JPS609264B2 - 陽帯電性のトナ−粉とその製造方法、及びこのトナ−粉を含有する2成分現像剤 - Google Patents

陽帯電性のトナ−粉とその製造方法、及びこのトナ−粉を含有する2成分現像剤

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JPS609264B2
JPS609264B2 JP52044016A JP4401677A JPS609264B2 JP S609264 B2 JPS609264 B2 JP S609264B2 JP 52044016 A JP52044016 A JP 52044016A JP 4401677 A JP4401677 A JP 4401677A JP S609264 B2 JPS609264 B2 JP S609264B2
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epoxy resin
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は静電情像現像用トナー粉に係る。
本発明は特に、陽(positively)に帯電し得
且つ実質的に絶縁性熱可塑性樹脂、着色物質「及び極性
調整剤を含有する微細な有色トナー粒子より成るトナ−
粉に係る。また、本発明は該トナー粉の製造方法及び該
トナー粉を含有する2成分現像剤にも係る。電子写真法
に於いては、適当な表面上に形成された静電槽像を可視
化する為に、微細な黒色あるし、な有色のトナー粒子と
比較的大きなキャリア粒子とを含有する、所謂2成分型
の現像粉が広く使用されている。
トナ一粒子がキャリア粒子と接触してあるし、はキャリ
ア粒子との摩擦により静電荷を得ると、トナー粒子はキ
ャリア粒子に付着する。一般的に、トナー粒子及びキャ
リア粒子の組成は、トナ一粒子が現像されるべき静露潜
像の極性と反対の極性の電荷を受容するように選択され
ており、トナー粉が像と接触すると、像の静電荷により
トナ一粒子がキャリア粒子から離れて潜像上に付着し、
可視状態となる。直接電子写真法に於いては、粉像は一
般に付着した表面上に熱により固着(fix)される。
間壌電子写真法では、粉像は受像表面に転写されその表
面上で固着される。熱は、所謂放射溶融装置(radi
ationfusingdevice)の放射熱、又は
粉像を所謂接触溶融装置(contactf聡ingd
evice)内のローラ及び/又はベルトなどの加熱表
面と接触させて生じた熱であり、この場合熱と圧力との
組合せによる固着効果が得られる。2成分現像粉は、キ
ャリア粒子として種々の組成の粉末物質例えば鉄、ニッ
ケルなどの金属あるいは酸化クロム、酸化アルミニウム
などの金属酸化物、ガラス、砂、又は石英などを含有し
得る。
金属キャリア粒子、特に鉄粒子は実用化され繁用されて
いる。特に鉄粒子は、現像剤が磁気運搬手段により現像
されるべき静電像に送られる所謂磁気ブラシ現像用の現
像粉の1成分として頻繁に使用されている。2成分現像
粉中のトナー粒子は、実質的に絶縁性の熱可塑性樹脂又
は該樹脂混合物と1種又はそれ以上の着色物質とから成
る。
熱可塑性樹脂として周知の天然及び合成のポリマーが使
用される。広く使用されている熱可塑性樹脂としては、
ポリスチレン、スチレンとアクリレ−ト及び/又はメタ
クリレートとのコポリマ−、ポリアミド、変性フヱノー
ルホルムアルデヒド樹脂、ポリエステル樹脂及びヱポキ
シ樹脂などが例示される。黒色トナー粉用の着色物質と
しては一般にカーボンブラックが使用され、例えば電子
写真式多色複写工程で使用される有色トナーの場合は有
機染料が熱可塑性樹脂に添加される。一般的に前記樹脂
それ自体は充分に陽に帯電され得ず、前記樹脂の大部分
は鉄粒子キャリアと接触すると陰に帯電する。
従って、磁気ブラシ現像に適した陽に帯電可能な2成分
現像粉を得るためには、極性調整剤つまり摩擦電荷を充
分に陽(positive)とするための調整剤が必要
である。樋性調整剤としては、アミノ化合物、第四アン
モニウム化合物、及び有機染料特に塩基性染料とその塩
例えば塩酸塩、例えば、ベンジルジメチル−へキサデシ
ルアンモニウムクロリド及びデシル−トリメチルアンモ
ニウムクロリド、ニグロシン塩基、ニグロシン塩酸塩、
サフラニンT及びクリスタルバイオレットが使用され、
特にニグロシン塩基及びニグロシソ塩酸塩が繁用されて
いる。一般にトナー粉、特に陽に帯電し得るトナー粉の
基本的条件は、顕著な極性を有していること、充分な帯
電性、均一な帯電分布、帯電安定性などの帯電特性がす
ぐれていること、及び湿気と温度に対する感度が低いこ
と、溶融性が良好であり従って適正な複写が可能である
こと、熱安定性を有し長期使用に対する耐久性が良好で
あることが拳げられる。さらに、接触溶融装層を備えた
電子複写機に使用するトナー粉については、溶融範囲は
できる限り広い方が望ましい。放射熱溶融装置を備えた
複写機に使用する場合は、溶融範囲はできる限り小さい
方が好ましい。前述した数多くの陰に帯電し得るトナー
粉は前記特質をある程度は満足しているが、陽に帯電し
得るトナ−粉では極めて劣る。
特に帯電安定性、溶融特質の再現性、熱安定性、そして
とりわけ均一帯電性と耐久性の点では非常に劣る。均一
帯電性と良好な耐久性とを有したトナー粒子を得るには
、樹脂全体に充分均一に極性調整剤を分散させなければ
ならない。周知の通り、トナ−粉は一般に所謂渡練法、
押出法又はホットメルト法により形成される。このよう
な方法に於いては、樹脂は溶融状態で着色物質、極性調
整剤及び所望ならば他の成分と均一に混合される。冷却
後得られた固形分を所望の程度に粉砕して粒子とするが
、良質の像を形成し得るトナー粉を得るためには粒子が
すべて正確に同一の組成を有していなければならない。
しかし、頻繁に使用されている陽化作用(positi
veacting)をする犠牲調整剤は、トナー粉とし
て使用されるべき熱可塑性樹脂あるいは樹脂混合物に不
溶性あるいは翼溶性で、所望通りに均一に分散され得な
い。特に好ましいとされているニグロシン塩基とニグロ
シン塩酸塩で特にこの傾向が強い。例えばポリアミドな
どのような熱可塑性樹脂に易溶性の陽化作用をする極性
調整剤もあるが樹脂それ自体もあまり好ましくない性質
をいくつか有しているので、こうして得られるトナー粉
は例えば湿気と温度に対する帯電感度などの前記基本的
特質に於いて充分満足できないものである。
本発明の目的は、一般に前記の基本的用件を満たす陽に
帯電し得るトナー粉を提供すること、特に陽に帯電し得
るトナー粉の場合実現が困難であった均一な帯電性、帯
電安定性及び耐久性、溶融性に優れ適正な複写が可能で
あり、熱安定性及び湿気に対して適度な感度を有するな
どの要件を充分に満足するトナー粉を提供することであ
る。本発明の他の目的は本発明のトナー粉を簡便且つ経
済的に所望通りに(脚lormade)製造し得る方法
を提供することである。本発明の腸帯電性トナー粉は、
実質的に絶縁性の熱可塑性樹脂と着色物質と極性調整剤
とを含む微細な有色トナー粉から成り、熱可塑性樹脂の
少なくとも50重量%はェポキシ価ぎ少なくとも100
00(ェポキシ基1モルを含む樹脂のグラム数が最低1
0000であることを意味する)のェポキシ樹脂より成
り、ェポキシ樹脂のェポキシ基の少なくとも5%を、カ
ルボキシル基あるいはヒドロキシル基以外にトナー粉製
造条件下で樹脂のェポキシ基と反応する置換基を持たな
い単官能カルボン酸及び/又は単官能フェノールで変性
させ、且つェポキシ樹脂のェポキシ基の多くとも95%
は分子間反応又は多官能ェポキシ硬化剤による架橋によ
り変性ごせた樹脂であることを特徴とする。
本発明でェポキシ樹脂とは、ポリフェノール特にビスフ
ェノールとハロヒドリン特にェピクロルヒドリンとの縮
合生成物を示す。本発明のトナー粉に使用される変性ェ
ポキシ樹脂は例えば、前述の方法に従い、本発明に於い
て要求されている最低値10000をかなり下回るェポ
キシ価(以下E.E.M.と呼ぶ)を有することが知ら
れている市販のヱポキシ樹脂又はその混合物を変性させ
ることによりえられる。
本発明では、出発材料として使用する樹脂を、主として
トナー粉が温度50ooまでは熱安定であるという第1
の要件、及びその融点は6500〜15000であると
いう第2の要件を満たすように選択する。前記第1の要
件は溶融ステップまでは複写装置内の保管、待機、処理
工程などのあらゆる段階に於いて温度が5000になる
可能性があることに関連しており、第2の要件は溶融中
の複写用紙の最高許容温度と特に関係しており、該要件
が満たされない場合は変色又は燃焼する恐れもあるから
である。紙より低引火性の例えばガラス又は金属などの
支持体が複写装置に使用されている場合には、勿論より
高い融点を有する樹脂をトナー粉用に使用してもよい。
本発明のトナー粉に用いられる変性ェポキシ樹脂を製造
するための出発材料として非常に有用なェポキシ樹脂と
しては、ェピコート1004(融点90℃〜10000
、E.E.M.850〜94リ両データは販売者の仕様
書による)、ェピコート1006(11500〜125
℃、E.E.M.1500〜1900)、エピコート1
007(120〜130q0、E.E.M.1700〜
2050)、及びェピコート1009(14000〜1
55oo、E.E.M.2300〜3400)が例示さ
れ得る。
しかし、後記する如く、ある状況下では出発材料として
前述ェポキシ樹脂よりも融点が高いもし〈は低いェポキ
シ樹脂を使用することも可能である。本発明のトナ−粉
は、ェポキシ樹脂のェポキシ基の5%〜100%が単官
能カルボン酸及び/又はフェノールで変性されたェポキ
シ樹脂を含有していてもよい。
E.E.M.が少なくとも10000のェポキシ樹脂は
、出発材料として選択されたェポキシ樹脂のェポキシ基
の約80〜100%を単官能カルボン酸及び/又はフェ
ノールで変性させることにより得られる。しかし、ェポ
キシ樹脂のェポキシ基の少なくとも約80%の一部を単
官能カルボン酸及び/又はフェノールで、且つ一部を分
子間反応で変性させることによっても得られる。勿論、
この場合変性処理工程に於いて両種の変性を行うために
必要な条件がそろっていなければならない。一般に上記
の要件は変性処理工程の温度と時間が正しく選択されれ
ば満たされている。ェボキシ樹脂のェポキシ基間の分子
間反応は一般に温度15000〜25000、120〜
5分で満足に進行する。この温度下では単官能カルボン
酸及び/又はフェノールによる変性は分子間反応の場合
より相当遠く進行する。所望のE.E.M.を有するェ
ポキシ樹脂は単官能カルボン酸及び/又はフェノールで
の変性とそれ自体公知の多官能ェポキシ硬化剤の1つを
使用した架橋による変性とを粗合せても得られる。
この目的に通した硬化剤としては、無水コハク酸、無水
マレィン酸、及びビスフェノールAが例示される。こう
した架橋反応は一般に110oo〜15000に於いて
非常に急速に進行するので、変性が10000〜150
こ○あたりで行なわれる場合は組合せにより数分間以内
で所望の結果が得られる。しかしいずれの場合でも、本
発明のトナー粉製造用の出発材料として選択されたェポ
キシ樹脂のェポキシ基の少なくとも5%は単官能カルボ
ン酸及び/又はフェノールで変性されていなければなら
ない。
該変性を実施しないと溶融作用時の融点及び複写性の点
で前記要牛を満たすトナー粉が得られない。ェポキシ基
の何%を単官能カルボン酸及び/又はフェノールにより
変性されるか、又何%を分子間反応又はェポキシ硬化と
により変性させるかについては、本発明のトナー粉が果
たすべき目的により夫々決定される。トナー粉を放射溶
融装置を備えた複写機用現像剤に使用する場合は、出発
材料として選択された樹脂のヱポキシ基を最大に、通常
は少なくとも50%「好ましくは少なくとも75%のェ
ポキシ基をカルボン酸及び/又はフェノールで変性させ
るとよい。
放射溶融装置で使用する場合トナー粉の溶融範囲はでき
るだけ小さく且つ溶融開始温度はできるだけ低くなけれ
ばならない。単官能カルボン酸及び/又はフェノールで
変性させるェポキシ基をできるだけ多く、且つ分子間反
応あるいはェポキシ硬化により変性させるェポキシ基を
できるだけ少なくする場合、溶融範囲(多くの場合かな
り狭い)と変性を行なうための出発材料として選択され
たェポキシ樹脂の溶融開始温度の変化は実際的には無視
し得る程度である。単官能カルボン酸及び/又はフェノ
ールによる変性を王とすると、変性が非常に急速に且つ
比較的低温度で、秀れた複写性を以て行なわれ得る利点
がある、高速度印刷を目的とする複写機に於いては特に
放射溶融装置よりも好ましいとされている接触溶融装置
で使用する現像剤にトナー粉を使用する場合、出発材料
として選択された樹脂のェボキシ基の少なくとも5%を
単官能カルボン酸及び/又はフェノールで変性するか変
性率が5%に近い程最良の結果が得られ、ェポキシ価が
少なくとも10000という要件はェポキシ樹脂のヱポ
キシ基間の分子間反応により、あるいはェポキシ硬化に
よる変性により達成される。
このようにして得られた樹脂とそれより製造されるトナ
ー粉とは、溶融範囲が広いという特質を有し、該特質は
現像剤のトナー粉に所望される特質である。一般に変性
ェポキシ樹脂の溶融範囲は、単官能カルボン酸及び/又
はフェノールでの変性率が最低の5%に近づく程増加す
る。しかしこの場合変性された樹脂の融点は高レベルと
なるので、融点が高くなりすぎて適正且つ経済的な溶融
が行えなくなる恐れがある場合には、5%以上のェポキ
シ基を単官能カルボン酸及び/又はフェノールで変性さ
せることが望ましい。しかしこの欠点はェピコート10
04、1002、又は1001などの比較的低融点を有
するェポキシ樹脂を出発材料とすることによりある程度
補足することができる。出発材料として選択されたェポ
キシ樹脂の変性に使用すべき単官能カルボン酸及び/又
はフェノールは、カルボキシル基及びヒドロキシル基以
外に、変性処理工程の条件下でェポキシ樹脂のェポキシ
基と反応する可能性のある置換基を含有していてはなら
ない。
特に適しているのは、脂肪族及び芳香族のカルボン酸と
フェノール、及び変性処理工程の条件下で非揮発性又は
実質的に非揮発性であって1個又はそれ以上のアルキル
、アルアルキル、シクロアルキル、アリール、アルキル
アリール、アルコキシ又はフリールオキシ基で置換され
たカルボン酸又はフェノールである。前記芳香族カルボ
ン酸の例としては、安息香酸、2−ヒドロキシ安息香酸
、2,4−ジメチル安息香酸、4一(Q,Q−ジメチル
ベンジル)安息香酸、4−フェニル安息香酸、4−ェト
キシ安息香酸及び3,4−ジメトキシ安息香酸が拳げら
れる。
さらに、飽和脂肪族カルボン酸としては、へブタン酸、
ノナン酸、ドデカン酸及びインドデカン酸、ヘキサデカ
ン酸及びオクタデカン酸がある。前記フェノール化合物
の例としては、4−n−ブチルフエノール、4一nーベ
ンチルフエノール、2,3,4,6ーテトラメチルフエ
ノール、2,3,5,6ーテトラメチルフエノール、4
一(Q,Qージメチル)ペンジルフエノール、4−シク
ロヘキシルフエノール、3ーメトキシフエノール、4ー
メトキシフェノール及び4ーェトキシフエノールがある
前記化合物のうち、オクタデカン酸、置換又は禾置換の
安息香酸、及び4−(Q,Qージメチルベンジル)フェ
ノールが最も好ましい。
本発明のトナー粉に使用される変性ェポキシ樹脂が、出
発材料として選択されたヱポキシ樹脂をトナー粉自体の
製造工程中に変性せしめて製造されることが好ましい。
驚くべきことに、この方法では変性工程が良好且つ確実
にコントロールされて進行することが判明しており、従
ってこの方法によれば良質のトナ−粉が所望通りに(t
ailermade)得られる。さらに、この場合単官
能カルボン酸及び/又はフェノールによる変性を満足に
行なうために特別な触媒や他の添加物を必要としないと
いう利点もある。出発材料として選択されたェポキシ樹
脂を別の工程で変性させても良い。
しかしこの工程は多くの困難を伴うので望ましくない。
例えば単官能カルボン酸及び/又はフェノールでの変性
を正しくコントロールするために特別の操作を必要とし
、大低の場合触媒をも必要とする。触媒を使用すると、
多くの場合、溶媒(使用済のものでよい)と共に触媒を
完全に除去するために厄介な処理が必要なだけでなく完
全に処理することができないために、このように変性さ
れた樹脂で製造されたトナー粉には一般に急速に劣化す
る欠点がある。本発明のトナー粉は、例えば鷹練法、押
出法又はホットメルト法などのトナー粉製造用として公
知の方法により製造され得る。混練法と押出法では、樹
脂と極性調整剤と着色物質及び所望の場合は他の成分と
を、通常約90oo〜130ooで混合し、ホットメル
ト法では通常約200qCで混合する。冷却後得られた
塊状物質を粉砕して所望の微細さ通常2〜50仏mの粒
子とする。前記の3つの製造法の中で、ホットメルト法
が本発明のトナー粉の製造に最も適していることが判明
した。
ホットメルト法によって製造すると、特にトナー粉の最
も本質的特質である帯電作用、帯電安定性、溶融作用の
点で他の2つの方法より満足なトナー粉が得られ、こう
して得られたトナー粉を用いればより良好な複写が得ら
れることが判明した。さらに多くの極性調整剤及び染料
は約20ぴ0で樹脂に充分に溶解するので、トナー粉の
帯電特質に必要な均一な組成が特別な装置を必要とする
ことなく得られる。しかし、一定の設備があれば混練法
と押出法とによって満足な品質を有する本発明のトナー
粉が得られる。
実際は、これら2つの方法の一般的実施温度つまり約9
0℃〜18000では、慣用の極性調整剤と染料とは樹
脂に充分溶解せず所望の均一組成の混合物が得られない
。好ましい極性調整剤であるニグロシンタィブで特にこ
の傾向がみられる。この場合、本出願人による未公開の
オランダ特許出願第7415325号に記載の極性調整
剤を溶解促進し得る物質を使用するとよい。
一般的使用量は数乃至数10%である。特に該特許出願
に記載のジフェニルフタレート又はNーシクロヘキシル
−P−トルェンスルホンアミドを使用するとよい。さら
に、出発材料として選択されたェポキシ樹脂のェポキシ
基の分子間反応による変性は前記温度では比較的ゆっく
り進行するので、ェポキシ基を単官能カルボン酸及び/
又はフェノールで部分的に変性させることが望ましい場
合には、多価ヱポキシ硬化剤による架橋変性を絹合せて
所望の変性を行うのがよい。前記オランダ特許出願明細
書に溶解促進剤として記載の化合物は、本発明のトナー
粉をホットメルト法で製造する場合には実際上使用する
必要がないが、種々の理由により本発明の場合は使用し
た方が有利である。
例えば、反応混合物の溶解促進剤を加えると最終的に得
られるトナー粉の融点が低下するので、これに伴い本発
明のトナ−粉製造用の出発材料として融点が15000
より高いェポキシ樹脂を使用することが可能となる。分
子間反応又は多価ェポキシ硬化剤による架橋によりェポ
キシ樹脂のェポキシ基の大部分が変性される結果トナ−
粉の融点が高くなりすぎるような場合は、所望のレベル
にまで融点を低下させる為にこの添加物を使用すること
も可能である。変性ェポキシ樹脂又は変性ェポキシ樹脂
混合物以外の他の成分が、本発明のトナー粉の有色トナ
ー粒子に含まれていてもよい。
変性ェポキシ樹脂は特に、例えばBakelite社の
製品であるRuはpox07−17のようなフェノキシ
樹脂と混合可能である。しかし変性ェポキシ樹脂対フェ
ノキシ樹脂の比率は少なくとも1:1、好ましくは少な
くとも1.5〜1.75:1でなレナらばならない。ジ
フェノールとェピクロルヒドリンとより誘導され高分子
量の無定形ポリ(ヒドロキシーェーテル)の総称である
フェノキシ樹脂を添加すると、トナー粒子の熔融範囲が
大きくなる。前記フェノキシ樹脂の分子量が数平均分子
量で25000〜30000であることが、変性ェポキ
シ樹脂と粗合せた場合放射溶融装置を備えた複写機に対
してもまた接触溶融装置を備えた複写機に対しても高い
有用性を示すので好ましい。この結果主として単官能カ
ルボン酸及び/又はフェノールで変性されたェポキシ樹
脂をベースとしたトナー粉を、接触溶融装置を備えた複
写機用として使用することが可能となる。2成分タイプ
の現像粉を製造する為には、本発明のトナー粉を、トナ
ー粉製造直後又はより後の段階に於いて所望のキャリア
粒子と混合する。
現像剤が磁気ブラシ現像用である場合は、表面層を形成
していてもよい磁性鉄粒子がキャリアとして使用される
。キャリア粒子の所望サイズは当業者に周知の通りであ
り、一般に、50〜150仏mである。2つの成分の粒
子サイズに依るが、一般に2成分現像剤は1〜8重量%
のトナー粒子を含有する。
このようにして得られた現像剤は、例えば酸化亜鉛をベ
ースとする電子写真用要素上で得られるような陰に帯電
した静露潜像の現像用として満足なものである。
本発明をさらに下記実施例により詳細に説明する。
実施例 1 蝿枠器と加熱用油俗を具備する容器中で、ェポキシ樹脂
であるェピコート10006(E.E.M.=1700
、シェル社製)468夕を、200ooにてニグロシン
塩基(カラーインデックス第3巻、No.50415:
1)36夕と、N−シクロヘキシル−pートルエンスル
ホンアミド60夕と、安息香酸30夕との混合物に徐々
に加えた。
混合後、成分を互いに充分に溶解させた。続いて炭素3
6夕を加え、全体を200℃で2時間濃伴して炭素の適
正な分散液を得た。次に高温溶融物を冷却して粉砕し、
その自体公知の方法でふるいにかけ8〜27しmの粒子
を有するトナ−粉とした。安息香酸で変性されたトナー
粉中の樹脂のE.E.M.を、合成材料研究所(Syn
比eticNねterialslnstitiに)T.
N.0.デルフト(Delft)により行なわれた分析
法2.3.2.7.2.と同様にして測定した結果、4
0000以上であった。トナー粉中の未反応安息香酸の
量は0.1%未満であり、従って樹脂の90%が安息香
酸で変性されていた。トナー粉のガラス転移温度(Tg
)は56qoであつた。このTgはDupont9項熟
分析器より記録したD.S.C.サーモグラムより測定
した。又、溶融装置に適用される通常の温度を大きく超
える200ooで長時間加熱した後のTgも56℃と一
定であり、このことはトナ−粉の熱安定性を示している
。このようにして得たトナー粉4重量部と粒蓬約55〜
130〃mの鉄粉96重量部と適当に混合した。こうし
て得られた現像粉中のトナー粉は顕著な陽極性を有して
いた。摩擦帯電は、トナー粉1夕当たり十13〃Cであ
った。オランダ特許出願第7217484号に述べられ
ている酸化亜鉛をベースとした光電導体にこの現像粉を
適用してみると、光電導体の作動とトナー濃度とを広範
囲に調整することにより自動操作複写機で無地の用紙に
最高の複写が得られた。またトナー粉を複写機に長時間
使用しても、トナ−粉は良好な耐久性を示した。複写工
程で使用されるトナ−粉を補う為にトナー粉を追加しな
がら現像粉中のトナー濃度を一定に保ちながら行った耐
久テストの結果、4000碇都印刷した後も尚良質の複
写が得られた。オランダ特許出願第7205491号に
述べられた放射溶融装置に於いては、.所定温度約15
0℃に於いてトナー粉が急速且つ良好に用紙に固着され
得た。トナー粉は接触熔融装置でも固着された。使用し
た接触熔融装置はシリコンゴムでコーティングしたロー
フーを有しており、そのローラーの上層は長時間の複写
工程ですでに老化していたので溶融範囲は短かったが、
新しいシリコンゴムを使用するよりは実用的であること
が判明した。加熱。ーラ−とコピーとの有効接触時間は
1.鏡砂であった。トナー粉は妥当な溶融範囲、つまり
87℃〜109℃(温度幅2200)を有していた。こ
の場合、温度の下限はトナー粉の溶融が可能となり始め
る温度であり、温度の上限は溶融トナー粉がシリコンゴ
ムへ転写し始める温度であった。実施例 2 各々630夕、6.3kg、126k9客のバッチ中で
実施例1と同様の操作を行った。
得られたトナー粉の測定値と複写成果とは実施例1と事
実上同一であり、従って複写性は良好であると言える。
実施例 3 パウダーミキサー中で、ニグロシン塩基とN−シクロヘ
キシルーp−トルエンスルホンアミドと安息香酸との粉
砕混合物を実施例1の比率で、ェピコ−ト1006及び
炭素に室温下で混合した。
この混合物を次に、混線ゾーンに於いて温度15000
で実験用ダブルスクリュ−押出器(モデルDavoM.
S.2、1)中で1回の操作で押出した。滞留時間は約
5分であった。溶融物を冷却してトナー粉とし、実施例
1に述べた方法で測定して得られた結果は実施例1と実
質的に同一であった。滞留時間及び温度条件が実施例1
と明らかに異なる条件下で製造して得られたこの結果は
、製造条件として使用し得る適用範囲の広さを示してい
る。実施例 4 実施例1の高温溶融物はニグロシン塩基36夕とNーシ
クロヘキシル−pートルエンスルホンアミド60夕とェ
ピコ−ト1006416.89と炭素36夕とから構成
されているが、ここでは51.2夕の変性化合物4一(
Q,Q−ジメチルベンジル)フェノール(p−クミルフ
ェノール、Fluka社製)を使用した。
冷却後、粉砕し、ふるいにかけ、粒子サイズ7〜28r
mを有するトナー粉を得た。変性ヱポキシ樹脂のE.E
.M.は40000より大であった。
変性率は100%であった。トナー粉のTgは50つ○
で、20000下で長時間加熱後も一定であった。実施
例1と同様に現像粉中のトナー粉には、13rC/夕と
顕著な陽帯電を与えることが可能であった。
使用中トナー粉が汚れなかったことは高度に均一な帯電
分布を示している。得られた像は非常に良質であった。
トナー粉の耐久性は優秀であり、所定温度145o0で
放射熔融装置に於いて固着可能であった。接触溶融範は
81℃〜107℃(温度幅26℃)であった。以上の手
法を使用して、平衡温度110℃、全滞留時間2時間で
A.M.K.混練ミキサー中でトナー粉を製造した。
こうして得られた変性樹脂のE.E.M.は15000
であった。Tgは540○で、200q○でしばらく加
熱後もほぼ一定であった。複写効果と溶融効果は、ホッ
トメルト法により製造したトナー粉の場合と実質的に同
一であった。実施例 5 実施例1の方法に従い、ニグロシン塩基36夕と、Nー
シクロヘキシル−pートルエンスルホンアミド30夕と
、ェピコート1006406.69と、炭素36夕及び
変性化合物のオクタデカン酸(当量=285)61.4
夕から高温溶融物を生成した。
冷却、粉砕後ふるいにかけ、8〜32〆mの粒子サイズ
を有するトナー粉を得た。Tgは43ooで一定であり
、いまら〈200午0まで蒸した後も一定であった。
変性樹脂のE.E.M.は40000であった。変性率
は90%であった。実施例1と同様に製造した現像粉に
於いてトナー粉は14AC/夕と顕著な陽帯電を有し得
た。よごれは非常に僅少であった。像は非常に良質のも
のが得られた。トナー粉の耐久性は適度であり、放射溶
融装置では135qoで固着可能であり、75〜98こ
0(温度幅23qo)の接触溶融範囲を有していた。実
施例 6 実施例1に述べた如き反応容器にェピコート1004(
E.E.M.=900)5289と、ニグロシン塩基3
6夕と、安息香酸66夕とを20000で1時間混合し
て、各成分を互いに充分に溶解させた。
次に炭素36夕を加えて20000で1時間蝿梓を継続
させた。溶融物を冷却した後、粉砕し、ふるいにかけ、
8〜24一mの粒子を有するトナー粉を得た。E.E.
M.は40000であった。200d0で加熱前及び加
熱後のトナー粉のTg値は6300で一定であった。
4%現像粉中のトナー粉の帯電は11rC/夕であった
得られた像は良質であった。トナー粉は放射溶融装置に
於いては15500で用紙に固着可能であった。接触溶
融範囲は87〜10300(温度幅16CO)であった
。実施例 7 実施例1を繰り反したが、この場合はニグロシン塩酸塩
(カラーインデックス第3巻No.50415)36夕
をニグロシン塩基の代わりに使用した。
トナー粉のE.E.M.は40000、Tg値は660
0で一定であった。満足な複写及び熔融成果が得られた
。実施例 8実施例1を繰り返したが、この場合は安息
香酸の代わりに2ーヒドロキシ安息香酸31.9夕と、
ェピコート1006436.1夕とを使用した。
変性率は90%であった。E.E.M.は40000、
Tg値は5700で一定であった。満足な複写及び溶融
成果が得られた。実施例 9 実施例1を繰り返したが、この場合は安息香酸の代わり
に3,4ージメトキシ安息香酸41.1夕と、ェピコー
ト1006426.9夕とを使用した。
変性率は90%であった。E.E.M.は40000、
Tg値は57℃で一定であった。良好な複写及び溶融成
果が得られた。実施例 10(比較例)実施例1による
製造を繰り返したが、この場合は変性化合物の安息香酸
を省略した。
溶融物の冷却後の粉砕は困難を伴い、得られたトナー粉
は用紙のスコッチリミット(scorchlimit)
下では放射溶融装置に於いて固着が不可能であった。実
施例 11実施例1の製造法に従い、ニグロシン塩基3
0夕、Nーシクロヘキシル−pートルエンスルホンアミ
ド75夕、(4−Q,Q−ジメチルベンジル)フェノー
ル12.5夕、ェピコート1006352.5夕及び炭
素30夕より高温溶融物を生成した。
EE.M.は21000であった。未反応の変性化合物
残留分は0.1%禾満であった。Tgは54ooであり
、200qoで30分間加熱後も一定であった。フェノ
ールによる変性率は30%であった。実施例1に述べた
方法で製造した現像粉では、溶融冷却物より生成された
7〜31ムmの粒子サイズを有するトナー粉は13rC
/夕と顕著な陽帯電を得た。複写機の作動とトナ−の濃
度とを広範囲に調整し得、トナ−粉は複写機に於いて優
秀な複写を生ぜしめ得た。放射溶融装置に於いてはトナ
ー粉は 15500で固着可能であった。前記の接触溶
融装置では、溶解範囲は88oo〜121℃(温度幅3
y0)であった。実施例 12 実施例1と同様にして、ニグロシン36夕とN−シクロ
ヘキシル−pートルエンスルホンアミド60夕、と安息
香酸51.6夕とェピコート1004372夕とから高
温溶融物を生成した。
1時間混合した後、樹脂のE.E.M.は900より4
000び、(90%変性)と増加した。
次に炭素36夕とRotapox07〜17(平均分子
量は25000〜30000のビスフェノールA−ェピ
クロルヒドリンフェノキシ樹脂、バケリーテ社製)96
夕とを加えて220oCで1時間欄梓を継続させた。混
合物のTgは47o0で、200℃で加熱後も一定であ
った。この混合物より製造したトナー粉は9〜28山m
の粒子サイズ分布を有していた。帯電12山C/夕が得
られた。複写は優秀であった。トナー粉は放射溶融装置
に於いて145℃で固着可能であり、広い接触溶融範囲
、つまり79〜11400(温度幅35CO)を有した
。樹脂として(Rotapox)07−17を含まず変
性ェピコート1004のみを含有するトナー粉の場合は
接触溶融範囲が80〜9がC(温度幅1が0)であった
実施例 13パウダーミキサー中でニグロシン塩基36
夕とN−シクロヘキシル−pートルエンスルホンアミド
60夕と安息香酸9.7夕とコハク酸9.3夕との粉砕
混合物に、炭素36夕とェピコート1006449夕と
を混合した。
この混合物を次に16000で押出した。押出器での滞
留時間は約5分であった。混合物のTgは6r0で一定
であった。E.E.M.は40000以上であった。安
息香酸での変性率は30%であった。トナ−粉を鉄と混
合して4%現像粉とした場合のトナー粉からは良質の像
が得られ、接触溶融範囲は89〜129qo(温度幅4
000)と広範囲であった。実施例 14実施例1と同
様にして、ニグロシン塩基36夕、N−シクロヘキシル
ーpートルエンスルホンアミド60夕、ェピコート10
06468#、炭素36夕を200℃で2時間混合した
続いて、ニクロシン塩基6夕とN−シクロヘキシル−p
ートルエンスルホンアミド10夕と安息香酸5.0夕と
ェピコート100679夕と炭素6夕との混合物を加え
、200q○でさらに3粉ご蝿拝した。冷却、粉砕後、
ふるいにかけて得られたトナー粉を実施例1に述べた方
法で試験したところ、良質の複写が得られ且つトナー/
鉄の比率と装置の設定とを広範囲に調整し得た。Tg値
は68qoで一定であり、E.E.M.は40000で
あった。トナー中の安息香酸で変性されたェポキシ樹脂
の比率は15%であった。トナーは放射溶融装置に於い
て所定の170午0で良好に固着可能であった。前記の
装置に於いて接触溶融範囲は99oo〜14800(温
度幅49oo)であった。実施例 15 実施例1と実質的に同じ方法で、ェピコート1001(
融点60oo〜70qC:Dmrance:E.E.M
.450−500)341.6夕と(4一Q,Qージメ
チルベンジル)フェノール124.4夕とニグロシン塩
基0.B.48.0夕とPrinにxG48.0夕との
場合物を、200ooで1時間連続的に輝拝しながら加
熱することにより高温溶融物を生成した。
ェピコート1001のE.E.M.は16300に増加
した。続いて温度20000を維持し鷹梓を継続させな
がらR二・tapox07一17240夕を徐々に加え
た。さらに約1時間後、混合物は完全に均一状態となっ
た。次に混合物を冷却、粉砕し、ふるいにかけて8〜2
5仏mの粒子を有するトナー粉を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 実質的に絶縁性熱可塑樹脂と着色物質と極性調整剤
    とを含有する微細な有色トナー粒子より成る陽帯電性ト
    ナー粉であって、前記熱可塑性樹脂の少なくとも50重
    量%はエポキシ価が少なくとも10000のエポキシ樹
    脂より成り、前記エポキシ樹脂がエポキシ樹脂のエポキ
    シ基の少なくとも5%をカルボキシル基又はヒドロキシ
    ル基以外にトナー粉製造条件下で樹脂のエポキシ基と反
    応する置換基を持たない単官能カルボン酸及び/又は単
    官能フエノールで変性させ、該エポキシ樹脂のエポキシ
    基の多くとも95%を分子間反応又は多官能エポキシ硬
    化剤による架橋により変性させて得られることを特徴と
    するトナー粉。 2 単官能カルボン酸が置換又は未置換の飽和脂肪族カ
    ルボン酸であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載のトナー粉。 3 単官能カルボン酸がオクタデカン酸であることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項に記載のトナー粉。 4 単官能カルボン酸が置換又は未置換の安息香酸であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のトナ
    ー粉。 5 単官能カルボン酸及び/又はフエノールが少なくと
    も1個のアルアルキル、シクロアルキル、アリール、ア
    ルキルアリール、アルコキシ又はアリールオキシ基によ
    り置換され、製造条件下では揮発性でないか又は実質的
    に揮発性でないことを特徴をする特許請求の範囲第1項
    、第2項又は第4項に記載のトナー粉。 6 単官能フエノールが4−(α,α−ジメチルベンジ
    ル)フエノールであることを特徴とする特許請求の範囲
    第5項に記載のトナー粉。 7 エポキシ樹脂がN−シクロヘキシル−p−トルエン
    スルホンアミドを含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項〜第6項のいずれかに記載のトナー粉。 8 熱可塑性樹脂の多くとも50%がフエノキシ樹脂よ
    り成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第7項
    のいずれかに記載のトナー粉。 9 熱可塑性樹脂の60〜70重量%が、融点60〜7
    0℃でE.E.M.が450〜500のエポキシ樹脂を
    (4−(α,α−ジメチルベンジル)フエノールで変性
    させて得られたE.E.M.16000〜16500を
    有するエポキシ樹脂より成り、40〜30重量%が数平
    均分子量25000〜30000のフエノキシ樹脂より
    成ることを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載のト
    ナー粉。 10 熱可塑性樹脂を溶融状態で極性調整剤と着色成分
    とに均一に混合し、得られた塊状物質を冷却後所望の微
    細さに粉砕することから成る特許請求の範囲第1項〜第
    9項のいずれかに記載の陽帯電性トナー粉の製造方法で
    あって、前記トナー粉は、成分の混合中に出発材料とし
    て選択されたエポキシ樹脂のエポキシ基を単官能カルボ
    ン酸及び/又はフエノールで変性させて製造され、この
    際分子間反応又は多官能エポキシ硬化剤による架橋によ
    る変性を組合せるか又は組合わせないことを特徴とする
    陽帯電性トナー粉の製造方法。 11 混合と変性とが温度約150〜250℃で行われ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の方
    法。 12 キヤリアと実質的に絶縁性熱可塑性樹脂、着色物
    質及び極性調整剤を含有する微細な有色トナー粒子より
    成る陽帯電性トナー粉とを含有する2成分現像粉であっ
    て、前記熱可塑性樹脂の少なくとも50重量%はエポキ
    シ価が少なくとも10000のエポキシ樹脂より成り、
    前記エポキシ樹脂はそのエポキシ基の少なくとも5%を
    カルボキシル基又はヒドロキシル基以外にトナー粉製造
    条件下で樹脂のエポキシ基と反応する置換基を持たない
    単官能カルボン酸及び/又は単官能フエノールで変性し
    、エポキシ基の多くとも95%を分子間反応又は多官能
    エポキシ硬化剤による架橋により変性させて得られるこ
    とを特徴とする2成分現像剤。
JP52044016A 1976-05-20 1977-04-15 陽帯電性のトナ−粉とその製造方法、及びこのトナ−粉を含有する2成分現像剤 Expired JPS609264B2 (ja)

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