JPH026131A - 積層板の連続製造方法および積層板の連続製造装置 - Google Patents

積層板の連続製造方法および積層板の連続製造装置

Info

Publication number
JPH026131A
JPH026131A JP63156548A JP15654888A JPH026131A JP H026131 A JPH026131 A JP H026131A JP 63156548 A JP63156548 A JP 63156548A JP 15654888 A JP15654888 A JP 15654888A JP H026131 A JPH026131 A JP H026131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
laminate
pressure
base material
belt press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63156548A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Toyoda
幸雄 豊田
Satoshi Noda
野田 佐登史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP63156548A priority Critical patent/JPH026131A/ja
Priority to EP19890111478 priority patent/EP0347936A3/en
Priority to KR1019890008758A priority patent/KR910000355A/ko
Publication of JPH026131A publication Critical patent/JPH026131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/08Impregnating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/44Compression means for making articles of indefinite length
    • B29C43/48Endless belts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/04Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
    • B29C70/28Shaping operations therefor
    • B29C70/40Shaping or impregnating by compression not applied
    • B29C70/50Shaping or impregnating by compression not applied for producing articles of indefinite length, e.g. prepregs, sheet moulding compounds [SMC] or cross moulding compounds [XMC]
    • B29C70/504Shaping or impregnating by compression not applied for producing articles of indefinite length, e.g. prepregs, sheet moulding compounds [SMC] or cross moulding compounds [XMC] using rollers or pressure bands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B37/00Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
    • B32B37/10Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding characterised by the pressing technique, e.g. using action of vacuum or fluid pressure
    • B32B37/1027Pressing using at least one press band
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/34Electrical apparatus, e.g. sparking plugs or parts thereof
    • B29L2031/3425Printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/022Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、各種電気絶縁板やプリント配線基板として
好適に用いられる積層板あるいはその表面に金属箔が貼
着された積層板の連続製造方法および連続製造装置に関
するものである。
[従来の技術] 基材に樹脂液を含浸させ、これを複数枚積層してなる積
層板あるいはこの最外層に金属箔を積層してなる積層板
は、各種電気絶縁板やプリント配線板等として広く用い
られており、大量の積層板を効率良く供給することが望
まれている。
従来、この種の積層板を製造する?こは、いわゆるバッ
チプレス法が利用されている。このバッチプレス法は、
基材に樹脂液を含浸させ、上記樹脂液を適度に乾燥およ
び重合させてプリプレグ状態の基材としたのち、これを
所望の大きさに切断し、ついでこれらの複数枚を重ね合
わせて加圧して積層板とするものである。しかしながら
この方法では、プリプレグ状態の基材を切断したのちに
重ね合わせて、加圧するので、連続的に積層板を得るこ
とができなく、生産性が低いという問題があった。
そしてこの問題を解決するため1こ、長尺基材に樹脂液
を含浸させ、乾燥および重合を適度に進行させてプリプ
レグ状態の長尺基材とした後、ロール状に巻き取ったプ
リプレグロールを複数個用意し、この複数個のプリプレ
グロールよりプリプレグ状基材を繰り出して、その複数
枚を重ね合わせ加圧して積層板とする方法が提案されて
いるが、この方法では予めプリプレグロールを用意する
必要があり、製造工程の繁雑化とプリプレグロールの品
質管理等を余儀なくされるという不都合があるとともに
、硬化がラジカル重合により進行する不飽和ポリエステ
ル樹脂系等の不飽和樹脂等では硬化反応を制御された状
態で中断させることが難しく品質の安定したプリプレグ
ロールが得られないという問題があった。
一方、実質無加圧状態で積層板を連続的に製造する方法
か既に開発されているが、加圧せずに積層板を成形する
と、得られた積層板中の樹脂含有率が高くなり、熱時の
曲げ剛性の不足を来す傾向があり、積層板中の基材含有
率を向上させる目的で加圧成形する方法が求められてい
た。
このため、工程中に加圧工程を有し、かつ生産性の高い
連続製造方法および装置が既に提案されている。
この種の積層板の連続製造方法および連続製造装置とし
ては、特開昭56−144151号公報に記載された積
層板の連続製造方法が既に知られている。
この積層板の連続製造方法は、複数枚の長尺のシート状
基材を連続的に搬送しつつ、未硬化状聾の熱硬化性樹脂
液を含浸させたのち、これらを重ね合わけ、ついで樹脂
液を硬化させつつ加圧することにより一体化して積層板
とするものであり、たとえば第3図に示したような連続
製造装置が用いられている。
第3図中、符号I・・・は長尺のシート状基材である。
このシート状基材l・・・はそれぞれ巻出装置2・・・
に保持されつつ樹脂液が満たされた樹脂含浸槽等からな
る樹脂含浸装置3・・・内へ連続的に繰り出されてそれ
ぞれ樹脂液が含浸される。樹脂液が含浸されたシート状
基材I・・・はいずれらダブルベルトプレス4内へ連続
的に移送され、加熱加圧されつつ一体化され樹脂液を硬
化させて、−枚の積層板■0に加工され、図示しないカ
ッタ等により所望の大きさに切断される。このダブルベ
ルトプレス4は、ドラム5.5aと、エンドレスベルト
6.6と、加圧ロール対7・・・と、硬化装置8とから
概略構成されるものである。ドラム5.5および5a1
5aはシート状基材lの進行方向に沿い、かつ互いに逆
方向に回転する上下一対のドラムがらなり、シート状基
材Iの片側に前後して並列された同方向に回転するドラ
ム5.5arJIこは、ステンレス鋼等の金属製の帯状
のエンドレスベルト6.6がそれぞれ緊張して掛けられ
ている。さらにこのエンドレスベルト6上のドラム5.
5a間を結ぶ直線上には、互いに逆方向に回転する上下
2個のロールからなる加圧ロール対7・・・が複数個配
列されているとともに、シート状基材lに含浸された樹
脂液を硬化させるための加熱ヒータ等からなる硬化装置
8が配置されている。そして、このような積層板の連続
製造装置では、巻出装置2・・・より繰り出されたシー
ト状基材1・・は樹脂含浸装置3・・で樹脂液が含浸さ
れた後、未硬化状態のままダブルベルトプレス4内へ繰
り出される。そして樹脂液が含浸されたシート状基材1
・・・はエンドレスヘルド6.6間に挾まれてエンドレ
スベルト6.6の回転に伴って繰り出され、加圧ロール
対7・・・て加圧されつつ硬化装置8で加熱されること
によりlat指液を硬化させて一体化され、;夏数枚の
シート状基材l・・を積層したシート状の積層板10と
なる。
また積層板の使用目的に応じ、その最外層が銅などの金
属箔からなる乙のを製造する場合には、第4図に示した
ようにシート状基材!・・・の最外層が金属箔のシート
状体になるように、池の巻出装@ 2 a、2aから金
属箔1a、1aをそれぞれシート状基材I・・・と共に
ダブルベルトプレス4に供給すればよい。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような連続製造方法お上び装置で
は、エンドレスベルト6.6の背後に並列された複数個
の加圧ロール対7・・・により樹脂液を含浸したシート
状基材1・・・を加圧するので、加圧ロール対7・・・
の中間部分では、一体化の際に充分な加圧を施すことが
できないためと、複数個の加圧ロール対7・・・間を通
ることにより脈動的な加圧となる。これによりシート状
基材l・・・に上下方向の力か反復的に加えられろこと
となり、シート状基材!・・・相互間に剥離が起きやす
いととらに、シート状基材1・・に含浸された樹脂液が
局所的に多量に流動しやすく、最外層が金属箔からなる
積層板を製造する場合には、表面の金属箔にシワか生じ
やすいという不都合があっjこ。
そして従来、このような課題に対して加圧ロール対7・
・・を用いる替わりに、特開昭62−116116号公
報に記載されたように、2枚の平板からなる加圧盤を上
記エンドレスベルト6.6の上下に配置し、この加圧盤
を用いて重ね合わされたシート状基材1・・に加圧する
加圧盤式の製造装置や、 37th Annual C
onference、 Re1nforcedPlas
tics/Composites  In5titut
e、The 5ocietyof the Plast
ics Industry、 Inc、 Januar
y 11−15゜19825ession 10−D、
Page1〜5に記載されたように上記加圧盤とエンド
レスベルト6との間に、複数個の加圧用小ロールを接続
したチェーンを配設し、このエンドレスベルト6の回転
に伴ってチェーンを回転させ、加圧盤より小ロールを介
してシート状基材1・・・を加圧する小口径公転ロール
式の製造装置および方法が提案されている。しかしなが
ら、これらの方法では脈動的な加圧を無くすか、または
問題無い程度まで減少させ、層間剥離や空気混入をある
程度防止することができるものの、製造された積層板I
Oの表面にエンドレスベルト6.6の厚みのばらつきや
加圧盤表面の凹凸が転写されることになり、得られる積
層板10の厚み精度は必ずしも充分なものとはいえなか
った。さらに、他の加圧方式として、加圧媒体を充填さ
せた加圧室によりエンドレスベルトを介してロール状に
巻かれた帯状のプリプレグ化された樹脂含浸基材を加圧
連続成形する装置が前掲特開昭62−116116号公
報に例示されているが、ロール状に巻かれたプリプレグ
化樹脂含浸基材を用いる方式の問題点は先に述べた通り
である。
この発明は上記課題に対してなされたもので、未硬化状
態の樹脂液が含浸され・たシート状基材に充分な圧力を
加え、各シート状基材間や基社内に空気混入や基材間の
剥離のない、かつ厚み寸法精度の高い積層板および最外
層が金属箔からなる積層板にあっては、さらにシワの無
い平滑な表面を示すものを簡便かつ連続的に製造できる
ような積層板の連続製造方法および連続製造装置とを提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明の請求項1記載の積層板の製造方法は、長尺の
シート状基材に樹脂液を含浸させ、その複数枚をダブル
ベルトプレスもしくはその前工程において重ね合わせた
後、加熱しつつ該ベルトプレスを用いて加圧することに
より一体化して積層板を連続的に製造する方法であって
、上記ダブルベルトプレスのエンドレスベルトを一構成
面とする加圧室内に流体からなる圧力媒体を圧入するこ
とにより、上記加熱加圧工程を施すことを、また請求項
2記載の積層板の製造方法は、長尺のシート状基材に樹
脂液を含浸させ、その複数枚と金属箔とを、同時にまた
は順次ダブルベルトプレスもしくは前工程において最外
層の片面または両面が金属箔になるように重ね合わせた
後、加熱しつつ該ベルトプレスを用いて加圧することに
より一体化して積層板を連続的に製造する方法であって
、上記ダブルベルトプレスのエンドレスベルトを一構成
面とする加圧室内に流体からなる圧力媒体を圧入口、こ
の流体圧により、上記加熱加圧を施すことを、それぞれ
解決手段とし、請求項3記載の積層板の連続製造装置は
、複数枚の長尺のシート状基材を繰り出す巻出装置と、
この巻出装置より繰り出されたシート状基材に樹脂液を
含浸させる樹脂含浸装置と、2本のエンドレスベルトよ
りなるダブルベルトプレスを連続的に配室してなる積層
板の連続製造装置であって、上記ダブルベルトプレスの
エンドレスベルトと樹脂が含浸されたシート状基材とが
接触する部分に、上記エンドレスベルトを一構成面とし
、流体からなる圧力媒体を充填する加圧室を設けたこと
を解決手段とした。
[作用 ] この発明の請求項3記載の積層板の連続製造装置を用い
た請求項1または請求項2記載の積層板の連続製造方法
では、樹脂液が含浸されたシート状基材の複数枚をダブ
ルベルトプレスもしくはその前工程において重ね合わせ
た後、加圧室内に圧入された流体からなる圧力媒体によ
り樹脂液を加熱により硬化させつつ、該ベルトプレスに
より加圧一体化させて積層板とするので、シート状基材
全面に亙って均一に加圧することができ、各シート状基
材間や基材内部への空気混入が無く、層間剥離が少ない
高強度を有する積層板を連続的に製造することができる
。またエンドレスベルトの厚さのばらつきを圧力媒体の
弾性が吸収することができるので、厚゛さのばらつきが
少なく寸法精度の高い積層板を得ることができる。また
請求項2記載の連続製造方法にあっては、均一な加圧が
可能となり、シート状基材に含浸された樹脂液の局所的
な流動が大幅に減少し、金属箔のシワが少ない最外層が
金属箔からなる積層板を連続的に得ることができる。
以下、この発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の請求項3記載の積層板の連続製造装
置の一例を示したものである。
第1図に示した積層板の連続製造装置が第3図に示した
しのと異なるところは、ダブルベルトプレス4と、これ
に配設された圧力媒体供給装置15である。このダブル
ベルトプレス4はドラム5.5aと、エンドレスベルト
6.6と、加圧室9と、高温の流体からなる圧力媒体1
1とから概略構成され、圧力媒体供給装置15は、ポン
プ12とヒータ13とを配管バイブ14で接続してなる
ものである。ドラム5.5および5a、5aは第3図の
ものと同様にシート状基材l・・・の進行方向に沿い、
かつ互いに逆方向に回転する上下一対のドラムからなり
、シート状基材lの片側に館後して並列された同方向に
回転するドラム5.5a間にはエンドレスベルト6.6
がそれぞれ緊張して掛けられている。そしてこのエンド
レスベルト6.6の背後には、シート状基材l・・・に
含浸された樹脂の硬化とシート状基材l・・・の一体化
に必要な熱と圧力を加えるための圧力媒体IIが充填さ
れる加圧室9が設けられている。この加圧室9は任意形
状の容器であって、その−構成面が上記エンドレスベル
ト6により構成されているもので、この加圧室9内には
エンドレスベルト6よりシート状基材1・・に熱と圧力
を加えるための圧力媒体+1が圧入されている。さらに
加圧室9には圧力媒体11を圧入供給するポンプ12お
よび圧力媒体!1を加熱する電気ヒータ等のヒータ13
が配管パイプ14により配管されることにより構成され
た圧力媒体供給装置15が配設されている。なおヒータ
I3はこの加圧室9に組み込まれていても良い。圧力媒
体11はこの圧力媒体供給装置15と加圧室9との間を
ポンプ12により循環していて、加圧室゛9の外部より
圧力媒体11の補給や加圧および加熱が行えるようにな
っている。加圧室9内の加熱は、ヒータ13で圧力媒体
I+を加熱することにより間接的に行うことができる。
さらにエンドレスベルト6.6の走行に伴って加圧室9
外へ流出する債と同型の圧力媒体11がポンプ12によ
って加圧室9内へ順次正大供給されるようになっており
、加圧室9内の圧力が一定に保たれるようになっている
。そしてエンドレスベルト6.6間に挾まれたシート状
基材l・・・は、加圧室9内に圧入された圧力媒体11
によって加熱、加圧されて、含浸された樹脂液が硬化さ
れるとともに一体化される。このダブルベルトプレス4
で用いられるエンド1ノスベルト6はたとえばI7さ0
5〜3mm程度のステンレス鋼等からなる金属の帯状体
が好適である。また圧力媒体11としてはダブルヘルド
プレス4の運転条件下で流動性を示すものであればどの
ような流体であっても良いが、これらを例示すれば、ガ
ス体としては空気または窒素等、液体としては潤滑油、
熱媒油やシリンダーオイル等、ワックスや低融点ポリマ
ーとしてはポリエチレンワックスやパラフィン等であり
、低融点金属としては半田やウッドメタル等である。
このような積層板の連続製造装置にあっては、シート状
基材l・・・に樹脂含浸装置3により樹脂液を含浸させ
たのち、これらを複数枚重ね合わせてダブルベルトプレ
ス4で一体化して積層板IOとする際に、加圧室9内に
圧入された圧力媒体11を用いて加熱および加圧を施す
のでエンドレスベルト6.6の一面に亙って均一に加圧
することができるので充分な加圧および加熱が可能とな
り、各シート状基材I・・・相互間に空気の混入や剥離
が起こらない。さらにエンドレスベルト6.6の厚さの
ばらつきを圧力媒体11の弾性が吸収するので厚さが一
定の高い寸法精度の積層板10を1することがてきる。
なお、第1図に示した積層板の連続製造装置では樹脂液
か含浸された3枚のシート状基材1・・・をダブルベル
トプレス4において重ね合わせつつ、加熱、加圧を施す
ようにしているが、この発明の連続装置においては、要
求される積層板の厚さに応じ2〜20枚のシート状基材
1・・・に樹脂液を含浸させたのち、上下!対のロール
対等を用いて直ちに重ね合わせ、ついでダブルベルトプ
レス4に搬送するようにしても良い。
L述のような積層板の連続製造装置を用い、この発明の
請求項1記載の積層板の連続製造方法に従い積層板10
を製造するには、まず長尺のシート状基材1を一用意す
る。このシート状基材1は、たとえば長尺のガラス繊維
布、ガラス不織布等のカラス繊維系のもの、クラフト紙
、水酸化アルミニウム混抄紙、リンター紙等のセルロー
ス系繊維を主体とした紙、石綿布等の無機質繊維系のシ
ート状または帯状物である。シート状基材lとして紙を
用いる場合、含浸性や品質上の観点から、風乾時の密度
(嵩密度)が0.3〜0.797ccであるようなセル
ロース繊維を主体とした紙、たとえばクラフト紙が好ま
しい。そしてこれらシート状基材1は、後の樹脂液を含
浸させる工程の11に予め、メチロールメラミン、メチ
ロールフェノール、メチロールグアナミン、N−メチロ
ール化合物等の処理剤を用い、含浸乾燥処理を施すこと
が好ましい。このような処理によりシート状基材lの耐
水性が向上するとともに吸湿性が少なくなるので、得ら
れた積層板10の電気特性の向上が図れる。
特にN−メチロール化合物の変性物20〜80重量%お
よびN−メチロール化合物の未変性物80〜20重量%
とからなる処理剤を用いた含浸乾燥処理では、電気特性
と耐衝撃性のバランスのとれた積層板を得ろことができ
るので好ましい。
次に、求められる積層板10cJ′)厚さに応じた2〜
20の複数枚のシート状基材l・・・を巻出装置2より
繰り出して樹脂液を含浸させる。この樹脂液含浸の工程
には第1図ではたとえば樹脂液が満たされた槽内にシー
ト状基材I・・を浸漬する方法を用いたが、この池にも
樹脂液を塗布して含浸する方法等を用いることができる
。シート状基材1・・に含浸させる樹脂液としては、エ
ボキノ樹脂や以下に示すラジカル便化型の不飽和樹脂を
用いることができ、特に硬化速度の速い後咎を好適に用
いることができる。この不飽和樹脂は、その構造中に不
飽和二重結合を有する樹脂であり、従来公知の不飽和ポ
リエステル系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ビニル
エステル系樹脂、エポキシアクリレート系樹脂等の他、
以下に説明するlll’l鎖二重結合型樹脂等の分子中
に不飽和基を有し、この不飽和基間においてまたは架橋
用ビニルモノマーを介して架橋される樹脂をいう。この
ような樹脂はシート状基材l・・・に含浸する際には側
鎖二重結合型樹脂としては比較的高分子量であるにもか
かわらず、粘性が低い液状であり、シート状基材l・・
・に含浸させた後に硬化させるとシート状基材1・・・
との結合性も良好で得られる積層板の電気特性も優れる
ので特に好適である。また上記側鎖二重結合型樹脂は架
橋用ビニルモノマーと併用することにより特に含浸性に
優れている。
以下この側鎖二重結合型樹脂について説明する。
この側鎖二重結合型樹脂とは主鎖と側鎖とから構成され
る重合体であって、主鎖は官能基を有するビニルモノマ
ー単位を含む幹ポリマーであり、側鎖は該主鎖の官能基
を介して構成されてなるラジカル反応可能な炭素−炭素
二重結合を有する枝である樹脂をいい、側鎖二重結合型
樹脂の主鎖を構成するビニルモノマー単位とは官能基を
有するビニルモノマー単位を必須単位とし、これに必要
に応じ官能基を持たないビニルモノマー単位を含ませた
ものであり、これらが重合して主鎖が構成される。上記
必須単位を構成するモノマーとしてはアクリル酸、メタ
クリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノエステル等
の官能基としてカルボキシル基を有するビニル単量体、
グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート等
の官能基としてグリシジル基を有するビニル単量体とそ
の他アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、2−ヒドロキンエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルアクリレート、N−メチロールアクリル
アミド等の官能基としてヒドロキシル基を有するビニル
単量体等が代表的であり、特にアクリル酸およびメタク
リル酸が最も好適である。
またここで言うところの官能基を有するビニルモノマー
単位とは主鎖を重合により形成する場合に活性な官能基
として存在させる場合のほか、後述の側鎖を予め該モノ
マーの官能基と反応させておいて重合させて主鎖を形成
する場合の区別なく側鎖を主鎖に形成せしめる役目をし
た官能基がある形のビニルモノマー単位を指す。
官能基を有しないビニルモノマーとしては、スチレン、
α−メチルスチレン、クロロスチレン、ビニルトルエン
、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、アクリロ
ニトリル、エチレン、プロピレン、ブタジェン、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、マレイン酸ジエステル、エチルビニ
ルベンゼン等が挙げられる。これらビニルモノマー単位
から構成される主鎖の重量平均分子量は5.OoOない
し400.000であり、好適にはl01000ないし
200.000である。この値は、側鎖の種類に対応さ
せて適宜選択される。この分子mはプリント基板用の積
層板あるいは電気絶縁用積層板としての物性や含浸性に
影響し、5,000未満では硬化後の積層板の機械的物
性が不十分トナリ、逆に400,000を越えるとシー
ト状基材I・・・への樹脂含浸性が劣り、いずれも好ま
しくない。また主鎖中の官能基を有するモノマー単位の
清は側鎖の密度に関係し、側鎖間の硬化反応性に!#響
するので適宜の比率が選ばれるが、主鎖100J(中の
側鎖密度は0.1〜2モルが好ましく、より好適には0
.4〜1.5モルである。この側鎖二重結合型樹脂にい
う側鎖とは、末端または中間に>C=Cくなる二重結合
を有するもので、前記主鎖にその官能基を介して枝を構
成しているものを指すが、代表的なものとしては、下記
構造式(1)、([1)および(DI)で示されるもの
が例示できる。
(以下、余白) 0− 。
:l:O18 督 工   エ コ 上記(1)式中、R1−R1は水素またはメチル基であ
り、nは0〜5の整数を示し、上記(n)式中、R4は
水素またはメチル基であり、L、およびり。
は−0−または−N l−1−を示し、XlおよびX、
はC7ないしCueの炭化水素基またはエーテル結合に
より連結した炭化水素基を示し、かつこのXおよびX、
において該X、およびX、と隣接する酸素と結合してい
る炭素原子は1級または2級炭素であり、BはC7゜ま
での脂肪族、脂環tIA*たは芳香族炭化水素基である
。上記(I[I)式中、R5は水素またはメチル基であ
る。なおこの側鎖二重結合型樹脂の側鎖はこれらに限ら
れるものではなく、側鎖間に架橋ビニルモノマーにより
ラノカル反応により架橋を形成しうるらのであれば適用
しうる。
この側鎖二重結合型樹脂において上記主鎖を構成する重
合体に対して側鎖末端に二重結合を有する側鎖を導入す
る方法としては多様な方法を採用しうる。幾つかの例を
挙げれば次のようである。
(ア)主鎖の官能基のカルボキシル基に対して、ビスフ
ェノールのノブリシジルエーテル型エポキシ基のような
ジェポキシ基を有する化合物の一方のエポキシ基を反応
させ、残るエポキシ基とアクリル酸らしくはメタクリル
酸を反応させる。
(イ)主鎖の官能基のカルボキシル基と、グリシジルア
クリレートもしくはグリシジルメタクリレ−1・とをエ
ステル反応させる。
(つ)主鎖の官能基のエポキシ基と、メタクリル酸らし
くはアクリル酸とをエステル反応させる。
(1)ジイソシアネート化合物にヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートを反応させ、モノイソンアネートを主
成分としジイソシアネート化合物をほとんど含まない反
応物を作っておき、この反応物に含まれるイソシアネー
トを主鎖ポリマーの水酸基を反応させる。
例示した方法では主鎖の共重合を先に行ったが、当然な
がら予め側鎖を構成する反応を先に行い、かかる単量体
を最後に単独または共重合させることにより側鎖末端に
アクリロイル基もしくはメタアクリロイル基を含む側鎖
二重結合型樹脂を製造してもよい。
また架橋用ビニルモノマーには、スチレン、ビニルトル
エン、クロロスチレン、アクリル酸メヂル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸ベンジル、マレイン酸ノブデル、マレイン酸ジオクチ
ル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ジビニルベンゼ
ン等が包含される。これらの単量体は2種以上を混合し
て用いてもよい。
なおシート状基材1・・・への含浸に用いられる上記樹
脂液には必要によりハロゲン含有の離燃性付与成分並び
にリン酸エステル、三酸化アンチモンや水酸化アルミニ
ウム等の難燃化補助剤を加えて用いてら良い。
またいずれの樹脂液を用いる場合にら、その粘度は製造
する積層板の使用目的や加圧成形する際の圧力等に応じ
適宜選択することができるが、通常は20℃において0
.05〜500ボワズ程度が好適である。
このような樹り汚液が含浸されたシート状基材1・・・
の2〜20の複数枚をダブルベルトプレス4により、ま
たはその前工程で重ね合わせたのち、該ベルトプレスで
加熱、加圧して一体化する。
樹脂液の含浸されたシート状基材1・・・はエンドレス
ベルト6.6間に挟まれてダブルベルトプレス4内へ搬
送され、ここで未硬化状態の樹脂液を硬化させつつ加圧
されて各シート状基材1・・相互間で剥離しないように
一体化される。ダブルベルトプレス4内に設けられた加
圧室9内には、樹脂液の種類や硬化触媒の種類、加圧条
件等により適宜選択された所定温度の圧力媒体11が所
定圧力で圧入されており、シート状基材l・・・を適切
な条件下で一体化できるようになっている。加圧室9内
に圧入される圧力媒体11の温度としては、使用される
樹脂液の種類や硬化触媒の種類、加圧条件等により変化
するが、通常は50〜200℃の範囲である。50℃以
下の温度では樹脂液の硬化に長時間を要するので不適で
あり、200°C以上では樹脂液の硬化が急激に進行し
、積層板IO内に内部歪や泡等を発生させるので好まし
くない。
また加圧室9内の加圧条件としては、使用される樹脂液
の種類、物性値(特に粘度)および加熱条件、所望の積
層板中の樹脂含有率等により適宜選択されるが、0 、
01 kg/ cm”G (ここでGはゲージ圧力を意
味する。)程度の低圧からl Okg/ cm”6以上
の高圧まで選択が可能である。このような加熱および加
圧条件下で、樹脂液が含浸され、重ね合わされたシート
状基材1・・・は、エンドレスベルト6.6間で圧力媒
体11より熱と圧力とを施されて、樹脂液が硬化すると
ともに、それぞれのシート状基材1・・・が圧着一体化
されて一枚の積層板10となる。このような加熱および
加圧では、エンドレスベルト6.6の厚さのばらつきを
圧力媒体11の弾性により吸収させることができ、積層
板IOに不要な変形力が働かないので、厚さの寸法精度
が良好な積層板10を得ることができる。
この点がシート状基材l・・・全面に亙って均一に加圧
することが可能な従来技術である2枚の平板により加圧
する加圧盤方式や、はぼ均一に加圧可能な小口径公転ロ
ール方式と大いに異なるところで、この従来方法では、
平板側は変形せずエンドレスベルト6.6の厚さのばら
つきが積層板IOを変形させる力として働き、結果とし
て厚さの寸法精度の低い積層板となってしまうと考えら
れる。またエンドレスベルト6.6の背後に設けられた
加圧室9内に圧入された圧力媒体!!によりエンドレス
ベルト6.6を介してシート状基材1・・・を均一に加
圧することができるので各シート状基材1間に空気混入
がなく、密着強度が高くなるので、剥離のない積層板!
0が得られる。
さらにこの製造方法ではシート状基材1・・・をエンド
レスベルト6で均一に加圧することができ、局所的な加
圧が無いので、シート状基材!・・・に含浸された樹脂
液の局所的な流動が発生しにくいので、得られた積層板
10表面の波打ち状の凹凸変形も発生が少ない。
また請求項2記載の最外層が金属箔からなる積層板の連
続製造方法は、たとえば第2図に示したような積層板の
連続製造装置を用いることができる。第2図に示した連
続製造装置が第1図に示したものと異なるところは、樹
脂液が含浸されたシート状基材l・・・を重ね合わせ、
その最外層が金属箔+a、laとなるように重ね合わさ
れるように、巻出装置2a、2aを配置したところであ
る。このような連続製造装置を用い、第1図と同様の製
造方法によれば、その表面に金属箔が貼着された積層板
10aを連続的に製造することができる。積層板10表
面に貼着する金属箔1aとしては銅箔、鉄箔、アルミニ
ウム箔、ステンレス鋼箔等を使用することができ、得ら
れた積層板10aを電気回路に用いる場合には、電解銅
箔や圧延銅箔が好適であり、これら金属箔1aの表面は
、シート状基材!・・との接着性を向上する目的で粗面
化処理が施されていることが好ましい。そして金属箔1
aとシート状基材l・・・間の接着性を更に高めるため
には、例えばエポキシ樹脂系の接着剤を用いることら有
効である。この接着剤としては、硬化過程で、不必要な
反応副生物を発生しない、液状もしくは半流動体、すな
わち粘度にしてこのましくは5000ボワズ以下である
ような接着剤が好適である。かかる観点から9例えばエ
ポキンーアクリレート系接符剤、エポキシ樹脂系接着剤
、ポリイソノアネート系接着剤、らしくはこれらの各種
変性接着剤が好適である。エポキシ樹脂系接着剤として
は、ビスフェノールA型エボキノ樹脂とポリアミド樹脂
やアミン類の如き硬化剤からなる混合物等が好適である
。かかる接着剤の導入により金属箔の接着強度に浸れ、
かつハンダ耐熱性や電気絶縁特性に浸れた金属箔張り積
層板を製造できる。
接着剤は金属箔に塗布した状態で使用4−る場合、塗布
後、貼着前60〜1.50℃で2〜7分間熱処理し、半
硬化状態まで予備硬化させてら良い。接iq剤の塗膜の
厚みは10〜I O071m程度でよく、特に20〜5
0μmが好適である。
また金属箔1aを貼着した積層板10aを製造する場合
には、樹脂夜中に更に(メタ)アクリル酸を添加するこ
とにより、積層板10aの金属箔1aとの接着性、特に
銅箔との接着性を向上させることができる。このように
すると印刷回路用の銅箔積、響板のスルーホールの周辺
に設けられるランドが使用中に外周部から剥離している
、いわゆる”ランド浮き“の現象のない電気回路用積層
板を得ることができる。(メタ)アクリル酸の添加潰は
、硬化性樹脂液100重量部に対して通常0.5〜20
玉量部、好ましくは3〜15重、@部である。
なお、(メタ)アクリル酸を添加した組成物は金属箔と
の接触部分にのみ用いて、積層板の他の部分には(メタ
)アクリル酸を用いない硬化性プレポリマーと架橋用ヒ
ニルモノマーとからなる組成物を用いてもよい。
この発明で得られる積層板IOの厚みはノート状基材I
・・・の種類、樹脂液の組成、積層板の用途等により異
なるが通常0.5〜3.0mmが好適である。
このような装置および製造方法を用いれば、シート状基
材I・・と金属箔1aとを重ね合わローで一体化し、加
圧する際に、エンドレスベルト6.6の背後から圧力媒
体+1により均一に加圧を施すことかでき、シート状基
材1・・・に含浸された樹脂液が局所的に多量に流動す
ることかないので、金属箔1aにシワなどが生じること
が少なく、シート状基材1・・・と金属箔1aとの密着
性が良好で、得られた金属箔張積層板10aの表面は平
滑で美しいものとなる。
またこの金属箔!aのかわりに、高分子樹脂等からなる
離型フィルムIbを用いれば、その表面に離型フィルム
Ibが貼着された積層板10bを得ることができる。こ
の離型フィルムIbとしては、ポリエステルフィルム、
セロファンフィルム、離型紙、ポリプロピレンフィルム
、アルミニウム箔、ステンレス胴箔等を使用することが
できる。このようにその表面に離型フィルムIbが貼着
された積層板10bを製造し、使用時にこの離型フィル
ム1bを剥離して通常の積層板10とすれば、樹脂液が
含浸されたシート状基材1・・・をダブルベルトプレス
4で加圧する際に、積層板10の外表面とエンドレスベ
ルl−6,6とが直接接触することがないので、エンド
レスベルト6.6表面が未硬化状態の樹脂により汚染さ
れることがないとともに、積層板10の使用時までその
表面を清浄に保つことができるので好適である。
なお、この離型フィルムはダブルヘルドプレス4での積
層板IOの成形完了後、剥離12、巻き取ることら可能
なことは言うまでもないことである。
[実施例] シート状基材として厚さ270μmの長尺クラフト紙を
6枚用意し、このシート状基材に含浸させる樹脂液と1
.て、第1表に示した谷樹脂液に硬化用触媒を加えたも
のを用きし、樹脂含浸端内に満たした。そして第1図お
よび第2図にそれぞれ示した積層板の連続製造装置を用
いて、L記りラフト紙に各樹脂液を含浸させたのち、重
ね合わせてダブルベルトプレスへ移送し、加熱加圧して
積層板を製造した。また実施例6ではエポキシ樹脂系接
着剤が表面に塗布された厚さ35μmの電解銅箔をクラ
フト紙と共に重ね合わせてダブルベルトプレスに移送し
て片面に鋼箔が貼着された積層板を!0造した。各実施
例のダブルベルトプレスにおける加熱および加圧条件は
第1表に示した。
また比較例7と1.て、5対の加圧ロールによりダブル
ベルトプレスを構成した製造装置を用いて積層板を製造
し、比較例8として、ダブルベルトプレスとして加圧お
よび加熱工程を一対の加圧用金属盤により行う装置を用
いて積層板を製造した。
各実施例!ないし比較例8で得られた積層板の平均厚み
、表面に貼着された銅箔のシワの有無、各シート状基柱
間の剥離や空気混入の有無、厚みのばらつきを調べて、
結果を第1表に共に示した。
この発明の積層板の連続製造方法および連続製造装置を
用いて製造された実施例1ないし実施例6の積層板はい
′ずれも各シート状基材間の剥離や空気混入がなく、厚
みのばらつきの少ない優れた乙のであることが第1表の
結果より判明した。
(以下、余白) [発明の効果コ 以上説明したように、この発明によれば、シート状基材
に含浸された樹脂液を硬化させるとともに、シート状基
材を一体化させる加熱加圧工程において、シート状基材
全面に均一に圧力を付与することができるので、各シー
ト状基材間に気泡の発生や剥離の無い積層板を得ること
ができるとともに、各ノート状基材の積層に充分な圧力
を付与できるので、積層板中の基材含有率が高く、曲げ
強度や弾性率の高い高性能の積層板が得られる。
また圧力媒体の弾性によりエンドレスベルトの厚みのば
らつきを吸収することができるので、製造された積層板
は厚みのばらつきの少ない寸法精度の高いものとなる。
またその表面に金属箔を貼着した積層板にあっては、こ
の発明の連続製造方法および連続製造装置を用いれば、
均一な加圧が可能となるので、ノート状基材と金属箔と
の密着性が良好で表面にシワの無い積層板を容易に得る
ことができる。
さらに、請求項2記載の積層板の製造方法にあっては、
金属箔のかわりに離型フィルム等を使用することも可能
で、ダブルベルトプレスを用いた加熱加圧工程中、シー
ト状基材中に含浸された樹脂液がエンドレスベルトを汚
染することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はいずれもこの発明の請求項3記載
の積層板の連続製造装置を示した概略構成図、第3図お
よび第4図はいずれも従来の積層板の連続製造装置を示
した概略構成図である。 1・・・シート状基材、Ia・・・金属箔、2・・・巻
出装置、3・・・樹脂含浸装置、4・・・ダブルベルト
プレス、 6・・・エンドレスベルト、9・・・加圧室、10、l
oa・・・積層板、 ++・・・圧力媒体、15・・・圧力媒体供給装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長尺のシート状基材に樹脂液を含浸させ、その複
    数枚をダブルベルトプレスもしくはその前工程において
    重ね合わせた後、加熱しつつ該ベルトプレスを用いて加
    圧することにより一体化して積層板を連続的に製造する
    方法であって、 上記ダブルベルトプレスのエンドレスベルトを一構成面
    とする加圧室内に流体からなる圧力媒体を圧入すること
    により、上記加熱加圧工程を施すことを特徴とする積層
    板の連続製造方法
  2. (2)長尺のシート状基材に樹脂液を含浸させ、その複
    数枚と金属箔とを、同時にまたは順次ダブルベルトプレ
    スもしくは前工程において最外層の片面または両面が金
    属箔になるように重ね合わせた後、加熱しつつ該ベルト
    プレスを用いて加圧することにより一体化して積層板を
    連続的に製造する方法であって、 上記ダブルベルトプレスのエンドレスベルトを一構成面
    とする加圧室内に流体からなる圧力媒体を圧入し、この
    流体圧により、上記加熱加圧を施すことを特徴とする積
    層板の連続製造方法
  3. (3)複数枚の長尺のシート状基材を繰り出す巻出装置
    と、この巻出装置より繰り出されたシート状基材に樹脂
    液を含浸させる樹脂含浸装置と、2本のエンドレスベル
    トよりなるダブルベルトプレスを連続的に配置してなる
    積層板の連続製造装置であって、 上記ダブルベルトプレスのエンドレスベルトと樹脂が含
    浸されたシート状基材とが接触する部分に、上記エンド
    レスベルトを一構成面とし、流体からなる圧力媒体を充
    填する加圧室を設けたことを特徴とする積層板の連続製
    造装置
JP63156548A 1988-06-24 1988-06-24 積層板の連続製造方法および積層板の連続製造装置 Pending JPH026131A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63156548A JPH026131A (ja) 1988-06-24 1988-06-24 積層板の連続製造方法および積層板の連続製造装置
EP19890111478 EP0347936A3 (en) 1988-06-24 1989-06-23 Continuous production of laminated sheet
KR1019890008758A KR910000355A (ko) 1988-06-24 1989-06-24 적층 시이트의 연속적인 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63156548A JPH026131A (ja) 1988-06-24 1988-06-24 積層板の連続製造方法および積層板の連続製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH026131A true JPH026131A (ja) 1990-01-10

Family

ID=15630204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63156548A Pending JPH026131A (ja) 1988-06-24 1988-06-24 積層板の連続製造方法および積層板の連続製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH026131A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5471660A (en) * 1993-06-18 1995-11-28 Uniden Corporation Channel selecting method for radio receiver and highspeed scanning type radio receiver
US6691329B2 (en) 2000-11-02 2004-02-17 Brian Parry Slade Liquid delivery devices
JP2007084649A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Teijin Ltd 炭素繊維複合シート及びその製造方法
KR100841752B1 (ko) * 2006-10-23 2008-06-27 티이씨네트웍스 주식회사 도어폰을 이용한 비상상황 알람 시스템
WO2010057787A2 (de) * 2008-11-20 2010-05-27 Fritz Egger Gmbh & Co. Og Verfahren zur herstellung einer platte und danach hergestellte platte

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56144151A (en) * 1980-04-11 1981-11-10 Kanegafuchi Chemical Ind Continuous manufacture of laminated board
JPS62212111A (ja) * 1986-03-14 1987-09-18 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 連続加圧方法
JPS6354222A (ja) * 1986-08-25 1988-03-08 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 連続加圧装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56144151A (en) * 1980-04-11 1981-11-10 Kanegafuchi Chemical Ind Continuous manufacture of laminated board
JPS62212111A (ja) * 1986-03-14 1987-09-18 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 連続加圧方法
JPS6354222A (ja) * 1986-08-25 1988-03-08 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 連続加圧装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5471660A (en) * 1993-06-18 1995-11-28 Uniden Corporation Channel selecting method for radio receiver and highspeed scanning type radio receiver
US6691329B2 (en) 2000-11-02 2004-02-17 Brian Parry Slade Liquid delivery devices
JP2007084649A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Teijin Ltd 炭素繊維複合シート及びその製造方法
KR100841752B1 (ko) * 2006-10-23 2008-06-27 티이씨네트웍스 주식회사 도어폰을 이용한 비상상황 알람 시스템
WO2010057787A2 (de) * 2008-11-20 2010-05-27 Fritz Egger Gmbh & Co. Og Verfahren zur herstellung einer platte und danach hergestellte platte
WO2010057787A3 (de) * 2008-11-20 2010-10-14 Fritz Egger Gmbh & Co. Og Verfahren zur herstellung einer platte und danach hergestellte platte

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0147297B2 (ja)
US4662973A (en) Continuous process for preparing reinforced resin laminates
US4557784A (en) Continuous process for producing a metal clad laminate
JPH026131A (ja) 積層板の連続製造方法および積層板の連続製造装置
EP0347936A2 (en) Continuous production of laminated sheet
JPS6058031B2 (ja) 積層板の連続製造方法
WO1980002010A1 (en) Method of and device for continuously fabricating laminate
JPH0299327A (ja) 積層板の連続製造方法
JPH0579214B2 (ja)
JPS6334019B2 (ja)
JP3347084B2 (ja) 積層板およびその製造方法
JPS6042567B2 (ja) 電気用積層板の製造方法
JPH0214187B2 (ja)
JPH02143857A (ja) 積層板の連続製造方法
JPH01286851A (ja) 積層板の連続的製造方法
JPH0286441A (ja) 積層板の連続製造方法
JPH01286850A (ja) 積層板の連続的製造方法
JPH0382510A (ja) 積層板の連続製造方法
JPS60109835A (ja) 金属箔張り積層板の製法
JPS5833456A (ja) 金属箔張り積層板の製法
JPH01286853A (ja) 積層板の連続製造法
JPS61263752A (ja) 積層板の製法
JPH01286847A (ja) 積層板の連続的製造方法
JPH04125147A (ja) フレキシブル配線板用基板の連続製造法
JPH033577B2 (ja)