JPS60258198A - トリテルペンアルコ−ル有機酸エステル及びその製造法 - Google Patents

トリテルペンアルコ−ル有機酸エステル及びその製造法

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JPS60258198A
JPS60258198A JP11530684A JP11530684A JPS60258198A JP S60258198 A JPS60258198 A JP S60258198A JP 11530684 A JP11530684 A JP 11530684A JP 11530684 A JP11530684 A JP 11530684A JP S60258198 A JPS60258198 A JP S60258198A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗脂血症活性を有する新規な化合物に関する。
更に詳しくは、本発明は優れた抗脂血症活性と低い毒性
をもった新規なトリテルペンアルコール有機酸エステル
(ただし、フェルラ酸、飽和の一塩基及び一塩基の脂肪
酸のエステルを除く。)、それらの製造方法に関する。
高脂血症は動脈硬化、特に冠状動脈硬化症の重要な危険
因子であることがよく知られている。
1975年、Mi l lerとMiller (G、
J、Miller、N、E、Mi−11er ; La
ncet : Jan、 4.16頁(1975) )
は血漿中の高比重リボ蛋白コレステロール(以下HDL
−Cと称する。)と体の中のコレステロールプールが負
の相関を示すことを認め、血中の総コレステロール(以
下TCと称する。)や他のリボ蛋白濃度との間には相関
が認められないことから、血中HDL−C濃度の低下に
よって動脈壁からのコレステロールのクリアランスが低
下することが動脈硬化を促進させるとの考えを提唱した
。この報告以後、数多くの疫学的研究r例えばT、Go
rdon等: Am、J、Med、+62巻、 707
頁(1977) )により虚血性心疾患の発生とHDL
−〇濃度との間に逆相関のあることが証明され、血中H
DL−C濃度の低下が、抗脂血症剤の有無にかかわらず
、虚血性心疾患発生の一つの大きな危険因子であること
が確認された。
本発明者らは血清中のTC1総リン脂質(以下PLと称
する。)及びトリグリセライド(以下TGと称する。)
含量を低下させる一方でHD L −C含量を上昇させ
、同時にAtherogenic Index(TC−
HDL−C/HDL−Cでめ、以下AIと称する。我が
国の医学者の内にはこのAIをコレステロール比と称す
る方もおる。〕を低下させ、更に血清中の過酸化脂質(
以下1.、 l) Oと称する。)含量も低下させる抗
脂血症剤の創製について鋭意研究した結果、トリテルペ
ンアルコールの有機酸エステル(ただし、フェルラ酸、
飽和の一塩基及び一塩基の脂肪酸のエステルを除く。)
が優れた抗脂血症効果を有することを見い出した。
従前から植物ステロールが血清コレステロールを低下さ
せることは公知である。例えばβ−シトステロールとジ
ヒドロ−β−シトステロールの混合物(米国、Lill
y社商品名・Cytellin) iソイスf O−ル
、植物ステロールとトコフェロールの混合物(日本、森
下製薬:商品名そりステロール)等は高脂血症治療剤と
して市販されている。
一方、トリテルペンアルコールについては次の文献が発
表されている。
特開昭57−18617号公報には、植物ステロール1
部にシクロアルテノール又は24−メチレンシクロアル
タノールを0.01〜0.1部併用すると相乗効果によ
り植物ステロール単独使用時よりも強い血漿コレステロ
ール低下作用が認められている。
特開昭58−116415号公報には、植物ステロール
100部に対し、シクロアルテノール、24−メチレン
シクロアルタノール又はシクロラウデノールを1〜20
部(特に5部程度)を併用すると相乗効果により植物ス
テロール単独使用時よりも相当に強い血漿コレステロー
ル低下作用が認められたと記載されている。特にシクロ
アルテノールは、植物ステロールの血漿コレステロール
低下作用に対し相乗効果を示し、24−メチレンシクロ
アルタノール及びシクロラウデノールは、シクロアルテ
ノールよりもその相乗効果が劣ることを示している。
特開昭59−27824号公報には、コレステロール0
.5%添加食に対し、シクロアルテノール又は24−メ
チレンシクロアルタノールを1%添加したとき、高コレ
ステロール摂取のコントロールに対しTCの低下率は前
者13.7%、後者10.2%(同公報第2表の結果に
より本発明者等が計算)と報告されている。
然し、上記玉揚の公報中には血漿コレステロールの低下
作用について報告されているが、TG、PL、HDL−
C,AI及びLPOに関しては何等の記載がない。シク
ロアルテノール、24−メチレンシクロアルタノール及
びシクロラ1:7デノールは、単独又は植物ステロール
との共存下で血漿′1゛ □Cを減少させたからと言っ
て、これ以外の高脂血症の治療判定上の重要な項目であ
る血清脂質の′1゛G、PL及びLPOに対しても低下
作用を有し、且つ最近、特に高脂血症の治療上重要視さ
れているHDL−Cを上昇させ、更にAIを低下させる
効果を有するか否ア・は不明である。又、かかる全般的
な薬理活性は類推不可能なことである。
又、現在、我が国で医薬品として市販されているγ−オ
リザノールは単品ではなく、各種の植物ステロールとト
リテルペンアルコールのフェルラ酸エステルの混合物で
ある。この成分比率の一例を示すと、カンペステロール
14%、スチグマステロール1%、β−シトステロール
4%、シクロアルタノール2%、シクロアルテノール3
5%、24−メチレンシクロアルクノール44%の各フ
ェルラ酸エステルの組成からなり、シクロブラノールフ
ェルラ酸はほとんど含有しない。
最近、高脂血症ラットのコレステロール代謝に及ぼすγ
=オリザノールの影響について次の報告がある。葛谷文
男、吉峯徳、加藤庄志、藤田勝成、牛込裕代ら(Ger
iatric Medicine 18巻、519〜5
24頁(1980) )は、高コレステロール食飼育ラ
ットを用い、これを対照としてT−オリザノールを0.
1.0.5及び1%添加の高コレステロール食摂取ラッ
トではTCは明らかに低下し、その低下は投与量依存性
であった。TCの低下率はP Lの低下率を上回るもの
であり、又、TCの低下率はHDI、−Cの低下率と同
等であり、AIに対して作用は認めなかった。TOは上
昇傾向を示し、LPOは明らかに低下作用を示したと報
告している。
三谷公瓦、木戸原簿、清水精−1森田誠治ら〔動脈硬化
 11巻、隘2、June 411〜416頁(198
3) )は、高コレステロール食摂取ラットに比較して
γ−オリザノールを0.5、1.0及び2.0%添加し
た高コレステロール食摂取ラットでは、それぞれ血清T
C値は8.1.23.4及び30.9%の低下率を示し
た。一方血清゛l″G値及び血清P L値に関しては有
意な低下を認めなかった。
井上修二、江用正人、佐藤忍ら〔動脈硬化 11巻、階
2、June 417〜428頁(1983) )は、
視床下部性肥満ラットの高脂血症に対するT−オリザノ
ールの影響について検討し、γ−オリザノールは血中T
C低下作用を有するが、血中”rcには有意な低下を認
めない。又血中P L、 llD 1.、−Cに 1・
は影響を与えなかったと報告している。
一方、有機酸については、R,D、Sharma (A
the−rosclerosis 37巻、 463〜
468頁(1980) )は、高コレステロール食摂取
ラットに比較して有機酸0.2%添加の高コレステロー
ル食摂取ラットではフェルラ酸(Ferulic ac
id)とp−フマル酸(p−Coumaric aci
d )はTCの低下率は前者10.8%、後者9.4%
で有意に(戊下した。TGの低下はフェルラ酸18.7
%、p−フマル酸19.8%と減少したが有意な減少で
はなかった。PLは両者ともほとんど低下が認められな
かった。バニリン酸(Vanillic acid )
 、カフェ酸(Caffeic acid)、ケイ皮酸
(Cinnamic acid )にはTC,TG及び
LP共に低下減少は認められなかったと報告している。
本発明者らはシクロアルテノール、24−メチレンシク
ロアルタノール及びシクロブラノールの公知化合物につ
いての抗高脂血症効果(抗高脂血症の薬理試験方法は後
述)の追試を行った。その結果は表−1に示すように高
脂血症飼料を投与したコントロール群に対し、シクロア
ルテノール及びシクロブラノールは有意差5%で血清中
のTCの低下を認めた。24−メチレンシクロアルタノ
ールはTCの低下は僅かであり、有意な低下を示さなか
った。HDL−Cについては、シクロアルテノールハ有
意差5%で低下し、24−メチレンシクロアルタノール
の低下は有意な低下ではなかった。
これに対し、シクロブラノールは増加傾向を示すが有意
な上昇ではなかった。このHD 1.、 = Cに゛つ
いては前記文献に示すように有意に増加することが望ま
しいことは言うまでもない。AIについてはジクロフル
テノール及びシクロブラノールは低下傾向を示すが、2
4−メチレンシクロアルタノールは僅かな上昇傾向を示
した。TO,Pl、及び17POについては、これら王
者のトリテルペンアルコールは有意な変動は示さなかっ
た。
これら3種のトリテルペンアルコールの比較では、シク
ロブラノールはTCXA I、TG、PL、LPOの低
下傾向を示す一方、■(D L −Cを上昇させ、明ら
かにシクロアルテノール及び24− メチレンシクロア
ルタノールとは異なる作用挙動を示した。即ち、シクロ
ブラノールはシクロアルテノール及び24−メチレンシ
クロアルタノールよりも優れた抗脂血症効果を有するこ
とがわかった。
本発明者らは、これらのトリテルペンアルコールの抗脂
血症効果を改善するために詳細に検討した結果、すくれ
た抗脂血症活性を持った多数の新規のトリテルペンアル
コール有機酸エステル化合物の存在を発見した。この事
実は従来の公知のトリテルペンアルコール及び有機酸の
単独の性質からは想像することが困難なことである。
本発明化合物のトリテルペンアルコール有機酸エステル
は、トリテルペンアルコールのフェルラ酸及び飽和の一
塩基又は一塩基の脂肪酸エステルヲ除り、有機酸のエス
テルである。
これらの内、好ましいのはシクロアルテノール、24−
メチレンシクロアルタノール及びシクロブラノールの有
機酸エステルである。その有機酸として好ましいのは、
アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、炭素数2〜5のア
シルアミノ基、炭素数1〜4のアルコキシ基又は炭素数
2〜5のアルキルカルボキシ基の一置換基をベンゼン核
に結有するケイ皮酸又は安息香酸;自ドロキシ基と炭素
数1〜4のアルコキシ基、ヒドロキシ基と炭素数2〜5
のアルキルカルボキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基
と炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基、炭素数1〜4
のアルコキシ基の2個、炭素数2〜5のアルキルカルボ
キシ基の2個又はヒドロキシ基の2個の各2置換基をベ
ンゼン核に結有するケイ皮酸又は安息香酸;ニコチン酸
;リノール酸、リルン酸、アラキドン酸、エイコサペン
クエン酸などの不飽和脂肪酸である。
本発明化合物は安定な化合物である。実施例に示した製
法からも判明するようにpH0,5〜1.5の強酸性水
溶液で60〜70°Cに3時間加温攪拌しても加水分解
は全く受けない安定な化合物である。
本発明化合物において好ましい3種のトリテルペンアル
コールの有機酸エステルの構造式を以下に示す。
一般式1a、Ib、IcにおいてRがHのとき、式1a
はシクロアルテノール、弐1bは24−メチレンシクロ
アルタノール、式ICはシクロブラノールである。これ
ら3種のトリテルペンアルコールは公知である。
本発明においてIa、lb及びIcのRは前記に示した
各種の有機酸の残基を表わす。これらの有機酸残基の内
、ニコチン酸、リノール酸、リルン酸、アラキドン酸又
はエイコサペンタエン酸などの一塩基酸の残基以外の有
機酸残基からなる本発明化合物を一般式■、ma〜dに
示す。
ただし、R1は−CH= CI−I −CO又は−CO
、、−を表わし、R2はアミノ基(−Nl2 ) 、−
7’シルアミノ基(−NHCOR3) 、ニドr1基(
−NO2)、ヒFoキ’i基(−OH) 、R素数1〜
4のアルコキシ基(−0R3)、又は炭素数2〜5のア
ルキルカルボキシ基(−0COR3)を示す。R3は炭
素数1〜4のアルキル基、即ちメチル、エチル、n−プ
ロピル、1so−プロピル、n−ブチル、1so−ブチ
ル、S−ブチル又はt−ブチルである。
即ち、一般式(II)はR2の一置換基がベンゼン核の
オルト、メタ又はパラ位にそれぞれ結有するケイ皮酸又
は安息香酸のトリテルペンアルコールエステルである。
(以下余白) 一般式 ただし、一般式m a −dのRt及びR3は前記と同
じ意味を表わす。
一般式maの化合物はベンゼン核にo r−r基とo)
、1R3基又はOH基と0COR3基の異種の2置換基
、一般式mbの化合物はベンゼン核にOR3基と0CO
R3基の異種の2置換基が結有するケイ皮酸又は安息香
酸のトリテルペンアルコールエステルである。以下ma
とmbの化合物について詳細に説明する。
即ち、一般式maに示した化合物においてOH基がベン
ゼン核のオルト位(2位)に結合したときには、OR3
又は0COR3基は3,4.5又は6位にそれぞれ結合
した化合物である。同様にOH基がベンゼン核のメタ位
(3位)に結合したときには、OR3基又は0COR3
基はベンゼン核の2..4.5又は6位にそれぞれ結合
した化合物である。又、同様にOH基がベンゼン核のパ
ラ位(4位)に結合したときには、OR3基又は0CO
R3基はベンゼン核の2又は3位にそれぞれ結合した化
合物である(以下これらを一般式maの化合物と略称す
る。)。これらmaの化合物群の個々の結合様式を下記
一般式11[a1〜m a +oに示す。
一般式 OH ただし一般式1[[a1〜m a 10において11+
及び1士3は前記と同じ意味を示す。
一般式llIbの化合物群につい′この結合様式は、前
記の一般式maの化合物群のOH基がOR3基に代替さ
れ、且つベンゼン核にOR3基と0COR3基の異種2
置換基を結合するケイ皮酸又は安息香酸のトリテルペン
アルコールエステルである。
従ってmblは、IIIalの化合物のO)1基の代わ
りにOR3基、又11a1の化合物の(’J R3基又
は○COR3基の代わりに0COR3基が代替結合した
化合物である。
以下mb2〜IIl b IQは同様であり、これらI
II b1〜IIl b Ioの一般式を下記に示す。
一般式 は前記と同じ意味を表わす。
一般式I[cの化合物は、ベンゼン核にOH基を2個、
一般式IIIdの化合物はベンゼン核にOR3基を2個
結有するケイ皮酸又は安息香酸のトリテルペンアルコー
ルエステルである。即ち一般式111cの化合物は、ベ
ンゼン核の2と3位、2と4位、2と5位、2と6位、
3と4位及び3と5位にOH基を2個結有し、下記に示
す6通りの結合物からなる。
又、一般式111dの化合物群の結合様式は、前記一般
式■C化合物のOH基2個の代わりにOR3基2個が代
替結合したものであり、■(,1〜]I[C6と同様に
l1rdj〜1IId5の6種の化合物が存在t6・ 
1.。
以下、本発明化合物の製法について説明する。
前記したγ−オリザノールはシクロアルテノール、24
−メチレンシクロアルタノール及びシクロブラノールの
好適な原料である。即ち、現在我が国で市販されている
γ−オリザノールは単品ではすく、各種のステロールと
トリテルペンアルコールのフェルラ酸エステルの混合物
である。この成分比率の一例を示すとカンペステロール
14%、スチグマステロール1%、β−シトステロール
4%、シクロアルタノール2%、シクロアルテノール3
5%、24−メチレンシクロアルタノール44%の各フ
ェルラ酸エステルの混合組成からなっている。
シクロアルテノールの単離法: 即ち、γ−オリザノールを遠藤、三栖、稲葉等〔油化学
 18巻、63〜67頁(1969) )の方法を参考
として、アセトン−メタノール、アセトン、酢酸エチル
を用いて再結晶を繰り返し、シクロアルテノールフェル
ラ酸エステルを得、これをケン化分解することによりシ
クロアルテノール融点101〜102°C1比旋光度〔
α〕習・5+49.7° (C1,01、CHCl3 
)を得た。このものはガスクロマ1−グラフィーで単一
ピークを示した。
24−メチレンシクロアルタノールの単離法:前述の遠
藤ら〔油化学 18巻、63〜67頁(1969)〕の
方法に準じた。即ち、γ−オリザノールからシクロアル
テノールを分離した母液からの結晶をピリジン−無水酢
酸でアセチル化し、このアセチル化物をクロロホルム−
酢酸エチル−エタノール(4j 3 : 2)を用い再
結晶を繰り返し、脱アセチル化し、アセトン−メタノー
ル混合溶媒で再結晶し、24−メチレンシクロアルタノ
ールフェルラ酸エステルを得、これをケン化分解するこ
とにより24−メチレンシクロアルタノール融点123
〜124°C1比旋光度〔α〕智 +48.1° (C
1,00、CHCl3 )を得た。このものはガスクロ
マトグラフィーで単一ピークを示した。
シクロブラノールの単離法: γ−オリザノール1.1kg (シクロブラノール含量
O%)をアセトン81に熔解し、ヨウ素40gを加え溶
解後1.5時間加熱還流した。放冷後、10%チオ硫酸
ナトリウム水溶液500−を加え30分攪拌したのち、
さらに水550−を加え析出した結晶をろ別した。これ
を2%チオ硫酸ナトリウム水溶液700mff、続いて
水4βで洗浄し乾燥した。このγ−オリザノールをガス
クロマトグラフィーで分析の結果、シクロブラノールを
約23%含有するγ−オリザノール1 kgを得た。こ
の結晶1 kgを4%力セイカリーエタノール熔液8p
に懸濁し、3時間加熱還流した。放冷後、析出したγ−
オリザノールのカリウム塩をろ取し、続いてメタノール
8kに懸濁し2時間加熱還流した。放冷後析出した黄色
結晶をろ取し乾燥後、γ−オリザノールのカリウム塩2
60gを得た。この結晶をカセイソ−ダ・タノール溶液
のアルカリ濃度3%及び2%で前記処理を行い黄色結晶
130gを得た。このものはシクロブラノールを88%
含有していた。引続き、黄色結晶130gを2Nカセイ
カリ−エタノール溶液2.6βでケン化分解したのち残
渣をクロロホルム1.21で抽出した。クロロホルム層
を乾燥後、減圧下に留去し粗シクロブラノール80g(
純度88%)を得た。この粗結晶80gをアセトン1.
61で再結晶を3回繰り返しシクロブラノールの結晶2
8gを得た。融点165〜166℃、比旋光度〔α〕菅
+ 47.0° (C1,00、クロロホルム)。この
ものは、ガスクロマトグラフィーで単一のピークを示し
た。
本発明化合物のトリテルペンアルコール有機酸エステル
はアルコールと有機酸との公知のエステル化反応の利用
により容易に得ることができる。
即ち、硫酸、P−)ルエンスルホン酸、三浦化硼素(B
F3)などの触媒を用いる脱水による有機酸とトリテル
ペンアルコールのエステル化反応;硫酸、塩化亜鉛など
の触媒の存在下で有機酸無水物とトリテルペンアルコー
ルの反応;有機酸ハ1コゲナイド(有機酸ハロゲン化物
ともいう。以下間し意味である。)とトリテルペンアル
コールとの反応などが用いられる。これらの内、最も好
まL7いのは有機酸ハロゲナイドとトリテルペンアルコ
ールの反応による方法である。即ち、ニコチン酸、リノ
ール酸、リルン酸、アラキドン酸又はエイコサペンクエ
ン酸などの一塩基酸;前記、本発 1明化合物■の有機
酸の内、置換基R2がN、02基、OR3基、0COR
3基又はNHCOR3基の一置換基を結合するケイ皮酸
又は安息香酸;前記■bの化合物の有機酸でOR3基と
0COR3基の計HI!iI又はIIIdの化合物の有
機酸のようにOR3基の2個の置換基を結合するケイ皮
酸又は安息香酸を出発原料の有機酸とするときには、こ
れらの有機酸のC0OH基をハロゲン化試薬にて酸ハロ
ゲナイドとしたのち、この酸ハロゲナイドをトリテルペ
ンアルコール、脱ハロゲン化水素剤の存在下で溶媒中温
度10〜100°Cでエステル化反応させることにより
目的の構造のトリテルペンアルコール有機酸エステルが
容易且つ高収率で収得することができた。ハロゲン化試
薬としては塩化チオニル、塩化スルフリル、五塩化リン
、オキシ塩化リン、塩化ヘンジイル、塩化フタロイル、
塩化水素又は臭化水素などが好ましい。脱ハロゲン化水
素剤としてはピリジン、キノリン、トリメチルアミン、
トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルア
ミン、マグネシウム、ジメチルアニリンなどが用いられ
る。
前記■の本発明化合物の有機酸の内、R2が011基又
はNH2基の一置換基を結合するケイ皮酸又は安息香酸
;前記maの本発明化合物の有機酸のようにOH基とO
R3基、OI(基と0COR3基の異種2置換基;■C
の化合物の有機酸のようにOH基の2置換基をベンゼン
核に結合するケイ皮酸又は安息香酸を出発原料とすると
きには、あらかじめOH基又はNH2基をアシル化した
有機酸を原料とし、これを前記方法により酸ハロゲナイ
ドとしたのち、前記同様の操作法により目的構造のトリ
テルペンアルコールの有機酸エステルを容易且つ高収率
で収得することができる。しかる後、脱アシル化反応即
ちアンモニア、カセイアルカリ (カセイソーダ、カセ
イカリ)又は無機酸(塩酸、硫酸、リン酸)の濃厚水溶
液と加温処理することにより、OH基又はN H2基を
ベンゼン核に結合する本発明化合物の■、■a又はII
I cを容易に合成することができる。
前記に示したアシル化は酢酸、プロピオン酸又は酪酸な
どの低級脂肪酸の酸無水物又は酸ハロゲナイドなどのア
シル化剤を用いることに容易に目的を達成することがで
きる。
又、本発明化合物■の内、NH2基を結有する本発明化
合物群は、NO2基をベンゼン核に結有するケイ皮酸又
は安息香酸のトリテルペンアルコールエステルを鉄又は
亜鉛と酸く塩酸、硫酸、酢酸)、スズ又は塩化スズと濃
硫酸などの還元法によりNo2基のみが選択的に還元さ
れてNH2基となる。この金属と酸の還元法のときには
、トリテルペンアルコール基中に存在する不飽和基は還
元されないので最良の還元法である。
本発明化合物の毒性及び高脂血症の薬理試験結果につい
て、以下、詳細に説明する。
急性毒性試験: 体重30±2gのddy系雄マウス及び体重100±2
gのウィスター([5tar)系雄うット各一群5匹を
用いて経口投与での急性毒性試験を行った。
例えば、急性毒性試験を実施した本発明化合物を下記に
示す。
実施例29(シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3
−メトキシ安息香酸エステル)、 実施例37(シクロブラノール−4−ヒドロキシ−3−
メトキシ安息香酸エステル)、 実IM例86 (24−メチレンシクロアルタノール−
4−ヒドロキシ−3−メトキシ安息香酸エステル)、実
施例60(シクロアルテノール−3−エトキシ−4−ヒ
ドロキシ安息香酸エステル)、実施例62(シクロブラ
ノール−3−エトキシ−4−ヒドロ苓シ安息香酸エステ
ル)、 実jA例74(シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−
3−n−プロポキシケイ皮酸エステル)、実施例71(
シクロブラノール−3−エトキシ−4−ヒドロキシケイ
皮酸エステル)、 実施例2゛7(シクロアルテノール−3,4−ジヒドロ
キシ安息香酸エステル)、 実施例39(シクロブラノール−3,4−ジヒドロキシ
安息香酸エステル)、 実施例83(24−メチレンシクロアルタノール−1)
−アセトキシケイ皮酸エステル)、 )11実施例2 
(シクロアルテノール−3,4−ジヒドロキシケイ皮酸
エステル)、 実施例32(シクロブラノール−3,4−ジヒドロキシ
ケイ皮酸エステル)、 実施例82(24−メチレンシクロアルタノール−3,
4−ジヒドロキシケイ皮酸エステル)、 実施例8 (シクロアルテノール−〇〜ヒドロキシ安息
香酸エステル)、 実施例41(シクロブラノール−〇−ヒドロキシ安息香
酸エステル)、 実施例72(24−メチレンシクロアルタノール−4−
アセトキシ−3−エトキシケイ皮酸エステル)、実施例
、10(シクロアルテノール−p−ヒドロキシ安息香酸
エステル)、 実施例58(シクロブラノール−p−ヒドロキシ安息香
酸エステル)、 実施例13(シクロアルテノール−O−メトキシ安息香
酸エステル)、 実施例14(シクロアルテノール−p−メトキシ安息香
酸エステル)、 実施例24(シクロアルテノールニコチン酸エステル)
、 実施例50(シクロブラノールニコチン酸エステル)、
実施例20(シクロアルテノール−p−アセタミl′安
息香酸エステル)、 実施例19(シクロアルテノール−p−7ミノ安息香酸
エステル)、 実施例43(シクロブラノール−p−アミノ安息香酸エ
ステル)、 実施例100 (24−メチレンシクロアルタノール−
m−アミノ安息香酸エステル)、 実施例25(シクロアルテノールリノール酸エステル)
、 実j4[151(シクロブラノールリノール酸エステル
)、実jA 例93 (24−メチレンシクロアルタノ
ーBv+J)−ル酸エステル)、 実施例12(シクロアルテノール−m−ヒドロキシ安息
香酸エステル)、 実施例54(シクロブラノール−m−ヒドロキシ安息香
酸エステル)、 実施例16(シクロアルテノール−〇−二トロ安息香酸
エステル)、 実tJI47(シクロブラノール−〇−アミノ安息香酸
エステル)、 実施例23(シクロアルテノール−m−アミノ安息香酸
エステル)、 実m例49 (シクロブラノール−m−アミノ安息香酸
エステル) の35種及び対照薬のシクロアルテノール、24−メチ
レンシクロアルタノール、シクロブラノールの服用量を
0.1g/kgから6 g / kgに増加して前記の
マウス(0,1から5g/kg)及びラット(2から6
g/kg)に咽喉さぐり棒で強制投与によって個々に投
薬した。試験期間中動物は動物室温度22〜23゛Cに
維持し、投薬後14日間観察した。投薬された服用量で
死亡は全く認められなかった。投薬後の中毒症及び行動
を経時的に観察したが、正常動物群と何等の相違は認め
られなかった。又、体重増加も正常動物群と差はなかっ
た。試験後に実施した検視において主要器管のいかなる
部分にも何等巨視的障害は認められなかった。従って、
本発明化合物は非常に低い毒性のためにT、、 D 5
0値を決定することができなかった。
抗脂血症薬理試験方法: 供試動物は体重100±1gのウィスター(Wtsta
r)系雄うット一群10匹を用いた。飼料はカゼイン2
0%、グルコース62.5%、水素添加したココヤシ油
()Iydrogenated coconut oi
l) 10%、寒天粉末2%、ビタミン入り塩類混合物
4%、コレステロール1%、及びコール酸0.5%(成
分は福島等:薬学雑誌、89巻(6)、857〜862
頁(1962)に記載)をよく混和し、対照群の飼料と
した。被験集群にば対照群の飼料に更に濃度1%の本発
明化合物及び対照薬のシクロアルテノール、24−メチ
レンシクロアルタノール、シクロブラノール、をそれぞ
れよく混和し飼料とした。ラットは一匹毎にケージに入
れ、飼料摂取量は10g/日とし、温度23:[1°C
及び湿度55±5%の恒温恒湿で1411間飼育した。
実験開始後15日目にベントパルビタールナ1リウ”〔
商品名“ネ77゛ター/l′(Ne“パ“°゛)〕を 
1゜用いた麻酔下で腹部下行大動脈より採血し、血清を
採取して下記の項目について測定した。
血清TC値の測定法: 酵素法TCCシソK (製造販売元:日本商事株式会社
)によった。本測定原理は血清中のエステルコレステロ
ールはコレステロールエステルヒドロラーゼにより遊離
コレステロールと脂肪酸に加水分解し、遊離コレステロ
ールのすべてをコレステロールオキシダーゼにより酸化
させてΔ4−コレステノンと過酸化水素を生成せしめる
。生成した過酸化水素とパーオキシダーゼによりフェノ
ールと4−アミノアンチピリンを酸化縮合させ、生成し
た赤色キノン色素を分光光度計50’On mで比色定
量して吸光度をめてTC値を測定する方法である。
使用呈色試液の開裂: 呈色試薬:1バイアル(成分:コレステロールエステラ
ーゼ25,0OOu 、コレステロールオキシダーゼ2
5u1パーオキシダーゼ3,554u、4−アミノアン
チピリン20■含む) 緩衝液:成分100mf!中、フェノール33.3■、
リン酸二水素カリウム489.9■、無水リン酸−水素
ナトリウム908.5■を精製水に熔解。
標準液:成分10〇−中、コレステロール300■含む
前記呈色試薬1バイマルを緩衝液1601neに溶解し
たものを使用呈色試液という。
検体の血清0.02−に使用呈色試液3.0m!!を加
え、よく混和し、37℃で15分間加温後、分光光度計
500nmで分光度を測定した値をEAとする。別個に
標準液0.02+++βに使用呈色試液3.0meを加
え、よく混和し、37℃で15分間加温後、分光光度計
500nmで分光度を測定し、た値をESとする。この
EA及びES共に使用呈色試液3.0ml!の盲検を対
照に測定する。
S 血清HDL−C値の測定法: 酵素性HDL−Cキット−N(製造販売元二日本商事株
式会社)によって測定した。即ち血清中の超低比重リボ
蛋白(VLDL) 、低比重リボ蛋白(LDL)をカル
シウムイオンの存在でヘパリンの作用により沈澱物を形
成せしめて、遠心分離し、上清中に高比重リボ蛋白(H
DL)を溶存させる。この分画中のエステルコレステロ
ールはコレステロールエステルヒドロラーゼにより遊離
コレステロールと脂肪酸に加水分′解し、すべての遊離
コレステロールはコレステロールオキシターセにより酸
化してΔ4−コレステノンと過酸化水素を生成せしめる
。生成した過酸化水素とパーオキシダーゼによりフェノ
ールと4−アミノアンチピリンを酸化結合させて生成し
た赤色キノン色素を分光光度計で500nmにおける分
光度を測定することによりHDL−〇の含量をめた。
血清PL値の測定法: PLキソl−K (製造販売元;日本商事株式会社)に
より測定した。血清中のレシチン、スフィンゴミエリン
、リゾレシチンはホスホリパーゼDにより、コリン、ホ
スファチジン酸、N−アシルスフィンゴシルホスフェー
ト及びリゾホスファチジン酸にそれぞれ分解される。生
成したコリンはコリンオキシダーゼにより酸化され定量
的に過酸化水素とベタインを生成する。この過酸化水素
はパーオキシダーゼによりフェノールと4−アミノアン
チピリンを酸化縮合させて生成した赤色キノン色素を分
光光度計で500nmにおける分光度を測定することに
よりPLの含量をめた。
血清TG値の測定法: 血清中のTGをアセチルアセトンを用いるトリグリセラ
イドテストキット 薬工業株式会社)により測定した。即ち、血清にイソプ
ロピルアルコールを加えて混合すると蛋白は沈澱し、血
・隋中の脂質ならびに糖などはイソプロピルアルコール
に移行させて吸着剤を加え、呈色妨害物質を吸着させ、
遠心分離したのち上清の一部に水酸化カリウムを加える
とトリグリセライドは鹸化され、グリセリンを遊離する
。次に緩衝 )液を加え、pl(6にしたのち、メタ過
ヨウ素ナトリウム液を加えてグリセリンを1分子のギ酸
と2分子のホルムアルデヒドに酸化させる。生成したホ
ルムアルデヒドはアセチルアセトン及び緩衝液中のアン
モニアと反応して生成した環状化合物の3、5−ジアセ
チル−1.4−ジヒドロルチジン(3.5−diace
tyl−1+ 4−dihydrolutidine)
を生じ、この黄色色素を分光光度計で410nmにおけ
る吸光度を測定することによりトリグリセライドの含量
をめた。
血清LPO値の測定法: 八木式チオバルビッール酸法〔八木国人Bioch−e
m.Med. 15巻、212頁(1976) 、八木
国人 ビタミン49巻、 403頁 (1975) )
 のLipoperoxideテストキット(製造販売
元:和光純薬工業株式会社)によって測定した。即ち、
生理食塩水1.0−に血l青0.05mを加え、ゆるや
かに攪拌後、遠心分離(3.00Orpm、10分間)
し、上清0.5−にN/12硫酸4.0−を加え、よく
混合する。これに10%リンタングステン酸水溶液0.
5ml’を加え、よく攪拌し、室温に5分間放置したの
ち、遠心分離( 3. 00Orpm、10分間)する
。得た沈澱物をN/12硫酸2.0−と10%リンタン
グステン酸水溶液0.3mFを加えて沈澱をミキサーで
よく懸濁させる。次に遠心分離(3.OOOrpm、1
0分間)し、沈澱物に蒸留水4 、 0meを加えてミ
キサーでよく懸濁させる。次にTBA試薬(50%酢酸
溶液、2−チオバルビッール酸を含有する)1.0−を
加えてよく混合し、遠心管上端にガラス玉を置き、沸騰
水浴中で60分間加熱したのち、流水中で5分間冷却す
る。次にn−ブタノール5.OrRPを加え共栓をつけ
、20秒間ミミキサーよく混合し、抽出して遠心分離(
3.00Orpm、10分間)し、上層のn−ブタノー
ル層について螢光測定を行う。試薬盲検を用いて螢光測
定00点を調製したのち、標準液(1,L3,3−テト
ラエトキシプロパン5nmol/m+’) 0.1−の
螢光強度(F)ならびに検体の螢光強度(f)を分光螢
光光度計で励起波長515nm、螢光波長553nmに
よって測定した。即ち、本性においてはL P Oとチ
オバルビッール酸との反応生成物がマロンジアルデヒド
とチオバルビツール酸との反応生成物と同じである。
従ってLPOの濃度は、血清1−中のマロンジアルデヒ
ド量としてめた。標準液は定量的にマロンジアルデヒド
を与える1、L3,3−テトラエトキシプロパン5 n
mol/ 7の水溶液であり、測定には標準液0.1m
を使用するので1.L3,3−テトラエトキシプロパン
は0.5nmolを使用したことになり、従ってLPO
含量は次式により算出させる。
t、 p o含量(nmol/ me血清)抗脂血症の
薬理試験結果: 高コレステロール食負荷ラットを用い、血清脂質及び血
清過酸化脂質に対する代表的本発明化合物即ち、急性毒
性と同じ化合物の活性作用について報告する。
対照薬として用いたシクロアルテノール、シクロブラノ
ール及び24−メチレンシクロアルタノールの抗脂血症
の効果は表−1に示した。これらについては前記のとお
りである。
即ち、高脂血症飼料を投与したコントロール群に対しシ
クロアルテノール及びシクロブラノールは有意差5%で
血清中のTCの低下を認めた。24−メチレンシクロア
ルタノールはTCの低下は僅かであり、有意のある低下
は示さなかった。HD!−Cについては、シクロブラノ
ールは増加傾向を示すが有意な上昇ではなかった。これ
に対し、シクロアルテノールは有意差5%で低下し、2
4−メチレンシクロアルタノールの低下は有意な低下で
はなかった。TG、PL及びLPOについては、これら
の王者のトリテルペンアルコールは有意な変動は示さな
かった。これらの3種のトリテルペンアルコールの比較
では、シクロブラノールはTC,AI、TG、PL、L
POの低下傾向を示す一方、HDL−Cを上昇させ、明
らかにシクロアルテノール及び24−メチレンシクロア
ルタノールとは異なる作用挙動を示した。
即ち、シクロブラノールは、シクロアルテノール及び2
4−メチレンシクロアルタノールよりも優れた抗脂血症
効果を有ずにと力′わ力゛・た・ 1本発明化合物の抗
脂血症効果を表−3〜12に示した。
高脂血症飼料を投与したコントロール群に対し、この高
脂血症飼料中に本発明化合物を添加することにより、T
Cのみならず血清脂質の多くの成分を改善することは明
らかである。
即ち、TCについては、実施例49の化合物は有意差0
.1%の低下を認め、実施例37.62.71.27.
39.8.41.10.58.13.14.19.43
.100.25.51及び93の化合物は有意差1%の
低下を認め、実施例29.86.60.74.83.3
2.72.24.50゜20、12.16及び23の化
合物は有意差5%の低下を認めた。残りの実施例2.8
2及び47の化合物は有意な低下は示さなかったが、明
らかに低下傾向を示した。
HDL−Cについては、実施例8の化合物は有意差0.
1%で上昇を認め、実施例37.62.39の化合物は
有意差1%、実施例71.27.83.41.51の化
合物は有意差5%の上昇を認めた。その他の残りの化合
物の内、実施例86.74.10.12.47及び49
の化合物はほとんど未変化乃至僅少の低下を示したが、
その他の化合物は有意ではないが上昇傾向を示した。
AIについては、すべての化合物について例外なく明ら
かな低下を認めた。
TGについては、実施例49の化合物にて有意差1%の
低下を認めた以外は有意な低下は認められず、未変化乃
至僅少の低下であった。
PLについては、実施例62.71.27.39.8.
41.72.24.50.20.19.43.25.5
1.93及び49の化合物にて有意差0.1%で低下を
認めた。又、実施例29.37.60.74.83.5
8.13.14及び100の化合物にて有意差1%の低
下、実施例86.32.10及び23の化合物は有意差
5%の低下を認めた。
残りの実施例2.82.12.16及び47の化合物は
有 :意な低下ではないが、明らかに低下傾向を示した
’ LPOについては、実施例10.58.13.14
.19.43、100.25.51及び93の化合物に
て有意差0.1%の低下を認め、実施例50では有意差
1%、実施例29.37.60.62.71.24.1
2.16.47.23及び49の化合物は有意差5%の
低下を認めた。その他の化合物については有意な低下で
はなかったが、明らかな低下傾向を認めた。
この様に本発明化合物はTC,AI、PL、LPOにつ
いて明らかな低下傾向が認められた。即ち、遊離のトリ
テルペンアルコール単独投与に比較して、抗脂血症活性
が相乗的効果であることは明らかである。
本抗脂血症試薬では本発明化合物を高脂血症飼料10g
/日中1%即ち1日当り 100■を投与していること
になる。例えば、シクロブラノールのm−1O−1p−
アミノ安息香酸エステル(実施例49.47及び43)
;シクロブラノールリノール酸エステル(実施例5o 
、シクロブラノールニコチン酸エステル(実施例50)
の各100■中に結合する遊離伏のm−1〇−及びp−
アミノ安息香酸は24.5+ng、リノール酸は39.
9■、ニコチン酸は22.6■である。
これらの遊離有機酸を高脂血症飼料中に添加した飼料各
10gを本抗脂血症試験法同様に投与し且つ効果をみた
が、これらの有機酸は前記の22.6〜39.9■の投
与量では抗脂血症効果は認められなかった。即ち、実施
例49.47.43.51及び5oの化合物の効果はシ
クロブラノールに結合するm−1〇−又はp−アミノ安
息香酸、リノール酸又はニコチン酸に起因するものでな
いことが認められた。
(以下余白) 1.1 実施例1 シクロアルテノール−3,4−ジアセトキシ
ケイヒ酸エステルの製法 3.4−ジアセトキシケイヒ酸4.65g (0,01
8mol)にトルエン20−を加え0℃に冷却し、そこ
へ10.0−(10当量)の塩化チオニルを滴下、次い
でピリジン0.5−を加え60℃で3時間反応させた。
反応液を減圧濃縮した後、シクロアルテノール5.0g
(0,012mol)とピリジン50−を加え、60°
Cで1時間攪拌した。反応終了後溶媒を減圧下留去し、
得られた残渣をクロロホルムに溶解し、次に飽和重曹水
で洗浄後クロロホルム50−で3回抽出し、クロロホル
ム層を乾燥、減圧濃縮した。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒酢酸エチル−ヘキサン)で精製
することによりシクロアルテノール−3,4−ジアセト
キシケイヒ酸エステル5.6gを得た。
収率71%、融点125.5〜126.5°C比旋光度
〔α〕智 +36.6° (C1,00,CHCl3 
)元素分析結果 C<tiHboob (分子量672.91として) 計算値(%):C76,75H8,99実測値(%):
C76,82H9,04■Rν、K B r (am−
1) : 2930.2860.1773.1710.
1637.1502.1370.1257.1205.
1176゜PMR(CDC13) δ : 0.39 
(ill、’A ABq、4.211z)、0.60 
(IH,!/f^Bq、4.2Hz) 、0.70〜2
.40 (271!。
m ) 、0.90 (6B、s) 、0.96 (6
H,s) 、1.61 (311゜bs) 、1.68
 (3H,bs ) 、2.31 (611,s) 、
4.40〜5.40 (2H,m) 、 6.40 (
ill、騒へBq、16Hz) 、 7.00〜7.6
0 (3)1.m) 、7.58 (IH,!zlAB
q、1611z) 。
実施例2 シクロアルテノール−3,4−ジヒドロキシ
ケイヒ酸エステルの製法 実施例1の方法により得たシクロアルテノール−3,4
−ジアセトキシケイヒ酸エステル27.0g(0、04
0mo +)にジオキサン540mf!を加え0℃に冷
却した。そこへ25%アンモニア水21m1!を滴下後
、反応液を20℃に戻し1時間攪拌した。反応終了後、
減圧濃縮し得られた粗結晶を水で洗浄し、アセトン−水
で再結晶することによりシクロアルテノール−3,4−
ジヒドロキシケイヒ酸エステル21.1gを得た。
収率89%、融点230〜231℃ 比旋光度(α) W +44.7° (C0,19、C
)lc13 )元素分析結果 CJ?H%Oq (分子量588.84として) 計算値(%) :C79,54H9,59実測値(%)
 :C79,62H9,52IRν、K B r (c
m−’) : 3470.3300.2910.285
0.1680.1602.1525.1440.127
5.1180.972゜ P M R(CDCI:l −DMSO−ds ) δ
: 0.20〜0.70 (2H、m) 、0.40〜
2.40 (27H,m ) 、0.90 (6H,s
)、0.94 (6H,s) 、1.58 (38,b
s ) 1.65 (3H,bs )、4.30〜4.
80 (LH’、m) 、4.80〜5.30 (LH
,m) 、 6.17(LH,%ABq、15flz)
 、6.60〜7.20 (2H,m> 、6.99(
IH,bs ) 、7.40 (IH,%ABq、15
Hz) 、8.87 (IH、bs ) 、9.25 
(LH,bs ) 。
実施例3 シクロアルテノール−3,4−ジプロピオニ
ルオキシケイヒ酸エステルの製法 3.4−ジプロピオニルオキシヶイヒ酸29.0g(0
,099mol)に0℃でトルエン261Rf!と塩化
チオニル34me (4,6当量)を加え60”Cで2
0分間攪拌した。
反応液を減圧下濃縮し、トルエン5o−を加え0℃に冷
却したところヘビリジン6o−に熔解したシクロアルテ
ノール30.0g (0,070mol)を加え、20
℃に戻し、1時間反応させた。溶媒を減圧で留去し、得
られた残渣をクロロホルムに溶解後飽和重曹水で洗浄し
、次にクロロホルム5(10−で3回抽出し、クロロホ
ルム層を乾燥、減圧下濃縮乾固した。
これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒塩化
メチレジ)で精製することによりシクロアルテノール−
3,4−ジプロピオニルオギシヶイヒ酸エステル35.
7gを得た。収率72%実施例4 シクロアルテノール
−3,4−ジヒド1コキシケイヒ酸エステルの製法 実施例3の方法で得たシクロアルテノール−3゜4−ジ
ブロピオニルオキシケイヒ酸エステル1.0g(1、4
3mmo 1)にジオキサン20−を加えo ’cで攪
拌し、25%アンモニア水2.0m1滴下f&20”c
で1時間反応させた。反応液を減圧下濃縮し、得られた
粗1 結晶を水で洗浄し、次にアセトン−水で再結晶すること
によりシクロアルテノール−3,4−ジヒドロキシケイ
ヒ酸エステル756■を得た。
収率90%、融点230〜231°C 比旋光度(α) W+44.7° (C0,19、C1
(C13)元素分析結果 CJ9H(−乙Oシ (分子量588.84として) 計算値(%) :C79,54H9,59実測値(%)
 :C79,59H9,63IRv、K B r (c
m−’) : 3470.3300.2910.285
0.1680.1602.1525.1440.127
5.1180.972゜ PMR(CDC13−DMSO−d6 ) δ: 0.
20〜0.70 (2+1、m) 、0.40〜2.4
0 (27H,m ) 、0.90 (6H,s)、0
.94 (6H,s) 、1.58 (3)1.bs 
) 1.65 (31(、bs )、4.30〜4.8
0 (LH,m) 、4.80〜5.30 (IH,m
) 、6.17(IH,V2ABq、15Hz) 、6
.60〜7..20 (28,m) 、6.99(11
Lbs ) 、7.40 (IH,%ABq、15Hz
) 、8.87 (IH、bs ) 、9.25 (I
H,bs ) 。
実施例5 シクロアルテノール−p−アセトキシケイヒ
酸エステルの製法 p−アセトキシケイヒ酸18.1g (0,088mo
l)にトルエン18m+!を加え0℃に冷却し、そこへ
塩化チオニル31me(5当量)とピリジン1.0−を
滴下した後、60℃に加熱、15分間反応させた。反応
液を減圧濃縮後、トルエン35−とピリジン50−を加
え再度O℃に冷却し、ピリジン50meに熔解したシク
ロアルテノール25.0g (0,059mol)を滴
下した。
これを110℃に加熱し、40分間還流した後減圧濃縮
し、得られた残渣をクロロホルムに熔解し、飽和重曹水
で洗浄後、クロロホルム500preで3回抽出、クロ
ロホルム層を乾燥し、減圧下に濃縮乾固した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマ1グラフイー(溶媒塩化
メチレン−ヘキサノ)で粘製することによりシクロアル
テノール−p−アセ □トキシケイヒ酸エステル32.
0gを得た。
収率89%、融点153〜156℃ 比旋光度〔α〕菅・5+42.6° (C1,02、C
lICl3’)元素分析結果 C4/ H5804 (分子量614.87として) 計算値(%”) :C80,08H9,51実測値(%
) :C80,13H9,42■Rν、K B r (
cm−’) : 2920. 2850.1765.1
695.1500.’ 1370.1270.1195
.1160゜PMR<CDCl3 ) δ : 0.3
9 (LH,%ABq、4.2Hz)、0.60 (I
H,%ABq、4.2)1z) 、0.70〜2.40
 (27H。
m ) 、0.90 (6H,s) 、0.96 (6
1(、s) 、1.60 (3H。
bs) 、1.67 (3H,bs ) 、2.30 
(3H,s) 、’4.50〜5.30 (2H,m>
 、6.40 (LH,%^Bq+ 15Hz) 、6
.90〜7.80 (4H,m) 、7.60 (IH
,!4ABq、15Hz) 。
実施例6 シクロアルテノール−p−ヒドロキシケイヒ
酸エステルの製法 実施例5の方法により得たシクロアルテノール−p−ア
セトキシケイヒ酸エステル28.0g(0,046mo
l )にジオキサン280−を加え熔解後、0°Cで2
5%アンモニア水28−を滴下した。反応液を50℃に
加温し2時間攪拌した後、減圧濃縮し得られた残渣をア
セトン−水で再結晶することによりp−ヒドロキシケイ
ヒ酸エステル23.4gを得た。
収率90%、融点248〜248.5℃比旋光度〔α〕
習 +45.9° (CO,98、Cl1C]3 )■
Rν、K B r (am−’) : 3190.29
30.2850.1705.1670.1605.15
82.1512.1440.1280.1170.83
0 。
PM〜R(CDC13−DMSO−d5 ) δ : 
0.20〜0.80 (21+、m) 、0.50〜2
.40 (27H,m ) 、0.88 (611,s
) 、0.95 (6H,s) 、1.57 (30,
bs ) 、1.64 (3H,bs )4.4.30
〜4.84 (IH,m) 、4.84〜5.30 (
III、m) 、6.28 (IH,’、4ABq、1
5Hz) 、6.60〜7.OO(211,m) 、7
.20〜7.60 (2H,m) 、7.44(11−
1,’A^Bq、1511z) 、9.75 (IH,
bs ) 。
実施例7 シクロアルテノール−〇−アセトキシ安息香
酸エステルの製法 アセチルサリチル酸19.0g (0,106mol 
)にベンゼン95meを加え20℃で攪拌し、そこへ3
9.0ml!(5当量)の塩化チオニルと2.0−のピ
リジンを滴Fした。反応液を50°Cに加熱し、1時間
反応させた後、減圧濃縮した。そこへベンゼン100m
eを加え、今度は0℃で攪拌し、 100−のピリジン
に熔解 11:させたシクロアルテノール30.0g 
(0,070mol )を加え、50℃で20分間反応
を行った。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣を塩化メ
チレンに溶解後、飽和重曹水で洗浄し、次に塩化メチレ
ン50〇−で3回抽出し、乾燥後、塩化メチレンを減圧
下留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒トルエン−塩化メチレン)で精製するこ
とによりシクロアルテノール−〇−アセトキシ安息香酸
エステル30.9gを得た。
収率75%、融点138〜139°C 比旋光度〔α〕翌 +61.4° (CO,99、CH
Cl3 )元素分析結果 C,9H昂04 (分子量588.84として) 計算値(%):C79,54H9,59実測値(%) 
:C79,47、H9,63IRν、KB r (cm
−1) : 2993.2850.1768.1715
.1605.1447.1288.1260.1190
.1120゜PMR(CDC13)δ: 0.3B (
IH,!4ABq、 4.2Hz)、0.59 (LH
,%ABq、 4.2Hz) 、0.70〜2.30 
(27H。
m ) 、 領:81 (6H,s) 、 0.97 
(31(、s) 、 1.00 (3H,s)、1.6
0 (3H,bs ) 、1.67 (311,bs 
) 、2.35 (311,s)、4.50〜5.30
 (28,m) 、6.90〜8.20 (411,n
+) 。
実施例8 シクロアルテノール−〇−ヒドロキシ安息香
酸エステルの製法 実施例7の方法により得たシクロアルテノール−〇−ア
セトキシ安息香酸エステル30.0g(0,051mo
l )にジオキサン600n+fを加え、0℃で゛攪拌
する。そこへ25%アンモニア水6噌を滴下した後、反
応液を55℃に加熱し4時間攪拌反応させた。反応終了
後溶媒を減圧留去し、得られた残渣を塩化メチレンに溶
解し、次に飽和重曹水で洗浄したのち、塩化メチレン5
00−で3回抽出した。
塩化メチレン層は乾燥後、減圧下濃縮乾固し、塩化メチ
レン−メタノールで再結晶してシクロアルテノール−〇
−ヒドロキシ安息香酸エステル26.2gを得た。
収率95%、融点132〜133°C 比旋光度〔α〕習 +72.9° (C1,01、Cl
1C]3 )元素分析結果 C?りHrq03 (分子量546.80として) 計算値(%):C81,27H9,95実測値(%) 
:C81,36H9,90IRν、KB r (cm−
’) : 3130.2910.2850.1663.
1610.1480.1295.1245.1210.
1155.1090.965.760 。
PMR(CDC13) δ : 、0.39 (IH,
%ABq、4.2Hz)、O,,61(IH,%ABq
、4.2Hz) 、0.60〜2.30 (27H。
m ) 、0.91 (6H,s) 、0.98 (3
H,s) 、1.04 (3H,s)、1.60 (3
H,bs ) 、1.68 (3H,bs ) 、4.
60〜5.30(2H,m) 、6.60〜8.00 
(5H,m) 。
実施例9 シクロアルテノール−p−アセトキシ安息香
酸エステルの製法 p−アセトキシ安息香酸25.4g (0,141mo
l )にベンゼン100−を加え0°Cで攪拌し、そこ
へ52−(5当量)の塩化チオニルを滴下、ついでピリ
ジン1.0−を加え55°Cで30分間反応させた。反
応液を減圧濃縮後5°Cに冷却しベンゼン200mβを
加えてからピリジン200m1に熔解したシクロアルテ
ノール40.0g (0,094mol )を加え、6
0°Cで3時間攪拌後、溶媒を減圧留去した。得られた
残渣をクロロホルムに熔解し飽和重曹水で洗浄後、クロ
ロホルム600TR1で3回抽出、乾燥後、クロロホル
ムを減圧下留去した。得られた粗結晶を塩化メチ1/ン
−/l タノールで再結晶することによりシフlコアル
テノール−p−アセトキシ安息香酸エステル52.5g
を得た。
収率95%、融点141〜142°C 比旋光度〔α〕管 +58.6° (C1,00,Cl
ICl3 )元素分析結果 CIHり604 (分子量588.84として) 計算値(%> :C79,54H9,59実測値(%)
:C79,52H9,6BIRI/、KB r (cm
−’) : 2930.2850.1760.1720
.1600.1360.1272.1189.1159
.1120゜PMR(CDC13”) δ : 0.4
0 (IH,!/f 八flQ、4.211z)、0.
61 (LH,%ABq、 4.211z) 、0.6
0〜2.30 (2711゜m ) 、0.91 (6
H,s) 、0.98 (3H,s) 、1.03 (
311,s)、1.60 (3H,bs ) 、1.6
9 (311,bs’) 、2.32 (311,s)
、4.60〜5.30 (2H,m) 、6.96〜7
.40 (211,m) 7.80〜8.22 (2H
,m) 、 ) 実施例10 シクロアルテノール−p−ヒドロキシ安息
香酸エステルの製法 実施例9の方法で得たシクロアルテノール−p−アセト
キシ安息香酸エステル27.0g (0,046mol
)にジオキサン500m1を加え、熔解後、25%アン
モニア水50−を滴下し、20℃で2.5時間攪拌した
反応終了後溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒 塩化メチレン−
エタノール)で精製することによりシクロアルテノール
−p−ヒドロキシ安息香酸エステルエタノール付加物2
4.0gを得た。
収率96%、融点180〜182℃ 比旋光度(α) V +66.1° (C1,00,C
HCl3 )元素分析結果(,3qHrq03 ・C2
H50H(分子量592.87として) 計算値(%) :C79,00’ H10,20実測値
(%) :C79,11H10,14IRI/、KB 
r (cm−’) : 3450.3150.2950
.2850.1715.1689.1612.1600
.1515.1310.1280.1160゜ PMR(CDC13) δ : 0.39 (il+、
%ARq、4.211z)、0.60 (IH,%AB
q、4.2Hz) 、0.60〜2.30 (271L
m ) 、0.91 (6B、s) 、0.97 (3
)1.s) 、1.03 (3H,s>、1.60 (
3H,bs ) 、1.68 (3H,bs ) 、4
.50〜5.30(2H,+n) 、6.60〜7.0
5 (211,m) 、6.88 (2+1゜%ABq
、8.1Hz) 、7.11 (IH,bs ) 、7
.60〜8.20(28,m) 、7.82 (2H,
’A^BQ、8.111z) 。
実施例11 シクロアルテノール−m−アセトキシ安息
香酸エステルの製法 m−アセトキシ安息香酸25.Og (0,139mo
l )にベンゼン100−を加え0℃で攪拌しそこへ塩
化チオニル52m(5当量)を滴下し、ついでピリジン
0.5mlを加えた後60℃で30分間反応させた。反
応液を減圧濃縮後ベンゼン20(hneを加え再度O°
0で攪拌し、その中ヘビリジン200wreに熔解した
シクロアルテノール40.0g (0,094mol 
)を滴下した。60℃に加熱し1時間反応浅域圧下濃縮
し、得られた結晶残渣をクロロホルムに熔解し1.この
溶液を飽和重曹水で洗浄し、次にクロロポルム50〇−
で3回抽出、クロロホルム層を乾燥後、減圧濃縮し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒 塩化メチレン−ヘキサン)で精製することによりシ
クロアルテノール−m−アセトキシ安息香酸エステル4
9.0gを得た。
収率89%、融点122〜123℃ 比旋光度〔α〕習5+ 60.8” (CO,,99、
CHCl3 )元素分析結果 C19Ht−604 (分子量588.84として) 計算値(%) :C79,54H9,59実測値(%)
:C79,60H9,55IRν、K B r (am
−’) : 2930.2850.1769.1715
.1585.1440.1370.1280.1275
.1212゜PMR(CDC13) 6 : 0.39
 (1)1. ’AABq、 4.2Hz)、0.61
 (IH,’AABq、4.2Hz) 、0.60〜2
.30 (27H。
m ) 、0.91 (6H,s) 、0.98 (3
H,s) 、1.03 (3H,s)、1.60 (3
H,bs ) 、1.68 (3H,bs ) 、2.
32 (3H,s)、4.60〜5.30 (28,m
) 、7.10〜8.05 (4H,m) 。
実施例12 シクロアルテノール−m−ヒドロキシ安息
香酸エステルの製法 実施例11の方法により得たシクロアルテノール−m−
アセトキシ安息香酸エステル27.0g(0,036m
ol )にジオキサン400−を加え0℃で攪拌した。
そこへ25%アンモニア水40m1!を滴下し、40″
Cに加温、1.5時間反応させた。反応終了後減圧濃縮
し、得られた結晶残渣をクロロホルムに溶解し、この溶
液を飽和重曹水で洗浄し、次にクロロホルム300−で
3回抽出し、クロロホルム層を乾燥後、減圧濃縮すると
粗結晶が得られた。これを塩化メチレン−ヘキサンで再
結晶することによりシクロアルテノー゛ルーm−ヒドロ
キシ安息香酸エステル22.7gを得た。
収率91%、融点176〜177.5℃比旋光度〔α〕
菅・5+65.4° (C1,01、ClICl5)元
素分析結果 C??H1−<703 (分子量546.80として) 計算値(%) :C81,27H9,95実測値(%)
 :C81,21H9,99IRν、K B r (c
m−’) : 3380.2950.2930゜285
0.1710..1692.1600.1450.13
10.1290.1110・970・758・ 1.。
P MR(CHCl3 ) δ : 0.38 (IH
,’A ABq、4.2Hz)、0.60 (IL V
2ABq、4.2Hz) 、0.60〜2.30 (2
7H。
m ) 、0.90 (6)1.s) 、0−97 (
3H,s) 、1.02 (3H,s)、1.60 (
3H,bs ) 、1.68 (3H,bs ) 、4
.52〜5.30(2H,m) 、6.90〜7.70
 (4H,m) 。
実施例13 シクロアルテノール−〇−メトキシ安息香
酸エステルの製法 シクロアルテノール16.0g (0,038mol 
>を160威のピリジンに溶かし、0°Cで攪拌した。
そこへ1.0d (1,2当量)の0−メトキシ安息香
酸クロリドを滴下した後、反応液を40℃に加温し1時
間反応させた。反応終了後、反応液を減圧濃縮し、得ら
れた結晶残渣をクロロホルムに熔解し、この溶液を飽和
重曹水で洗浄し、次にクロロホルム(100+m3回)
で抽出し、クロロホルム層を乾燥後、減圧下濃縮乾固し
て粗結晶を得た。この粗結晶を塩化メチレン−メタノー
ルで再結晶することによりシクロアルテノール−〇−メ
トキシ安息香酸ニスデル18.0gを得た。
収率86%、融点141〜142’c 比旋光度〔α〕習 +47.5° (C1,02、CI
Cl3 )元素分析結果 Cjg Hz−603 (分子量560.83としζ) 計算値(%) :C81,38H10,07実測値(%
) :C81,33H10,15IRν、K B r 
(cm−’) : 2930.2850.1720.1
696.1598.1460.1298.1250.1
130゜PMR(CHCl3 ) δ: 0.38 (
IH,V2ABq、 4.211z)、0.60 (I
H,%ABq、4.2Hz) 、0.60〜2.30 
(2711゜m ) 、0.91 (3H,s) 、0
.96 (6H,s) 、1.oo (3+1.!l)
、1.60 (3H,bs ) 、1.67 (38,
bs ) 、3.88 (311,s)、4.50〜5
.30 (2H,m> 、6.70〜8.00 (41
1,m) 。
実施例14 シクロアルテノール−p−メトキシ安息香
酸エステルの製法 シクロアルテノール20.0g (0,047mol 
)を150−のピリジンに溶かし、Q ’Cに冷却した
。そこへ9.5me (1,2当量)のp−メトキシ安
息香酸クロリドを滴下した後、50°Cに加熱し3時間
攪拌した。反応終了後、反応液を減圧濃縮し、得られた
結晶残渣をクロロホルムに熔解し、この溶液を飽和重曹
水で洗浄し、クロロホルム200−で3回抽出し、クロ
ロホルム層を乾燥、減圧濃縮して粗結晶を得た。この粗
結晶を塩化メチレン−メタノールで再結晶することによ
りシクロアルテノール−p−メトキシ安息香酸エステル
25.0gを得た。
収率95%、融点129.5〜130℃比旋光度〔α〕
菅 +62.9° (CO,99、CHCl3 >元素
分析結果 CJIr Hr& Q 3 ゛(分子量56
0.83として) 計算値(%) :C81,38H10,07実測値(%
) :C81,31H10,15IRI/、KB r 
(cm−’) : 2910.2850.1711.1
605.150B、1270.1250.1165.1
115.1100゜PMR(CDC13)δ: 0.3
9 (In、 %ABq、 4.2Hz>、0.61 
(1)1. %ABq、 4.2Hz) 、0.70〜
2.30 (27H。
m ) 、0.91 (641,s) 、0.98 (
3H,s) 、1.03 (3H,s)、1.60 (
3)1.bs ) 、1.68 (3H,bs ) 、
3.84 (3M、s)、6.70〜7.05 (2)
1.m) 、7.80〜8.12 (2H,m) 。
実施例15 シクロアルテノール−m−メトキシ安息香
酸エステルの製法 m−メトキシ安息香酸9.6g (0,063mol 
>にベンゼン50−を加え0℃で攪拌する。そこへ塩化
チオニル24−(5当量)を滴下、ついでピリジン0.
5mlを加えてから40℃に加温30分間反応させた。
反応液を減圧濃縮後ベンゼン100m1を加え再度O℃
に冷却し、そこへピリジン100−に溶解したシクロア
ルテノール18.0g (0,042mol >を滴下
した。40℃で1時間、50℃で1時間反応させてから
溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をクロロホルムに熔
解し、この溶液を飽和重曹水で洗浄し、次にクロロホル
ム200−で3回抽出し、クロロホルム層を乾燥後、減
圧濃縮し、粗結晶を得た。これを塩化メチレン−メタノ
ールで再結晶することによりシクロアルテノール−m−
メトキシ安息香酸エステル23.0gを得た。収率は定
量的であった。
融点127〜128℃ 比旋光度〔α〕管・5+63.7° (C1,00、C
IICI)元素分析結果 Cal H# 03 − (分子量560.83として) 計算値(%) :C81,38H10,07’、:実測
値(%) :C81,44H10,011Rν、K B
 r (cm−’) : 2930,2850.171
5.1700.1584.1450.1285.127
5.1100.1045.755 。
PMR(CDC13) δ: 0.39 (1B、%A
Bq、4.2Hz)、0.60 (1H9%ABq、4
.21(z) 、0.60〜2.30 <21H。
m ) 、0.91 (6H,s) 、0.98 (3
■、s> 、1.04 (38,s)、1.60 (3
H,bs ) 、1.68 (3H;bs ) 、3.
84 (38,s)、4.60〜5.30 (21,m
) 、6.90〜7.80 (4H,m) 。
実施例16 シクロアルテノール−〇−二トロ安息香酸
エステルの製法 0−ニトロ安息香酸4.7g (0,028mol )
を50meのジオキサンに溶かし、0℃で攪拌する。そ
こへ10.Ome(5当量)の塩化チオニルを滴下した
後、ジメチルホルムアミド0.2−を加え、50℃で3
0分間反応させた。反応液を減圧濃縮し塩化チオニルを
除去後、ジオキサン50mt’を加え0℃で攪拌した。
そこへピリジン50−にシクロアルテノール10.0g
 (0,023mol )を熔解した溶液を滴下し、7
0℃で30分間反応させた。反応終了後、反応液を減圧
濃縮して得られた残渣をクロロホルム 100meに溶
解し、飽和重曹水で洗浄後、クロロホルム100−にて
3回抽出し、乾燥、濃縮操作を行った。
得られた固形物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒 クロロホルム−ヘキサン)により精製し、シク
ロアルテノール−〇−二トロ安息香酸エステル13.0
gを得た。
収率96%、融点166〜167℃ 比旋光度〔α〕甘 +94.8° (C1,0LcI(
C10)元素分析結果 CJ7 Hr304 N(分子
量575.80として) 計算値(%) : C77,17、H9,28、N 2
.43実測値(%) : C77,2B、H’9.21
、N 2.42IRp、K B r (cm−’) :
 2930.2850.1710.1535.1375
.1300.1130゜PMR(CDC13) δ :
 0.38 (III、+AABQ、4.211z)、
0.59 (IH,V2ABq、 4.2Hz) 、0
.60〜2.30 (2711゜m ) 、0.89 
(3H,s) 、O,,91(3H,s) 、0.94
 (3H,s)、0.97 (3H,s) 、1.60
 (311,bs ) 、1.68 (311,bs 
)、4.60〜5.30 (2H,m) 、7.50〜
8.00 (411,m) 。
実施例17 シクロアルテノール−〇−アミノ安息香酸
エステルの製法 実施例16の方法により得たシクロアルテノール−〇−
二トロ安息香酸エステル20.0g (0,035mo
l )を酢酸800−に懸濁させたところへ亜鉛末20
.0gを加え50℃で3時間攪拌した。反応終了後亜鉛
末をろ別し、ろ液を減圧濃縮し、得られた残渣をクロロ
ホルムに溶解し、次ぎに飽和重曹水で洗浄後クロロホル
ム500−で3回抽出した。クロロホルム層を乾燥、減
圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒 塩化メチレン−ヘキサン)で精製する
ことによりシクロアルテノール−〇−アミノ安息香酸エ
ステル15.0gを得た。
収率80%、融点185〜186℃ 比旋光度〔α〕菅5+77.5° (C1,02、CH
Cl3 )元素分析結果 CyyHrr○2N (分子量545.82として) 計算値(%) : C81,41、H10,16、N 
2.57実測値(%) : C81,48、H10,1
8、N 2.53TRI/、K B r (cm−1)
 : 3470,3350.2930.2850.16
70.1620.1290.1248.1155.76
0 。
PMR(CDC13) δ : 0.40 (LH,’
A ABq、4.211z)、0.61 (IH,%A
Bq、4.2tlz) 、0.60〜2.30 <27
11゜m ) 、0.91 (6H,s) 、0.97
 (3H,s) 、1.03 (311,s)、1.6
0 (3H,bs ) 、1.67 (3B、bs )
 、4.60〜5.32(2■、m) 、5.50 (
2H,bs ) 、6.4’0〜8.00 (411,
m) 。
実施例18 シクロアルテノール−p−二1・口安息香
酸エステルの製法 p−ニトロ安息香酸2.95g (0,018mol 
)にジオキサン30mPを加え、20℃で攪拌する。そ
こへ5当量(6,5m)の塩化チオニルをゆっくり滴下
し、ついで0.3−のジメチルホルムアミ]゛を加え5
0℃で30分間反応させた。溶媒を減圧留去し、過剰の
塩化チオニルを完全に除いた後、得られた酸クロリドに
ジオキサン25−を加え0℃で攪拌した。
そこへピリジン25−に熔解したシクロアルテノール5
.0g (0,012mol )を加え60℃で20分
間反応させた。反応液を減圧濃縮して得られた残渣をク
ロロホルム50−に熔解し、飽和重曹水で洗浄後、クロ
ロホルム50mJ!にて3回抽出し、乾燥、濃縮操作を
行った。得られた固形物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒 クロロホルム−ヘキサン)により精製
し、6.3gのシクロアルテノール−p−二トロ安息香
酸エステルを得た。
収率93%、融点221〜222℃ 比旋光度(α) ’ff・5+62.3° (C1,0
1、CHCl3 )元素分析結果 Ca7Hタ304N (分子量575.80として) 計算値(%) : C77,17、H9,28、N 2
.43実測値(%) : C77,25、H9,21、
N 2.50■Rν、K B r (cm−1) : 
2930.2850.1715.1520、1350.
1290.1120.1100゜P M R(CHCl
3 )δ: 0.41 (IH,!zfABq、 4.
2Hz)、0.61 (18,%ABq、 4.2Hz
) 、0.70〜2.40 (27H。
m ) 、0.91 (3H,s) 、0.98 (3
1(、s) 、1.05 (311,s)、1.60 
(38,bs ) 、1.68 (38,bs ) 、
4.60〜5.30(2)1.m) 、8.00〜8.
50 (4)1.m) 。
実施例19 シクロアルテノール−p−アミノ安息香酸
エステルの製法 実施例18の方法により得たシクロアルテノール−p−
二トロ安息香酸エステル5.0g (8,70m+n。
l)を酢酸250−に懸濁し、亜鉛末10.0gを加え
20〜25℃で2.5時間攪拌した。亜鉛末をろ過によ
り除去後、ろ液を減圧濃縮し、得られる固形物を飽和重
曹水で洗浄しクロロホルムで抽出した。クロロホルム層
を乾燥後、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒 塩化メチレン)で精製することにより
シクロアルテノール−p−アミノ安息香酸エステル4.
0gが得られた。
収率84%、融点168〜169℃、比旋光度〔α〕菅
+ 62.2° (C1,00、CHCl3 )元素分
析結果 C3りHσ02N (分子量545.82として) 計算値(%”) : C81,41、H10,i6、N
 2.57実測値(%) : C,81,52、H10
,12、N 2.53■Rν、KB r (am−1)
 : 3470.3350.2930゜2850、17
05.1685.1625.1600.1515.13
10.1275.1170.1115゜ PMR(CDC13) δ : 0.36 (ill、
’A ABq、4)1z) 、0.58 (1)1. 
!4ABq、4Hz) 、0.70〜2.30 (27
Fl、m )、0.95 (3)1.s) 、0.98
 (6H,s) 、1.00 (3H,s) 、1.5
9 (3H,bs ) 、1.66 (3H,bs )
 、4.50 (2H,bs )、4.50〜5.30
 (2H,m) 、6.40〜6’、80 (2H,m
) 、7.60〜8.10 (2H,m) 。
実施例20 シクロアルテノール−p−アセタミド安息
香酸エステルの製法 p−アセタミド安息香酸5.5g (0,031mol
 )にジオキサン110−を加え、20℃で攪拌し、そ
こへ21.Ome (10当量)の塩化チオニルを滴下
、ついで0.5−のピリジンを加え50℃で5分間反応
させた。反応液を減圧濃縮し塩化チオニルを除去後、ジ
オキサン50mf!と50−のベンゼンに溶解したシク
ロアルテノール10.0g (0,023mol )を
20℃で加え、さらにピリジン20−を加えた。これを
70℃に加熱し3時間反応させた後、溶媒を減圧下留去
し、得られた残渣をクロロホルム100−に溶解後、飽
和重曹水で洗浄し、次ぎにクロロホルム100m1で5
回抽出した。クロロホルム層を乾燥、減圧濃縮後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒 クロロホルム
−酢酸エチル)により精製を行うことによりシクロアル
テノール−p−アセタミド安息香酸エステル11.0g
を得た。
収率80%、融点202〜204℃ 比旋光度〔α〕智 +59.6° (CO,99、Cl
ICl3 )元素分析結果 C39Hr703 N (分子量587.85として) 計算値(%) : C79,68、H9,77、N 2
.38実測値(%) : C79,59、H9,82、
N 2.3,1IRI/、KB r (cm−1) :
 3310.2930.2850.1705.1680
.1598.1520.1310.1285.1260
゜1180.1135゜ PMR(C[1C13) δ : 0.39 (IH5
’A ABq+ 4Hz) 、0.60 (IH,%A
Bq、 4Hz) 、0.60〜2.30 (2711
,m )、0.91 (6H,s) 、0.98 (3
11,s) 、1.03 (311,s)、1.60 
(3H,bs ) 、1.68 (311,bs ) 
、2.20 (311,s)、4.50〜5.30 (
2H,m> 、7.51 (ltl、bs ) 、7.
59(2)1. %ABq、 8.’4)1z) 、7
.97 (21L ’A^BQ+ 8.411z)実施
例21 シクロアルテノール−p−アミノ安息香酸エス
テルの製法 ) 実施例20の方法により得たシクロアルテノール−p−
アセタミド安息香酸エステル10.0g(0,017m
ol )にテトラヒドロフラン200−と30%塩酸1
00−を加え2時間加熱還流を行った。反応終了後、溶
媒を減圧留去し、クロロホルムに熔かしく300 me
) I Nカセイソーダ200−1次いで飽和食塩水で
洗浄後、クロロホルムで3回抽出した。クロロホルム層
は乾燥後減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶媒 酢酸エチル−ヘキサン)で精製することに
よりシクロアルテノール−p−アミノ安息香酸エステル
3.2gを得た。
収率34%、融点168〜169℃ 比旋光度〔α〕習 +62.2゜ 元素分析結果 Ca7Hげ02N (分子量545.82として) 計算値(%) : C81,41、H10,16、N 
2.57実測値(%) : C81,48、H10,2
3、N 2.54実施例22 シクロアルテノール−m
−二トロ安息香酸エステルの製法 シクロアルテノール15.0g (0,035mol 
)をピリジン150−に熔解し0℃で攪拌したところへ
、m−ニトロ安息香酸クロリド8.5g (1,3当量
)を滴下した後、反応液を40°Cに加温し、300分
間反応せた。反応終了後、反応液を減圧濃縮し得られた
残渣を塩化メチレン100艷に熔解し飽和重曹水で洗浄
後、塩化メチレン100−にて3回抽出し、乾燥、濃縮
操作を行った。得られた濃縮残渣を塩化メチレン50−
に溶かしメタノール200mFを加え結晶化させること
によりシラ11アルテノールー収率96%、融点162
.5〜163.5℃比旋光度〔α〕晋 +60.8’ 
( C O.99、ClICl3 )元素分析結果 C
3りH〜04N (分子量575.80として) 計算値(%) : C 77、17、H 9.2B、N
 2.7I3実測値(・%): C 77、10, H
 9.33、N 2.311RI/、KB r (cl
ll−’) : 2920、2850、1712、15
32、1350、1290、1145、980 、71
5 。
PMR (CDC13 ) δ : 0.42 ( I
IL ’A ABq, 4.211z)、 0.64 
(IH,%ABq、 4.2Hz) 、 0.60〜2
.40 (27B。
m ) 、0.92 (6H,s) 、0.98 (3
8,s) 、1.07 (3H,s)、1.60 (3
H,bs ) 、1.67 (3H,bs ) 、4.
60〜5.30(2H,m) 、7.50〜8.50 
(4H,m) 。
実施例23 シクロアルテノール−m−アミノ安息香酸
エステルの製法 実施例22の方法により得たシクロアルテノール−m−
二トロ安息香酸エステル15.0g (0,026mo
l)を酢酸750−に懸濁させ、亜鉛末30.0gを加
え、40°Cで2時間攪拌した。反応終了後亜鉛末をろ
別し、ろ液を濃縮後、得られた残渣をクロロホルムに熔
解し、飽和重曹水で洗浄後、クロロホルム300meで
5回抽出した。クロロホルム層を乾燥後、減圧濃縮し、
次にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒 クロ
ロホルム)で精製を行うことによりシクロアルテノール
−m−アミノ安息香酸エステル12.6gを得た。
収率89%、融点172.5〜173.5°C比旋比変
光α)習・5+ 62.6° (CO,99、CICl
3 )元素分析結果 Ca7 Hrl−02N(分子量
545.82として) 計算値(%): C81,41、H10,16、N 2
.57実測値(%) : C81,53、H10,11
、N 2.53■Rν、KB r (am−’) : 
3450.3350.2900゜2850.1700.
1627.1460.1287.1240.1100.
975.755 。
PMR(CDCl2 ) δ : 0.40 (Ilb
 !/GABq、4.211z)、0.61 (LH,
%ABq、4.2Hz) 、0.60〜2.30 (2
711゜m ) 、0.91 (6H,s) 、0.9
8 (3■、s) 、1.03 (311,s)、1.
61 (3H,bs ) 、1.68 (311,bs
 ) 、3.70 (21+。
bs) 、4.60〜5.30 (2H,m) 、6.
70〜7.50 (411,m) 。
実施例24 シクロアルテノールニコチン酸エステルの
製法 ニコチン酸8.7g (0,071mol )に0℃で
トルエン10−と塩化チオニル50mf! (1,0当
N)を加えた後、60℃で30分間加熱攪拌した。反応
液を減圧濃縮後、再度0°Cでシクロアルテノール20
.0g(0,047mol )とピリジン100−、ト
ルエン50mf’を加えてから100℃にて、30分間
加熱攪拌を行った。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、
得られた 1残渣を塩化メチレンに熔解後、飽和重曹水
で洗浄し、次に塩化メチレンで3回抽出しく各300−
)乾燥した。塩化メチレン層を減圧下濃縮乾固した後、
塩化メチレン−メタノールで再結晶を行うことによりシ
クロアルテノールニコチン酸エステル24.4gを得た
収率98%、融点170.5〜171”C比旋光度〔α
〕甘 +67.8° (C1,00,’CHCl3 )
元素分析結果 Cr6Ht302N (分子量531.79として) 計算値(%) : C81,30、H10,05、N 
2.63実測値(%) : C81,22、H10,0
9、N 2.57■Rν、K B r (cm−’) 
: 2920.2850.1718.1590.128
2.1122.965.740 。
PMR(CDC13) δ: 0.40 (LH,%A
Bq、 4.2Hz)、0.62 (IH,’A^Bq
、 4.2Hz) 、0.60〜2.40 (27H。
m ) 、0.91 (6H,s) 、0.98 (3
H,s) 、1.04 (3Ls)、1.60 (3H
,bs ) 、1.67 (3H,bs ) 、4.5
0〜5..30(2H,m) 、7.20〜9.30 
(4H,m) 。
実施例25 シクロアルテノールリノール酸エステルの
製法 リノール酸23.0g (0,082mol )にベン
ゼン61−を加え0℃で攪拌した。そこへ6l−(10
当量)の塩化チオニルを滴下した後40℃で30分間加
温攪拌を行った。反応液を減圧濃縮後ベンゼン125m
ffを加え、再度0℃にて攪拌し、ピリジン125−に
溶解させたシクロアルテノール25.0g (0,05
9mol)を加えてから40℃に加温10分間反応させ
た。溶媒を減圧留去原塩化メチレンに熔かし飽和重曹水
で洗浄し、次ぎに塩化メチレン500−で3回抽出した
。塩化メチレン層は無水硫酸すl・リウムで乾燥後減圧
濃縮し油状物質を得た。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(f6媒 塩化メチレンーヘキ号ン)にて
精製することによりシクロアルテノールリノール酸エス
テル36.1gを得た。
収率90%、融点 油状物 比旋光度〔α3M・5 +39.3゜ 元素分析結果 CりRH9o02 (分子量689.12として) 計算値(%): C83,65、H11,70実測値(
%) : C83,52、H11,83IRν、nea
t (am−’) : 2910.2850.1730
.1460.1373.1170.980 。
PMR(CDC13) δ: 0.33’(IH,%A
Bq、 4.2Hz)゛、0.56 (IIL !4A
Bq、4.2Hz) 、0.60〜2.50 (528
゜m ) 、0.84 (3H,S) 、0.87 (
6H,s) 、0.96 (3Ls)、1.60 (3
8,bs ) 、1.67 (3H,bs ) 、2.
76(21+、bt、5.0Hz > 、4.40〜4
.80 (IH,m) 、4.90〜5.64 (5H
,m) 実施例26 シクロアルテノール−3,4−ジアセトキ
シ安息香酸エステルの製法 3.4−ジアセトキシ安息香酸20.9g (0,08
8mol )に、トルエン50−を加え0°Cで攪拌し
たところへ、塩化チオニル33−(5当量)を滴下した
後、70℃に加熱し、10分間攪拌した。反応液を減圧
濃縮してからトルエン125−を加え、再度O℃で攪拌
し、そこへピリジン60−に熔解したシクロアルテノー
ル25.0g (0,059’mol’ )を加え、2
2°Cに戻し、1時間反応させた。反応終了後溶媒を減
圧留去し得られた残渣を塩化メチレンに溶解後、飽和重
曹水で洗浄し、次ぎに塩化メチレン400−で3回抽出
し乾燥した“。塩化メチレン層を減圧下濃縮乾固して得
られる残渣をクロロホルム−メタノールで再結晶するこ
とによりシクロアルテノール−3゜4−ジアセトキシ安
息香酸エステル33.8gを得た。
収率89%、融点148〜148.5℃比旋光度〔α〕
甘 +53.3° (CO,99、CHCl3 )元素
分析結果 Cぐ1HtF?06 (分子量646.87として) 計算値(%) : C76,12、H9,04実測値(
%) : C76,01、H9,17■Rν、KB r
 (am−’) : 2910.2850.1775.
1710、1610.1498.1420.1370.
1280..1195.1160゜ PMR(CDC13) δ : 0.39 (IIl、
’A ABq、 4.211z)、0.61 (IH,
V2ABq、 4.211z) 、0.70〜2.40
 (2711゜m ) 、0.90 (6H,s) 、
0.97 (311,s) 、1.02 (31Ls)
、1.60 (3H,bs ) 、1.68 (311
,bs ) 、2.29 (611,s)、4.60〜
5.30 (2H,m) 、7.1(1〜7.50 (
211,m)、7.78〜8.20 (3H,m)’ 
)1実施例27 シクロアルテノール−3,4−ジヒド
ロキシ安息香酸エステルの製法 実施例26の方法により得たシクロアルテノール−3,
4−ジアセトキシ安息香酸エステル23.0g(0,0
36mol >にジオキサン460−を加え0℃に冷却
し、そこへ25%アンモニア水46−を滴下後、20℃
に戻し30分間、さらに40℃に加温して15分間攪拌
した。反応終了後溶媒を減圧留去して得られた残渣をク
ロロホルム−ヘキサンで再結晶することによりシクロア
ルテノール−3,4−ジヒドロキシ安息香酸エステル1
8.6gを得た。
収率93%、融点199〜199.5℃比旋光度〔α〕
菅 +63.7° (CO,97、CHCl3 )元素
分析結果 C37Hrり04 (分子量562.80として) 計算値(%): C78,96、H9,67実測値(%
) : C78,82、H9,63IRν、KB r 
(am−’) : 3470.3330.2900.2
850.1705.1679.1605.1525.1
435.1280.1230、109B、975゜ PMR(CDCl2 ) δ: 0.38 (1■、’
A ABq、4.2Hz)、0.50 (IH,%AB
q、4.2Hz) 、0.50〜2.40 (2711
゜m、) 、0.88 (6H,s) 、0.96 (
3H,s) 、1.00 (3H,s)、1.60 (
3H,bs ) 、1.67 (311,bs ) 、
4.50〜5.30(2H,m) 、5.80〜6.8
0 (11Lbs ) 、6.70〜7.90(3H,
m)。
実施例28 シクロアルテノール−4−アセトキシ=3
−メトキシ安息香酸エステルの製法4−アセトキシ−3
−メトキシ安息香酸13.og(0,062mol )
にトルエン26−1塩化チオニル23−を加え60°C
で20分間反応後、反応液を減圧下濃縮乾固した。そこ
へピリジン25−とトルエン25meを加え0℃で攪拌
し、ピリジン25m1に溶かしたシクロアルテノール2
0.0g (0,047mol )を滴下し、60℃テ
1.5時間、80℃で1時間、さらニ10o℃で2時間
加熱攪拌を行った。反応終了後、減圧濃縮し、得られた
残渣をクロロホルム300−に熔解し、飽和重曹水で洗
浄後クロロホルム300meにて3回抽出した。クロロ
ホルム層を乾燥後、減圧下濃縮し、シリカゲル力ラムク
ロマトグラフィー(溶媒 酢酸エチルーヘキ号ン)で精
製することによりシクロアルテノール−4−アセトキシ
−3−メトキシ安息香酸エステル26.、Ogを得た。
収率90%、融点157〜158℃ 比旋光度(t2〕’!j +58.9° (CO,99
、C)l’c13 )元素分析結果 C40Htv O
s (分子量618.86として) 計算値(%) : C77,63、H9,45実測値(
%): C77,75、H,9,40IRν、K B 
r (am−’) : 2920.2B50.177’
011710.1600.1500.1410.128
0.1210.1195.1170.1100.103
0゜ P M R(CDC13) δ: 0.39 (LH,
’A^BQ+ 4.2Hz)、0.60 (LH,Vz
ABq、 4.2)1z) 、0.60〜2.40 (
2711゜m ) 、0.89 (6H,s> 、0.
96 (3H,s) 、1.02 (3H,s)、1.
60 (31(、bs ) 、1.68 (3)1.b
s ) 、2.32 (3)1.s)、3.86 (3
H,s) 、4.60〜5.30 (2H,m) 、6
.80〜7.90 (30,m) 。
実施例29 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3
−メトキシ安息香酸エステルの製法 実施例28の方法で得たシクロアルテノール−4−アセ
トキシ−3−メトキシ安息香酸エステル24.0g(0
,039mol )にジオキサン480meを加え0℃
で攪拌したところへ28%アンモニア水48−を滴下し
、35℃で1時間反応させた。反応終了後反応液を減圧
下濃縮し、得られた残渣をクロロホルム20〇−に熔解
し、飽和重曹水で洗浄後、クロロホルム200−で3回
抽出した。クロロホルム層を乾燥後濃縮しエタノールを
加えて結晶化させることによりシクロアルテノール−4
−ヒドロキシ−3−メトキシ安息香酸エステルのエタノ
ール付加物21.0gを得た。
収率87%、融点132〜133℃ 比旋光度〔α〕廿 +61.3° (C1,00、Cl
IC]3 )元素分析結果 C3tH帖04・C2H5
0H(分子量622.90として) 計算値(%) : C77,12、Hio、o3実測値
(%): C77,21、H10,12IRI/、K 
B r (cm−’) : 3380.2920.28
50.1705.1683.1607.1590.15
10.1280.1225. 11PMR(CDC13
) δ: 0.39 (LH,%ABq、4.2Hz)
、 0.60 (IH,′AABq、4.2Hz) 、
 0.70〜2.40 (27H。
m ) 、0.91 (6Ls) 、0.97 (3)
1.s) 、1.03 (38,s)、1.60 (3
H,bs ) 、1.68 (3H,bs ) 、3.
93 (3H,s)、4.60〜5.30 (28,m
) 、6.08 (1B、bs ) 、6.78〜7.
80 (3H,m) 一 実施例30 シクロブラノール−3,4−ジアセトキシ
ケイヒ酸エステルの製法 3.4−ジアセチルカフェ酸21.44 g (0,0
81mol )をトルエン100艷に懸濁し、塩化チオ
ニル30−を加えて60℃にて3時間攪拌した。反応後
、減圧下に溶媒を留去し、残渣を再びトルエン150−
とピリジン30−に懸濁し、シクロブラノール25g(
0,0567mol)を加えて60℃にて2時間攪拌し
た。
反応後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をクロロホルム3
00−で抽出した。クロロホルム層を洗浄後、乾燥、留
去しその残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
溶媒 トルエン)により精製しシクロブラノール−3,
4−ジアセトキシケイヒ酸エステル23.7gを得た。
収率61%、融点174〜175℃ 比旋光度〔α〕習・S+37.Oo (C1,00,C
HCl3 )元素分析結果 C44H’6206 (分子量686.94として) 計算値(%”) :C76,93H9,10実測値(%
) :C76,87H9,15IRν、K、B r (
am−’) : 3400.2850.1775.17
05.1200.1170゜ PMR(CDC13)δ: 0.36 (11(、’A
^Bq、 4.811z)、0.62 (1)1. !
4ABq、 4.8Hz) 、0.7(1〜2.50 
(2711゜m ) 、0.88 (6H,s) 、0
.96 (611,s) 、’1.62 (011,s
)、2.28 (3B、s) 、4.50〜4.88 
(ill、m) 、6.39(IH,%ABq、15.
611z) 、7.08〜7.43 (311,m)、
7.62 (IH,%ABq、15.6)1z) 。
実施例31 シクロブラノール−3,4−ジプロピオニ
ルオキシケイヒ酸エステルの製法 3.4−ジプロピオニルカフェ酸35.07g (0,
12mol)をトルエン150−に懸濁し、塩化チオニ
ル17.43m1’ (2当量)を加えて60℃にて2
時間攪拌した。反応後、減圧下に溶媒を留去し、残渣を
再びトルエン240−とピリジン50−に懸濁し、シク
ロブラノール40g (0,0908mol)を加えて
60℃にて2時間攪拌した。反応後、減圧下に溶媒を留
去し、残渣をクロロホルム300−で抽出した。クロロ
ホルム層を乾燥後、留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒トルエン)により精製し、シク
ロブラノール−3,4−ジプロピオニルオキシケイヒ酸
エステル41.9gを得た。
収率64%、融点163〜165℃ 比旋光度〔α〕滲・5+34.7° (C1,00,C
HCl3 )元素分析結果 CりbHl、乙o6 (分子量714..99として) 計算値(%):C77,27H9,30実測値(%) 
:C77,34H9,23IRν、KB r (cm−
’) : 2920.2850.1770.1710.
1250.1170゜ P M R(CDC13)δ: 0.36 (IH,%
ABq、 4.8Hz)、0.62 (1)1. %A
Bq、 4.8Hz) 、0.70〜2.20 (27
H。
m ) 、0.90 (6H,s) 、0.96 (6
H,s) 、1.25 (6H,t、7.2Hz) 1
.62 (9H,s) 、2.57 (4H,q、7.
2Hz)、4.50〜4.88 (LH,m) 、 6
.36 (IIl、’A 八Bq、15.611z)、
7.05 (3H,m) 、7.60 (ill、%A
Bq、15.611z) 。
実施例32 シクロブラノール−3,4−ジヒドロキシ
ケイヒ酸エステルの製法 実施例31の方法により得たシクロブラノール−3,4
−ジプロピオニルオキシケイヒ酸エステル35g(0,
049mol )をジオキサン600−に溶解し、25
%アンモニア水70−を加えて2時間50℃にて攪拌し
た。反応終了後、減圧下に溶媒を留去して得た結晶をア
セトン−水から再結晶し、シクロブラノール−3,4−
ジヒドロキシケイヒ酸エステル22.3 gを得た。
収率75%、融点246〜247.5℃比旋光度〔α〕
管 +33.6° (C1,10,ClICl3 )元
素分析結果 C<+oH6204 (分子量602.86として) 計算値(%) :C79,69H9,70実測値(%)
:C79,62H9,6BIRV、K B r (cm
−’) : 3400.2920.2850.1680
、1600.1520.1440.1275.1180
.970 、 。
PMR(CDC13) δ: 0.36 (LH,%A
Bq、4.8)1z)、0.59 (IH9%ABq、
4.811z) 、0.69〜2.20 (27H。
m ) 、0.85 (3H,s) 、0.90 (3
1(、s) 、0.96 (6t(、s)、1.60 
(9H,s) 、4.36〜4.80 (IH,m) 
、6.16 (IH、!4ABq、15.61(z) 
、6.60〜7.16 (51(、m) 、7.74(
1)1. ’A ABq、15.6)1z) 。
実施例33 シクロブラノール−3,4−ジヒドロキシ
ケイヒ酸エステル9製法 実施例30の方法によ、り得たシクロブラノール−3,
4−ジアセトキシケイヒ酸エステル35g (0,05
1mol >を用い前記と同じ操作によりシクロブラノ
ール−3,4−ジヒドロキシケイヒ酸エステル22.1
gを得た。
収率64%、融点246〜247°C 比旋光度(α) V +33.6° (CO,11,C
HCl3 )元素分析結果 C,oH夕11)04 (分子量602.86として) 計算値(%) :C79,69H9,70実測値(%)
 :C77,78H9,62実施例34 シクロブラノ
ール〜p−アセトキシケイヒ酸エステルの製法 p−アセチルフマル酸18.2g (0,0885mo
l)をトルエン100−に懸濁し、塩化チオニル12.
82m1!(2当量)を加えて60℃にて2時間攪拌し
た。反応後、減圧下に溶媒を留去し、再びトルエン15
0−とピリジン30艷に溶解しシクロブラノール30g
(0,068mol)を加えて60℃にて2時間慶拌し
た。
反応終了後減圧下に溶媒を留去し残渣をクロロボルム2
50−で抽出した。クロロボルム層を乾燥後、留去し残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒 トル
エン)により精製し、シフロブ与ノールーp−アセトキ
シケイヒ酸エステル32.1gを得た。
収率75%、融点164〜165℃ 比旋光度((11’) V・5+40.8° (C1,
00,ClICl3 )元素分析結果 C42Hbo 
O4 (分子量628.90として) 計算値(%):C80,21H9,62実測値(%):
C80,14H9゜67IRν、K B r (cm−
’) : 2920.2850.1765、1700.
1630.1370,1200.1165゜PMR(C
DC13)δ: 0.35 (IH,%ABq、4.8
Hz)、0.60 (IH,%ABq、4.8Hz> 
、0.70〜2.40 (271゜m ) 、0.90
 (6H,s) 、0.98 (68,s) 、1.6
2 (9H,s)、2.28 (3H,s) 、4.5
0〜4.88 (LH,m) 、6.37 (LH、W
ABq、15.6Hz) 、6.90〜7.20 (2
H,m) 、7.35〜7.64 (2H,n+) 、
7.62 ’(IH,%ABq、15.6Hz) 。
実施例35 シクロブラノール−p−ヒドロキシヶイヒ
酸エステルの製法 実施例34の方法により得たシクロブラノール−p−ア
セトキシケイヒ酸エステル27g (0,043mol
)をテトラヒドロフラン400−に熔解し、28%アン
モニア水50+++βを加えて40°Cにて2時間攪拌
した。
反応後、減圧下に溶媒を留去し、得た結晶をアセトン−
水で再結晶しシクロブラノール−p−ヒドロキシケイヒ
酸エステル22.2gを得た。
収率88%、融点243〜244℃ 比旋光度(α) W +41.3° (C1,09,C
)HCl3 )元素分析結果 CqoHけ03 (分子量586.86として) 計算値(%) :C81,86H9,96実測値(%)
:C81,77H9,99IRν、K B r (cm
−’) : 3370.2920.2850.1670
.1605.1585.1510.1280.1170
.830 。
PMR(CDC13) δ : 0.37 (i)I、
’A へBq、4.811z) 、0.62 (1B、
〃ABq、4.8Hz) 、0.68〜2.15 (2
711,m )、’ 0.88 (3H,s) 、0.
90 (31Ls) 、0.97 (611,s) 、
1.59 (9H,s) 、4.39〜4.78 (I
II、翰)、6.11 (LH。
%ABq、15.6Hz) 、6.55〜6.’83 
(2H,m) 、’7.10〜7.41 (30,m)
 、 7.42 (18,%ABq、15.611z)
 。
実施例36 シクロブラノール−4−アセトキシ−3−
メトキシ安息香酸エステルの製法 4−アセチルバニリン酸18’、60g (0,088
5mo+ )をトルエン100に溶解し、塩化チオニル
12.86 me(2当量)を加えて60℃にて2時間
攪拌した。反応復原圧下に溶媒を留去し、再び残渣をト
ルエン150−とピリジン30−に溶解し、シクロブラ
ノール30g (0,068mol )を加えて60℃
にて2時間攪拌した。反応終了後減圧下に溶媒を留去し
、残渣をクロロホルム300−で抽出した。クロロホル
ム 、1層を乾燥後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製しシクロブラノール−4
−7セトキシー3−メトキシ安息香酸エステル33.3
8 gを得た。
収率77%、融点177〜178°C 比旋光度〔α〕習・5+s4.1° (C1,02,C
HCl3 )元素分析結果 Clt/HboO5 (分子量632.89として) 計算値(%) :C77,80H9,56実測値(%)
 :C77,71H9,64■Rν、KB r (am
−1) : 2920.2850.1770.1710
.1285.1190.1170゜P M R(−CD
C13)δ: 0.38 (IH1’A ABq、’ 
4.8Hz)、0.63 (IL ’AへBq、 4.
8Hz) 、0.70〜2.40 (27Ln+ )、
0.92 (6H,s) 、0.98 (38,s) 
、1.04 (3H,s)、1.62 (911,s)
 、2.32 (38,s) 、3.88 (3)1.
s)、4.60〜5.OO(IH,m) 、6.92〜
7.20 (’IH,m) 、7.51〜7.80 (
2H,m) 。
実施例37 シクロブラノール−4−ヒドロキシ−3−
メトキシ安息香酸エステルの製法 実施例36の方法で得たシクロブラノール−4−アセト
キシ−3−メトキシ安息香酸エステル30g(0,04
74mol)をテトラヒドロフラン300meに溶解し
、25%アンモニア水60M11!を加えて50°Cに
て2時間攪拌した。反応後、溶媒を減圧留去し、得た残
渣結晶をアセトン−水で再結晶しシクロブラノール−4
−ヒドロキシ−3−メトキシ安息香酸エステル23.1
gを得た。
収率82%、融点191〜193℃ 比旋光度〔α〕習 +55.8° (C1,02,Cl
IC]3 )元素分析結果 CjeI H1204 (分子量590.85として) 計算値(%):C79,27H9,89実測値(%) 
:C’79.35 HQ、80IRν、KB r (c
m−1) : 3400.2920.2850.170
0.1590.1510.1275.1220゜PMR
(CDC13) δ: 0.3B (1)1. %AB
q、 4.8+1z)、0.64 (IH,!4ABq
、 4.8Hz) 、0.70〜2.2 (271Lm
 )、0.92 (6H,s) 、1.0 、(3H,
s) 、1.05 (311,s)、1.64 (91
,s) 、3.95 (3H,s)、4.6〜5.0 
(11Lm)、6.06 (IH,bs ) 、6.7
4〜7.04 (LH,m) 、7.44〜7.77 
(2H,s) 。
実施例38 シクロブラノール−3,4−ジアセトキシ
安息香酸エステルの製法 ジアセチルプロトカテチュ酸21.08.g (0,0
885mol )をトルエン100−に懸濁し、塩化チ
オニル12.86 ml! (,2当量)を加えて、6
0℃にて2時間攪拌した。反応後、溶媒を減圧留去し、
残渣を再びトルエン150−とピリジン30艷に懸濁し
、これにシクロブラノール30g (0,068mol
)を加え、60℃にて2時間攪拌した。反応終了後、溶
媒を減圧留去し残渣をクロロホルム300−で抽出した
。クロロホルム層を乾燥後、濃縮し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶媒 トルエン)で精製し
、シクロブラノール−3,4−ジアセトキシ安息香酸エ
ステル24.2gを得た。
収率54%、融点165〜166℃ 比旋光度(α) %5+51.3” (C1,01,C
HCl3 )元素分析結果 C9ンH,C06 (分子量660.90として) 計算値(%) FC76,32H9,15実測値(%)
 :C76,45H9,10IRI/、KB r (a
m−’) : 2920.2850.1770.171
5.1280.1195.1160゜PMR(CDCl
2 ) δ: 0.36 (IH,’A ABq、4.
8Hz) 、0.62 (IH,%ABq、 4.8H
z) 、0.70〜2.40 (27H,m )、0.
90 (6H,s) 、0.96 (38,s) 、1
.00 (311,s) 、1.60 (9H,s) 
、2.26 (6H,’s) 、4.60〜4.98 
(IH,m)、7.08〜7.40 (IH,m) 7
.73〜8.06 (21+、m) 。
実施例39 シクロブラノール−3,4−ジヒドロキシ
安息香酸エステルの製法 実施例38の方法で得たシクロブラノール−3,4−ジ
アセトキシ安息香酸エステル24.0g (0,036
3mol )をジオキサン480−に溶解し、25%ア
ンモニア水48−を加えて40℃にて1時間攪拌した。
反応終了後溶媒を減圧下留去し、得た結晶残渣をエタノ
ールから再結晶しシクロブラノール−3,4−ジヒドロ
キシ安息香酸エステル17.5gを得た。
収率84%、融点215〜216℃ 比旋光度〔α〕菅 +59.4° (CO,9B、Cl
1C13)+1 元素分析結果 Cり9Hr乙04 (分子量576.83として) 計算値(%) :C79,12H9,79実測値(%)
 :C79,03H9,87IRI/、K B r (
cTll−’) : 3350.2920.2850゜
1680.1605.1440.1280.1230.
1100.975゜PMR(CDC13)δ: 0.3
B (IH,!4ABq、 4.8Hz)、0.61 
(III、 !4ABq、 4.8Hz) 、0.70
〜2.20 (270,m )、0.90 (6M、s
) 、0.98 (3H,s) 、1.02 (3H,
s)、1.62 (911,s) 、2.72〜3.2
0 (2H,bs ) 、4.60〜4.90 (IL
m) 、6.70〜6.96 (IH,m) 、7.4
0〜7.64(2H,m) 。
実施例40 シクロブラノール−〇−アセトキシ安息香
酸エステルの製法 アセチルサリチル酸15.94 g (0,088mo
l )をト!1エン100−に懸濁し、これに塩化チオ
ニル40me (6,3当量)を加えて80℃にて3時
間攪拌した。
反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をトルエン1
80−とピリジン40−に熔解し、次にシクロブラノー
ル30g (0,068mol )を加え60℃にて2
時間攪拌した。反応終了後、減圧下に溶媒を1JIIi
ifし残渣をクロロホルム300−にて抽出した。クロ
ロホルム層を3%炭酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩
水で洗浄し、乾燥後、濃縮したのぢ残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒 ヘキサン−トルエン)
により精製を行いシクロブラノール−〇−アセトキシ安
息香酸エステル29.6gを得た。
収率72%、融点165〜166℃ 比旋光度〔α〕管 +58.4° (C1,01,Cl
ICl3 )元素分析結果 CqoHぐ?04 (分子量602.86として〉 計算値(%) :C79,69H9,70実測値(%)
 :C79,64H9,78IRV 、 KB r (
cm−’) 二 2920. 2850 、1770.
1720.1260.1190.1080゜P MR(
CDC13)δ: 0.36 (LH,騒^BQ、 4
.811z)、0.60 (IH,’A^Bq、 4.
8Hz) 、0.70〜2.40 (271Lm )、
0.89 (6H,s) 、0.96 (311,s)
 、1.00 (311,s)、1.62 (9H,s
) 、2.33 (3H,s) 、4.60〜4.95
 (1,1+、 m)、6.88〜7.68 (3H,
m) 、7.82〜8.10 (IH,m) 。
実施例41 シクロブラノール−〇−ヒドロキシ安息香
酸エステルの製法 実施例40の方法により得たシクロブラノール−0−ア
セトキシ安息香酸エステル24g (0,0398mo
l )をジオキサン400−に熔解し25%アンモニア
水60−を滴下後、50℃にて2時間攪拌した。反応終
了後、減圧下に溶媒を濃縮乾固し、得た結晶残渣をアセ
トン−水から再結晶しシクロブラノール−〇−ヒドロキ
シ安息香酸エステルを20.2g得た。
収率90%、融点200〜201℃ 比旋光度〔α〕管 +69.3° (C1,00,C)
IC13)元素分析結果 C:tsHbbO3 (分子量560.83として) 計算値(%) FC81,38H10,07実測値(%
) :C81,29H10,02、IRν、K B r
 (cm−’) : 3120.2920.2850.
1670.1615.1300.1250.1220.
1165.1095゜P M R(CDC13)δ: 
0.37 (IH,%ABq、 4.8Hz)、0.6
2 (IH,zABq、4.8Hz) 、 0.7〜2
.20 (2711,m )、1.05 (3H,s)
 、0.90 (6H,s) 、0.97 (38,s
) 、1.60 (9H,s) 、4.60〜5.00
 (1■、m) 、6.67〜7.93(4)1.s)
 、10.92 (IH,s) 。
実施例42 シクロブラノール−p−二トロ安息香酸エ
ステルの製法 p−二トロ安息香酸1 g (0,006mol )を
ジオキサン20m1に熔解し、これに塩化チオニル3−
(7当量)を加え60℃で2時間加温攪拌した。反応終
了後、減圧下に溶媒を留去した。この残渣を再びジオキ
サン20m l続いてピリジン3 meに熔解し、これ
にシクロブラノール2 g (0,0045mol)を
加え、60℃で2時間加温攪拌した。反応終了後、減圧
下に溶媒を濃縮し、残渣をクロロホルム30rnlにて
抽出した。クロロホルム層を3%炭酸ナトリウム水溶液
、水、続いて飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、クロロホル
ムを減圧下濃縮し粗結晶を得た。
これをエタノール50−で洗浄し、酢酸エチルで再結晶
しシクロブラノール−p−ニトロ安息香酸エステル2.
28gを得た。 1.: 収率90%、融点244〜245℃ 比旋光度(α) ’V +60.1° (C1,00,
CHCl3 )元素分析結果 C3I?H〆04N (分子量589.83として) 計算値(%) : C77,37H9,40N 2.3
7実測値(%”) : C77,45H9,33N 2
.42IRI/、K B r (cm−1) : 29
20.2850.1715.1525.1350.12
90.1120.1100.720゜PMR(CDC1
3)δ: 0.39 (IH,zABq、 4.8Hz
)、0.64 (IH,’A ABq、 4.8Hz)
 、0.’72〜2.20 (27H,m )、0.9
2 (6H,s) 、0.98 (3H,s) 、1.
06 (3F[、s)、1.62 (98,s) 、4
.59〜5.02 (IH,m) 、8.00〜8.4
3(4H,m) 。
実施例43 シクロブラノール−p−アミノ安息香酸エ
ステルの製法 実施例42の方法で合成したシクロブラノール−p−ニ
トロ安息香酸エステ)Lt2 g (0,0034mo
l )を酢酸80meに懸濁し、亜鉛末2g(g当量)
を加え4時間加熱還流した。冷却後、反応液をろ過しろ
液を減圧濃縮したのちクロロホルム5o−にて抽出した
。クロロホルム層を乾燥後、濃縮し残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒 クロロホルム)により
精製し、得た結晶をエタノールで再結晶しシクロブラノ
ール−p−アミノ安息香酸エステル1.37gを得た。
収率72%、融点190〜191℃ 比旋光度〔α〕菅 +58.4° (C1,01,(J
ICI3)元素分析結果 Ca8Hぐ702N (分子量559.84として) 計算値(%): C81,52H10,26N 2.5
0実測値(%) : C81,49H10,21N 2
.57IRj/、K B r (cm−’) : 34
50.3350.2920.2850.1685.16
20.1600.1510.1275.1170.11
10゜ PMR(CDC13) δ: 0.37 (IFI、’
A ABq、4.8Hz)、0.61 (LH,%AB
Q、4.8H2) 、0.72〜2.30 (2711
,m )、0.89 (6H,s) 、0.96 (3
H,s) 、1.00 (311,s)、1.60 (
91(、s) 、3.60〜4.40 (21+、b)
 、4.50〜4.90(IH,m) 、6.44〜6
.76 (2H,m) 、7.64〜11.00 (2
11、II+)。
実施例44 シクロブラノール−p−アセタミド安息香
酸エステルの製法 p−アセタミド安息香酸15.85 g (0,088
mol )をジオキサン150−に溶解し、これに塩化
チオニル25.7me(4当量)を加えて60℃で2時
間加温攪拌した。反応終了後減圧下にて溶媒を留去した
この残渣を再びジオキサン150−1続いてピリジン5
0艷に溶解し、これにシクロブラノール30g(0,0
68mol)を加え、60℃で2時間攪拌した。
反応終了後、減圧下に溶媒を濃縮し残′渣に酢酸エチル
300mfを加え、析出した結晶をろ取した。結晶をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにより(溶媒 クロ
ロホルム)精製し、得た結晶をエタノールから再結晶し
シクロブラノール−p−アセタミド安息香酸32gを得
た。
収率78%、融点197〜198℃ 比旋光度(α) V +54.7° (C1,01,C
)lc13.)元素分析結果 C@H,603N (分子量601.88として) 計算値(%) : C79,82H9,88N 2.3
3実測値(%) : C79,75H9,83N 2.
411Rν、K B r (am−’) : 3420
.2920.2850.1710.1690.1680
.1600,1535.1280.1175゜PMR(
CD30O−CDC13) δ: 0.38 (III
、’A ABq。
4.8Hz) 、0.62 (IH,%ABQ、4.8
Hz> 、0.70〜2.28 (278,m ) 、
0.90 (6H,s) 、0.98 (311,s)
 、1.04 (3H,s) 、1.62 (911,
s> 、2’、16 (3Ls) 、4.50〜4.9
6 (1)1.m) 、7.37 (III、b) 、
7.44〜8.12(4H,m) 。
実施例45 シクロブラノール−p−アミノ安息香酸エ
ステルの製法 実施例44の方法で合成したシクロブラノール−p−ア
セタミド安息香酸エステル32g (0,053mol
)をテトラヒドロフラン300mfに熔解し、濃塩酸6
〇−を加えて70°Cで2時間攪拌した。反応終了後、
溶媒を減圧留去し、その残渣をクロロホルム40〇−に
て抽出した。クロロホルム層を乾燥後濃縮し、その残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(i媒 )ルエ
ン、ヘキサン−酢酸エチル)により2回精製を繰り返し
、シクロブラノール−p 1゜−アミノ安息香酸エステ
ル17gを得た。
収率57%、融点190〜191℃ 比旋光度〔α〕菅 +58.4° (C1,01,CH
Cl3 )元素分析結果 C,、H,702N (分子量559.84として) 計算値(%’) : C81,52、H10,26、N
 、、2.50実測値(%)’ : C81,57、H
10,34、N 2.44実施例46 シクロブラノー
ル−〇−二トロ安息香酸エステルの製法 0−ニトロ安息香酸12.32 g (0,074mo
l )をジオキサン200mfに溶解し、これに塩化チ
オニル30me (5,6当量)を加えて60℃で2時
間加温攪拌した。反応終了後、減圧下に溶媒を留去した
。この残渣を再びジオキサン150−1続いてピリジン
50mFに溶解し、これにシクロブラノール25g(0
,0567mol )を加え、60℃で2時間加温攪拌
した。反応終了後、減圧下に溶媒を濃縮し、残渣をクロ
ロホルム300m1にて抽出した。クロロホルム層を3
%炭酸ナトリウム水溶液、水、続いて飽和食塩水で洗浄
し、乾燥後、クロロホルム層を減圧下濃縮して粗結晶を
得た。これをエタノール10〇−で洗浄したのち、次ぎ
にアセトン−水で再結晶しシクロブラノール−O−二ト
ロ安息香酸エステル30.8gを得た。
収率92%、融点217〜218℃ 比旋光度〔α〕壱 十90.8° (CO,98,Cl
ICl3 )元素分析結果 C≧9Hげ04N (分子量589.83として) 計算値(%) : C7?、37、H9,40、N 2
.37実測値(%) : C77,42、)I’9.3
4、N 2..17IRI/、KB r (c+u−’
) : 2930.2B50.1710゜1535.1
380.1300゜ PMR(CDC13) δ : 0.36 (111,
’A ABq、4.8117.) 、0.62 (IH
,%ABq、 4.Hz) 、0.75〜2.20 (
27+1.m )、0.90 (3H,s) 、0.9
2 (6H,s) 、0.98 (311,s)、1.
64 (9H,s) 、4.63〜5.00 (IH,
m) 、7.4(i〜7.98(4H,m) 。
実施例47 シクロブラノール−〇−アミノ安息香酸エ
ステルの製法 実施例46の方法で得たシクロブラノール−o−ニトロ
安息香酸エステル30g (0,05mol)を酢酸1
.21に懸濁し、新たに酸洗浄を行った亜鉛末30g 
(g当量)を加え5時間加熱還流した。冷却後反応液を
ろ過し、ろ液を減圧濃縮したのち、クロロホルム300
−にて抽出した。クロロホルム層を乾燥後、濃縮し残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒 クロロ
ホルム)により精製し、シクロブラノール−〇−アミノ
安息香酸エステル20gを得た。
収率68%、融点207〜208°C 比旋光度〔α〕智 +74.9° (C1,00,CH
Cl3)元素分析結果C,+pHり702N (分子量559.84として) 計算値(%”) : C81,52、H10,26、N
 2.50実測値(%) 4 G 81.59、H10
,2B、N 2.43IRν、K B r (am−’
) : 3460.3350.2940゜2850.1
670.1620.1290.1245.1155.7
55゜PMR(CDC13) δ : 0.37 (1
■、’74 ABq、4.8Hz) 、0.62 (I
H,%ABq、4.8Hz)、0.7〜2.20 (2
7■+m)、0.92 (6H,s) 、0.98 (
3H,s> 、1.04 (3H,s)、1.64 (
9H,s) 、4.50〜4.95 (IH,m) 、
5.73 (211゜bs) 、6.40〜6.78 
(2)1.m) 、7.00〜7.40 (Ill、m
)、7.6L〜7.98 (IH,m) 。
実施例48 シクロブラノール−m−二トロ安息香酸エ
ステルの製法 シクロブラノール18g (0,04111ol)をピ
リジン200m2に熔解し、水冷下にm−ニトロベンゾ
イルクロリド9.85g ’ (0,053mol)を
加え、12時間20℃にて攪拌した。反応終了後、溶媒
を減圧下に濃縮し残渣に氷水200−を加え析出した結
晶をろ取した。得た結晶をアセトン−水から再結晶しシ
クロブラノール−m−二トロ安息香酸エステル20.1
gを得た。
収率83%、融点206〜207℃ 比旋光度〔α〕菅 +60.8° (CO,99,Cl
IC13−)元素分析結果 C,、Hσ04N (分子量589.83として) 計算値(%) : C7?、37、H9,40、N 2
.37実測値(%) : C77,44、H9,33、
N 2.45IR・、KB・(cm−1)・2930.
2850.1715、 11530.1350.129
0.1140.715 。
PMR(CDC13) δ: 0.40 (IH,%A
Bq、4.8Hz) 、0.66 (Ill、%ABq
、4.8Hz) 、0.80〜2.20 (27■+m
)、0.92 (6)1.s) 、0.98 (3H,
s) 、1.08 (3H,s) 、1.64 (9L
s) 、4.65〜5.05 (ILm) 、7.44
〜7.80(LH,m) 、8.20〜8.52 (2
H,m) 、8.72〜8.89 (11(、m)。
実施例49 シクロブラノール−m−アミノ安息香酸エ
ステルの製法 実施例48の方法で得たシクロブラノール−m−二トロ
安息香酸エステル24g (0,04mol)を酢酸1
.3eに懸濁し、亜鉛末24g(g当量)を加え2時間
加熱還流した。冷却後、反応液をろ過しろ液を減圧濃縮
したのちクロロホルム300−にて抽出した。クロロホ
ルム層を乾燥後、濃縮し残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒 クロロホルム)により精製しシク
ロブラノール−m−アミノ安息香酸エステル19gを得
た。
収率839/6、融点187〜188°C比旋光度〔α
〕智 +61.7° (C1,03,CI(CI3 )
元素分析結果 c3p)It’702N(分子量559
.84として) 計算値(%) : C81,52、H10,26、N 
2.50実測値(%): C81,44、H10,29
、N 2.56IRI/、KB r (cm−’) :
 3450.3350.2940.2850.1700
.1460.1320.1290.1245.755゜
PMR(CDC13) δ: Q、36 (IH,’A
ABq、 4.8Hz)、0.61 (IH,zABq
、 4.8Hz) 、0.70〜2.28 (271L
m )、0.90 (6H,s) 、0.98 (31
1,s) 、1.04 (31Ls)、1.64 (9
H,s) 、3.53 (211,b) 、4.59〜
4.90 (III、m)、6.60〜7.55 (4
H,’m) 。
実施例50 シクロブラノールニコチン酸エステルの製
法 ニコチン酸10.9g (0,0885mol)に塩化
チオニル30m (4,6当量)を加えて80℃にて2
時間攪拌した。反応終了後、減圧下に過剰の塩化チオニ
ルを留去した。残渣をトルエン120−とピリジン5〇
−に熔解し、これにシクロブラノール30g (0,0
(i8mol)を加えて60℃にて2時間攪拌した。反
応終了後、減圧下に溶媒を濃縮し、残渣をりl:Jロポ
ルム300−にて抽出した。クロロホルム層を乾燥後、
濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
溶媒 トルエン)により精製し、シクロブラノールニコ
チン酸エステル32.3gを得た。
収率87%、融点176〜177℃ 比旋光度〔α〕習 +63.4° (C1,04,CI
Cl3 )元素分析結果CaqH蚊02N (分子量545.82として) 計算値(%) : C81,41、H10,16、N 
2.57実測値(%’) : C81,49、H10,
13、N 2.64IRν、KB r (am−’) 
: 2920.2850.1720.1590.128
5.1120.965 。
PMR(CDC13”) δ: 0.37 (IH,%
ABq、 4.8Hz)、0.62 (IN、 !/G
ABq、 4.8Hz) 、0.70〜2.27 (2
7N、m )、0.90 (6H,s) 、0.93 
(31(、s) 、1.03 (3H,s)、1.62
 (911,s) 、4.60〜5.OO(II(、m
) 、7.13〜7.50(Itl、m) 、8.06
〜8.40 (IH,m) 、8.60〜8.82 (
IFI、m> 、9.07〜9.27 (1)1.m)
実施例51 シクロブラノールリノール酸エステルの製
法 リノール酸!6.5g (0,0588mol)に塩化
チオニル20me (4,8当量)を加えて40℃にて
1.5時間攪拌した。反応終了後、減圧下に過剰の塩化
チオニルを留去した。残渣をトルエン100meとピリ
ジン20m1!に溶解し、このものにシクロブラノール
20g(0,0454mol)を加え40℃にて2時間
攪拌した。
反応浅域圧下に溶媒を濃縮し、クロロホルム30〇−に
て抽出した。クロロホルム層を乾燥後、濃縮し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒 トルエン
−ヘキサン)により精製し、シクロブラノールリノール
酸エステル22.2gを得た。
収率69%、融点 油状物 比旋光度〔α〕習・6+36.5° (CO,95,C
HCl3 )元素分析結果 C<zyH9z02 (分子量703.15として) 計算値(%”) : C83,69、H11,76実測
値(%) : C83,61、H11,88IRV、K
 B r (cm−’) : 2910.2850.1
730.1460.1372.1175゜ PMR(CDC13)δ: 0.34 (III、 %
ABq、 4.8Hz)、 )0.513(1+l、’
AABq、4.8Hz) 、0.68〜2.43 (5
2H,+n )、0.83 (3H,s) 、0.89
 (6)1.s) 、0.95 (3H,s) 、1.
60 (9H,s> 、2.52〜2.91 (2H,
m) 、4.40〜4.80(IH,m> 、5.04
〜5.62 (4H,m) 。
実施例52 シクロブラノール−m−メトキシ安息香酸
エステルの製法 m−アニス酸8.1g (0,053mol)を塩化チ
オニル20−に加え、60°Cにて2時間加熱攪拌した
反応終了後、過剰の塩化チオニルを留去し、残渣をピリ
ジン80rId!に熔解し、シクロブラノール18g(
0,041mol)を加えて60℃にて2時間攪拌した
反応後、溶媒を減圧留去し残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、次ぎにエタノールで再結
晶し、シクロブラノール−m−メトキシ安息香酸エステ
ル20.7gを得た。
収率88%、融点163〜164℃ 比旋光度〔α〕著!+61.6° (C1,00,CH
Cl3 )元素分析結果C39HrRO3 (分子量574.85として) 計算値(%) : C81,48、H10,17実測値
(%) : C81,40、H10,25IRν、KB
r(cm′″1)=2920.2850. 1715.
1585.1270.1220,1100,750 。
PMR(CDC13) δ: 0.36 (Ill 騒
ABq、4.811z) 、0.60 (IH,%AB
q、4.8Hz) 、0.70〜2.20 (27H,
m )、0.90 (6H,s) 、0.98 (3H
,s) 、1.02 (311,s) 、1.61 (
9H,s) 、3.82 (3H,s) 、4.60〜
4.95 (ill、Ill>、6.84〜7.72 
(48,m) 。
実施例53 シクロブラノール−m−アセトキシ安息香
酸エステルの製法 m−7セトキシ安息香酸19g (0,105mol)
に塩化チオニル40−を加え60℃にて2時間攪拌した
反応後、過剰の塩化チオニルを完全に留去し、残渣をト
ルエン220−とピリジン60m1に溶解した後シクロ
ブラノール35g (0,0794mol)を加え、6
0℃にて2時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減任下に
留去し、残渣をクロロホルム300m!で抽出した。ク
ロロホルム層を乾燥後、濃縮し次にシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより精製しシクロブラノール−m−
アセトキシ安息香酸エステルを46.3g得た。
収率97%、融点142〜143℃ 比旋光度〔α〕習・6+59.Oo (G O,97,
CHCl3 )元素分析結果 CttoHrRO4 (分子量602.86として) 計算値(%) : C79,69、H9,70実測値(
%) : C79,5B、H9,73IRI/、KB 
r (cm−1) : 2920.2850.1770
.1720.1290.1270.1200.1100
゜PMR(CDC13) δ: 0.36 (LH,%
ABq、 4.8Hz)、0.61 (IH,’A A
Bq、 4.8Hz) 、0.70〜2.38 (27
)1.m )、0.90 (6H,s) 、0.96 
(3H,s) 、1.02 (3H,s)、1.62 
(9H,s) 、2.31 (38,s) 、4.60
〜4.96 (LH,m)、7.11〜8.02 (4
H,m) 。
実施例54 シクロブラノール−m−ヒドロキシ安息香
酸エステルの製法 実施例53の方法で得たシクロブラノール−m−アセト
キシ安息香酸エステル2’4.5g (0,0406m
ol)をテトラヒドロフラン300艷に熔解し25%ア
ンモニア水40−を加えて40℃にて2時間攪拌した。
反応後溶媒を減圧留去し、残渣をエタノールで再結晶す
ることによりシクロブラノール−m−ヒドロキシ安息香
酸エステル20.3gを得た。
収率86%、融点203〜204.5℃比旋光度(α)
 M−5+62.2° (CO,95,ClICl3 
)元素分析結果 C19Hタロ0.i (分子量576.83として) 計算値(%) : C79,12、H9,79実測値(
%) : C79,23、H9,72IRν、K B 
r (am−’) : 3380.2920.2850
.1690.1600.1450.1290.1245
.1110.760゜PMR(CDC13’)δ: 0
.38 (11,!4ABq、4.8Hz)、0.61
 (LH,%ABq、 4.8Hz) 、0.70〜2
.20 (2711,m )、0.93 (6H″’、
s) 、0.98 (311,s) 、1.04 (3
1Ls)、1.64 (9H,s) 、3.54 (L
H,bs ) 、4.58〜4.90 (III、m)
 、6.84〜7.66 (4H,m) 。
実施例55 シクロブラノール−p−メトキシ安息香酸
エステルの製法 シクロブラノール18g (0,041mol)をピリ
ジン80−に熔解し、水冷下p−メトキシベンゾイルク
ロリド9.1g (0,0533mol)を加えて20
℃で15時間攪拌した。反応終了後溶媒を減圧留去し、
残渣をクロロホルム300WI!で抽出し、濃縮後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し
、シクロブラノール−p−メトキシ安息香酸エステル2
1.7gを得た。
収率92%、融点202〜203℃ 比旋光度(α) ’1J−5+60.2° (C1,0
6,CHCl3 )元素分析結果 c)7I(庁03 (分子量574.85として) 計算値(%) : C81,4B、H10,17実測値
(%) : C81,32、H10,25IRv、KB
 r (cym−’) : 2920.2850.17
05.1605.1510.1270.1255.11
70.1110.1100゜PMR(CDC13)δ:
 0.36 (LH,%ABq、 4.8Hz)、0.
61 (III、%ABq、4.8Hz> 、 0.7
0〜2.38 (27H,m )、0.90 (68,
s) 、0.98 (3H,s) 、1.02 (31
(、s)、1.62 (9H,s) 、3.84 (3
H,s) 、4.60〜4.95 (IH,m)、6.
72〜7.04 (2H,m) 、7.80〜8.12
 (28,m) 。
実施例56 シクロブラノール−〇−メトキシ安息香酸
エステルの製法 シクロブラノール18g (0,041mol)をピ、
リジン80−に熔解し、水冷下で。−メトキシヘンゾイ
ルグロリド9 g (0,0527mol)を加えて2
0’Cで15時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留
去し、残渣をクロロホルム300−で抽出しシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製しシクロブラノー
ル−〇−メトキシ安息香酸エステル21.9gを得た。
収率93%、融点176〜177℃ 比旋光度(α) ’U−5+46.3° (C1,00
,CHCl3 )元素分析結果 C>91(ρo3 (分子量574.85として) 計算値(%) : C81,4B、H10,17実測値
(%) : C8’1.40、H10,25IRI/、
K B r (cm−’) : 2920.2850.
1695.1600.1460.1300.1250.
1130.760PMR(CDC13)δ: 0.35
 (ill、 %ABq、 4.811z)、0.59
 (1,H,%ABq、 4.8Hz) 、0.70〜
2.20 (2711,m )、0.90 (3B、s
) 、0.96 (6H,s) 、0.99 (311
,s)、1.61 (9H,s) 、3.86 (3H
,s) 、4.60〜5.OO(1■+m)、6.72
〜7.94 (4H,m)、’実施例57 シクロブラ
ノール−p−アセトキシ安息香酸エステルの製法 p−アセトキシ安息香酸1B、6g (0,103mo
l)に塩化チオニル40−を加え60℃にて2時間攪拌
した。過剰の塩化チオニルを完全に留去したのち、残渣
をトルエン220−とピリジン60−に懸濁し、シクロ
ブラノール35g (0,0794mol)を加えて6
0°Cにて2時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留
去し、残渣をクロロホルム400mf!で抽出した。
クロロホルム層を乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製し44.1gのシクロブラノ
ール−p−アセトキシ安息香酸エステルを得た。
収率92%、融点192〜193℃ 比旋光度〔α〕晋 +55.5° (CO,93,CH
Cl3 )元素分析結果 C4o HC804 (分子量602.86として) 計算値(%) : C79,69、H9,70実測値(
%) : C79,61、H9,79IRν、K B 
r (cm−1) : 2920.2850.1765
.1715.1270.1190.1160.1115
゜PMR(CDC13) δ: 0.36 (1■、 
’A ABq、4.8+1z) 、0.60 (II(
、%ABq、4.8)1z) 、0.68〜2.40 
(2711,m )、0.89 (61(、s) 、0
.96 (311,s) 、1.01 (311,s)
 、1.60 (9H,s) 、2.28 (38,s
) 、4.60〜5.00 (Ill、m)、6.96
〜7.32 (2H,m> 、7.90〜8.25 (
211,m) 。
実施例58 シクロブラノール−p−ヒドロキシ安息香
酸エステルの製法 実施例57の方法で得たシクロブラノール−p−アセト
キシ安息香酸エステル24g (0,’ 0398 m
ol)をテトラヒドロフラン350m1に溶解し28%
アンモニア水50−を加えて40℃で1時間攪拌した。
反応終了後、溶媒を減圧留去し、得た結晶残渣をエタノ
ールから再結晶しシクロブラノール−p−ヒドロキシ安
息香酸エステル21.0gを得た。
収率94%、融点174〜175°C 比旋光度〔α〕管 +57.7“ (C1,10,Cl
ICl3 )元素分析結果 C38Hrly03 ・C
2Hs Ol(11(分子量606.9として) 計算値(%): C79,16、H10,30実測値(
%) : C79,13、H10,42IRν、KB 
r (cm−1) : 3400.2920.2850
.1685.1610.1280.1160゜PMR(
CDC13) δ: 0.38 (1)1. %ABq
、 4.8)1z)、0.64 (IH,!/JB’(
1,4,8Hz) 、0.70〜2.42 (27H,
m )、O,,91(61(、s) 、0.98 (3
8,s) 、1.02 (3H,s)、1.28 (3
H,t、7.2Hz) 、1.62 (9B、s) 、
3.77(2H,q、7.2Hz) 、4.60〜5.
OO(ill、m)、6.72〜7.18 (48,m
) 、7.80〜8.’12 (2H,m) 。
実施例59 シクロアルテノール−4−アセトキシ−3
−エトキシ安息香酸エステルの製法 実施例28の方法において4−アセトキシ−3−メトキ
シ安息香酸13.Ogの代わりに4−アセトキシ−3−
エトキシ安息香酸13.9g (0,062mol)を
使用したほかは実施例28と同じ操作によりシクロアル
テノール−4−アセトキシー3−エトキシ安息香酸エス
テル24.5gを得た。
収率82%、融点140〜141℃ 比旋光度〔α〕智 +58.2° (C1,00,CH
Cl3 )元素分析結果 CψH,l、、05 (分子量632.89として) 計算値(%’) : C77,80,H9,56実測値
(%) : C77,91、H9,43実施例60 シ
クロアルテノール−3−工l・キシ−4−ヒドロキシ安
息香酸エステルの製法 実施例53の方法にて得たシクロアルテノール−4−ア
セトキシ−3−エトキシ安息香酸エステル30g (0
,047mol)をテトラヒドロフラン300−に熔解
し、25%アンモニア水60−を加えて50℃にて攪拌
した。反応後、溶媒を減圧濃縮し、得た結晶残渣をアセ
トン−水で再結晶しシクロアルテノール−3−エトキシ
−4−ヒドロキシ安息香酸エステル20.5gを得た。
収率74%、融点128〜130℃ 比旋光度〔α〕智 +59.5° (C1,00,Cl
ICl3 )元素分析結果 C時Hr904 (分子量590.85として) 計算値(%) : C’79.27、H9,89実測値
(%) : C79,21、H9,82実施例61 シ
クロブラノール−4−アセトキシ−3−エトキシ安息香
酸エステルの製法 実施例28の方法において4−アセトキシ−3−メトキ
シ安息香酸13.Ogの代わりに4−アセトキシ−3−
エトキシ安息香酸13.9g (0,062mol)を
使用し、又シクロアルテノール20.0gの代わりにシ
クロブラノール20.0g (0,045mol)を使
用したほかは実施例28と同じ操作法によりシクロブラ
ノール−4−アセトキシ−3−エトキシ安息香酸エステ
ル23.4gを得た。
収率80%、融点161〜162°C 比旋光度〔α〕智 +56.5° (C1,00,CH
Cl3 )元素分析結果 C42H(、〉05 (分子量646.92として) 計算値(%) : C77,97、H9,66実測値(
%) ’: C78,05、H9,61実施例62 シ
クロブラノール−3−エトキシ−4−ヒ□ ドロキシ安
息香酸エステルの製法 実施例61の方法にて得たシクロブラノール−4−アセ
トキシ−3−エトキシ安息香酸エステル30g(0,0
46mol)をテトラヒドロフラン300艷に溶解し、
25%アンモニア水60meを加えて50℃にて攪拌し
た。反応後、溶媒を減圧濃縮し、得た結晶残渣をアセト
ン−水で再結晶し、シクロブラノール−3−エトキシ−
4−ヒドロキシ安息香酸エステル20.8gを得た。
収率74%、融点175〜176℃ 比旋光度〔α〕智 +57.5° (C1,00,Cl
ICl3 )元素分析結果 C9oHbo04 (分子量604.88として) 計算値(%) F C79,42、H10,00実測値
(%): C79,31、H10,12実施例6324
−メチレンシクロアルタノール−4−アセトキシ−3−
エトキシ安息香酸エステルの製法 実施例28の方法において4−アセ1〜キシ−3−メト
キシ安息香酸13.0g及びシクロアルテノール20.
0gの代わりに4−アセトキシ−3−エトキシ安息香酸
13.9g (0,062mol)及び24−メチレン
シクロアルタノール20.0g (0,045mol)
を使用して実施例28と同じ操作により24−メチレン
シクロアルタノール−4−アセトキシ−3−エトキシ安
息香酸エステル23.1gを得た。
収率79%、融点152〜153°C 比旋光度〔α〕智 +57.8° (C1,00,CH
Cl3 )元素分析結果 CgzH乙205 (分子量646.92として) 計算値(%)F C77,97、H9,6’6実測値(
%) : C77,92、H9,54実施例6424−
メチレンシクロアルタノール−3−エトキシ−4−ヒド
ロキシ安息香酸エステルの製法 実施例63の方法にて得た24−メチレンシクロアルタ
ノール−4−アセトキシ−3−エトキシ安息香酸エステ
ル30g (0,046mol )を用い、実施例55
と同じ操作法により24−メチレンシクロアルタノール
−3−エトキシ−4−ヒドロキシ安息香酸エステル20
.1gを得た。
収率72%、融点141〜142℃ 比旋光度〔α〕智 +58.4° (C1,00,Cl
ICl3 )元素分析結果 C9oHbo04 (分子量604.88として) 計算値(%) : C79,42H10,00実測値(
%): C79,49H10,05実施例65 シクロ
ブラノール−4−アセトキシ−3メトキシケイヒ酸エス
テルの製法 4−アセトキシ−3−メトキシ安息香酸26.5g(0
,112mol )をトルエン200m1!に懸濁し、
塩化チオニル16.3m(3当量)を加えて60℃にて
2時間攪拌した。反応後、減圧下に溶媒を留去し、残渣
を再びトルエン150−とピリジン30−に懸濁させシ
クロブラノール33.1g (0,075mol )を
加え60℃にて2時間攪拌した。反応終了後、減圧下に
溶媒を留去し、残渣をクロロホルム300−で抽出した
。クロロホルム層を洗浄後、乾燥し、減圧留去した。結
晶残渣をエタノールから再結晶し、シクロブラノール−
4−アセトキシ−3−メトキシケイヒ酸エステル44.
9gを得た。
収率91%、融点175〜176℃ 比旋光度〔α〕菅 +37.0° (Ct、oo、cu
ci3 )元素分析結果 C173H6z Q 5(分
子量658.93として) 計算値(%):C78,38H9,48実測値(%) 
:C78,44H9,43実施例66 シクロアルテノ
ール−4−アセトキシ−3−メトキシケイヒ酸エステル
の製法 実施例65の方法にてシクロブラノール33gの代りに
シクロアルテノール33g (0,077mol )を
用いた外は実施例65と同じ操作法によりシクロアルテ
ノール−4−アセトキシ−3−メトキシケイヒ酸エステ
ル42.4gを得た。
収率86%、融点187〜188℃ 比旋光度〔α〕智 +40.7° (C1,00,CH
Cl3 )元素分析結果 Ctn、HboO5 (分子量644.90として) 計算値(%):C78,22H9,38実測値(%) 
:C78,34H9,30実)lJ67 24−メチレ
ンシクロアルクノール−4=アセトキシ−3−メトキシ
ケイヒ酸エステルの製法 実施例65の方法にてシクロブラノールの代りに、24
−メチレンシクロアルタノール33g (0,0749
mol)を用い、実施例65と同じ操作法により24−
メチレンシクロアルタノール−とアセトキシ−3−メト
キシケイヒ酸エステル43.7gを得た。
収率88%、融点216〜217°C 比旋光度〔α〕智 +40.1” (C1,00,Cl
1CI3)元素分析結果 Cθ3H6205 (分子量658.93として) 計算値(%) :C78,38H9,4B実測値(%)
:C78,46H9,40IRV、K B r (cm
−1) : 2920.2850.1765.1710
、1635.1510.1275.1258.1200
.1170゜1155゜ PMR(CDC13)δ: 0.39 (LH,%AB
q、 4.211z)、0.61 (IH,zAh、 
4.212) 、0.60〜2.40 (28)1.+
n )、0.82 (68,s) 、0.96 (61
1,s) 、1.02 (611,d 7.2Hz) 
、2.32 (3H,s) 、3.86 (311,s
) 、4.70 (2+1゜bs) 、4.50〜4.
90 (1N、m) 、6.40 (IH,%ABq、
16 ’Hz) 、6.90〜7.30 (3H,m)
 、7.58 (IH,!4ABq、16)1z) 。
実施例68 シクロアルテノール−4−アセトキシ−3
−エトキシケイヒ酸エステルの製法 実施例65の方法にて4−アセトキシ−3−メトキシケ
イヒ酸26.5g及びシクロブラノール33gの代りに
4−アセトキシ−3−エトキシケイヒ酸27.0g(0
,108mol )及びシクロアルテノール25.2g
(0,059mol )を用いて実施例65と同じ操作
法によりシクロアルテノール−4−アセトキシ−3−エ
トキシケイヒ酸エステル32.6gを得た。
収率83%、融点165〜166℃ 比旋光度〔α〕菅 +40.5° (C1,00,CH
Cl3 )元素分析結果 CαaH6zos (分子量658.93として) 計算値(%) : C78,38H,9,48実測値(
%) :078.27 H9,53実施例69 シクロ
アルテノール−3−エトキシ−4−ヒドロキシケイヒ酸
エステルの製法 実施例68の方法で得たシクロアルテノール−4−アセ
トキシ−3−エトキシケイヒ酸30.3g (0,04
6mol )をテトラヒドロフラン300mI!に熔解
し、25%アンモニア水60−を加えて50℃にて攪拌
した。
反応後、溶媒を減圧濃縮し、得た残渣結晶をアセトン−
水で再結晶しシクロアルテノール−3−工トキシ−4−
ヒドロキシケイヒ酸エステル19.7gを得た。
収率69%、融点134〜135°C 比旋光度〔α〕智 +40.8“ (C1,00,Cl
ICl3 )元素分析結果 Ca/H6o04 (分子量616.89として) 計算値(%) :C79,82Fl 9.80実測値(
%) :C79,89H9,73実施例70 シクロブ
ラノール−4−アセトキシ−3,。
エトキシケイヒ酸エステルの製法 シクロブラノール33.1g (0,075mol )
を用いて実施例68と同じ操作法によりシクロブラノー
ル−4−アセトキシ−3−エトキシケイヒ酸エステル4
3.1gを得た。
収率85%、融点153〜154℃ 比旋光度〔α〕智 +37.6° (C1,00,CH
Cl3 )元素分析結果 C<zQHgqos (分子量672.95として) 計算値(%) :C7B、53 H9,59実測値(%
”) :C78,48H9,64実施例71 シクロブ
ラノール−3−エトキシ−4−ヒドロキシケイヒ酸エス
テルの製法 実施例70の方法で得たシクロブラノール−4−アセト
キシ−3−エトキシケイヒ酸30.9g (0,046
mol)を用いた以外は、実施例69と同じ操作法によ
り、シクロブラノール−3−エトキシ−4−ヒドロキシ
ヶイヒ酸エステル22.8gを得た。
収率78%、融点181〜182℃ 比旋光度(cy) %’ +38.0’ (C1,00
,CHCl3)元素分析結果 Cz2Hに04 (分子量630.92として) 計算値(%):C79,95H9,91実測値(%) 
:C79,91H9,98実施例7224−メチレンシ
クロアルタノール−4−アセトキシ−3−エトキシケイ
ヒ酸エステルの製法 実施例68の方法において、24−メチレンシクロアル
タノール33.Ig (0,075mol )を用いて
実施例68と同じ操作法により24−メチレンシクロア
ルタノール−4−アセトキシ−3−エトキシケイヒ酸エ
ステル42.7gを得た。
収率84%、融点184〜185℃ 比旋光度(α) 菅+39.9° (C1,00,Cl
ICl3 )元素分析結果 CぐttHbqos (分子量672.95として) 計算値(%) :C7B、53 H9,59実測値(%
) :C7B、59 H9,52実施例7324−メチ
レンシクロアルタノール−3=エトキシ−4−ヒドロキ
シケイヒ酸エステルの製法 実施例72の方法で得た24−メチレンシクロアルタノ
ール−4−アセトキシ−3−エトキシケイヒ酸エステル
30.9g (0,046mol )を用いた以外は実
施例69と同じ操作法により24−メチレンシクロアル
タノール−3−エトキシ−4−ヒドロキシヶイヒ酸工 
1::ステル23.4gを得た。
収率80%、融点146〜147℃ 比旋光度〔α〕督 +40.1° (C1,OO,Cl
ICl3 )元素分析結果 CqχHbz04 (分子量630.92として) 計算値(%) :C79,95H9,91実測値(%)
:C79,89H9,95実施例74 シクロアルテノ
ール−4−ヒドロキシ−3−n−プロポキシケイヒ酸エ
ステルの製法 実施例6日の方法に準じて得たシクロアルテノール−4
−アセトキシ−3−n−プロポキシケイヒ酸エステル3
1.0g (0,046mol )を用い、実施例69
と同じ操作法によりシクロアルテノール−4−ヒドロキ
シ−3−n−プロポキシケイヒ酸エステル20.5gを
得た。
収率70%、融点144〜145℃ 比旋光度〔α〕智 +40.2° (C1,00,CH
Cl3 )元素分析結果 CtzzHbz04 (分子量630.92として) 計算値(%’) :C79,95H9,91実測値(%
) :C79,99H9,85実施例75 シクロブラ
ノール−4−ヒドロキシ−3−n−プロポキシケイヒ酸
エステルの製法 実施例68の方法に準じて得たシクロブラノール−4−
アセトキシ−3−n−プロボキシケイヒ酸エステル31
.6g (0,046mol )を用い実施例69と同
じ操作法によりシクロブラノール−4−ヒドロキシ−3
−n−プロポキシケイヒ酸エステル22.8gを得た。
収率76%、融点187〜188℃ 比旋光度〔α〕背 +37.4° (C1,00,Cl
ICl3 )元素分析結果 C<13H61t04 (分子量644.94として) 計算値(%) :C80,07H10,00実測値(%
) :C79,92H10,13実施例76 シクロア
ルテノール−3,4−ジメトギシケイヒ酸エステルの製
法 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ3−メI・キシケ
イヒ酸エステルto、og (0,017mol )に
20℃でアセトン200m 、炭酸カリウム10.0g
を加え攪拌したところヘジメチル硫酸2.8m2(5当
量)を加え、50℃で3時間反応させた。反応終了後炭
酸カリウムをろ過により除き減圧濃縮し、得た残渣を塩
化メチレンに熔解し、この溶液を飽和重曹水で洗浄後、
塩化メチレンで抽出乾燥し濃縮乾固した。得られた残渣
を塩化メチレン−メタノールで再結晶することにより3
,4−ジメトキシケイヒ酸エステル9.6gを得た。
収率94%、融点136〜137℃ 比旋光度〔α〕習 +41.7° (C1,03,CH
Cl3 )元素分析結果 CqJ Hbo 04 (分子量616.89として) 計算値(%> :C79,82H9,80実測値(%)
 : C79,90H9,88実施例77 シクロアル
テノール−3−メトキシ−4−プロピオニルオキシケイ
ヒ酸エステル の製法 シクロアルテノール−4−ヒドロキシ−3−メトキシケ
イヒ酸エステル4U、Og (0,066mol )に
ピリジン160−を加え、0℃で攪拌したところへ無水
プロピオン酸80−を滴下し20℃にて1時間反応させ
た。反応液を5℃で2昼夜静置後水250−を加え、析
出している結晶をろ過し、水及びメタノールで洗浄する
ことにより3−メトキシ−4−プロピオニルオキシケイ
ヒ酸エステル42.3gを得た。
収率95%、融点156〜157°C 比旋光度〔α〕背 +40.2° (C1,04,CH
Cl3 )元素分析結果 Cq′3HbzO5 (分子量658.93として) 計算値(%’) : C7B、38 H9,48実測値
(%) : IC78,45H9,42実施例78 シ
クロアルテノール−3,4−ツメ1−キシ安息香酸エス
テルの製法 3.4−ジメトキシ安息香酸11.8[((0,065
11Iol )に0℃でトルエン10−と塩化チオニル
48m(10当量)を加え、次いでピリジン1.0−を
加えた後40°Cで10分間反応させた。反応液を減圧
濃縮後0℃でシクロアルテノール20.0g (0,0
43mol )とピリジン100−を加え、40℃に加
温1時間反応させた。更に反応液を60℃まで加熱し1
時間攪拌復原 )、1圧濃縮し、得た結晶残渣をクロロ
ホルムに溶解し、飽和重曹水で洗浄後、クロロホルムで
抽出、乾燥を行いクロロホルムを減圧留去した。得られ
た濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒 トルエン−塩化メチレン)で精製することによりシ
クロアルテノール−3,4−ジメトキシ安息香酸エステ
ル25.9gを得た。
収率88%、融点147〜147.5°C比旋比変光α
〕菅 +63.8° (C1,00,CHCl3 )元
素分析結果 C3’?Hr’BO4 (分子量590.85として) 計算値(%) : C79,27H9,89実測値(%
) : C79,34H9,82実施例79 シクロブ
ラノール−3,4−ジメトキシケイヒ酸エステルの製法 3.4−ジメトキシ安息香酸 16.53g (0,0
794mol)をトルエン200−に懸濁し、塩化チオ
ニル11.5−(2当量)を加えて100℃で2.5時
間加熱攪拌した。反応後、溶媒を減圧下に濃縮し、残渣
をトルエン100−とピリジン50−に懸濁し、シクロ
ブラノール17.5g (0,0397煽o1)を加え
て、100℃で3時間攪拌した。反応後、減圧下に溶媒
を留去し残渣をクロロホルム3007にて抽出した。ク
ロロホルム層を乾燥後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(i18媒 トルエン)により精
製し、シクロブラノール−3,4−ジメトキシケイヒ酸
エステル22.3gを得た。
収率93%、融点168〜169”C 比旋光度〔α〕菅 +38.5° (C1,00,CI
Cl3 >元素分析結果 C斡Hg204 (分子量630.92として) 計算値(%): C79,95H9,91実測値(%)
:、C80,02H9,84実施例80 シクロブラノ
ール−3,4−ジメトキシ安息香酸エステルの製法 ベラトロール酸15.5g (0,085mol )を
トルエン150meに溶解し塩化チオニル12.4me
(2当量)を加えて100℃にて1.5時間攪拌した。
反応後、減圧下に溶媒を留去し、残渣を再び]・ルエン
10〇−とピリジン50mに熔解し、シクロブラノール
25g (0,057mol )を加えて60℃にて2
時間攪拌した。反応終了後減圧下に溶媒を留去し、残渣
をクロロホルム300Tt!で抽出した。クロロホルム
層を乾燥後、濃縮し残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒 トルエン)により精製し、シクロブラ
ノール−3,4−ジメトキシ安息香酸エステル25.6
gを得た。
収率76%、融点158〜159℃ 比旋光度〔α〕習 +59.2° (CO,89,Cl
ICl3 )元素分析結果 C<to Hbo○4 (分子量604.88として) 計算値(%) : C79,42、H10,00実測値
(%) : C79,34、H10,12実施例81〜
100 上記に示したシクロブラノール有機酸エステル製法の各
実施例においてシクロブラノールの代りに24−メチレ
ンシクロアルタノールの同量を用いた以外は、それぞれ
対応する製法と同じ操作法に従って24−メチレンシク
ロアルタノール有機酸エステルを合成した。これらの化
合物の収率(%)、融点(℃)、比旋光度(〔α〕智(
C1,00゜CHCl3 ) )を表−13に示した。
表−13 特許出願人 天野製薬株式会社 手続補正書(自発) 1、事件の表示 昭和59年特許願第115306号 2、発明の名称 トリテルペンアルコール有機酸エステル及びその製造法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 愛知県名古屋市中区錦−丁目2番7号5、補正に
より増加する発明の数 なし6、補正の対象 7、?ili正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙のとおり訂正します。
(2)明細書第6頁の第18行目及び第19行目;第7
頁の第20行目;第8頁の第11行目及び第15行目;
第15頁の第4行目、第6行目及び第7行目;第40頁
の第4行目;第47頁の第11行目及び第18行目;第
48頁の第20行目;第63頁の第9行目及び第20行
目;第64頁の第2行目のr抗脂血症」を「抗高脂血症
jと訂正します。
(3)明細書第8頁の第9行目の「コレステロール比」
を「コレステロール比又は動脈硬化指数1と訂正します
(4)明細書第9頁の第9行目、第16行目及び第18
行目;第10頁の第10行目及び第15行目の「血漿」
をr血清1と訂正します。
(5)明細書第11頁の第11行目〜第12行目のrフ
ェルラ酸」を「フェルラ酸エステルJと訂正します。
(6)明細書第14頁の第2行目及び第48頁の第3行
目の「有意差5%で1を「有意(p < 0.05)な
1と訂正します。
(7)明細書第14頁の第6行目及び第48頁の第8行
目(Dr有意差5%で1をr有意(P < 0.05)
に1と訂正します。
(8)明細書第35頁、第13行目のr高脂血症jを「
抗高脂血症」と訂正しまず。
(9)明細書第39頁、第8行と第9行との間に次の文
章を挿入します。
’実a例101 (シクロアルテノール−p−ニトロケ
イ皮酸エステル) 実施例102(シクロアルテノール−p〜ルアミノケイ
酸エステル) 実施例104(シクロブラノール−p−アミノう一イ皮
酸エステル) 実施例108(シクロアルテノール−m−アミノケイ皮
酸エステル) 実施例112 (24−メチレンシクロアルタノール−
m−アミノケイ皮酸エステル)」 (10)明細書第39頁の第9行目の「35種」を「4
0種jと訂正します。
(11)明細書第41頁の第4行目の「酵素法」を削除
し IIます。
(12)明細書第42頁の第10行目及び第13行目、
第43頁の第16行目及び第44頁の第9行目の「分光
度Jを「吸光度」と訂正します。
(13)明細書第43頁、第2行目の「酵素性」を削除
します。
(14)明細書第45頁の第5行目のr生成した」を削
除します。
(15)明細書第46頁の第14行目の10点jを「零
点」と訂正します。
(16)明細書第46頁、第15行目の「開裂」を「調
整」と訂正します。
(17)明細書第46頁、第17行目の「分光」を削除
します。
(1日)明細書第48頁の第5行目の「有意のある低下
」をr有意な低下jと訂正します。
(19)明細書第60頁表−12〔注〕の欄のr有意差
P O,05Jをr P < 0.05テ有意」、「有
意差P O,OIJをr P < 0.01で有意」、
C有意差PO,0OIJを’ P < 0.001 テ
有意」にそれぞれ訂正します。
(20)明細書第60頁の末尾と第61頁の第1行目の
間に下記の表−12−1及び表−12−2を挿入しまず
(以下余白) (21)明細書第61頁の第1行目から第63頁の第8
行目のr本発明化合物の抗脂血症効果・・・・相乗的効
果であることは明らかである。jを次の全文に訂正しま
す。
「 本発明化合物の抗高脂血症効果を表−3〜12.1
2−1及び12−2に示した。
高脂血症飼料を投与したコントロール群に対し、この高
脂血症飼料中に本発明化合物を添加することにより、T
Cのみならず血清脂質の多くの成分を改善することは明
らかである。
即ち、TCについては、実施例49の化合物は有意(p
 < 0.001 )な低下を認め、実施例37.62
.71.27.39.8.41.10.58、I3、I
4、工9.43.100.25.51.93、101、
102、104、108及び112の化合物は有意(P
 < 0.01)な低下を認め、実施例29.86.6
0.74.83.32.72.24.50.20.12
.16及び23の化合物は有意(P<0.05)な低下
を認めた。残りの実施例2.82及び47の化合物は有
意な低下は示さなかったが、明らかに低下傾向を示した
HDL−Cについては、実施例8の化合物は有意(P 
< 0.001 )な上昇を認め、実施例37.62.
39の化合物は有意(P<0.01>、実施例71.2
7.83.41.51、101、10B及び112の化
合物は有意(P < 0.05)な上昇を認めた。その
他の残りの化合物の内、実施例86.74.10.12
.47及び49の化合物はほとんど未変化乃至僅少の低
下を示したが、その他の化合物は有意ではないが上昇期
向を示した。
AIについては、すべての化合物について例外なく明ら
かな低下を認めた。
TGについては、実施例49の化合物で有意(P< 0
.01)な低下を認め、実施例101、102、及び1
04の化合物で有意(P < 0.05)な低下を認め
た以外は有意な低下は認められず、未変化乃至僅少の低
下であった。
PLについては、実施例62.71.27.39.8.
41.72.24.50.20.19.43.25.5
1.93.49及び102の化合物にて有意(P < 
0.001 )な低下を認めた。又、実施例29.37
.60.74.83.58.13、14、100及び1
04の化合物にて有意<P<0.01)な低下、実施例
86.32.10.23、101、10B及び112の
化合物は有意(P < 0.05)な低下を認めた。
残りの実施例2.82.12.16及び47の化合物は
有意な低下ではないが、明らかに低下傾向を示した。
LPOについては、実施例10.58.13.14.1
9.43、100.25.51.93、101、102
、104及び112の化合物にて有意(p < 0.0
01 )な低下を認め、実施例50では有意(P < 
0.01) 、実施例29.37.60.62.71.
24.12.16.47.23及び49の化合物は有意
(P < 0.05)な低下を認めた。その他の化合物
については有意な低下ではなかったが、明らかな低下傾
向を認めた。
この様に本発明化合物はHDL=Cが上昇する一方、T
CXA■、PL、LPOについて明らかな低下傾向が認
められた。即ち、遊離のトリテルペンアルコール単独投
与に比較して、抗高脂血症活性が相乗的効果であること
は明らかである。」(22)明細書第63頁、第9行目
の「試薬1を「試験Jと訂正します。
(23)明細書第63頁、第9行目〜第11行目のr本
発明化合物を・・・・ことになる。Jをr本発明化合物
をラット1匹当り高脂血症飼料10.g/口の内1%即
ち、1日当りラット1匹に100■を投与していたこと
になる。」と訂正しまず。
(24)明細書第64頁の第6行目とく以下余白)の間
に次の全文を挿入しまず。
r 本発明に示すトリテルペンアルコール有+4[tエ
ステルは、好ましいトリテルペンアルコール有機酸エス
テルの代表として前記に示したシクロアルテノール、シ
クロブラノール及び24−メチレンシクロアルタノール
有機酸エステルを用いたものであり、それら以外のラノ
ステロール、ラノステノール、アグノステロール、シク
ロザドール(3β−ヒト′ロキシー24−メチレン−9
−19−シクロ−9β−ジノスター23エン)、ジヒド
ロエルゴステロール、シクロアルテノール、シクロユー
カレノール、ニーホール、ブチロスパーモール、チルカ
ロール、ニーホルボール、タマラジエノールなどのトリ
テルペンアルコールの本発明に示す構造の 1:1有機
酸エステルも含み、これらは、抗高脂血症剤として好ま
しい。又トリテルペンアルコールと構造類似のステロー
ル類、例えばジヒドロ−β−シトステロール、ジヒドロ
−γ−シトステロール、カンペステロール、β−シトス
テロール、γ−シトステロール、スチグマステロール、
24−メチレンコレステロール、エビステロール、22
−ジヒドロエルゴステロールなどの本発明に示す構造の
有機酸エステル類も抗高脂血症剤として同じ効果を示す
ことが期待できる。本発明化合物は、単味で用いること
が最も好ましい。又、2種以上の混合物として用いるこ
ともできる。j (25)明細書第112頁の第14行目の「100に熔
解し、」をr 100m1!に熔解し、1と訂正します
(26)明細書第142頁の第8行目の「実施例53の
方法」を「実施例59の方法jと訂正します。
(27)明細書第160頁の表−13の実施例82の「
3,4−ジヒドロ安息香酸」を「3,4−ジヒドロキシ
安息香酸jと訂正します。
(28)明細書第160頁の表−13の実施例88の「
3.4−ジヒドロ安息香酸jを「3,4−ジヒドロキシ
安息香酸」と訂正します。
(29)明細書表−13の末尾と「特許出願人 天野製
薬株式会社」との間に下記に示す実施例101〜112
の全文を挿入します。
「実施例101シクロアルテノール−p−ニトロケイヒ
酸エステルの製法 p−ニトロケイヒ酸73.0g (0,378モル)に
塩化チオニル112−とジメチルホルムアミド1−を加
え60°Cにて2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後ジ
オキサン250−とピリジン250mf!を加え、続い
てシクロアルテノール125g (0,293モル)を
加え60℃にて2時間反応した。反応終了後、溶媒を減
圧留去し得られた残渣をクロロホルムで抽出した。クロ
ロホルム層を、水、続いて飽和重曹水 □で洗浄後、乾
燥、濃縮し、残渣結晶を塩化メチレン−メタノールで再
結晶しシクロアルテノール−p−ニトロケイヒ酸エステ
ル15B、Ogを得た。
収率89.6%、融点199〜200℃比旋光度〔α〕
菅 +43.8° < c t、oo、Ct(C10)
元素分析結果 Cjq HσN04 (分子量601.83として) 計算値(%) : C77,83H9,21N 2.3
3実測値(%) : C77,89H9,16N 2.
28IRI/、K B r (cTn−’) : 29
30.1708.1640.1600.1520.13
45.1205.1175゜P M R(CDC13)
δ: 0.3B (LH; %ABq、4.2Hz )
、0.61 (IH,%へBq、4.2Hz ) 、 
0.52〜2.36 (27H。
m ) 、0.91 (6N、s) 、0.98 (6
)1.s) 、1.61 (3H,s)、1.63 (
3tl、s) 、4.83〜4.90 (IH,m) 
、4.90〜5.31 (11(、m) 1.6.55
 (1)11%ABq、16.21(z) 、7.65
(2)1. ABq、 8.71(z) 、7.67 
(LL %ABq、16.2Hz)、8.24 (21
1,ABq、 8.7Hz) 。
実施例102シクロアルテノール−p−アミノケイヒ酸
エステルの製法 実施例101の方法で得たシクロアルテノール−p−ニ
トロケイヒ酸エステル160.0g (0,266モル
)を酢酸1.5βとジオキサン1.5βに懸濁し、そこ
へ6N塩酸−ジオキサン95−と亜鉛末80gを加え4
0°Cにて3時間攪拌した。反応終了後、亜鉛末をろ別
し、ろ液を減圧濃縮して得られた残渣をクロロホルムで
抽出した。クロロポルム層を水、続いて飽和重曹水で洗
浄し、乾燥後、濃縮し残渣結晶ヲクロロホルムーエタノ
ールで再結晶しシクロアルテノール−p−アミノケイヒ
酸エステル140.0gを得た。
収率92.0%、融点185〜187°C比旋光度〔α
〕智 +42.3° (C1,00、C11C]3 )
元素分析結果 039 Hxq N O2(分子量57
1.85として) 計算値(%) : C81,91H10,05N 2.
45実測値(%) : C81,87H10,03N 
2.53IRν、K B r (cm−’) : 34
50.3350.2920.1695.1620.16
00.1515.1440.1205.1165゜P 
M R(CDC13)δ: 0.38 (11(、’A
 ABq、4.211z )、0.61 (LH,%A
Bq、4.211z ) 、0.72〜2.80 (2
711゜m ) 、0.91 (6H,s) 、0.9
6 (6H,s> 、’1.6[1(31Ls)、1.
68 (3H,s) 、3.92 (2H,bs ) 
、4.48〜4.88(LH,m) 、 4.88〜5
.32 (IILm) 、 6.22 (ill、!4
Alq、 15.8Hz) 、6.63 (21+、 
ABq、 8.411z) 、7.35 (2111゜ 、^Bq、8.4Hz) 、7.56 (LH,%AB
q、15.8Hz) 。
実施例103シクロブラノール−p−ニトロヶイヒ酸エ
ステルの製法 p−ニトロケイヒ酸75g (0,388モル)にジオ
キサン300−1塩化チオニル60艷さらにジメチルホ
ルムアミド1−を加え60℃にて2時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮後ジオキサン300−とピリジン20
01nI!を加え、続いてシクロブラノール130g(
0,295モル)を加え60℃にて2時間反応した。
反応終了後、溶媒を減圧留去し得られた残渣をクロロホ
ルムで抽出した。クロロホルム層を、水、続いて飽和重
曹水で洗浄後、乾燥、濃縮し、残渣をクロロホルム−エ
タノールで再結晶してシクロブラノール−p−ニトロヶ
イヒ酸エステル168.4gを得た。
収率92.7%、融点231〜232°C比旋光度(α
) W、+40.6° (C1,00,eHc13 )
元素分析結果 C90Hr7 N Q 4(分子量61
5.86として) 計算値(%): C7,8,01H9,33N 2.2
7実測値(%) : C78,10119,24N 2
.361Rν、K B r (am−’) : 293
0.171O11635,1600,1520,134
5,1300,1175゜PMR(CDC13) δ 
: 0.36 (III、%ABq、4.’811z 
)、0.61 (IH,%ABq、4.8Hz ) 、
0.68〜2.20 (27+1゜m ) 、0.91
 (6H,s) 、0.97 (611,s) 、1.
62 (911,s)、4.48〜4.92 (IH,
m) 、6.55 (11(、VzABq、15.61
1z)、7.67 (2H,ABq、 8.411z)
 、7.69 (ltl、%ABq。
15.6Hz)、8.22 (2H,ABq、8.4t
lz) 。
実施例104シクロブラノール−p−アミノヶイヒ酸エ
ステルの製法 実施例103の方法で得たシクロブラノール−p−ニト
ロケイヒ酸エステル165.0g (0,268モル)
を酢酸1.51とテトラヒドロフラン27!に懸濁し、
そこへ6N塩酸−ジオキサン125mFと亜鉛末165
gを加え、20℃にて2時間攪拌した。反応終了後、亜
鉛末をろ別し、ろ液を減圧濃縮して得られた残渣をクロ
ロホルムで抽出した。クロロボルム層を水、続いて飽和
重曹水で洗浄し、乾燥後、濃縮し残渣結晶をクロロホル
ム−エタノールで再結晶し、シクロブラノール−p−ア
ミノケイヒ酸エステル119.2gを得た。
収率75.9%、融点206〜207℃比旋光度(α)
 9 +40.ド (C1,00、CHCl3 ”)元
素分析結果 C<co Hd N O2(分子量585
.87として) 計算値(%) : C’82.00 H10,15N 
2.39実測値(%) : C81,92H10,14
N 2.43■Rν、K B r (cm−’) : 
3450.3350.2930.1690.1620.
1595.1515.1440.1300.1270.
1170゜ PMR(CDC13) δ: 0.35 (LH,V2
ABq、4.8■2)、0.59 (lL %ABq、
4.8)1z ) 、0.68〜2.36 (27Lm
 ) 、0.90 (611,s) 、0.96 (6
H,s) 、1.62 (9H,s)、3.76〜4.
08 (2■、m) 、4.44〜4.87 (18,
m)、6.22 (IIL %ABq、15.6Hz)
 、6.62 (2H,ABq、 8.4)1z) 、
7.34 (2H,^Bq+ 8.4)1z) 、7.
57 (LH,%ABq、 15.611z) 。
実施例10524−メチレンシクロアルタノール−p−
ニトロケイヒ酸エステルの製法 原料として24−メチレンシクロアルタノール130g
 (0,295モル)を用いた以外は、実施例103と
同じ操作法により24−メチレンシクロアルタノール−
p−ニトロケイヒ酸エステル164.8gを得た。
収率90.7%、融点223〜224℃ ゛比旋光度〔
α〕習 +43.1’ (C1,00、ClICl3 
)元素分析結果 Ctto Hm N O4(分子量6
15.86として) 計算値(%): C7B、01 H9,33N 2.2
7実測値(%) : C78,08H9,25N 2.
34実施例10624−メチレンシクロアルタノール−
p−アミノケイヒ酸エステルの製法 原料として実施例105の方法で得た24−メチレンシ
クロアルタノール− テル163.’ 5g ( 0.265モル)を用いた
以外は、実施例104と同じ操作法により24−メチレ
ンシフに2アルタノール−p−アミノケイヒ酸エステル
118.3gを得た。
収率76、2%、融点201〜202℃比旋光度〔α〕
習 +42.0° ( C 1.00、ClICl3)
 )。
元素分析結果 CすHr2N 0 2 (分子量585.87として) 計算値(%) : C 82.00 H 10.15 
N 2.39実測値(%): C 81.95 H 1
0.19 N 2.42実施例107シクロアルテノー
ルーm−ニトロケイヒ酸エステルの製法 原料の有機酸としてm−ニトロケイヒ酸73’.Og(
0.378モル)を用いた以外は、実施例101と同じ
操作法によりシクロアルテノール−m−ニトロケイヒ酸
エステル156.8gを得た。
収率8B.9%、融点181〜182℃比旋光度〔α〕
習 +42.4° ( C 1.00, CHCI3 
)元素分析結果 C.?9HバNO4 (分子量601.83として) 計算値(%”) : C 77、83 H 9.21 
N 2.33実測値(%): C 77、76 H 9
.26 N 2.39実施例108シクロアルテノール
−m−アミノケイヒ酸エステルの製法 原料として実施例107の方法で得たシクロアルテノー
ル−m−ニトロケイヒ酸エステル160.0g(0.2
66モル)を用いた以外は、実施例102と同じ操作法
によりシクロアルテノール−m−アミノケイヒ酸エステ
ル135.8gを得た。
収率89.2%、融点189〜190℃比旋光度〔α〕
菅 +43.1° ( C 1.00、ClICl3 
)元素分析結果 Cl9 H,t7 N O 2(分子
量571.85とし°ζ) 計算値(%) : C 81.91 H 10.05 
N 2.45実測値(%): C 81.87 H 1
0.08 N 2.53実施例109シクロブラノール
−m−二1ーロケイヒ酸エステルの製法 原料の有機酸としてTn−ニトロケイヒ酸751(0.
388モル)を用いた以外は、実施例103と同じ操作
法によりシクロブラノール−m−二トロケイヒ酸エステ
ル167、6gを得た。
収率92.2%、融点204〜205℃比旋光度〔α〕
習 +40.5° (C1.00、CHCI:l )元
素分析結果 CQoHηNO4 (分子量615.86として) 計算値(%’) : C 78.0L H 9.33 
N 2.27実測値(%”) : C77,95H9,
38N 2.32実施例110シクロブラノール−m−
アミノケイヒ酸エステルの製法 原料として実施例109の製法で得たシクロブラノール
−m−ニトロケイヒ酸エステル163.2g(0,26
5モル)を用いた以外は、実施例104と同じ操作法に
よりシクロブラノール−m−アミノケイヒ酸エステル1
17.4gを得た。
収率75.6%、融点211〜212℃比旋光度〔α〕
菅 +41.2° (C1,0O1CHC13)元素分
析結果 Cぐ。Hr7NO2 (分子量585.87として) 計算値(%) : C82,00H10,15N 2.
39実測値(%’) : C82,07H10,08N
 2.43実施例11124−メチレンシクロアルクノ
ール−m−ニトロケイヒ酸エステルの製法 m−ニトロケイヒ酸75g (0,388モル)及び2
4−メチレンシクロアルタノール130g (0,29
5モル)を用いた以外は、実施例103と同じ操作法に
より24−メチレンシクロアルタノール−m−二トロケ
イヒ酸エステル167.2gを得た。
収率92.0%、融点193〜194℃比旋光度〔α〕
菅 +42.3° (C1,00、ClICl3 )元
素分析結果 Cqo Hr7 N O4(分子量615
.86として) 計算値(%) : C78,01H9,33N 2.2
7実測値(%) : C7B、05 H9,27N 2
.34実施例11224−メチレンシクロアルタノール
−m−アミノケイヒ酸エステルの製法 実施例111の製法で得た24−メチレンシクロアルタ
ノール−m−ニトロケイヒ酸エステル160.4g (
0,260モル)を用いた以外は、実施例104と同じ
操作法により24−メチレンシクロアルタノール−m−
アミノケイヒ酸エステル114.8gを得た。
収率75.3%、融点197〜198℃比旋光度〔α〕
菅 +42.7° (C1,00、CICl3’ )元
素分析結果 CすHr2N O2 (分子量585.87として) 計算値(%) : C82,00H10,15N 2.
39実測値(%) : C81,93H10,22N 
2.44 J2、特許請求の範囲 1、トリテルペンアルコール有機酸エステル(ただし、
フェルラ酸、飽和の一塩基及び二基基の脂肪酸のエステ
ルを除く。)。
2、トリテルペンアルコールがシクロアルテノール、2
4−メチレンシクロアルタノール、シフロブ第1項記載
の有機酸エステル。
3、有機酸がアミノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、炭素
数1〜4のアルコキシ基、炭素数2〜5のアシルアミノ
基又は炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の一置換基
をベンゼン核に結有するケイ皮酸又は安息香酸である特
許請求の範囲第1項又は第2項記載の有機酸エステル。
4、有機酸がヒドロキシ基と炭素数1〜4のアルコキシ
基、ヒドロキシ基と炭素数2〜5のアルキルカルボキシ
基、炭素数1〜4のアルコキシ基と炭素数2〜5のアル
キルカルボキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基の2個
、炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の2個又はヒド
ロキシ基の2111.!の各2置換基をベンゼン核に結
有するゲイ皮酸又は安息香酸である特許請求の範囲第1
項又は第2項記載の有機酸エステル。
5、有機酸がニコチン酸又はリノール酸である特許請求
の範囲第1項又は第2項記載の有機酸エステル。
6、シクロアルテノール又41シクロブラノールの0−
アセトキシケイ皮酸;0−ヒドロキシケイ皮酸;p−ア
セトキシケイ皮酸;p−ヒトロキシゲキシ安息香酸;m
−,o−又はp−ヒドロキシ安息香酸;m−、o−又は
p−メトキシ安息香酸;m−、o−又はp−ニトロ安息
香酸;rn−、o−又はp−アミノ安息香酸又はp−ア
セタミド安息香酸のエステルである特許請求の範囲第3
項記載の有機酸エステル。
7、シクロアルテノール又はシクロブラノールの3.4
−ジアセトキシケイ皮酸;3,4−ジヒドロキシケイ皮
酸; 3.4−ジプロピオニルオキシケイ皮酸;3゜4
−ジメトキシケイ皮酸;4−アセトキシ−3−メトキシ
ケイ皮酸;4−アセトキシ−3−エトキシケイ皮酸;3
−エトキシ−4−ヒドロキシケイ皮酸;4−ヒドロキシ
−3=n−プロポキシケイ皮酸;3−メトキシ−4−プ
ロピオニルオキシケイ皮酸;3,4−ジアセトキシ安息
香酸;3,4−ジヒドロキシ安息香酸;3,4−ジメト
キシ安息香酸;4−アセトキシ−3−メトキシ安息香酸
;4−ヒドロキシ−3−メトキシ安息香酸;4−アセト
キシ−3−工l・キシ安息香酸又は3−エトキシ−4−
ヒドロキシ安息香酸のエステルである特許請求の範囲第
4項記載の有機酸エステル。
8.24−メチレンシクロアルタノールのp−アセトキ
シケイ皮酸;p−ヒドロキシケイ皮酸;m−又はp−ニ
トロケイ皮酸;m−又はp−アミノケイ皮酸;m−、o
−又はp−ヒドロキシ安息香酸;m−、o−又はp−ニ
トロ安息香酸im−,0−又はp−アミノ安息香酸又は
m−アセトキシ安息香酸のエステルである特許請求の範
囲第3項記載の有機酸エステル。
9.24−メチレンシクロアルタノールの4−アセトキ
シ−3−メトキシケイ皮酸;4−アセl−キシ−3−エ
トキシケイ皮酸;3−エトキシ−4−ヒドロキシケイ皮
酸;3,4−ジアセトキシケイ皮酸;3.4−ジヒドロ
キシケイ皮酸;4−アセトキシ−3−メトキシ安息香酸
;4−ヒドロキシ−3−メト;3,4−ジアセトキシ安
息香酸又は3.4−ジヒドロキシ安息香酸のエステルで
ある特許請求の範囲第4項記載の有機酸エステル。
10、)’Jテルペンアルコールと有機酸の酸ハロ/J
’ナイドを反応させることを特徴とするトリテルペンア
ルコール有機酸エステルの製造法(ただし、)1″う酸
・飽和0−塩基及1′″″塩基0月1方酸j: l。
ステルを除く。)。
11、トリテルペンアルコールがシクロアルテノール、
24−メチレンシクロアルタノール、シフロブ第10項
記載の有機酸エステルの製造法。
12、有機酸の酸ハロゲナイドがニトロ基、炭素数2〜
5のアシルアミノ基、炭素数1〜4のアルコキシ基又は
炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の一置換基をベン
ゼン核に結有するケイ皮酸又は安息香酸の酸ハロゲナイ
ドである特許請求の範囲第10項又は第11項記載の有
機酸エステルの製造法。
13、有機酸の酸ハロゲナイドが炭素1〜4のアルコキ
シ基及び/又は炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の
2置換基をベンゼン核に結有するケイ皮酸又は安息香酸
の酸ハロゲナイドである特許請求の範囲第10項又は第
11項記載の有機酸エステルの製造法。
14、有機酸の酸ハロゲナイドがニコチン酸又はリノー
ル酸の酸ハロゲナイドである特許請求の範囲第10項又
は第11項記載の有機酸エステルの製造法。
15、炭素数2〜5のアシルアミノ基又は炭素数2〜5
のアルキルカルボキシ基の一置換基;炭素数1〜4のア
ルコキシ基と炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の2
置換基;又は炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の2
置換基をベンゼン核に結有するケイ皮酸又は安息香酸の
トリテルペンアルコールエステルより脱アシル化するこ
とを特徴とするヒドロキシ基又はアミノ基の一置換基;
炭素数1〜4のアルコキシ基とヒドロキシ基の2置換基
;又はヒドロキシ基の2置換基をベンゼン核に結有する
ケイ皮酸又は安息香酸のトリテルペンアルコールエステ
ルの製造法。
16、ニトロ基1個をベンゼン核に結有するケイ皮酸又
は安息香酸のトリテルペンアルコールエステルを金属と
酸で還元することを特徴とする特許基1個をベンゼン核
に結合するケイ皮酸又は安息香酸のトリテルペンアルコ
ールエステルの製造法。
17、トリテルペンアルコールがシクロアルテノール、
24−メチレンシクロアルタノール、シフロブ第15項
又は第16項記載の製造法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トリテルペンアルコール有機酸エステル(ただし、
    フェルラ酸、飽和の一塩基及び一塩基の脂肪酸のエステ
    ルを除く。)。 2、トリテルペンアルコールがシクロアルテノール、2
    4−メチレンシクロアルタノール又はシクロブラノール
    である特許請求の範囲第1項記載の有機酸エステル。 3、有機酸がアミン基、ニトロ基、ヒドロキシ基、炭素
    数1〜4のアルコキシ基、炭素数2〜5のアシルアミノ
    基又は炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の一置換基
    をベンゼン核に結有するケイ皮酸又は安息香酸である特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の有機酸エステル。 4、有機酸がヒドロキシ基と炭素数1〜4のアルコキシ
    基、ヒドロキシ基と炭素数2〜5のアルキルカルボキシ
    基、炭素数1〜4のアルコキシ基と炭素数2〜5のアル
    キルカルボキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基の2個
    、炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の2個又はヒド
    ロキシ基の2個の各2置換基をベンゼン核に結有するケ
    イ皮酸又は安息香酸である特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の有機酸エステル。 5、有機酸がニコチン酸又はリノール酸である特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の有機酸エステル。 6、シクロアルテノール又はシクロブラノールの0−ア
    セトキシケイ皮酸;O−ヒドロキシケイ皮酸;p−アセ
    トキシケイ皮酸;p−ヒドロキシケイ皮酸;m−、o−
    又はp−アセトキシ安息香酸;m−、o−又はp−ヒド
    ロキシ安息香酸;m−1〇−又はp−メトキシ安息香酸
    ;m−、o−又はp−ニトロ安息香酸;m−、o−又は
    p−アミノ安息香酸又はp−アセタミド安息香酸のエス
    テルである特許請求の範囲第3項記載の有機酸エステル
    。 7、シクロアルテノール又はシクロブラノールの3,4
    −ジアセトキシケイ皮酸;3,4−ジヒドロキシケイ皮
    酸;3,4−ジプロビオニルオキシケイ皮酸;3゜4−
    ジメトキシケイ皮酸;4−アセトキシ−3−メトキシケ
    イ皮酸;4−アセトキシ−3−エトキシケイ皮酸;3−
    エトキシ−4−ヒドロキシケイ皮酸;4−ヒドロキシ−
    3−n−プロポキシケイ皮酸;3−メトキシ−4−プロ
    ピオニルオキシケイ皮酸;3,4−ジアセトキシ安息香
    酸;3,4−ジヒドロキシ安息香酸;3,4−ジメトキ
    シ安息香酸;4−アセトキシ−3−メトキシ安息香酸;
    4−ヒドロキシ−3−メトキシ安息香酸;4−アセトキ
    シ−3−エトキシ安息香酸又は3−エトキシ−4−ヒド
    ロキシ安息香酸のエステルである特許請求の範囲第4項
    記載の有機酸エステル。 8.24−メチレンシクロアルタノールのp−アセトキ
    シケイ皮酸;p−ヒドロキシケイ皮酸;m−1〇−又は
    p−ヒドロキシ安息香酸;m−、o−又はp−ニトロ安
    息香酸;m−、o−又はp−アミノ安息香酸又はm−ア
    セトキシ安息香酸のエステルである特許請求の範囲第3
    項記載の有機酸エステル。 9.24−メチレンシクロアルタノールの4−アセトキ
    シ−3−メトキシケイ皮酸;4−アセトキシ−3−エト
    キシケイ皮酸;3−エトキシ−4−ヒドロキシケイ皮酸
    ;3,4−ジアセトキシケイ皮酸;3.4−ジヒドロキ
    シケイ皮酸;4−アセトキシ−3−メトキシ安息香酸;
    4−ヒドロキシ−3−メトキシ安息香酸;3,4−ジア
    セトキシ安息香酸又は3゜4−ジヒドロキシ安息香酸の
    エステルである特許請求の範囲第4項記載の有機酸エス
    テル。 10、トリテルペンアルコールと有機酸の酸ハロゲナイ
    ドを反応させることを特徴とするトリテルペンアルコー
    ル有機酸エステルの製造法(ただし、フェルラ酸、飽和
    の一塩基及び一塩基の脂肪酸エステルを除く。)。 11、トリテルペンアルコールがシクロアルテノール、
    24−メチレンシクロアルタノール又はシフ1゛1ブラ
    ノールである特許請求の範囲第10項記載の有機酸エス
    テルの製造法。 1 12、有機酸の酸ハロゲナイドがニトロ基、炭素数2〜
    5のアシルアミノ基、炭素数1〜4のアルコキシ基又は
    炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の一置換基をベン
    ゼン核に結有するケイ皮酸又は安息香酸の酸ハロゲナイ
    ドである特許請求の範囲第10項又は第11項記載の有
    機酸エステルの製造法。 13、有機酸の酸ハロゲナイドが炭素1〜4のアルコキ
    シ基及び/又は炭素数2〜5のアルキルカルボキレ基の
    2置換基をベンゼン核に結有するケイ皮酸又は安息香酸
    の酸ハロゲナイドである特許請求の範囲第10項又は第
    11項記載の有機酸エステルの製造法。 14、有機酸の酸ハロゲナイドがニコチン酸又はリノー
    ル酸の酸ハロゲナイドである特許請求の範囲第10項又
    は第11項記載の有機酸エステルの製造法。 15、炭素数2〜5のアシルアミノ基又は炭素数2〜5
    ゛のアルキルカルボキシ基の一置換基;炭素数1〜4の
    アルコキシ基と炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の
    2置績基;又は炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基の
    2置換基をベンゼン核に結有するケイ皮酸又は安息香酸
    のトリテルペンアルコールエステルより脱アシル化する
    ことを特徴とするヒドロキシ基又はアミノ基の一置換基
    ;炭素数1〜4のアルコキシ基とヒドロキシ基の2置換
    基;又はヒドロキシ基の2置換基をベンゼン核に結有す
    るケイ皮酸又は安息香酸のトリテルペンアルコールエス
    テルの製造法。 16、ニトロ基1個をベンゼン核に結有するケイ皮酸又
    は安息香酸のトリテルペンアルコールエステルを金属と
    酸で還元することを特徴とするアミノ基1個をベンゼン
    核に結有するケイ皮酸又は安息香酸のトリテルペンアル
    コールエステルの製造法。 17、トリテルペンアルコールがシクロアルテノール、
    24−メチレンシクロアルタノール又はシクロブラノー
    ルである特許請求の範囲第15項又は第16項記載の製
    造法。
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