JPS6029188Y2 - フレキシブルプリント基板の半田付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はＶＴＲやテープレコーダその他各種ノ電子機器
に適用可能なフレキシブルプリント基板の半田付は構造
であって、特に、各種機械装置、部品が取付けられるメ
カ基板等の基板の一側面に取付けられマイクロスイッチ
等の電気部品の端子がその一側面とはＳ゛平行状をなし
、その端子に基板の一側面に沿って設けられたフレキシ
ブルプリント基板の一部を半田付けする為の構造に関す
るものである。

従来この種半田付は構造の場合には、フレキシブルプリ
ント基板の一部が基板の一部が一側面と電気部品の端子
との間の隙間内で自由に動い°Ｃしまう為に、半田付は
作業時には通常呼び込みＬ称して、基板の一側面とフレ
キシブルプリント基板の一部との間に適宜工具を挿入し
て、そのフレキシブルプリント基板の一部を基板の一側
面から引き起して電気部品の端子に軽圧着させ、その軽
圧着状態でフレキシブルプリント基板の一部と上記端子
とを半田付けしていた。

従って従来は上記半田付は作業が面倒であって、作業性
が低いばかりか、フレキシブルプリント基板の一部を呼
び込みながらの半田付は方法では半田付けの確実性が低
く、半田付は不良を招き易い等の欠陥があった。

本考案は上述の如き欠陥を是正すべく考案されたもので
あって、半田付は作業の簡易化及び確実化を図り得る非
常に簡単な構造を提供しようとするものである。

以下本考案をＶＴＲやテープレコーダの如き電子機器に
適用したフレキシブルプリント基板の半田付は構造を図
面に基き説明する。

先ず１はメカ基板であって通常アルミニウム板等にて構
成されている。

そしてこのメカ基板１の上側面１ａには図示省略された
リール台、キャプスタン、ヘッド基板、回転ヘッドドラ
ム、各種ガイド類、各種レバー類等の如き各種機械装置
、部品が取付けられている。

２は電気部品の一例であるマイクロスイッチであって、
メカ基板１の下側面１ｂに一対の止ネジ３によってネジ
止めされている。

４はマイクロスイッチ２の３本の端子であり、これらの
端子４はメカ基板１の下側面１ｂの下方に間隔を隔て、
かつその下側面１ｂと平行状をなしている。

５はフレキシブルプリント基板であり、上面に接着剤６
が塗布されていてメカ基板１の下側面１ｂに接着されて
いる。

なおフレキシブルプリント基板５はその複数箇所を両面
接着テープによってメカ基板１に接着したり、或いはそ
の複数箇所を止ネジ等の固定金具で適宜機械的に密着固
定することも出来る。

７はメカ基板１の下側面１ｂに一体的に設けられた凸部
であり、この凸部７の下面７ａは前記端子４に接触する
か又は著しく接近する状態に近接されている。

なおこの凸部７はメカ基板１の打出しく半抜き）加工に
よって極めて簡単に形成されている。

ところで５ａは前記３本の端子４に半田付けすべき導電
パターン８が引出されているフレキシブルプリント基板
５の一部である。

そしてこの一部５の導電パターン８を端子４に夫々半田
付けする際には、その一部５ａを凸部７の下面７ａと端
子４との間に挿入する。

するとその一部５ａは端子４の弾性により凸部７の下面
７ａに軽く押圧されて、その一部５ａは凸部７と端子４
との間で軽圧着される。

そしてこの軽圧着状態で、導電パターン８と端子４とを
夫々半田付け９とすることが出来て、その半田付は作業
中にその一部５ａが端子４に対して不測に浮いたり、ず
れたりすることがなくて、半田付は作業は極めて簡単で
あり、かつ確実な半田付け９を行うことが出来る。

なお１０はメカ基板１の上側面１ａに支点軸１１を介し
て回転自在に枢支されたスイッチ操作レバーであり、そ
の先端１０ａがメカ基板１に設けられた開口１２に挿通
されて、その先端１０ａにてマイクロスイッチ２のアク
チュエータ１３が操作されるように構成されている。

以上述べた実施例では電気部品の一例としてマイクロス
イッチを示したが、本考案で言う電気部品はこれに限定
されるものではない。

本考案は上述した如く、基板の一側面に取付けられ電気
部品の端子がその一側面とはＳ゛平行状をな腰その端子
に基板の一側面に沿って設けられたフレキシブルプリン
ト基板の一部を半田付けする為の構造であって、上記基
板の一側面に上記端子に近接される凸部を一体的に設け
、上記フレキシブルプリント基板の一部をその凸部と上
記端子との間で軽圧着させ、この軽圧着状態で上記フレ
キシブルプリント基板の一部と上記端子とを半田付けす
るように構成して戒るフレキシブルプリント基板の半田
付は構造であるから、従来側われていたフレキシブルプ
リント基板の呼び込みを行う必要が一切なくて、上記半
田付は作業の簡易化及び確実化を図り得る。

しかも基板に凸部を一体に設けると言う極めて簡単な構
造で目的を遠戚することが出来るので、非常に安価なも
のである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したものであって、第１図
はメカ基板の下側面側を示した斜視図、第２図は同下面
図、第３図は第２図■・−■線断面図である。 また図面に用いられた符号において、１・・・・・・メ
カ基板、２・・・・・・マイクロスイッチ、１ｂ・・・
・・・マイクロスイッチの下側面、４・・・・・・端子
、５・・・・・・フレキシブルプリント基板、５ａ・・
・・・・フレキシブルプリント基板の一部、７・・・・
・・凸部、８・・・・・・導電パターン、９・・・・・
・半田付けである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板の一側面に取付けられ電気部品の端子がその一側面
   とはＳ゛平行状をなし、その端子に基板の一側面に沿っ
   て設けられたフレキシブルプリント基板の一部を半田付
   けする為の構造であって、上記基板の一側面に上記端子
   に近接される凸部を一体的に設け、上記フレキシブルプ
   リント基板の一部をその凸部と上記端子との間で軽圧着
   させ、この軽圧着状態で上記フレキシブルプリント基板
   の一部と上記端子とを半田付けするように構成して成る
   フレキシブルプリント基板の半田付は構造。