JPS63265983A - 親水性粘着剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は１例えば口腔粘膜に用いられる粘着剤組成物、
特に耐水粘着性を有しかつ柔軟性の良好な親水性粘着剤
組成物に関する。

（従来の技術） 人体に適用される貼付剤には９発汗や濡れに対して耐性
を有するべく、親水性粘着剤組成物が使用される。特に
１口腔内粘膜の偏部や疾患（口内炎１ロ唇炎、舌炎、智
歯周囲炎、歯槽膿漏、歯肉炎など）部分に貼付してその
箇所を保護し治療するための製剤；および口腔内粘膜を
通して薬物を吸収させ全身的治療効果を得るための製剤
には。

親水性粘着剤組成物が用いられる。

親水性粘着剤組成物には２例えば、ヒドロキシプロピル
セルロースとアクリル酸（共）重合体またばその塩とを
含有する組成物（特公昭５８−７６０５号公報に開示）
がある。口腔内粘膜に用いられる親水性粘着剤組成物と
して２例えば、特開昭５９−１９６８１４号公報には、
ニフェジピンを薬物として含有する粘着剤層が支持体上
に形成されたシート状ニフェジピン製剤が開示されてい
る。この薬剤に用いられる粘着剤は、ゼラチンまたは寒
天；グルテン；カルボキシビニルポリマー；多価アルコ
ール；および酢酸ビニル樹脂またはガム類を含む。

特開昭５９−２３２５５３号公報には、ポリエステルな
どのプラスチックフィルム表面に粘着剤層が形成された
粘膜用包帯が開示されている。この粘着剤としては、ア
クリル酸（共）重合体もしくはその水溶性塩；カルボキ
シメチルセルロースナトリウム。

アルギン酸ナトリウムおよびヒドロキシエチルセルロー
スのうちの少なくとも一種；そしてグリセリンおよび／
またはプロピレングリコールを特徴とする特開昭６０−
２１５６２２号公報には薬物を含む口腔粘膜用徐放性製
剤が開示されている。その基剤（粘着剤）としてはポリ
ビニルピロリドン。

ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール。

アルギン酸またはその塩、および無水マレイン酸とメチ
ルビニルエーテルとの交互共重合体でなる群から選択さ
れる少なくとも一種のポリマーと。

アクリル酸（共）重合体またはその塩との混合物が開示
されている。

しかし、これらの組成物は、水を含まない状態では硬質
かつ非粘着性であり、水を含有してはじめて柔軟性・粘
着性を呈する。それゆえ９Ｍｉ成物を含む貼付剤のサイ
ズを大きくすると、硬質ゆえに貼付が困難となる。柔軟
性を付与するべく、貼付剤の厚さを薄くしても、柔軟性
はそれほど改善されない。かえって貼付剤の強度が低下
する。しかも、この組成物は、耐水粘着性に欠けるため
。

水に溶解しやすいか水により崩壊しやすく１口腔内に長
時間保持し得ない。例えば、特開昭５８−１０９０５９
号公報に開示の組成物や特開昭６０−２１５６２２号公
報に開示の組成物は、水を含んで容易に消失するため１
口腔内に長時間（例えば１時間以上）保持することが困
難である。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的とするところは、水に濡れても粘着性・接着性を失
わない（耐水粘着性を有する）親水性粘着剤組成物を提
供することにある。本発明の他の目的は、柔軟性のある
親水性粘着剤組成物を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は、吸水性を有する親水性粘着剤組成物を
提供することにある。本発明のさらに他の目的は、乾燥
時にも粘着性を有する親水性粘着剤組成物を提供するこ
とにある。本発明のさらに他の目的は１人体に毒性や刺
激性を存しない親水性粘着剤組成物を提供することにあ
る。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、酢酸ビニル（共）重合体に軟化剤を加えて可
塑化し粘着性とすれば、耐水粘着性および柔軟性を有す
る粘着性組成物が得られる；この組成物の相に、吸水性
高分子を分散させることにより、吸水性のある親水性粘
着剤組成物が調製され得る。との発明者の知見にもとづ
いて完成された。

本発明の親水性粘着剤組成物は、酢酸ビニル（共）重合
体、および該（共）重合体に柔軟性・粘着性を付与する
軟化剤を含有する相に、吸水性高分子を分散させてなり
、そのことにより上記目的が達成される。

酢酸ビニル（共）重合体には１例えば、酢酸ビニル単独
重合体、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビ
ニル−（メタ）アクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニ
ル−（メタ）アクリルアミド誘導体の共重合体がある。

酢酸ビニル単独重合体は、塊状重合、溶液重合、乳化重
合、懸濁重合などのいずれの重合方法で得られた重合体
も使用される。酢酸ビニル単独重合体の重合度は、３０
０〜９０００の範囲でよい。酢酸ビニル共重合体では、
酢酸ビニル以外の成分は、３０重足％以下の範囲で含有
される。３０重量％を上まわると、酢酸ビニル共重合体
に軟化剤を加えたときの特性（耐水粘着性。

柔軟性など）が損なわれる。

軟化剤には１例えば、フタル酸ジアルキルエスチル（ア
ルキル基の炭素数は２以上）、クエン酸トリアルキルエ
ステル（アルキル基の炭素数は２以上）、グリセリント
リアセテートがある。

吸水性高分子としては、グアーガム、ローカストビーン
ガム、カラヤガム、アラビヤガム、ペクチンなどの天然
多糖類が挙げられる。これ以外に使用可能な吸水性高分
子には２例えば、コンニャクマンナン、トラガントガム
、ゼラチン、デキストラン、可溶性デンプン、シクロデ
キストリン。

キトサン、プルラン、アルギン酸ソーダ、メチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース２　ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチル化
デンプン、カルボキシメチル化デンプンナトリウム、ヒ
ドロキシメチル化デンプン、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ビニルピロリドン共重合体、ポリ
ビニルメチルエーテル、ビニルメチルエーテル−マレイ
ン酸ナトリウム共重合体、ポリ２−ヒドロキシアルキル
（メタ）アクリレート、２−ヒドロキシアルキル（メタ
）アクリレート共重合体、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール。

ポリ　（エチレン−プロピレン）グリコール、中和ポリ
エチレンイミン、ポリアクリル酸、アクリル酸を主体と
する共重合体またはそれらの塩、ジアセトンアクリルア
ミド共重合体、ポリアミノ酸などがある。これらの吸水
性高分子は、水不溶化処理が施されていてもよい。

酢酸ビニル（共）重合体と軟化剤との重量圧は８５　：
　１５から３０　：　７０．好ましくは７０　：　３０
から６０　：　４０の範囲であり、かつ両者の合計量を
１００重量部としたときに、吸水性高分子が３０〜２０
０重量部、好ましくは５０〜１２０重量部の割合で分散
される。酢酸ビニル（共）重合体の量が上記範囲よりも
過大であると、得られた親水性粘着剤組成物の耐水粘着
性が低下し、かつ柔軟性も損なわれる。逆に軟化剤が過
剰であり、酢酸ビニル（共）重合体が過少であると、粘
着剤組成物は軟化し過ぎてしまう。

吸水性高分子の量は、これら酢酸ビニル（共）重合体と
軟化剤との合計量を基準として決定される。

この吸水性高分子の量が過少であると、′Ｍｉ水性粘着
剤組成物の吸水性が得られない。過剰であると。

吸水性は得られるものの耐水時間および柔軟性が損なわ
れる。

酢酸ビニル（共）重合体と軟化剤の相溶した相に分散さ
れる吸水性高分子の粒径は７通常、１〜１００μｍの範
囲とされる。

本発明の粘着剤組成物には、上記酢酸ビニル（共）重合
体、吸水性高分子および軟化剤のほかに、必要に応じて
添加剤が加えられる。添加剤には９例えば、充填剤（有
機充填剤または無機充填剤）。

着色剤、香料、防腐防カビ剤（ｐ−オキシ安息香酸エチ
ルまたはブチル、主として吸水性高分子の防腐防カビ用
である）、軟化剤（グリセリン、ジグリセリン、トリグ
リセリン、ソルビトール、マルチトールなど、主として
吸水性高分子の軟化に用いられる）、界面活性剤（また
は離型剤）、薬効成分がある。これら添加剤は、得られ
る粘着剤組成物の特性に影♂を与えない範囲（約３０％
以下）内で加えられる。

本発明の親水性粘着剤組成物は、各成分をロールまたは
ニーダ−ミキサーに加えた後、必要に応じて加熱しつつ
混練・分散して調製される。好ましくは以下の方法で行
われる。酢酸ビニル（共）重合体を必要に応じて予備粉
砕した後、これを練りロールまたはニーダ−ミキサーに
入れて酢酸ビニル（共）重合体の軟化温度まで加熱する
。次いで、酢酸ビニル（共）重合体を軟化させつつ軟化
剤を滴下・吸収させる。さらに必要に応じて添加剤を加
えながら混練し、吸水性高分子を加えて均一になるまで
混練が続けられる。混練時の温度は５０〜１００°Ｃの
範囲とされる。得られた混練物は。

冷却後、シート状またはフィルム状に形成された後、適
当な基材と積層され貼付剤とされる。別法として、酢酸
ビニル（共）重合体と軟化剤とを適当な溶媒に溶解させ
て高濃度溶液とした後、これに吸水性高分子を加えて混
合・分散させてもよい。

この場合、得られた混合液を基材に塗工して、貼付剤が
形成される。基材としては、ポリエーテル系ポリウレタ
ンフィルム、無可塑軟質塩化ビニル樹脂フィルム、エチ
レン−酢酸ビニル共ｍ　合体フィルムなどがある。貼付
剤は、基材を用いずシリコーン剥離紙で両面を保護した
だけの単層の粘着剤皮膜であってもよい。

（作用） 本発明によれば、このように、耐水粘着性を有しかつ柔
軟性の良好な親水性粘着剤組成物が得られる。この粘着
剤組成物は、さらに吸水性も有する。この粘着剤組成物
では、酢酸ビニル（共）重合体および軟化剤が完全に相
溶したマトリックスに、吸水性高分子が微細な状態で分
散している。

このマトリックスと吸水性高分子とが分散状態にあると
いう点に１本発明の親水性粘着剤組成物の優れた特性が
認められる。

酢酸ビニル（共）重合体および軟化剤は、耐水粘着性お
よび柔軟性の発現に用いられる。酢酸ビニル（共）重合
体のみ、または酢酸ビニル（共）重合体と吸水性高分子
だけでは、粘着剤組成物の柔軟性・弾性が損なわれると
ともに粘着性も低下する。

吸水性高分子は、粘着剤組成物に吸水性を付与し耐水粘
着性を窩める作用がある。吸水性高分子を加えないと、
粘着剤組成物の吸水性が失われる。

そのために、この粘着剤組成物を含有する貼付剤は、皮
膚に貼付すると２発汗や濡れなどにより。

蒸れや剥がれを生じる。口腔に貼付すると、唾液によっ
て剥離しやすい。

酢酸ビニル（共）重合体、軟化剤および吸水性高分子を
適当な割合で配合することにより、３成分の相乗効果に
より、耐水粘着性・柔軟性と吸水性の両方の性質がもた
らされる。この機構の詳細は不明であるが、おそら（酢
酸ビニル（共）重合体と軟化剤とにより得られた優れた
耐水粘着性・柔軟性を阻害することなく、吸水性高分子
の添加により吸水性を付与し得るためと考えられる。こ
れは、酢酸ビニル（共）重合体と軟化剤との相溶したマ
トリックスに、吸水性高分子が分散されているためと考
えられる。酢酸ビニル（共）重合体および軟化剤の割合
が多くなると、粘着剤組成物の吸水性が低下する。吸水
性高分子の割合が多くなると、吸水性は向上するものの
耐水粘着性が得られない。柔軟性も低下するため９口腔
内粘膜などの部位には適用できない。

（実施例） 以下に本発明を実施例について述べる。

皇膳尉よ （１）粘着剤組成物の調製 ポリ酢酸ビニル（重合度約７００）　６０重量部を粗粉
砕した後、加熱装置付ニーグーミキサーに投入した。こ
のミキサーを約８０゛Ｃに加熱して、ポリ酢酸ビニルを
軟化させた。ミキサーの温度を徐々に低下させつつ、攪
拌しながらクエン酸トリエチル４０重量部を加えた。ク
エン酸トリエチルを約３０分間かけて全量投入するとと
もに、ニーダ−ミキサーの温度を約５０°Ｃにした。次
いで、このミキサーにグアーガム（微細度５０メソシユ
以下）１２０重里部を、約２０分間かけて少量ずつ添加
した。さらに、この温度にて約３０分間混練した。

得られた親水性粘着剤組成物は、常温でも指で押圧する
と凹む程度の柔軟性を有していた。しかも、常態で粘着
性があり、ボールタック値（ＪＩＳ−Ｚ−０２３７の転
球法による）は、４〜６であった。この粘着剤組成物を
顕微鏡により観察したところ。

１０〜１００μｍの粒径の分散粒子が認められた。

（２）貼付剤の作製 加熱装置を備えたプレス機に、上下２枚の平板状金型を
装着した。（金型の表面はあらかじめシリコーンにより
剥離性処理が施されていた。）この金型上に、厚さ８０
μｍのポリエーテル系ポリウレタンフィルム（伸び率５
００％以上）を置いた。

このフィルム上に、（１）で得られた粘着剤組成物を載
せ、上型と合わせて、約５０°Ｃで１０分間にわたり押
圧した。この成形操作により、ポリウレタンフィルムを
基材とし、（１）の粘着剤組成物を粘着剤層とする貼付
剤が得られた。この粘着剤層の厚さは約１５０μｍであ
った。

（３）貼付剤の評価 （２）で得られた貼付剤をｌ　ｃｍ　Ｘ　ｌ　ｃｍの大
きさに切断した後、頬の粘膜に貼付した。貼付後、剥脱
または溶解消失までの時間を口腔粘膜保持時間とした。

その結果２口腔粘膜保持時間は３時間であった。

天１已鉗Ｌ （１）粘着剤組成物の調製 ポリ酢酸ビニル（重合度約２５００）　４５重量部グリ
セリントリアセテート　　　５５重量部ローカストビー
ンガム （微細度５０メツシユ以下） １００重量部 上記処方を用い、混練時の最高温度を約１２０℃とした
こと以外は、実施例１と同様にして粘着剤組成物を調製
した。得られた粘着剤組成物は、実施例１と同程度の柔
軟性および粘着性を呈した。

しかも、実施例１の粘着剤組成物以上の弾性を有してい
た。この粘着剤組成物を顕′Ｒ１鏡により観察したとこ
ろ、１０〜１００１１ｍの粒径の分散粒子が認められた
。

（２）貼付剤の作製および評価 （１）で得られた粘着剤組成物を用い、基材として、ポ
リエーテル系ポリウレタンフィルムに代えて、厚さ１２
０μｍの無可塑軟質塩化ビニル樹脂フィルム（ニスメゾ
イカ■、積水化学社製）を用いたこと以外は、実施例１
と同様の方法により、貼付剤を作製した。得られた貼付
剤の粘着剤層の厚さは、約１８０μｍあった。この貼付
剤は、柔軟であるとともに約５０％以内の伸縮率を有し
ていた。

この貼付剤は２口腔粘膜用貼付剤の他に、床ずれ防止用
貼付剤や医療器具（皮膚電極、心臓ペースメーカー、人
工肛門など）の固定用貼付剤として用いられる。

災施貫主 （１）粘着剤組成物の調製 ポリ酢酸ビニル（重合度約１４００）　　１５重量部ポ
リ酢酸ビニル（重合度約３５０）　　　４５重量部ジオ
クチルフタレート　　　　　　２０重量部クエン酸トリ
エチル　　　　　　　２０重量部上記処方を６０重量％
の濃度となるように、酢酸エチルに溶解した。この溶液
に、下記処方（いずれも微細度５０メソシユ以下）を加
え、攪拌混合機により、約４０分間にわたって攪拌した
。

カラヤガム　　　　　　　　　　　２０重量部レモンペ
クチン　　　　　　　　　２０重量部アラビヤガム　　
　　　　　　　　２０重量部得られた粘着剤組成物は、
粘着性・柔軟性を有し伸縮性に優れている。この粘着剤
組成物の溶液を顕微鏡により観察したところ、１０〜１
００μｍの粒径の分散粒子が認められた。この溶液は、
適当な基材に塗布することにより、貼付剤とされる。

この溶液を、シリコーン剥離紙上に塗布・乾燥すれば、
単層の粘着剤皮膜が得られる。

（２）貼付剤の作製 （１）で得られた粘着剤組成物の溶液を、シリコーン剥
離紙上に、乾燥後の厚さが約２００μｍとなるように、
塗布・乾燥した。塗布面に同しシリコーンヱ１昆１■祇
を重ねて単層の粘着剤皮膜を得た。この粘着剤皮膜は、
医療器具（皮膚電極、心臓ペースメーカー、人工肛門な
ど）の固定用貼付剤として用いられる。

他方、（１）で得られた粘着剤組成物の溶液の固形分１
００重量部に対し、薬効成分としてインドメタシン２重
量部を加えて溶解した。この溶液を９表面コロナ放電処
理されたエチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム（厚さ
８０μｍ、エチレンと酢酸ビニルとの重量比は７５　：
　２５）に、乾燥後の厚さが約１００μｍとなるように
、塗布・乾燥した。塗布面をシリコーン剥離紙で保護し
て貼付剤とした。この貼付剤は、適当な大きさく例えば
、５ｃｍＸ５ｃｍ）に切断することにより、抗炎症用の
貼付剤として用いられる。

（発明の効果） 本発明の親水性粘着剤組成物は、このように。

耐水粘着性・柔軟性を有するうえに吸水性に優れている
。この粘着剤組成物は、水に濡れても粘着性・接着性を
失わないだけでなく、吸水・吸湿により、柔軟性や粘着
性が促進される。それゆえ。

この組成物を用いて１例えば１口腔粘膜用の貼付剤を作
製し、これを患部に貼付しても、粘膜によく馴染み、長
期間にわたり剥脱しない。他の医療用貼付剤にしても、
濡れた表面や高湿度の環境下でも容易に粘着する。この
組成物は乾燥時にも粘着性を有するため、貼付摸作が簡
単である。しかも１人体に毒性や刺激性を有しないうえ
に、安価にて得られる。

このようなことから１本発明の親水性粘着剤組成物は１
口腔粘膜用貼付剤、経皮吸収用の貼付剤。

床ずれ防止用貼付剤（特に、長期療養者、産褥者。

老人などの長時間就床者のための貼付剤）、医療器具（
心電計、脳波計等の皮膚電極；心臓ペースメーカー；人
工肛門など）の固定用の貼付剤、怪我部位や手術部位の
保護・固定用の貼付剤などに好適に用いられる。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、酢酸ビニル（共）重合体、および該（共）重合体に
   柔軟性・粘着性を付与する軟化剤を含有する相に、吸水
   性高分子を分散させた親水性粘着剤組成物。 ２、前記軟化剤が、フタル酸ジアルキルエステル（アル
   キル基の炭素数は２以上）、クエン酸トリアルキルエス
   テル（アルキル基の炭素数は２以上）およびグリセリン
   トリアセテートのうちの少なくとも一種である特許請求
   の範囲第１項に記載の親水性粘着剤組成物。 ３、前記吸水性高分子が、グアーガム、ローカストビー
   ンガム、カラヤガム、アラビヤガムおよびペクチンのう
   ちの少なくとも一種である特許請求の範囲第１項に記載
   の親水性粘着剤組成物。 ４、前記酢酸ビニル（共）重合体と前記軟化剤との重量
   比が８５：１５から３０：７０の範囲であり、かつ両者
   の合計量を１００重量部としたときに、前記吸水性高分
   子が３０〜２００重量部の割合で分散される特許請求の
   範囲第１項に記載の親水性粘着剤組成物。