JPH0735957Y2 - 採光板支持装置及び天窓 - Google Patents

採光板支持装置及び天窓

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JPH0735957Y2
JPH0735957Y2 JP1989130167U JP13016789U JPH0735957Y2 JP H0735957 Y2 JPH0735957 Y2 JP H0735957Y2 JP 1989130167 U JP1989130167 U JP 1989130167U JP 13016789 U JP13016789 U JP 13016789U JP H0735957 Y2 JPH0735957 Y2 JP H0735957Y2
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正男 吉兼
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正男 吉兼
旭硝子マテックス株式会社
旭硝子工事コンサルタント株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は屋根の一部にガラス板等よりなる採光部を形
成するための採光板支持装置に関するものである。
【従来の技術】
この種の屋根採光板支持装置として、本考案者は先に特
許第900413号「折版屋根の採光部」および特許第112849
2号「屋根の採光板支持装置及び採光部付き折版屋根」
を発明し、また別に実開昭63−125023号公報「屋根の採
光板支持装置及び天窓」及び実開平1−105121号公報
「屋根の採光部」を提案した。 前記特許第900413号、特許第1128492号は、採光部の屋
根部材(後者の支持枠に相当する)を、母屋に取付けた
縦支枠(補助側板)と単位折板屋根材(折板)上に載置
し、押え金(結合金具)で裏面より緊締結合すると共
に、採光部の屋根部材(支持枠)のガスケット取付縁
(支持縁)に取付たガスケットを介して透明板(採光
板)を取付けて構成したものである。 前記実開昭63−125023号公報、実開平1−105121号公報
のものは、屋根面に設けた採光用開孔部の幅より長い連
結体の両端に取付片を夫々結合してなる支持枠取付台を
取付柱で母屋に固定して、支持枠取付台を屋根の上面よ
り所定の高さ位置に取付け、上記取付片に溝形断面形の
採光板支持枠(後者の横向き異形山字形断面形の採光板
支持枠に相当する)を取付け、該採光板支持枠にガスケ
ットを介して採光板を取付けて構成したものである。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記発明のものは、 (1)採光部の屋根部材(支持枠)に取付けた透明板
(採光板)が屋根に設けた採光用開口部より内側に位置
しているので、採光率が悪いものである。 (2)上記の構成によって、透明板(採光板)を採光部
の屋根部材(支持枠)に取付けるガスケットが採光用開
孔部の内側に位置することになり、該ガスケットの下方
に採光部の全長に渉り漏水受け排水部材を設ける必要が
ある。 (3)採光部の長さに合わせて上記漏水受け排水部材は
長尺の一本物となり、道路交通法の規定以上の長さとな
って輸送できないため、現地に成形機を含む加工設備を
持ち込んで成形しなければならず、多額の輸送費、設備
費用が必要となる。 (4)採光部の屋根部材(支持枠)を押え金(結合金
具)で取付けるには作業性の悪い裏面作業によらなけれ
ばならない。 等の問題点がある。 又上記提案の実用新案にあっては、 (1)大形の支持枠取付台が必要である。 (2)母屋間隔および採光板が広い場合には、大型化す
る支持枠取付台及び採光板支持枠が撓み、変形を生じ或
いは間隔の不揃いの矯正作業が必要となる上、これら部
材のコストが割高となる。 等の問題点がある。 そこで、この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑み、
これを解決すべくなされたものであって、採光部の取付
構造が簡単で、組立作業能力を向上でき、採光率を良好
とすることができる上、漏水を確実に防止できる装置を
安価に提供するにある。
【課題を解決するための手段】
この考案に係る採光板支持装置及び天窓は、折版屋根に
設けた採光用開口部の両側に位置する屋根材を被う一対
の縦支枠を夫々母屋に直交させて連結し、各々の縦支枠
の側片を屋根材に近接して設け、側片の上端に上片を開
口部と反対方向に延設し、採光板支持枠の外側片の上端
に水平方向にガスケット取付片を設け、その下端に漏水
受け排水溝片を設けて断面略コ字状に形成すると共に、
採光板支持枠が縦支枠の側片の内側に突出しないように
側片の上片に採光板支持枠を取付け、相対向する採光板
支持枠の両ガスケット取付片間にガスケットを介して採
光板を取付けたことを特徴とする。
【実施例】
この考案の具体的構成を図面に示す実施例について以下
詳細に説明する。 第1図乃至第7図はこの考案の第1実施例であって、丸
馳折版屋根に装着した実施例である。 1は母屋であって、その上面には丸馳折版の屋根材Rが
張設され、この考案の採光部を構成する部分には屋根材
Rを取除いて開口部11を形成する。 2は縦支枠であって、側片23を屋根材Rに近接して設
け、側片23の上下端に上片22および下片24が開口部11と
反対方向に延設され、上片22及び下片24の先端に夫々リ
ップ片21,25を突設した断面リップ溝形鋼材の形材より
構成されている。この縦支枠2は上記開口部11の両側に
位置する屋根材Rの上辺および端縁Sを上辺22で覆い、
側片23が該屋根材Rに接近するように開口部11側より嵌
入し、母屋1とL型の取付片3を介して、或いは直接載
置して溶接又ボルト結合する。これによって縦支枠2は
母屋1と直交し、開口部11の両側部分に所定の間隔を保
持して対設される。 4は立上り辺41と底辺42とよりなる断面L形状の基準片
であって、各縦支枠2の上片22上に該基準片4を載置
し、底辺42より立上り片41が開口部11の外側に位置する
ように所定間隔を保って対向させ、該底辺42を取付ボル
トB1で上辺22に結合する。この基準辺4を縦支枠2の上
辺22に取付ける間隔は、第2図に示すように採光板Tの
長さの自然数(1,2,3,4)分の1にすると、後記の採光
板(ガラス板)Tの継目部の漏水受8の位置決めに併用
でき便利である。 6は採光板支持枠であって、該採光板支持枠6は、外側
片62の上端に水平方向にガスケット取付片61を突設し、
下端には該ガスケット取付片61より長く水平方向に突出
し、その先端に水切片64を立設した上開き漏水受け排水
溝片63を形成して断面略コ字状をなすと共に、外側片62
の下方より垂下片65を延設したアルミ材等よりなる押出
形材で構成されている。そしてこの採光板支持枠6は、
夫々上記縦支枠2の外側より水切片64が基準片4の立上
り辺41に当接するように漏水受け排水溝片63を縦支枠2
の上片22上に載置する。その際漏水受け排水溝片63には
塩化ビニール膜のような極薄の電蝕防止膜又は塗料を施
して載置し、水切片64と立上り片41をボルトB2により、
又漏水受け排水溝片63と上片22をボルトB3で夫々結合
し、これより採光板支持枠6を縦支枠2の側片23より内
方に突出しないように取付けられると共に、採光板支持
枠6の垂下片65は縦支枠2のリップ片21を外側より覆う
ので、横降り雨が縦支枠の上片22とこれに接している漏
水受け排水溝片63および屋根材端縁Sの接触部への侵入
を防止する。この対向設置された一対の採光板支持枠6
のガスケット取付片61には夫々採光部全長に渉り継目の
ない一本物のガスケット7の外側取付部を嵌合すると共
に、ガスケット7の内側の対面する取付部に採光板(ガ
ラス板)Tの両側部を夫々嵌合することで開口部11は採
光板Tで覆われる。 8は漏水受であって、中央がコ字状に突出した嵌合部に
形成され、その両側に溝部が形成された断面リップハッ
ト形の形材よりなり、これを採光板Tの継目の直下に取
付けるが、その取付けには、縦支枠2の上片22に取付け
た一対の基準片4の立上り辺41に、第2図乃至第4図に
示すように採光板Tの幅の長さに相当する寸法に形成し
た上記漏水受8の中央嵌合部を嵌合して、その両端を採
光板支持枠6の水切り片64に載置すると共に、該漏水受
8の両端部は第3図および第4図に示す通り、両側の溝
部の底辺81に端部より切込みを入れて水切り片64の外側
で下方に折曲げて左右の移動を防止すると同時に、漏水
を水切り片64に誘導する。また採光板Tの継目間隔部を
密封する充填材Fの受材として漏水受8中央上に載置接
着される緩衝材9によって、漏水受8をボルト結合等の
特別な固定手段を用いなくとも確実に上動を防止するこ
とができる。 その他細部の構造として、隣接する採光板支持枠6との
継目の間隔部には第4図に示すように充填材Fを充填し
て密封する。また採光板支持枠6の外側面のガスケット
7上面からガスケット取付片61、外側片62、垂下片65の
下端末に亘るまで、および内側面は漏水受け排水溝片63
から水切り片64の上端末に亘るまでを第1図、第4図及
び第5図に示すように所定幅のアルミ箔G1、G2を継目の
間隔部が中心となるように貼着する。 縦支枠2は採光部全長に渉り一本物が好ましいが、作業
性の都合で連結して設置することが多い。その場合には
継目に生ずる間隔部分からの雨水の侵入を防止するた
め、第3図に示すように採光板支持枠6の漏水受け排水
溝片63の下面から開口部11を形成する屋根材Rの上面に
達する幅を持つ所定長さの薄板成形品よりなる雨水侵入
防止板5を、継目が中心となるように上部リップ片21に
外接し、これをボルトB4で結合する。 縦支枠2の継目間隔には第6図に示す如く上開樋状連携
材Eが架け渡される。この連係材Eはゴム等の弾性材よ
りなり、テーパー状の樋形に形成され、一端の広幅L1
勾配高い方の縦支枠2の下片24に形成された上開き角形
溝部に緊密に嵌着し、他端の細端L2は勾配の低い方の縦
支枠2の上開き角形溝部を形成した下片24上に載置する
ように配置され、これによって勾配の高い方の縦支枠2
の側片23の内側に侵入する漏水も該上開き角形溝部よ取
付けた連携材Eを通って軒先に排出される。 この弾性材よりなる連係材に代わり、樋状の鋼材よりな
る連係材Nを使用した場合には、第7図に示すように、
勾配の高い方の縦支枠2の下片24に形成された溝部端末
に中央部が凹状に形成された堰鈑Mを溶着し、該堰鈑M
の凹状部分に連係材Nを密嵌固定して、先端を勾配の低
い方の縦支枠2の下片24に形成された溝部上に載置する
ように配置して、両縦支枠2,2間の継目間隔を連係す
る。 第8図はこの考案の第2実施例であって、重ね式折版屋
根にこの考案の採光板支持装置を装着した場合を示すも
のであり、母屋1に取付けた重ね式折版屋根Rに、上記
第1実施例と同様に縦支枠2および採光板支枠6を取付
けることができるものである。
【考案の効果】 屋根材Rに近接して設けた側片23の上端に上片22を
開口部11と反対方向に延設し、採光板支持枠6が側片23
の内側に突出しないように側片23の上片22に採光板支持
枠6を取付けたので、採光距離Dを大きく確保すること
ができて採光率がきわめて良好である。 採光板支持枠6が縦支枠2の側片23の内側に突出し
ないように、開口部11と反対方向に延設された上片22に
採光板支持枠6を取付けたので、ガスケット7の結合部
からの漏水は漏水受け排水溝片63に滴下し、簡単に屋根
材R上に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例であって、丸馳折版屋根
に実施した斜視図、第2図は第1図A−A線に沿った断
面図、第3図は同じく縦断面正面図、第4図は第3図B
−B線に沿った断面図、第5図は第4図C−C線に沿っ
た断面図、第6図は縦支枠の継目部分の連係材取付状態
を示す斜視図、第7図は同じく他の連係材による取付状
態を示す斜視図、第8図はこの考案の第2実施例であっ
て、重ね式折版屋根に実施した縦断正面部分図を示す。 1…母屋 2…縦支枠 6…採光板支持枠 7…ガスケット 11…採光用開口部 22…縦支枠の上片 23…縦支枠の側片 61…ガスケット取付片 63…漏水受け排水溝片 R…屋根材 T…採光板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折版屋根に設けた採光用開口部の両側に位
    置する屋根材を被う一対の縦支枠を夫々母屋に直交させ
    て連結し、各々の縦支枠の側片を屋根材に近接して設
    け、側片の上端に上片を開口部と反対方向に延設し、採
    光板支持枠の外側片の上端に水平方向にガスケット取付
    片を設け、その下端に漏水受け排水溝片を設けて断面略
    コ字状に形成すると共に、採光板支持枠が縦支枠の側片
    の内側に突出しないように側片の上片に採光板支持枠を
    取付け、相対向する採光板支持枠の両ガスケット取付片
    間にガスケットを介して採光板を取付けたことを特徴と
    する採光板支持装置及び天窓。
JP1989130167U 1989-11-09 1989-11-09 採光板支持装置及び天窓 Expired - Lifetime JPH0735957Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013185374A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Sekino Kosan:Kk 折板採光装置、接合部材、及び折板採光装置の施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5915733U (ja) * 1982-07-23 1984-01-31 吉兼 正男 屋根の採光部

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JP2013185374A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Sekino Kosan:Kk 折板採光装置、接合部材、及び折板採光装置の施工方法

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