JPS61138568A - 自動車外板部の防食塗装方法 - Google Patents

自動車外板部の防食塗装方法

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Publication number
JPS61138568A
JPS61138568A JP26019784A JP26019784A JPS61138568A JP S61138568 A JPS61138568 A JP S61138568A JP 26019784 A JP26019784 A JP 26019784A JP 26019784 A JP26019784 A JP 26019784A JP S61138568 A JPS61138568 A JP S61138568A
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JP
Japan
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paint
coating
coat
parts
corrosion
Prior art date
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Pending
Application number
JP26019784A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Fujii
藤井 泰弘
Osamu Iwase
岩瀬 治
Hiroshi Oosumimoto
大住元 博
Shinji Sugiura
杉浦 新治
Ichiro Tabuchi
田淵 一郎
Masafumi Kume
久米 政文
Takashi Udagawa
宇田川 孝
Komaji Matsui
駒治 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属部材とプラスチック部材とを組み立ててな
る自動車外板の塗装方法に関するものである。
これまで殆ど金属材料で構成されていた自動車のバンパ
ー、7エイシア、7エンダー、ドアパネル、パネルフー
ド、パネルルーフ、パネルトランクリッドなどの自動車
外板は、近時、その一部もしくは全部をプラスチック部
材に代替されつつある。例えば、パ〉パー、7エイシア
には金mK代って、ポリフレタン、ポリプロピレン、ポ
リカーボネートなどのプラスチック製のものが使用され
ており、ま九、7エンダー、ドアパネルなどの下側部分
を上記プラスチックに代替し友ものもある。
今後、自動車外板においてプラスチックの使用される範
囲がさらに増大されることけ必至であり、現ニ、パネル
ルーフ、パネルトランクリフトなどにその傾向が認めら
れる。これは、プラスチックを使用することによって車
体重量を軽くして走行燃費が低減できる、加工が容易で
ある念めに任意の形状に成型できる、車体の耐食性、耐
衝撃性などが向上するなどの効果が認められるためであ
る。
ところが、このような現状にもかかわらず、金属部材と
プラスチック部材とからなる自動車外板の塗装方法が確
立されておらず、従来は、物理的、化学的性質などが全
く異なる金属部とプラスチック部にそれぞれに適合した
異種の塗料を別々の塗装ラインで塗装し、仕上げ次のち
、両部材を自動車外板に組立ててい念。このような方法
によると、両部材に使用する塗料(特に着色ベースコー
ト)が異なる友めに、組み立てて一体化する両部′材の
色調を同一にすることが極めて困難であり、しかも塗装
工程ならびにそ、の後の両部材の組立工程などが複雑に
なるという欠陥を有しているのである。
さらに、自動車の塗装分野でけ塗装の耐久性の問題、特
に衝撃剥離による塗装の耐食性低下ならびに鋼材の腐食
の進行の間頭が重視されつつある。
特に、欧米の寒冷地域等では冬季自動車道路の路面凍結
を防止する之めに比較的粗粒に粉砕した岩塩を多量に混
入した砂利を敷くことが多く、この種の道路を走行する
自動車はその外面部において車輪で跳ね上げられ次号塩
粒子や小石が塗装面に衝突し、その衝撃により塗装が局
部的に車体上から全部剥離する衝撃剥離現象、いわゆる
1チ1ピングを起すことが屡々ある。この現象により、
車体外面の金属部の被衝撃部では金属面が露出し、すみ
やかに発錆すると共に腐食が進行する。通常、チッピン
グによる塗−の剥離は車体底部および足捷わ4邪に多く
発生するが、フードおよびルーフに壕でも発生し、約半
年〜1年で局部的腐食がかなり顕著になることが知られ
ている。また、グラスチック部の被衝撃部ではチッピン
グによって美観性が低下する。
このチッピ〉グならび(これを基因する腐食の進行およ
び美観性低下を防止するため、従来から車体の外部金属
基体表面の化成処理ならびに電着プライマー、中塗塗料
および上塗塗Fl−について各種の検討が加えられ念が
、実用的な解決策を見い出すに至っていないのである。
そこで本発明者等は、このような状況に鑑み、金属部材
とプラスチ・・夕部材とを組み立ててなる自動車外板を
簡略化された工程で両部材を同一塗色で仕上げることが
でき、しかも耐チッピング件、防色性にすぐれた塗装を
形成する方決について鋭意研究を行なったのである。そ
の結果、金織部材とプラスチック部材上を組み立てて合
体させた後、該両部材に特定の組成ならびに性状を有し
てなる防食顔料含有バリアーコートを塗装し、次いで中
塗りおよび上塗り塗料を塗装することによって上記の欠
陥を解消することがで^、本発明の目的を達成し念ので
ある、 すなわち、零発明け、金属部材とプラスチック部材とを
合体してなる自動車外板部を塗装する方法であって、あ
らかじめカチオン型電着塗料を塗装した金属部材とプラ
スチック部材とを組み立て合体して自助車外板とした後
、該外板に、形成塗膜の静的ガラス転移温度が−30〜
−60℃である変性ポリオレフィン系構脂を主成分とす
る防食顔料含有バリアーコートを塗装し、次いで中塗す
塗料ならびに上塗り塗料を塗装することを#!とする自
動車外板部の塗装方法に関するものである。
本発明の特徴は、金属部材とプラスチック部材とを組立
て合体してなる自動車外板に中塗す塗料ならびに上塗り
塗料を塗装するにあ次す、該両塗料を塗装する以前に、
あらかじめ特定の組成および性状を有する防食顔料含有
バリアーコートを該外板に塗装せしめておくところにあ
る。その結果、自助車外板の金属部材およびプラスチッ
ク部材を単一の中塗り塗料および上塗り塗料で塗装する
ことができるようになり念之めに両部材の色調の不一致
性が解消されたのである。しかも、形1ffl塗嗅の耐
チッピング件、防食性、物理的性酬も著しく改良で専念
のである。
すなわち、静的ガラス転移温度’1−−30〜−60℃
にR整1−九バリアーコート?!!嘆(さらに好ま[7
〈け、後記のごとく、該塗−の引張り破断強度伸び率を
一20℃において200〜1000%に調整しておく)
は自#皇外板用中#h##ならびに一ヒ除l′l#―に
比べて柔軟で、しかも変性ポリオレフィン系m脂に基因
する特有の粘弾件を有1.ている。し念がって、かかる
物理的+!j:質を有せしめ念バリアーコート塗暎を自
′#J1車外板の金属部材とプラスチック部材の全面に
あらかじめ施I7ておくと、該両部材間における熱伸縮
性ならびに柔軟件などの物理的な差異によって生ずる中
塗り塗装ならびに上塗り冷嘆の「ヒズミ」の殆どま之は
すべてが肪バリアーコート塗膜内に吸収されるので、付
着性などを低下させることなく、舷「ヒズミ」などが中
塗りP!!嗅ならびに上塗り塗装に波及することを殆ど
防十でき念のである。その結果、自動車外板部の両部材
全面に単一組成の中塗り塗料ならびに上塗り塗料を塗装
することが可能となり、両部材を同一色調に仕上げるこ
とができるようになっ次のである。さらに、上記バリア
ーコート塗装を介して形成し念中塗りならびに上塗りか
らなる塗装の表面に岩塩や小石などによって強い#r撃
力が加えられても、その衝撃エネルギーの殆どま念は全
ては該バリアーコート塗装内に吸収されるので@嘆は衝
撃剥離することが殆どなく、しかも上塗り塗装に物理的
損傷の発生も殆ど解消でき友ので、チソピ〉グによる上
塗り、中塗り両塗装の剥離ならびに金属部材における発
情、腐食などが防止でき念のである。
以下に、本発明の塗装方法について具体的(説明する。
まず、本発明において、自動車外板部は金属部材とプラ
スチック部材とを組立てて合体せしめてなる外板である
。例えば、バンパー、フエイシア、フェンダ−、ドアパ
ネル、パネルフード、バネ、レルー7、パネルトランク
リプトなどの各パーツもしくけこれらを2種以上組み合
わせて一体化し友ものなどである。つまり、個々のパー
ツ自体がプラスチック部と金属部上からなるもの、金属
部からなるパーツとプラスチック部からなるパーツとを
組み合せて一体化したものなどがあげられる。
金属部はカチオン電着塗装が可能な金属部を有する素材
であればよく、例オば鉄、銅、アルミニクム、スズ、亜
鉛もしくけこれらを含む合金およびこれらのメッキもし
くけ蒸着品などからなっており、ま之、プラスチック部
は例えばポリクレタ〉1、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ABS樹脂、ポリカーボネート、FRP(ガラス繊
維強化プラスチック)、ナイロ〉などから構成されてい
る。
そして、本発明において、自動車用外板の「自動車」と
は、所謂、乗用車のみに限定されず、オートバイ、トラ
ック、サファリカーなども含むと理解すべきである。
上記両部材のうち、金属部材は、必要に応じてリン酔亜
鉛、リン酸鉄もしくけクロム酸塩などで常法に従ってあ
らかじめ化成処理を行なったのち、カチオン型電着塗料
を塗装することが好ましい。
カチオン型電着塗料は上記金属部材に塗装する念めのW
I着塗料であって、それ自体公知のものが使用できる。
註カチオン型電着塗料は有機酸本しくは無機酸で中和さ
れる填塞性の水分成型樹脂、例えば樹脂骨格中に多数の
アミノ基を有するエポキシ系、アクリル系、ポリブタジ
ェン系などの樹脂を用い九本性塗料であって(樹脂はこ
れらのみに限定されない)、該樹脂に必要ならば中和剤
、顔料(着色顔料、体質@粁、防情@料など)、親水性
溶剤、水、硬化剤、架橋剤、添加剤などを配合して常法
により塗料化される。上記填塞性水分散型樹脂(通常、
親水性溶剤で溶かして用いる)を中和、水溶(分散)化
する次めの中和剤としては、酢酸、ヒドロキシル酢酸、
プロピオン酸、醋酸、乳酸、グリシンなどの有機酸、硫
酸、塩酸、リン酸等の無機酸が使用できる。中知剤の配
合量け、上記樹脂の填塞価(約50〜200)に対し中
和当量約0.1〜0.4の範囲が適当である。固形分濃
度を約5〜40重量%となるように脱イオン水で希釈し
、pHを5.5〜8.0の範囲内に保って常法(より前
記鋼板に電着塗装するのである。電着塗装喚厚は特に制
限されないが硬化塗装にもとすいて10〜40gが好ま
しく、約140〜210℃に加熱して塗装を硬化せしめ
るのである。
ま之、本発明におけるカチオン型電着塗料に関し、後記
のバリアーコート塗装に含有せしめ九防食顔料による防
食機能を有効に発揮させる定めに、該電着塗装の吸水率
を0.3〜20重景%、特例0.5〜5重景%に調整し
ておくことが好ましい。
ここで、電着塗装の吸水率は、カチオン電着塗料を硬化
装置が20μ(塗布面積s x s cm ) Kなる
ように塗布し、その成分に応じ九条件で焼付は之後、該
塗装を単離して50℃の温水に48時間浸漬し、引き上
げ直後の塗装とそれを105℃で1時間乾燥した後の塗
装の重量をそれぞれ測定し、これらの結果を次式に算入
して求め比値である。
温水から引上げ次 乾燥後の 吸水率   乾燥後の塗装重量 カチオン型電着#I嗅の吸水率をこのように“調整する
ことによって、該塗装面上に塗り重ね念防゛食頼料を含
むバリアーコート塗装から水抽出され次該防食頓料の水
抽出成分が該電着塗喪内を容易に浸透して鋼板面に陽極
(もしくけ陰極)抑制効果を顕著にし、鋼板を保護する
ものと推察される。
吸水率の調整は、塗装の架橋密度、親木基の導入、体質
顔料の配合量などKよって容易に行なわれる。
し九がって、本発明の方法ではカチオン型電着塗料に防
食顔料を配合する必要は特にないので該塗料の貯藏安定
性、塗装の平滑性などを向上することができな。
一方、プラスチック部は溶剤蒸気脱脂、研摩、#処理、
コロナ放電などで表面処理を行なっておくことが好まし
い。
本発明において、上記電着塗装した金属部材とプラスチ
ック部材とを組み立てて一体化した自動車外板部としt
後、該両部材表面に単一のバリアーコートを全面に塗装
するのである。
該バリアーコートは形歇塗−〇静的ガラス転移温度が−
30〜−60℃(好ましくけ−40〜−55℃)である
変性ポリオレフイ〉系樹脂および防食顔料を主成分とす
る塗料である。すなわち、変件ボリオレフイ〉系樹脂と
しては例乏、はプロピレン−エチレン共11体(モル比
で、40〜80:60〜20%が好適である)に垣素化
ポリオレフィン(塩素化率約1〜60%)を1〜501
ji1部、好ましくけ10〜20重量部(いずれも該共
重合体100重量部あたり)をf合してなる混合物、ま
几は上記プロピレン−エチレン共重合体100重量部あ
念りマレイン酸もしくけ無水マレイン酸を0.1〜50
重量部、好ましく Fio、3〜20重量部グラフト重
合せしめ次樹脂などがあげられる。本発明では、これら
の変性ポリオレフィン系樹脂自体が上記範囲内の静的ガ
ラス転移温度を有していればそれ自体でバリアーコート
として使用できるが、上記範囲から逸脱してい九りある
いけ範囲内であっても静的ガラス転移温度を変化させ念
いなどの場合、必要KEじて粘性付与剤を配合すること
ができる。該粘性付与剤さしては、変性ボリオレフイシ
系青脂との相溶性が良好な例えば、ロジン、石油樹脂(
クマロン)、エステルガム、ポリブタジェン、エポキシ
変性ポリブタジェン、低分子量脂肪族エポキシsl脂、
低分子量脂肪族ビスフェノールタイプエボキシ樹脂、ポ
リオキシテトラメチレングリコール、酢酸ビニル変性ポ
リエチレンなどがあげられ、これらの配合1は上記変性
ポリオレフィン系樹脂100重量部あ念り1〜50重量
部が好ましい。
バリアーコートに配合する防食顔料とは金属の腐食を抑
制もしくけ防止する機能を持つ顔料であって、単に色彩
を付与する友めの着色顔料ならびKvh暎の物理的性質
を調整する次めの体質顔料とけ明確に区別され、例えば
鉛系輛料、クロメート系顔料、金属粉顔料などをあげる
ことができ、このうち、本発明の方法でバリアーコート
に配合する防食―料は特に制限を受けないが、水と接触
すると防食機能を有する成分が溶出する組収の@料が適
しており、特に好ましくけ、その水抽出液の電気伝導度
が100μσ/cIn以上、とりわけ300μt7 /
 cm以上の防食顔料を使用することである。
防食顔料の水抽出液の電気伝導度の測定方法は、電気伝
導度が1μrJ/11n以下の脱イオン水80重量部と
防食顔料20重量部とを混合し、30℃で5日間放置(
この間、10分7日混合物をカクハンする)後、上澄液
(水抽出液)を取り出し、その電気伝導度を測定するの
である。
上記電導度を有する防食顔料としては、例えばジンクク
ロメート(1570μU/α)、ストロンチクムクロメ
ー)(973μU/σ)、クロム酸パリクム(736f
iυ/cfn)、クロム酸カルシクム(8000岸び/
cn1)、塩基性クロム酸鉛(111nt7/’CF1
M)、塩基性硫酸鉛(118μU/備)、リン酸力ルシ
クム(332aU/Lyn)、モリブデン酸亜鉛(33
3μT) / cm ) 、モリプデ〉酸カルシツム(
256μt7 / cm )、リンモリブデン酸アルミ
ニクム(182μぴ/L0M)、メクホり酸パリクム(
1540μぴ/cIn)、メタバナジン酸アシモニクム
(7450s t7 / cm )などがあげられ(カ
ッコ内は水抽出液の**伝導度である)、これらは1種
もしくは2種以上使用できる。゛このうち、特に好まし
くけジンククロメート、ストロンチクムクロメート、ク
ロム酸パリクムおよびクロム酸カルシクムから選ばねぇ
防食顔料を用いることである。これらの防食―粁の配合
tけ変性ポリオレフィン系樹Wf1100重量部あ念り
1〜150重量部、好ましくF!2〜50重量部である
このように、バリアーコートに防食顔料を配合しておく
ことによって、それを電着塗料に配合し友ものと比べて
耐食性を著しく向上させることができ念のである。
ま九、バリアーコートの塗装性向上のために、上記成分
を有機溶剤によって溶解もしくけ分散させておくことが
好ましく、有機溶剤としては、例工ばベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、デカ〉などの脂肪族系炭化水素、トリク
ロフレエチレン、バークロルエチレン、ジクロルエチレ
ン、ジクロルエタン、ジクロルベンゼンなどの埴素化炭
化水素などがあげられる。
本発明において、該バリアーコートの形成塗装に関し、
静的ガラス転移温度が前記範囲内(含まれていることは
必須であるが、さらに、該塗装の引張り破断強度伸び率
が一20℃雰囲気で200〜1000%であることが好
ましい。ま九、形収塗映の静的ガラス転移温度が一30
℃よりも高くなると本発明の前記目的が達成、できず、
−60℃よりも高くなると塗装件能、特に耐水住、付着
性などが低下するので好ましくない。
特に、プラスチック部材への静電塗装を向上させる目的
で、該バリアーコートに導電性物質を配合して塗装の体
積固有抵抗値を107Ω譚以下、特に103〜105Ω
側に調整しておくことが好ましい。導電性物質としては
、例えば、導電性カーボン、銀、ニッケル、アルミニタ
ム、酸化亜鉛、二酸化スズ、酸化タングステンなどの粉
末があげられ、これらの配合量はバリアーコート塗装の
物理性能の低下を生じない範囲内であればよく、具体的
には変性ポリオレフィン樹脂100ft部あ九)1.1
00重量部以下が好ましい。さらに、該バリアーコート
には体質顔料、着色顔料などを配合してもさしつかえな
い。
本発明において、これらのバリアーコートはカチオシ型
電着塗装し念金属部およびプラスチック部の表面に塗装
するのであるが、塗装方法は限定されず、例えばスプレ
ー塗装、ノ・ケ塗り、浸漬塗装、溶融塗装、静電塗装な
どがあり、塗装嗅厚は形収塗1111にもとすいて1〜
20μ、特に5〜10μが好ましい。
なお、本発明で用いるバリアーコートの形歇塗整の静的
ガラス転移温度は示差走査型熱量計(第二精工舎1!D
SC−10型)で測定し比値である。
引張破断強度伸び率は、恒温槽付万能引張試験機(馬車
製作所オートグラフS−D型)を用いて測定し比値であ
り、試料の長さけ20fi、引張速度け20閣/分で行
なり次。これらの測定に使用し7た試料け、該バリアー
コートを形成塗装にも七ずいて25μになるようにブリ
キ板に塗装し、120℃で30分焼付は次のち、水銀ア
マルガム法により単離したものを使用し7た。
バリアーコート塗襖面に下記の中塗り塗料を塗装するに
あ友り、該バリアーコートけあらかじめ焼付けておくこ
とが好ましいが、焼付けることなくクエフトオシクエフ
トで中塗り塗料をPI!I装してもさしつかえない。焼
付温度はプラスチック部材を変形、変形させない範囲で
あればよく、例えば60〜140℃、特に80〜120
℃が適している。
中塗り塗料:上記バリアーコート塗面に塗装する塗料で
あって、付着性、平滑性、鮮映性、耐オーバーベイク性
、耐候性などのすぐれ念それ自体公知の中塗り塗料が使
用で^る。具体的には、油長30%以下の短油、起短油
アルキドm%もしくはオイルフリーポリエステルmrt
bとアミノ樹脂とをビヒクル主成分とする有機溶液形熱
硬化性中塗り塗料があげられる。これらのアルキ1tl
lRおよびポリエステルtlt115は、水酸基価60
〜1401酸価5〜201しかも変性油として不飽和油
(もしくけ不飽和脂肪酸)を用い友ものが好ましぐ、ア
ミノ樹脂け、アルキル(炭素数1〜5)エーテル化した
メラミン横月旨、尿素樹脂、ペンゾグ°アナミン樹脂な
どが適している。これらの耐合比は固形分y1tにもと
すいてアルキド樹脂および(または)オイルフリーポリ
エステル樹脂65〜85%、特に70〜80%、アミノ
樹脂35〜15%、特に30〜20%であることが好ま
しい。さらに、上記アミノ樹脂をポリイソシアネート化
合物やブロック化ポリイソンアネート化合物に代えるこ
と、ができる。ま之、該中塗り塗料の形態は、有機溶液
型が最も好ましいが、上記ビヒクル成分を用い念非水分
散液、ハイソリッド型、水溶液型、水分散液型などであ
ってもさしつかえない。本発明では、中塗り塗喚の硬度
(鉛筆硬度)は3B〜2Hの範囲にあることが好ましい
。さらに、訪中塗り塗料にけ、体質@料、着色@料、そ
の他塗料用添加剤々どを必要に芯じて配合することがで
きる。
本発明tておいて、上記バリアーコート塗装面への中塗
り塗料の塗装は前記バリアーコートと同様な方法で行な
え、塗装装置は硬化塗装にもとすいて10〜50j、特
に20〜30sの範囲が好ましく、塗装けその組成に心
じて焼付硬化するが、被塗物のプラスチック部材が変形
、変質しない条件を採用すべきであって、60〜140
C(好ましくは80〜140℃)で10〜40分焼付す
ることが望ましい。
上塗り塗料:前記中塗り塗面に塗装する塗料であって、
被塗物に!!粧性を付与するものである。
具体的には、仕上り外観(鮮映性、平滑性、光沢など)
、耐候性(光沢保持性、保色性、耐白亜化性など)、耐
薬品性、耐水性、耐湿性、硬化件などのすぐれた塗装を
形成するそれ自体すでに公知の塗料が使用でき、例えば
、アミノ・アクリル樹脂系、アミノ・アルキド樹脂系、
アミノ拳ポリエステル樹脂系、などをビヒクル主成分と
する塗料があげられる。これらの塗料の形!I!AVi
特に制限されず、有機溶液型、非水分数液型、水溶(分
散)波型、粉体型、ハイソリッド型などで使用できる。
#!I嘆の形成は、常温乾燥1、加熱乾燥、電子線々ら
びに紫外線などの居住エネルギー線照射などによって行
なわれる。本発明において、これらの上塗り塗料の形成
塗装け、鉛筆硬度が2B〜3Hの範囲内にあることがの
ぞましい。
本発明において用いる上塗り塗料は、上記のビヒクル主
成分を用い念塗料にメタリック顔料および(ま次け)着
色顔料を配合し九メタリック塗料またはソリッドカラー
仕上げ塗料とこれらの顔料を全くもしくけ殆ど含まない
クリヤー塗料(カラータリャー塗料も含む)に分類され
る。そして、これらの塗料を用いて上塗り塗喚を形成す
る方法として、例えば、 ■ メタリック顔料、必要に応じ着色顔料を配合してな
るメタリック塗料″!九は着色顔料を配合してなるソリ
ッドカラー塗料を塗装し、加熱硬化する(1コ一ト1ベ
ーク方式によるメタリックまたはソリッドカラー仕上げ
)。
■ メタリック塗料−1念はソリッドカラー塗料を塗装
し、加熱硬化し念後、さらにクリヤー塗料を塗装し、可
変加熱硬化する(2コ一ト2ベーク方式によるメタリッ
クteけソリッドカラー仕上げ)。
■ メタリック塗料ま念はソリッドカラー塗料を塗装し
、続いてクリヤー塗料を塗装し念後、加熱17て該両塗
装を同時に硬化する(2コ一ト1ベータ方式によるメタ
リックt+けソリッドカラー仕上げ)つ こ九らの上塗り塗料は、スプレー塗装、静電塗装などで
塗装することが好ましい。ま之、塗装嘆厚け、乾燥塗−
に基いて、上記1では25〜40μ、上記2.3では、
メタリック塗料ならびにソリッドカラー険F!−け10
〜30μ、クリヤー塗料は25〜50μがそれぞれ好ま
しい。加熱条件はビヒクル成分ならびに被塗物のプラス
チック部材によって任意に採択できるが、60−140
℃、特に80〜140℃で10〜40分が好ましい。
上記のよう【して、カチオン型電着塗料を塗装した金炭
部材とプラスチック部材とを組み立てて合体した自動車
外板に防食顔料含有パリアーフ−ト、中塗り塗料および
上塗り塗料を塗装して形成した険嘆け、金属部とグラス
チック部との色−散性が良好であり、しかも耐チフピシ
グ性、防食性、物理的#能なども著しく改良されたので
ある゛。
次に、本発明に関する実施例および比較例について説明
する。
■  試  料 (])金金属部材:ボンデライト13o3(日本パーカ
ーライジング■製、りン峻亜鉛系)で化度、処理した鋼
板(大きさ300 X 90 X O,8胃)(2) 
 グラスチック部材:トリクロルエタ〉で蒸気脱脂した
ポリアミド横脂板(大きさ300×90 X Q、8 
) (3)  カチオン型電着塗料:エレクロンナ9200
(W4西ペイント■製、エポキシポリアミド系カチオン
型電着塗料、グレー色、硬化塗−〇吸水率は42%で防
食頻料殆ど含まず) (4)/イリアーコート (A) :プロピレンーエチレン共電&(HCマレイン
酸をグラフト重合せしめ念樹脂にプリンテックスL−6
(デグサ社製、導電性カーボン)を25重量部、ジ〉フ
クロメートを10重量部(いずれも該グラフト重合樹脂
1003ij1部あ次り)分散してなる混合物の有機液
体(静的ガラス転移温度−43℃、−20℃における引
張り破断強度伸び率400%、体積固有抵抗値2.3 
X 10Ωの)。
(El :上記(4)の樹脂100重量部あ次りロジン
を10重量部、ストロ〉チクムクロメートを20重量部
およびプリンテックスL−6を10重量部混合し友#I
脂の有機液体(静的ガラス転移温度−52℃、−20℃
における引張り破断強度伸び率680%、体積固有抵抗
値4.5 X 10  ΩcM)。
(0:プロピレン−エチレン共重合体にマレイン酸をグ
ラフト重合せしめt樹脂100重量部あたりプリンテッ
クスL−6を25重量部、ジンククロメートを10重量
部分散せしめてなる混合物の有機液・休(静的ガラス転
移温度+5℃、体積固有抵抗値5.2 X 10  Ω
α)。
(5)・十塗り塗料ニアミラツクN−2シーラー(関西
ペイント■製、アミノポリエステル樹脂系中塗り塗料) (6)  上塗り塗料 (Aニアミラツクホワイト(WR西ペイント■製、アミ
ノアクリル樹脂系上塗り塗料、1コ一ト1ベーク用白色
塗料、鉛筆硬度HB) (El :マジクロンシルバー(関西ペイント■製、ア
ミノアクリル樹脂系上塗り塗料、2コート1ベーク用シ
ルバーメタリツク塗料、鉛筆硬度H)(C):マジクロ
ンクリヤー(関西ペイント物製、アミノアクリル樹脂系
上塗り塗料、2コート1ベーク用クリヤー塗料、鉛筆硬
度H)I 実施例および比較例 上記の金属部材にカチ著ン型at塗料ニレクロン4#9
200を常法によって塗装し、170℃で30分加熱し
て硬化せしめt(硬化塗I!1!20μ)。
次に、このようにカチオン型電着塗料を塗装した金風部
材を前記プラスチック部材とを組み合わせてなる被塗物
の両部材に、バリアーコートをエアースプレーで、中塗
り塗料および上塗り塗料を静電塗装でそれぞれ第1表に
示したごとく塗装し第1表において、 (1)特厚はすべて乾燥硬化塗装にもとすく。
(2)実施例2.3ならびに5および比較例2ならびに
4の上塗り塗装はいずれもクエットオシクエットによる
2コート1ベークシステムであり、上治り塗料(鵬もし
くけ(日を塗装後、室温で15分放置17てから上塗り
塗N(Oもしくけ(nを塗装して焼付けた。
(3)  比較例4において、 (ロ:ソ7レックス#2500ブライマー(関西ペイン
ト■製、プラスチック用下冷り塗料、ボリオレフイ〉−
クレタシ系) (O:ソ7レフクス#−1400シルバーメタリック(
関西ペイント■製、プラスチック用メタリック塗料、ア
ミンポリエステル系) (F) :ソフレ1クス+ 511 Qクリヤー(FS
Q西ヘイシト@製、プラスチック用クリヤー塗料、ウレ
タンアクリル系) (滲 実施例1〜5および比較例1〜3では、金属部材
およびプラスチ・Iり部材の両面に単一のバリアーコー
ト、中塗り塗料および上塗り?#装し、比較例4では、
金属部材にはカチオン型電着塗料、中塗り塗料ならびに
上塗り塗料[F])、(0を塗装し、プラスチック部材
には、塗F)(I)、(さならびに(Dを塗装し友ので
ある。
■ 性能試験結果 上記の実施例および比較例において塗装した塗板を用い
て塗装性能試論を行なっ念。その結果を第2表に示した
試験方法 (※1)耐チツピング性: (1)  試験機器:Q−G−Rグラベロメーター(Q
パネル会社製品) (2吹付けられる石:直径約15〜20 m / mの
砕石 (3)吹付けられる石の容量:約500d(4)吹付は
エアー圧カニ約4 Kf/m(5)試験時の温度:約2
0℃ 試験片を保持台にとりつけ、約4に9/−の吹付はエア
ー圧力で約500−の砕石粒を試験片に発射せしめた徒
、その塗面状態および耐塩水噴霧性件を評価した。塗面
状態は目視観察し、次のような基準で評価し、耐塩水噴
霧性は耐チツピング試験後の試験片をJISZ2371
によって960時間、塩水噴霧試験を行ない、被衝撃部
からの発錆の有無、腐食状態を観察した。
◎(良):上塗り検輪の一部に衝撃によるキズが極く僅
かに認められる程度で電着塗装の剥離を全く駆めず。
△(やや不良):上塗りおよび中塗り塗喚に衝撃による
キズが多く認められ、しかも電着塗装の剥れも散見。
×(不良)二重瞼りおよび中塗り塗喚の大部分が剥離し
、被衝撃部およびその周辺を含め友被衝撃部の電着塗装
が剥離。
(※2)iFJ−衝撃性: JISK5400−1979 6.13.38法に準じ
て、0℃の雰囲気下において行なっ次。電さ500tの
おもりを50onの高さから落下して塗喚の損傷を調べ
友。
(※3)付着性: JISK5400−1979 6.15に準じて塗装に
ゴパン目を作り、その表面に粘着セロハンテープを貼着
し、急激に剥した後の塗面を評価した。
(※4)耐水性: 40℃の水に10日間浸漬した後の金属部材の塗面を評
価した。
(※5)色 差: JISZ8730に準じて、金属部材とプラスチツク部
材との色差を測定した。
なお、表中、Sけ金属部材、Pけプラスチック部材にそ
れぞれ形成した塗−〇件能である。
(※6)耐塩水噴霧性: 素地に達するように塗装にナイフでクロスカットキズを
入ね、これを上記(※l)と同じ様な塩水噴霧試#機で
1680時間試験を行なった後の塗面状態を目視評価し
た。
特許出願人 (140)関西ペイント株式会社手続補正
書(方式) %式% 自動車外板部の防食塗装方法 3、補正をする者 事件との関係  出願人 住所 兵庫県尼崎市神崎町33番1号 名称 (140)関西ペイント株式会社明細書全文

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属部材とプラスチック部材とからなる自動車外板部を
    塗装する方法であって、カチオン型電着塗料をあらかじ
    め塗装した金属部材とプラスチック部材とを組立てて自
    動車外板部とし、該両部材に、形成塗膜の静的ガラス転
    移温度が−30〜−60℃である変性ポリオレフィン系
    樹脂を主成分とする防食顔料含有バリアーコートを塗装
    し、次いで中塗り塗料および上塗り塗料を塗装すること
    を特徴とする自動車外板部の防食塗装方法。
JP26019784A 1984-11-12 1984-12-10 自動車外板部の防食塗装方法 Pending JPS61138568A (ja)

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JP26019784A JPS61138568A (ja) 1984-12-10 1984-12-10 自動車外板部の防食塗装方法
US06/796,450 US4756975A (en) 1984-11-12 1985-11-08 Process for coating automotive outer bodies
GB8527832A GB2167685B (en) 1984-11-12 1985-11-12 Process for coating automotive outer bodies
DE19853540063 DE3540063A1 (de) 1984-11-12 1985-11-12 Verfahren zum beschichten von kraftfahrzeug-karosserien

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019155761A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 株式会社小松プロセス 再帰反射性塗装物およびその製造方法

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JP2019155761A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 株式会社小松プロセス 再帰反射性塗装物およびその製造方法

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