JP2538249Y2 - 自動販売機の雨水のシールと排水装置 - Google Patents

自動販売機の雨水のシールと排水装置

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JP2538249Y2
JP2538249Y2 JP1990084217U JP8421790U JP2538249Y2 JP 2538249 Y2 JP2538249 Y2 JP 2538249Y2 JP 1990084217 U JP1990084217 U JP 1990084217U JP 8421790 U JP8421790 U JP 8421790U JP 2538249 Y2 JP2538249 Y2 JP 2538249Y2
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Inventor
光男 山本
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松下冷機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は例えば屋外に設置する自動販売機の雨水のシ
ールと排水装置に関するものである。
従来の技術 近年、各種中身商品を販売する自動販売機の多くは屋
外に設置される関係上、主扉上部の販売機本体当接部に
かかる雨水のシールと排水装置として、例えば実公昭58
−40461号公報に記載されているような構造が採用され
ている。以下、上述した従来の自動販売機の雨水のシー
ルと排水装置の一例について説明する。
この装置は、販売機本体の開口部前面に圧接される断
面角筒状の弾性材からなるパッキング部を設けるととも
に、断面が樋状をなすシール支持体を、主扉の内側上部
の販売機本体開口部の下位に位置するようにして設けた
ものであり、このシール支持体には前記パッキング部が
前記前面開口部に圧接し得るようにして設けられてい
る。
以上のように構成された自動販売機の雨水のシールと
排水装置について、以下その作用について説明する。
自動販売機本体に閉塞された主扉に取付られたシール
支持体の上部パッキング部は、前記販売機本体の開口部
前面と当接する。前記パッキング部は軟質弾性体の角筒
状であるため、販売機本体と主扉との間は軟質部の面で
シールされるものとなる。雨水の大部分は、このシール
部で阻止できるものであるが、種々の理由で侵入した雨
水はシール支持体下部の樋部に落下して機外へ排出され
るようになっている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、販売機本体と主
扉との隙がバラツキにより増大した時、または前記シー
ル支持体上部の角筒状パッキング部が経時的に亀裂や劣
化を発生した場合には、シール支持体下部の樋部だけで
は、浸入する全部の雨水を完全に排水することは困難と
なり、雨水が主扉内部に浸入して電気部品の損傷、漏電
の原因になるとともに、浸入した雨水が日光により蒸発
して看板の内面に蒸着してくもらし、中身商品の有効な
展示を発揮させないことがあった。また主扉を開放した
時、販売機本体上部に残された雨水が、主扉側のパッキ
ング部が無くなったことにより販売機本体の開口部前面
から落下して、自動販売機を操作する作業者の頭上にか
かったり、自動販売機内部を雨水でぬらしたりする不便
さを有していた。
本考案は上記課題を解決するもので、主扉開放時に販
売機本体上部からの雨水落下がなく、パッキング部が劣
化した時などにも雨水浸入量を最小限に抑えられる自動
販売機の雨水のシールと排水装置を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案の自動販売機の雨水
のシールと排水装置は、本体の前面開口部に開閉自在に
取付けられた自動販売機の主扉と、前記前面開口部周縁
の断面U字状前面フランジと、この前面フランジのうち
上部の前面フランジに嵌合装着された取付部材と、この
取付部材より前方へ延出され、前記主扉の上部後面フラ
ンジに圧接され軟質弾性体で形成された筒状のパッキン
グ部と、前記取付部材の上部から前方に延出され前記主
扉天面と当接する軟質弾性体で形成された第1シール部
と、前記取付部材の上部から後方下方に延出され販売機
本体の天面と当接する軟質弾性体で形成された第2シー
ル部と、前記第1シール部の中間部と前記パッキング部
上部前面とを連結してなる軟質弾性体で形成された補助
パッキング部と、前記主扉の内側上部でありかつ前記パ
ッキング部より下方の位置に設けられた樋部と、前記取
付部材下部に一体に形成され前記前面フランジと取付部
材との間の隙間の下方に配置された樋状の受部とを備
え、前記取付部材は、樋状の前記受部が前記前面フラン
ジ下部に嵌合することにより装着されるとともに、前記
主扉閉塞時には、前記パッキング部の圧縮に連動し前記
補助パッキング部の張力により前記第1シール部が前記
主扉天面に圧接されるものである。
作用 上記構成によって、自動販売機本体の前面開口部に取
付部材を装着し、主扉の外面上部および後面フランジ部
と、販売機本体外面上部とをそれぞれ軟質弾性体により
シールしたため、従来と比べ大幅に雨水浸入を減少させ
ることが可能となり、また主扉開放時に販売機本体上部
に残った雨水の落下を防止することが可能となる。
実施例 以下本考案の一実施例の自動販売機の雨水のシールと
排水装置について図を参照しながら説明する。
第1図は自動販売機の主扉を開いたときの本考案の一
実施例を示す一部断面斜視図、第2図は自動販売機の主
扉を開いたときの本考案の一実施例の主要部を示す要部
断面図、第3図は自動販売機の主扉を閉じたときの本考
案の一実施例の主要部を示す要部断面図である。
販売機本体1の前面開口部上部はU字状に折曲された
前面フランジ1aが形成されている。販売機本体1にヒン
ジ4を介して螺着された主扉2は、外面上部2aと後面フ
ランジ2bとU字状の雨水通路を形成する樋部2cとより構
成され、樋部2cは販売機本体1の前面フランジ1aの下方
に位置するように配設されている。販売機本体1の前面
フランジ1aには略U字状の取付部材3の前辺部が嵌合装
着され、この取付部材3の前面には角筒状をなす軟質弾
性体によるパッキング部3aが形成されている。このパッ
キング部3aの上方位置には取付部材3の上部より前方へ
延出して、主扉2の外面上部2aと当接する、軟質弾性体
の第1シール部3bが設けられているとともに、取付部材
3の上部には、後方から下方へ延出され、販売機本体1
の外面上部1bと当接する軟質弾性体の第2シール部3cが
設けられており、この第1シール部3bの中間部とパッキ
ング部3aの上部前面とは軟質弾性体の補助パッキング部
3dにより連結されている。なお、これらのパッキング部
3a、第1、第2のシール部3b、3cおよび補助パッキング
部3dは取付部材3とそれぞれ一体成型されている。
次にこの一実施例の構成における自動販売機の雨水の
シールと排水装置の作用について説明する。
第1図〜第3図において、販売機本体1の前面開口部
上部の前面フランジ1aに取付部材3を嵌合装着すると、
第2シール部3cは販売機本体1の外面上部1bと当接して
密接状態を形成する。販売機本体1に開閉自在に螺着さ
れた主扉2を閉塞すると、取付部材3前面の角筒状のパ
ッキング部3aは主扉2の後面フランジ2bと当接し密接状
態となると同時に、パッキング部3aの上部の第1シール
部3bは、パッキング部3aの圧縮に連動する補助パッキン
グ部3dにより引っぱられて下方に引き下げられ主扉2の
外面上部2aと当接する。降雨時に、主扉2の上部からの
雨水は第1シール部3b、パッキング部3aの2段階で主扉
2の中への浸入が防止されるとともに、販売機本体1の
上部からの雨水は、第2シール部3cによりシールされて
浸入が防止される。また、降雨後の主扉2の開放時は、
主扉2の上部にたまった雨水はU字状の樋部2cに落下し
て主扉2の両側面より機外へ排水されると同時に、販売
機本体1の上部にたまった雨水は取付部材3の第2シー
ル部3cで止水されて落下が防止される。
以上のように本実施例によれば、販売機本体の前面フ
ランジ1aに、2箇所のシール部3b、3cとパッキング部3a
と補助パッキング部3dとを有する取付部材3を配設する
ことにより、雨水浸入量を減少させるとともに、降雨後
の主扉開放時の雨水落下を防止できるものである。
考案の効果 以上のように本考案は、本体前面開口部の前面フラン
ジに、嵌合装着される軟質弾性体のパッキング部と、2
箇所のシール部を有する取付部材を配設するとともにパ
ッキング部の圧縮に連動して主扉上部のシール部を変形
させて強制的に主扉外面上部に当接させることにより、
従来と比べ大幅に雨水浸入量を減少させることが可能と
なり、従来の課題であった経時的な亀裂や劣化による雨
水の展示室への浸入による不具合を解消するとともに、
降雨後の主扉開放時の雨水落下を防止しえるものであ
る。また、組立時および経時劣化による、部材の交換も
工具無しで簡単、容易に行うことができるなどの優れた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における自動販売機の雨水の
シールと排水装置部を示す一部断面斜視図、第2図は第
1図の自動販売機の雨水のシールと排水装置の主要部を
示す要部断面図、第3図は第1図の自動販売機の雨水の
シールと排水装置の断面図である。 1…販売機本体、1a…前面フランジ、2…主扉、2b…後
面フランジ、2c…樋部、3…取付部材、3a…パッキング
部、3b…第1シール部、3c…第2シール部、3d…補助パ
ッキング部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の前面開口部に開閉自在に取付けられ
    た自動販売機の主扉と、前記前面開口部周縁の断面U字
    状前面フランジと、この前面フランジのうち上部の前面
    フランジに嵌合装着された取付部材と、この取付部材よ
    り前方へ延出され、前記主扉の上部後面フランジに圧接
    され軟質弾性体で形成された筒状のパッキング部と、前
    記取付部材の上部から前方に延出され前記主扉天面と当
    接する軟質弾性体で形成された第1シール部と、前記取
    付部材の上部から後方下方に延出され販売機本体の天面
    と当接する軟質弾性体で形成された第2シール部と、前
    記第1シール部の中間部と前記パッキング部上部前面と
    を連結してなる軟質弾性体で形成された補助パッキング
    部と、前記主扉の内側上部でありかつ前記パッキング部
    より下方の位置に設けられた樋部と、前記取付部材下部
    に一体に形成され前記前面フランジと取付部材との間の
    隙間の下方に配置された樋状の受部とを備え、前記取付
    部材は、樋状の前記受部が前記前面フランジ下部に嵌合
    することにより装着されるとともに、前記主扉閉塞時に
    は、前記パッキング部の圧縮に連動し前記補助パッキン
    グ部の張力により前記第1シール部が前記主扉天面に圧
    接される自動販売機の雨水のシールと排水装置。
JP1990084217U 1990-08-08 1990-08-08 自動販売機の雨水のシールと排水装置 Expired - Lifetime JP2538249Y2 (ja)

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JPH0444078U JPH0444078U (ja) 1992-04-14
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JPS5654782U (ja) * 1979-10-04 1981-05-13
JPS6063769U (ja) * 1983-10-07 1985-05-04 富士電機株式会社 断熱キヤビネツトの扉シ−ル装置
JPS6275577U (ja) * 1985-10-30 1987-05-14
JPS62195889U (ja) * 1986-06-02 1987-12-12

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