JPH09103017A - 電気接続箱の排水構造 - Google Patents

電気接続箱の排水構造

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JPH09103017A
JPH09103017A JP7258854A JP25885495A JPH09103017A JP H09103017 A JPH09103017 A JP H09103017A JP 7258854 A JP7258854 A JP 7258854A JP 25885495 A JP25885495 A JP 25885495A JP H09103017 A JPH09103017 A JP H09103017A
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Japan
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waterproof lid
waterproof
junction box
water
drain hole
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Eiji Higuchi
栄二 樋口
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース底壁に設けた排水孔からの浸水を防止
する。 【解決手段】 電気接続箱のケース底壁11より排水孔
壁13を突設すると共に、該排水孔壁の下端より一対の
防水蓋係止部14、14を対向させて突設し、これら防
水蓋係止部の下端に内向きに係止爪14a、14aを突
設し、該係止爪により両端部を保持させて防水蓋15を
載置し、該防水蓋は下方からの水圧で上昇して排水孔壁
の下端開口13bを閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
ルーム等に搭載する電気接続箱の排水構造に関し、特
に、電気接続箱のケース底壁に開口した排水孔からの浸
水を確実に防止するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンルームに搭載するジャ
ンクションボックス等の電気接続箱においては、激しい
雨が降ったり、自動車を高圧洗浄水で洗車すると、電気
接続箱の内部に浸水が発生する場合があるため、電気接
続箱のロアケース、あるいは、ロアカバーを被せている
場合には、ロアカバーの底壁に排水孔を設け、電気接続
箱の内部に浸水した水を排水孔から外部に排出し、電気
接続箱の内部に水が溜まって、バスバー等の金属部品が
腐食することを防止している。
【0003】上記電気接続箱に設ける排水孔について
は、従来、種々のタイプのものが提案されており、実開
昭63−131519号および実開昭63−17221
5号で、図5(A)(B)に示す排水構造を提供してい
る。上記電気接続箱は、いずれもケース底壁1に開口し
た排水孔2と対向するケース内部側に所要間隔をあけて
防水板4を設け、該防水板4の左右両側から排水孔2へ
と矢印X1で示すように排水する構成とされている。上
記防水板4は、その前後方向の両端を底壁1から縦壁を
介して連続して設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図5(A)(B)
に示す排水構造では、防水板4を排水孔2と間隔をあけ
て対向し、防水板4が排水孔2と連続していないため、
排水用の左右側の隙間を通して、外部側から矢印X2に
示すように、ケース内部への浸水が発生する問題があ
る。通常時には、水は上向きに流れることはないため、
電気接続箱の底壁に設けた排水孔からの浸水は生じない
が、自動車を高圧洗浄水で洗車する際には、水圧により
洗浄水が電気接続箱に下方より上向きに流れることがあ
るため、上記問題が発生する場合がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ケース底壁に開口した排水孔からの高圧洗浄水等の
浸水を確実に防止することができる電気接続箱の排水構
造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、電気接続箱のケース底壁よ
り排水孔壁を突設すると共に、該排水孔壁の下端より一
対の防水蓋係止部を対向させて突設し、これら防水蓋係
止部の下端に内向きに係止爪を突設し、該係止爪により
両端部を保持させて防水蓋を載置し、該防水蓋は下方か
らの水圧で上昇して排水孔壁の下端開口を閉鎖する構成
としている電気接続箱の排水構造を提供するものであ
る。
【0007】上記排水構造によると、電気接続箱の内部
に上方より侵入した水は、電気接続箱の内部でケース底
壁に落下し、該ケース底壁の傾斜を伝って排水孔に流
れ、排水孔壁の内部排水孔部を通って下端開口より外部
に流出し、一対の排出蓋係止部の間より排出される。
【0008】一方、自動車を洗車した際に、洗浄水が水
圧により電気接続箱の下方より上向きに流れる場合、上
記水は、まず、係止爪上に載置された状態の防水蓋に当
接する。これにより、防水蓋が、水圧で防水蓋係止部に
沿って上昇し、該防水蓋で排水孔壁の下端開口を閉鎖
し、電気接続箱の内部に浸水することを防止する。
【0009】請求項2では、上記一対の防水蓋係止部あ
るいは防水蓋のいずれか一方にガイド溝を設けると共
に、上記防水蓋あるいは防水蓋係止部のいずれか他方
に、上記ガイド溝に係合するガイド突起を設けている。
上記排水構造によると、防水蓋を防水蓋係止部に沿って
確実に移動させ、防水蓋により排水孔壁の下端開口を確
実に閉鎖できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1はバスバー、ヒュ
ーズ、リレー等を収容および搭載する電気接続箱のロア
ケース10を示し、該ロアケース10の底壁11は、中
央部に向かって下方傾斜させ、中央部が最も下位となる
ように設定している。ロアケース10および該ロアケー
スと組みつけて電気接続箱を形成するアッパーケース
(図示せず)は、夫々金型を用いて樹脂で一体成形して
いる。
【0011】上記ロアケース底壁11の中央部には、図
2(A)(B)(C)および図3に示すように、四角形
状の排水孔12を開口している。ケース底壁11には、
上記排水孔12の周縁より四角筒形状の排水孔壁13を
突設すると共に、該排水孔壁13の下端より一対の防水
蓋係止部14、14を対向させて突設している。これら
防水蓋係止部14、14の下端には、それぞれ内向きに
係止爪14a、14aを突設し、これら係止爪14a、
14aにより別体の防水蓋15の両端部を載置してい
る。
【0012】上記一対の防水蓋係止部14、14は、上
記排水孔壁13の内部排水孔部13aと同一幅の外枠部
14bと、該外枠部14bの両端より一対に突出する側
枠部14c、14cとからなる断面コ字形状で、その下
端より上記係止爪14aを突設して下端部を閉鎖してい
る。また、上記外枠部14bと両側枠部14c、14c
とで囲まれた内部をガイド溝17としている。排水孔壁
13には、上記ガイド溝13と連続する凹状溝を設けて
いる。
【0013】上記防水蓋15は、排水孔壁13と外形を
同一とした四角形状で、上記一対の防水蓋係止部14と
の対向位置に、該防水蓋係止部14を挿通する凹部15
aを設けている。該凹部15aの内面には、上記ガイド
溝17に係合すると共に係止爪14aの上面に係止する
ガイド突起18、18を突設し、防水蓋15が防水蓋係
止部14、14に沿って上下方向に移動できるようにし
ている。該ガイド突起18、18には、外側に向けて下
方傾斜する傾斜面15c、15cを設けている。
【0014】尚、ガイド溝を防水蓋15に設ける一方、
ガイド突起を防水蓋係止部14に設けてもよい。また、
防水蓋15の上下方向の移動を誘導保持する構造は、ガ
イド溝とガイド突起に限定されず、防水蓋15を防水蓋
係止部14に沿って上下方向に移動できる構成であれば
よい。
【0015】上記ロアケース10とは別体の防水蓋15
は、それぞれを樹脂成形した後に、一対の防水蓋係止部
14、14の間に下方より押し込んで組み付けている。
該組付状態では、防水蓋15のガイド突起18、18が
防水蓋係止部14の係止爪14aの上面に移動可に載置
され、該組付状態を保持している。
【0016】上記排水構造を形成した電気接続箱による
と、電気接続箱の内部に浸水した水は、ケース底壁11
に落下し、該ケース底壁11の傾斜を伝って排水孔12
に流れ、排水孔壁13の内部排水孔部13aを通って下
端開口13bより外部に流出し、一対の防水蓋係止部1
4、14の間の開口より排出される。
【0017】一方、自動車を洗車した際に、洗浄水が水
圧により電気接続箱の下方より上昇した場合、上記水
は、まず係止爪14a上に載置された状態の防水蓋15
に当接する。これにより、図4(A)(B)に示すよう
に、防水蓋15が、水圧で防水蓋係止部14に沿って上
昇し、該防水蓋15で排水孔壁13の下端開口13bを
閉鎖し、電気接続箱の内部に浸水することを防止する。
【0018】尚、雨等による圧力がかかっていない水
は、電気接続箱の下端に設けた排水孔12より電気接続
箱内部に侵入することはない。
【0019】このように、本発明の電気接続箱の排水構
造では、電気接続箱の内部に上方より侵入した水は、下
方に落下させて排水孔12より外部に排出できると共
に、下方より侵入しようとする水は、防水蓋15により
侵入を防止できるため、電気接続箱の内部に水が溜まっ
て、電気接続箱の内部に収容したバスバー等の金属部品
が腐食することを防止することができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1に記載の電気接続箱の排水構造では、防水蓋
を水圧により上昇移動させ、排水孔壁の下端開口を閉鎖
する構成としているため、自動車を洗車する際等に、電
気接続箱の下端の排水孔より水が侵入しようとしても、
水の侵入を確実に防止することができる。また、通常時
は、防水蓋を係止爪上に載置した状態に保持して、排水
孔壁の下端を開口した状態としているため、電気接続箱
の上方より侵入した水は排水孔より電気接続箱の外部に
確実に排出することができる。よって、電気接続箱の内
部に収容したバスバー等の金属部品が腐食する等の不都
合が発生することを防止できる。
【0021】請求項2に記載の電気接続箱の排水構造で
は、ガイド溝とガイド突起により、防水蓋の上下方向の
移動を誘導する構成としているため、防水蓋で排水孔壁
の下端開口を閉鎖して水の侵入を確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気接続箱のロアケースの正面図で
ある。
【図2】 図1のロアケースに設けた排水構造を示し、
(A)は底面図、(B)は(A)のI−I断面図、
(C)は(A)のII−II断面図である。
【図3】 ロアケースに設けた排水構造の一部を断面と
した斜視図である。
【図4】 (A)(B)は防水蓋の移動状態を示す断面
図である。
【図5】 (A)(B)は従来の排水構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 ロアケース 11 底壁 12 排水孔 13 排水孔壁 13b 下端開口 14 防水蓋係止部 14a 係止爪 15 防水蓋 17 ガイド溝 18 ガイド突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱のケース底壁より排水孔壁を
    突設すると共に、該排水孔壁の下端より一対の防水蓋係
    止部を対向させて突設し、これら防水蓋係止部の下端に
    内向きに係止爪を突設し、該係止爪により両端部を保持
    させて防水蓋を載置し、該防水蓋は下方からの水圧で上
    昇して排水孔壁の下端開口を閉鎖する構成としている電
    気接続箱の排水構造。
  2. 【請求項2】 上記一対の防水蓋係止部あるいは防水蓋
    のいずれか一方にガイド溝を設けると共に、上記防水蓋
    あるいは防水蓋係止部のいずれか他方に、上記ガイド溝
    に係合するガイド突起を設けていることを特徴とする請
    求項1に記載の電気接続箱の排水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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