JP2572724Y2 - 電線延線具 - Google Patents

電線延線具

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Publication number
JP2572724Y2
JP2572724Y2 JP1993065792U JP6579293U JP2572724Y2 JP 2572724 Y2 JP2572724 Y2 JP 2572724Y2 JP 1993065792 U JP1993065792 U JP 1993065792U JP 6579293 U JP6579293 U JP 6579293U JP 2572724 Y2 JP2572724 Y2 JP 2572724Y2
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JP
Japan
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wire
electric wire
clamp
tool
electric
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JP1993065792U
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JPH0736517U (ja
Inventor
直志 菊池
淳 加藤
健二郎 山形
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば架空送電線を延
線するのに使用する電線延線具に関するものである。
【0002】
【従来技術】図3に示すように、一般に架空送電線の延
線は、ドラム10に巻かれた電線5を引き出し該電線5
の端末部に引留クランプ等のクランプ6を圧縮接続し、
該クランプ6にワイヤロープ4を取り付けて巻取り機1
1により巻取ることにより行われる。
【0003】この際、電線5やワイヤロープ4が地面1
2と接触しないように、鉄塔13に吊りワイヤを介して
金車8を取付け、この金車8上をワイヤロープ4、クラ
ンプ6、電線5がその順に通過して延線される。
【0004】ところがクランプ6は所定長の長さを有す
るためこれが金車8上を通過する際に延線張力により大
きな曲げ荷重がかかり、これがクランプ6の変形および
けん引力の増大の原因となっていた。
【0005】そこで、従来は特開昭57−6509号に
示す如く、電線端部に金車通過可能の引留クランプを接
続し、この引留クランプの端部の電線に電線延線具を取
付け、この電線延線具とワイヤロープを接続し、このワ
イヤロープをけん引することにより引留クランプにかか
る曲げ荷重を緩和していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように電線延線具が引留クランプの端部に取付ける構造
であると、電線の最外層を締めこむようにして延線張力
が伝達されるため前記電線の最外層に負荷がかかり傷が
ついてしまう等の問題があった。また、上記の如く延線
張力を伝達するには、電線延線具の長手方向の寸法をあ
る程度長くとる必要があった。
【0007】
【考案の目的】本考案は上述の事情に鑑みなされたもの
であり、延線時に電線の最外層に負荷がかかることのな
い電線延線具を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の電線延線具は上
述の目的を達成するため、電線端部に接続される引留ク
ランプの端部に取り付けられる電線延線具であって、内
部に引留クランプと電線の境界にできる段差に引っ掛か
る取付段部を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案の電線延線具は、電線の端部に接続され
る引留クランプと電線の境界にできる段差に引っ掛かる
取付段部を有するので、該段差によって延線張力が伝達
される。
【0010】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して詳細
に説明する。図1に示されるように、本考案の電線延線
具1は、2つ割りに分割されて成形されており、電線の
端部に設けられる引留クランプと電線の境界にできる段
差に引っ掛かる取付段部Aを有している。
【0011】また、電線延線具1には2つ割りに分割さ
れた電線延線具1を一体化するための、ワイヤ用凹部
2、駒用溝3が設けられており、延線時に電線の端部近
傍に取り付ける際、前記ワイヤ用凹部3にワイヤを巻き
付け、駒用溝3に駒を組み込むことにより一体化する。
また、電線延線具1の延線方向端部にはワイヤロープ用
の穴20が設けられている。
【0012】図2に示すように延線時には、2つ割りに
された前記電線延線具1が電線5と引留クランプ6の接
続部に取り付けられ、電線延線具1の延線方向端部の穴
20にワイヤロープ4が取り付けられる。このとき電線
延線具1の取付段部Aが引留めクランプ6と電線5の境
界にできる段差に引っ掛かるようになっている。
【0013】前記ワイヤロープ4をドラムで巻き取るこ
とにより、前記段差で延線張力が伝達され、吊りワイヤ
7を介して設けられた金車8上をワイヤロープ4、電線
延線具1、電線5がその順に通過して延線が行われる。
【0014】なお、電線延線具を一体化するには、ワイ
ヤの巻き付け、駒の組み込みのいずれか一方でもよい。
また、電線延線具は分割して成形するものを示したが一
体成形されたものでもよく、予め電線延線具とワイヤロ
ープとを一体化しておくこともできる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案の電線延線具
は、電線の端部に設けられる引留クランプと電線の境界
にできる段差に引っ掛かる取付段部を有するので、該段
差によって延線張力が伝達される。したがって、電線の
最外層に負荷がかからなくなり前記最外層に傷がつく等
の心配がない。また、段差を利用して張力が伝達される
ので電線延線具の長手方向の寸法を小さくすることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電線延線具を示しており、(a)はそ
の正面断面図、(b)はその側面図である。
【図2】本考案の電線延線状態を示す部分拡大図。
【図3】従来の架空送電線の延線状態を示す全体図。
【符号の説明】
A 取付段部 1 電線延線具 4 ワイヤロープ 5 電線 6 クランプ 7 吊りワイヤ 8 金車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端部に接続される引留クランプの端
    部に取り付けられる電線延線具であって、内部に引留ク
    ランプと電線の境界にできる段差に引っ掛かる取付段部
    を有することを特徴とする電線延線具。
JP1993065792U 1993-12-09 1993-12-09 電線延線具 Expired - Lifetime JP2572724Y2 (ja)

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JPH0736517U JPH0736517U (ja) 1995-07-04
JP2572724Y2 true JP2572724Y2 (ja) 1998-05-25

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