JPS6032220Y2 - 地下構造物用蓋の蝶番揺動防止構造 - Google Patents

地下構造物用蓋の蝶番揺動防止構造

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JPS6032220Y2
JPS6032220Y2 JP3502082U JP3502082U JPS6032220Y2 JP S6032220 Y2 JPS6032220 Y2 JP S6032220Y2 JP 3502082 U JP3502082 U JP 3502082U JP 3502082 U JP3502082 U JP 3502082U JP S6032220 Y2 JPS6032220 Y2 JP S6032220Y2
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JP3502082U
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Inventor
隆一 成冨
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日之出水道機器株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は地下構造物用蓋に設けられる蝶番金物の揺動防
止構造に関する。
ここに云う1地下構造物用蓋ヨと上下水道用等の地下埋
設物及び地下構造施設と地上を通ずる開口部を開閉する
ための役目を果す大型鉄蓋、取付蓋、マンホール鉄蓋及
び地下施設機器、配線等の保護的役目と開閉役目を果す
鉄蓋、取付蓋類、更に道路下の埋設導管及びその付属機
器と地上とを結ぶ開閉用扉としての役目を果す消火栓蓋
、制水弁蓋、仕切弁蓋、空気弁蓋、ガス管用蓋、量水器
蓋等類を総称する。
従来、地下構造物用蓋の蝶番構造としては各種形態のも
のがあり、第6図に示すように蓋本体51の一周縁部下
面に蝶番金物52を有しており、この蝶番金物52は蓋
本体51の裏面の平行案内板リブ53に設けられた枢支
路54内に枢支されて、蓋開放に際しては蝶番金物52
を回動支保として蓋本体51が反転自在(垂直方向)或
いは旋回自在となる構成となしている。
しかしこのような蝶番金物52をただ単に枢支路54内
に枢支させる取付は構造では、通常時において蝶番金物
52は外的に固定されているものではなくその枢軸55
を中心として枢支路54内で回動し、従って蝶番金物5
2が揺動する。
集中豪雨や雪どけ時管路内急速水流によって汚水が急上
昇するために下方からの乱流揚圧を受けた蓋本体51が
上方へ押上げられようとする時に、蝶番金物52も揺動
して浮き上がり開蓋状態となって、蓋が飛び上ってしは
うことがある。
これを防止するために従来の蝶番金物52には図中のよ
うに受枠56の係合突起物57に係合して開蓋を起さな
いように蝶番金物52にも突起部58を形成しているも
のがある。
然しながら突起部58を設けていても上記のようなマン
ホール内下部からの乱流揚圧水により蝶番金物52が複
雑な揺動運動を起すため蝶番金物52の突起部58が受
枠56の係合突起物57との係合が外れ、蓋本体51が
飛出して開蓋してしまうという欠点が依然として残って
いた。
上記のような問題に対処するために、本出願人は実開昭
57−202444号に示すような蝶番揺動防止構造を
考案したが、本考案は同蝶番揺動防止構造における揺動
防止装置を例えばプラスチック等の合成樹脂や耐腐食性
金属(ステンレス材等)などの耐腐食性材料を素材とし
て一体成形すると共に、後述するような特殊な構造を有
せしめることにより、蝶番金物の揺動を完全に防止し同
時に蝶番金物と対向反対位置には所要の錠止装置を設け
ることによって蓋本体が受枠より飛出て開蓋状態になる
ことを防ぐとともに、揺動防止装置の錆付きを防止でき
、しかも蓋本体に対する取付は固定が容易な蝶番金物の
揺動防止構造を提供することを目的とするものである。
本考案は、受枠1に支持される蓋本体2の一周縁部下面
に所要平行間隔にて二蝶番金物支持用平行案内板リブ3
を取付け、各平行案内板リブ3に傾斜案内路4aと水平
枢支路4bとよりなり傾斜案内路下方端が開口したL型
切欠溝4を穿設し、各り型切欠溝4の水平枢支路4b内
に、頭部5aの両側にそれぞれ枢支ピン5bを一体的に
成形してなる蝶番金物5の上記各枢支ピン5bを傾斜案
内路4aを通してそれぞれ着脱自在に嵌合させて枢支し
、さらに蓋本体2の下面に、少なくともその一部が蝶番
金物5の頭部5aの表面に接触し、押圧して蝶番金物5
の旋回揺動および水平揺動を防止する揺動防止装置6を
取付は固定して成る地下構造物用蓋の蝶番揺動防止構造
において、上記揺動防止装置6が耐食性材料により一体
的に形成されて、L型切欠溝4の内側側壁に密着する取
付部6aと、中央にボルト挿通開口6eおよびこのボル
ト挿通開口6eと同軸的に凹設されてボルトBの頭部に
係合しボルトBの回転を阻止するまわり止め部6fを有
するボルト挿通部6bと、蝶番金物5の頭部5aに係合
して頭部5aを押圧する保合部6cとを備えており、上
記ボルト挿通部6bのボルト挿通開口6eに挿通されて
その頭部がまわり止め部6fに嵌合されたボルトBによ
って蓋本体2に取付は固定されることを特徴とするもの
である。
以下、添付図面に示す実施例に基いて具体的に説明すれ
ば、第1図にマンホール蓋の蝶番金物取付部の要部が示
されており、図中1は受枠、2は蓋本体、3は蝶番金物
支持用平行案内板リブ、4は蝶番金物を枢支するL型切
欠溝、4a及び4bは同り型切欠溝4を威す傾斜案内路
及び水平枢支路である。
また5は水平枢支路4b内に枢支される蝶番金物でその
頭部5aに一体的に形成される枢支ピン5bを有してい
る。
他の構成要素について述べれば、7は受枠1の急勾配接
触面をなす蓋受部、8は枢支ピン5bを傾斜案内路4a
に沿って着脱する操作を滑らかにするため蓋本体2の裏
面に設けられた案内肩部、9は受枠1内部に設けられた
蝶番金物5を遊嵌する死産、10は蝶番金物5の下端に
形成されたストッパ、11は蝶番金物5に設けた突起部
、12は受枠1の死産9に形成され受枠1より突出した
係合突起であり蝶番金物5の突起部11と受枠側突起部
12とが係合して蝶番金物5の過度の上昇を防止するた
めのものである。
第2図に揺動防止装置6の正面図が、第3図には同装置
の下面側平面図が示されており、本実施例ではこの揺動
防止装置6はプラスチック、6゜6−ナイロン等の合成
樹脂を素材として一体成形にてなるものである。
図示のように揺動防止装置6はL型切欠溝4と略同形状
に形成され、蓋本体2に取付けられた時にL型切欠溝4
の内側側壁に密着する取付部6aと、この取付部に屈曲
状態で連接されたボルト挿通部6bと、上記取付部6a
の一側面に突出状態に形成された係合部6cとによりそ
の主要部を形成されている。
6dは係合部6cの先端下側部分に設けられた所要角度
の傾斜を有する傾斜面部で、この傾斜面部6dが蝶番金
物5の頭部5aに係合して頭部を押圧し、蝶番金物5の
突起部11が受枠側突起部12から離脱する方向に蝶番
金物5が旋回揺動することを防止するる。
またボルト挿通部6bにはボルト挿通関口6eが穿設さ
れるとともに、ボルト頭を嵌入できるような六角形状の
まわり止め部6fをボルト挿通開口6eと同心的に凹設
しており、さらに取付部6aの先端側には略円弧状の切
欠6gが設けられ、この切欠6gによって、取付けの際
に揺動防止装置6が蝶番金物5の枢支ピン5bに干渉す
ることを防止し、また取付は後は枢支ピン5bとの係合
によって蝶番金物5の水平揺動を防止する。
以上のように揺動防止装置6は耐腐食性を有する合成樹
脂材による一体成形となしたので、成形方法が簡単であ
るとともに、後述するように蓋本体2への取付が容易と
なる。
また合成樹脂材のみでなく、耐腐食性を有するステンレ
ス材等を使用してもよい。
上記構成の揺動防止装置6を蓋本体2に取付ける手順及
びその作用について述べると、蝶番金物5の枢支ピン5
bを第1図においてL型切欠溝4へ傾斜案内路4aを介
して嵌入し、水平枢支路4bの他側傾斜部へもたらすと
、この終端部は円弧状端面をなすため蝶番金物5の重心
位置の関係により同蝶番金物5は受枠1側に垂れ下がり
同位置にて安定して枢支される。
次に第4図のように揺動防止装置6と傾斜案内路4a側
の開口部分から二蝶番金物支持用平行案内板リブ3間内
にもたらし、ボルト挿通開口6eが案内板リブ3の一側
に開設されたボルト孔3aに整合した時点で、ボルト挿
通部6bのまわり止め部6fからボルト挿通開口6eを
通してボルト孔3aにボルトBを挿込めば、ボルトBの
頭部はまわり止め部6fに嵌合してボルトの回転は防止
されるので、狭い空間でボルト回転防止工具などを使用
する要なく、単にボルトBの先端部ナツトNを螺合して
締付けだけの簡単な作業によって、容易に揺動防止装置
6を蓋本体2に取付は固定させることができる。
第5図には同装置6を固着した状態が示されており、蝶
番金物5の頭部5aの一部が傾斜面部6dに接触した状
態となり、枢支ピン5bを回動中心として蝶番金物5の
突起部11が受枠側突起部12から離脱する方向への蝶
番金物5の副動を傾斜面部6dの押圧力により完全に防
止することができる。
さらに第4図のように取付部6aの一面側の蝶番金物5
の頭部5a附近の側面側間の距離は微小であるため枢支
ピン5b軸線方向の揺動も同様に防ぐことができる。
尚、揺動防止装置6は耐腐食性を有するとともに金属に
比べて軟い合成樹脂を素材とするために、湿度が高くか
つ腐食性ガスの発生しやすいマンホール蓋内に設ける場
合でも錆付(ことがなく、かつ経時変化も小さいので耐
用年数が増すとともに、蝶番金物5が揺動して揺動防止
装置6に衝突しても同装置が軟質であることから弾性的
にこの衝撃を吸収できるので、騒音が発生することがな
くまた揺動防止装置6自体の損傷も小さくすることがで
きる。
以上のように本考案に係る道路等に設置される地下構造
物用蓋の蝶番揺動防止構造はその構成により下記の効果
を奏する。
(1)マンホール等の内部乱流揚圧に対し蝶番金物の揺
動を完全に防げるので、蝶番金物と受枠との係止が解か
れることがなく蓋本体が開蓋したり急激に飛出ることが
ない。
(2)蝶番金物を常時り型切欠溝内に留め置くことがで
きるので、開蓋時の蓋本体の反転及び旋回動も容易にか
つ確実に行うことができる。
(3) 揺動防止装置は耐腐食性材を素材となしたの
で、経時後に錆付いたり劣化することがなく、耐用年数
を長くできる。
(4)上記(3)に加え揺動防止装置は一体成形品とな
したので製造が簡単であるとともに安価となり蓋本体へ
の取付けが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はマンホール蓋の蝶番金物取付部の要部を示す側
断面図、第2図は揺動防止装置の正面図、第3図は同装
置の下面平面図、第4図は蝶番金物及び揺動防止装置の
取付状態を示す平面図、第5図は同側面図、第6図は従
来の蝶番金物の取付部を示す側断面図である。 1:受枠、2:蓋本体、3:蝶番金物支持用平行案内板
リブ、4:L型切欠溝、4a:傾斜案内路、4b:水平
枢支路、5:蝶番金物、5a:頭部、5b:枢支ピン、
6:揺動防止装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受枠1に支持される蓋本体2の一周縁部下面に所要平行
    間隔にて二蝶番金物支持用平行案内板リブ3を取付け、
    各平行案内板リブ3に傾斜案内路4aと水平枢支路4b
    とよりなり傾斜案内路下方端が開口したL型切欠溝4を
    穿設し、各り型切欠溝4の水平枢支路4b内に、頭部5
    aの両側にそれぞれ枢支ピン5bを一体的に形成してな
    る蝶番金物5の上記各枢支ピン5bを傾斜案内路4aを
    通してそれぞれ着脱自在に嵌合させて枢支し、さらに蓋
    本体2の下面に、少なくともその一部が蝶番金物5の頭
    部5aの表面に接触し、押圧して蝶番金物5の旋回揺動
    および水平揺動を防止する揺動防止装置6を取付は固定
    して成る地下構造物用蓋の蝶番揺動防止構造において、
    上記揺動防止装置6が耐食性材料により一体的に形成さ
    れて、L型切欠溝4の内側側壁に密着する取付部6aと
    、中央にボルト挿通開口6eおよびこのボルト挿通開口
    6eと同軸的に凹設されてボルトBの頭部に係合しボル
    トBの回転を阻止するまわり止め部6fを有するボルト
    挿通部6bと、蝶番金物5の頭部5aに係合して頭部5
    aを押圧する係合部6Cとを備えており、上記ボルト挿
    通部6bのボルト挿通開口6eに挿通されその頭部がま
    わり止め部6fに嵌合されたボルトBによって蓋本体2
    に取付は固定されることを特徴とする地下構造物用蓋の
    蝶番揺動防止構造。
JP3502082U 1982-03-11 1982-03-11 地下構造物用蓋の蝶番揺動防止構造 Expired JPS6032220Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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