JPH058459Y2 - - Google Patents

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JPH058459Y2
JPH058459Y2 JP2369187U JP2369187U JPH058459Y2 JP H058459 Y2 JPH058459 Y2 JP H058459Y2 JP 2369187 U JP2369187 U JP 2369187U JP 2369187 U JP2369187 U JP 2369187U JP H058459 Y2 JPH058459 Y2 JP H058459Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空気熱源式冷蔵庫用冷凍装置に係り、
特に外気温度低下時のデフロスト運転効率を高め
得る冷凍装置の改良に関する。
(従来の技術) 冷蔵庫用冷凍装置でクーラに付着した霜を取る
ためのデフロストを冷却サイクルとは逆の加熱サ
イクルで行わせる(実公昭58−3012号公報)もの
において空気熱源式の従来のものは、デフロスト
の時、蒸発器として作用する凝縮器ではフアンを
停止して運転を行つており、このとき当然ながら
凝縮器として作用するクーラでもフアンを停止さ
せて庫内温度が上昇するのを防止していた。
(考案が解決しようとする問題点) このようにデフロスト時に凝縮器用フアンを停
止するのは、冷蔵庫内のフアンが停止しているた
めに、若しも運転したとすると、クーラとして作
用する凝縮器での熱吸収が大きくなり過ぎて、デ
フロスト中の凝縮器として作用するクーラでの排
熱量との均衡がとれなくなつて過負荷運転となる
からである。
しかしながら外気温度が低下してきて、凝縮器
からの吸熱がフアンの停止によつて少なくなつて
くると、クーラでの排熱量が少なくなるので、デ
フロスト効果が低減してデフロストに要する時間
が長くなる問題あつた。
一方、デフロスト能力が低下しないように凝縮
器用フアンの容量制御、発停を行わせる装置が従
来から用いられていて、例えば実公昭51−36772
号公報により公知であるが、これは外気温度が通
常状態のときは、デフロスト時の凝縮器用フアン
を流量減少下で運転させ、外気温度が低下したと
きは、凝縮器用フアンを全て停止させるようにし
たものであるが、デフロストサイクルがホツトガ
スを凝縮器に対しバイパスさせて流す方式をとつ
ていて、凝縮器の高圧圧力の影響を受ける運転態
様であるために外気低温時に高圧圧力が低下しな
いようにするのが目的であつて、かかるフアン運
転制御を逆サイクルデフロスト方式に利用したと
ても外気低温時の問題解決には何等なり得ないこ
とは言うまでもない。
このように、従来の逆サイクルデフロスト方式
のものがデフロスト効率の面で問題点を有してい
る事実に鑑みて本考案は成されたものであつて、
特に外気低温時のデフロスト効率維持をはかつて
冷蔵庫内温度の安定保持ならびにランニングコス
ト低減を果し運転合理化に資せしめようとする点
を考案の目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は実施例を示す図面により明らかなよう
に、圧縮機1、四路切換弁2、凝縮器3、デフロ
スト用減圧器4、冷却用減圧器5及びクーラ6に
より、冷却サイクル及び逆のデフロストサイクル
が可能な可逆冷凍サイクルを形成すると共に、デ
フロスト信号によつて停止させる凝縮器用フアン
8及びクーラ用フアン9を凝縮器3及びクーラ6
に夫々付設せしめた冷蔵庫用冷凍装置において、
外気温度を検知して10℃程度の設定温度以下で運
転信号を出力する温度検知器13及び前記デフロ
スト信号と温度検知器13の前記運転信号との論
理積によつて凝縮器用フアン8を運転せしめるフ
アン運転回路を設けた構成としたものである。
(作用) 本考案は逆サイクルによつてデフロストを行つ
ているときに、外気温度が低下し温度検知器13
の設定温度以下になると凝縮器用フアン8を運転
することによつて凝縮器3での熱吸収量を増加さ
せ、クーラ6側の排熱量をこれに見合つて増加さ
せることができ、デフロスト時間の短縮が可能で
ある。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面によつて説明
する。
第1図及び第2図は本考案装置例の冷凍回路及
び電気回路を示しており、この冷蔵庫用冷凍装置
は、圧縮機1、四路切換弁2、凝縮器3、逆止弁
10を並列接続して有するデフロスト用減圧器
4、逆止弁11を並列接続して有する冷却用減圧
器5、クーラ6及びアキユームレータ7を備えて
公知の可逆冷凍サイクルを形成しており、凝縮器
3には凝縮器用フアン8を付設して外気を流動さ
せるようにし、また、クーラ6にはクーラ用フア
ン9を付設して冷蔵庫内空気を流動させるように
している。
この冷凍装置は四路切換弁2の電磁コイルを励
磁して第1図図示の弁操作とすることにより実線
矢示方向に冷媒流通させる冷却サイクルが、ま
た、前記電磁コイルを消磁して四路切換弁2を切
換え操作することにより、破線矢示方向に冷媒流
通させるデフロストサイクルが夫々形成され、デ
フロストの場合は当然のことであるが、凝縮器3
が蒸発器として作用し、クーラ6が凝縮器として
作用し、かくしてクーラ6では熱交換面に付着し
た霜が凝縮潜熱により融かされる。
上記冷凍装置の運転を掌る電気回路の要部を第
2図によつて説明すると、制御の対象となる機器
は、圧縮機1のモータ1M、凝縮器用フアン8の
モータ8M、クーラ用フアン9のモータ9Mの3基
モータと、四路切換弁2の前記電磁コイル2S
であり、一方、制御機器はデフロスト信号を周期
的に発信するデフロストタイマ12と、温度検知
器13と、冷蔵庫用の温度調節器14と、補助リ
レー15とである。
デフロストタイマ12は限時作動・限時復帰形
の常開接点12a、常閉接点12bを有してい
て、駆動部12cに通電し駆動させると、例えば
2時間を経過した時点で常開接点12aを閉成
し、かつ常閉接点12bを開放して、さらに20分
経過して常開接点12aを開放、常閉接点12b
を閉成にそれぞれ復帰動させ、これを繰り返して
行わせる繰り返し作動方式のタイマであり、2時
間経過後の20分間がデフロストを行わせるための
時間に相当し、前記両接点12a,12bがデフ
ロスト信号を発する出力部となつている。
そして駆動部12cを制御回路母線間に接続さ
せ、常開接点12aを補助リレー15のコイル1
5cに直列させて前記母線間に接続し、さらに常
閉接点12bを前記電磁コイル2Sに直列させて
母線間に接続している。
一方、温度検知器13は設定温度よりも低下し
たことを検知すると閉成する常開接点を出力部に
有していて、感温部を外気温度の検出可能に配設
しており、設定温度を例えば10℃となしている。
そして前記常開接点を凝縮器フアン用モータ8
のコイルと補助リレー15の常開接点15a2
で直列回路に形成してこの直列回路を前記母線間
に接続している。
次に前記温度調節器14は、冷蔵庫内の温度を
所望値に保持するためのものであつて、設定温度
よりも上昇していることを検知すると閉成する常
開接点を出力部に有していて、この常開接点を圧
縮機モータ1Mに直列させて前記母線間に接続し
ている。
一方、補助リレー15は2つの常開接点15a
,15a2と、2つの常閉接点15b1,15b2とを
備えていて、一方の常開接点15a1を温度調節器
14の前記常開接点に並列接続させ、他方の常開
接点15a2は前述した通りの接続形態をとらせ、
一方の常閉接点15b1はクーラ用フアンモータ9
のコイルに直列させて前記母線間に接続し、他
方の常閉接点15b2は温度検知器13の前記常開
接点と補助リレー15の他方の常開接点15a2
の直列回路に対し並列接続している。
以上述べた構造を有する冷凍装置の作動を次に
説明すると、操作スイツチ16を投入し運転に入
らせると、常閉接点12bの閉成状態によつて四
路切換弁2は励磁により冷却サイクル側に操作さ
れ、冷蔵庫内温度が設定温度よりも高いと温度調
節器14の作用により圧縮機1が駆動し、冷凍装
置は冷却サイクルによつて冷却運転にはいり、温
度調節器14による発停が成される。
デフロストタイマ12が2時間経過により常開
接点12a、常閉接点12bを20分間だけ閉成、
開放することにより、四路切換弁2は消磁して冷
凍サイクルを逆サイクルのデフロスト側に切換え
ると同時に補助リレー15が励磁して常開接点1
a1の閉成により圧縮機1を駆動保持させる。
また、常閉接点15b1,15b2の開放によつて
凝縮器用フアン8及びクーラ用フアン9は停止す
る。
かくして外気温度が10℃よりも高い状態では、
前記両フアン8,9が停止したままで逆サイクル
によりデフロスト運転が行われ、凝縮器3での吸
熱と圧縮機1での入力に見合つた熱放出がクーラ
6で行われてデフロストが有効に成される。
このとき、外気温度が低下して10℃以下になる
と、温度検知器13の常開接点が閉成し、補助リ
レー15の常開接点15a2が既に閉成しているこ
とにより、凝縮器用フアン8は運転する。
その結果、凝縮器3では外気との熱交換が積極
的に行われて吸熱量が増加するのでクーラ6での
排熱量もそれに見合つて増加する。
かくしてデフロスト時間の短縮が可能となり、
第2図の電気回路において温度検知器13の常開
接点、すなわち、運転信号出力部と、補助リレー
15の常開接点15a2、すなわち、デフロスト信
号出力部と、凝縮器フアン用モータ8Mのコイル
との直列接続になる回路がデフロスト時において
凝縮器用フアン8を運転せしめるフアン運転回路
を形成している。
なお、デフロスト中に外気温度が上昇して10℃
よりも高くなると凝縮器用フアン8は当然自動停
止する。
ここで、温度検知器13の設定温度を10℃程度
にしたのは、外気温度、庫内温度を同じ条件とし
て凝縮器用フアンを運転と停止の夫々にセツトし
た場合の比較試験を行つたところ、外気温度が7
℃、庫内温度が−5℃のときにおいて前記フアン
を運転した方が可成りの時間デフロスト運転が短
縮された結果が得られたので、7℃に近い温度を
設定した。
(考案の効果) 本考案は外気温度が10℃程度の設定温度よりも
高い間は、凝縮器用フアン8を停止せしめて冷凍
装置の過負荷運転を防止することが可能であり、
一方、前記設定温度以下に低下した場合は凝縮器
用フアン8を運転せしめてデフロスト熱源の増量
をはかることが可能であつて、特に外気温度低下
時のデフロスト時間の短縮化が果されてデフロス
ト効率が高くなり、冷凍装置の経済運転及び冷蔵
庫内温度の低温保持に〓る有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の例に係る冷凍回路
図及び電気回路図である。 1……圧縮機、2……四路切換弁、3……凝縮
器、4……デフロスト用減圧器、5……冷却用減
圧器、6……クーラ、8……凝縮器用フアン、9
……クーラ用フアン、13……温度検知器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機1、四路切換弁2、凝縮器3、デフロス
    ト用減圧器4、冷却用減圧器5及びクーラ6によ
    り、冷却サイクル及び逆のデフロストサイクルが
    可能な可逆冷凍サイクルを形成すると共に、デフ
    ロスト信号によつて停止させる凝縮器用フアン8
    及びクーラ用フアン9を凝縮器3及びクーラ6に
    夫々付設せしめた冷蔵庫用冷凍装置において、外
    気温度を検知して10℃程度の設定温度以下で運転
    信号を出力する温度検知器13及び前記デフロス
    ト信号と温度検知器13の前記運転信号との論理
    積によつて凝縮器用フアン8を運転せしめるフア
    ン運転回路を設けたことを特徴とする冷蔵庫用冷
    凍装置。
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