JPH0412722Y2 - - Google Patents

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JPH0412722Y2
JPH0412722Y2 JP1987087819U JP8781987U JPH0412722Y2 JP H0412722 Y2 JPH0412722 Y2 JP H0412722Y2 JP 1987087819 U JP1987087819 U JP 1987087819U JP 8781987 U JP8781987 U JP 8781987U JP H0412722 Y2 JPH0412722 Y2 JP H0412722Y2
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rain gutter
pressure relief
rainwater
lid
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は地上設置形の引込用開閉器、多回路
開閉器等におけるケースの放圧構造に関するもの
である。
(従来技術) 従来、多回路開閉器等のケースにおいては、開
閉器の内部短絡等に起因して内圧が上昇し、それ
に伴つて機器が大破する危険を防止するために、
第13図に示すように開閉器のケース71の側面
若しくは背面に放圧孔72を設け、同放圧孔72
を閉塞する放圧蓋73を取着している。そして、
前記放圧蓋73が通常時においてケース71の側
方へ突出して邪魔にならないように、前記放圧蓋
73をケース71の側面若しくは背面に係入する
ように取着している。
(考案が解決しようとする問題点) 特に、前記多回路開閉器等は歩道等に設置され
ることから、放圧方向をケース71上部から後方
へ向けて放圧する方法も考えられる。しかしなが
ら、この上部放圧の採用に際しては前記側面若し
くは背面配置同様、通常時における美観、さらに
は、こじ開け等のいたずらを防止するため、放圧
部をケース面と面一以下に突出量を抑えることが
望まれるところであり、この場合起り得る問題、
即ち、この放圧部の形成に伴う放圧蓋嵌入溝内へ
の雨水及び塵埃の溜りによるケースの腐蝕防止策
が必要となるところである。
本考案の目的は、放圧蓋をケースの上面に取着
した場合に、この放圧蓋の嵌入溝内に浸入する雨
水等をケースから効果的に導出させることのでき
る多回路開閉器等における放圧構造を提供するこ
とにある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解消するためになされ
たものであつて、この考案は開閉器が内装される
ケースの上面に前面側左右方向に延びるととも
に、両端部が後方に折り返されて前記ケースの背
面まで達する断面略チヤンネル状の雨樋を凹設
し、前記雨樋の内側に透設した放圧孔を閉塞する
とともに、前記雨樋に周縁部が係入される放圧蓋
を設けさらに、前記雨樋に流れ込んだ雨水をケー
スの背面に導出可能となるように、前記ケースの
左右方向に延びる雨樋の底面をその両端がその長
手方向中央部より低くなるように傾斜させ、か
つ、前記ケースの前後方向に延びる前記雨樋の底
面を後部側ほど低くなるように傾斜させて設けた
ことをその要旨とするものである。
(作用) 前記構成により、放圧蓋が係入される雨樋に流
れ込んだ雨水は、ケースの左右方向に延びる雨樋
の長手方向両側へ導かれ、さらにケースの前後方
向に延びる雨樋の後方へ導かれて、雨水は前記雨
樋の底面上に残ることなく、ケースの背面に導出
される。従つて、雨樋の底面は溜つた雨水によつ
て腐蝕されることはない。
(実施例) 以下、この考案を多回路開閉器に具体化した一
実施例を第1図〜第12図に従つて説明する。
第2図、第3図は歩道等の地上に設置される気
中多回路開閉器のケース1を示し、同ケース1内
上部には、複数回路の開閉部2が収納配置され、
同開閉部2の下方には地中配電を行なうためのケ
ーブル端末(図示せず)が配置されるケーブル接
続室3が設けられている。尚、第3図は後記する
開閉扉8,9を取り外した状態を示している。
前記ケース1の前側壁1aには四角形状の開口
部4が設けられ、その開口部4の四方周縁部には
断面L字状の水切り突条5が前方へ突出形成され
ている。そして、前記水切り突条5の前面を四角
環状の当接部5aとしている。
又、第3図及び第5図に示すように、前記上部
の水切り突条5は、その中央部底面がその両端部
より高くなるように山形に形成されている。尚、
上部の水切り突条5の中央部下面及び下部の水切
り突条5の中央部上面には、断面半円弧状の受け
金具6が一対固設されている。さらに、前記前側
壁1aの前面両側部には、ヒンジ7が複数個上下
方向に固設され、第4図に示すようにそのヒンジ
7に対し開口部4を覆う左右一対の開閉扉8,9
が観音開き可能に軸支されている。
次に、前記ケース1の上部に設けられる放圧部
について説明する。
前記ケース1の上面には第1図、第2図及び第
4図に示すように、断面略チヤンネル状とし、コ
字状の雨樋15と、前記ケース1の背面側が省略
され、底面がケース1の後側壁1bと連続するよ
うに形成された雨樋16とによりほぼロ字状の雨
樋が形成されている。
又、前記雨樋15,16の内周側部には、同雨
樋15,16の内側壁15d,16bを周縁部と
する放圧孔Fが透設されている。尚、前記雨樋1
5,16の先端部はそれぞれ外方に向つて折返さ
れた折返し部15a,16aとなつている。
ケース1の前面側にあたる左右方向を向く雨樋
15bの底面は、第7図に示すようにその両端側
がその長手方向中央部より低くなるように傾斜し
て設けられている。又、第1図に示すように、前
記ケース1の前後方向に向いた雨樋15cの底面
は、ケース1の後部側ほど低くなるように傾斜し
て設けられている。第8図に示すようにケース1
の後側壁1bには、前記前後方向に向いた左右両
側部の雨樋15cの後端と連続する断面チヤンネ
ル状の排水溝14が後側壁1bの下部まで延設さ
れている。
前記ケース1の前面側にあたる雨樋15bに
は、三個のヒンジ17が互いに所定間隔離間して
固定されている。そして、前記雨樋15,16の
内側に透設された放圧孔Fを閉塞する放圧蓋18
が前記ヒンジ17にて回動可能に取着されてい
る。前記放圧蓋18の周縁部18aは、前記雨樋
15,16内に係入するように折返されている。
尚、前記放圧蓋18の上面はケース1の上面とほ
ぼ面一となるように折返し部15a,16a上に
載置されている。
前記放圧蓋18の内面には第9図に示すよう
に、前記折返し部15a,16aの上面と対応す
る位置にパツキン19が接着され、そのパツキン
19の内方には四角環状の補強枠20が設けられ
ている。
第1図、第4図及び第10図に示すように、前
記雨樋15,16の下側にはケース1の内側面に
沿つた補強板21の上部が配設され、その上面に
は前記放圧孔Fと対応する開口21aが設けられ
ている。前記開口21aに臨む補強板21の前部
及び後部間には、第4図、第10図及び第11図
に示すように断面チヤンネル状に形成された支持
部材23が、前記ヒンジ17と対応する位置に三
個架設されている。前記各支持部材23の長手方
向ほぼ中央部には、位置決め板25が垂直に立設
されている。そして、前記支持部材23の両側縁
に設けた垂立部22と前記位置決め板25には、
支持軸24が貫通されている。前記支持軸24の
両端には抜け止めピン24aが取着されている。
第4図及び第11図に示すように、前記左側の
垂立部22の左側にあたる支持軸24には、第1
のレバー26の基端部が回動可能に支承されてい
る。さらに、前記左側の垂立部22と前記位置決
め板25との間にあたる支持軸24には、左側か
ら順に第2のレバー27及び第3のレバー28が
互いに所定間隔離間した状態でその基端部が支承
されている。前記各レバー26,27,28の先
端部には第11図に示すように、円柱状の連結棒
29が貫通固定され、各レバー26,27,28
を一体に連結している。
前記第2のレバー27と第3のレバー28の中
間部上方に対応する放圧蓋18の内面には、長四
角板状の支持部材30が固定されている。前記支
持部材30の中央部にはその長手方向に延びる移
動規制孔31が第12図に示すように透設され、
同移動規制孔31に前記連結棒29を摺動可能に
挿通配置させている。
従つて、前記支持部材23と支持部材30は、
支持軸24、レバー26,27,28及び連結棒
29によつて連結されるようになつている。又、
放圧蓋18が閉塞状態において前記連結棒29は
移動規制孔31の後部に位置し、第12図に示す
ように放圧蓋18が所定角度開放したとき、連結
棒29は移動規制孔31の前部に当接する位置ま
で移動して放圧蓋18の開放角度を規制するよう
になつている。
前記第1のレバー26の左方にあたる支持軸2
4にはコイルバネ33が巻装され、その右端部3
4はレバー26に沿つて後方へ延設された後、右
方へ折曲げられてレバー26の中央部上面に掛止
されている。又、前記コイルバネ33の左端部3
5は前方へ延設された後、左側の垂立部22の下
部に突設されたバネ掛止部材36に掛止されてい
る。そして、レバー26はコイルバネ33によつ
て常に下方へ押圧付勢され、前記放圧蓋18を連
結棒29及び支持部材30を介してその閉塞状態
に保持させている。
前記各第1のレバー26の左上方にあたる放圧
蓋18には四角板状の取付板37が取着され、同
取付板37の底面には支持棒38が垂直に固定さ
れている。前記支持棒38の先端部にはボルト部
39が設けられ、同ボルト部39に螺合されたナ
ツト40によつて長四角板状の掛止板41が後方
向を向くように取着されている。前記掛止板41
の後端部は、支持部材23の左方にあたる前記後
部側の補強板21上に設けた掛止部材42の下面
に掛止されるようになつている。
そして、放圧蓋18は前記支持棒38、掛止板
41及び掛止部材42によつて、通常時にその後
部側の開放が阻止されるようになつている。尚、
前記掛止板41は前記掛止部材42より肉薄形成
されているため、ケース1内の内圧が上昇する
と、第12図に示すように折曲して掛止部材42
による掛止を離脱可能となつている。
さて、前記のように構成された多回路開閉器の
作用について説明する。
第5図に示すように前側壁1aに設けた上部の
水切り突条5は、その中央部がその両端部より高
くなるように山形に傾斜して設けられているた
め、両開閉扉8,9の上部と前側壁1aとの間に
浸入した雨水は速やかに上部の水切り突条5の両
端側へ導かれる。そして、前記雨水は両側の水切
り突条5に沿つて前側壁1aの下方に排出され
る。従つて、前記水切り突条5上に雨水が溜るこ
とは防止されるため、水切り突条5の雨水による
腐蝕を防止することができる。
又、第7図に示すようにケース1の前面側にあ
たる雨樋15bの底面は、その両端側がその長手
方向中央部より低くなるように傾斜して設けられ
ているため、雨樋15b内に浸入した雨水は速や
かに左右に設けた前後方向を向く雨樋15cの前
端部に導かれる。さらに、前記前後方向を向く雨
樋15cの底面は後部側ほど低くなつているた
め、雨樋15の前部側に導かれた雨水はその後部
側に速やかに導かれる。そして、その雨水は排水
溝14に沿つて後側壁1bの下方に排出される。
従つて、雨樋15に雨水が溜ることがないため、
放圧蓋18の周縁部18aが雨樋15に係入し、
放圧蓋18がケース1の上面係入した状態であつ
ても、その周囲の雨桶15が,腐蝕する心配がな
い。従つて、ケース1の上面に放圧蓋18が形成
されたとしても、ケース1の上面に降り注がれた
雨水は速やかに排出され、塵埃ともども溜ること
なく排除される。
尚、この考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、この考案の趣旨から逸脱しない範囲で任
意に変更することも可能である。
考案の効果 以上、詳述したように、この考案は放圧蓋をケ
ースの上面に設けた場合でも、放圧蓋が係入され
る雨樋からは雨水が効果的にケース背面から導出
されるため、雨水等の溜りによるケースの腐蝕を
防止することができるとともに、ケース前面開口
部側への雨水等の流れを極力おさえることができ
る多回路開閉器等における雨樋構造を提供するこ
とができるという効果を奏する産業利用上優れた
考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例の多回
路開閉器のケースの側断面図、第2図は多回路開
閉器のケースの全体斜視図、第3図は同じくケー
スの一部切欠正面図、第4図は放圧機構部を示す
放圧蓋の一部切欠平面図、第5図はケースの上部
を示す正面図、第6図は雨樋の第4図におけるX
−X線断面図、第7図は雨樋の第4図におけるY
−Y線断面図、第8図はケースの背面図、第9図
は放圧蓋の背面図、第10図は放圧機構部の側面
図、第11図は放圧機構部の横断面図、第12図
は放圧蓋が開放した状態を示す放圧機構部の側面
図、第13図は従来の放圧蓋取付構造を示すケー
スの側面図である。 1……ケース、2……開閉部、5……水切り突
条、14……排水溝、15,15b,15c,1
6……雨樋、15a,16a……折返し部、18
……放圧蓋、18a……周縁部、F……放圧孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開閉器が内装されるケースの上面に前面側左右
    方向に延びるとともに、両端部が後方に折り返さ
    れて前記ケースの背面まで達する断面略チヤンネ
    ル状の雨樋を凹設し、 前記雨樋の内側に透設した放圧孔を閉塞すると
    ともに、前記雨樋に周縁部が係入される放圧蓋を
    設け、 さらに、前記雨樋に流れ込んだ雨水をケースの
    背面に導出可能となるように、前記ケースの左右
    方向に延びる雨樋の底面をその両端がその長手方
    向中央部より低くなるように傾斜させ、かつ、前
    記ケースの前後方向に延びる前記雨樋の底面を後
    部側ほど低くなるように傾斜させて設けたことを
    特徴とする多回路開閉器等における放圧構造。
JP1987087819U 1987-06-05 1987-06-05 Expired JPH0412722Y2 (ja)

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JPS63198313U JPS63198313U (ja) 1988-12-21
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