JPS6090754A - 金属箔張積層板の製法 - Google Patents

金属箔張積層板の製法

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JPS6090754A
JPS6090754A JP19945783A JP19945783A JPS6090754A JP S6090754 A JPS6090754 A JP S6090754A JP 19945783 A JP19945783 A JP 19945783A JP 19945783 A JP19945783 A JP 19945783A JP S6090754 A JPS6090754 A JP S6090754A
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JP
Japan
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metal foil
adhesive
resin
clad laminate
unsaturated
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Pending
Application number
JP19945783A
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English (en)
Inventor
正志 中村
晃嗣 三輪
中本 篤宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、金属箔張積層板の製法に関する。
〔背景技術〕
金属箔張積層板の製法には、つぎのような方法がある。
すなわち、不飽和樹脂フェスを基材に含浸させてなる樹
脂含浸基材を複数枚重ね、さらに不飽和樹脂からなる接
着剤を付着させた金属箔をその片面または両面に重ねて
積層体をつくる。この積層体を無圧下で加熱することに
より金属箔張積層板を製造するという方法である。基材
に含浸させる不飽和樹脂フェスとしては不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂、ジアリルフタレートプ
レポリマー等をビニルモノマー等の二重結合を有するモ
ノマー(架橋剤)で希釈したものが用いられ、接着剤と
してはビニルエステル系樹脂等が用いられる。接着剤と
して、このような不飽和樹脂を用いると接着剤と基材に
含浸させた樹脂との間に化学結合が生じるので、金属箔
が基材から剥離する恐れが少なくなる。これに対して、
不飽和樹脂以外のものを接着剤として用いた場合はその
ような化学結合が生じないので、加熱時に金属箔が基材
から剥離し易い。
この製法は、積層体をいちいちプレス機にかけて熱圧す
るというようなことをせず、無圧下で加熱して製造する
ため、連続製造が可能であって生産性が高く、しかも、
省エネルギーの点で優れている。また、不飽和樹脂が、
溶媒ではなく架橋剤により希釈されてフェス化されたも
のであるため、溶剤を除去する必要がなく省資源の点で
も優れている。
しかし、この製法には無圧下で加熱して樹脂を硬化させ
るようにしているため、接着剤の硬化収縮力が金属箔の
張力に打ち勝つといったような理由で硬化時、金属箔に
しわが生じて得られる金属箔張積層板が外観不良になっ
たりビール強度(金属箔引剥強度)にバラツキが生じた
りすることがあるという問題があった。また、一般に不
飽和樹脂は接着力が弱い。不飽和樹脂の中では、エポキ
シ樹脂とα、β不飽和カルボン酸とを反応させてなるビ
ニルエステル樹脂(エポキシアクリレ−1・樹脂)が接
着力の点で好ましいが、これでも充分な接着力ではない
。そのため、ビール強度(金属箔引剥強度)の良好な金
属箔張積層板を得ることが困難であるという問題もあっ
た。
〔発明の目的〕
この発明は、このような問題を解決するためなされたも
のであって、しわがなくて外観が良く、ビール強度の良
好なものをI写ることのできる金属箔張積層板の製法を
提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、発明者らは、製造条
件その他について種々の検討を行った。
その結果、接着剤の硬化速度としわの発生とが密接な関
係があるということを見い出し、さらに接着剤の硬化速
度を速くすればしわの発生が解消されるということを見
い出した。接着剤の硬化速度を大きくする手段としては
、接着剤に硬化促進剤を添加するのが有効であると考え
られたが、この手段を用いると接着剤自身のポットライ
フが減少したり、ビール強度に悪影響が出るということ
がわかった。
発明者らはさらに研究を重ねた結果、金属箔に接着剤を
塗布したあと、35℃以上75℃以下で接着剤をB状態
(Bステージ)にするようにすると、ポットライフが減
少することなく接着剤の硬化速度が速くなり、そのうえ
、得られる積層板のビール強度も良好になるということ
を見いだし、ここに、この発明を完成した。
したがって、この発明は、不飽和樹脂を含浸させた基材
を所定枚積層するとともに、不飽和樹脂からなる接着剤
を付着させた金属箔を前記所定枚の基材の少なくとも片
面に積層し、無圧下で加熱して金属箔張積層板を得るに
あたり、金属箔に付着させた接着剤を、積層の前にあら
かじめ35℃以上75℃以下で加熱してB状態にしてお
くことを特徴とする金属箔張積層板の製法をその要旨と
している。以下に、この発明の詳細な説明する。
ここで、基材としては、クラフト紙といったセルロース
系のもの等、従来一般に用いられているものがあげられ
る。基材に含浸させる不飽和樹脂フェスも従来一般に用
いられているものがあげられる。すなわち、前記したよ
うに、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、
ジアリルフタレートプレポリマー等の不飽和二重結合を
有す名ポリマーを二重結合を有するモノマーで希釈した
もの等である。接着剤は、不飽和樹脂からなるものであ
れば特に限定されないが、スチレンモノマーを含むビニ
ルエステル系樹脂が最も好ましい。
金属箔としては、銅箔、アルミニウム箔等があげられる
この発明にかかる製法では、まず、金属箔に付着させた
接着剤をあらかじめ35℃以上75℃以下、より好まし
くは40℃以上70℃以下で加熱してB状態にしておく
。そうすると、積層後、加熱硬化時の硬化速度が速くな
る。加熱温度が75℃を超えると硬化速度が遅くなる。
たそえば、B状態化の温度を110℃とした場合と50
℃とした場合とを比較すると、50℃とした場合の方が
数10倍も速い。他方、35°C未満では、B状態化を
行わなかった場合と同様、製造時の気温の影響を直接受
けて、得られる積層板のビール強度のばらつきが大きく
なる恐れが多いので好ましくない。加熱時間は、3〜7
分とするのが好ましく、4〜6分とするのがより好まし
い。接着剤としてスチレンモノマーヲ含むビニルエステ
ル系+M 脂ヲ用いるようにした場合には、B状態化後
における接着剤中のスチレン量が1〜5重量%となるよ
うに調節するとよい。積層板の性能向上に対する効果が
大きいからである。このあと、従来と同様、不飽和樹脂
を含浸させた基材を所定枚積層するとともに、これら基
材の片面または両面に金属箔を積層し、無圧下で加熱し
て金属箔張積層板を得るこのようにして得られた金属箔
張積層板は、あらかじめ、35℃以上75°C以下の加
熱条件で接着剤をBステージにするようにしているので
、接着剤の硬化速度が速くなって、得られる積層板の金
属箔にしわができる恐れが少なくなる。そのうえ、ビー
ル強度も向上する。
接着剤の硬化速度を速くすると、金属箔にしわが生じる
恐れが少なくなる理由はつぎのように考えられる。接着
剤が樹脂含浸基材の樹脂よりもかなり遅く硬化するよう
な場合は、接着剤の硬化時に発生する内部応力の影響を
金属箔が直接受けることになる。そのため、金属箔にし
わが生じ易くなる。これに対して、接着剤が樹脂含浸基
材の樹脂よりも速く硬化する場合、あるいは同じぐらい
に硬化する場合は、接着剤の硬化により発生する内部応
力の影響を金属箔が受けることが少なくなる。そのため
、平滑な金属箔を備えた積層板を得ることができるよう
になるのである。
つぎに、実施例および比較例について説明する実施例1
〜5および比較例1,2では、いずれも、つぎのように
してつくった樹脂含浸基材および接着剤付き銅箔を用い
た。
まず、無水マレイン酸0.4モル、無水フタル酸0.6
モルおよびプロピレングリコール1.1モルより、不飽
和ポリエステル樹脂を得た。つぎに、これをスチレンで
希釈するとともにt−ブチルバーヘンゾエー1−1.0
重量%を添加して、固形分60重量%の不飽和ポリエス
テル樹脂液(フェス)を得た。このあと、不飽和ポリエ
ステル樹脂液をクシフト紙(重陽国策パルプ社IHLI
O)に含浸させて5枚の樹脂含浸基材をつくった。
他方、ビニルエステル樹脂(昭和高分子社製R−840
)に1重量%となるようt−ブチルパーベンゾエートを
添加して接着剤をつくった。市販の厚み35μmの銅箔
(福田金属社製 T2C)にこの接着剤を厚みが約40
μmとなるよう塗布して接着剤付き銅箔を得た。
実施例1〜5および比較例1. 2では、第1表に示さ
れている温度および時間で銅箔に塗布された接着剤をB
状態にしたあと、いずれもっぎのようにして銅張積層板
をつくった。
すなわち、樹脂含浸基材5枚と接着剤付き銅箔とをラミ
ネートロールにより貼り合わせたあと、無圧下で、乾燥
機により120℃で10分間加熱して銅張積層板を得た
(以 下 余 白) 0 実施例1〜5および比較例1.2で得られた銅張積層板
について、表面状態(銅箔についてのし1 わの有無)およびビール強度を調べた。結果を第1表に
併せて示す。
第1表より、実施例1〜5は、いずれも、比較例1.2
に比べ、表面状態およびビール強度が優れていることが
わかる。
〔発明の効果〕
この発明にかかる金属箔張積層板の製法では、不飽和樹
脂を含浸させた基材を所定枚積層するとともに、不飽和
樹脂からなる接着剤を付着させた金属箔を前記所定枚の
基材の少なくとも片面に積層し、無圧下で加熱して金属
箔張積層板を得るにあたり、金属箔に付着させた接着剤
を、積層の前にあらかじめ35℃以上75℃以下で加熱
してB状態にしておくようにするので、外観およびビー
ル強度の良好なものを得ることができる。
代理人 弁理士 松 本 武 彦 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11不飽和樹脂を含浸させた基材を所定枚積層すると
    ともに、不飽和樹脂からなる接着剤を付着させた金属箔
    を前記所定枚の基材の少なくとも片面に積層し、無圧下
    で加熱して金属箔張積層板を得るにあたり、金属箔に付
    着させた接着剤を、積層の前にあらかじめ35℃以上7
    5℃以下で加熱してB状態にしておくことを特徴とする
    金属箔張積層板の製法。 (2j 1着剤が、スチレンモノマーを含むビニルエス
    テル系樹脂であって、B状態化後の接着剤中のスチレン
    の含有量を1〜5重量%に調節するようにする特許請求
    の範囲第1項記載の金属箔張積層板の製法。 (3)B状態化のための加熱時間が3〜7分である特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の金属箔張積層板の
    製法。 (4)基材がセルロース系基材である特許請求の範囲第
    1項から第3項までのいずれかに記載の金属箔張積層板
    の製法。
JP19945783A 1983-10-24 1983-10-24 金属箔張積層板の製法 Pending JPS6090754A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145766A (ja) * 1986-07-17 1988-06-17 Kawasaki Steel Corp 密着性、耐食性および均質性に富む表面被膜をそなえる大表面積鋼板の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145766A (ja) * 1986-07-17 1988-06-17 Kawasaki Steel Corp 密着性、耐食性および均質性に富む表面被膜をそなえる大表面積鋼板の製造方法
JPH0568544B2 (ja) * 1986-07-17 1993-09-29 Kawasaki Steel Co

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