JP2728788B2 - 延線兼緊線用連結具本体 - Google Patents

延線兼緊線用連結具本体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カムアロングレスの架
線工法において使用する延線兼緊線用連結具本体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカムアロングレスの架線工法にお
いて使用する連結具に関する公開文献としては、例えば
実公昭57-17605号公報、実公昭58-47778号公報、および
実開昭63-48314号公報がある。
【0003】図2は従来の最大外郭面を丸棒体状とした
延線兼緊線用連結具本体の一例を示すもので、これは丸
棒体の一端に送電線と接続した耐張クランプと連結する
耐張クランプ側のクレビス状連結部1を形成し、他端に
碍子連側の連結金具と連結するリンク状連結部2を前記
クレビス状連結部1と平行に形成し、このリンク状連結
部2に隣接する胴部に緊線用連結具を連結する連結孔3a
を前記リンク状連結部2の連結孔2aと平行に設けると共
に、その両側面3bを平らに切欠して緊線用連結部3を形
成し、この緊線用連結部3と前記クレビス状連結部1と
の間にプロテクター連結用リンク部4を設け、このリン
ク部4を前記リンク状連結部2と平行にして延線兼緊線
用連結具本体Aを構成したものである。なお図中1aはク
レビス状連結部1の連結孔、4aはプロテクター連結用リ
ンク部4の連結孔である。
【0004】図3は上述のように構成された従来の延線
兼緊線用連結具本体Aを使用して延線作業を行う場合の
連結部の状態を示すもので、図中5は送電線6(図6参
照)の端部に圧着した耐張クランプで、その耐張クラン
プ5のリンク状連結部5aが前記連結具本体Aのクレビス
状連結部1と嵌合すると共に、これらを貫通する連結ボ
ルト6により耐張クランプ5と連結具本体Aとが連結さ
れている。
【0005】また7は耐張クランプ5と連結具本体Aと
の連結部を覆うようにかぶせた二つ割りのクランププロ
テクターで、7aは前記プロテクター連結用リンク部4の
凹所に係合するようにクランププロテクター7よりそれ
ぞれ突設した突部であり、8はこれらの突部7aと、プロ
テクター連結用リンク部4の連結孔4aとを貫通するよう
に挿通した固定軸で、9はこの抜け止め用の止めねじで
ある。
【0006】また10は延線用のワイヤーで、11はこのワ
イヤー10と連結した直角クレビスであり、この直角クレ
ビス11のクレビス部11a が連結具本体Aのリンク状連結
部2と嵌合すると共に、この嵌合部を貫通する連結ボル
ト12により連結具本体Aと直角クレビス11とが連結され
ている。
【0007】延線を行うには上述のように連結したもの
を図4に示すように、鉄塔側に吊り下げた金車13等を介
してワイヤー10を矢印Tのように引張って延線する。
【0008】図5および図6は、図3のワイヤー10によ
って延線された送電線6を緊線するための説明図であ
り、図5に示すものは平行クレビスリンク型の緊線用支
持具14である。図中14a はそのクレビス部、14bはその
連結孔、14c はリンク部、14d はその連結孔、15は連結
孔14b に挿通する連結ボルトで、16はそのナットであ
る。
【0009】緊線作業を行うには、図6に示すように、
図3に示した連結具本体Aの緊線用連結部3に緊線用支
持具14のクレビス部14a を嵌合すると共に、連結孔14b,
3a にボルト15を挿通し、その突出部にナット16を螺合
して緊線用支持具14を連結具本体Aに取り付ける。この
ようにすれば緊線用支持具14のリンク部14c が前記送電
線6,耐張クランプ5,および連結具本体Aの軸線より
外方へ突出する。したがってこの状態で緊線用支持具14
のリンク部14c に、鉄塔に連結したヨーク17に一端を連
結した碍子連用張り上げ装置18の他端を連結して、図6
に示すように所定の位置まで張り上げた後、図3の直角
クレビス11を連結具本体Aより外す。この場合ワイヤー
10はゆるんでいるため、直角クレビス11は容易に外れ
る。つぎに連結具本体Aのリンク状連結部2にヨーク17
に連結した碍子連側連結部材19を連結し、その後張り上
げ装置18をゆるめることによって送電線6は連結部材19
を介して鉄塔に対して張設される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の連結具本体Aを使用してワイヤー10により金車13
を介して送電線6を延線する場合に、連結具本体Aが図
4に示す状態になると、ワイヤー10の矢印T方向の引張
り力によって、連結具本体Aのa点には、引張り力Tの
垂直分力をW1とし、水平分力をW2とすると、L1×W1の大
きなモーメントが作用する。しかして連結具本体Aのa
点は、分力W1によるモーメントに対して強度が弱い点で
あるから、図4に示すような状態になると、連結具本体
Aが変形したり破損するという問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、最大外郭面を丸棒体状とした延
線兼緊線用連結具本体であって、その一端に送電線と接
続した耐張クランプと連結する耐張クランプ側のクレビ
ス状連結部を形成し、他端に碍子連側の連結金具と連結
するリンク状連結部を形成し、このリンク状連結部に隣
接する胴部に緊線用連結具を連結する連結孔を設けて緊
線用連結部を形成し、この緊線用連結部と前記クレビス
状連結部との間にプロテクター連結用リンク部を設け、
このリンク部を前記リンク状連結部と直交するように同
一軸線上に配置して延線兼緊線用連結具本体を構成す
る。
【0012】
【作用】上述のように従来の連結具本体の両側からくび
れた形状のプロテクター連結用リンク部は、連結具本体
の碍子連側端部であるリンク状連結部と平行であった
が、本発明においてはプロテクター連結用リンク部とリ
ンク状連結部とが直交するように同一軸線上に配置して
形成したから、プロテクター連結用リンク部が図4のよ
うな状態になっても、リンク状連結部に連結した連結具
は、リンク状連結部の連結孔を支点として回動自在にな
るため、プロテクター連結用リンク部に対して作用する
モーメントは従来のものより著しく小さくなる。
【0013】
【実施例】以下、図1,7,8について本発明の実施例
を説明する。図中前記符号と同一の符号は同等のものを
示す。本実施例においては、最大外郭面が丸棒体状であ
って、その一端に送電線6と接続した耐張クランプ7と
連結する耐張クランプ側のクレビス状連結部1を形成
し、他端に碍子連側の連結金具である直角クレビス11
(図7,8参照)と連結するリンク状連結部2を前記ク
レビス状連結部1と平行に形成し、このリンク状連結部
2に隣接する胴部に緊線用連結具14(図5参照)を連結
する連結孔3aを前記リンク状連結部2の連結孔2aと平行
に設けると共に、その両側面3bを平らに切欠して緊線用
連結部3を形成し、この緊線用連結部3と前記クレビス
状連結部1との間にプロテクター連結用リンク部4を設
け、このリンク部4を前記リンク状連結部2と直交する
ように同一軸線上に配置して延線兼緊線用連結具本体B
を構成する。なお図中1aはクレビス状連結部1の連結
孔、4aはプロテクター連結用リンク部4の連結孔であ
る。
【0014】つぎに上述のように構成した本発明の延線
兼緊線用連結具本体Bの作用を説明する。延線を行うに
は図7,8に示すように連結したものを鉄塔側に吊り下
げた金車13等を介してワイヤー10を矢印Tのように引張
って延線する。
【0015】この場合連結具本体Bが図7に示す状態で
あれば、従来の連結具本体Aのa点に相当する本発明の
連結具本体Bのb位置から、ワイヤー10の作用点までの
距離L2が、図4に示したL1とほぼ等しいとしても、図7
の場合のb位置に作用するモーメントは、プロテクター
連結用リンク部4の平面に平行しているため、耐力が大
であるから、たとえ大きなモーメントが作用しても変形
したり破損するおそれはない。
【0016】また図8に示すように、プロテクター連結
用リンク部4が図7の状態から90°回転したとすると、
この場合は直角クレビス11が連結ボルト12を支点として
回動できるから、この場合点bからワイヤー10の作用点
までの距離L3は図4のL1に比較して著しく短くなる。し
たがってワイヤー10に作用する引張り力Tが一定であれ
ば、本発明の連結具本体Bに作用するモーメントは図4
の従来の場合より著しく小さくなる。このため連結具本
体Bがb点で変形したり破損するおそれはなくなる。
【0017】
【発明の効果】上述のように従来の連結具本体Aの両側
からくびれた形状のプロテクター連結用リンク部4は、
連結具本体Aの碍子連側端部であるリンク状連結部2と
平行であったが、本発明の連結具本体Bにおいては、プ
ロテクター連結用リンク部4とリンク状連結部2とが直
交するように同一軸線上に配置して形成したから、プロ
テクター連結用リンク部4が図8のような状態になって
も、リンク状連結部2に連結した直角クレビス11は、リ
ンク状連結部2の連結孔2aに挿入した連結ボルト12を支
点として回動自在になるため、プロテクター連結用リン
ク部4に対して作用するモーメントは従来のものより著
しく小さくなる。したがって本発明によれば、連結具本
体Bが延線作業中に変形したり破損するおそれがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の延線兼緊線用連結具本体の
正面図であり、(b)は、同図(a)の平面図であり、
(c)は、同図(a)の側面図である。
【図2】(a)は、従来の延線兼緊線用連結具本体の正
面図であり、(b)は、同図(a)の平面図であり、
(c)は、同図(a)の側面図である。
【図3】従来の連結具本体と他の部材との連結状態を示
す部分断面図である。
【図4】図3の連結物が延線用金車を通過する状態を示
す説明図である。
【図5】緊線用支持具の斜視図である。
【図6】送電線を緊線する過程を示す説明図である。
【図7】本発明の連結具本体を使用して行う延線作業の
説明図である。
【図8】本発明の連結具本体を使用して行う延線作業の
説明図である。
【符号の説明】
A 従来の連結具本体 B 本発明の連結具本体 1 クレビス状連結部 2 リンク状連結部 3 緊線用連結部 4 プロテクター連結用リンク部 5 耐張クランプ 6 連結ボルト 7 クランププロテクター 8 固定軸 9 止めねじ 10 ワイヤー 11 直角クレビス 12 連結ボルト 13 金車 14 緊線用支持具 17 ヨーク 18 張り上げ装置 19 連結部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最大外郭面を丸棒体状とした延線兼緊線
    用連結具本体であって、その一端に送電線と接続した耐
    張クランプと連結する耐張クランプ側のクレビス状連結
    部を形成し、他端に碍子連側の連結金具と連結するリン
    ク状連結部を形成し、このリンク状連結部に隣接する胴
    部に緊線用連結具を連結する連結孔を設けて緊線用連結
    部を形成し、この緊線用連結部と前記クレビス状連結部
    との間にプロテクター連結用リンク部を設け、このリン
    ク部を前記リンク状連結部と直交するように同一軸線上
    に配置したことを特徴とする延線兼緊線用連結具本体。
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