JPS606759A - パツプ剤用水分散性樹脂 - Google Patents

パツプ剤用水分散性樹脂

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JPS606759A
JPS606759A JP11283383A JP11283383A JPS606759A JP S606759 A JPS606759 A JP S606759A JP 11283383 A JP11283383 A JP 11283383A JP 11283383 A JP11283383 A JP 11283383A JP S606759 A JPS606759 A JP S606759A
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plaster
skin
monomer
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Tadashi Sugiyama
正 杉山
Hiroshi Uozumi
魚住 洋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパップ剤用水分散性樹脂に関するものであって
、更に詳しくは、パップ剤の初期タック、粘着力の長期
保持に優れ、膏体の高温時のダレも発生せず、皮膚貼付
後発汗時のノくツブ剤のふやけもなく膏体乾燥時の凝集
力が適当であるため肌に対し密着性を有し使用感が良好
であシl 更に又剥離に際しては膏体が肌に残ることな
くきれいに剥離でき、薬効成分の皮膚吸収性が穏やかな
ために患部の刺戟も適当であり、また、膏体組成物の製
造ならびに、バッグ剤基材に塗布する作業性が良好なパ
ップ剤用水分散性樹脂に関するものである3、近時バッ
グ剤は使用時の簡便さから、カオリン、酸化チタン、酸
化亜鉛などの粉末賦形剤、ゼラチン、カルボキシメチル
セルローズ、ポリアクリル酸ソーグーなどの泥状化剤、
水、その他成分とサリチル酸メチル、メントール、ハツ
カ油なトノ薬効成分とを練合し、得られた1体を、ネル
、綿布などの布、不織布、多孔性プラスチックフィルム
などの支持体に展延塗布し、その、上に剥離性被覆物を
貼合した形態のものが繁用さ、れている。かかるバッグ
剤にあっては、皮膚に対する接着性、初期タックが良好
で一使用時心地良い密着感を与える弾力性に富み、しか
も貼着時の体温による膏体のダレや浸出がなく、主薬成
分の皮膚への浸透を良くし持続させ、しかも刺激が苦痛
を与えない程度であって、充分な薬効を期待するための
保水性が高く剥離する際、膏体が患部へ付着残溜するこ
とな(、同時に皮膚の一部や体毛を引っ張っても苦痛を
与えない良好な剥離性を備え、長期間薬局等の店頭他に
置かれても、粘着力、凝集力などの諸物件が変化するこ
となく、又薬物の浸出、膏体の浸出などもなく、パップ
剤の製造にあってはその作業性も良好なることが要求さ
れる。
従来かかる特性を備えたパップ剤を提供する目的で種々
研究がなされ、数多くの発明がなされているが、接着性
を高めると剥離性が悪化したり、保水性を高めると凝集
力が失われたりなど、これらの相反する要求を同時に満
足させるものは全く得られていないのが実状である。
かかる欠点を改良すべ(水分散性樹脂をバッグ剤膏体に
配合する技術も提案されている。例えば特公昭、45−
12314号公報、特開昭57−181020号公報等
である。前者はカオリンベースの謂ゆるカオリンパップ
膏体組成物に関し、グリセリン又はプロピレングリコー
ルからなる湿潤剤に、非イオン性界面活性剤の存在下尿
素、ポリブテンc4〜C8のアルキル基を有するアクリ
ル酸エステル重合体の水性エマルジョン及びカオリンを
加えたものである。しかし該公報の水性エマルジョンは
実施例においてもC6〜Csを含むアルキル基を有する
アクリル酸エステル重合体の水性エマルジョンとしか記
載されず具体的に水性エマルジョンを特定していない、
この為この範囲の水性エマルジョンを単に使用しただけ
では、初期タック、粘着力の長期保持性、膏体の薬物浸
出、膏体のダレ、快適な使用感、膏体製造作業性といっ
たM要な諸物件を同時に満足することは出来プよい。ま
た後者の特開昭57−181020号公報は、アクリル
酸エステル系ラテックス、又は酢酸ビニルエチレン系ラ
テックスとポリアクリル酸塩とを含・有するゼラチンベ
ースのバッグ剤膏体に関するものであって、これも市販
の水分散性樹脂を単に使用しただけであり、バッグ剤層
に製造された特定の物性を持つ水分散性樹脂を使用した
わけではない。このため前記諸物件が全て改良されてい
るわけではなく、例えばパップ剤の初期タック、粘着力
の長期保持性等に劣り、膏体よりの薬物の浸出、骨休の
高温時におけるダレや浸出、膏体乾燥後の凝集力、剥離
感、剥離時の皮膚の汚染などの点につき充分改良されて
いるとはいえない、かかる状況において本発明者らは、
さらに鋭意研究した結果特定の分散度商、特定のゲル分
、特定の抗張力を有する、特定の水分散性樹脂をバッグ
剤膏体に使用すると前記欠点が全く改良されることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
しかるに本発明は、ビニル基を有する単量体から得られ
る水分散性樹脂であり、該水分散性樹脂の分散度商が1
.5〜7.0、ゲル分が10〜90係、抗張力が0.3
〜10 kg/crAであることを特徴とするバッグ剤
用水分散性樹脂を提供するにある。
本発明の水分散性樹脂を使用したパップ剤はバッグ剤の
初期タック、粘着力の長期保持に優れ、膏体よりの薬物
の浸出や、膏体の高温時におけるダレや浸出がなく、膏
体の乾燥後の凝集力が適当であるため、乾燥後も膏体は
肌に密着性を有し、使用感が良好であり、皮膚貼付後発
汗時のパップ剤のふやけもなく、更に剥離に際しては肌
に膏体が残溜することなく剥離出来、薬効成分の皮膚吸
収性が穏やかなため患部の刺戟も少ない優れたパップ剤
が得られるのみならず前述の欠点を総べて改良した優れ
た改善諸性質を兼備したバッグ剤が得られるのである。
更に本発明による水分散性樹脂の使用はバッグ剤膏体の
製造ならびに膏体の塗布作業性をも著るしく改善するも
のである。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明のビニル基を有するホ景体とは、エチレン、フロ
ピレン、ビニルエゝスプル、アクリル酸エステル、メタ
アクリル酸並ステル、イタコン酸エステル、フマール酸
エステル、マレイン酸エステル、アクリロニトリル、ス
チレンビニルエーテルなど重合性のエチレン性不飽和結
合を有するものであり好ましくはCI ””’ Cuの
アルキル基、特に好ましくはC0〜C,更に好ましくは
C1〜csのアルキル基を側鎖に有する、ビニルエステ
ル単量体やアクリル酸エステル単量体、メタアクリル酸
エステル単を体、フマール酸エステル、マレイン酸エス
テル単量体が主成分として利用される。例えばC8〜C
11lのアルキル基を側鎖に有する単量体とは、酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、カプロン酸ビニル、ヴアア
サチック酸ビニル、ステアリン酸ビニル、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル
酸−2−エチルーー・キシル、アクリル酸オクチル、ア
クリル酸ラウリル、メタアクリル酸メチル、メタアクリ
ル酸エチル、メタアクリル酸ブチル、メタアクリル酸ヘ
キシル、メタアクリル酸−2−エチルヘキシル、メタア
クリル酸オクチル、メタアクリル酸ラウリル、メタアク
リル酸ステアリルなどが挙げられる。好ましくはアクリ
ル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリ
ル酸オクチル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸
ヘキシル、メタアクリル酸オクチルなどが利用される。
これら各単量体は一種でも或は二種以上複数種組合わせ
てでも利用できる。
また前記ビニル基を有する単量体に他の単量体を併用し
て使用することも出来る、例えばカルボキシル基を有す
るエチレン性不飽和単量体、官能基含有単量体、その他
の単鄭・体などであり、カルボキシル基を有するエチレ
ン性単量体としては、例えばマレイン酸、クロトン酸、
アクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸などがあり好
ましくは、アクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸な
どが利用される。官能基含有単量体としては例えば、水
酸基含有の2−ヒドロキシアクリレート、2−ヒドロキ
シアクリレート、α−メチロールアクリルアミド、アク
リルアミド、メタアクリルアミド、グリシジルアクリレ
−)、グリシジルメタアクリレート、ジメチルアミノエ
チルメタアクリレート、ジメチルアミノエチルメタアク
リレート、その他の単量体としてはジビニルベンゼン、
シフ 1Jルフタレート、トリアリルシアヌレート、ス
チレン、アクリロニトリルなどが挙げられる。
上記単量体の組合せは如何なる絹合せでも利用できるが
本発明においては側鎖のアルキル基のC数04〜C8の
アクリル酸エステル単月俸100重量部に対し、側鎖の
アルキル基のC数C3〜C7のビニルエステル(、・ア
クリル酸エステル及/又はメタアクリル酸エステ/I/
3〜50重肯部好ましくは10〜35重量部、特に好ま
しくは20〜30重量部アクリル酸、メタアクリル酸お
よび、又はイタコン酸0.1〜5重量部好ましくは0,
5〜3重量部を組み合わせて使用するのが好ましい態様
である。
また本発明の水分散性樹脂は前記卑邦体から得られる特
定物性を有する水分散性樹脂であれば如何なる樹脂でも
利用できるが、一般には前記単量体を乳化重合条件下に
重合もしくは共重合することにより製造される。
本発明における分散度商とは、次の様にしてめる。水性
分散体をイオン交換水にて、11500.1/1000
.1/2000.1/3000倍に稀釈し、波長430
ナノメーター、及び750ナノメーターにて濁度α)を
測定する、各波長の濁度をI430 l750と表わし
、DQ = I4.。/Iゎ をめる。
分散度商= Iim DQ (C:水分散体の固形分)
とC−+D して分散度商をめる。
この様にしてめられた分散度商は1.5〜7.0、好ま
しくは2.0〜5.0、特に好ましくは2.5〜35・
の範囲が適当でありバッグ剤の物性の点では膏体製造の
混和作業性、塗布作業が良(、皮膚からの剥離性などが
優れたものとなる。分散度商が1.5より過少にすぎる
と、骨体の粘度が低くなりすぎ、布へ塗布した場合裏も
れする。又貼付時性によるふやけを生じ易(なる更に顔
料包含力が低下し剥離に際し皮膚に膏体が残溜するよう
になる。又この欠点防ぐ為水溶性糊材を増量すると、水
性樹脂分散液を用いるメリットである。初期粘着力が低
下し、乾燥膏体の凝集力も大きくなり過ぎ硬(、使用感
が悪いものとなる、又剥離の際体毛などを引っ張って苦
痛が犬となる。一方分散度商が7.0より過大になりす
ぎると、顔料、水溶性高分子、薬効成分などとの混和性
が著るしく低下し、混和時に顔料の凝集や水性樹脂分散
液の凝固物を生崩しパップ膏体の製造が困難であり、又
画体の粘度が著るしく高くなり攪拌が困難であるばかり
でなく塗付作業が困難で凹凸のないきれいな塗面が得ら
れない。又重合体の凝集力が低下し、膏体の乾燥後の剥
離時に膏体や重合体が皮膚に残溜するようになる。
またゲル分とは水分散性樹脂をドライ厚み約100μに
なるように薄く塗布し、室温24時間乾燥、得られた皮
膜をトルエンK1日浸漬し不溶分を蒸発乾固し測定する
ゲル分は10〜90%好ましくは30〜85幅更に好ま
しくは50〜85係が好適な範囲であり、バッグ剤の物
性の点で高温ダレ、皮膚からの剥離する時の皮膚汚染性
、初期タック、乾燥膏体の凝集力等が優れたものとなる
ゲル分が10%より過少にすぎると、ポリマーの凝集力
が不足となり、サリチル酸など薬効成分による軟化が著
るしく、初期タックは犬となるが皮膚にベトッキすぎ又
高温でダレを生じ、汗をすった場合の軟化も著るしい、
さらに乾燥膏体の凝集力が小さく、皮膚や剥離フィルム
から剥離する際に対象面に膏体や重合体の一部が残溜す
るなどの欠点が生ずる。又ゲル分が90係より過剰にす
ぎると薬効成分による軟化や、高温でのダレはなくなる
が、重合体の凝集力が犬となりすぎ、初期タック力しJ
\となりすぎる。又バインダー能が低下し乾燥膏体を剥
離する時に皮膚に膏体が残溜するようになる。
また抗張力とは厚み約100μのフィルムを作成し、試
料長さ10mm引張り速度100 m+n/mir+ 
20℃65%pI−1で測定した時の強度であって、抗
張力0.3〜10に9周好ましくは0,5〜5 kg/
4rA特に好ましくは1〜3 kqAaであり、パップ
剤の物性の点で初期タック、高温時のダレ、乾燥膏体の
硬さ、凝集力などが適当となり使用感(、密着感、剥離
感)皮膚に膏体が残溜しないといった物性が優れたもの
となる。抗張力が0.3 kg/crlより過小にすぎ
ると、初期タックは大となるがダレが生じ、乾燥1体の
強度が小くなり膏体を皮膚から剥離する時に皮膚に膏体
などが残る。一方抗張力が10陽肩より過大にすぎると
、膏体の凝集力が犬となり高温でもダレは生じないが乾
燥膏体が硬くなり、剥離に際し体毛を引っ張って苦痛を
生ずる、またゴワゴワした手ざわりで貼付感が著るしく
悪いものになる。
また膏体乾燥時の密着力が失なわれる場合もある。
前記水分散性樹脂の粘度、固形分、pH、ガラ7゜転位
温度、タックなどは特に限定されるわけではないが一般
に固形分(JISK−6828)は10〜70qb好ま
しくは30〜65循が利用され、粘度(BH型回転粘度
計2 Orl)In、 25℃)は一般に10〜30,
000 CI)S、好ましくは10〜10,000が利
用され、PHは一般に2〜10好ましくは4〜8が利用
され、タックは一般に3〜20好ましくは5〜15が利
用されバッグ剤に使用した場合膏体製造の作業性や、薬
効成分の経時安定性、初期タックなどの物性が優れたも
のとなる。
ガラス転移温度(以下Tgと略す)は一般に203〜2
6 、t”ic (−7o〜−10℃)好ましくは22
0〜250°K(−53〜−23℃)が好適である。
尚前記Tgは次式の計算式によるものとする。
Tgの計算式 Tg、Tg、・・・・・・Tgnは各成分のTgで絶対
温度で表示 W、・・・・・・Wn は重合体の各成分単量体の重合
分率を示す なお各成分単量体より得られる重合体のTgは後掲衣−
1に示す。
このTg範囲のものを、バッグ剤に使用した場合初期タ
ック、低温時の膏体の柔軟性があり低温でも貼イ」がで
きる、又乾燥膏体の柔軟性が適度であって、使用感が良
い1工どの点で優れた物性が得られる要因となる。
表−1単量体より得られる重合体のTg本発明の前記水
分散性共重合体の好ましい重合手段である乳化重合手法
それ自体は公知の方法により行うことができる、乳化重
合は、水性媒体中、触媒の存在下洗界面活性剤及び/又
は保護コロイドの共存条件下で行うことができる。
利用する界面活性剤の例としては、たとえば、オレイン
酸ソーダ、オレイン酸カリなどの如き脂肪酸塩類、ラウ
リル硫酸ソーダ、ラウリル硫酸アンモニウムなどの如き
アルキル硫酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルホン
酸ソーダ、アルキルナフタレンスルホン酸ソーダなどの
如きアルギルアリールスルホン酸塩a、ジアルキルスル
ホコハク酸塩類、アルキルリン酸塩類1.更にはこれら
にポリオキシエチレンの如きボi)オキ、ジアルキレン
を付加させたノニオニツクアニオン型界面活性剤などの
広いアニオン界面活性剤類;たとえば、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリル
エーテルなどの如きポリオキシアルキレンアルキルエー
テル類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルなど
の如きポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテ
ル類、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル類、
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノラウレート
、ソルビタントリオレエートなどの如きソルビタン脂肪
酸エステル類、ポリオキシエチレンモノラフレート、ポ
リオキシエチレンモノステアレートなどの如きポリオキ
シアルキレン脂肪酸エステル類、オレイン酸モノグリセ
ライド、ステアリン酸モノグリセライドなどの如きグリ
セリン脂肪酸エステル類、オキシエチレンオキシプロピ
レンプロツクポリマーなどの広いノニオン界面活性剤類
を例示することができる。これらは、単独でも複数種併
用の態様でも利用できる。
又、利用する保護コロイドの例としては、たとえば、部
分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニル
アルコール、変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルローズ、カル
ボキシメチルセルローズ塩などのセルロース誘導体、及
びその塩、グアーガムなどの天然多糖類、などがあげら
れる。
これらは、単独でも複数種併用の態様でも利用できる。
更に、乳化重合に際して利用する触媒の例としては、た
とえば、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸ア
ンモニウムなどの如き過硫酸塩類、クーシャリイブチル
/・イドロバ−オキサイド、クメンハイドロパーオキザ
イド、パラメンタンノ・イドロバ−オキサイドなどの如
き有機過酸化物類、過酸化水素などを例示することがで
きる。これらも一種もしくは複数種併用のいずれの態様
でも利用できる。
又、乳化重合に際しL所泣により、還元剤を併用するこ
とができる。その例と、しては、アスコルビン酸、酒石
酸、クエン酸、ブドウ糖などの還元性有機化合物、チオ
硫酸ソーダ、亜硫酸ソーダ、重亜硫酸ソーダ、メタ重亜
硫酸ソーダなどを例示できる。
反応温度は適宜に選択できるが、例えば約40〜約90
℃の如き温度を例示できる1、反応に際して、予め所定
の界面活性剤の全弁を反応系に添加することもできるが
、一部を予め反応系に添加して反応を開始し、残部を反
応中に連萩的に添加もしくは間隔をおいて分割添加する
こともでき、好ましい。又、各々の単量体にすし・ても
、そのまま一括添加、或は分割添加、或は又連続添加す
ることができるが、反応制御の上から連続添加すること
が好ましい。
前述の界面活性剤、触媒の以外に、乳化重合中にpH調
節剤、重合度調節剤、消泡剤ブよどを適宜添加できる。
本発明で得られたバッグ剤用水分散性樹脂を用いたパッ
プ剤の作り方は、膏体1.00 重爪部に対して、本発
明で得られた水分散性樹脂を約5〜40重邦゛部と、カ
オリン、酸化チタン、酸化亜鉛等の粉末賦形剤約5〜4
0重i%と、ゼラチン、カルボキシメチルセルローズ、
ポリアクリル酸ソーダー、などの泥状化剤約5〜30重
ff、、 %とサリチル酸エステル類、メントール、ハ
ツカ油、などの薬効成分約1〜5重量係などと水、その
他添加剤とを織布、多孔性グラスチックフィルム、発泡
性プラスチックシートなどの支持体上に均一に展延塗布
し、その上に剥離性被覆物に貼合せてバッグ剤が得られ
る。
以下に実施例及び比較例を示す。
実施例I L 乳化剤: ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テルHLB17のもの 307 2、 単量体:2−エチルへキシルアクリレ−) 42
5f酢酸ビニル 13(1 アクリル酸 12f 3、水 400v 4 触 B:過硫酸カリウム 37 を70℃、1分間に150回転の、攪拌下に6時間常法
通り乳化重合し、アンモニア水を添加し所定のpHとし
た、得られた水分散体の特性は後掲光−2に示す。
実施例2〜4及び比較例1〜4 前記実施例1における単量体を後掲光−2に記載の組成
に変更、実施例1と同様に乳化重合する。
得られた水分散体の特性を後掲光−2に示す。
比較例5 実施例2のエマルジョン302を水3102と共に序め
フラスコ中に秤量し70℃に温度調節を行なった後、下
記のモノマー乳化剤、触媒を遂次添加するいわゆるシー
ド重合法を用いて重合を行なった10時間反応後アンモ
ニア水を使用し所定のpHとした。水分散体の特性は後
掲光−2に示す。
1、乳化剤:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ルHLB17のもの 107 2Jf1体:2−エチルへキシルアクリレート 428
.7Fメチルアクリレ−) 109.69 アクリル酸 11.6f 3、水 : 10(1 4、触 媒:過硫酸カリウム 32 比較例6 ドデシルベンゼンスルホン酸ンータ−101i’2−エ
チルへキシルアクリレート 368グメチルアクリレー
ト 942 アクリル酸 1(1 水 50(1 触媒 22 助触媒 22 上記のものを60℃、1分間150回転の攪拌下に6時
間乳化重合を行い、アンモニア水を使用し所定のPHと
した。得られた水分散体の特性は表72に示す。
次に本発明で得られた実施例の樹脂及び比較例の樹脂を
用いたパップ剤の参考例を示す。
参考例1〜9 下記配合で得られた水性分散体を用いバッグ剤な調整し
その効果を表−3に記す。
1、ゼラチン 10重量部 ポバール 5I 2、 カオリン 251 3 グリセリン 10 l ノルピトー/I/ 10z 4、 サリチル酸メチル 1f t−メントール 1g ハツカ油 11 5 水 20 I 6、 実施例1〜4及び比較例1〜5、で得られた水分
散性樹脂 20 1 パツプ剤の製法は約50℃に加温した水にゼラチンを加
え膨潤させた後ポバール、グリセリン、ソルビトールを
加え、70℃に加熱し攪拌溶解させる。次にカオリンを
加え混練する、次に水性分1、混和性 膏体製造時の凝
集物生成 5:凝集物生成 無し 4:凝集物生成極微少有り3 
: I l 若干有り 2: I l 有り2、塗布作
業性 膏体を基布に塗布する時の作業性 6・ 5:作業性非常に良い 4:作業性 良い3: I 普
通 2:作業性 悪い に l 悪く塗布不能 3、初期タック 5:初期タック非常に大 4:初期クック ヤヤ大3:
 1 中 2: f 小 7゜ 1: I 全く無い 4、高温のダレ 5:ダレ全く無し 4:ダレ ダレの傾向あり3: l
若干有り 2: l 有り 1: l激しく有り 5、汗によるふやけ(皮膚貼付後発性時の)(ツブ8゜
剤のふやけ) 60才台の男1女、50才台の男1女、40才台の男9
女、30才台の男9女、20才台の男9女、合計10人
を選び5月の晴天の日に汗によるふやげの試験をした。
5:10人ともふやけ無し、 4:1人にふやけ発生3
:2〜3人にふやけ発生 2:4〜5人ふやけ発生1:
6Å以上にふやけ発生 粘着力の持続性 5:膏体乾燥後も粘着性有り 4:膏体乾燥後も粘着性はぼ有り 3: も粘着性少し有り 2: も粘着性はとんど無し 1: 粘着性全く無し 使用感 貼付直後から剥離するまで柔軟性、及び密着感
等を前記5)の10人の男 女に試験をした。
5:10人とも良いと回答 ・ 4゛;9人が良いと回
答3:8〜7人が l # 2:6〜5人が良いと回答
1:4Å以下がよいと回答 剥離時の痛み 貼付数時間後に肌から剥離した時の痛み
、前記5)の10人の男女 に試験をした。
5:10人とも痛く無いと回答 4:9人が痛く無いと
回答3:8〜7人が痛く無いと回答 2:6〜5人が痛く熱いと回答 1:4Å以上が痛いと
回答9、皮膚への膏体の残り 貼付数時間後に肌から剥
離し、た時、肌に膏体の残り状態 5:全(残らない 4:残る傾向あるがほとんど残らな
い3:若干式る 2:残る 1:全部残る 10、薬物のシミ出し 製造した)くツブ剤を密封し2
0℃の室内に保管し、薬物が膏体 面に浸出するまでの日数 11、粘着力の長期保持性 製造したバッグ剤を密封し
、20℃の室内に放置し、前記 6の粘着力の持続性を経時的に調べ た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ビニル基を有する単量体から得られる水分散性樹脂
    であり、該水分散性樹脂の分散度面が1.5〜7.0ゲ
    ル分が10〜90憾、抗張力が0.3〜10にりAaで
    あることを特徴とするパップ剤用水分散性樹脂。 2)該水分散性樹脂の粘度が10〜10.+J−00c
    ps、固形分が10〜70チ、PH2〜10、ガラス転
    移温度−70〜−10℃、タック3〜20であることを
    特徴とする特許請求の範囲、!l−1項記載のパップ剤
    用水分散性樹脂。
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