JPS6042395B2 - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JPS6042395B2
JPS6042395B2 JP51089561A JP8956176A JPS6042395B2 JP S6042395 B2 JPS6042395 B2 JP S6042395B2 JP 51089561 A JP51089561 A JP 51089561A JP 8956176 A JP8956176 A JP 8956176A JP S6042395 B2 JPS6042395 B2 JP S6042395B2
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heating
cooling
valve
capacity control
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彬宏 高田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、吸収式冷凍機、詳しくは蒸発器に冷房負荷を
、冷凍サイクルの高温高圧側に設けた熱交換器に暖房負
荷をそれぞれ接続し、冷房及び暖房を同時に運転可能と
すると共に、冷房能力制御弁、暖房能力制御弁及び発生
器における加熱量を制御する加熱量制御弁を備えた吸収
式冷凍機に関するものである。
従来、この種吸収式冷凍機は、特開昭48−949仙号
公報に示されるごとく冷水出入口の温度差を検出すると
共に、この検出信号を負荷切換装置に送るごとく成し、
該信号が所定の値に達した時冷房主体運転あるいは暖房
主体運転に切換制御すべく成していたのである。
所が、この制御方式では冷房負荷あるいは暖房負荷の変
化に対する加熱量制御弁の応答が遅く、制御性を悪かつ
たのである。
その理由は例えば冷房主体運転時暖房負荷が増加した場
合ては、温水出口温度が低下して暖房能力制御弁が開側
の作動し、従つて低温発生器の圧力が低下して低温発生
器に対する冷媒蒸気量が減少し冷房能力が低下すJるこ
とになる。かくて冷水出口温度が上昇し前記加熱量制御
弁の開度が増加して加熱量が増加し、前記高温発生器に
おける冷媒発生量が増加するので冷水あるいは温水出口
温度が適正値となるのであり、暖房負荷の変化が前記加
熱量制御弁の弁開5度制御となる迄の径路が多いことに
よるのである。即ち、暖房負荷の増加が一度冷水側に影
響を与えた後でないと加熱量制御弁は適正位置に安定し
ないのであり、又この暖房負荷が増加る程、加熱量制御
弁と冷房能力制御弁とが運動しているので、冷房サイク
ル側において冷房能力に比較して溶液循環量が多くなり
、冷房運転の効率が低下することとなるのであり、特に
暖房主体運転時においてはこの冷房効率の低下の欠点が
大きくあられれるのである。
又、前記方式の他に、機械式接点を内蔵した電流平衡式
バランシングリレーを設けて、前記冷房能力制御弁及び
暖房能力制御弁の制御信号を総合して、この総合信号で
加熱量制御弁を制御する方式があり、この方式のものを
本出願人は特願昭50−34721号(特公昭59−5
0908号)及び特願昭50一1594(4)号(特公
昭59−9033号)として既に提案している。
所が、この方式では加熱量制御弁の容量が大きく従つて
口径が大きくなると、機械式接点を内蔵した電流平衡式
バランシングリレーを使用できなくなる問題がある。
この理由は、一般に電流平衡式バランシングリレーは定
格電圧AC24Vの仕様で提供されているが、加熱量制
御弁の口径が大きくなると、この弁を開閉制御するには
もつと大きな容量をもち定格電圧AClOOVのコント
ロールモーターが必要となるのであり、電流平衡式バラ
ンシングリレーは定格電圧AClOOVで構成しなけれ
ばならなくなるのであり、前記機械式接点の消耗を早め
る問題が生ずるのである。従来の電流平衡式バランシン
グリレー1rは、第4図のごとく1個のモータM、2個
の電磁石。
Mgl,Mg2,2個の機械式固定接点Kl,K2及び
1個の可動接点KO,2本の電流線路Ll,L2から成
り、該リレー1rの端子A2からモータMの中性点に接
続され、このモータMの閉側巻線及び開側巻線がそれぞ
れ直列に前記電磁石Mg!1,Mg2の鉄心に互いに磁
束を打消し合うごとく巻回され、更にそれぞれ巻線の終
端は前記固定接点Kl,K2に接続される一方、前記各
電流線路Ll,L2はそれぞれリレーの端子A3,Al
から電磁石Mgl,Mg2の鉄心に前記モータMか4ら
直列に巻回された巻線によつて生ずる磁束にそれぞれ相
加するごとく巻回してそれぞれ端子B2,Blに接続さ
れ、又前記モータMの回転軸には前記可動接点KOと導
通するワイパーm設けられ、このワイパーmが前記加熱
量制御弁に設けられたフィードバックポテンショメータ
Pb上を摺動する如く構成されているのである。尚Pa
は加熱量制御弁の開度を制御するためにモータMに駆動
指令を出力する調節器である。しかして、この電流平衡
式バランシングリレーIrの作動原理は、前記電流線路
Ll,L2を流れる電流が等しく平衡している時は、前
記電磁石Mgl,Mg2の鉄心を通る磁束は互いに打ち
消しフ合つて、可動接点KOに対し電磁力を生ぜしめな
いので、中立位置にあり前記モータMは停止しているが
、電流線路Ll,L2を流れる電流が不平衡になつたと
き、その差電流に比例する電磁力が前記可動接点KOを
大きな電流が流れる方側の固7定接点(K1あるいはK
2)に接触させ、モータMを閉あるいは開方向に起動さ
せて差電流が零になるまで駆動せしめるのである。
即ち、この電流平衡式バランシングリレー1rは、モー
タM、電磁石Mgl,Mg2、接点KO,・Kl,K2
などを前記のごとく組み合わせ一体とした製品が市販さ
れているが、この市販の製品では前記電流線路Ll,L
2の差電流による微小な電磁力を直接前記可動接点KO
に対する可動力と成しているので、前記加熱量制御弁を
駆動するモータとして定格電圧の高いものを使用した場
合、この可動接点KOでは接点速度が遅すぎ接点容量が
小さいので大きなスパークにより接点消耗を早める問題
があり、又汎用品でなく特別仕様品と成すにしても機械
的接点を有するスイッチの方式として差電流による電磁
力で可動接点KOを開閉するごとくする方式であるので
、可動接点KOとして十分大きな開閉能力を有するごと
くするには電磁石の容量をもつと大きくする必要があつ
て装置全体が大きくなる問題があり、要するに従来にお
ける電流平衡式バランシングリレーでは、モータを発停
せしめるスイッチとして発停に最適なものを自由に選択
できず、制限されるのであり、もし最適なスイッチを使
用しようとすれば、制御弁の他の部品例えば電磁石をこ
のスイッチのために必要以上の容量を持たせる必要を生
ずるなど不経済となる問題があつたのである。
本発明の目的は、冷房及び暖房を同時に運転可能とした
吸収式冷凍機において、冷房能力及び暖房能力を冷房負
荷及び暖房負荷に応じて各別に制御し、発生器における
加熱量を冷房負荷及び暖房負荷の総合により制御できる
ように、冷房能力、暖房能力、加熱量を制御する各制御
弁を作動するコントロールモータに設けたポテンショメ
ータなどからブリッジ回路を形成し、かつブリッジ回路
を電圧平衡式と成して、加熱量制御弁の口径が如何に大
きくとも、かつ冷房負荷と暖房負荷との比率が如何なる
割合で変化しても、耐久性、制御性び応答性を良好にし
ようとするものである。
本発明の構成は、蒸発器に冷房負荷を、冷凍サイクルの
高温高圧側に設けた熱交換器に暖房負荷をそれぞれ接続
し、冷房及び暖房を同寺に運転可能とすると共に、冷房
能力制御弁、暖房能力制御弁及び発生器における加熱量
を制御する加熱量制御弁を備えた吸収式冷凍機において
、前記各制御弁をそれぞれコントロールモータにより作
動することく成し、冷房能力制御弁及び暖房能力制御弁
を冷房負荷及び暖房負荷に応じて各別に制御することく
成すと共に、これら能力制御弁を作動する各コントロー
ルモータにはそれぞれ補助ポテンショメータを、加熱量
制御弁を作動するコントロールモータにはフィードバッ
クポテンショメータをそれぞれ装備する一方、パワーリ
レーのコイル、トランジスタ、ダイオードをそれぞれ2
個備えた不平衡電圧を検出して前記コイルを励磁する電
圧式バランシングリレーを形成して、このリレーと前記
各ポテンショメータとによりブリッジ回路を形成し、前
記ブリッジ回路の不平衡により前記パワーリレーのコイ
ルの一方を励磁して、前記加熱量制御弁のコントロール
モータを駆動し、前記加熱量制御弁を前記各能力制御弁
を制御する開閉信号の総合により制御するごとくして、
発生器における加熱量を負荷に応じた所要の冷房能力及
び暖房能力が発揮できる値に制御するものである。以下
、本発明の実施例を図面に基き詳記する。1は高温発生
器であつて、内部に燃焼器2を内装し、溶液管3を介し
て供給される臭化リチウム水溶液を収容し、前記燃焼器
2の燃焼による加熱によりこの溶液から冷媒蒸気を発生
させるのである。
4はこの高温発生器1と溶液管5を介して連通する低温
発生器で高温発生器1で中間濃度になつた溶液が収容さ
れると共に前記高温発生器1の頂部から延び凝縮器7に
開口する冷媒蒸気管6の途中部分が配管され、この蒸気
管6を通る冷媒蒸気の凝縮熱により前記溶液を加熱し冷
媒蒸気を発生するものである。
又、8は吸収器であつて、その底部には前記溶液管3の
一端が接続されており、内部には溶液散布ノズル9が内
装され、前記低温発生器4の出口部から延びる溶液管1
0を介して圧送される濃溶液を冷却水配管11に散布し
、この吸収器8に隣接して設ける蒸発器12て蒸発した
冷媒を吸収するのである。
又、この蒸発器12には冷水管13が配管されており、
凝縮器7で液化した冷媒を該蒸発器12の底部に溜つて
いる冷媒と共に、冷媒ポンプ14で圧送し、散布ノズル
15から前記冷水管13に散布し、管内の被冷却水から
蒸発潜熱を奪つて冷却し冷水を得るのであつて、この冷
水管13は図示していないが、ファンコイルユニットの
熱交換器等の冷房負荷に接続していて、該冷水管13を
流れる冷水により冷房を行なうのである。
又、16は冷凍サイクルの高温高圧側となる前記高温発
生器1に接続されて設けられた温水熱交換器で、内部に
は温水管17が配管されており高温発生器1で発生した
冷媒蒸気を前記冷媒蒸気管6から導き、この冷媒蒸気の
凝縮潜熱を温水管17内の被加熱水に与えて温水を得る
のてある。
又この温水熱交換器16の底部には凝縮した冷媒液を前
記発生器1に戻すドレン管18を接続するのであり、又
前記温水管17は図示していないが、ファンコイル、給
湯器等の暖房負荷に接続するのであつて、該温水管17
を流れる温水により暖房・を行なうのである。尚29は
低温熱交換器、30は高温熱交換器である。しかして、
以上の構成において前記冷媒は、吸収器8で溶液に吸収
され溶液管3を経て高温発生器1に入り、此処で溶液か
ら1部が冷媒蒸気とな・つて分離され、冷媒蒸気管6を
流れ、低温発生器4で分離した冷媒と共に凝縮器7に入
り、該凝縮器7から蒸発器12導かれ、冷水管13を流
れる被冷却水から熱を奪つて蒸発し再び吸収器8で溶液
に吸収されるサイクルを繰返すのであつて、前ノ記した
如くこのサイクルにおける前記蒸発器12での蒸発によ
り被冷却水を冷却して冷水を作り、同時に高温発生器1
で蒸発した高温高圧の冷媒蒸気を温水熱交換器16に導
き、温水管17を流れる被加熱水を加熱して温水を作つ
て、冷房及び暖房を同時に可能とするのである。そして
、前記吸収器8と高温発生器1との間を結ぶ溶液管3に
溶液循環量を制御して冷房能力を制御する冷房能力制御
弁20を介装すると共に、前記温水熱交換器16と高温
発生器1との間を結ぶドレン管18に、この熱交換器1
6での冷媒ドレン量を制御して暖房能力を制御する暖房
能力制御弁21を介装し、前記冷房能力制御弁20を冷
水出口温度により、また前記暖房能力制御弁21を温水
出口温度によりそれぞれ各別にその弁開度を制御すると
共に、前記発生器1に設ける燃焼器2の燃焼管27の途
中に発生器における加熱量を制御する加熱量制御弁28
を設け、この加熱量制御弁28の弁開度を後記するごと
く前記各能力制御弁21,21を制御する開閉信号の総
合により制御するごとく成すのである。しかして、前記
冷房能力制御弁20の弁開度制御は、冷水管13の出口
側に冷水測温体23を設け、この測温体23により冷水
出口温度を検知し、冷水コントローラ24を介してコン
トロールモータにより行うのであり、また前記暖房能力
制御弁21の弁開度制御は温水管17の出口側に温水測
温体25を設けて、この測温体25により温水出口温度
を検知し、温水コントローラ26を介してコントロール
モータにより行うのである。
そして、前記加熱量制御弁28の弁開度制御は、以下第
2図において説明するごとく、電圧式バランシングリレ
ーを使用したブリッジ回路を形成して、このブリッジ回
路が不平衡となつて生じた不平衡電圧により電圧式バラ
ンシングリレーを!作動させこのリレーの機械式接点に
より加熱量制御弁28のコントロールモータを起動し、
この不平衡電圧が零となる処まで弁を作動制御するので
ある。即ち、第2図において、Fは前記加熱量制御弁!
28を作動させるコントロールモータに装備したフィー
ドバックポテンショメータ、A1は前記冷房能力制御弁
20を作動させるコントロールモータに装備した補助ポ
テンショメータ、又A2は前記暖房能力制御弁21を作
動させるコントロールつモータに装備した補助ポテンシ
ョメータで、該補助ポテンショメータA2は全く同一に
構成した第1補助ポテンショメータA2lと第2補助ポ
テンショメータA22とから成り相互に連動して各対応
端子間の抵抗が同一変化するごとく作動するのである。
そして、前記冷暖房能力制御弁20と暖房能力制御弁2
1とにそれぞれアナログ制御信号が与えられると、該各
信号により前記各モータが回転して、前記各能力制御弁
20,21が開閉制御されると共に、各補助ポテンショ
メータAl,A2のワイパーAl,a2が、それぞれ前
記能力制御弁20,21の開閉方向に動くのである。
この場合ノ冷房能力制御弁20を例にとると、該制御弁
20の閉度が0(%)の時ワイパーa1は開側一杯即ち
端子Rl,Wl間の抵抗が零となる位置を指示する一方
、閉度が100(%)の時ワイパーa1は閉側一杯即ち
端子Rl,Wl間の抵抗が補助ポテンショメータA1の
全抵抗(Rll+Rl2)となる位置を指示するのであ
り、又冷房能力制御弁20の閉度がα(%)(イ)≦α
≦100)の時、ワイパーa1は開側一杯の位置から端
子Rl,Wl間の抵抗が(Rll+Rl2)×■Bとな
る位置を指示するのである。換言すれば、冷房能力制御
弁20の弁閉度と端子Rl,Wl間の抵抗とが比例する
ごとくワイパーa1は補助ポテンショメータにおける抵
抗上の位置を指示するのである。
この関係は前記暖房能力制御弁21においても弁閉度が
弁開度に代わるだけであつて同様に、該制御弁21の弁
開度(%)と第1補助ポテンショメータA2lの端子R
2a,W2a間及び第2補助ポテンショメータの端子R
2b,W2b間の抵抗とがそれぞれ比例するごとす各ワ
イパ・・・A2は前記第1、第2補助ポテンショメータ
All,Al2における抵抗上の位置をそれぞれ指示す
るのである。即ち 前記両能力制御弁20,21にそれ
ぞれアナログ制御信号が与えられ、この信号により前記
各モータが回転し、これら制御弁20,21がそれぞれ
所定量開閉制御されると共に、前記補助ポテンショメー
タAl,A2のワイパーAl,a2が各抵抗上において
それぞれ所定位置を指示すると、前記ブリッジ回路にこ
れら抵抗を加算した抵抗に見合う不平衡電圧が生じこの
電圧が零となるまで前記フィードバックポテンショメー
タFのイパーfが移動するのである。
しかしてこのフィードバックポテンショメータFを装備
した前記加熱量制御弁28の弁開度(%)はワイパーf
の動きに比例するのであつて、ワイパーfがフィードバ
ックポテンショメータFの閉側一杯即ち端子RMl,W
Ml間の抵抗が零となる位置を指示している時は弁開度
0(%)、又ワイパーfがフィードバックポテンショメ
ータFの開側一杯即ち端子RMl,WMl間の抵抗がフ
ィードバックポテンショメータFの全抵抗Rs+dとな
る位置を指示している時は弁開度100(%)、又ワイ
パーfが端子RMl,WMl間における抵抗=爲+Rt
xd猪となる位置を指示している時は弁開度α%となつ
ているのであり、前記加熱量制御弁28はこの弁開度で
安定するのである。Gは電圧式バランシングリレーで、
互いに相対向する端子BP,BM間及び端子WP,WM
間を短絡すると共に、端子RP,RM間に不平衡電圧の
検出要素G1を接続するのである。しかしてこの検出要
素G1は2個のNpn型トランジスターTRl,TR2
のベースをそれぞれ端子RM,RPに接続すると共に、
エミッタを互一いに接続し、且つコレクターには直流電
源RE2の1側を2個のパワーリレーのコイルMXl,
MX2を介してそれぞれ接続し、又各トランジスタTR
l,TR2のエミッタ、ベース間にエミッタからベース
方向にだけ通電し得るダイオードDl,D2をそれぞれ
接続して成るのである。そして、前記バランシングリレ
ーGの端子BP,RP及び端子RM,WMにそれぞれ前
記補助ポテンショメータA1の端子Bl,Rl及び前記
フィードバックポテンショメータFの端子RMl,WM
lを接続すると共に、バランシングリレーGの端子WP
と補助ポテンショメータA1の端子W1との間に第1補
助ポテンショメータA2lの閉側端子R2a,W2a間
を、又バランシングリレーGの端子BMとフィードバッ
クポテンショメータFの端子BMlとの間に第2補助ポ
テンショメータA22の閉側端子R2b,W2b間をそ
れぞれ接続し、更に直流電源RElの4側及び○側をバ
ランシングリレーGの端子BP及び端子WPにそれぞれ
接続して、前記したブリッジ回路を形成するのである。
尚Hは前記加熱量制御弁28を制御するコントロールモ
ータで、フィードバックポテンショメータFのワイパー
fをも作動せしめるのである。そして、このブリッジ回
路の平衡条件はバランシングリレーGの端子BP,RP
間の抵抗を第1抵抗Q1、端子RP,WP間の抵抗を第
2抵抗Q2、端子WM,RM間の抵抗を第3抵抗Q3、
端子RM,BM間の抵抗を第4抵抗Q4とすると、Q1
×Q3=Q2XQ4である。
しかして、以下吸収式冷凍機における冷房能力と暖房能
力とが等しく、かつ前記加熱量制御弁28の弁開度(%
)を前記冷房能力制御弁20の弁閉度(%)と暖房能力
制御弁21の弁開度(%)を1;1の割合で加算した弁
開度(%)に制御する場合について説明する。
この場合、各ポテンショメータの全抵抗即ち端子Bl,
Wl間、端子B2a,W2a間、端子B2b,W2b間
及び端子BMl,WMl間の抵抗をいずれも等しくする
のであつて、今この値を100、即ちRll+72=R
2l+R22=5+Rt=100とする。
そして前記補助ポテンショメータA1を有する冷房能力
制御弁20の弁閉度がX(%)、補助ポテンショメータ
A2を有する暖房能力制御弁21の弁開度Y(%)とす
る。
この場合X(%)閉度の開側端子Rl,Wl間の抵抗は
X1又Y(%)開度の閉側端子R2,W2b間及び閉側
端子R2b,W2b間の抵抗はそれぞれYとなり、又前
記ブリッジ回路が平衡したときの前記フィードバックポ
テンショメータ2の閉側端子RMl,WMl間の抵抗を
Zとする。しかして、このブリッジ回路における前記第
1・抵抗Ql,・・、第4抵抗Q4は、Q1=100−
X,Q2=X+Y,Q3=Z,Q4=Y+(100−Z
)となるのであるから、このブリッジ回路が平衡となる
ためにはQ1×Q3=02×Q4であり、前記4式より
、(100−X)Z=(X+Y)(Y+(100一門Z
))、即ち(X+Y−Z)(100+Y)=0であるか
ら、この式よりX+Y=Zで平衡となるのでるから、従
つて加熱量制御弁28の弁開度(%)は、X+Y=Zの
抵抗に基づくX+Y(%)即ち冷房能力制御弁20の弁
閉度及び暖房能力制御弁721の弁開度の加算合計とな
るのである。
又、この加算方式において、前記暖房能力制御弁21の
補助ポテンショメータA2の全抵抗即ち端子B2a,W
2a間及び端子B2b,W2b間の抵抗を前記冷房能力
制御弁20の補助ポテンシヨメータA1の全抵抗即ちB
l,Wl間の抵抗のd倍とすることにより、加熱量制御
弁28の弁開度はX+DYの抵抗に基づくX+DY(%
)即ち冷房能力制御弁20の弁閉度及び暖房能力制御弁
21における弁開度を1;dで加算した合計とすること
ができるのである。即ち、この場合のブリッジ回路にお
ける前記第1抵抗Q1、 、第4抵抗Q4は、Q1=1
00−X,Q2=X+DY,Q3=Z,Q4=DY+(
100一Z)となり、この回路が平衡となるためには、
QlXQ3=Q2XQ4であるから、前記4式より、(
100−X)Z=(X+DY)(DY+(100−Z)
)、即ち(X+DY−Z)(100+DY)=0であり
、この式より平衡条件X+DY=Zとなるのである。
従つて、冷凍機における冷房能力より暖房能力がd倍大
きい場合、暖房能力制御弁21に装備した補助ポテンシ
ョメータA2の端子B2a,W2a間及び端子B2b,
W2b間の抵抗を冷房能力制御弁20に装備した補助ポ
テンショメータA1における端子Bl,Wl間の抵抗の
d倍とすることにより、加熱量制御弁28の弁開度(%
)を前記冷房能力制御弁20の弁閉度X(%)と暖房能
力制御弁21の弁開度Y(%)をd倍した値との加算合
計とすることができるのであり、冷凍機の冷房能力と暖
房能力との比率に応じた弁開度Z(%)の制御ができる
のである。又、前記加熱量制御弁28の弁開度Z(%)
を前記冷房能力制御弁20の弁閉度X(%)のd1倍と
暖房能力制御弁21の弁開度Y(%)のD2倍との加算
合計により制御する場合について説明.する。
AOは零信号発信抵抗で、その全抵抗r=100がバラ
ンシングリレーGの端子BP,RP間に接続する。
そしてこの抵抗AOの端子W1とリレーGの端子WPと
の間に各第1補助ポテンショメータ.All,A2lの
それぞれの抵抗Rll,r2lを直列に接続し、又リレ
ーGの端子BMとフィードバックポテンショメータFの
端子BMlとの間に各第2補助ポテンショメータAl2
,A22のそれぞれの抵抗Rll,r2lを直列に接続
し、又端子RM,RMl間、端子WM,WMl間をそれ
ぞれ短絡接続してブリッジ回路を形成するのである。尚
フィードバックポテンショメータFの抵抗はこの零信号
発信抵抗AOの抵抗と同じく100と成すのである。こ
の方式において、前記抵抗Rll+Rl2=100d1
、抵抗R2l+R22=100ci2と成し、前記補助
ポテンショメータA1を有する冷房能力制御弁20の弁
閉度をX(%)、前記補助ポテンショメータA2を有す
る暖房能力制御弁21の弁開度をY(%)とする。
この場合、前記第1補助ポテンショメータAll及び第
2補助ポテンショメータAl2の各開側抵抗はいずれも
DlXl又前記第1補助ポテンショメータA2l及び第
2補助ポテンショメータA22の各閉側抵抗はいずれも
D2Yとなり、又前記ブリッジ回路が平衡したときの前
記加熱量制御弁28の閉側端子間の抵抗はZと成る。
しかしてこのブリッジ回路における前記第1抵抗Q1、
、第4抵抗Q4は、Q1=100,Q2=DlX+D
2Y,Q3Z,Q4=DlX+D2Y+(100−Z)
と成るのであるあら、このブリッジ回路が平衡となるた
めにはQ1×Q3=Q2×Q4であり、前記4「式より
、10〔=(DlX+D2Y)(DlX+D2Y+10
0−Z)、即ち(DlX+D2Y−Z)(DlX+D2
Y+100)=0であり、この式よりZ=DlX+D2
Yで平衡することになり、従つて加熱量制御弁28は前
記冷房能力制御弁20の弁閉度X(%)のd1倍と前記
暖房能力制御弁21の弁開度Y(%)のD2倍との加算
合計に見合う弁開度となるのである。
従つて、前記加熱量制御弁28の弁開度Z(%)を前記
冷房能力制御弁20の弁閉度X(%)と暖房能力制御弁
21の弁開度Y(%)との相加平均により制御する場合
には、d1=D2=112、従つて抵抗Rll+Rl2
=R2l+R22=100d1=100c12=50と
成せば、Z=112(X+Y)が平衡条件となるのであ
る。
即ち、一般に加熱量制御弁28を冷房能力制御弁20の
弁閉度X(%)のd1倍と暖房能力制御弁21の弁開度
Y(%)のD2倍とを加算した弁開度Z(%)となるご
そく制御したい場合には、フィードバックポテンショメ
ータの全抵抗5+Rtと零信号発振抵抗AOとを等しく
すると共に、Rll+Rl2=d1(Rs+Rt),R
2l+R22=D2(Rs+Rt)と成せば良いのであ
る。
しかして、以上の説明では制御弁の制御を冷房能力制御
弁20は弁閉度て、又暖房能力制御弁21は弁開度で行
つたが、どちらの制御弁とも弁閉度あるいは弁開度のい
ずれをもつてしても制御できることは勿論である。
尚、第1図に示した暖房能力制御弁21はドレン管18
に介装したが、その他前記温水管17の出入口間にバイ
パス管を設け、このバイパス管と温水入口管との間に三
方切換弁を設けて暖房能力の制御を行つてもよい。
本発明は、以上のごとく前記各制御弁をそれぞれコント
ロールモータにより作動するごとく成し、冷房能力制御
弁及び暖房能力制御弁を冷房負荷及び暖房負荷に応じて
各別に制御するごとく成すと共に、これら能力制御弁を
作動する各コントロールモータにはそれぞれ補助ポテン
ショメータを、加熱量制御弁を作動するコントロールモ
ータにはフィードバックポテンショメータをそれぞれ装
備する一方、パワーリレーのコイル、トランジスタ、ダ
イオードをそれぞれ2個備えた不平衡電圧を検出して前
記コイルを励磁する電圧式バランシングリレーを形成し
て、このリレーと前記各ポテンショメータとによりブリ
ッジ回路を形成し、前記ブリッジ回路の不平衡により前
記パワーリレーのコイルの一方を励磁して、前記加熱量
制御弁のコントロールモータを駆動し、前記加熱量制御
弁を前記各能力制御弁を制御する開閉信号の総合により
制御するごとくしたから、冷房負荷及び暖房負荷に応じ
て各能力制御弁をそれぞれ独立に制御できながら、これ
ら冷房負荷及び暖房負荷の比率が変化しても、これら変
化に相応して応答性よく、しかも前記各能力制御弁の弁
開度の総合に対応した弁開度で前記加熱量制御弁の弁開
度制御が行なえるのであり、さらに前記電圧式バランシ
ングリレーとの組合せでブリッジ回路を形成するもので
あるから、加熱量制御弁に容量の大きいものを用いる場
合にも、制御系の部品中単にパワーリレーのみ接点容量
の大なるものを用いるだけで対応でき、全体に小形で、
無駄がなく極めて経済的にできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す説明図、第2図は電圧式
バランシングリレーと補助ポテンショメータとフィード
バックポテンショメータとから成るブリッジ回路図、第
3図は他の実施例を示すブリッジ回路図、第4図は従来
の電流平衡式バランシングリレーの説明図である。 1・・・・・・高温発生器、12・・・・・・蒸発器、
16・・温水熱交換器、20・・・・・・冷房能力制御
弁、21・・・・暖房能力制御弁、28・・・・・加熱
量制御弁、Al,A2・・・・・・補助ポテンショメー
タ、Dl,D2・・ダイオード、F・・・・・・フィー
ドバックポテンショメータ、G・・・・・・電圧式バラ
ンシングリレー、H・・・・コントロールモータ、MX
l,MX2・・・・・・パワーリレーのコイル、TRl
,TR2・・・・・・トランジスタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蒸発器に冷房負荷を、冷凍サイクルの高温高圧側に
    設けた熱交換器に暖房負荷をそれぞれ接続し、冷房及び
    暖房を同時に運転可能とすると共に、冷房能力制御弁、
    暖房能力制御弁及び発生器における加熱量を制御する加
    熱量制御弁を備えた吸収式冷凍機において、前記各制御
    弁をそれぞれコントロールモータにより作動するごとく
    成し、冷房能力制御弁及び暖房能力制御弁を冷房負荷及
    び暖房負荷に応じて各別に制御するごとく成すと共に、
    これら能力制御弁を作動する各コントロールモータには
    それぞれ補助ポテンショメータを、加熱量制御弁を作動
    するコントロールモータにはフィードバックポテンショ
    メータをそれぞれ装備する一方、パワーリレーのコイル
    、トランジスタ、ダイオードをそれぞれ2個備えた不平
    衡電圧を検出して前記コイルを励磁する電圧式バランシ
    ングリレーを形成して、このリレーと前記各ポテンショ
    メータとによりブリツチ回路を形成し、前記ブリツチ回
    路の不平衡により前記パワーリレーのコイルの一方を励
    磁して、前記加熱量制御弁のコントロールモータを駆動
    し、前記加熱量制御弁を前記各能力制御弁を制御する開
    閉信号の総合により制御することくしたことを特徴とす
    る吸収式冷凍機。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5079681A (ja) * 1973-11-22 1975-06-28
JPS50128853A (ja) * 1974-03-29 1975-10-11

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