JPS6046608B2 - 送電線導体における引留端部の形成方法 - Google Patents
送電線導体における引留端部の形成方法Info
- Publication number
- JPS6046608B2 JPS6046608B2 JP53145187A JP14518778A JPS6046608B2 JP S6046608 B2 JPS6046608 B2 JP S6046608B2 JP 53145187 A JP53145187 A JP 53145187A JP 14518778 A JP14518778 A JP 14518778A JP S6046608 B2 JPS6046608 B2 JP S6046608B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- stranded wire
- aluminum
- transmission line
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は送電線導体における引留端部の形成方法、
さらに詳しくいえば送電線の導体端部に圧着固定された
引留クランプ内に空隙が残存することのないようにした
送電線導体における引留端部の形成方法に関するものて
ある。
さらに詳しくいえば送電線の導体端部に圧着固定された
引留クランプ内に空隙が残存することのないようにした
送電線導体における引留端部の形成方法に関するものて
ある。
従来一般的に行なわれている送電線導体における引留
端部の形成方法は第1図に示すように、先ず送電線導体
7の端部のアルミ撚線層3を段剥ぎしてその中心部の鋼
撚線1を適宜長さにわたつて露出させる。
端部の形成方法は第1図に示すように、先ず送電線導体
7の端部のアルミ撚線層3を段剥ぎしてその中心部の鋼
撚線1を適宜長さにわたつて露出させる。
次に鋼クランプ8における鋼スリーブ2を上記露出され
た鋼撚線1の外側に嵌挿してこれを鋼撚線1の先端部側
からその長手方向に沿つて順次圧着していく。次に圧着
後の鋼スリーブ2の部分の外径をアルミ撚線層3の外径
と実質的に等しくして引留クランプ内部に空隙が生じな
いようにするために、鋼スリーブ2の外周にアルミ カ
ラー9を被せ、しかる後にアルミ外被スリーブ6を導体
7および鋼クランプ8上にわたつて位置させ、これを圧
着して送電線導体の引留端部を形成している。 しかる
に、上述の形成方法においては圧着時に鋼スリーブ2が
その先端部側に向つて圧縮伸ひを生じるので、鋼撚線1
は上記鋼スリーブ2の圧縮伸び分を見込んでその露出長
さLを決める必要があるが、一般に現場では安全を見て
その露出長さLを必要以上に大きくとる傾向があり、そ
のため鋼撚線1上に鋼スリーブ2を圧着した後の形態と
して、鋼スリーブ2の端面とアルミ撚線層3の端面とが
密着せずにそれらの間に長さlなる隙間からなる空隙1
0がしばしば残存することになる。
た鋼撚線1の外側に嵌挿してこれを鋼撚線1の先端部側
からその長手方向に沿つて順次圧着していく。次に圧着
後の鋼スリーブ2の部分の外径をアルミ撚線層3の外径
と実質的に等しくして引留クランプ内部に空隙が生じな
いようにするために、鋼スリーブ2の外周にアルミ カ
ラー9を被せ、しかる後にアルミ外被スリーブ6を導体
7および鋼クランプ8上にわたつて位置させ、これを圧
着して送電線導体の引留端部を形成している。 しかる
に、上述の形成方法においては圧着時に鋼スリーブ2が
その先端部側に向つて圧縮伸ひを生じるので、鋼撚線1
は上記鋼スリーブ2の圧縮伸び分を見込んでその露出長
さLを決める必要があるが、一般に現場では安全を見て
その露出長さLを必要以上に大きくとる傾向があり、そ
のため鋼撚線1上に鋼スリーブ2を圧着した後の形態と
して、鋼スリーブ2の端面とアルミ撚線層3の端面とが
密着せずにそれらの間に長さlなる隙間からなる空隙1
0がしばしば残存することになる。
しカルて引留クランプ内にこのような空隙10が存在す
ると、導体7における素線撚合わせ間隙を通して上記空
隙10内に雨水が浸入滞留することがあり、かつ冬季等
の寒冷時にその滞留水が凍結膨張して空隙10部に強大
な膨張圧力が発生し、・これがためついにはアルミ外被
スリーブ6が破壊する事故を招く恐れを生じる。また従
来、上記のような空隙10が発生した場合、これを充填
すべくその空隙10部にアルミバインド線を巻付けるこ
とも行なわれているが、しかし施工管理の難か、しい現
場での巻付けには作業巧拙が伴い、たとえ上手に巻付け
られたと見えても実際に空隙10を完全に充填して雨水
等の浸入を確実に阻止するのは非常に困難なことであつ
た。この発明は上述の問題を有利に解決し得る送電線導
体における引留端部の形成方法を提供することを目白勺
とするものてある。
ると、導体7における素線撚合わせ間隙を通して上記空
隙10内に雨水が浸入滞留することがあり、かつ冬季等
の寒冷時にその滞留水が凍結膨張して空隙10部に強大
な膨張圧力が発生し、・これがためついにはアルミ外被
スリーブ6が破壊する事故を招く恐れを生じる。また従
来、上記のような空隙10が発生した場合、これを充填
すべくその空隙10部にアルミバインド線を巻付けるこ
とも行なわれているが、しかし施工管理の難か、しい現
場での巻付けには作業巧拙が伴い、たとえ上手に巻付け
られたと見えても実際に空隙10を完全に充填して雨水
等の浸入を確実に阻止するのは非常に困難なことであつ
た。この発明は上述の問題を有利に解決し得る送電線導
体における引留端部の形成方法を提供することを目白勺
とするものてある。
次にこの発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明
すれば、第2図および第3図はこの発明の一実施例方法
を示すものであつて、先ず第2図に示すように、送電線
導体7の端部のアルミ撚線層3を段剥ぎしてもの中心部
に位置する鋼撚線1を露出させ、鋼クランプ8における
鋼スリーブ2をその端面がアルミ撚線層3の端面に密着
する位置まで鋼撚線1上に嵌挿する。
すれば、第2図および第3図はこの発明の一実施例方法
を示すものであつて、先ず第2図に示すように、送電線
導体7の端部のアルミ撚線層3を段剥ぎしてもの中心部
に位置する鋼撚線1を露出させ、鋼クランプ8における
鋼スリーブ2をその端面がアルミ撚線層3の端面に密着
する位置まで鋼撚線1上に嵌挿する。
次に鋼スリーブ2の端面がアルミ撚線層3の端面に密着
した上述の状態を維持しながら、鋼スリーブ2をその端
面側から引留端子部4側に向つて図示の矢印のように順
次逆方向圧縮して行き、こうして鋼スリーブ2をその端
面とアルミ撚線層3の端面との間に隙間を生じさせるこ
となぐ鋼撚線1上に圧着固定する。次に第3図に示すよ
うに、圧着後の鋼スリーブ2の外側をアルミ撚線層3と
等しい外径寸法を有するアルミ製縦割型円筒体からなる
介在物5に−より覆い、しかる後アルミ撚線層3の端部
付近および鋼クランプ8上にわたつてアルミ外被スリー
ブ6を被せ、かつそのアルミ外被スリーブ6を導体7お
よび鋼クランプ8に対して圧着固定してこの発明の主要
な作業工程を終了する。この発明によれば、鋼スリーブ
2をその端面がアルミ撚線層3の端面と密着する状態を
保持させつつ、鋼撚線1上に逆圧縮固着していくと共に
、圧着後の鋼スリーブ2の外周にアルミ撚線層3の外径
とほぼ等しい外径を有する介在物5を介在充填させるの
で、導体7および鋼クランプ8上にわたつてアルミ外被
スリーブ6を圧着固定した後の引留クランプ内には、も
はや空隙を生じる余地が゛全くなく、したがつて引留ク
ランプ内に滞留した雨水の凍結膨張によりアルミ外被ス
リーブ6が破壊する等の事故を生じる恐れを確実に排除
した送電線導体の引留端部を提供てきる利点が得られる
。
した上述の状態を維持しながら、鋼スリーブ2をその端
面側から引留端子部4側に向つて図示の矢印のように順
次逆方向圧縮して行き、こうして鋼スリーブ2をその端
面とアルミ撚線層3の端面との間に隙間を生じさせるこ
となぐ鋼撚線1上に圧着固定する。次に第3図に示すよ
うに、圧着後の鋼スリーブ2の外側をアルミ撚線層3と
等しい外径寸法を有するアルミ製縦割型円筒体からなる
介在物5に−より覆い、しかる後アルミ撚線層3の端部
付近および鋼クランプ8上にわたつてアルミ外被スリー
ブ6を被せ、かつそのアルミ外被スリーブ6を導体7お
よび鋼クランプ8に対して圧着固定してこの発明の主要
な作業工程を終了する。この発明によれば、鋼スリーブ
2をその端面がアルミ撚線層3の端面と密着する状態を
保持させつつ、鋼撚線1上に逆圧縮固着していくと共に
、圧着後の鋼スリーブ2の外周にアルミ撚線層3の外径
とほぼ等しい外径を有する介在物5を介在充填させるの
で、導体7および鋼クランプ8上にわたつてアルミ外被
スリーブ6を圧着固定した後の引留クランプ内には、も
はや空隙を生じる余地が゛全くなく、したがつて引留ク
ランプ内に滞留した雨水の凍結膨張によりアルミ外被ス
リーブ6が破壊する等の事故を生じる恐れを確実に排除
した送電線導体の引留端部を提供てきる利点が得られる
。
第1図は従来方法によつて形成した送電線導体における
引留端部の要部を示す一部切断側面図、第2図および第
3図はこの発明の方法を実施して送電線導体における引
留端部を形成する状態の一実施例を示す一部切断側面図
である。 図において、1は鋼撚線、2は鋼スリーブ、3はアルミ
撚線層、4は引留端子部、5は介在物、6はアルミ外被
スリーブ、7は送電線導体、8は鋼クランプである。
引留端部の要部を示す一部切断側面図、第2図および第
3図はこの発明の方法を実施して送電線導体における引
留端部を形成する状態の一実施例を示す一部切断側面図
である。 図において、1は鋼撚線、2は鋼スリーブ、3はアルミ
撚線層、4は引留端子部、5は介在物、6はアルミ外被
スリーブ、7は送電線導体、8は鋼クランプである。
Claims (1)
- 1 鋼撚線1の外側に嵌挿した鋼スリーブ2の端面をア
ルミ撚線層3の端面に密着させた状態を保持させつつ、
前記鋼スリーブ2をその端面側から引留端子部4側に向
つて順次鋼撚線1上に逆圧縮固着し、次いで圧着後の鋼
スリーブ2の外側にアルミ撚線層3の外径とほぼ等しい
外径を有する介在物5を被せ、しかる後アルミ撚線層3
および鋼スリーブ2上にわたつてアルミ外被スリーブ6
を圧着することを特徴とする送電線導体における引留端
部の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53145187A JPS6046608B2 (ja) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | 送電線導体における引留端部の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53145187A JPS6046608B2 (ja) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | 送電線導体における引留端部の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5572370A JPS5572370A (en) | 1980-05-31 |
JPS6046608B2 true JPS6046608B2 (ja) | 1985-10-17 |
Family
ID=15379429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53145187A Expired JPS6046608B2 (ja) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | 送電線導体における引留端部の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046608B2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-24 JP JP53145187A patent/JPS6046608B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5572370A (en) | 1980-05-31 |
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