JP2522013B2 - 架空線延線用金車 - Google Patents

架空線延線用金車

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JP2522013B2
JP2522013B2 JP11457588A JP11457588A JP2522013B2 JP 2522013 B2 JP2522013 B2 JP 2522013B2 JP 11457588 A JP11457588 A JP 11457588A JP 11457588 A JP11457588 A JP 11457588A JP 2522013 B2 JP2522013 B2 JP 2522013B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、架空線とくに光ファイバ複合架空地線(以
下OPGWという)の延線に用いる架空線延線用金車に関す
るものである。
[従来の技術] 架空線を延線する際に使用される金車は、例えば第3
図に示すような構造よりなるのが一般的である。すなわ
ち、図示してない鉄塔アームに吊り下げるための金車フ
レーム1と電線20を収容する溝を有する金車ホイール2
とよりなり、金車ホイール2は電線20の延線に伴い自由
に回転できる構造となっている。
電線20を延線し、直ちに緊線作業を行ない、当該電線
20を鉄塔間に架線してそのまま架線作業が終了される場
合には、金車は上記構造であってもなんらの問題もな
い。しかし、今日の架空線の延線作業においては数径間
分の電線を同時延線するのが通常であり、今日のように
超高圧送電が一般化してくると、鉄塔の高さは益々高く
なり径間長も益々長くなって、一回の延線作業における
延線距離が数kmに及ぶことも稀ではない。このような長
距離延線の場合には、延線後の緊線作業にも長時間を要
し、日没や気象条件の変化、あるいは工事上の都合など
により、延線された電線20が直ちに緊線され架線され
ず、長時間に亘り金車上に放置される場合が多くなっ
た。
そのような場合、上記従来型の金車であると、金車ホ
イールは自由に回転可能であるから、風圧による電線20
の振動あるいは横振れなどにより、電線20は第3図矢印
Aのように前後に動き、それに応じ金車ホイール2も同
図矢印Bのように前後に回転を生じ、この状態が長時間
繰返し継続されることがある。
電線20は金車上において延線弛度のためにいわば金車
を支点として屈曲した状態にあり、この屈曲状態で電線
20が上記前後移動を起し、金車ホイール2がそれに伴っ
て前後回転することになれば、電線20は大きな延線張力
下で金車ホイール2によっていわば屈曲作用を受ける結
果となり、電線20には一種の繰返し曲げが付加された状
態となる。
[発明が解決しようとする課題] 架空線の一であるOPGW20は、第2図にその具体例を示
すように、例えばアルミスペーサ21の溝内に光ファイバ
22,22を収容し、これをアルミパイプ23内に収納してOP
ユニットとなし、当該OPユニットの外周に例えばアルミ
被覆鋼線の如き強度の大きい線条をもってなる成形素線
24,24および丸形素線25,25を撚合わせてなるものであ
る。従って、撚線を構成する各素線24あるいは25はいず
れも機械的強度が非常に大きい素材によって構成されて
いるが、OPユニットの構成材料は上記のようにいずれも
強度の低い素材によって構成されており、強度差の大き
な構造となっている。
そのようなOPGW20を延線する場合に、前記気象条件な
どにより当該OPGW20が前記のように金車上に長時間放置
されることとなると、それによって当然前記金車部分で
の繰返し曲げが発生する。その場合、強度の大きい外周
の撚素線24や25には余り大きな影響はないが、内部のOP
ユニットは前記の通りアルミパイプやアルミスペーサと
いった強度の低い材料によって構成されており、そのよ
うな繰返し曲げによって損傷ないし破断にいたるおそれ
が大きく、さらに光ファイバの断心といった最悪事態に
まで発展するおそれが大きい。
本発明の目的は、上記のような実情にかんがみ、架空
線なかんずくOPGWの延線に際し、気象条件や工事の段取
りなどのために延線されたOPGWが長時間にわたり金車上
に放置されることがあっても、金車部分においてOPGWに
負荷される繰返し曲げ応力を大巾に軽減することがで
き、前記OPユニットの損傷や破断あるいは光ファイバの
断心といった不測の事態の発生を回避し得る新規な延線
用の金車を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、金車に対して電線が相対移動をしないよう
電線を拘束し得る拘束手段を設けて拘束するものであ
り、延線後あるいは延線中途においてそのように例えば
OPGWを拘束することにより、当該OPGWが風圧等により前
後に移動する運動を起そうとしてもその運動が阻止さ
れ、従って前後移動に起因する局部的な繰返し曲げも回
避されて、OPユニットに前記不測の損傷が生ずるのを防
止し得るようにしたものである。
使用する金車の具体的構成例としては、電線を把持す
る把持部片と当該把持部片を金車フレームに連結する連
結部片を設ける構成としたものについて提案されてい
る。
[実施例] 以下に、本発明について実施例図面を参照し説明す
る。
第1図は、本発明に係る金車の実施例の一を示す見取
図である。
本実施例においては、2つ割り型の電線把持部片3を
有し、ボルト4を締付けることによりOPGW20を把持でき
るようになっている。これとは別に、金車フレーム1と
前後把持部片3との間を連結し、それにより把持部片3
により把持したOPGW20を金車に対して拘束するための連
結部片5があり、好ましくは第1図に示すように金車フ
レーム1に対し両側においてOPGW20を拘束し得るように
構成される。
連結部片5については、金属棒の如き剛性体であって
もロープの如き可撓体であってもよいが、その場合望ま
しくはターンバックルの如き長さ調整可能な調整部6を
設置しておくのがよく、連結部片5の長さを調整し、OP
GW20を金車溝より浮かして金車フレーム1に吊るように
してやれば、OPGW20を完全な拘束状態に保持することが
できる。このようにOPGW20の金車上での動きを拘束して
しまえば、たとえ風圧などによりOPGW20に横振れなどが
発生したとしても、OPGW20が金車上で前後に運動を起し
て前記した繰返し曲げが負荷されるおそれは解消され
る。
なお、上記はとくにOPGWの延線を具体例にあげて説明
したが、同じく機械的強度の低いアルミ撚線層を有する
鋼心アルミ撚線(ACSR)などの延線においても、本発明
に係る金車が有効であることは勿論である。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係る金車をもってすれば、架空
線とくにその中でも強度の低いOPユニットを内蔵してい
るOPGWの延線にこれを用いることにより、延線終了ある
いは中途などにあってOPGWを金車上に長時間放置せざる
を得なくなったような場合にも、OPGWと金車との間の相
対移動の発生を連結部片の長さ調整によりOPGWを金車溝
面から浮かした状態で容易に阻止することができ、従来
にみられた金車部分での繰返し曲げの発生が解消できる
ものであり、それによって内部のOPユニットあるいは光
ファイバの損傷が防止できる上、OPGWの外周面の金車溝
との摩擦による損傷をも防止できるなど、高い信頼性を
もって架空線の延線を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る金車の実施例の一を示す説明見取
図、第2図はOPGWの具体的構成例を示す端面図、第3図
は従来の金車上に電線が放置された状況を示す説明図で
ある。 1:金車フレーム、2:金車ホイール、3:把持部片、5:連結
部片、6:ターンバックル(長さ調整部)、20:OPGW。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】延線された電線を把持する把持部片と当該
    把持部片を金車フレームに連結する連結部片とを有して
    なる架空線延線用金車であって、前記連結部片にはター
    ンバックルの如くその長さを調整し得る長さ調整部が設
    けられてなる架空線延線用金車。
JP11457588A 1988-05-13 1988-05-13 架空線延線用金車 Expired - Lifetime JP2522013B2 (ja)

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JPS5932169Y2 (ja) * 1979-08-22 1984-09-10 古河電気工業株式会社 架線用金車の固定装置
JPS58115810U (ja) * 1982-01-29 1983-08-08 昭和電線電纜株式会社 釣車装置

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