JPH10229617A - 架空送電線路における電線引き留め部の補修方法およびこれに用いる圧縮型引留クランプ - Google Patents

架空送電線路における電線引き留め部の補修方法およびこれに用いる圧縮型引留クランプ

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JPH10229617A
JPH10229617A JP4711897A JP4711897A JPH10229617A JP H10229617 A JPH10229617 A JP H10229617A JP 4711897 A JP4711897 A JP 4711897A JP 4711897 A JP4711897 A JP 4711897A JP H10229617 A JPH10229617 A JP H10229617A
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Kazumitsu Kawai
一光 川合
Toshiki Sakakibara
敏樹 榊原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の圧縮型引留クランプの電気的・機械的
劣化自体を改善でき,恒久的な対策とすることができる
電線引き留め部の補修方法を提供する。 【解決手段】 図1(イ)は補修前の状態,図1(ロ)
は補修後の状態である。鉄塔に圧縮型引留クランプ3で
引き留められている架空送電線6を,この既設の圧縮型
引留クランプ3の口元位置Pで切断(電線6の切断長=
F)し,かつ,この圧縮型引留クランプ3を鉄塔側から
取り外す。次いで,(ロ)のように,切断してFだけ短
くなった架空送電線6を,電線切断長Fだけ長い圧縮型
引留クランプ3Aを介して鉄塔に引き留める。新しい圧
縮型引留クランプ3Aは,規格の圧縮型引留クランプ3
で引き留める場合と同じ要領で,架空送電線6の引き留
め施工を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,鋼心アルミ撚線
からなる架空送電線を鉄塔に引き留めている圧縮型引留
クランプの部分を補修する架空送電線路における電線引
き留め部の補修方法に関し,特に,電線引き留め施工か
ら継続的に使用されて例えば数十年を経過した圧縮型引
留クランプの部分を補修する場合に好適な電線引き留め
部の補修方法および圧縮型引留クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】鋼心アルミ撚線からなる架空送電線を鉄
塔に引き留める引留クランプのなかで,図2に示すよう
に鋼スリーブ1とアルミスリーブ2とから構成される圧
縮型引留クランプ3(詳細は後述する)が電気的・機械
的に最も信頼性が高く,その使用率も高い。しかし,長
年月の経過とともに,クランプ内間隙充填用の防食コン
パウンド(一般に有機物)の変質ないし劣化,あるい
は,雨水の浸入による腐食生成物の発生などの原因によ
り電気的な接続不十分が発生し,この電気的な接続不十
分に起因して部分的な電気抵抗増加が生じ,これにより
温度上昇を招いて,熱膨張により引留把持力が低下し,
さらには溶断,断線に至る場合もある。
【0003】したがって,例えば十数年も経過した既設
の圧縮型引留クランプの部分は補修が必要となる。この
補修の方法として従来より,図10〜図17に示すよう
な方法が提案されており,一部が実施されている(特に
図11に示す方式)が,いずれの方法も,長期間にわた
って有効な恒久的な対策とはなっていない。従来の各方
式について以下に簡単に説明する。なお,図10〜図1
7において,架空送電線6を引き留めている圧縮型引留
クランプ3は図2と同様な圧縮型引留クランプであり,
この圧縮型引留クランプ3の引留部4が図示略の耐張鉄
塔に引留金具,耐張碍子連を介して連結され,ラグ部5
がジャンパ線7のジャンパソケット8に電気的に接続さ
れている。
【0004】図10は巻付グリップ方式と呼ばれる。こ
の方式は,巻付グリップ10の両側を電線6とジャンパ
線7に巻付けて,電線6とジャンパ線7との間をバイパ
スする方式である。図11はスプリング式T分岐クラン
プ方式と呼ばれる。この方式は,撚線導体11の両端に
取り付けたスプリング式T分岐クランプ12で電線6お
よびジャンパ線7をクランプする方式である。図12は
アーマーロッド方式と呼ばれる。この方式は,撚線導体
13の両端を電線6およびジャンパ線7に添わせ,その
外側から導電性充填物14とともにアーマーロッド15
で締付けて接続し,バイパスとする方式である。図13
はアーマーロッド方式ラジエータと呼ばれる。この方式
は,電線6の圧縮型引留クランプ3の口元付近にアルミ
カラー16を密着して被せ,このアルミカラー16およ
び圧縮型引留クランプ3の外周にアーマーロッド17を
巻き付けて,十分な熱方散が行われるようにしたもので
ある。図14はラジエータ方式と呼ばれる。この方式
は,多数のフィン18aを持つラジエータ18を圧縮型
引留クランプ3に装着する方式である。図15はヒート
パイプ方式と呼ばれる。この方式は,受熱部19aと放
熱部19bとを持つヒートパイプ19の前記受熱部19
aを圧縮型引留クランプ3に取り付ける方式である。図
16は,補修スリーブ方式と呼ばれる。この方式は,圧
縮型引留クランプ3の口元の近傍において,電線6と圧
縮型引留クランプ3とにまたがって補修スリーブ20を
密着させる方式である。図17は再圧縮方式と呼ばれ
る。この方式は,据え付け当初の施工で六角ダイスによ
り六角形に圧縮されている既設の圧縮型引留クランプ3
を丸ダイスにより丸形に再圧縮する方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の各方式
は,次のまたはの考え方に基づくものである。 既設の圧縮型引留クランプ自体では十分な電流を流せ
ないので,一部の電流を分流させる。 抵抗が据え付け当初に比べると大きくなって規定温度
以上に発熱するのであるから,その熱を大気中に方散さ
せる。 しかし,いずれの方式も,既設の圧縮型引留クランプを
そのまま放置しているので,前述の理由による電気的・
機械的劣化はそのまま存続している。すなわち,従来の
各方式はいずれも,電気的・機械的劣化そのものを停止
ないし改善するものではなく,信頼性の点で不十分であ
る。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で,既設の圧縮型引留クランプの電気的・機械的劣化自
体を改善することができ,しかも信頼性が高く,恒久的
な対策とすることが可能な電線引き留め部の補修方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,鋼心アルミ撚線からなる架空送電線を鉄塔に引き
留めている圧縮型引留クランプの部分を補修する架空送
電線路における電線引き留め部の補修方法であって,圧
縮型引留クランプで鉄塔に引き留められている架空送電
線を当該圧縮型引留クランプの口元位置の近傍で切断
し,かつ前記圧縮型引留クランプを取り外し,前記短く
なった架空送電線の端部を,前記元の圧縮型引留クラン
プと比べて,鋼心挿入穴の奥端と引留部との間の部分が
前記架空送電線の切断長さだけ長い新たな圧縮型引留ク
ランプで鉄塔に引き留めることを特徴とする。
【0008】請求項2は,請求項1の架空送電線路にお
ける電線引き留め部の補修方法に用いる圧縮型引留クラ
ンプであって,鋼心アルミ撚線からなる電線の鋼心の外
周に圧縮固定される鋼心保持部と当該電線を引き留める
ための引留部とを少なくとも有する鋼スリーブと,前記
電線のアルミ線部および鋼スリーブの前記引留部を除く
部分の外周にわたって被せられ圧縮固定されるアルミス
リーブとからなり,前記鋼心保持部の鋼心挿入穴の奥端
と引留部との間の長さが,電線を挿入する部分の長さF
以上の長さであることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図8に示した実施例を参照して説明する。図1は本発
明の架空送電線路における電線引き留め部の補修方法を
説明するための図であり,(イ)は補修前の状態,
(ロ)は補修後の状態を示す。図1(イ)において,3
は補修しようとする既設の圧縮型引留クランプであり,
この圧縮型引留クランプ3は,図10に示したものと同
様に耐張鉄塔に引き留められ,この圧縮型引留クランプ
3のジャンパソケット接続用のラグ部5にジャンパ線7
のジャンパソケット8が電気的に接続されている。
【0010】前記圧縮型引留クランプ3の詳細を図2,
図4,図5を参照して説明すると,この圧縮型引留クラ
ンプ3は,鋼心アルミ撚線である電線6を当該電線6の
強度に対応する十分な強度で保持する鋼スリーブ1と,
電気的な接続を確保するためのアルミスリーブ2とから
なる。前記鋼スリーブ1は,電線6の端部の露出させた
鋼心6aを挿入させる鋼心挿入穴21aを持ち,この鋼
心挿入穴21a内に挿入された鋼心6a上に圧縮固定さ
れる鋼心保持部21と,鋼スリーブ1とアルミスリーブ
2とを堅固に結合させるための波付け部22と,鋼スリ
ーブ1とアルミスリーブ2との間に水密を図るためのテ
ーパ状の密着部23と,鉄塔に引き留めるための前述の
引留部4とを一体に設けた構造である。前記アルミスリ
ーブ2は,挿入された電線6のアルミ線部6bの外周と
鋼スリーブ1の引留部4を除く部分の外周とにわたって
圧縮固定されるアルミスリーブ本体部25と,このアル
ミスリーブ本体部25の引き留め側の端部に設けた前述
のジャンパソケット接続用のラグ部5とを一体に設けた
構造である。図1(イ),図2,図4,図5において,
既設の圧縮型引留クランプ3の全長をL1 ,電線6の圧
縮型引留クランプ3に挿入されている部分の長さをF,
鋼心挿入穴21aの奥端と引留部4との間の部分の長さ
をS1 で示す。
【0011】図1(イ)のように架空送電線6を引き留
めている圧縮型引留クランプ3の部分を補修する場合,
まず,この架空送電線6を当該圧縮型引留クランプ3の
口元位置Pで切断する。すなわち,架空送電線6の切断
長さ(切断して除去した長さ)はF(圧縮型引留クラン
プ3内に挿入されていた部分の長さ)である。端部を切
断された架空送電線6は何らかの手段で鉄塔側に仮留め
保持する。また,前記圧縮型引留クランプ3を耐張碍子
連側の引留金具から取り外す。次いで,前記Fだけ短く
なった架空送電線6の端部の鋼心6aを所定長さだけ露
出させた後,図1(ロ)に示すように長さの長い新しい
圧縮型引留クランプ3Aを用いて,前記の切断し鋼心6
aを露出させた架空送電線6を鉄塔に引き留める。この
新しい圧縮型引留クランプ3Aは,鋼心挿入穴21aの
奥端と引留部4との間の部分の長さS2 が元の圧縮型引
留クランプ3の対応する長さS1 と比べて,前記架空送
電線の切断長さFだけ長い(S2 =S1 +F)。したが
って,新しい圧縮型引留クランプ3Aの長さL2 は,L
2 =L1 +Fである。すなわち,この圧縮型引留クラン
プ3Aは,M(=F)で示す延伸部を除けば,図1
(イ)の圧縮型引留クランプ3と全く同じであり,図3
に詳細を示すように,鋼スリーブ1Aとアルミスリーブ
2Aとからなり,前記鋼スリーブ1Aは,鋼心挿入穴2
1aを持つ鋼心保持部21と,波付け部22と,前記長
さFの延伸部と,テーパ状の密着部23と,引留部4と
を一体に設けた構造であり,前記アルミスリーブ2A
は,前記長さFだけ長いアルミスリーブ本体部25A
と,ラグ部5とを一体に設けた構造である。
【0012】この新しい圧縮型引留クランプ3Aで短く
なった架空送電線6を引き留める作業は,図1(イ)の
規格の圧縮型引留クランプ3の場合と同じである。すな
わち,圧縮回数,電線との接続部(Fの部分),ジャン
パソケット8と接続するラグ部5等は,規格化された圧
縮型引留クランプ3と全く同じであり,したがって,補
修に伴う作業量,設計思想等は,規格化された圧縮型引
留クランプ3の場合と全く同様である。
【0013】一般に,架空送電線6の図1(イ)でクラ
ンプ口元位置Pより左方(圧縮型引留クランプ3内に挿
入されていない部分)は電気的・機械的劣化が進んでい
ないのであるから,このP点で電線6を切断して,前記
の通り新しい圧縮型引留クランプ3Aで引き留め施工す
ると,数十年間は十分な電気的・機械的性能を発揮す
る。この場合,新しい圧縮型引留クランプとして従来の
単なる規格の圧縮型引留クランプ3を用いるとすれば,
ラグ部5の位置がずれてしまい,そのままではジャンパ
線7のジャンパソケット8を接続できないので,ジャン
パ線6側を改修しなければならない。一方,ジャンパ線
7側を改修せずにこの規格の圧縮型引留クランプ3をジ
ャンパ線7側に接続した場合は,架空送電線6は切り取
った分(長さF)だけ電線実長が径間内で不足し,規定
の弛度・張力を維持できない。しかし,上述した本発明
の方法によれば,劣化した端部を切断除去された架空送
電線に関して幾何学的位置の変化はないので,ジャンパ
線側の改修や径間の弛度調整などを全く必要としない。
【0014】また,図10〜図17に示した従来の各補
修方法では,取付部品の重量により取付点の電線に応力
集中が生じるおそれがあり,据え付け後の電線に対する
対策が必要となるが,本発明ではそのような対策を全く
必要としないという長所がある。
【0015】なお,実施例では架空送電線6を既設の圧
縮型引留クランプ3の口元位置Pで切断したが,口元位
置Pより若干径間中央側に離れた位置で切断してもよ
い。その場合も,新しい圧縮型引留クランプの長さは同
様に,電線切断長だけ長くする。なお,実施例では,鋼
スリーブ1における鋼心保持部21と波付け部22との
間に延伸部Mを配したが,この延伸部は,例えば,波付
け部22より引留部4側の部分に配してもよい。要する
に,鋼心挿入穴21aの奥端と引留部4との間(図1
(イ)ではS1 の範囲)を延伸する。なお,実施例のよ
うな構造のアルミスリーブ2であれば,延伸される部分
はS1 ’の範囲である。
【0016】また,一般的な圧縮型引留クランプのアル
ミスリーブは,上述の実施例のようにアルミスリーブ本
体25とラグ部5を一体鋳造して製作することが多い
が,図8に示すアルミスリーブ2’のように,アルミチ
ューブ(アルミスリーブ本体)25’にアルミ板(ラグ
部)5’を溶接接合した構造としてもよい。また,図9
に示すアルミスリーブ2”のように,アルミスリーブ本
体25”に沿う垂直面をなすラグ部5”を持つ構造でも
よい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば,圧縮型引留クランプ自
体を新しいものと取り替え,据え付け当初と同じく鋼ス
リーブおよびアルミスリーブの塑性変形を利用するもの
であるから,補修後の電気的・機械的な特性が据え付け
当初と同じであり,圧縮型引留クランプによる本来の信
頼性をそのまま更新することができる。したがって,従
来方式のようにバイパスを設けたり熱方散を図ったりす
る仮補修的な対策と異なり,著しく信頼性が向上する。
【0018】既設の架空送電線の端部を切断し新しい圧
縮型引留クランプで引き留めるという方式であるにも拘
らず,残された架空送電線に関して幾何学的位置の変化
はないので,径間の弛度調整やジャンパ線の改修などを
全く必要としない。したがって,何ら困難や煩雑さを伴
うことなく容易に,信頼性の高い電線引き留め部の補修
を実現できる。
【0019】また,補修時に新しく用いる圧縮型引留ク
ランプは,長さが長いとはいえ,圧縮回数,電線との接
続部,ジャンパソケットとの接続部(ラグ部)等は,規
格化された圧縮型引留クランプと全く同じであるから,
補修に伴う作業量,設計思想等は,規格化された圧縮型
引留クランプの場合と全く同様である。したがって,補
修施工の標準化が容易であり,この点でも補修の信頼性
が高くなり,また,補修施工の管理も容易になる。
【0020】従来の補修方法では,取付部品の重量によ
り取付点の電線に応力集中が生じるおそれがあり,据え
付け後の電線に対する対策が必要となるが,本発明では
そのような対策を全く必要としないという長所もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の架空送電線路における電線引き留め部
の補修方法を説明するための図であり,(イ)は補修前
の状態,(ロ)は補修後の状態を示す。
【図2】図1における(イ)の補修前の既設の圧縮型引
留クランプの詳細構造を示す拡大図である(ただし,圧
縮する前の状態で示す)。
【図3】図1における(ロ)の補修後の新しい圧縮型引
留クランプの詳細構造例を示す拡大図である(ただし,
圧縮する前の状態で示す)。
【図4】図2または図3の右側面図である。
【図5】図2の圧縮型引留クランプの要部の拡大断面図
である。
【図6】上記圧縮型引留クランプにおけるアルミ圧縮部
(図5のA−A部)の断面図であり,(イ)は圧縮前,
(ロ)は圧縮後を示す。
【図7】上記圧縮型引留クランプにおける鋼圧縮部(図
5のB−B部)の断面図であり,(イ)は圧縮前,
(ロ)は圧縮後を示す。
【図8】アルミスリーブについての他の実施例を示す図
で,(イ)は正面図,(ロ)は右側面図である。
【図9】アルミスリーブについてのさらに他の実施例を
示す正面図である。
【図10】従来の架空送電線路における電線引き留め部
の補修方法の一つである巻付グリップ方式を説明する図
である。
【図11】従来の架空送電線路における電線引き留め部
の補修方法の一つであるスプリング式T分岐クランプ方
式を説明する図である。
【図12】従来の架空送電線路における電線引き留め部
の補修方法の一つであるアーマーロッド方式を説明する
図である。
【図13】従来の架空送電線路における電線引き留め部
の補修方法の一つであるアーマーロッドラジエータ方式
を説明する図である。
【図14】従来の架空送電線路における電線引き留め部
の補修方法の一つであるフィン型ラジエータ方式を説明
する図である。
【図15】従来の架空送電線路における電線引き留め部
の補修方法の一つであるヒートパイプ方式を説明する図
である。
【図16】従来の架空送電線路における電線引き留め部
の補修方法の一つである補修スリーブ方式を説明する図
である。
【図17】従来の架空送電線路における電線引き留め部
の補修方法の一つである再圧縮方式を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1,1A 鋼スリーブ 2,2A アルミスリーブ 3 既設の圧縮型引留クランプ 3A 補修に用いる新しい圧縮型引留クランプ 4 引留部 5 ラグ部 6 架空送電線(電線) 6a 鋼心 6b アルミ線部 7 ジャンパ線 8 ジャンパソケット 21,21A 鋼心保持部 21a 鋼心挿入穴 22 波付部 23 密着部 25,25A アルミスリーブ本体部 L1 既設の圧縮型引留クランプの全長 L2 新しい圧縮型引留クランプの全長 F 電線を挿入する部分の長さ(=電線の切断長) S1 鋼心保持部の鋼心挿入穴の奥端と引留部との間の
長さ(既設クランプ) S2 鋼心保持部の鋼心挿入穴の奥端と引留部との間の
長さ(新クランプ) M 延伸部の長さ(=F)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼心アルミ撚線からなる架空送電線を鉄
    塔に引き留めている圧縮型引留クランプの部分を補修す
    る架空送電線路における電線引き留め部の補修方法であ
    って,圧縮型引留クランプで鉄塔に引き留められている
    架空送電線を当該圧縮型引留クランプの口元位置の近傍
    で切断し,かつ前記圧縮型引留クランプを取り外し,前
    記短くなった架空送電線の端部を,前記元の圧縮型引留
    クランプと比べて,鋼心挿入穴の奥端と引留部との間の
    部分が前記架空送電線の切断長さだけ長い新たな圧縮型
    引留クランプで鉄塔に引き留めることを特徴とする架空
    送電線路における電線引き留め部の補修方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の架空送電線路における電線引
    き留め部の補修方法に用いる圧縮型引留クランプであっ
    て,鋼心アルミ撚線からなる電線の鋼心の外周に圧縮固
    定される鋼心保持部と当該電線を引き留めるための引留
    部とを少なくとも有する鋼スリーブと,前記電線のアル
    ミ線部および鋼スリーブの前記引留部を除く部分の外周
    にわたって被せられ圧縮固定されるアルミスリーブとか
    らなり,前記鋼心保持部の鋼心挿入穴の奥端と引留部と
    の間の長さS2 が,電線を挿入する部分の長さF以上の
    長さであることを特徴とする圧縮型引留クランプ。
JP4711897A 1997-02-14 1997-02-14 架空送電線路における電線引き留め部の補修方法およびこれに用いる圧縮型引留クランプ Pending JPH10229617A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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