JPS5950908B2 - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JPS5950908B2
JPS5950908B2 JP50034721A JP3472175A JPS5950908B2 JP S5950908 B2 JPS5950908 B2 JP S5950908B2 JP 50034721 A JP50034721 A JP 50034721A JP 3472175 A JP3472175 A JP 3472175A JP S5950908 B2 JPS5950908 B2 JP S5950908B2
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JP
Japan
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heating
control valve
resistance
load
potentiometer
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JP50034721A
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JPS51109542A (ja
Inventor
彬宏 高田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5950908B2 publication Critical patent/JPS5950908B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B29/00Combined heating and refrigeration systems, e.g. operating alternately or simultaneously
    • F25B29/006Combined heating and refrigeration systems, e.g. operating alternately or simultaneously of the sorption type system

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は吸収式冷凍機、詳しくは蒸発器に冷房負荷を冷
凍サイクルの高温高圧側に設けた熱交換器に暖房負荷を
接続し、冷房及び暖房を同時に運転可能とした吸収式冷
凍機に関する。
従来、此種冷凍機において、発生器に設ける加熱源によ
る加熱を利用して冷水と同時に温水を取出し、冷暖房を
同時に運転するようにしたものが提供されているが、こ
の冷水側負荷(冷房負荷)と温水側負荷(暖房負荷)と
が冷凍機の加熱容量に対し差が生ずると、能力不足を起
こして所期の冷暖房又は給湯が行なえなくなったり、溶
液が結晶したりする問題がある。
しかして従来、この問題を解決するため、冷房負荷と暖
房負荷との内、主となる負荷を選択し、選択した負荷を
中心に冷凍機の容量と発生器における加熱源の熱量とを
制御するごとくしたものが提供された。
即ち1、この従来の冷凍機は、冷房負荷に通ずる冷水出
入口温度を検知して、冷凍機の運転を冷房主体運転と、
暖房主体運転とに切換え、冷房主体運転においては冷水
出口温度を検知して溶液循環量を加減する容量制御弁を
制御し、かつ同時に発生器の加熱源の熱量を加減する加
熱量制御弁を制御して冷水能力を制御すると共に、温水
出口温度を検知して加温制御弁を制御し、温水温度を一
定範囲内に維持するのであり、暖房主体運転においては
温水出口温度を検知して前記加熱量制御弁を制御して温
水能力を制御すると共に、冷水出口温度を検知して凝縮
器に流入する冷媒量を冷媒制御弁にて制御し、冷水温度
を一定範囲内に維持するのである。
従って、この冷凍機によれば冷房負荷と暖房負荷とが如
何なる負荷割合になっても、冷温水を同時に取出すこと
ができることになり、前記した問題を解決できるのであ
るが、前記加熱量制御弁の制御は、前記した負荷の内、
主となる負荷を選択し、選択した一方の負荷量で行なう
のであるから、第一に主体運転の選択切換装置が必要で
あり、第二に前記制御は各負荷ごとに独立して行なえな
いので互に負荷変化の影響が大きいのであり、更に第三
に負荷変化に対する応答が遅く、制御性も悪い欠点があ
る。
特に第三の欠点は冷房主体運転時で、暖房負荷が増加し
た場合に顕著に現われるのであって、冷房能力を一旦低
下させ犠牲にしてからでないと、暖房負荷に対応した温
水温度で安定させられないのである。
即ち、冷房主体運転時に暖房負荷が増加すれば温水出口
温度が低くなるので、加温制御弁の弁開度が大きくなる
が、冷房負荷が一定の場合、前記容量制御弁及び加熱量
制御弁は直ちに操作されず、前記弁開度の増大により発
生器内の圧力が低下し、冷媒蒸気量が減少して蒸発器の
能力が低下し冷水出口温度が高くなって始めて操作され
ることになるのである。
そして、この容量制御弁及び加熱量制御弁の弁開度の増
加で、溶液循環量が増大し、かつ、発生器の圧力が上昇
することにより冷水及び温水出口温度が適正値になるの
であって、このように温水温度をその負荷に応じて上昇
させ、この温度で安定させるためには、先ず冷水温度を
上昇させ冷房能力を低下させてからでないと行なえない
のである。
又一方、前記した容量制御弁を制御する冷房負荷と暖房
負荷とからの制御信号を加算して、加熱量制御弁を制御
する方式も知られているが、この制御方式は、前記制御
信号をアナログーテ゛ジタル変換器(A−D変換器)で
デジタル量に変換した後デジタル加算器で加算し、然る
後、加算した出力信号をデジタル−アナログ変換器(D
−A変換器)でアナログ量に変換し、この出力信号で加
熱量制御弁を制御するのであるため、A−D変換器、D
−A変換器及びデジタル加算器などの特別で、しかも高
価な機器を必要とし、機構が複雑になると共に高価とな
り、その上、故障率が高い問題があった。
そこで本発明は、以上の如き従来の欠点に鑑み発明した
もので、主たる目的は冷房負荷と暖房負荷とに対応しそ
れぞれ能力を独立的に制御できる、互に負荷変化の影響
を少なく、しかも負荷変化に対する応答性が早く、制御
も迅速かつ確実に行なえ、その上冷房負荷と暖房負荷と
の負荷比率が如何なる割合でも、従来の如く主体運転の
切換操作を不要にでき、従って切換装置をなくし得ると
共に、前記制御を無段階に行なえる吸収式冷凍機を提供
する点にある。
又、他の目的は従来のごとく、A−D変換器、D−A変
換器酸いはデジタル加算器などの高価な附属機器を用い
なくとも、簡単な機構で冷暖房負荷からの制御信号を加
算できる安価な吸収式冷凍機を提供する点にある。
しかして、本発明は冷房能力制御弁と、暖房能力制御弁
及び発生器における加熱量を制御する加熱量制御弁を設
けてこれら制御弁を、コントロールモータにより動作す
るごとく成すと共に、前記能力制御弁を冷房負荷及び暖
房負荷に応じて、各別に制御する一方、これら能力制御
弁を作動させるコントロールモータにそれぞれ補助ポテ
ンショメータを装備し、前記各能力制御弁の弁開度に応
じた制御信号を発信するごとく成すと共に、前記補助ポ
テンショメータのうち、一方の補助ポテンショメータの
抵抗値を他方の補助ポテンショメータの抵抗値の2倍に
設定し、前記一方の補助ポテンショメータの開側端子間
の抵抗と前記加熱量制御弁のコントロールモータにおけ
るフィードバックポテンショメータの閉側端子間の抵抗
との直列回路と、前記一方の補助ポテンショメータの閉
側端子間の抵抗と前記他方の補助ポテンショメータの閉
側端子間の抵抗と、前記フィードバックポテンショメー
タの開側端子間の抵抗との直列回路とを電源に並列に接
続して両回路の電流を平衡させるブリッジ回路を形成し
て、前記冷暖房負荷からの各制御信号を加算し、このト
ータル制御信号により前記加熱量制御弁の弁開度を制御
する如くしたもので、第一の特徴は冷房能力制御弁と暖
房能力制御弁とを夫々冷房負荷及び暖房負荷により各別
に制御すると共に、発生器での加熱源による加熱量の制
御を、冷暖房負荷により制御される前記制御弁への制御
信号を加算し、このトータル制御信号により行なうよう
にした点にあり、第二の特徴は前記能力制御弁をコント
ロールモータで動作させるごとくして、これら各モータ
に補助ポテンショメータを装備させると共に、加熱量制
御弁も前記同様コントロールモータで動作させるごとく
成し、そして前記補助ポテンショメータと加熱量制御弁
の前記モータにおけるフィードバックポテンショメータ
とを組合わせてブリッジ回路を形成し、前記各能力制御
弁の弁開度により与えられる各制御信号を前記ブリッジ
回路により加算し、前記加熱量制御弁の弁開度を制御す
るごとくした点にある。
更に詳しくは、前記一方の補助ポテンショメータの抵抗
値を他方の補助ポテンショメータの抵抗値の2倍に設定
することにより、前記各補助ポテンショメータの出力す
る各制御信号、即ち、冷暖房負荷からの各制御信号を前
記ブリッジ回路により加算し、そのトータル信号により
前記加熱量制御弁の弁開度を制御した点で、換言すると
、高価な附属機器を用いずに、簡単な機構で冷・暖房負
荷からの制御信号を加算して前記加熱量制御弁を制御す
るようにした点にある。
しかして本発明における前記加熱量制御弁の制御方式は
、前記ブリッジ回路が前記能力制御弁の弁開度変化で不
平衡になったとき、平衡になるまで加熱量制御弁のコン
トロールモータを動作させ、前記能力制御弁の弁開度の
合計に対応して一定割合の弁開度で制御するものである
このブリッジ回路とその再平衡時の動作の基本原理を第
1図に基づいて説明する。
第1図に示したものは、ブリッジ回路の基本的なもので
、説明の便宜上1つの補助ポテンショメータを前記加熱
量制御弁のコントロールモータに組合わせた回路を示し
ている。
第1図においてAは能力制御弁を動作するコントロール
モータに装備した補助ポテンショメータ、M3は前記コ
ントロールモータ、Cは該モータM3のフィードバック
ポテンショメータで、補助ポテンショメータAにおける
ワイパーaの動作方向開側端子B1がフィードバックポ
テンショメータCにおけるワイパーCの動作方向閉側端
子B3と、また同じく閉側端子W1が開側端子W3と接
続されてブリッジ回路が形成されており、前記コントロ
ールモータM3にはリレー接点に2に通じ、電磁石MG
1に捲回する時計方向の回転コイルD1と、リレー接点
に1に通じ電磁石MG2に捲回する反時計方向の回転コ
イルD2とが設けられ、端子T1.T2を介して交流電
源Eに接続されている。
しかして第1図において、能力制御弁に制御信号が与え
られ、この信号により該制御弁の前記モータが動いて、
前記能力制御弁が開閉制御されると補助ポテンショメー
タAのワイパーaが前記能力制御弁の開又は閉方向に動
くのである。
このワイパーaが開方向に動いた場合について説明する
と、この動きにより端子R1,B、間の抵抗は減少し、
端子R1,W1間の抵抗が増加するので前記ブリッジ回
路は不平衡となり、端子R1,B1.B3゜R3間の抵
抗が端子R1,Wo、W3.R3間の抵抗より小さくな
り、端子T□、R1,B1.B3.R3,T2を結ぶ回
路を流れる電流は、端子T1.R1,Wl。
W3.R3,T2を結ぶ回路を流れる電流より大きくな
り、加熱量制御弁の前記モータM3における電磁石MG
1の電磁力は、電磁石MG2のの電磁力よりも大きくな
ってリレー接点に2が閉じ、時計方向(矢印イ方向)に
電流が流れ、前記モータM3を時計方向に回転させ、加
熱量制御弁を開のである。
そしてこの回転は、このモータM3に内蔵したフィード
バックポテンショメータCのワイパーCが移動し、前記
ブリッジ回路を再平衡させるまで行なわれるのであって
、前記補助ポテンショメータAのワイパーaの移動量即
ち弁開度に見合う割合だけ回転するのである。
又、この回転によりブリッジ回路が再平衡するとリレー
接点に2は開き、モータM3はその位置で停止するので
ある。
また、この平衡の状態から補助ポテンショメータAのワ
イパーaが閉方向に移動すれば、前記とは逆にリレー接
点に1が閉じ、モータM3は反時計方向(矢印口方向)
に回転し、加熱量制御弁を閉方向に制御するものである
しかして第1図の構成において、加熱量制御弁の弁開度
を、能力制御弁の弁開度と同じにしたい場合、暖房能力
制御弁の全開時には、その補助ポテンショメータAの前
記端子R1,B0間の抵抗が0となり、全閉時には端子
R1,W1間の抵抗が0となるようにし、補助ポテンシ
ョメータAが全開の指令を出したときに加熱量制御弁の
モータM3におけるフィードバックポテンショメータC
の前記端子R3,W3間の抵抗を0とし、全開の指令時
には端子R3,83間の抵抗を0となるようにするので
あり、中間弁開度においては、この弁開度に応じ、補助
ポテンショメータAとフィードバックポテンショメータ
Cとの抵抗の割合が逆になるごとくその抵抗を増減させ
ることにより行なうのである。
本発明における制御方式は、以上説明した基本原理に基
づくもので、以下、冷・暖房能力制御弁の各弁開度によ
り与えられる各制御信号をブリッジ回路で加算し、前記
加熱量制御弁の弁開度を制御する方式の一実施例を説明
する。
冷房および暖房能力制御弁の開閉動作を行う各コントロ
ールモータにそれぞれ一個の補助ポテンショメータA1
.A2を装備する一方、これらポテンショメータA1.
A2と前記加熱量制御弁のコントロールモータにおける
フィードバックポテンショメータCとによりブリッジ回
路を、第2図に示す如く形成し、かつ、一方の前記補助
ポテンショメータA2の抵抗値を、他方の前記補助ポテ
ンショメータA1の抵抗値の2倍に設定し、斯くして、
前記各能力制御弁の弁開度に応じて前記各ポテンショメ
ータA、、 A2が発信する制御信号を加算し、このト
ータル信号により前記加熱量制御弁の弁開度を制御する
ように構成するのである。
詳しくは、第2図に示した前記ブリッジ回路は、前記補
助ポテンショメータA1の開側端子B0を、フィードバ
ックポテンショメータCの閉側端子B3に接続し、前記
補助ポテンショメータA1の閉側端子W1を、他の1つ
の補助ポテンショメータA2の端子R2と接続すると共
に、この補助ポテンショメータA2の閉側端子W2を前
記フィードバックポテンショメータCの開側端子W3に
接続して形成したものである。
即ち、前記ブリッジ回路は、前記補助ポテンショメータ
A1の開側端子R1,B1間の抵抗と前記加熱量制御弁
のコントロールモータにおけるフィードバックポテンシ
ョメータCの閉側端子B3.R3間の抵抗との直列回路
と、前記補助ポテンショメータA1の閉側端子R1,W
1間の抵抗と前記補助ポテンショメータA2の閉側端子
R2,W2間の抵抗と、前記フィードバックポテンショ
メータCの開側端子R3,W3間の抵抗との直列回路と
を電源に並列に接続して両回路の電流を平衡させるごと
く構成したものである。
この構成において、今前記端子B1.W1及びB3.W
3間の抵抗を100、前記端子B2.W2間の抵抗を前
記抵抗100の2倍の200とし、前記冷房能力制御弁
の弁開度がY%、暖房能力制御弁の弁開度がY%のとき
、加熱量制御弁の弁開度がX+7%になるように設定し
た場合、即ち2個の能力制御弁の弁開度の合計が1対1
の割合で加熱量制御弁の弁開度になるように設定した場
合について説明する。
但しX%開度の閉側端子R1,W1間の抵抗をXl、Y
%開度の閉側端子R2,W2間の抵抗を2X2とし、前
記ブリッジ回路が平衡したときの閉側端子B3.R3間
の抵抗をZとする。
しかして前記ブリッジ回路におけるR1. Wl。
R2,W2.W3.R3間の抵抗の合計は、X1+2X
2+(100−Z) となり、R1,B工、B3.R3間の抵抗合計は、(1
00−Xl) +Z となるのであるから、このブリッジ回路が平衡となるた
めには前記した二つのトータル抵抗が等しくなればよい
即ち前記2式よりX1+2X2+(100−Z)=(1
00−Xl)+Zであるから、この式よりX1+X2−
Zで平衡となるのであり、従って加熱量制御弁の弁開度
は、X□十X2の抵抗に基づ<x+y%即ち前記能力制
御弁の弁開度の加算合計にできるのである。
尚以上の加算方式では、加熱量制御弁の弁開度を能力制
御弁の弁開度を加算してX+7%としたが、実際はこの
能力制御弁の弁開度がY%、Y%のとき、その弁開度が
1/2X%、1/2Y%だけ開いたように感じさせても
よい。
この場合には、第3図のごとく前記ブリッジ回路の内、
前記端子B工、B3間に所定の抵抗Fを介装させると共
に、補助ポテンショメータA1の抵抗を50、又補助ポ
テンショメータA2の抵抗を前記抵抗の2倍となる10
0、又、フィードバックポテンショメータCの抵抗を1
00とする。
この場合、前記所定の抵抗Fは50となすのである。
しかしてこの加算方式によれば1、前記したブリッジ回
路は、 1/2X1+X2+(100−Z) =1/2 (10
0−X、)+50+Z 即ち、Z=1/2 (X1+X2)で平衡することにな
り、加熱量制御弁の弁開度は能力制御弁の弁開度加算合
計の半分の弁開度にできるのである。
次に本発明吸収式冷凍機の実施例を第4図に基づいて詳
記する。
第4図に示した冷凍機は、冷房能力の制御を、溶液循環
量の調節によって行なうのであり、そのの循環量を調節
する冷房能力制御弁20を溶液管3に介装したものであ
る。
又暖房負荷41は、高温発生器1に接続の温水熱交換器
16に温水管17を介して接続しており、暖房能力の制
御は、高温発生器1と前記熱交換器16とを連絡するド
レン管18に介装する能力制御弁21により行なうよう
にしている。
更に加熱量制御弁28は、高温発生器1に設けた燃焼器
2への燃料管27に介装している。
しかして第4図において、4はこの高温発生器1と溶液
管5を介して連通ずる低温発生器で、高温発生器1で仲
間濃度になった溶液が収容されると共に、前記高温発生
器1の頂部から延び、凝縮器7に開口する冷媒蒸気管6
の途中部分が配管され、この蒸気管6を通る冷媒蒸気の
凝縮熱により前記溶液を加熱し冷媒蒸気を発生するので
ある。
又、8は吸収器であって、その底部に前記溶液管3の一
端が接続されており、内部には溶液散布ノズル9が内装
され、前記低温発生器4の出口部から延びる溶液管10
を介して圧送される濃溶液を冷却水配管11に散布し、
この吸収器8に隣接して設ける蒸発器12で蒸発した冷
媒を吸収するのである。
。またこの蒸発器12には、冷水管13が配管されてお
り、凝縮器7で液化した冷媒を、該発器12の底部に溜
っている冷媒と共に、冷媒ポンプ14で圧送し、散布ノ
ズル15から前記冷水管13に散布し、管内の被冷却水
から蒸発潜熱を奪って冷却し冷水を形成するのであって
、この冷水管13はファンコイルユニットの熱交換器等
の冷房負荷40に接続していて、該冷水管13を流れる
冷水により冷房を行なうのである。
なお前記凝縮器7には図示していないが、前記低温発生
器4で発生した冷媒を凝縮させるための冷却管が設けら
れている。
又、前記高温発生器1に接続される温水熱交換器は、高
温発生器1で発生した冷媒蒸気を前記冷媒蒸気6から導
き、この冷媒蒸気の凝縮潜熱を温水管17内の被加熱水
に与えて温水を形成するのである。
又、この温水熱交換器16の底部には前記した如く凝縮
した冷媒液を前記発生器1に戻すドレン管18を接続す
るのであり、また前記温水管17は、ファンコイル、給
湯器等の暖房負荷41に接続するのであって、該温水管
17を流れる温水により暖房をしたり、給湯を行なった
りするのである。
しかして以上の構成において前記冷媒は、吸収器8で溶
液に吸収され溶液管3を経て高温発生器1に入り、此処
で溶液から1部が冷媒蒸気となって分離され、冷媒蒸気
管6を流れ低温発生器4で分離した冷媒と共に凝縮器7
に入り、該凝縮器7から蒸発器12に導かれ、冷水管1
3を流れる被冷却水から熱を奪って蒸発し、再び吸収器
8で溶液に吸収されるサイクルを繰返すのであって、前
記した如く、このサイクルにおける前記蒸発器12での
蒸発により被冷却水を冷却して冷水を作り、高温発生器
1で蒸発した高温高圧の冷媒蒸気を温水熱交換器16に
導き、温水管17を流れる被加熱水を加熱して温水を作
るのである。
そして以上の如き運転において、冷房負荷40が変動す
れば、この変動に応じて冷房能力制御弁20が操作され
、冷房能力を自動的に調整できるのであり、暖房負荷4
1が変動すれば、この変動に応じて暖房能力制御弁21
が操作され、暖房能力を自動的に調整できるのであり、
しがもこの各負荷の変動により前記発生器1の圧力が変
化するが、前記能力制御弁20.21の弁開度の変化に
より、前記したブリッジ回路が不平衡となり、これら弁
開度の合計に見合う一定割合の弁開度で、前記燃料管2
7に介装した加熱量制御弁28が制御され、前記冷水及
び温水温度を冷房及び暖房負荷の変動に拘わらず一定温
度に維持できるのである。
尚、前記冷房能力制御弁20の弁開度制御は、冷水管1
3の出口側に冷水測温体23を設け、この測温体23に
より冷水出口温度を検知し、冷水コントローラ24を介
して行なうのであり、また前記暖房能力制御弁21の弁
開度制御は温水管17の出口側に温水測温体25を設け
て、この測温体25により温水出口温度を検知し、温水
コントローラ26を介して行なうのであるが、その他蒸
発器12内の温度や温水熱交換器16内の冷媒液の高さ
を検知してもよいし、冷水管13及び温水管17に接続
するファンコイルユニット又は給湯器における負荷を検
知してもよいのである。
要するに冷房負荷40に応じて冷房能力制御弁20を暖
房負荷41に応じて暖房能力制御弁21を各別に制御で
きればよく、その制御方式は限定されるものではない。
又、前記加熱量制御弁28は、燃料管27に介装したが
、これは前記発生器1に設ける加熱源として燃焼器2を
用いた場合のもので、この加熱源は燃焼器に限らず、例
えば加熱蒸気又は電気ヒータでもよいのであるから、こ
れら加熱源の種類に応じ種々変更できる。
尚、第4図において30は、前記溶液管3の途中に介装
する溶液ポンプであり、31は前記溶液管5の途中に介
装する高温熱交換器で、内部に前記溶液管3に接続する
熱交換チューブが配設されており、該溶液管3を流れる
前記稀溶液を中間濃度の前記溶液で加熱するものであり
、又32は前記低温発生器4の下部に設ける低温熱交換
器で、内部には前記溶液管3に接続する熱交換チューブ
が配管され、前記高温熱交換器31に入る前に前記稀溶
液を低温発生器4で濃溶液となった溶液で加熱するので
ある。
又33は前記溶液管10の途中に介装する溶液ポンプで
、その入口側にはフローミキサー34が設けられている
又35は前記能力制御弁20の一つのポートと、低温発
生器4の出口部との間に設ける稀溶液バイパス管である
又第4図に示した実施例において、暖房能力制御弁21
をドレン管18に介装したが、第5図に要部を示すよう
に前記温水管17の途中に設けてもよい。
以上の如く本発明は、冷房能力制御弁と、暖房能力制御
弁及び発生器における加熱量を制御する加熱量制御弁を
設けてこれら制御弁を、コントロールモータにより動作
するごとく成すと共に、前記能力制御弁を冷房負荷及び
暖房負荷に応じて、各別に制御する一方、これら能力制
御弁を作動させるコントロールモータにそれぞれ補助ポ
テンショメータを装備し、前記各能力制御弁の弁開度に
応じた制御信号を発信するごとく成すと共に、前記補助
ポテンショメータのうち、一方の補助ポテンショメータ
の抵抗値を他方の補助ポテンショメータの抵抗値の2倍
に設定し、前記一方の補助ポテンショメータの開側端子
間の抵抗と前記加熱量制御弁のコントロールモータにお
けるフィードバックポテンショメータの閉側端子間の抵
抗との直列回路と、前記一方の補助ポテンショメータの
閉側端子間の抵抗と前記他方の補助ポテンショメータの
閉側端子間の抵抗と、前記フィードバックポテンショメ
ータの開側端子間の抵抗との直列回路とを電源に並列に
接続して両回路の電流を平衡させるブリッジ回路を形成
して、前記冷暖房負荷からの各制御信号を加算し、この
トーータル制御信号により前記加熱量制御弁の弁開度を
制御する如く成し、冷房能力制御弁と暖房能力制御弁と
を設けて、これら制御弁を冷房負荷と暖房負荷とにより
各別に制御するのであるから、冷暖房能力を独立的に制
御でき、従ってこれら冷暖房負荷が互に影響し合うこと
はないのであり、しかもこれら冷暖房負荷の変動により
発生器の圧力が変化するが、該発生器での加熱量を制御
する制御弁は、前記冷暖房負荷による制御信号を加算し
たトータル信号で制御し、加熱量を調整するのであるか
ら、各負荷の変化に対し応答性よく発生器内の圧力調整
が行なえ、従って各負荷に対応する冷暖房能力を維持で
きるのである。
またこの維持は何れかの負荷を犠牲にしなくとも行なえ
るのであり、かつ前記加熱量調整は冷暖房負荷からの制
御信号を加算したトータル信号で行なう故、従来の如く
主となる負荷を選択し、この選択した負荷を中心に制御
するシステムは必要でなくなり、従って選択切換装置は
不要となり、その制御機器を簡略化できるのであり、そ
の上冷暖房負荷の比率如何を問わず各負荷に応した制御
が無段階に行なえるのである。
更に、本発明は前記制御信号の加算を、補助ポテンショ
メータと加熱量制御弁のコントロールモータとの組合わ
せにより行なうので、A−D変換器、D−A変換器、デ
ジタル加算器を用いる従来方式に比し極めて簡略化でき
、安価にできると共に信頼性も向上できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明冷凍機の要部である制御方式の基本説明
図、第2図はブリッジ回路図、第3図は別の実施例のブ
リッジ回路図、第4図は冷凍サイクル図、第5図は第4
図の他の実施例を示す要部の冷凍サイクル図である。 12・・・・・・蒸発器、20・・・・・・冷房能力制
御弁、21・・・・・・暖房能力制御弁、28・・・・
・・加熱量制御弁、A1.A2・・・・・・補助ポテン
ショメータ、M3・・・・・・コントロールモータ、C
・・・・・・フィードバックポテンシヨメータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蒸発器に冷房負荷を冷凍サイクルの高温高圧側に設
    けた熱交換器に暖房負荷を接続し、冷房及び暖房を同時
    に運転可能とした吸収式冷凍機において、冷房能力制御
    弁と、暖房能力制御弁及び発生器における加熱量を制御
    する加熱量制御弁を設けてこれら制御弁を、コントロー
    ルモータにより動作するごとく成すと共に、前記能力制
    御弁を冷房負荷及び暖房負荷に応じて、各別に制御する
    一方、これら能力側弁を作動させるコントロールモータ
    にそれぞれ補助ポテンショメータを装備し、前記各能力
    制御弁の弁開度に応じた制御信号を発信するごとく成す
    と共に、前記補助ポテンショメータのうち、一方の補助
    ポテンショメータの抵抗値を他方の補助ポテンショメー
    タの抵抗値の2倍に設定し、前記一方の補助ポテンショ
    メータの開側端子間の抵抗と前記加熱量制御弁のコント
    ロールモータにおけるフィードバックポテンショメータ
    の閉側端子間の抵抗との直列回路と、前記一方の補助ポ
    テンショメータの閉側端子間の抵抗と前記他方の補助ポ
    テンショメータの閉側端子間の抵抗と、前記フィードバ
    ックポテンショメータの開側端子間の抵抗との直列回路
    とを電源に並列に接続して両回路の電流を平衡させるブ
    リッジ回路を形成して、前記冷暖房負荷からの各制御信
    号を加算し、このトータル制御信号により前記加熱量制
    御弁の弁開度を制御するごとくしたことを特徴とする吸
    収式冷凍機。
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JPS50128853A (ja) * 1974-03-29 1975-10-11

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