JPH0448454Y2 - - Google Patents

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JPH0448454Y2
JPH0448454Y2 JP1986041715U JP4171586U JPH0448454Y2 JP H0448454 Y2 JPH0448454 Y2 JP H0448454Y2 JP 1986041715 U JP1986041715 U JP 1986041715U JP 4171586 U JP4171586 U JP 4171586U JP H0448454 Y2 JPH0448454 Y2 JP H0448454Y2
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cold water
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condenser
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は吸収式冷凍機、詳しくは発生器におけ
る加熱制御弁を開閉制御可能にした吸収式冷凍機
に関する。
(従来の技術) 従来、吸収式冷凍機において、社団法人日本冷
凍空調工業会発行(発行日昭和56年11月)の「ガ
ス吸収冷温水機Q&A」の第137頁に記載されて
いるように、冷水又は温水の出口又は入口温度を
検出し、これら冷水又は温水温度により、発生器
におけるバーナに燃料を供給する燃料供給管の燃
料電磁弁の開閉制御を行なうようにしたものが知
られている。
即ち、例えば冷水出口温度を検出して制御を行
なう場合、第4図に示した運転モードの如く冷水
出口温度が設定温度より低下して第4図()の
温度になつたとき前記燃料電磁弁を閉じてバーナ
の運転を停止すると共に、冷水出口温度が設定温
度より上昇して、第4図()の温度になると、
前記燃料電磁弁を開いて、前記バーナを運転する
ことにより行なうのである。
(考案が解決しようとする問題点) 所で、以上の如く冷水出口温度を検出して前記
燃料電磁弁を開閉し、前記バーナの発停を行なう
場合、一般に冷水側の熱容量は余り大きくないた
め、前記バーナの運転停止後も溶液ポンプを駆動
し、濃溶液の濃度が上昇しないようにする残溜運
転(第4図()−()の領域)を行なつている
が、冷房負荷の少ない場合には、前記バーナの発
停回数が多くなり、この結果次の問題が生じてい
るのである。
即ち、一般にバーナの発停時には、危険防止の
ためバーナブロアによりプリパージ又はポストパ
ージを行なうのであるが、これらプリパージ又は
ポストパージにより、前記バーナの燃焼室及び発
生器を冷却することになり、この冷却のため溶液
中の熱エネルギーが無駄に失われ、それだけ成績
係数が低下するのであり、その上、バーナ発停回
数の増加により部品の寿命が短かくなるのであ
る。
しかして、前記バーナの発停回数を少なくする
には、前記冷水出口温度による燃料電磁弁の開閉
に大きなデフアレンシヤルをとることが考えられ
るが、デフアレンシヤルが大きいと冷房負荷に対
し正確な運転制御が行なえない。
本考案の目的は、凝縮した冷媒液を貯溜して、
発生器における加熱制御弁の閉動作時、貯溜した
冷媒液を蒸発器などの冷媒系熱交換器に放出して
冷水の冷却を行なうことにより、負荷の変化によ
る冷水の変化を少なくして、前記発生器における
加熱源の発停回数を少なくし、発停回数増加によ
る成績係数の低下を解消し、かつ、部品寿命の短
縮を解消する如くした点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記発生器1の出口側で、かつ、凝
縮器18より高い位置に凝縮冷媒液の貯溜用冷媒
タンク11を設けて、該冷媒タンク11を、前記
凝縮器13又は蒸発器18に電磁弁17をもつた
連結管16を介して連通させると共に、冷水温度
低下による前記加熱制御弁5の閉動作時、前記冷
水温度の上昇により前記電磁弁17を開動作させ
る制御機構30を設けたものである。
(作用) 以上の構成により冷水温度低下による前記加熱
制御弁5の閉動作時、前記電磁弁17を開いて冷
媒タンク11から冷媒液を凝縮器13を経由して
蒸発器18に放出したり、また直接蒸発器18に
放出して冷水の冷却効果を持続させることによ
り、冷水温度上昇による加熱制御弁5が開動作す
るまでの時間を長くすることができ、前記加熱制
御弁5の閉動作時間、即ち、前記発生器の運転停
止時間を長くし、その発停回数を少なくできるの
である。
(実施例) 第1図において1は高温発生器、2は低温発生
器で、前記高温発生器1には主として都市ガスを
燃料とするガスバーナ3を設け、その燃料供給管
4には、後記する冷水温度低下により閉じ、燃料
供給を遮断する電磁式加熱制御弁5を介装してい
る。
又、前記低温発生器2には、前記高温発生器1
で発生する冷媒蒸気の蒸気管6と接続する熱交換
管7が配設されると共に、この熱交換管7の上部
には、前記高温発生器1から高温溶液熱交換器8
を経て導入される中間溶液の散布管9が配設され
ており、中間溶液管10から前記散布管9を介し
て散布される中間溶液と前記熱交換管7を流れる
冷媒蒸気とを熱交換させ、前記中間溶液から冷媒
蒸気を発生させるようになつている。
そして、前記低温発生器2の下部には、前記中
間溶液との熱交換で凝縮される冷媒液を冷房時貯
溜し暖房時放出して冷暖房時の濃度調整をする冷
媒タンク11を設けて、この冷媒タンク11に前
記熱交換管7を開口させ、低温溶液熱交換器12
を経て、或いは直接、凝縮器13に送る蒸気器1
4を開口させるのである。
また、前記低温発生器2の上部には、前記熱交
換で発生した冷媒蒸気を前記凝縮器13に送る蒸
気管15を接続しており、また、前記冷媒タンク
11の底部には、該タンク11を前記凝縮器13
に連通する連結管16を設け、この連結管16に
暖房時開き、冷房時閉じ、かつ、冷房時の残溜運
転時開く電磁弁17を介装するのである。
尚、第1図において18は冷媒液管25を介し
て前記凝縮器13と連通する蒸発器、19は吸収
器、20は溶液ポンプであつて、前記蒸発器18
には冷温水入口管21と冷温水出口管22とに連
通する熱交換管23が配設されており、また、前
記吸収器19及び凝縮器13には、冷房時水を流
通させ、暖房時水を流通させない冷却水管24が
配設されており、また、前記水出口管22には、
設定温度の異なる第1及び第2冷水サーモTH1
TH2を設けている。
しかして、以上の構成において、冷房時前記バ
ーナ3を運転することにより、前記蒸気管6から
低温発生器2に供給される冷媒蒸気は、中間溶液
との熱交換により凝縮し、凝縮した冷媒液が冷媒
タンク11に貯溜されるのであり、また、この冷
媒タンク11に貯溜された冷媒液は、前記電磁弁
17の開動作により、前記凝縮器13から蒸発器
18に供給されるのであつて、前記冷媒液の蒸発
器18への供給により前記バーナ3の停止後にお
いても、冷却水の冷却が可能となり、前記バーナ
3の停止後溶液ポンプ20を駆動して行なう残溜
運転と共に、前記加熱制御弁5の開動作までの時
間、即ち前記バーナ3の運転停止時間を長くでき
るのである。
次に、前記電磁弁17の開閉制御を行なう制御
機構30について説明する。
この制御機構30は、前記第1及び第2冷水サ
ーモTH1,TH2を用いて、第2図の如く、前記
加熱制御弁5の開閉制御と、この開閉制御に関連
して前記電磁弁17の開閉制御が行なえるように
構成するのである。
この制御機構30による前記加熱量制御弁5と
電磁弁17との開閉制御は、第2図に示した運転
モードの如く行なうのであつて、前記第1冷水サ
ーモTH1は、前記加熱制御弁5の開閉制御を行
なうようにし、この第1冷水サーモTH1による
加熱制御弁5の閉動作信号のインターロツク接点
31を、第3図の如く前記電磁弁17と該電磁弁
17の開閉制御する前記第2サーモTH2の切換
接点との直列回路に介装して構成するのである。
即ち、冷水出口温度が第2図における()の
温度で前記加熱制御弁5を閉じ、前記バーナ3の
運転を停止するのであつて、この時、前記インタ
ーロツク接点31が閉じるのである。
この状態で溶液ポンプ20はその駆動を継続し
て残留運転を行なうのである。この残留運転にお
いて残留冷媒により冷却能力を有するが、冷水温
度は上昇するのである。
そして、前記インターロツク接点31が閉じて
いる状態で冷水温度が上昇し、第2図()の温
度に至ると前記第2冷水サーモTH2が閉じ、前
記電磁弁17が開動作するのである。
この電磁弁17の開動作により冷媒タンク11
に貯溜していた冷媒液が放出されるため、冷水の
冷却効果が接続することゝなり、第3図()の
温度になると、前記第2冷水サーモTH2が開き、
前記電磁弁17が閉動作するのである。
そして、この状態で冷水温度が上昇し、第2図
()の温度になると、前記第1冷水サーモTH1
の動作で再び前記加熱制御弁5が開動作し、前記
インターロツク接点31も開くのである。
尚、第1図において、前記加熱制御弁5の開動
作により前記バーナ3の運転が開始されても、冷
水温度が上昇するのは、冷媒タンク11に冷媒を
貯溜するためである。
又、以上の構成において、前記電磁弁17の閉
動作は冷水温度が第2図()の温度で行なつて
いるが、タイマー制御でもよいしインターロツク
接点を用い、第1冷水サーモTH1による加熱制
御弁5の開動作で閉じる如く成してもよい。
以上の如く冷水温度の低下により加熱制御弁5
が閉じてからの冷水温度の上昇により前記電磁弁
17を開動作させ、冷媒タンク11に貯溜する冷
媒液を蒸発器18に放出するのであつて、斯く放
出される冷媒液は蒸発器18で充分な蒸発作用を
行ない冷水の冷却を行なうのであり、この冷水の
冷却により冷水温度を低下させられるのであるか
ら、前記加熱制御弁5の閉動作後に開動作させる
までの運転停止時間を前記冷媒液の放出時間だけ
長くできることになるし、また、前記加熱制御弁
5の開動作後に行なう運転において、その運転再
開当初は、前記冷媒タンク11に冷媒液を貯溜す
るのであるから、運転再開による冷水温度の低下
を抑えられ、それだけ運転時間も長くできるので
ある。
尚、以上の構成において、前記電磁弁17に流
量制御機能を与え、その開度を前記第2冷水サー
モTH2により検出する冷水温度に対応して制御
する如く成せば、より一層冷水温度の緻密な制御
が行なえると共に運転停止時間の延長もより長く
できるのである。
又、以上説明した実施例では、前記冷媒タンク
11を低温発生器2の下部に設けたが、前記低温
発生器2と分離して別個に設けてもよいし、ま
た、前記冷媒タンク11に接続する連結管16を
冷媒系熱交換器即ち、前記凝縮器13に連結した
が、蒸発器18又は前記凝縮器13と蒸発器18
とを連結する冷媒液管25の途中に連結してもよ
いのである。
また、前記高温発生器1の熱源としてガスバー
ナ3を用いたが、石油バーナでもよいし、また、
蒸気を用いてもよい。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、前記発生器1の出口側
で、かつ、凝縮器13より高い位置に凝縮冷媒液
の貯溜用冷媒タンク11を設けて、該冷媒タンク
11を、前記凝縮器13又は蒸発器18に電磁弁
17をもつた連結管16を介して連通させると共
に、冷水温度低下による前記加熱制御弁5の閉動
作時、前記冷水温度の上昇により前記電磁弁17
を開動作させる制御機構30を設けることによ
り、冷媒タンク16に貯溜する液冷媒を冷水温度
低下による加熱制御弁5の閉動作時、前記電磁弁
17を開いて冷媒タンク11から冷媒液を凝縮器
13を経由したり、また直接蒸発器18に放出す
る如くしたから、この冷媒液の放出時間だけ、前
記加熱制御弁5の閉動作後、開動作に至る運転停
止時間を長くできるのであり、更には、運転再開
に際しては前記冷媒タンク11に冷媒液を貯溜す
るのであるから、運転再開後の立上りを抑制で
き、それだけ運転時間も長くできるのである。
従つて、前記加熱制御弁5の開閉動作、即ち、
前記発生器における熱源の発停回数を少なくで
き、成績係数の向上が可能となると共に、熱源機
器及び制御機器の耐久性も向上できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案吸収式冷凍機の一実施例を示す
冷凍サイクル系統図、第2図は運転モードを示す
説明図、第3図は制御機構の一例を示す電気回路
図、第4図は従来例の運転モードを示す説明図で
ある。 1……高温発生器、2……低温発生器、5……
加熱制御弁、11……冷媒タンク、13……凝縮
器、17……電磁弁、18……蒸発器、30……
制御機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷水温度により発生器1における加熱制御弁5
    を開閉して容量制御可能とした吸収式冷凍機にお
    いて、前記発生器1の出口側で、かつ、凝縮器1
    3より高い位置に凝縮冷媒液の貯溜用冷媒タンク
    11を設けて、該冷媒タンク11を、前記凝縮器
    13又は蒸発器18に電磁弁17をもつた連結管
    16を介して連通させると共に、冷水温度低下に
    よる前記加熱制御弁5の閉動作時、前記冷水温度
    の上昇により前記電磁弁1(G)7を開動作させ
    る制御機構30を設けたことを特徴とする容量制
    御可能とした吸収式冷媒機。
JP1986041715U 1986-03-19 1986-03-19 Expired JPH0448454Y2 (ja)

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JP1986041715U JPH0448454Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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JPS62171767U JPS62171767U (ja) 1987-10-31
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225575A (en) * 1975-08-22 1977-02-25 Hitachi Ltd Inspection method of the state of object
JPS602543U (ja) * 1983-06-21 1985-01-10 日本光電工業株式会社 輸液ポンプ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225575A (en) * 1975-08-22 1977-02-25 Hitachi Ltd Inspection method of the state of object
JPS602543U (ja) * 1983-06-21 1985-01-10 日本光電工業株式会社 輸液ポンプ

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