JP3152379B2 - 圧縮型引留クランプおよびプレハブ電線 - Google Patents

圧縮型引留クランプおよびプレハブ電線

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JP3152379B2 JP20453394A JP20453394A JP3152379B2 JP 3152379 B2 JP3152379 B2 JP 3152379B2 JP 20453394 A JP20453394 A JP 20453394A JP 20453394 A JP20453394 A JP 20453394A JP 3152379 B2 JP3152379 B2 JP 3152379B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,鋼心アルミ撚線から
なる送電線等の電線を耐張鉄塔に引き留めるために使用
される圧縮型引留クランプおよび該引留クランプを備え
たプレハブ電線に関する。
【0002】
【従来の技術】テンションメンバである鋼心と電流通路
であるアルミ撚線との二層構造をなす鋼心アルミ撚線を
架空送電線等の電線として用いる場合,この鋼心アルミ
撚線(以下電線という)を耐張鉄塔に引き留めるため
に,鋼心アルミ撚線の二層構造に対応して,鋼クランプ
とアルミスリーブとから構成される圧縮型引留クランプ
が使用される。この種の一般的な圧縮型引留クランプ
は,ジャンパソケットを接続するためのラグ部がアルミ
スリーブの端部からほぼ直角方向に大きく突出したいわ
ゆるJEC型と呼ばれる構造をなしている。
【0003】ところで,架線工事の省力化を目的とし
て,架設すべき鉄塔の径間を予め精密に測定し,一方,
工場において架設すべき電線の弛度も考慮に入れた長さ
を精密に計尺するとともに,電線の両端部に圧縮型引留
クランプを圧縮固定してプレハブ電線とし,このプレハ
ブ電線を延線するプレハブ架線工法が知られている。こ
のプレハブ電線の延線の際,電線端部の圧縮型引留クラ
ンプにワイヤロープを連結し,鉄塔アームに吊持した金
車を通過させるが,前記のJEC型の圧縮型引留クラン
プでは,大きく突出したラグ部のために金車通過が困難
なので,図7,図8に示すように,ラグ部9がアルミス
リーブ3に沿う形で設けられてあまり突出しない構造の
いわゆる金車通過型の圧縮型引留クランプ1が使用され
ている。また,同図のように,金車通過時のクランプ口
元(図7で左端部)部分における電線の急激な曲がりに
よる電線の損傷を軽減するために,圧縮型引留クランプ
全長を電気的および機械的な性能を満足する範囲で可能
な限り短くした構造のものが使用されている。前記従来
の圧縮型引留クランプ1の詳細を説明すると,2は鋼ク
ランプ,3はアルミスリーブであり,鋼クランプ2は,
電線端部の露出鋼心部上に圧縮固定される鋼スリーブ部
4とアルミスリーブ3を堅固に結合させるための波付部
5と鋼クランプ2とアルミスリーブ3との間の水密を図
るためのテーパ状の密着部6と鉄塔に引き留めるための
引留部7とを一体に持つ構造であり,一方,アルミスリ
ーブ3は,電線のアルミ線部および鋼クランプ2の引留
部7を除く部分の外周にわたって圧縮固定されるアルミ
スリーブ本体部8と,このアルミスリーブ本体部8の引
き留め端側(図7で右側)にアルミスリーブ本体部8に
沿って一体に設けた板状のラグ部9とからなっている。
この圧縮型引留クランプ1は,前述のJEC型の圧縮型
引留クランプに対して約80%程度の長さに短尺化され
ている。
【0004】そして,上述の圧縮型引留クランプ1を精
密に定尺した電線の両端にそれぞれ圧縮固定してプレハ
ブ電線とするが,その際,アルミスリーブ3を電線のア
ルミ線部の外周に予め挿通させておき,電線端部の露出
させた鋼心上に鋼クランプ2の鋼スリーブ部4を圧縮固
定した後,前記アルミスリーブ3を鋼スリーブ部4の外
周およびアルミ線部の外周にわたって圧縮固定して鋼ク
ランプ2とアルミスリーブ3とを一体化する。このプレ
ハブ電線を延線した後,図7,図8に2点鎖線で示すよ
うに先端が二股状のジャンパソケット11をラグ部9に
嵌合させ,ボルトで締め付け固定する。
【0005】上記従来の金車通過型の圧縮型引留クラン
プ1は,単に圧縮型引留クランプとしての電気的および
機械的性能を満足させるという観点で設計されているこ
とから,図示のように鋼クランプ2は,その鋼スリーブ
部4が圧縮型引留クランプ1の全長(アルミスリーブ3
の口元から引留部7の連結穴7aの中心までの距離)L
の中央部Mに達しない長さのものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように圧縮型引
留クランプ1を圧縮固定したプレハブ電線の延線作業に
おいて,図9に示すように,この圧縮型引留クランプ1
が金車12を通過する際,図10に示すように,圧縮型
引留クランプ1は,当該電線13およびワイヤロープ1
4の延線張力Tによる垂直分力TV を受けることにな
り,圧縮型引留クランプ1の中央部Mを中心として両側
から曲げられることになる。この場合,最大曲げモーメ
ントが生じる箇所は中央部Mであるのに対して,前述の
ように鋼クランプ2の先端は圧縮型引留クランプ1の中
央部に達しない長さであるため,すなわち中央部Mから
電線13側の部分は強度の低いアルミスリーブ3のみで
あるため,延線張力およびカテナリ角度によっては,ア
ルミスリーブ3が延線張力により塑性変形を起こして曲
がってしまう場合があった。このため,この種の金車通
過型の圧縮型引留クランプ1を使用する場合は,延線張
力およびカテナリ角度について制限を設ける必要があっ
た。また,圧縮型引留クランプ1の塑性変形による曲が
りを防止するため,主要部が強度の高い特殊鋼で製作さ
れ電線側の部分が電線の曲がりに対する保護のためにゴ
ム製であるクランププロテクタ内に圧縮型引留クランプ
1を収容して金車を通過させる方法も実用化されている
が,この方法では,クランププロテクタの取り付け,取
り外し作業が煩雑であり,しかも取り外し作業は鉄塔の
上部に連結された耐張碍子連の先端部分で行う必要があ
り容易でないことから,工数の増大が著しいという欠点
がある。
【0007】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,圧縮型引留クランプの金車通過時の延
線張力の垂直分力による最大曲げモーメントに対する強
度を向上させることができ,クランププロテクタを必要
とせずに圧縮型引留クランプの塑性変形による曲がりを
防止することができる圧縮型引留クランプ,およびこの
圧縮型引留クランプを備えたプレハブ電線を提供するこ
とを目的とする。
【0008】上記課題を解決する本発明の圧縮型引留ク
ランプは、鋼心アルミ撚線からなる電線端部の鋼心の外
周上に圧縮固定される鋼スリーブ部と該電線を引き留め
るための引留部とを少なくとも有する鋼クランプと,前
記電線のアルミ線部および前記鋼クランプの前記引留部
を除く部分の外周にわたって圧縮固定されるアルミスリ
ーブとからなる圧縮型引留クランプにおいて,前記鋼ク
ランプは,前記鋼スリーブ部と同心の筒状をなし当該電
線のアルミ線部最外層を除く任意のアルミ線内層部の
出させた外周に嵌挿される鋼スリーブ延長部を前記鋼ス
リーブ部と一体に備えるとともに,この鋼スリーブ延長
部は,少なくとも圧縮型引留クランプ全長の中央部を越
える位置まで延長していることを特徴とする。また、請
求項2は、請求項1記載の圧縮型引留クランプを鋼心ア
ルミ撚線からなる電線の両端に圧縮固定してなるプレハ
ブ電線であって,鋼心アルミ撚線からなる前記電線端部
の鋼心をアルミ線部を切断除去して露出させる際に,ア
ルミ線部の最外層を内槽部の切断端部位置よりもさらに
奥まで切断除去して外周が露出した露出内層部を形成
し,この露出内層部の外周上に圧縮型引留クランプの前
記鋼スリーブ延長部を嵌挿させた状態で鋼スリーブ部を
鋼心に対して圧縮固定し,その後アルミスリーブを鋼ス
リーブ部およびアルミ線部上にわたって圧縮固定したこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成の圧縮型引留クランプを電線に圧縮固
定したプレハブ電線の延線時に,圧縮型引留クランプが
金車を通過する際,圧縮型引留クランプは,当該電線お
よびワイヤロープの延線張力による垂直分力を受け,中
央部において最大曲げモーメントが生じる。しかし,こ
の中央部には鋼クランプの鋼スリーブ延長部が存在し,
この強度の高い鋼スリーブ延長部が最大曲げモーメント
を負担するので,アルミスリーブの塑性変形による曲が
りを防止できる。
【0010】
【実施例】以下,本発明の実施例を図1〜図6を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例の圧縮型引留クラ
ンプ21の正面図,図2は同右側面図である。また,図
3は上記圧縮型引留クランプ21における後述の鋼クラ
ンプ22のみを示す正面図である。この圧縮型引留クラ
ンプ21は,鋼クランプ22とアルミスリーブ23とか
らなり,鋼クランプ22は,電線の鋼心を挿入する穴2
4aを有し鋼心アルミ撚線からなる電線端部の露出鋼心
上に圧縮固定される鋼スリーブ部24と,アルミスリー
ブ23を堅固に結合させるための波付部25と,鋼クラ
ンプ22とアルミスリーブ23との間の水密を図るため
のテーパ状の密着部26と,鉄塔に引き留めるための引
留部27とを一体に持つ構成は従来と同様であるが,本
発明ではさらに,前記鋼スリーブ部24の先端に,鋼ス
リーブ部24と同心の筒状をなし当該電線のアルミ線部
最外層を除く任意のアルミ線内層部の外周に嵌挿される
鋼スリーブ延長部32を一体に備えるとともに,この鋼
スリーブ延長部32は,少なくとも圧縮型引留クランプ
全長(アルミスリーブ23の口元から引留部27の連結
穴27aの中心までの距離)Lの中央部Mを越える位置
まで延長している。前記鋼スリーブ部24の穴24aの
内径は鋼心を挿入できる程度の大きさであるが,前記鋼
スリーブ延長部32の貫通穴32aの内径は,後述する
鋼心アルミ撚線のアルミ線部の露出内層部を嵌入させる
必要があるのでこの露出内層部の外径より若干大きく
し,外径は当該電線の外径とほぼ同等とする。このよう
に,鋼スリーブ延長部32は当該電線の外径と同等の外
径を確保できることから,鋼スリーブ延長部32の断面
係数を大きく設定することが可能である。前記アルミス
リーブ23の構造は基本的には従来のものと同じであ
り,電線のアルミ線部および鋼クランプ22の引留部2
7を除く部分の外周にわたって圧縮固定される円筒状の
アルミスリーブ本体部28と,このアルミスリーブ本体
部28の引き留め端側にアルミスリーブ本体部28に沿
って一体に設けた板状のラグ部29とからなっている。
なお,アルミスリーブ本体部28の先端近傍にはテーパ
部28aを形成し,ラグ部29にはジャンパソケット1
1を連結するための連結穴29aをあけている。また,
この圧縮型引留クランプ21は,圧縮型引留クランプ自
体の強度を高めるために,アルミスリーブ本体部28の
外径および鋼クランプ22の鋼スリーブ部24の外径
を,従来のJEC型の圧縮型引留クランプと比較して,
約1.4〜1.8倍としている。
【0011】図4(イ)に上記圧縮型引留クランプ21
が圧縮固定される鋼心アルミ撚線からなる電線31の段
剥き構造を縦断面図で示す。同図(ロ)は同図(イ)の
右側面図である。図示のように,この電線31は,鋼心
31aの外周に例えば3層からなるアルミ線部31bを
有しているが,図示例では,アルミ線部31bの内層側
から1層目および2層目は,電線31の鋼心31aの露
出長さが鋼スリーブ部24の穴24aの長さとほぼ同等
となるように切断除去され,また最外層は前記1層目お
よび2層目の切断端部位置から自身の切断端部位置まで
の長さが鋼スリーブ延長部32の貫通穴32aの長さと
ほぼ同等となるように切断除去され,内層部の2層目の
外周が前記貫通穴32aとほぼ同等の長さを有する露出
内層部31cとなっている。なお,各部の材質について
は,前記鋼クランプ22は軟鋼,アルミスリーブ22は
電気用アルミ鋳物,アルミ管あるいはアルミ棒等により
製作するのが好ましい。
【0012】上記の圧縮型引留クランプ21を前記電線
31に圧縮固定する場合,アルミスリーブ23を電線3
1のアルミ線部31b上の奥にスライド挿通させた状態
で,電線31の鋼心31aのみを鋼クランプ22の鋼ス
リーブ部24の穴24a内に挿入し,かつ露出内層部3
1cを鋼スリーブ延長部32の貫通穴32a内に嵌合さ
せ,次いで鋼スリーブ部24を圧縮して鋼スリーブ部2
4を鋼心31a上に圧縮固定した後,アルミスリーブ2
3を鋼クランプ22の外周上までスライド移動させてア
ルミ線部31bの最外層とともに鋼クランプ22の引留
部27を除く部分の外周に被せ,圧縮して鋼クランプ2
2とアルミスリーブ23とを一体化する。定尺切断した
電線31の両端に上記のように圧縮型引留クランプ21
を圧縮固定するとプレハブ電線が得られる。このプレハ
ブ電線を延線した後,図1,図2に2点鎖線で示すよう
に先端が二股状のジャンパソケット11をラグ部29に
嵌合させ,ボルトで締め付け固定する。
【0013】図5に示すように,上記要領で圧縮型引留
クランプ21を電線31の両端に圧縮固定したプレハブ
電線33の延線時に,圧縮型引留クランプ21が金車1
2を通過する際,圧縮型引留クランプ21は,図10で
説明したように,当該電線31およびワイヤロープ14
の延線張力Tによる垂直分力TV を受け,中央部Mにお
いて最大曲げモーメントが生じる。しかし,この中央部
Mには鋼クランプ22の鋼スリーブ延長部32が存在
し,この強度の高い鋼スリーブ延長部32が最大曲げモ
ーメントを負担するので,アルミスリーブ23の塑性変
形による曲がりを防止できる。また,鋼スリーブ延長部
32は電線の外径と同等の外径を確保できるので,鋼ス
リーブ延長部32の断面係数を大きく設定することがで
き,したがって鋼スリーブ延長部32の強度を高めるこ
とができ,この点でもアルミスリーブ23の変形防止が
有効に図られる。したがって,従来のようにクランププ
ロテクタを用いる必要がない。
【0014】図6に本発明の圧縮型引留クランプにおけ
る鋼クランプ22Aの他の実施例を示す。この鋼クラン
プ22Aは,図3に示した鋼クランプ22における波付
部25を省略したものであり,その他の点は図3の鋼ク
ランプ22と同じである。すなわち,本発明においては
鋼スリーブ部24と鋼スリーブ延長部32との境界に先
端側が太くなる段差が生じることから,波付部25の機
能すなわちアルミスリーブ23の分担荷重を引留部27
に伝達する機能をこの段差が備えることになり,したが
って,波付部を省略した構造としても問題はない。
【0015】なお,実施例では鋼スリーブ延長部32が
1段であり貫通穴32aの全体が同一内径であるが,鋼
スリーブ延長部を2段に,すなわち,鋼心アルミ撚線3
1のアルミ線部31bの1層目の外周に被せられる内径
部分と2層目の外周に被せられる内径部分との2種の穴
径を持つ段付き穴とすることもできる。この場合は,鋼
心アルミ撚線31のアルミ線部31bの2層目も1層目
に対して段剥きする。また,アルミ線部がさらに多層の
大サイズの鋼心アルミ撚線を用いる場合は,3段以上の
段付き穴を持つ鋼スリーブ延長部を形成することも可能
である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば,鋼クランプと一体に設
けた鋼スリーブ延長部が圧縮型引留クランプ全長の中央
部を越える位置まで延長しているので,しかも,この鋼
スリーブ延長部はアルミ線内層部の外周に被せられる構
造であり電線の外径と同等の外径を確保できるので,圧
縮型引留クランプの金車通過時の延線張力の垂直分力に
よる最大曲げモーメントに対する強度を著しく向上させ
ることができ,クランププロテクタを必要とせずに圧縮
型引留クランプの塑性変形による曲がりを防止すること
が可能となった。
【0017】請求項2のプレハブ電線を用いてプレハブ
架線工法を行えば,クランププロテクタを用いる必要が
ないので,プレハブ電線の延線作業の能率が著しく向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の圧縮型引留クランプの正面
図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】同図(イ)は図1における鋼クランプのみを示
した正面図,同図(ロ)は同左側面図である。
【図4】同図(イ)は上記圧縮型引留クランプが圧縮固
定される鋼心アルミ撚線からなる電線の縦断面図,同図
(ロ)は右側面図である。
【図5】上記実施例構造の圧縮型引留クランプを取り付
けたプレハブ電線の延線過程において,圧縮型引留クラ
ンプが金車上を通過している態様を示す正面図である。
【図6】本発明の圧縮型引留クランプにおける鋼クラン
プの他の実施例を示すもので,同図(イ)は鋼クランプ
のみを示した正面図,同図(ロ)は同左側面図である。
【図7】従来の圧縮型引留クランプを示す正面図であ
る。
【図8】図7の右側面図である。
【図9】図7の圧縮型引留クランプを取り付けたプレハ
ブ電線の延線過程において,圧縮型引留クランプが金車
上を通過している態様を示す正面図である。
【図10】図9の延線過程において圧縮型引留クランプ
に働く力を説明する図である。
【符号の説明】
21 圧縮型引留クランプ 22,22A 鋼クランプ 23 アルミスリーブ 24 鋼スリーブ部 24a 穴 25 波付部 26 密着部 27 引留部 27a 連結穴 28 アルミスリーブ本体部 29 ラグ部 31 電線(鋼心アルミ撚線) 31a 鋼心 31b アルミ線部 31c 露出内層部 32 鋼スリーブ延長部 32a 貫通穴 33 プレハブ電線 L 圧縮型引留クランプ全長 M 圧縮型引留クランプの中央部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−70418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼心アルミ撚線からなる電線端部の鋼心
    の外周上に圧縮固定される鋼スリーブ部と該電線を引き
    留めるための引留部とを少なくとも有する鋼クランプ
    と,前記電線のアルミ線部および前記鋼クランプの前記
    引留部を除く部分の外周にわたって圧縮固定されるアル
    ミスリーブとからなる圧縮型引留クランプにおいて, 前記鋼クランプは,前記鋼スリーブ部と同心の筒状をな
    し当該電線のアルミ線部最外層を除く任意のアルミ線内
    層部の露出させた外周に嵌挿される鋼スリーブ延長部
    前記鋼スリーブ部と一体に備えるとともに,この鋼スリ
    ーブ延長部は,少なくとも圧縮型引留クランプ全長の中
    央部を越える位置まで延長していることを特徴とする圧
    縮型引留クランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧縮型引留クランプを鋼
    心アルミ撚線からなる電線の両端に圧縮固定してなるプ
    レハブ電線であって,鋼心アルミ撚線からなる前記電線
    端部の鋼心をアルミ線部を切断除去して露出させる際
    に,アルミ線部の最外層を内槽部の切断端部位置よりも
    さらに奥まで切断除去して外周が露出した露出内層部を
    形成し,この露出内層部の外周上に圧縮型引留クランプ
    の前記鋼スリーブ延長部を嵌挿させた状態で鋼スリーブ
    部を鋼心に対して圧縮固定し,その後アルミスリーブを
    鋼スリーブ部およびアルミ線部上にわたって圧縮固定し
    たことを特徴とするプレハブ電線。
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