JPS6057062A - 耐熱性を有するしゆう動部材及びその製造方法 - Google Patents

耐熱性を有するしゆう動部材及びその製造方法

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JPS6057062A
JPS6057062A JP58165145A JP16514583A JPS6057062A JP S6057062 A JPS6057062 A JP S6057062A JP 58165145 A JP58165145 A JP 58165145A JP 16514583 A JP16514583 A JP 16514583A JP S6057062 A JPS6057062 A JP S6057062A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐熱性を有するしゅう動部材及びその製造方
法に関するものである。
ここで、本発明において取扱われる「耐熱性を有てろし
ゆう動部材」とV」°、一般に使用される潤滑油の適用
が困難な温度の下においても、低い摩擦係数をもって荷
重を支えることができる他、これらの機能に加えて、密
封機能をも具有している部材、例えば、軸受ブシュ、ワ
ッシャ、滑り板5.接触型パツキンなどのシールなどを
指すものである。
従来、この種のしゆう動部材としては、固体潤滑剤ペレ
ットを埋設したステンレスや、銅合金から成る金属材料
、サーメットなどの複合材料、そして、四ふつ化エチレ
ン樹脂(PT1’i”E )や、ポリイミド樹脂などの
耐熱プラスチック材料などから成るものが知られている
しかしながら、これらの材料は、いずれも耐熱性には優
れているが、乾燥摩擦条件の下においては、摩擦や摩耗
に問題があったり、機械的強度、特に、耐衝撃性に鰺点
があったり、また相手材とのなじみ性が必ずしも良好で
なかったり、微小溝りに対しては、その機能を十分に発
揮し得ないなどの問題があった。
このような問題を解決するために、例えば、米国特許第
ttazat3号や、特公昭グダー239A6号公報に
開示されているように、黒鉛を特殊処理して得られる膨
張黒鉛を補強材と共に造形することによってしゆう動部
材を製造することが開発されているが、このしゆう動部
材は耐熱性を有し、相手材とのなじみ性にも優れ、普通
の黒鉛に比較して衝撃強度も著しく改善されてはいるが
、摩擦係数は普通の黒鉛に比較してむしろやや高く、加
えて、乾燥摩擦におけるしゆう励時に往々にして異常摩
擦音を発生するという欠点がある。
その他、雲母や石綿などの耐熱材料を同様に補強材と共
に造形して得られるしゆう動部材も知られているが、こ
れらについても、同様の問題がある。
これは、これらの耐熱材料の静止摩擦係数と動摩擦係数
との間の差が大きいこと及びこのような材料から成るし
ゆう動部材が、若干柔軟性を有していることなどにその
原因があるものと考えられ、更に、しゆう動系を構成す
る各部材の形状及び材料の固有振動も影響を与えている
ものと考えられる。
上述した問題の解決を計るために、本出願人は、既に、
特願昭!;’)−/ダoqg’を号(以下「先行技術」
という)として、耐熱性を有するしゆう動部材を提案し
ている。
ここで、この先行技術を簡単に説明すると、次ぎのとお
りである。
すなわち、膨張黒鉛、算量、石綿から成る耐熱材料の群
の内、いずれか7種又はこれらの2種以上を組合わせて
成るシート材を、ステンレスの網から成る補強材と一体
となるように造形して得られる母相の表面に、アスベス
ト、炭素(膨張黒鉛を除く)、ガラスのいずれが1種又
は2種以上の繊維をもって構成された耐熱シートに粉末
状の固体潤滑剤組成物を被着したものを銅合金細線の網
に重ね合わせて補強して成るしゆう動面層が、一体に結
合されて成ることを特徴とするしゆう動部材である。
しかしながら、上述した先行技術においては、実施の結
果、しゆう動面層は相手羽との摩擦しゆう動において異
常摩擦音の発生が少なく、耐摩耗性が良好であるという
性能を示したが、摩擦初期の段階、換言すれば、しゅう
動面層の固体潤滑剤組成物が相手材の表面に固体潤滑被
膜として形成されるまでの段階で、しゆう動摩擦抵抗(
摩擦係数)が高く、これに起因する異常摩擦音の発生も
起ること、また、しゆう動面層を補強する銅合金細線か
ら成る網の高温時での酸化、相手材への焼付きが起るこ
と、などの問題点が、新たに見出された。
ところで、上述した問題点の内で、摩擦初期でのしゆう
動摩擦抵抗及び異常摩擦音の発生に対しては、先行技術
における固体潤滑剤組成物の内の四ぶつ化エチレン樹脂
(PTFE )の配合量を富め、しゆう動面層表面に露
出する割合を高めろことによって、その低減を図ること
はできる。
しかしながら、このPTFEの多量の配合は、PTFE
が他の固体潤滑剤粒子の結合界面に介在し、固体潤滑剤
同志の結合を阻害する原因となる。このことは、特に、
高温領域において、PTFEの熱膨張、軟化に起因する
いくつかの問題を生じさせる。
すなわち、高温領域において、固体潤滑剤粒子の界面に
介在するPTFEの熱膨張や軟化により、固体潤滑剤同
志の結合力が弱められ、しゆう動面層に膨れを生じ、し
ゆう動面層の強度を著しく低下させること、上記と相持
って、摩擦しゆう励時にPTFEの軟化流動が固体潤滑
剤組成物を伴って起り、シゆう動面層が母材表面から脱
落し、母材の耐熱材料(膨張黒鉛など)と相手材との摩
擦しゆう動に移行し、異常摩擦音の発生を惹起すること
などの問題である。
本発明は、上記の先行技術を改良し、先行技術における
固体潤滑剤組成物(PTFEを除く)の優れたしゆう動
特性はそのまま生かし、特に、摩擦初期における問題点
をPTFEの具有する低摩擦性などの特性を有効に利用
することによって解決することができる耐熱性を有する
しゆう動部材及びその製造方法を得ることを、その目的
とするものである。
この目的を達成するために、本発明は、膨張黒鉛、雲母
、石綿から成る耐熱材料の群の内、いずれか1種又はこ
れらの一種以上を組合わせて成るものを、ステンレスの
網から成る補強材と一体になるように造形して得られる
母材表面に、アスベスト、炭素f膨張黒鉛を除く)、ガ
ラスの内のいずれか7種又は一種以上の繊維をもって構
成された耐熱シート材料と、耐熱シート材料の表面に被
着された固体潤滑剤層と、固体潤滑剤層の表面多孔部に
含浸されると共にその一部が潤滑層表面に被膜として形
成された四ふつ化エチレン樹脂とをステンレス細線の網
に重ね合わせて補強して成るしゆう動面層を一体に結合
させ、しゆう動面層は変形して絡み合ったステンレス細
線と、細線から成る網目及び細線間に充てん保持された
固体潤滑剤と、四ふつ化エチレン樹脂とから成る平滑な
面に形成されて成る耐熱性を有するしゆう動部材を特徴
とするものである。
このように、本発明によるしゆう動部材は、耐熱材料と
、ステンレス金網から成る補強材とが一体となった母材
の表面に、ステンレス細線から成る金網によって補強さ
れた固体潤滑剤と、四ふつ化エチレン樹脂とが、母材と
一体に結合されていることが、特徴となっているもので
ある0 すなわち、膨張黒鉛などの耐熱材料が、補強材としての
ステンレスから成る金網の網目や、それを構成している
細線の間のすきまに一様に充てんされ、補強材はそれ自
体圧縮されて変形し、互いに絡み合った状態になってい
るが、この母材の表面に配置されているステンレスの金
網によって補強されている固体潤滑剤及び四ふつ化エチ
レン樹脂も全く同様に、金網の網目や、それを構成して
いる細線の間のすきまに一様に充てんされ、このステン
レスの金網から成る補強材は、変形して金網同志が互い
に絡み合っているばかりではなく、母材のステンレス金
網から成る補強材とも絡み合い、母材及びしゆう動面層
は、一体に結合されているものである。
このように、母材と一体に結合されたしゆう動面層の表
面には、ステンレスの金網によって補強された固体潤滑
剤と、四ふつ化エチレン樹脂とが存在しているため、し
ゆう動部材の摩擦初期には四ふつ化エチレン樹脂の低摩
擦性が発揮され、相手材とのしゆう動摩擦抵抗が著しく
低減されると共に異常摩擦音の発生はなくなり、また、
高温領域では、四ふつ化エチレン樹脂に熱膨張、軟化が
生じても、四ふつ化エチレン樹脂は固体潤滑剤とは独立
して存在しているため、四ふつ化エチレン樹脂の軟化流
動に起因する固体潤滑剤同志の結合強度の低下はなく、
更に、摩擦しゆう励時の固体潤滑剤の脱落は全く起らず
、従って、室温から高温に渡る広範囲の使用において異
常摩擦音の発生がなく、優れたしゆう動特性が発揮され
るものである。
ここで、しゆう動面層を補強する金網にステンレスを使
用したのは、次ぎの掛由に基づくものである。
先行技術においては、しゆう動面層を補強する金網とし
て銅合金を使用しているが、このものは、高温時に相手
材に焼付くという現象をもたらすことが分かった。
それは、銅合金の銅成分が、相手材(ステンレス)のニ
ッケル成分と固溶体を形成するためであるものと考察さ
れる。そこで、相手材と同種の金属、いわゆる、とも金
となる欠点はあるが、高温時においても焼付くことσ)
ない(しゆう動部材にとって、相手材に焼付くという現
象は、極力避けなければならない現象である)ステンレ
スを使用したものである。
なお、この場合、このステンレス細線がしゆう動面層の
表面に露出する面積割合は、コθ〜り0%が好ましい。
このように、しゆう動面層の表面に、一定の割合で金網
から成る補強材と、固体製滑剤及び四ふつ化エチレン樹
脂とが交互に微細に露出して存在する構成により、しゆ
う励時に形成される固体潤滑被膜の被膜形成能にすぐれ
(1−なわち、被膜破断時における被膜の自己補修機能
にすぐれていること)、また、微小7鈍りゃ、微小角揺
動をする用途に好適であるという効果をもたらす。
次ぎに、上述の構成から成り立っている本発明のしゆう
動部材の製造方法は、次ぎのような工程から成り立って
いることが特徴となっている。
すなわち、母材を得るために、膨張黒鉛シートなどのシ
ート状耐熱材料と、補強材としてのステンレス金網とを
交互に重ね合わせて積み重ねたもの、あるいは、このシ
ートの1枚と金網とを重ね合わせ、これらをうす巻き状
に巻回したり、更には、金網を袋編みから成るものとし
、耐熱材料シートをこの袋状金網を偏平に押しつぶし帯
状とし、その中にそう人し、うずまき状に巻回し、筒状
母材とする。
また、耐熱材料シートを別途に用意し、このシートの一
方の表面にアスベストなどの繊維をもって構成された耐
熱シート材料をはり付けたのち、耐熱シート材料の表面
に粉末状の固体潤滑剤を被着して固体潤滑剤層を形成す
Z)と共に四ふつ化エチレン樹脂を固体潤滑剤層σ)表
面多孔部に含浸させ且つその一7化を潤滑剤層の表面忙
被膜として形成した複層部材を、ステンレス細線の網に
重ねるか、あるいは、金網を袋編みから成るものとし、
この袋状金網を偏平状に押しつぶし帯状とし、その中に
そう入してしゆう動面層形成部材を作る。
次ぎに、上述した筒状母材の表面に、しゆう動面層形成
部材を固体潤滑剤層及び四ふつ化エチレン樹脂が表面に
表われるように巻回して組立体を作り、この組立体を筒
状母材の軸方向から圧縮し、金網を変形させて層間の金
網に絡み合いを生じさせることによってしゆう動部材を
得る。
なお、以上述べた耐熱材料と、補強材とから成る材料構
成及び成形技術は、特開昭5y−767!を号公報や、
特開昭36−lコlり66号公報に開示されている技術
を利用するものである。
以下、本発明を添付図面の第1〜ノコ図に基づいて詳細
に説明する。
まず、本発明によるしゆう動部材は、 (イ)膨張黒鉛などから成る耐熱材料をステンレス金網
から成る補強材に重ね合わせ、これらを一体となるよう
に巻回して成る筒状母材を得る工程 (ロ)耐熱材のシート材を別途に用意し、このシート材
の一方の表面に、アスベストなどの繊維をもって構成さ
れた耐熱シートをはり付ける工程 (ハ)耐熱シートの宍面に粉末状の固体潤滑剤を被着し
、固体潤滑剤層を形成したのち、四ふつ化エチレンGj
脂を同体潤滑剤層の表面多孔部に含浸させると共にその
一部ケ潤清剤層の表面に被膜として形成した複層部材を
得る工程 に) 上記(ロ)および(ハ)の工程を経て得られた複
層部材を、ステンレス細線から成る網に重ね合わせてし
ゆう動面層形成部材を得る工程(ホ)(イ)の工程によ
って得られた筒状母材の回りに、に)の工程によって得
られたしゆう動面層形成部材を、固体潤滑剤層及び四ふ
つ化エチレンイ☆f脂が表面に現われるように巻回して
成る組立体を得る工程 (へ)(ホ)の工程によって得られた組立体を各金網の
相互の変形、絡み合いが生ずるように筒状母材の軸線方
向に圧縮する工程 の各工程を経て製造されるものであるO以下、各程を順
次図面について詳細に説明する0 (イ)筒状母材の製造工程 第7図は、この工程の第一として、耐熱材料としてのシ
ート状の膨張黒鉛lと、補強材としてのステンレス金網
ユとを重ね合げせた状態を斜視図で示すものである。ま
た、第一図は、第二の工程として、第一の工程によって
得られた第1図の状態のものを、耐熱材料lを内側にし
てうす巻き状に巻回して得た筒状母材3を示すものであ
る。
第3図は、第1図及び第一図に示した工程の変形として
、袋編みしたステンレス金網り′の外周に、シート状の
膨張黒鉛ノを巻いて(はぼ−重)覆い、これを一端から
軸線方向に巻き返しているところを示すもので、第を図
は巻き上がった筒状母材3′を示すものである。この第
3図に示す巻き方を採用すると、得られた筒状母材3′
は、その内外周に金網コ′が位置しているものとなる。
これに対し、第1図に示した状態のものを巻く方法を採
用すると、第一図に示すように、筒状体3の内周に耐熱
材料lが、また・外周に金網ユが、それぞれ位置してい
る。ただし、第1図のものを、耐熱材料lを外側にして
巻けば、内周に金網−が、外周に耐熱材料/が、それぞ
れ位置しているものが得られるようになる。また、第2
図に示す重ね合わせて成るものにおいて、金網二の長手
方向(巻回する方向)の長さよりも−巻き分はど長い耐
熱材料lを使うと、内外周面に共に1Iii′1熱材料
が位い°する筒状母材を得ることもできる。
次ぎに、第3図は、第3図に示しfC袋編みし升金網二
′を径方向につぶして帯状としたものの内部に、シート
状の耐熱材料/をそう入して成る母材の他の態様を示す
ものである。
この場合、この帯状金網ユ′の長さと、耐熱ジートノの
長さとが同じであると、これを巻回して得られる筒状母
材は、内外周共に金網が位置している態様のものが得ら
れる。
(ロ)(ハ) 複層部材の製造工程 第6図は、この工程における基本部材である複層部材を
示すもので、耐熱材料のシートlを別途に用意し、この
ノートlの一方の表面に耐熱シート材料グをけり付けた
のち、耐熱シート材料グの表面に粉末状の固体間滑剤を
被着して固体潤滑剤層Sを形成すると共に固体潤滑剤層
5の表面多孔部に含浸され且つその一部を潤滑剤層Sの
表面に被膜として形成された四ふっ化エチレン樹脂6が
ら成るものである。第7図は、第6図の拡大横断面図で
ある。
この固体潤滑剤粉末を被着するために用いられる耐熱シ
ート材料ケは、その厚さがおおむね0. OA; −/
、Omm 、特に好ましくは、0.2〜0、ANnのア
スベスト、炭素(膨張黒鉛を除く)、ガラス(チタン酸
カリ、アルミナ、シリカ、ソーダガラス等)の1種又は
2種以上の繊維から成るペーパー、不織布あるいは織布
が適している。
このシート材料ヶの両表面には、接着剤が薄く塗布され
、シート材料ダは一方の表面が耐熱材料のシートlの上
にはり付けられると共にシート材料ダの他方の表面には
、D「望の組成の固体潤滑剤粉末が散布供給されて固体
潤滑剤層Sが形成され、更に、固体潤滑剤層Sの表面多
孔部に含浸され、且つその一部が潤滑剤層5の表面に被
膜として四ふっ化エチレン樹脂6が施され、次いで、接
着剤を固化させることによって、シートlと、耐熱シー
ト材料ダと、固体潤滑剤層Sと、四ふっ化エチレン樹脂
6とが一体化された複層部材7が形成される。
なお、ここで使用される接着剤は、数百塵Cのような高
温度にも耐えるものである必要はない。すなわち、接着
剤としては、しゆう動部材を製造する段階、あるいは、
しゆう動部材を検査したり、包装したり、輸送したり、
組付けたりする通常の取扱いにおいて、被着された固体
潤滑剤層3及び四ふつ化エチレン樹脂tがはく離したり
、脱落したりすることがなく、また、使用時に荷重や滑
りによって母材表面から容易にははがれることのない程
度の接着強度を有していれば、十分である。
なお、この場合に使用される接着剤としては、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂(ポリアミド・
イミド樹脂を含む)、ポリビニルアルコール樹脂などの
他、コーンシロップ、アラビアゴム、にかわ、アルギン
酸塩なども使用することができる。
あるいは、これら接着剤を塗布したシート材料ダの上に
固体潤滑剤の粉末を散布する代わシに、固体潤滑剤粉末
に接着剤を混ぜたものを用いても良く、あるいは、潤滑
剤粉末と、接着剤と、溶剤とを混合し、スラリー状、ペ
ースト状としたものを、シート材料tの上に薄く塗布し
ても良い。
また、粉末状の固体側滑剤を適宜の分散媒に分散させた
ものを用い、これをシート材料ダの上に塗布、若しくハ
、塗布後加圧してシート材料lのすきま内に充てんさせ
ると同時にシート材料グの表面に薄層として被着させる
などの方法も好ましいものである。ただし、この方法は
、固体潤滑剤粒子が、例えば、lo−1μのオーダ程度
に十分細かく、シかも、粒子同志が上述した塗布含浸工
程を経たのち、相互に疑結しやすい性質を有している場
合に、特に、有効であるものである。
また、シート材料ダの表面に被着された固体潤滑剤層3
の被着厚さは、o、s mm以下、通常θ。Oコル0゜
3咽とすることが好ましい。
次ぎに、シート材料ダの表面に被着された固体潤滑剤層
Sの表面多孔部に含浸されろと共にその一部が潤滑剤層
!の表面に被膜として形成される四ふつ化エチレン樹脂
は、水性ディスパージョンの形態で用いられる。
そして、この水性ディスパージョンは固体潤滑剤層5に
、例えば、吹き付け、刷毛塗り、ロール塗りなどの方法
によって施される。
この場合、塗布後、/lOCで数分間加熱することによ
って溶媒は完全に揮発し、このように処理することによ
って、通常の処理によっては容易にはがれない程度に形
成される。
に) しゆう動面層形成部材の製造工程このようにして
得られた複層部材7をステンレス細線から成る金網gに
よって補強してしゆう動面層形成部材9を形成するが、
第3図はステンレス細線を袋編みした金網を径方向に押
しつぶして得た帯状金網g′の内部に複層部材7をそう
人した態様を示すものである。
また、第9図は、これをうす巻き状に巻回し、筒状母材
に組合わぜろ場合に便利であるように、筒状体10とし
ての態様のものを斜視図によって示すものである。
この筒状体10は、巻き始め及び巻き終りの端部が、や
や重り合う程度の一重巻きが普通であるが、場合によっ
ては、二重以上に巻いて筒状体としても良い。
(ホ)筒状母料へのしゆう動面層形成部材の巻回工程 工程(イ)によって得られた筒状母料3の回り又は内部
に、工程に)によって得られたしゆう動面層形成部材ワ
を巻き付けたり、又は、はめ込んだりした組立体をイ茹
る巻回工程として、次ぎのような態様が考えられる。
すなわち、0袋ジーみした金網を径方向に押しつぶして
得た帯状金網g′の内部に複16部材りをそう人し、複
層部材7の固体潤滑剤層S及び四ふつ化エチレン樹脂が
被着されている側を外側にして母材3に巻き付ける方法
、@同様に、複層部材7をそう人した金網g′をうす巻
き状に巻回したものを母材3にはめ込む方法、θ上記■
の方法による金網g′に複層部材りをそう人した状態の
もの、又は、複層部材7の上に金網を載せたものをロー
ルによって加圧して複層部材と金網とを強く付着させて
一体化したものを、固体潤滑剤層S及び四ふつ化エチレ
ン樹脂6が外側に位置するように母材3に巻き付ける方
法、■単に金網ざ。
g′の上に複層部材りを重ね合わせ、複層部材7が外側
に位置するようにして母材3に巻き付ける方法などの種
々の方法が採用される。
この複層部材りと、金網g、g’とをあらかじめ加圧し
て一体化させるという方法○は、加圧を施さないで適用
する■、@の方法に比較して、後述する圧縮工程を経て
得られるしゆう動部材表面に現われる固体潤滑剤層よと
、四ふつ化エチレン樹脂6と、ステンレス網g。
g′を構成する細線とが一層均一であるという特長があ
る。
(へ)圧縮工程 このように、工程(ホ)によってステンレス細線の金網
g、tr’と、金網g、g’によって補強された複層部
材7とから成るしゅう動面層形成部材9を、第2図又は
第4図などに示した筒状母材3又は3′の回りに巻き付
けたり、その中にはめ込んだりして成る組立体を、次ぎ
に、金型に入れ、軸線方向に圧縮することによって完成
品とする。この場合における成形圧力は、7〜,71!
/c71 とすることが好ましい。
第10図は、1例として、第一図に示した筒状母材3の
回シに、第9図に示すしゆう動面層形成部材9をはめる
ことによって作られた組立体を金型に入れて軸線方向に
圧縮することによって得られたシールベアリングを斜視
図によって示すものであり、図中l′は耐熱材料、l/
は部分球面をなすしゆう動面、2ノ ^aはしゆう動面/lに露出して点在する変形を受けた
ステンレス金網ざを構成する細線を示すものである。
第11図は、その縦断面図、第1.2図は、その拡大縦
断面を示すが、これらの図中、g′は耐熱材料を示し、
シート状の耐熱材料lが圧縮成形時に変形を受けて一体
に接合、合体しタモの、λ′はステンレス金網コが同様
に変形を受けた後の状態を示すものであり、しゆう動部
材の縦断面では、ステンレス金網ユな構成する細線−′
の横断面が現われており、ステンレス金網gを構成する
ステンレス細線g′も、同様に、横断面が現われている
本発明によるしゆう動部材は、上記のような工程によっ
て製造され、上記のような構成を有しているが、ここで
、本発明において使用される主要材料について詳細に説
明すると、次ぎのとおりである。
まず、筒状母材3を構成する耐熱材料の内、膨張黒鉛は
、特公昭1llI−23?tt号公報に開示されている
米国ユニオンカーバイド社製の膨張黒鉛粉末及びこの粉
末から製造されたシートが有効に使用される。
雲母は、天然若しくは人工雲母粉末、スは、これらの粉
末をシリコン樹脂によって接合したマイカベーパーが好
適である。
石綿は、クリソタイル又はアモサイト系の繊維粉末又は
これらの粉末から成るアスベストベーパーあるいはシー
トなどが有効に使用される。
補強材としてのステンレスの金網2は、オーステナイト
系のSUS、?θ4. SUS、?//; 、フェライ
ト系のSO8り30などの細線を織ったり、編んだりし
て得られる金網、特に、編組金網が最も好ましい。線径
け、0./ % 0.!; wrm 、網目は、3〜A
 amのものが最も好ましいものとして例示することが
できる。
次ぎに、しゆう動面層形成部材9の内のステンレス細線
から成る金網g、 g’は、耐熱材料lの補強材として
のステンレスの金網−と同61のものが使用されろ。
また、しゆう動面層形成部材りの内の固体潤滑剤層は (+)金属硫化物: IAoB2. WS2.5b28
3. PbS、 Fe5(11)黒鉛(鱗片状黒鉛など
。ただし、膨張黒鉛を除く。)、BN (lft)銅又は銅合金: Cu、 9 / Cu−1
IF’e−tMn、黄銅、青銅 GV)金属ふつ化物: CaF、 e BaF2 e 
LIFの各群の内、(1)、(11)、(:)と(II
)、に)と(II)と(lI+)、(1)と(11)と
(11)と(lv)、(1)と(Ill)、(1)と(
Ill)、(11)と(Ill)と(1■)、(1)と
(lv)のいずれかの組合わせから成るもので、特にそ
の好ましい実施例を第7表に示す。
第1表 注:表中、(Cu −Fe −Mn )のそれぞれに附
属する数値は、重量%を示すものである。) これらの各群に示された粉末は、おおむね10θメツシ
ユよυも細い微粉末の形で用いられる。
これらの各組合わせの内で、(11)群を使用する場合
は、これに加えて(IV)群の併用が有効である〇また
、θv)群忙示すものは、このもの自体はそれ程低摩擦
物質ではないが、(i)群に示すものと組合わせて使用
することにより、高温における酸化消耗を防ぎ、潤滑性
保持に貢献する。
(ill)群に示す銅及び銅合金粉末は、このもの自体
は、固体潤滑剤とはいえないが、他の群の固体潤滑剤と
混用することによって、表面の見掛は硬さを高め、摩擦
面への固体潤滑剤の供給を調整し、静摩擦係数と動摩擦
係数との間σ〕差を狭める働きがあり、異常摩擦音の発
生防止に貢献する。
上述した各群の組合わせから成る固体潤滑剤層5の表面
多孔部に含浸され且つその一部75;固体潤滑剤Rhに
被膜として形成されろ四ぶつ化エチレン樹脂の水性デイ
スノく−ジョンは、例えば、三井フロロケミカル社の「
テフロン30J](商品名)(固形分AO%)が推奨さ
れる。
この四ふつ化エチレン樹脂は、特に摩擦しゆう動の初期
の段階でしゆう動部材の摩擦係数を著しく低減させるこ
と、このものの滑り速度に対する摩擦挙動が「負性抵抗
」を示さないから、いわゆる、「附着−滑り」現象を著
しく改善させること、などにより、特に、摩擦初期にお
ける異常摩擦音の発生を防止する。
次ぎに、本発明によろしゅう動部材について、先行技術
及び比較品と共にその性能試験を行なったが、その結果
を第2表に示しである。
試験条件: 荷重 s kglctl 滑り速度 lコm/m i n 雰囲気温度 ダooC 相手材 SUS、7(7グ また、表2において、摩擦係数の値は、試験開始後1時
間後の値をもって示し、摩耗分は、試験開始後20時間
後の値をもって示しである。
なお、表中の異常摩擦音の評価は、以下に示すとおりで
ある。
評価記号l:通常の摩擦音だけで、異常音の発生のない
もの。
評価記号II:試験片に耳を近づけた状態で、摩擦音の
他に、かすかに異常温 が聴えるもの。
評価記号■:定位置(試験片からi、sm離れた位置)
では生活環境音に消さ れて一般には識別し難いが、試 験当事者には異常温として判別 できるもの 評価記号■:定位置で誰でも異常温(不快音)として識
別できるもの0 第二表中、比較品(1)は特開昭5g−2QA19号公
報に開示された技術から成るしゆう動部材、比較品(n
)は特開昭j+−’76’759+−外に開示された技
術からなるしゆう動部材である。
第−表の結果から分かるように、本発明によるしゆう動
部材は、先行技術及び比較品に対し、摩擦係数において
は低い値を示し、特に、摩擦初期においては極めてtい
値を示し、異音摩擦音の発生は全く起らず、また、試験
時間を通しての異常摩擦音についても極めて良好な評価
を有している。
先行技術の、特に、固体潤滑層に四ふつ化エチレン樹脂
を含むしゆう動部材は、摩擦係数が他の先行技術及び比
較品に対し低い値を示したが、四ふつ化エチレン樹脂の
軟化による流動が起り、しゆう動面から固体潤滑剤層が
脱落している部位が認められた。
以上のように、本発明は、先行技術及び比較品のものに
おける問題点を解決した用熱性を有するしゆう動部材並
びにその製造方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の実施例を示すもので、第1図は、しゆう
動部材の母材を構成しているシート状の膨張黒鉛と、ス
テンレス金網とを重ね合わせた状態を示す斜視図、第一
図は、それを金網を外側にして巻回して得られる筒状母
材の斜視図、第3図は、袋編みしたステンレス金網の外
周にシート状の膨張黒鉛を巻いた状態を示す斜視図、第
9図は、第3図のものを一端部から軸線方向に巻き返す
ことによって得られた筒状母材を示す斜視図、第3図は
、袋編みした金網を径方向につぶし、この中にシート状
の膨張黒鉛をそう人して成る母材を示す斜視図、第6図
は、複層部材を示す斜視図、第り図は、第6図の断面図
、第g図は、第6図の複層部材を袋編みした金網を径方
向に押しつぶして得た帯状金網内にそう人して成るしゆ
う動面層形成部材を示す斜視図、第り図は、第g図に示
すものをうす巻き状に巻回して得られる筒状体を示す斜
視図、第10図は、本発明のl実施例としてのシールベ
アリングの斜視図、第1/図は、その縦断面図、第2コ
図は、第1O図の一部拡大図である。 ノ・・・シート状膨張黒鉛; s、 2’・・・ステン
レス金網;3.J’・・・筒状母材;ダ・・・耐熱シー
ト材料;S・・・固体潤滑剤組成物;6・・・四ふつ化
エチレン樹脂;7・・・複層部材;g・・・ステンレス
細線から成る金網;9・・・しゆう動面層形成部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l 膨張黒鉛、雲母、石綿から成る耐熱材料の群の内、
    いずれか1種又はこれらの2種以上を組合わせて成るも
    のを、ステンレスの網から成る補強材と一体となるよう
    に造形して得られる母材表面に、アスベスト、炭素(膨
    張黒鉛を除く)、ガラスのいずれか1種又はユ種以上の
    繊維をもって構成された耐熱シート材料と、この耐熱シ
    ート材料の表面に被着された固体潤滑剤層と、この固体
    潤滑剤層の表面多孔部に含浸されると共にその一部が潤
    滑層表面に被膜として形成された四ふつ化エチレン樹脂
    とをステンレス細線の網に重ね合わせて補強して成るし
    ゆう動面層を一体に結合し、しゆう動面層が変形して絡
    み合ったステンレス網を構成する細線と、細線から成る
    網目及び細線間に充てん保持された固体潤滑剤及び四ふ
    つ化エチレン樹脂とから成る平滑な面に形成されている
    ことを特徴とする耐熱性を有するしゆう動部材。 ユ 固体潤滑剤層が、 (1)金属硫化物 (11)黒鉛(膨張黒鉛を除く)、窒化ホウ素(fil
    )銅又は銅合金 (IV)金属ぶつ化物 の各群の内、(1)、(11)、(1)と(1))、(
    1)と()1)と(Ill)、(1)と(11)と(i
    il)と(IV)、(1)と(m)、(11)と(Il
    l)、(11)と(lit)とOV)、(II)と(i
    V)のいずれかの組合わせから成る特許請求の範囲第1
    項記載の耐熱性を有するしゆう動部材。 3、シゆう動面層にステンレス細線が20〜qo%の面
    積割合で露出している特許請求の範囲第1項記載の耐熱
    性を有するしゆう動部材。 り(イ)膨張黒鉛、雲母、石綿から成る耐熱材料の群の
    内、いずれか7種又はこれらのユ種以上を組合わせて成
    るシート材をステンレスの網から成る補強材に重ね合わ
    せたもの、あるいは、重ね合わせたのちシート材を補強
    材の網目に充てんしたものを巻回して筒状母材を得ろ工
    程 (ロ) 前記耐熱材料のシート材を別途に用意し、この
    シート材の一方の表面に、アスベスト、炭素(膨張黒鉛
    を除く)、ガラスのいずれか1種又は、2種以上の繊維
    をもって構成された耐熱シートをは、り付ける工程 (ハ)耐熱シートの表面に粉末状の固体潤滑剤を被着し
    て固体潤滑剤層を形成したのち、四ふつ化エチレン樹脂
    を固体潤滑剤層の界面多孔部に含浸させ且つその一部を
    潤滑剤層の表面に被膜として形成した複層部材を得る工
    程 に) 上記(ロ)及び(ハ)の工程を経て得られた複層
    部材をステンレス細砦から成る網に重ね合わせ、あるい
    は、lね合わせたのち、重ね合わせ面に直角に押圧して
    固体潤滑剤及び四ふつ化エチレン樹脂を網目に充てんし
    てしゆう動面層形成部材を得る工程 (ホ)筒状母材の回りに、しゆう動面層形成部材を固体
    潤滑剤層及び四ふっ化エチレン樹脂が表面に現われるよ
    うに巻回して成る組立体を得る工程。 (へ)組立体を各金網の相互の変形、絡み合いが生ずる
    ように筒状刃材の軸線方向に正帰する工程、から成るこ
    とを特徴とする耐熱性を有するしゆう動部材の製造方法
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