JPS6024761Y2 - 地下構造物用蓋 - Google Patents

地下構造物用蓋

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JPS6024761Y2
JPS6024761Y2 JP13404482U JP13404482U JPS6024761Y2 JP S6024761 Y2 JPS6024761 Y2 JP S6024761Y2 JP 13404482 U JP13404482 U JP 13404482U JP 13404482 U JP13404482 U JP 13404482U JP S6024761 Y2 JPS6024761 Y2 JP S6024761Y2
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JP
Japan
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lid
crowbar
opening
protrusion
notch
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Application number
JP13404482U
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English (en)
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JPS5938567U (ja
Inventor
定司 浦上
Original Assignee
日之出水道機器株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は開蓋用のバールを一体的に組込んだ地下構造物
用蓋に関する。
ここに云う「地下構造物用蓋」とは上下水道用等の地下
埋設物および地下構造施設と地上を通ずる開口部を閉塞
するための役目を果す鉄蓋、取付蓋、マンホール鉄蓋及
び地下施設機器、配線等の保護的役目と開閉役目を果す
鉄蓋、取付蓋類、さらに道路下の埋設導管及びその附属
機器と地上とを結ぶ開閉用蓋としての役目を果す消化栓
蓋、制水弁蓋、仕切弁蓋、空気弁蓋、ガス管用蓋、量水
器蓋等類を総称する。
従来、地下構造物用蓋として多用されているものとして
道路等に設置されるマンホール蓋の保守点検などの場合
には、蓋体を開く必要があるが、一般に蓋体重量が大で
あるために長尺のバールを梃子の原理を利用して開蓋し
ている。
即ち、蓋体の外周にバール穴を切欠させ、このバール穴
に専用若しくは汎用のバールを押し込み、蓋体を載置し
ている受枠の上端内縁を支点とするようにして蓋体を反
転または回動させて開蓋させるのである。
しかし、このような開蓋作業においては、マンホール設
置位置までバールを携帯する必要があり、その重量も重
いために複数個所での作業の場合に難がある。
特に、消火栓蓋等において、緊急時に開蓋用のバール若
しくはその代用となるべき物が見当らないと開蓋できず
、消火栓を利用することができなくなり、災害を大きく
してしまうという問題もある。
以上のような欠点はマンホール等の地下構造物用蓋自体
に開蓋用の器具、即ちバールが附属していないために生
じているものであり、本考案はこの問題を解消しようと
するものである。
本考案は、地下構造物用蓋に開蓋用のバールを昇降及び
傾倒自在に組み込むことにより、外部より別体のバール
を挿入することなく簡単に、かつ緊急時においても即時
に開蓋可能な地下構造物用蓋を提供することを目的とし
、蓋体と同蓋体を嵌合載置する受枠とからなる地下構造
物用蓋おいて、上記蓋体外周の少くとも1個所に切欠部
を設け、同切欠部内を挿通自在かつ傾倒自在な棒状体よ
りなる開蓋用バールを着脱自在に取付けたことを特徴と
する。
以下、添付図面に示す実施例に基いて説明する。
第1図に開蓋用バール1(以下「バール1」と称す。
)の全体斜視図が示されており、同バールは長尺の棒状
体よりなり、上端に扁平の頭部2を有し、下端にはT字
状の係合部3を形成している。
頭部2から下方に伸延する伸延部4の両側壁には全長に
及んで所要深さの溝5が凹設してあり、同溝部5の下端
から所要角度傾斜して係合部3と連絡する傾斜部6が形
成される。
また伸延部4の下端であって係合部3方向への屈曲部に
は後述する受枠の内周端面に係合する段部7を同伸延部
の幅方向に形成している。
そして、バール1の取付けを容易にするために、傾斜部
6の幅方向厚は伸延部4の両溝5,5間厚さと略同等若
しくは保合部3方向へ向けてそれより縮小するように形
成しておき、伸延部4幅より小さくしておく。
第2図にマンホール蓋の平面図が示されており、8は蓋
体、9は同蓋体を嵌合載置する受枠である。
蓋体8には同第2図と第3図に示すように外周の一部が
切欠されており、蓋体上面8aに半径方向に切欠される
部分と、受枠9との嵌合面8bの縦方向全長に切欠され
る部分とにより切欠部Nを構成する。
この切欠部N内において、蓋体上面8aの切欠壁8cの
対向する位置に突部10が二面に設けられる。
この突部10の形状は前記バール1の溝5が案内される
ことのできる程度にその突出量等を形成しておく。
また第4図には第2図のI−I線矢視図が示されており
、同図において蓋体8の切欠壁8cの下面側にはバール
1の係合部3が係合できるような保合溝8dが設けられ
、一点鎖線で示すバール1はその係合部3が上記係合溝
8dと、段部7が受枠9の上端開口縁9aとに同時に係
合することができる。
また同第4図で明らかなように突部10の形状は所要の
曲率を有する楕円形をなしており、バール1を後述する
手順で蓋体8にセットして、同バール1の頭部2下面を
この突部10に係止させると、頭部2下面は突部10の
曲面上に載置される。
従って頭部2の蓋体8半径方向の一端を押動ずればバー
ル1は突部10を支点として円滑に揺動可能となり、頭
部2が蓋体上面8aより突出するように浮き上がって、
バール1を蓋体8から取出す操作が簡単となる。
次にバール1の蓋体8への装着方法を第5図により示す
まず、第5図aのようにバール1を蓋体8の下方に位置
させ、同バールの最細部である傾斜部6が切欠部Nを嵌
合面8bの切欠部側から蓋体上面8a側への切欠部を通
過するように移動させる。
この移動によりバール1の段部7が蓋体上面8aより上
方に位置するように倒立させ(第5図b)、この後、バ
ール1を下方に押しやれば溝5が突部10をガイドとす
るように下降し、第5図Cのように突部10により頭部
2の下面が係止されて停止し、装着を完了する。
この時頭部2の上面は蓋体上面8aより微量下側にある
ようにすることにより、車輌等が通過してもバール1に
力が負荷されないので、同バール及び突部10が損傷す
ることがない。
バール1の除去は以上の逆操作により同様に簡単に行う
ことができる。
第6図、第7図は各々第5図Cの■−■線による矢視図
、及び■−■線断面図であり、頭部2の形状は蓋体上面
8aの切欠部分と略同形状若しくは若干小さく形成して
おく。
以上のようにしてバール1を装着した蓋体8を受枠9上
に嵌合載置すれば通常時のマンホール蓋構造をなすもの
である。
上記構成のマンホール蓋(地下構造物用蓋)の開蓋作業
要領を第8図から第10図を参照して説明する。
まず、第8図において蓋体8に吊支状態に装着されてい
るバール1を上方に引き上げるが、第9図aに示すよう
にバール1の頭部2の一側を下方に押せば、前述のよう
に突部10は楕円状であって曲面を形成しているので、
頭部2の下面が突部10の曲面を滑べるように傾動でき
、押圧側と反対の部位が浮き上がるようになる。
従って、頭部2の一部が蓋体上面8aから突出するので
、この突出部分を指先等でもち上げることができ、この
状態から第8図の一点鎖線で示すようにパール1全体を
上昇させる。
また突部10の形状は楕円状に限らず円滑な円弧面を上
側に形成するものであればよく、例えば第9図すに示す
ような円弧状をなしても同様の効果をもたらすことがで
きる。
次イでバール1の上昇によってその傾斜部6が切欠部N
に到達すると同傾斜部の厚さは同突部10間距離より小
であるので、同突部10に係合されることなく第8図に
おいて上昇したバール1を反時計方向に回動させること
ができ、同バールの係合部3が蓋体8下面の係合R8d
と係合する。
また保合部3と段部7間の距離を適当になすことにより
、上記係合とともに段部7が受枠9の上端開口縁9aに
係合することができる。
ノ この状態から第10図に示すようにバール1を反時計方
向に更に押動ずれば、バール1の段部7と受枠9の上端
開口縁9aとの係合点が支点となってバール1の係合部
3が係合溝8dを介して蓋体8を開蓋することができる
ものである。
第11図にバールの第2実施例が示されており、頭部2
′は別体に形成され、この頭部2′をビス20により伸
延部4′上端に固着するように構成したものである。
同第11図において伸延部4′の上端面にはビス20が
螺合する螺孔21が、及び頭部2′にはビス挿通孔22
が穿設されている。
伸延部4′の両側面に凹設される溝5′は傾斜部6′を
経て係合部3′に至るまで本例の場合形成される。
このバール1′を蓋体8に装着するには、蓋体8の下面
側に同バール1′を位置させ、溝5′が同突部10に案
内されるようにして、蓋体8の下面側から上面側に移動
させる。
そして伸延部4′上端面が蓋体8の上面より突出した時
点で頭部2′をビス20により連結すれば、前述の実施
例と同様に同頭部2′下面が突部10に係止されバール
1′は蓋体8から脱落することなく装着され、かつ上下
に昇降自在となる。
この第2実施例のバール1′による開蓋作業は前述と同
様にその段部7′を受枠9の上端開口縁9aに係合させ
、かつ保合部3′を突部10の垂下付近に係合させて伸
延部4′を所要方向へ押動することにより行うことがで
きる。
第12図と第13図にバールの第3実施例が示されてお
り、本実施例では傾斜部6″の伸延端に開口30をその
幅員方向に貫設し、同開口30を挿通するとともに両端
より所要量突出して第1、第2実施例の場合と同様にT
字状の係合部を形成できるようにボルト31をナツト3
2にて固着したものである。
本例の場合、バール1″を蓋体8に装着するには、まず
ボルト31を取除いた状態で蓋体8の上面側から傾斜部
6″の尖端を切欠部N内にもたらし突部10をバール1
″の全長に設けられる溝5“とによって案内されつつ頭
部2“が突部10に係止されるまで移動させる。
次にボルト31を開口30内に挿通させ、ナツト32に
より固定すれば装着が完了する。
また本例の場合における開蓋操作は上記第2実施例と全
く同様である。
第2、第3実施例によれば、開蓋後もバールが突部10
より離脱せず、閉蓋時もバールの操作により蓋体8の移
動が可能で、また、切欠部Nにバールを収納する際も、
バールの溝と突部10とを一致させる動作が不要となる
以上のように本考案に係る地下構造物用蓋はその構成に
より下記の効果を奏する。
(1)M伸開蓋用のバールを一体的に組込んでいるので
、外部から開蓋用器具を持ち込む必要がないとともに、
緊急時においても即時に開蓋作業が容易に行える。
(2) 開蓋用器具を持ち歩いて地下構造物内の保守
点検作業を行う必要がないので、同作業の軽労化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はバールの斜視図、第2図はマンホール蓋の平面
図、第3図は蓋体の切欠部の斜視図、第4図は第2図の
I−I線矢視図、第5図はバールの蓋体への装着方法を
示す説明図、第6図は第5図Cの■−■線矢視図、第7
図は同第5図Cの■−I線による断面図、第8図はバー
ルを蓋体に装着した状態の断面図、第9図はバールの取
出し方法を示す説明図、第10図は開蓋時を示す断面図
、第11図はバールの第2実施例を示す分解斜視図、第
12図は同第3実施例を示す斜視図、第13図は同第3
実施例の係合部を示す断面図である。 1・・・・・・開蓋用バール、8・・・・・・蓋体、9
・・・・・・受枠、N・・・・・・・・・切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋体と、同蓋体を嵌合載置する受枠とからなる地下構造
    物用蓋において、上記蓋体外周の少くとも1個所に切欠
    部を設け、同切欠部内を挿通自在かつ傾倒自在な棒状体
    よりなる開蓋用バールを着脱自在に取付けたことを特徴
    とする地下構造物用蓋。
JP13404482U 1982-09-02 1982-09-02 地下構造物用蓋 Expired JPS6024761Y2 (ja)

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JP13404482U JPS6024761Y2 (ja) 1982-09-02 1982-09-02 地下構造物用蓋

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JP13404482U JPS6024761Y2 (ja) 1982-09-02 1982-09-02 地下構造物用蓋

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JPS5938567U JPS5938567U (ja) 1984-03-12
JPS6024761Y2 true JPS6024761Y2 (ja) 1985-07-24

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