使用した試料は、該バリアーコートを形成塗膜
にもとずいて25μになるようにブリキ板に塗装し、1
20℃で30分焼付けたのち、水銀アマルガム法により
単離したものを使用した。
バリアーコート塗膜面に中塗り塗料を塗装するにあたり
、該バリアーコートはあらがじめ焼付けておくことが好
ましいが、焼付けることなくウェットオンウェットで中
塗り塗料を塗装してもざしつかえない。焼付温度は80
〜160”C1特に80〜130℃が適している。
中塗り塗料二上記バリアーコート塗面に塗装する塗料で
あって、付着性、平滑性、鮮映性、耐オーバーベイク性
、耐候性などのすぐれたそれ自体公知の中塗り塗料が使
用できる。具体的には、油長30%以下の短波、超短波
アルキド樹脂もしくはオイルフリーポリエステル樹脂と
アミノ樹脂とをビヒクル主成分とする有機溶液形熱硬化
性中塗り塗料があげられる。これらのアルキド樹脂およ
びポリエステル樹脂は、水酸基#J60〜140、酸価
5〜201しかも変性油として不飽和油(もしくは不飽
和脂肪酸)を用いたものが好ましく、アミノ樹脂は、ア
ルキル(炭素数1〜5)エーテル化したメラミン樹脂、
尿素樹脂ベンゾグアナミン樹脂などが適している。これ
らの配合比は固形分重量にもとずいてアルキド樹脂およ
び(または)オイルフリーポリエステル樹脂65〜85
%、特に70〜80%、アミノ樹脂35〜15%、特に
30〜20%であることが好ましい。ざらに、上記アミ
ノ樹脂をポリイソシアネート化合物やブロック化ポリイ
ソシアネート化合物に代えることができる。また、該中
塗り塗料の形態は、有機溶液型が最も好ましいが、上記
ビヒクル成分を用いた非水分散液、ハイソリッド型、水
溶液型、水分散液型などであってもさしつかえない。本
発明では、中塗り塗膜の硬度(鉛筆硬度)は3B〜2H
(20℃、すりきず法による〉の範囲にあることが好ま
しい。ざらに、該中塗り塗料には、体質顔料、着色顔料
、その他塗料用添加剤などを必要に応じて配合すること
ができる。
本発明において、上記バリアーコート塗膜面への中塗り
塗料の塗装は前記バリアーコートと同様な方法で行なえ
、塗装膜厚は硬化塗膜にもとすいて10〜50μの範囲
が好ましく、塗膜の硬化温度はビヒクル成分によって異
なり、加熱硬化せしめる場合は80〜170℃、特に1
20〜150℃の温度で加熱することが好ましい。
上塗り塗料:前記中塗り塗面に塗装する塗料であって、
被塗物に美粧性を付与するものである。
具体的には、仕上り外観(鮮映性、平滑性、光沢など)
、耐候性(光沢保持性、保色性、耐白亜化性など)、耐
薬品性、耐水性、耐湿性、硬化性などのす“ぐれた塗膜
を形成するそれ自体すでに公知の塗料が使用でき、例え
ば、アミン・アクリル樹脂系、アミン・アルキド樹脂系
、アミン・ポリエステル樹脂系などをビヒクル主成分と
する塗料があげられる。これらの塗料の形態は特に制限
されず、有機溶液型、非水分散液型、水溶(分散)波型
、粉体型、ハイソリッド型などで使用できる。
塗膜の形成は、常温乾燥、加熱乾燥、活性エネルギー線
照射などによって行なわれる。本発明において、これら
の上塗り塗料の形成塗膜は、鉛筆硬度が2B〜3H(2
0℃、すりきず法による)の範囲内にあることがのぞま
しい。
本発明において用いる上塗り塗料は、上記のビヒクル主
成分を用いた塗料にメタリック顔料および(または)着
色顔料を配合したエナメル塗料とこれらの顔料を全くも
しくは殆ど含まないクリヤー塗料に分類される。そして
、これらの塗料を用いて上塗り塗膜を形成する方法とし
て、例えば、■メタリック顔料、必要に応じ着色顔料を
配合してなるメタリック塗料または着色顔料を配合して
なるソリッドカラー塗料を塗装し、加熱硬化する(1コ
一ト1ベーク方式によるメタリックまたはソリッドカラ
ー仕上げ)。
■メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装し、
加熱硬化した後、ざらにクリヤー塗料を塗装し、再度加
熱硬化する(2コ一ト2ベーク方式によるメタリックま
たはソリッドカラー仕上げ)。
■メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装し、
続いてクリヤー塗料を塗装した後、加熱しT、該両室膜
を同時に硬化する(2コート1べ−り方式によるメタリ
ックまたはソリッドカラー仕上げ)。
これらの上塗り塗料は、スプレー塗装、静電塗装などで
塗装することが好ましい。また、塗HH厚は、乾燥塗膜
に基いて、上記■では25〜40μ、上記■、■では、
メタリック塗料ならびにソリッドカラー塗料は10〜3
0μ、クリヤー塗料は25〜50μがそれぞれ好ましい
。加熱条件はビヒクル成分によって任意に採択できるが
、80〜170℃、特に120〜150℃で10〜40
分が好ましい。
上記のようにして、鋼板にカチオン電着塗装−バリアー
コート塗装−中塗り塗装−上塗り塗装によって形成した
塗膜の性能は、バリアーコート塗装を省略して形成した
塗膜に比べて、仕上り外観(例えば、平滑性、光沢、鮮
映性など)、耐水性、耐候性などは少なくとも同等であ
るが、特に耐チッピング性、防食性、物理的性質などが
著しく改良されたのである。
次に、本発明に関する実施例および比較例について説明
する。
■試 料 (1)鋼板:ボンデライト#3030 (日本パーカー
ライジング@J製、リン酸亜鉛系〉で化成処理した亜鉛
メッキ鋼板(大きさ 300X90XO,8mm) (2)カチオン型電着塗料:ニレクロン#9200(関
西ペイント@製、エポキシポリアミド系カチオン型電着
塗料、グレー色〉 (3)バリアーコート (A):プロピレン−エチレン共重合体にマレイン酸を
グラフト重合せしめた樹脂の有機液体(静的ガラス転移
温度−43℃、−20℃における引張り破断強度伸び率
410%)。
(B):上記(A>の衝折1ooi量部あたりロジンを
10重量部混合した樹脂の有機液体(静的ガラス転゛移
温度−52℃、−20’Cにおける引張り破断強度伸び
率700%)。
(C):プロピレン−エチレン共重合体にマレイン酸を
グラフト重合せしめた樹脂の有機液体く静的ガラス転移
温度+5℃)。
(4)中塗り塗料ニアミラツクN−2シーラー(関西ペ
イント■製、アミンポリエステル樹脂系中塗り塗料) (5)上塗り塗料 (A)ニアミラツクホワイト(関西ペイント■製、アミ
ノアルキド樹脂系上塗り塗料、1コ一ト1ベーク用白色
塗料、鉛筆硬度H(20℃))(B):マジクロンシル
バー(関西ペイントU製、アミノアクリル樹脂系上塗り
塗料、2コート1ベーク用シルバーメタリツク塗料、鉛
筆硬度H(20℃)) (C):マジクロンクリヤー〈関西ペイント■製、アミ
ノアクリル樹脂系上塗り塗料、2コート1ベーク用クリ
ヤー塗料、鉛筆硬度H(20℃)) ■実施例 比較例 上記試料を用いて鋼板にカチオン電@塗料、バリアーコ
ート、中塗り塗料および上塗り塗料を第1表に示したご
とく塗装した。
第1表において、膜厚は乾燥硬化塗膜にもとすくもので
あり、実施例2.3.5および比較例2.4の上塗り塗
装は2コ一ト1ベーク方式による。
■性能試験結果 上記の実施例および比較例において塗装した塗板を用い
て塗膜性能試験を行なった。その結果を第2表に示した
試験方法 (*1)耐チッピング性: (1)試験機器: Q−G−Rグラベロメーター(Qパ
ネル会社製品) (2)吹付けられる石:直径約15〜20m/mの砕石 (3)吹付けられる石の容量:約5QQml(4)吹付
はエアー圧カニ約4kg/c1(5)試験時の温度:約
20℃ 試験片を試験片保持台にとりつけ、約4に9/C1の吹
付はエアー圧力で約5001の砕石粒を試験片に発射せ
しめた後、その塗面状態および耐塩水噴霧性を評価した
。塗面状態は目視観察し次のような基準で評価し、耐塩
水噴霧性は試験片をJISZ2371によつC240時
間、塩水噴霧試験を行ない、被衝撃部からの発錆の有無
、腐食状態を観察した。
◎(良):上塗り塗膜の一部に衝撃によるキズが極く僅
か認められる程度で、電着塗膜の剥離を全く認めず。
Δ〈やヤ不良)二上塗りおよび中塗り塗膜に衝撃による
キズが多く認められ、しかも電着塗膜の剥れも散見。
×(不良)二上塗りおよび中塗り塗膜の大部分が剥離し
、被衝撃部およびその周辺を含めた被衝撃部の電着塗膜
が剥離。
(*2)耐衝撃性: JIS  K5400−1979 6.13.3B法に
準じて、0℃の雰囲気下において行なった。
重さ500gのおもりを5QC11の高さから落下して
塗膜の損傷を調べた。
(*3)付着性: JIS  K5400−1979 6.15に準じて塗
膜にゴバン目を作り、その表面に粘着セロハンテープを
貼着し、急げきに剥した後の塗面を評価した。
(*4)耐水性: 40℃の水に10日間浸漬した後の塗面を評価した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋼板にカチオン型電着塗料を塗装し、次いで該塗面に形
    成塗膜の静的ガラス転移温度が−30〜−60℃である
    変性ポリオレフィン系樹脂を主成分とするバリアーコー
    トを塗装した後に、中塗り塗料および上塗り塗料を塗装
    することを特徴とする鋼板の塗装方法。
JP23674284A 1984-11-12 1984-11-12 鋼板の塗装方法 Granted JPS61114779A (ja)

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