JPH025334Y2 - - Google Patents

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JPH025334Y2
JPH025334Y2 JP10656582U JP10656582U JPH025334Y2 JP H025334 Y2 JPH025334 Y2 JP H025334Y2 JP 10656582 U JP10656582 U JP 10656582U JP 10656582 U JP10656582 U JP 10656582U JP H025334 Y2 JPH025334 Y2 JP H025334Y2
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JP
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compressor
capillary tube
evaporator
pipe
oil
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JP10656582U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、冷蔵庫等の蒸発器の除霜装置に関
し、より効率の高い除霜システムを提供すること
を目的とする。
一般に蒸発器の除霜方式については、従来より
様々な手法が取り上げられているが、その代表的
なものは、ヒータ式デフロストと、ホツトガス式
デフロストである。しかしながら、これらの手法
は、いずれも、除霜を行うに、ヒータの通電、コ
ンプレツサの運転等と余分な電力を必要としエネ
ルギー効率上からは、好ましいシステムとはいえ
ない。又、除霜を行なうに、電力を必要としない
手法としては、コンスタント・カツト・イン式の
サーモスタツトを利用したものがあり、これは、
冷凍回路ON−OFF運転サイクルの圧縮停止時に
除霜を行なうもので、蒸発器が0℃以上の所定温
度に達するまで圧縮機を停止するものである。こ
の方式の欠点は、除霜を行うに、熱源を持つてい
ない為、圧縮機の停止時間が非常に長くなり、温
度コントロールが難しいという欠点がある。
本考案は、これら従来例の欠点を解除するもの
で、圧縮機の運転停止時に蒸発器の出口へ流入す
る高温冷媒を圧縮機のオイルと熱交換させて高温
度にして除霜効率を高めるものである。
以下、本考案の一実施例につき、添付図面に従
い説明する。
第1図は冷凍回路図であり、基本回路は圧縮機
1、吐出管2、凝縮器3、ドライヤ4、第1キヤ
ピラリチユーブ5、蒸発器6及び吸込管7を順時
接続した周知の環状の冷凍回路となつている。そ
して、本考案では、この基本の冷凍回路に、更に
吐出管2に第1キヤピラリチユーブ5より、抵抗
値の小さい第2キヤピラリチユーブ8を接続し、
その先に、圧縮機1内の冷却用のオイル1a中に
浸漬されたオイルクーラパイプ9及び電磁弁10
を直列接続して吸入管7へさらに接続し、吐出管
2と吸入管7の間を、バイパス出来る様にしてい
る。第2図は、前記実施例の電気回路図であり、
11は冷蔵庫内の温度制御用のサーモスタツト、
12は圧縮機1のモータで、13,14は、それ
ぞれ、過負荷保護装置と起動用リレーである。
又、15は、前記電磁弁10の電磁コイルを示
し、サーモスタツト11と並列に接続され、サー
モスタツト11が開成されると通電され、電磁弁
10が開成するものである。
上記構成において、電磁弁10の電磁コイル1
5はサーモスタツト11のOFFの時のみ、通電
となつており、サーモスタツト11がONして圧
縮機1の運転中には、電磁弁10は閉となつてお
り、通常の冷却運転状態となつている。したがつ
て、サーモスタツト11が開いて圧縮機1が停止
すると、電磁弁10は開となり、凝縮器3に凝縮
していた液冷媒は、第1キヤピラリチユーブ5と
第2キヤピラリチユーブ8の抵抗値の差より、ほ
とんどが、第2キヤピラリチユーブ8を介し、オ
イルクーラパイプ9へ徐々に流れ込むこととな
る。オイルクーラパイプ9内へ流入した冷媒は、
この中で、周囲の高温のオイル1aにより加熱さ
れ、過熱蒸気(スーパーヒートガスともいう)と
なつて、蒸発器6に至る。蒸発器6内にて、冷媒
自身は、凝縮するとともに、蒸発器6を加熱し、
除霜を促進するものである。このように、本実施
例では、圧縮機1が停止中に、凝縮器3内の冷媒
を、第2キヤピラリチユーブ8を介し、徐々に、
蒸発器6へ戻すとともに、その途中で、圧縮機1
内のオイルを熱源として冷媒を加熱している為、
除霜時に特に電力を要せず、効率の良い除霜が行
えるものである。又、前記バイパス回路により、
圧縮機停止中に、冷凍回路内の高低圧側の圧力バ
ランスがより確実に行われ、次の起動時の負荷軽
減にもなるという効果を有する。
本考案では、以上の如く、圧縮機,吐出管,凝
縮器,第1キヤピラリチユーブ,蒸発器,吸入管
を順次、環状に接続、前記吐出管と吸入管との間
を、第1キヤピラリチユーブより抵抗小なる第2
キヤピラリチユーブ,圧縮機のオイルと熱交換す
るオイルクーラパイプ,電磁弁の直列回路により
バイパスし、圧縮機をON,OFF制御するサーモ
スタツトに並列に前記電磁弁の電磁コイルを接続
し圧縮機停止時のみ電磁コイルに通電し、電磁弁
を開成しているもので、凝縮器内の冷媒ガスが、
第2キヤピラリチユーブにより、徐々にオイルク
ーラパイプ内へ流入し、オイルクーラパイプ内に
て周りのオイルにより加熱された後、蒸発器へ戻
り蒸発器の除霜を行うものである。従つて、除霜
の熱源としては、一切無駄な電力エネルギーを消
費しておらず、従来、無駄に廃棄されていた、圧
縮機の剰余熱を利用したものであり、有効な、電
力利用が計れ、省エネルギー効果を期待出来るも
のである。又、従来のコンスタント・カツト・イ
ン式のサーモスタツトを利用し、庫内温度のみに
より、除霜を行つていたものに対しては、はるか
に確実な除霜が行え、圧縮機の停止時間を短縮出
来、庫内温度コントロールが容易に出来るという
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の冷凍回路図であり、
第2図はその電気回路図である。 1……圧縮機、3……凝縮器、5……第1キヤ
ピラリチユーブ、6……蒸発器、8……第2キヤ
ピラリチユーブ、9……オイルクーラパイプ、1
0……電磁弁、11……サーモスタツト、15…
…電磁コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機,吐出管,凝縮器,第1キヤピラリチユ
    ーブ,蒸発器,吸込管を順次接続して環状の冷凍
    回路を構成すると共に前記吐出管と吸込管の間
    に、第1キヤピラリチユーブより抵抗小なる第2
    キヤピラリチユーブ,前記圧縮機のオイルと熱交
    換するオイルクーラパイプ,電磁弁を順次接続し
    た直列回路を接続し、前記電磁弁の電磁コイル
    を、前記圧縮機をON,OFF制御するサーモスタ
    ツトに並列に接続し、前記圧縮機停止時のみ前記
    電磁コイルに通電し、前記電磁弁を開くようにし
    た蒸発器の除霜装置。
JP10656582U 1982-07-14 1982-07-14 蒸発器の除霜装置 Granted JPS5911262U (ja)

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JP10656582U JPS5911262U (ja) 1982-07-14 1982-07-14 蒸発器の除霜装置

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JP10656582U JPS5911262U (ja) 1982-07-14 1982-07-14 蒸発器の除霜装置

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JPS5911262U JPS5911262U (ja) 1984-01-24
JPH025334Y2 true JPH025334Y2 (ja) 1990-02-08

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WO2013061469A1 (ja) 2011-10-28 2013-05-02 三菱電機株式会社 直流電源装置および電動機駆動装置

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JPS5911262U (ja) 1984-01-24

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