JP3303642B2 - 蓄熱式熱交換器、該熱交換器等に使用する耐熱摺動体 - Google Patents
蓄熱式熱交換器、該熱交換器等に使用する耐熱摺動体Info
- Publication number
- JP3303642B2 JP3303642B2 JP32817295A JP32817295A JP3303642B2 JP 3303642 B2 JP3303642 B2 JP 3303642B2 JP 32817295 A JP32817295 A JP 32817295A JP 32817295 A JP32817295 A JP 32817295A JP 3303642 B2 JP3303642 B2 JP 3303642B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- sliding
- temperature
- heat exchanger
- heat storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
使用される蓄熱式熱交換器のベアリングや空気シール
部、高温に曝される摺動部や合せ部、又は熱交換器本体
として機能する回転コアのシール部に使用される耐熱摺
動体、その製造方法及び該耐熱摺動体を組込んだ蓄熱式
熱交換器に関する。
ト等においては、装置の熱効率を向上せしめる手段の1
つとして蓄熱式熱交換器が用いられている。この蓄熱式
熱交換器は、高温ガスによって加熱された回転可能な固
体(コア)を熱交換体として利用するものであって固体
を一定時間高温ガス中にさらして熱を吸収させて蓄熱し
た後に回転させて蓄熱面を移動し、次の一定時間蓄熱面
を低温ガスに接触せしめて固体に蓄えられた熱を低温ガ
ス中に放熱させることにより熱エネルギーを回収するも
のである。
のとして、ヒーティングエレメント側が回転するユング
ストローム型とケーシング側が回転するローテミューレ
型とがある。図1に、前記ローテミューレ型蓄熱式熱交
換器の構造の概要を示す。
状に形成されたドーナツ型のヒーティングエレメントで
あり、該ヒーティングエレメント1はハウジング11に
固定されている。2はコンプレッサ(図示せず)からの
高圧低温空気が流過するD形断面形状の高圧低温空気ケ
ーシング、3は燃焼器(図示せず)への高圧高温空気が
流過するD形断面形状の高圧高温ケーシング、4はター
ビン(図示せず)からの低圧高温ガスが流過する低圧高
温ガス通路、8はコンプレッサ(図示せず)からの高圧
低温空気が流過する高圧低温空気通路である。
圧高温空気と、低圧高温ガス通路4を流過する低圧高温
ガスとは、ヒーティングエレメント1と高圧高温ケーシ
ング3との間で高温シール(耐熱摺動体)5によりシー
ルされ、また前記エレメント1と高圧低温ケーシング2
との間は低温シール(耐熱摺動体)6によりシールされ
ている。前記高圧低温ケーシング2は、これの外周に固
着されたリングギヤ2aを電動モータ12に直結された
ピニオン13に噛合せしめることにより回転駆動され
る。
端部(下端)が前記高圧低温ケーシング2の内周面に固
定され、他端部(上端)が高圧高温ケーシング3に固定
されている。これにより、高圧低温ケーシング2と高圧
高温ケーシング3とは前記トルク伝達シャフト14を介
して同位相で回転せしめられる。更に前記トルク伝達シ
ャフト14はヒーティングエレメント1の内周に形成さ
れた支持孔1a内を貫通せしめられ、上下のガイドベア
リング7を介してヒーティングエレメント1に支持され
ている。
せず)に接続される高温空気通路である。
るユングストローム型蓄熱式熱交換器の概要を示す。図
において21は多数のハニカム状細路が形成されたセラ
ミックス製ハニカム状エレメントを備えた円柱状の蓄熱
コアであり、該コア21はこれの外周に固着されたリン
グギヤ29を介して駆動源(ガスタービンのロータ軸
等)により回転軸Z廻りに回転駆動せしめられる。
空気が流通する高圧低温空気通路、25はタービン(図
示せず)からの低圧高温のガスが流通する低圧高温ガス
通路であり、該高圧低温空気通路26と低圧高温ガス通
路25とはコア21の上端面211bにおいてアウタシ
ール23により、コア21の下端面211aにおいてイ
ンナシール22により夫々シールされている。即ち前記
アウタシール23の下面(摺動面)とコア21の上端面
211bとが、インナシール22の上面(摺動面)とコ
ア21の下端面211aとが夫々摺接されて両通路2
5,26をシールされた状態でコア21が回転せしめら
れる。
ール5、低温シール6、及びガイドベアリング7のブッ
シュ等の部位はいずれも1000℃以上の高温に曝され
た中でエレメント1と摺接するので、高い耐熱性と耐摩
耗性を兼備した材料を用いることが要求されることか
ら、これに応える材料として、Ni(ニッケル)系耐熱
合金や希土類粒子分散強化耐熱金属の表面にNiO等の
酸化物を被覆したものが提供され、該被覆材料にて摺動
面を構成している。
熱交換器においては、高温シール5、低温シール6、等
のシール部材及びガイドベリング等の軸受部材は、前記
のように、1000℃以上の高温雰囲気中で回転するケ
ーシング2、3またはシャフト14に組み付けられ、ヒ
ーティングエレメント1の上下面1b、1cと摺接する
ため、又後者の蓄熱式熱交換器においても、高圧低温空
気通路26と低圧高温ガス通路25とはコア21の上端
面211bにおいてアウタシール23により、コア21
の下端面211aにおいてインナシール22により夫々
シールされているために、アウタシール23及びインナ
シール22の○印で示す高温のコア21と摺接する部位
では、いずれも通常の耐熱摺動体に較べ格段に高い耐熱
性と耐摩耗性及び高温潤滑機能を併せ具えることが要求
される。
2 等の耐熱材料からなるシール部材は、高温潤滑性が充
分でないため、ヒーティングエレメント1の摺動表面が
摩滅せしめられ、熱交換性能の低下を招く。また、従来
使用されている固体潤滑剤埋め込み型軸受(オイルレス
#500)材料は300℃以上で酸化することから、摺
動面の焼付きが発生し易く、これによりケーシング2、
3の駆動が不可能になる。等の問題点を抱えている。
み、1000℃以上の高温下でも又常温でも高い強度を
有するとともに、相対運動する運動部材との摺接面にお
いて高い潤滑性と耐摩耗性と相手部材(運動部材)との
良好ななじみ性を備えた耐熱摺動体を提供することであ
る。
特に常温下でも1000℃程度の高温下でもいずれの温
度域でも固体潤滑機能を発揮することにより相手の運動
部材との間の摩擦係数を低下せしめることを主眼として
なされたものであって、次の特徴を具えている。
形成された耐熱摺動体において、金属母材の表面に、N
iO(酸化ニッケル)若しくはZrO2 (酸化ジルコニ
ア)中にBaTiO3 (チタン酸バリウム)を含む固体
潤滑剤を含有せしめた粉末体を母材の表面に接着せしめ
て被膜を形成してなることを特徴とする耐熱摺動体を提
案する。
面より前記固体潤滑剤の含有量が3〜20%程度で好ま
しくは、前記被膜の厚さが0.1〜2.0mmに形成す
るのがよい。そして耐熱摺動体は、好適には、NiO若
しくはZrO2中にBaTiO3 、CoO等の固体潤滑
剤を含有させて粉末体を生成し、該粉末体をプラズマ溶
射、焼結等により母材の表面に接着せしめて被膜を形成
して構成されるものである。
グ及び高圧空気シール部に、NiO若しくはZrO2中
にBaTiO3 、CoO等の固体潤滑剤を選択して一又
は複数含有させた材料からなる被膜を有する摺動材を備
えた蓄熱式熱交換器として適用するのが有効であり、又
一般に摺接面に、NiO若しくはZrO2中にBaTi
O3 、CoO等の固体潤滑剤を選択して一又は複数含有
させた材料からなる被膜を形成した高温摺動部に適用す
る事も有効である。
滑剤はヒーティングエレメント側に設けるのが良く、こ
の場合、前記ユングストローム型蓄熱式熱交換器におい
ては高温ガスが熱伝播する蓄熱コア端面211aのシー
ル摺動部材22が摺接する部位に位置する、ハニカム状
細路内に無機材料、セメント、及び固体潤滑剤を混合し
てなる充填剤を充填するのが良い。
形成するには、NiO若しくはZrO2中にBaTiO3
又は/及びCoO、CaF2等の固体潤滑剤を含浸せし
めた粉末体を生成する。この粉末体をプラズマ溶射等に
より、耐熱金属より成る摺動体の母材の表面に溶射し、
厚さ0.1〜2.0mm程度の被膜を形成する。このよ
うにして形成された被膜は、高い耐熱性を有するうえ
に、固体潤滑剤の含浸により摩擦係数が低下し、相手部
材とのなじみ性が良好で潤滑性に優れた表面硬化層とな
り、また、母材からの剥離の発生も無い。
ト系摺動材では耐熱性が充分でなく、高温用摺動材とし
て適用されている。CaF2 系でも1000℃以上の耐
熱性はない。ZrO2 等の耐熱材料からなる摺動材を適
用している例もあるが、潤滑性能が充分でなく、摺動材
自身の摩耗が多く、相手材を摩耗せしむる例も多い。本
発明は常温でも1000℃以上の高温でも、潤滑特性が
優れ、耐熱性が高く、溶射又は、焼結体を接合した摺動
面が剥離することもない。尚、後記実施例ではNiO若
しくはZrO2中にBaTiO3の固体潤滑剤を含浸せし
めたものでその効果を確認しているが、CoOもBaT
iO3と類似特性を有するために同様な効果が得られる
ものと思慮する。
ては、ハニカム状細路を有する円柱形蓄熱コア21が回
転し、高温ガスと低温ガスの流れる流路を形成(仕切
る)するシール摺動部材とコア21端面間の摩擦係数、
面圧の高さが駆動トルクに影響する。この為前記シール
摺動部材の、少なくとも高温側の蓄熱コア21と摺接す
る高温摺動面側に前記した被膜を設けているが、蓄熱コ
ア21はハニカム構造をしているために、受圧面積が小
さく面圧が大きい。
記蓄熱コア21のシール摺動部材22が摺接する、少な
くとも高温側コア21摺動面部位21aに位置するハニ
カム状細路内に無機材料、セメント及び固体潤滑剤を混
合してなる充填剤30を充填する。この結果前記のシー
ル摺動部材22が摺接する蓄熱コア21のハニカム状細
路内が充填面として機能している為に、摩擦係数と共に
面圧が低下し、駆動トルクの減少が図れる。又前記蓄熱
コア21の充填面は、高圧ガス若しくは低圧ガスの流路
から外れた域に位置している為に、通過流路面積を何等
阻害する事はない。
が、蓄熱コア21と同種のセラミック材料であり、固体
潤滑剤がNiO若しくはZrO2中にBaTiO3 、C
oO、等の固体潤滑剤を選択して一又は複数含有させた
材料であり、又セメントが無機ファイバと無機バインダ
を混合して形成したセメントであるのが好ましい。即
ち、無機材料に蓄熱コア21と同種のセラミック材料を
用いることにより1000℃以上の高温に加熱した場合
の熱膨張率の差異に起因する蓄熱コア21の破開を防止
でき、又無機ファイバと無機バインダを混合して形成し
たセメントを用いることにより、1000℃以上の高温
耐性を有する。
につき詳しく説明する。但し、この実施例に記載されて
いる構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置などは
特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図3は図1に示すローテミューレ型熱交換器に使用され
る高温シール5(及び低温シール6)の断面図であり、
図において、51はステンレス系耐熱鋼等の耐熱金属か
らなる母材であり、該母材51はその背面を高圧高温ケ
ーシング3に強固に接着される。前記母材51のヒーテ
ィングエレメント1への摺接面52a側には本発明の要
旨である被膜52が形成され、該被膜52の表面が前記
エレメント1との摺接面52aとなっている。
いて説明する。 (1)NiO若しくはZrO2(酸化ニッケル)に固体
潤滑剤であるBaTiO3を好ましくは重量比で5〜2
0%含浸せしめて潤滑性が向上した粉末を生成する。 (2)前記BaTiO3 含浸NiOを公知のプラズマ溶
射により、母材51上に吹き付け、母材51の表面に被
膜52を形成する。該被膜52の厚さは0.5mm〜2
mmが適切である。 尚、プラズマ溶射は、ノズル中に内包した電極と母材間
にプラズマアーク電圧を印加した状態で、前記ノズルよ
り高融点の金属やセラミック粉末を噴射する事により、
前記粉末がプラズマアークに溶融しながら母材表面に被
覆固着するものである。
O素地の中に固体潤滑剤であるBaTiO3 が含浸され
た被膜52が形成される。この被膜52は、1000℃
〜1100℃程度の高温における強度及び硬度が大きな
酸化ニッケル(NiO)中に3〜20%程度のBaTi
O3 が均等に分布せしめられたことにより、1100℃
の高温中における摩擦係数が従来のものよりも大幅に低
減される。また溶射により被覆させた被膜52は、剥離
を起こすことなく、強固に母材51に固着される。尚、
前記固体潤滑剤としてCoO(酸化コバルト)を用いて
もよい。
性と潤滑性の評価結果を示す。本図に示す通り、耐熱性
と潤滑性のいずれも本材料が従来材に比して格段に優れ
た効果を有することがわかる。
求項6乃至8記載の発明を組込んだ実施例を示す。前記
したアウタシール23若しくはインナシール22は、N
i(ニッケル)系耐熱合金や希土類粒子分散強化耐熱金
属で形成され、該シール22、23の蓄熱コア端面21
1との摺動面上に、前記したBaTiO3 含浸NiOを
公知のプラズマ溶射により吹き付け、シール22、23
表面に被膜52を形成する。該被膜52の厚さは前記と
同様に0.5mm〜2mmが適切である。
接する、少なくとも高温側コア摺動面部位21aに位置
する、蓄熱コア端面211a側のハニカム状細路21c
内に無機材料、セメント及び固体潤滑剤を混合してなる
充填剤30をリング帯状に充填する。この場合、前記固
体潤滑剤には、前記実施例と同様にZrO2中にBaT
iO3を含有させたもの、又NiO中にBaTiO3、C
oO、CaF2等の固体潤滑剤を選択して一又は複数含
有させたものを用いる。又セメントには線径が2〜4μ
m、長さが平均50μmの「Al2O3 +SiO2」から
なる無機ファイバとSiO2系の無機バインダを用い
る。又無機材料には蓄熱コア21の材料と同種のセラミ
ック材料を用いる。
の粒度に粉状化した後、適宜の配合比で水と共に混練化
して充填剤30を形成する。
の充填は、蓄熱コア21の充填不要部分にテープを張っ
て充填深さが10mm程度になるように、ハニカム状細
路21c内に圧入充填を行う。そして圧入充填後、充填
剤30の完全乾燥温度まで加熱し、その後亀裂が生じな
い温度で徐冷を行う。前記乾燥温度はセメントの種類に
よって決る。
ア21の摺動面部位に位置する、蓄熱コア端面211b
側のハニカム状細路21c内にも充填剤30をリング帯
状に充填するのが良く、この場合、セメント、無機材料
は前記と同様であるが、前記固体潤滑剤には、Cu2中
にC、NaF、WS2等の固体潤滑剤を選択して一又は
複数含有させたものを用いるのがよい。
交換器を運転した所、動摩擦係数の大幅低減に起因して
駆動トルクの低減が図られると共に、漏れ防止にもつな
がった。
度及び高温下における耐摩耗性の大なるNiO若しくは
ZrO2中にBaTiO3 、CoO、CaF2等の固体潤
滑剤を含浸してなる被膜を形成したので、蓄熱式熱交換
器等の当該部相手部材との間の摺動摩擦係数が低減せし
められて、従来のものに較べ潤滑性能が大幅に向上した
耐熱摺動体を得ることができる。
摺接する相手部材との間の摩擦係数の過大によるコーテ
ィング層の剥離の発生及びこれにつながる機器の破損の
発生が防止され、高温下における耐久性が大で信頼性の
大なる耐熱摺動体を得ることができる。
記効果に加えて前記のシール摺動部材が摺接する蓄熱コ
ア21のハニカム状細路内が充填面として機能している
為に、摩擦係数と共に面圧が低下し、駆動トルクの減少
が図れる。
たローテミューレ型熱交換器の概略断面図。
図。
図。
断面図。
る。
組込んだ実施例を示す拡大図である。
ンナシール22)
Claims (7)
- 【請求項1】 金属母材の表面に耐熱摺動被覆層が形成
された耐熱摺動体において、 金属母材の表面に、NiO(酸化ニッケル)若しくはZ
rO2(酸化ジルコニア)中にBaTiO3 (チタン酸
バリウム)を含む固体潤滑剤を含有せしめた粉末体を母
材の表面に接着せしめて被膜を形成してなることを特徴
とする耐熱摺動体。 - 【請求項2】 前記固体潤滑剤の含有量が3〜20%程
度に設定された請求項1記載の耐熱摺動体。 - 【請求項3】 前記被膜の厚さが0.1〜2.0mmに
形成された請求項1記載の耐熱摺動体。 - 【請求項4】 高温摺動部を有する空気シール部に、N
iO(酸化ニッケル)若しくはZrO 2 (酸化ジルコニ
ア)中にBaTiO 3 (チタン酸バリウム)を含む固体
潤滑剤を含有せしめた粉末体を摺動材母材に接着せしめ
て形成した被膜を有する摺動材を設けたことを特徴とす
る蓄熱式熱交換器。 - 【請求項5】 高温ガスと低温ガスの流れる流路に臨ん
で回転し、軸方向にハニカム状細路を有する円柱形蓄熱
コアを具え、この蓄熱コアの端面に前記流路を形成する
シール摺動部材が摺接してなる回転蓄熱式熱交換器にお
いて、高温ガスが熱伝播する蓄熱コア端面のシール摺動部材が
摺接する部位に位置する、ハニカム状細路内に、無機材
料、セメント、及び固体潤滑剤を混合してなる充填剤を
充填してなる ことを特徴とする蓄熱式熱交換器。 - 【請求項6】 前記無機材料が、蓄熱コアと同種のセラ
ミック材料であり、固体潤滑剤がNiO若しくはZrO
2 中にBaTiO 3 、CoO等の固体潤滑剤を選択して
一又は複数含有させた材料であり、又セメントが無機フ
ァイバと無機バインダを混合して形成したセメントであ
ることを特徴とする請求項5記載の蓄熱式熱交換器。 - 【請求項7】 前記シール摺動部材の内、高温ガスが熱
伝播する蓄熱コア端面と摺接する高温摺動面側に、Ni
O若しくはZrO 2 中にBaTiO 3 、CoO等の固体
潤滑剤を選択して一又は複数含有させた材料からなる被
膜を設けたことを特徴とする請求項5記載の蓄熱式熱交
換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32817295A JP3303642B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-11-22 | 蓄熱式熱交換器、該熱交換器等に使用する耐熱摺動体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9589895 | 1995-03-30 | ||
JP7-95898 | 1995-03-30 | ||
JP32817295A JP3303642B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-11-22 | 蓄熱式熱交換器、該熱交換器等に使用する耐熱摺動体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08327263A JPH08327263A (ja) | 1996-12-13 |
JP3303642B2 true JP3303642B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=26437063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32817295A Expired - Fee Related JP3303642B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-11-22 | 蓄熱式熱交換器、該熱交換器等に使用する耐熱摺動体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3303642B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4790135B2 (ja) * | 2001-02-28 | 2011-10-12 | 日本ピストンリング株式会社 | 耐摩耗性摺動部材 |
US9284647B2 (en) | 2002-09-24 | 2016-03-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method for coating sliding surface of high-temperature member, high-temperature member and electrode for electro-discharge surface treatment |
JP4307444B2 (ja) | 2002-09-24 | 2009-08-05 | 株式会社Ihi | 高温部材の擦動面のコーティング方法および高温部材と放電表面処理用電極 |
CA2483528C (en) | 2002-10-09 | 2015-07-21 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Rotating member and method for coating the same |
US7771159B2 (en) * | 2006-10-16 | 2010-08-10 | General Electric Company | High temperature seals and high temperature sealing systems |
WO2014072839A1 (en) | 2013-01-02 | 2014-05-15 | Bisson Massimiliano | Support device for radiant tubes |
CN104962110B (zh) * | 2015-07-02 | 2017-05-03 | 齐鲁工业大学 | 镍硼包覆氟化钙复合粉体、其制备与应用及自润滑陶瓷刀具 |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP32817295A patent/JP3303642B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08327263A (ja) | 1996-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100655366B1 (ko) | 내열, 내마모, 저마찰 특성을 가지는 코팅제 및 이의코팅방법 | |
US4601476A (en) | Squeak free seal for exhaust couplings | |
JP3303642B2 (ja) | 蓄熱式熱交換器、該熱交換器等に使用する耐熱摺動体 | |
US4997192A (en) | Mechanical seal using pore-dispersed material, and pore-dispersed cemented carbide and method for manufacturing same | |
JPS6152229B2 (ja) | ||
CN109162955B (zh) | 一种发动机涡轮泵用端面迷宫组合自动脱开式动密封装置 | |
WO2008026800A1 (en) | Medium temperature coating material for oil-free bearings and method of coating thereof | |
US5544896A (en) | Composite face seal | |
JP3571623B2 (ja) | 摺動材料 | |
US5350557A (en) | Impermeable, abradable seal and method for the production thereof | |
JPH08121361A (ja) | スクリュウロータ及びスクリュウ式圧縮機並びにその製法 | |
KR20160133237A (ko) | 복합 소재로 이루어진 슬라이딩층을 포함하는 무급유 베어링 및 이의 제조방법 | |
US4110512A (en) | Iron oxide material and members for dry lubricated systems including the method of preparation therefor | |
WO2001044533A1 (en) | Abradable coatings | |
CN109578433B (zh) | 一种高可靠封闭式线轴型动压轴承 | |
JP2010151267A (ja) | シール構造、およびこれを用いたガスタービン | |
US11739842B2 (en) | High pressure compressor seal-ring with improved wear resistance | |
JP2503969B2 (ja) | セラミツクス軸受およびその製造方法 | |
JPH085275A (ja) | 耐熱摺動体及びその製造方法 | |
EP0243791A1 (de) | Dichtung zwischen rotierenden Maschinenteilen | |
WO1995021319A1 (en) | Honeycomb abradable seals | |
WO2020195488A1 (ja) | スラストフォイル軸受、フォイル軸受ユニット、ターボ機械及びフォイル | |
JP2007092551A (ja) | 斜板式圧縮機およびその斜板 | |
JP2008039104A (ja) | 流体軸受装置 | |
JP6650347B2 (ja) | ターボチャージャ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020402 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080510 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |