JPS6029262A - 工作機械のワ−クパレット交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、工作機械（立型又は横型のマシニングセンタ
、フライス盤、中ぐ１）盤、ボール盤など）のワークパ
レット交換装置の技術分野に属するものである。

その前提基本構成として、工作機械のテーブル側にパレ
ット固定装置を設け、このパレット固定装置にワークパ
レットを載置して固定可能にし、上記工作機械の前側に
パレットシフト装置を配置し、パレットシフト装置に複
数のパレット塔載部を設け、各パレット塔載部をパレッ
ト固定装置の前側のパレット交換位置とパレット交換位
置からシフトさせたパレット準備位置とに切換可能にし
、パレット交換位置にあるパレット塔載部とパレット固
定装置との開でワークパレットを交換可能にした工作機
械のワークパレット交換装置に関するものである。

近年、工作機械の生産性向上のために、ワークをワーク
パレットに固定し、ワークパレットごとワーク交換を行
なうワークパレット交換装置が用いられつつある。

従来のワークパレット交換装置には、次のようなものが
ある。

（イ）　第２１図のように、工作（幾械のテーブル１０
１前側に、パレットシフト装置Ｓとしてのターンテーブ
ル１００を設け、鉛直軸回りに旋回自在にし、ワークパ
レット１０４の交換を行なう。

（ロ）第２２図のように、工作機械のテーブル１０１の
前側に、パレットシフ）Ｓ装置としての昇降式テーブル
１０２を設け、ワークパレット１０４の交換を行なう。

（ハ）横型マシニングセンタでは、多数のパレットを順
送りするパレットシフト装置としてのパレットマガジン
を設け、パレットの交換を行なう６ 上記のパレット交換装置は、次の諸欠点を有する。

（１）パレット交換装置の設置スペースが大きくなる。

（イ）のターンテーブルの場合、ワークパレットを平面
的に２面収容し得ることが前提なので、工作機械の前側
に広いスペースを必要とする。

しかも、旋回半径も大きくなるので、所要スペースはそ
の外形以上に大きくなる。

（ハ）のパレットマガジンは、多数のワークパレットを
収容し得るけれども、所要スペースは非常に大きくなり
、既存の工作機械の周辺の狭いスペースに設置すること
は難しい。

（２）切削切粉処理が難しくなり、作業環境が悪化する
。

すなわち、（イ）（ロ）（ハ）何れかの装置においても
、ワークパレットを上向き姿勢に保持した状態で搬送す
るので、切削切粉な掃き落してから、洗浄したり、エア
ブロ−するなど切粉処理の作業が面倒で能率も悪く、作
業環境も著しく悪化する。

（３）（ロ）の装置の場合、昇降テーブルの下側のハレ
ッ）［、ＬＪに載せたワークパレットへのワークの着脱
の作業性が悪くなるだけでなく、昇降テーブルも大形化
し、構造も複雑化し、高価になる。

（４）（ハ）のパレットマガジンの場合、ワークパレッ
トを順送りする機構が複雑で、非常に高価なものとなる
。

本発明は、上記諸欠点に鑑み、小形・構造簡単にして、
しかも複数のワークパレットを収容可能で、かつ切削切
粉の処理するのに最適のワークノくレット交換装置を提
供することを目的とする。

本発明は、両速の前提基本構成を有するワークパレット
交換装置において、上記パレットシフト装置は回動枠、
支持枠、回動駆動装置及びクランプ装置とからなるパレ
ット旋回装置で構成し、この回動枠を支持枠に、上記工
作機械に対する左右方向軸心若しくは前後方向軸心であ
って回動枠の略中心部を貫く水平な軸心の回りに回動可
能に枢支すると共に、旋回動駆動装置で回動駆動可能に
し、上記回動枠の旋回軸心に平行な外周側面に複数のパ
レット塔載部を設け、各パレ・ント塔載部に各パレット
をパレット係止装置で固定可能にしたものである。

以下、本発明の実施例を図面に基き説明する。

第１図及び第２図において、立型マシングセンタＭのテ
ーブル１上にパレット固定装置２が固定され、上記工作
機械Ｍの前側にパレットシフト装置Ｓとしてのパレット
旋回装置３が配設され、パレット固定装置２とパレット
旋回装置３との間でワークパレット４を往復交換し、工
作機械Ｍのワーク交換がなされる。

パレット固定装置２は、その基板５に、左右１組のレー
ル６と、ワークパレット４の底部の嵌合穴に嵌合させて
ワークパレット４を位置決めする為の１対の油圧供給装
置７と、ワークパレット４の底部のガイド溝３６に相対
摺動して案内するガイドレール８と、ワークパレット４
を水平に支持する６組の支持ブロック９と、支持ブロッ
ク９の内部に立向きに組込まれた油圧シリンダのピスト
ンロンドの上端に鍔状のクランプ部を設けてなるクラン
プ装置１０と、左右１対のストッパ１１とを付設したも
のである。

但し、上記パレット固定装置２は、テーブル１自体に一
体的に形成してもよい。

パレット旋回装置３は、マシニグセンタＭのテーブル１
を原点合せ位置（第１図実線図）に位置させた状態に於
いて、テーブル１の前側に配設される。このパレット旋
回装置３は、回動枠１２と、支持枠１３と、回動駆動装
置１４と、パレット−係止装置１５と、回動枠ロック装
置４６と、油圧供給装置（図示略）及び制御装置（図示
略）とからなり、パレット旋回装置３の下部には、切粉
処理洗浄装量にして十分な剛性を有すると共に、その上
下両面にパレット塔載部１２ａを有し、その左右両端面
の中央に水平に突出の支軸１６の各々が左右の支持枠１
３に回動自在に枢支される。これら支軸１６の水平な旋
回軸心は回動枠１２の中央部を貫きマシニングセンタＭ
の座標系におけるｘ軸方向（左右方向）と平行である。

但し、上記回動枠１２は型材と鋼板などで枠状に形成し
てもよく、又は鋼製原盤で構成してもよい。

そして回動枠１２を回動駆動装置１４で回動させること
により、各パレット塔載部１４ａをパレット固定装置２
の前側に水平に位置するパレット交換位置又とこれの直
下に水平に位置するパレット退避位置Ｙとに切換可能で
ある。

上記回動駆動装置１４は、上記左側の支軸１６の外端部
に設けたビニオン１７と、立向きの油圧シリンダ１８の
ピストンロンドに連結され１、ピニオン１７に噛合する
ラック１９とラック１９の倒れを防止する為の受具２０
とからなり、この回動駆動装置１４で回動枠１２を半回
転の往復回動運動させ得るようになっている。

但し、回動駆動装置１４は、上記以外にモータ（電動・
エア・油圧）でチェーンとスプロケット又はベルトとプ
ーリ又は歯車減速機構などを介して回動させるようにし
てもよく、このモータに揺動モータを用いることも考え
られ、シリンダ（油圧・エア）の組合せで構成すること
も出来る。特に、第８図に示すように、２本の油圧シリ
ンダ５８のピストンロンド５８ａをチェーン５９で連結
し、チェーン５９でスプロケット６０を回動させるよう
にすると、大トなトルクに耐え得るものとなる。

秦 その他模種既存の回動駆動手段を用いることができる。

小形のワークパレット４の場合には手動で回動させるこ
とも可能である。

上記回動枠１２の上下の両面には、各々パレット塔載部
１２ａが形成され、各パレット搭載部１２ａには、前記
バレント固定装置２のものと略同様の左右１対の走行レ
ール２１と、ガイドレール２２と、６　ｉｆの支持ブロ
ック２３と、６組の油圧式クランプ装置２４と４組の油
圧式係止栓装置４５とからなるパレット係止装置１５と
、左右１対のストッパ２５とが設けられている。上記油
圧式クランプ装置２４とパレット搭載部１２ａに固定さ
れるワークパレット４の油圧式ワーククランプ装置３３
へ油圧を供給する為、右側の支軸１６の外端部にロータ
リ継手２６が付設され、４系統の油路が油圧供給装置か
ら回動枠１２へ導設される。

符号２７ｂはパレット係止装置１５への油路、２７ａは
ワークパレット４の前後のクランプ枠３０への油路であ
り、下側のパレット搭載部１２ａについても同様である
。

但し、回転枠ｊ２側に方向切換弁を一般けることにより
、ロータリ継手２６を経由する油路の数を少なくするこ
とも出来るし、またロータリ継手２６を省略し、長目の
油圧ホースを回動枠に直接接続し、油圧ホースの撓みで
回動枠１２の回動に対応することも出来る。

また、第７図に示すように、各パレット搭載部１２ａの
右端部にセルフシール継手の雌型継手４７を付設し、こ
の継手にロータリ継手２６を経由した油路を接続すると
ともに、ワークパレ・ント４の右側面にセルフシール継
手の雌型継手４８を固設してワーククランプ装置３３へ
の油路に接続し、ワークパレット４をパレット固定装置
２上からノくレット塔載部１２ａ上に搬入してストッパ
２５で受止めたときに、側継手４７・４８が自動的に接
続されるようにすること力咄来る。

パレット係止装置１５は回動枠１２を回動する際に、ワ
ークパレット４の脱落を防止するためのものであって、
クランプ装置２４と係止栓装置４５とからなり、パレッ
ト固定装置２からパレット搭載部１２ａ上へワークパレ
ット４を搬入後クランプ装置２４でクランプすると共に
、係止栓装置４５の係止栓をワークパレッ）４の底面の
係止穴に嵌入されるようになっている。

上記係止装置１５に代えて、ワークバレ・ント４の左右
端面の水平な嵌合穴に油圧シリンダのピストンロッドを
嵌入させる形式のものを用いることも出来るし、ボルト
やピンなどの手段で係止することも出来るし、またその
機械式係止若しくは緊締手段、電磁石や真空を利用した
吸着手段、或いは、モータ（電動・油圧・エア）による
係止若しくは緊縮手段をん、）ることも出来る。また池
の変形手段については後述する。

回動枠ロック装置４６は回動枠１２を回動後、その回動
をロックする為のもので、左右の支持枠１３の各々に前
後１対の油圧シリンダを水平に付設してなり、回動枠１
２を回動後油圧シリングでロック具４６ａを回動枠１２
の下側へ進入させて回動枠１２をロックするようにした
ものである。

次に第５図、第６図は、ワークパレット４の−５１１ｆ
＋千千導かや　ヤｈｌ＋も般９只トを一箕堆ｈシｑを設
けると共に、その両側にクランプ枠３０を前後方向位置
調節自在に固設し、基準枠２９の頂部に定ピツチでロケ
ータ３１を着脱自在に設け、クランプ枠３０内に横向き
に組込んだ油圧シリンダのピストンロッドの先端部に揺
動自在にクランプ兵３２を付設してなる油圧式ワークク
ランプ装置３３をクランプ枠３０に定ピツチで設け、ロ
ケータ３１を介して基準枠２９に位置決め接当させた多
数のワーク３４を上記ワーククランプ装置３３でクラン
プする。

また、台盤２８の底部側にはワークパレット４の搬送時
に前記クランプ装置１０・２４のクランプ部が遊嵌して
相対移動する為の３本のクランプ用Ｔ溝３５が形Ｉｋ、
され、中央のＴ溝の立溝部分が前記ガイドレール８・２
２の為の〃イド溝３６となる。

また、ワークパレット４の走行の為のバネ支持式走行ロ
ーラ装置（図示路）が左右１対の角溝３７内に昇降自在
に組込まれている。このワークパレット４をクランプ装
置１０・２４でクランプしてないとぎには、走行ローラ
装置がバネ力で下降して走行ローラの接地部が台盤２８
の下面外へ突出して、走行用のレール６・２１上を走行
可能である。

尚、パレット固定装置２及びパレット旋回装置３のクラ
ンプ装Ｍ１０・２４を後述の如く簡単化すると、台盤２
８のクランプ用Ｔ溝３５を省略し得ることは勿論であり
、同時に走行ローラ装置に代えて後述の搬送ローラ装置
４８・４．８　Ａをパレット固定装置２と各パレット搭
載部に設けることにより、ワークパレット４側の走行ロ
ーラ装置を省略し得る。

また、ガイドレール８・２２はワークパレット４の側端
面ないしは、ワークパレット４に（；ｊ設の部材に摺接
する構造にすることにより、ワークパレット４の〃イド
溝３６を省略することが出来、ワークパレット４の構造
を簡単化することも出来る。

尚、ワークパレット４としては、上記の構造のものに限
らず、各種のワークパレットを用い得ることは勿論であ
る。

次に切粉処理洗浄装置Ｗは、ワークパレット４及びその
ワークに（＝１着している切削切粉を除去する為の装置
であって、パレット旋回装置３の下部に組込まれ、少な
くとも回動枠１２を回動する際には回動枠１２やワーク
パレット４と干渉することなく、下向きのパレット退避
位置Ｙにあるパレット塔載部１２ａに係止されているワ
ークパレット４の下側に臨んでいる（第３図参照）。尚
、この洗浄装置誓を昇降自在にすることも有り得る。

この装置Ｗは、上部に複数列に配置した多数の噴射ノズ
ル４２を、中段部に切粉受箱４３を、下部に洗浄液タン
ク４４を有すると共に、図外の洗浄液加圧送給装置を有
し、切削油と同種若しくは異種の洗浄液を加圧送給装置
でタンク４４から噴射ノズ゛ル４２へ圧送し、ワークパ
レット４及びワーク３４の全外表面に洗浄液を噴射する
ことにより、切削切粉を洗浄し、その切粉を切粉受箱４
３に収容し、洗浄液をタンク４４に回収するようにした
ものである。尚、この洗浄装置Ｗは固定してもよく、ユ
ニット化して可搬式にしてもよく、また、切粉受箱４３
に代えて、網状のベルトコンベアで切粉を搬出するよう
にしてもよい。加えて、洗浄後のワーク３４を洗浄装置
上へ回収することも考えられる。

次に、上記のワーク交換装置を用いてワークパレット４
を交換する方法について説明する。

マシニングセンタＭのテーブル１上のパレット固定装置
２上にワークパレット４を固定した状態で、そのワーク
パレット４のワーク３４を切削加工中にパレット交換位
置Ｘにあるワークパレット４にワーク３４を位置決め固
定して準備し、次に回動枠１２を半回転回動させてワー
ク３４を準備した次回加工用ワークイ」とワークパレッ
ト４をパレット退避位置Ｙに逃して、空のパレット塔載
部１２ａをパレット交換位置Ｘに位置させ、回動枠ロッ
ク装置４６で回動枠１２をロックする。

上記テーブル１上のワークパレット４のワーク３４の加
工完了後、全栓装置７の金枠を抜くと共に、クランプ装
置１０を弛め、この前回加工済ワーク付ｂワークパレッ
ト４をパレット搭載部１２ａ上へ手動で移動させ、ワー
クパレット４の底部に突設の係止具（図示略）をストッ
パ２５で受止め、クランプ装置２４を作動させてワーク
パレット４を支持台２３上に固定すると共に、係止栓装
置４５の係止栓をワークパレット４の係止穴に係入させ
ることにより、ワーク式１／ツト４をパレット塔載部１
．２ａに係止し、また、ワークパレット４のワーククラ
ンプ装置３３の油路を接続する。次に、回動枠ａツク装
置４６を解除すると共に、回動駆動装置１４を作動させ
て回動枠１２を半回転回動させて、前回加工済ワークパ
レット４をパレット退避位置Ｙに位置させると共に、次
回加工用ワーク付とワークパレット４をパレット交換位
置Ｘに位置させてか呟回動枠ロック装置４６で回動をロ
ックし、また、クランプ装置２４を弛めると共に、係止
栓装置４５の係止栓を引き下げる。次に、次回加工用ワ
ーク付きワークパレット４をその走行ローラ装置を介し
て手動で押してパレット固定装置２上へ移動させる。こ
の時、クランプ装置１０のクランプ部がワークパレット
４のＴ溝３５内に遊嵌すると共に、ガイドレール８が〃
イド溝３６内に嵌入してワークパレット４を案内するが
、前記係止具とストッパ１１とを介してワークパレット
４を所定位置に停止させ、金枠装置７の金枠を金枠穴に
嵌入させることにより、ワークパレット４を正確に位置
決めすると共に、クランプ装置１０を作動させて、ワー
クパレット４を支持台９上に固定し、切削加工に供する
。

上記と罷工して、パレット退避位１ｙにある前回加工済
ワークパレット４について切粉処理洗浄装置Ｗで切粉を
処理する。その後、回動枠１２を回動させて、前回加工
済ワーク付とワークパレット４をパレット交換位置Ｘに
移し、回動枠１２をロックする。この状態でワーククラ
ンプ装置２４を弛めて、ワーク３４を取外す。この時、
ワークパレット４に切粉が尚付着している場合には、こ
の空のワークパレット４を再度下向き姿勢にして、切粉
処理洗浄装置Ｗでワークパレット４を洗浄処理してから
パレット交換位置Ｘに復帰させることも出来る。

上記パレット交換位置Ｘにある空のワークパレット４に
未加工のワーク３４を位置決め固定する。

以下上記同様に繰り返えすものとする。

ここで、第４図に仮想線で図示のように、パレット旋回
装置３の前側にパレット搬送台車４７を走行させ、工場
内の一区に設けたワーク交換ステーションでワークパレ
ット４にワーク３４を着脱準備し、このワークパレット
４を上記台車４７で搬送し、台車４７とパレット旋回装
置３との間でワークパレット４を受渡し可能にすること
も出来る。

また、パレット交換位置Ｘのパレット搭載部１２ａへ、
クレーンで吊持して来たワークパレット４を載置し、そ
の反対にクレーンで吊持して搬出するようにしてもよい
。

また、上記搬走台車４７に代えて、パレット旋回装置３
及び切粉処理洗浄装置Ｗを自走式台車に組３と切粉処理
洗浄装置Ｗとを共用することも出来る。　尚、上記パレ
ット旋回装置３は、マシニングセンタＭの前側に固設す
るのもよいが、これに限るものではない。即ち、パレッ
ト旋回装置３及び切粉処理洗浄装置Ｗとを共通の架台上
に塔載し、前後方向に所定距離だけ水平移動可能にする
と共に、回動枠１２を回動する際にはパレット固定装置
２に対して前方に遠ざけ、ワークパレット４の搬送の際
には後方へ接近させるようにすることも出来る。これは
、ワーク３４が大形化して回転半径が犬軽くなった場合
に効果がある。

但しパレット旋回装置３を床面に固設した場合でも、パ
レット固定装置２とパレット旋回装置３との間に、着脱
自在又は片持梁をヒンジ支持して油圧シリンダなどで起
倒自在にした走行レールや搬走ローラ枠などを架橋する
ことによってパレット旋回装置３をマシニングセンタＭ
より若干遠ざけて配置し、回動枠１２の回動半径を大ぎ
くとることが出来る。

尚まだ、マニシングセンタλ４の前側に１台に限らず、
２台以上のパレット旋回装置３を並設し、それら同土間
においてワークパレット４の交換を行なうことも出来る
。

ここで第９図に示すように、パレット旋回装置３の回動
枠１２を、旋回軸心１６ａに直交する断面形状を略正方
形状に形成し、この回動枠１２の旋回軸心１６ａの囲り
の外周側面に４面のパレ・ノド塔載部１２ａを設け、各
パレット塔載部１２ａに各ワークパレット４を固定可能
にする。

同様に、回動枠１２の旋回軸心１６ａに直交する断面形
状を正三角形状に形成し、その周側面に３面のパレット
搭載部１２ａを設けること力咄来る。

また、同様に、回動枠１２に５面又は６面のパレット塔
載部を設けることも出来る。

上記のように、パレット旋回装置３に多数のパレット搭
載部１２ａを設けることにより、ワーク３４をセットし
て準備した多数のワークパレット４を回動枠１２にスト
ックすることが可能になり、ワークパレット４をパレッ
ト固定装置２とパレット旋回装置３との開で自動交換さ
せることにより、マニシングセンタＭの夜間長時間無人
運転が可能となる。

ここで、第１０図及び第１１図に図示のように、パレッ
）Ｍ同装置３の回動枠１２の旋回軸心１６ａを７シニン
グセンタＭのテーブル１の座ｔｉ系のｙ軸（前後方向軸
）と平行することも出来る。第１０図のものは、回動枠
１２に２面のパレット塔載部１２ａを有し、第１１図の
ものは回動枠１２に３面のパレット塔載部１２ａを有す
るものである。

同様に４面、５面、６面のパレット塔載部を設けること
も出来る。

次に、別実施例に係るワークパレット交換装置（第１２
図〜第１６図参照）について説明する。

パレット固定装置２は、基板５上に遊走ロー、う装置４
８と、位置決め装置４９とプル型クランプ装置５０と押
え型クランプ装置５１と、支持ブロック５２とをイｑ設
したものである。

上記搬送ローラ装置４８は第１５図と第１６図に示すよ
うにローラ枠５３を軸部材とスプリング５５とを介して
昇降自在に付設し、油圧シリング５６でローラ枠５３を
押し上げ駆動可能にすると共に、ローラ枠Ｓ３に遊転ロ
ーラ５７を枢支し、遊転ローラ５７を側方に突出させる
ことにより切粉を噛み込まないようにしたものである。

位置決め装置４９は本体６１の斜面に受具６２を高さ位
置調節自在に固定した構造で受止面６３の位置を微調節
可能にしたものである。また、プル型クランプ装置５０
は揺動自在のクランプ腕６４を有し、その本体６５の上
面下に退入していたクランプ腕６４を油圧シリンダで揺
動させてワークパレット４を位置決め装置４９側へ押圧
し、正確に位置決めすると共に、押え型クランプ装置５
１でワークパレット４の右側端部を押える。

こうして、搬送ローラ装置４８のローラ枠５３を上昇状
態にして、ワークパレット４を搬送し、ローラ枠５３を
下降状態にして上記クランプ装置５０・５１でワークパ
レット４を支持ブロック５２と位置決め装置４９の支持
部６４上に固定するようになっている。第１４図の符号
＠５はガイド具である。

第１２図において、パレット旋回装置３の回動枠１２の
各パレット搭載部１２ａには２条の固定式搬送ローラ装
置４８Ａと、パレット押引装置６８と、係止装置１５と
が（＝Ｉ設されている。

上記固定式搬送ローラ装置４８Ａは、遊転ローラ５７Ａ
を有するローラ枠Ｓ３Ａを回動枠１２Ａに固定したもの
で、支持台をも兼ねるものである。

上記パレット押引装置６８は３段式油圧シリンダ６７と
スイング用油圧シリンダ６６とがらなり、その係合部６
９をワークパレット４の底部の係合部材７０に係合させ
てワークパレット４をパレット固定装置２上へ押し駆動
後、スイング用油圧シリンダ６６で左方へ引くことによ
り係合部６９を係合部材７０から外し、これと反対の操
作でワークパレット４をパレット固定装置２がら回動枠
１２上へ引き戻すようにしたものである。このパレット
押引装置６８は各パレット塔載部１２ａの右側部分若し
くは左側部分に付設してもよく、両側に設けてもよい。

パレット押引装置６８としては、上記以外ニ各種の機構
を用いることが出来る。例えば、上記両搬送ローラ装置
４８・４８Ａにその遊転ローラ５７・５７Ａに代えて、
モータ（電動・エア・油圧）でチェーンを介して正転・
反転回転駆動にしだローラを設けてワークパレット４を
移動させることも出来る。また、第１７図〜１８図の機
構を用いて、前記係合部６９に相当する部材６９Ａを前
後に駆動可能にすることも考えられる。

係止装置１５は油圧式係止ピン装置７１と左右の係止フ
ック部材７２とからなり、係止フック部材７２はワーク
パレット４の前後移動を妨げないが、ワークパレット４
の左右側端部に被さっている。係止ピン装置７１は油圧
シリンダで係止ピンをワークパレット４の前後端面に沿
って上昇させ、回動枠１２の回動時にワークパレット４
の脱落を防止するようにしである。

また、回動枠ロック装置４６Ａは油圧シリンダのピスト
ンロンドに付設したロックピンを回動枠１２の端面の穴
に嵌入させる構造である。

次に前記実施例及び上記別実施例に記載した各種の装置
を適宜組合せて、パレット旋回装置３とパレット固定装
置２との開で、ワークパレット４を自動交換するには、
マシニングセンタＭの制御装置とワークパレット交換装
置の制御装置との間で指令信号を交換し、後者の制御装
置で、パレット固定装置２及びパレット旋回装置３に設
けた各機器を所定のシーケンスで繰作可能にすればよい
。

この場合、必要に応じてワークパレット４の位置や回動
枠１２の姿勢を検出する検出手段を設けて、その信号を
制御装置に送信するものとする。

尚、本発明のワークパレット交換装置は、上記の実施例
の場合のように主軸が鉛直の立型マシニングセンタに限
らず、主軸が水平の横型マシニングセンタにも適用し得
るが、この場合ワークパレット交換装置を工作機械のテ
ーブル１の前側に限らず、テーブル１の側方側に配置す
ることも出来る。

但し、立型マシニングセンタＭの場合でも、そのテーブ
ル１の左又は右側の側方側に配置することも出来る。

工作機械としては、上記マシニングセンタ以外に、各種
の立型又は横型の工作機械（フライス盤、中ぐり盤、ボ
ール盤など）についても、本発明のワークパレット交換
装置を適用することが出来る。

本発明の効果を以下にのべる。

Ａ）パレットシフト装置としてのパレット旋回装置を回
動枠、支持枠、回動駆動装置及びパレット係止装置とで
構成し、回動枠に複数のパレット塔載部の各々にワーク
パレットをパレット係止装置で係止可能にし、回動枠を
回動駆動装置で工作機械に対する左右方向軸心若しくは
前後方向軸心であって回動枠の略中心部を貫く水平な旋
回軸心回りに回動駆動可能にしたので、複数のワークパ
レットを塔載し得るパレット旋回装置をワークパレット
略１面分の小スペースに設置することが出来る。

このように、パレット旋回装置の所要スペースが極めて
小さいので、工場レイアウト上有利・経済的であるだけ
でなく、既設の工作機械の前側、狭いスペースにパレッ
ト旋回装置を設置する、二とが出来る。

Ｂ）パレット旋回装置の回動枠の各バレント塔載部にパ
レット係止装置で各ワークパレットを係止可能にし、回
動枠を回動駆動装置で水平な旋回軸心回りに回動するよ
うにしたので、パレット塔載部に係止した加工済みワー
ク付きワークパレットを下向き姿勢にし、その状態でワ
ークパレット及びそのワークから切削切粉を簡単・容易
に除去することが出来るうえ、加工済みワークをもパレ
ッ）Ｍ同装置の下側へ能率的に取出すことが出来る。

特に、パレット旋回装置の下側に切粉処理洗浄装置を設
置するのも容易であり、この場合、洗浄により能率的に
切粉を洗い落し、この切粉を装置外へ取り出すことが可
能となる。

Ｃ）パレット旋回装置は、回動枠と支持枠と回動駆動装
置とパレット係止装置とからなり、構造も簡単なので、
容易にかつ安価に実施することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第２０図は、本発明の実施例を示し、第１図
は工作機械の前側に設置したワークパレット交換装置の
平面図、第２図はその正面図、第３図はその側面図、第
４図はワークパレット交換装置の部分及びパレット搬送
台車の斜視図、第５図及び第６図は各々ワークパレット
の平面図及び正面図、第７図はワークパレットを塔載し
た第１変形例のパレット旋回装置の要部平面図、第８図
は回動駆動装置の部分縦断側面図、第９図乃至第１１図
は各々第２・第３・第４変形例のワークパレット交換装
置の部分斜視図、第１２図乃至第１６図は別実施例を示
し、第１２図はワークパレット交換装置の部分平面図、
第１３図はパレット旋回装置の部分正面図、第１４図は
パレット固定装置の部分正面図、第１５図は搬送ローラ
装置の拡大部分縦断正面図、！６１６図は搬送ローラ装
置の拡大縦断正面図、第１７図乃至第２０図は各々別実
施例のパレット押引装置の変形例の押引機構図、第２１
図及び第２２図は、従来のワークパレット交換装置を示
し、第２１図はターンテーブルを用いたワークパレット
交換装置の概略斜視図、第２２図は昇降テーブルを用い
たワークパレット交換装置の概略斜視図である。 Ｍ・・・工作機械、１・・・テーブル、２・・・パレッ
ト固定装置、３・・・パレット旋回装置、４・・・ワー
クパレット、Ｓ・・・パレットシフト装置、１２・・・
回動枠、１２ａパレット塔載部、Ｘ・・・パレット交換
位置、Ｙ・・・パレット退避位置、１３・・・支持枠、
１４・・・回動駆動装置、１５・・・パレット係止装置
、１６ａ・・・旋回軸心。 特許出願人　相生精機株式会社 手続補正書（自発） 特許庁長官　殿 ■、事件の表示 昭和５８年特許願第　１３６３６３　号２、発明の名称 工作機械のワークパレット交換装置 ３、補正をする者 事件との関係特許出願人 １８　相生精機株式会社 ４、代　理　人 ５、補正命令の日付　昭和　年　月　日発送（１）　特
許請求の範囲を下記の通りに訂正します。 記 １、工作機械Ｍのテーブル↓堀パレット固定装置２を設
け、このパレット固定装置２にワークパレット４を載置
して固定可能にし、上記工作機械Ｍの前側にパレットシ
フト装置Ｓを配置し、パレットシフト装置Ｓに複数のパ
レット搭載部１２ａを設け、各パレット搭載部１２ａを
パレット固定装置２の前側のパレット交換位置又とパレ
ット交換位置■がらシフトさせたパレット退避位置Ｙと
に切換可能にし、バレント交換位置Ｘにあるパレット搭
載部１２ａとパレット固定装置２との間でワークパレッ
ト４を載せ換え可能に構成した工作（幾械のワークパレ
ット交換装置において、 上記パレットシフト装置Ｓは、回動枠１２、支持枠１３
、回動駆動装置１４及びパレット係止装置１５とからな
るパレット旋回装置３で構成し、この回動枠１２を支持
枠１３堀水平な旋回軸心１６ａの回りに回動可能に枢支
するとともに、回動駆動装置１４で水平な旋回軸心１６
ａの回りに回動駆動可能にし、上記回動枠１２の外周面
の複数箇所にそれＰｉパレット搭載部１２ａを設け、各
パレッ避位置Ｙに位置し、各パレット搭載部１２ａに各
ワークパレット４をパレット係止装置１５で係止可能に
構成したことを特徴とする工作機械のワークパレット交
換装置 １２特許請求の範囲第１項又は第２項に記載した工作機
械のワークパレット交換装置において、上記旋回軸心１
６ａが工作機械Ｍに対する左右方向軸心であるもの １１特許請求の範囲第１項又は第２項に記載した工作（
幾械のワークパレット交換装置において、上記旋回軸心
１６ａが工作機械Ｍに対する前後方向軸心であるもの 五２特許請求の範囲第１項、第２項、第３項又は第４項
に記載した工作機械のワークパレット交換装置において
、上記回動枠１ζた板状に形成して、その上下の各面に
パレット搭載部１２ａを設けたもの 互、特許請求の範囲第１項、第２項、第３項又は第４項
に記載した工作機械のワークパレット交換装置において
、上記回動枠１２を、旋回軸心１６ａに直交する断面が
略正三角形状の正三角柱状に形成し、その３側面の各々
にパレット搭載部１２ａを設けたもの ユ２特許請求の範囲第１項、第２項、第３項又は第４項
に記載した工作機械のワークパレット交換装置において
、上記回動枠１２を、旋回軸心１６ａに直交する断面が
略正方形状ｐ四角柱状に形成し、その４側面の各々にパ
レット搭載部１２ａを設けたもの （２）明細書第７頁第１行の次に下記の文章を追加しま
す。 記 （５）　また、ワークパレット交換装置のほかに、切粉
除去装置をも追加して別の所に設け、加工済みワークを
固定したワークパレットをワークバレント交換装置から
取出して搬送装置で切粉除去装置に搬入し、ここで切粉
なワークバレント」二から除去処理する事により、切粉
除去作業を能率良く衛生的に行なえるようにする事が考
えられている（特開昭５８−１５６５１号公報第２図符
号１０を参照）。 この場合、切粉除去装置と搬送装置とを新たに要し、高
価につくうえ、両装置の設置スペースをも余分に要し、
さらにワークバレントをワークパレット交換装置と切粉
処理装置との開で往復搬送する手間を余分に要する。 （３）明細書第２９真下から４行目の犬に下記の文章を
追加します。 （Ｄ）　ワークパレットの交換のために回動枠を回動さ
せる事に伴い、ワークパレットから切粉を自動的に落下
除去で外るので、切粉除去の専用装置及びここへワーク
パレットを搬入するための搬送装置を新たに必要とする
事を省略でと、両装置の製造コストを省略するとともに
、両装置の設置スペースをも省略する事ができる。しか
も、ワークパレットをワークパレット交換装置と切粉処
理装置との間で往復搬送する手間をも省略できるもので
ある。 （４）明細書第４頁第６行、第７行、第１０行、第６頁
下から６行目、第７百下から６行目の２箇所、第９頁第
１０行目、下から２行目、第１１頁第４行、第１１行、
下から３行目、第１２頁第６行、第１３行、最下行、第
１７真下から７行目、最下行、第１１頁第４行、第２０
頁第１１行、第２２頁第６行の２箇所、第１０行、第１
５行、第２３頁第８行、第９行、第２５頁第１行、下か
ら５行目、第２８頁最下行から次頁第１行ににかけて、
第２９頁第４行、及び第３１頁第５行に各々「塔載部」
とあるを、「搭載部」に訂正します。 （５）明細書第２８頁第１２行に「塔載」とあるを、「
搭載」に訂正します。 （６）明細書第７頁第１０〜１３行に［の回動枠を・・
・・・・回動駆動可能にｊとあるを、［の回動枠を支持
枠に水平な軸心の回りに回動可能に枢支すると共【こ、
旋回駆動装置で水平な軸心の回りに回動駆動可能に］に
訂正します。 （７）明細書第１２頁第７〜８行に「４７」とあるを［
４７ａＪに、同頁第１０行に「４８］とあるを「４８ａ
Ｊに、同頁１１４行に「４７・４８Ｊとあるを「４７ａ
・４８ａ」にそれぞれ訂正します。 （８）明細書第１４頁下から６〜５行目に「どなる。 」とあるを、「を兼ねる。」に訂正します。 （９）明細書第１７真下から３行目に「全栓装置」とあ
るを、１合栓装置」に訂正します。 （１０）明細書第１９頁第３行に「とを介して」とある
を、「どの接当て」に訂正し、同頁第９行に「罷工」と
あるを、「並行１１こ訂正しホす。 （１１）明細書第２３頁下から４行目乃至次頁第３行に
「」二記搬送・・・・・・である。」とあるを、下記の
通りに訂正します。 記 上記搬送ローラ装置４８は、第１５図と第１６図に示す
ように、ローラ枠５３を軸部月５４に対して昇降自在に
付設してスプリング５５で押下げるとともに、油圧シリ
ンダ５６で押上げ駆動可能にし、ローラ枠５３に遊転ロ
ーラ５７を左右両側方に突出させた状態に枢支する事に
より、切粉がたまってもローラ枠５３の左右両側外に自
由に逃げだすことにより遊転ローラ５７に噛み込まない
ようにしたものである。 （１２）明細書第２５頁第５行に「１２ＡＪとあるを「
１２」に訂正し、同第２６頁第５行に「第１７図〜第１
８図」とあるを「第１７図〜第２０図」に訂正１、同第
２６頁第１１〜１２行に「左右側端部に被さっている。 」とあるを［左右移動及び上下移動を拘束する。」１こ
訂正します。 （１３）第５頁第４行のあとに、「（米国特許第４゜０
９０１２８７号公報第１図符号４４参照）」を追加しま
す。 （１４）第２４真下から４行目に「支持部６４」とある
を「支持部６４ａ、ｌこ訂正します。 （１５）　＠７図中の符号「４７・４８］を、別紙朱書
の通りに「４７ａ・４８ａ」に各々訂正します。 （１６）第１４図中の左下に「６４」とあるを、別紙朱
書の通りに［６４ａＪに訂正します。 以上 ４７山

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、工作機械Ｍのテーブル１側にパレット固定装置２を
   設け、このパレット固定装置２にワークバレッ）４を載
   置して固定可能にし、上記工作機械Ｍの前側にパレット
   シフト装置Ｓを配置し、パレットシフト装置Ｓに複数の
   パレット搭載部１２ｇを設け、各パレット塔載部１２ａ
   をパレット固定装置２の前側のパレット交換位置又とパ
   レット交換位置２からシフトさせたパレット退避位置Ｙ
   とに切換可能にし、パレット交換位置Ｘにあるパレット
   搭載部１２ａとパレット固定装置２との間でワークパレ
   ット４を交換可能にした工作機械のワークパレット交換
   装置において、 上記パレットシフト装置Ｓは、回動枠１２、支持枠１３
   、回動駆動装置１４及びパレット係止装置１５とからな
   るパレット旋回装置３で構成し、この回動枠１２を支持
   枠１３に、上記工作機械Ｍに対する左右方向軸心若しく
   は前後方向軸心であって回動枠１２の略中心部を貫く水
   平な旋回軸心１６ａの回りに回動可能に枢支すると共に
   、回動駆動装置１４で回動駆動可能にし、 上記回動枠１２の旋回軸心１６ａに平行な外周側面に複
   数のパレット塔載部１２ａを設け、各パレット塔載部１
   ２ａに各ワークパレット４をパレット係止装置１５で係
   止可能に構成したことを特徴とする 工作機械のワークパレット交換装置。 ２、特許請求の範囲第１項に記載した工作機械のワーク
   パレッ（交換装置において、上記旋回軸心１６ａが工作
   機械Ｍに対する左右方向軸心であるもの。 ３、特許請求の範囲第１項に記載した工作機械のワーク
   パレット交換装置において、上記旋回軸心１６ａが工作
   機械Ｍに対する前後方向軸心であるもの。 ４、特許請求の範囲第１項、第２項又は第３項１こ記載
   した工作機械のワークパレット交換装置において、上記
   回動枠１２の両面にパレット塔載部１２ａを設けたもの
   。 ５、特許請求の範囲第１項、第２項又は第３項に記載し
   た工作機械のワークパレット交換装置において、上記回
   動枠１２を、旋回軸心１６ａに直交する断面が略正三角
   形状の正三角柱状に形成し、その３側面の各々にパレッ
   ト塔載部１２ａを設けたもの。 ６、特許請求の範囲第１項、第２項又は第３項に記載し
   た工作機械のワークパレット交換装置においで、上記回
   動枠１２を、旋回軸心１６ａに直交する断面が略正方形
   状に形成し、その４側面の各々にパレット塔載部１２ａ
   を設けたもの。