JP2571889Y2 - 分岐接続箱の防水構造 - Google Patents

分岐接続箱の防水構造

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JP2571889Y2
JP2571889Y2 JP1991107404U JP10740491U JP2571889Y2 JP 2571889 Y2 JP2571889 Y2 JP 2571889Y2 JP 1991107404 U JP1991107404 U JP 1991107404U JP 10740491 U JP10740491 U JP 10740491U JP 2571889 Y2 JP2571889 Y2 JP 2571889Y2
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伸二 川北
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の電装回路に用
いられるワイヤハーネスの分岐接続箱として利用される
ジャンクションブロックの防水構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の分岐接続箱は、自動車の車体に
アンダーカバーを固定し、該アンダーカバーの内部に配
線板、ヒューズ、リレー、ユニット、コネクタ等の各種
電気機器の接続部を取り付け、アッバーカバーで閉鎖し
ている。その際、アンダーカバーに内部収容する接続機
器(以下、 接続器本体と称する)を設置する際に、 アンダ
ーカバーの側壁内面に係止用の突起を設け、 該突起に接
続器本体に設けた係止部を係止して取り付けている。
【0003】例えば、図9に示すように、アンダーカバ
ー1の側壁1aに係止用突起2を突設し、該突起2に接
続器本体3の側面から突設した係止爪4を係止させてい
る。上記アンダーカバー1は絶縁樹脂により一体成形し
て作製しており、上記係止用突起2を側壁内面より突出
させて形成するには、金型(図示せず)を矢印Y方向へ引
き抜く必要があるため、突起2の下方に抜き穴5が生じ
ることとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記したアンダーカバ
ー1に対する接続器本体3の取付部分には、図示のよう
に、隙間Cが生じている。上記金型の抜き穴5がタイヤ
上面等の道路面近くに開口している場合、抜き穴5から
隙間Cを通してアンダーカバー内部に浸水が生じる問題
が生じていた。
【0005】上記した下部よりの浸水を防ぐには、金型
の抜き穴を廃止すれば良いが、この場合、金型形状が特
殊となるためコスト高になる問題が生じる。よって、浸
水を最小限とするために、金型の抜き穴を可能な限り小
さくしている。しかしながら、わずかな隙間でもあると
浸水が生じるため、有効な対策が要望されていた。
【0006】本考案は、上記要望を達成せんとするもの
で、金型は通常のものを用いて抜き穴をあける一方、接
続器本体側の取付部分の形状を改良することにより、上
記抜き穴から生じる浸水を防止することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、アンダーカバーの側壁内面に下面側に開
口する金型抜き穴をあけて突設した係止部に対して、ア
ンダーカバー内部に収容する接続器本体に設けた係止部
を係止して取り付けるものであって、上記アンダーカバ
ーに、上記金型抜き穴と連通する隙間を囲む収容壁部を
形成する一方、接続器本体側に、上記隙間の挿入される
シール板部と該シール板部より突出して上記収容壁部の
内面に圧接するリブを設け、上記金型抜き穴とアンダー
カバー内部との連通を遮断する構成としている。詳しく
は、アンダーカバー(10)の側壁内面に下面側に開口
する金型抜き穴(21)をあけて突設した係止部に対し
て、上記アンダーカバーの内部に収容する接続器本体
(11)に設けた係止部を係止して取り付けるものであ
って、上記アンダーカバー(10)には、上記係止部の
下方に、上記金型抜き穴(21)と連通する隙間を囲む
内面壁部(20a)と両側壁部(20b)とからなるボ
ックス状の収容壁部(20)を形成する一方、上記接続
器本体側(11)に、接続部(33)の下端近傍から水
平板部(34)を突設し、該水平板部の先端から上下垂
直方向に伸長する支持板部(35)を設け、該支持板部
(35)の上端近傍に係止爪(30)からなる上記係止
部を設ける一方、支持板部(35)の下部側を広幅とし
てシール板部(36)とし、該シール板部(36)の両
側に沿ってリブ(37)を突設し、上記アンダーカバー
(10)の係止部に接続器本体(11)の係止部を係止
して取り付ける一方、アンダーカバー(10)の収容壁
部(20)内の隙間に、接続器本体(11)のシール板
部(36)を挿入して、該シール板部(36)の両側の
リブ(37)を収容壁部の内面壁部(20a)に圧接し
て、上記金型抜き穴(21)とアンダーカバー(10)
の内部との連通を遮断する構成としている分岐接続箱の
防水構造を提供している。
【0008】上記アンダーカバーに設ける収容壁部は、
上記のように内面壁部と外壁部と左右壁部からなるボッ
クス形状で、下面が金型抜き穴となるもので、上記内面
壁部と外壁部との隙間の間隔は、従来は可能な限り小さ
くしていたが、本考案では逆に大きくしてシール板の挿
入を許容しえるように設定している。
【0009】また、アンダーカバーの上記収容壁部の上
方に設ける係止部は、接続器本体に突設した係止爪が係
止する倒U字形状の突起と、接続器本体に突設した係止
用フック部が係止する係止部を上記突起の両側に設けた
構成としている。
【0010】一方、接続器本体側に設ける取付部は、端
子収容室等を設けた接続部の一側より、水平連結板部を
突設し、その先端に垂直方向の支持板を連結し、該支持
板の上端に上記係止爪を設けると共に下方にシール板部
を延設し、該シール板部の両側に内面側に突出したリブ
を設ける一方、上記支持板の両側の係止用フック部を設
けた構成としている。
【0011】
【作用】上記アンダーカバーの金型抜き穴と連通した収
容壁部の隙間に接続器本体のシール板部を挿入し、該シ
ール板部に突設したリブを収容壁部の内面壁部に圧接
し、していることにより、金型抜き穴とアンダーカバー
内部との連通を遮断し、よって、浸水の防止を図ること
が出来る。
【0012】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。本実施例の分岐接続箱(ジャンクションブ
ロック)は自動車のタイヤ上に設置しているものであり、
図1において、10はアンダーカバー、11はアンダ
ーカバー10の内部に取り付ける接続器本体、12はア
ンダーカバー10の側壁10aの内面に一体に突設した
接続器本体取付部、13は接続器本体11の一側に一体
に突設したカバー取付部であり、該カバー取付部13を
接続器本体取付部12に着脱自在に係止して取り付ける
ようにしている。尚、図1において、接続器本体11の
カバー取付部13の構成がよく分かるように、取付方向
とは逆向きに図示している。
【0013】上記アンダーカバー10は絶縁樹脂により
上下金型により一体成形で形成しており、上記接続器本
体取付部12の形状は図2から図4に示す如くである。
即ち、上側部に、アンダーカバー側壁14の内面より段
状に突出させて外壁部15を設け、該外壁部15の外縁
に沿って、倒U字形状に突出した突起16を設け、該突
起16と外壁部15により囲まれた凹部17に、接続器
本体11の係止爪30が挿入し、突起16の上枠部16
aの下面に係止するようにしている。よって、上枠部1
6aの下面係止面16bはテーパ形状とし、係止が容易
に外れないようにしている。
【0014】上記倒U字状の突起16の両側には係止部
18を段状に突設し、その上面肩部18aに接続器本体
11の係止用フック部31が外嵌係止するようにしてい
る。上記倒U字形状の突起16と上記係止部18とがア
ンダーカバー10側に設ける係止部である。
【0015】また、上記係止部の下方には、アンダーカ
バー内面より突出させたボックス形状の収容壁部20を
設けている。該収容壁部20は内面壁部20a, 両側壁
部20bおよび上記外壁部15により囲まれた枠形状と
しているが、下面は上記倒U字形状の突起16を形成す
るための金型抜き穴21となって開口している。上記内
面壁部20aと外壁部15との隙間C’の間隔Lは、従
来の図9に示す隙間Cの間隔より広く設定している。即
ち、内面壁部20aを従来より内面側へ突出させてお
り、よって、金型の抜き穴21は従来より大きくしてい
る。
【0016】上記接続器本体11は図5から図7に示す
形状で、端子収容室33aを形成したボックス形状の接
続部33の一側部に上記カバー取付部13を一体に形成
している。該カバー取付部13は接続部33の下端近傍
から水平連結板部34を突設し、その先端に上下垂直方
向に伸長する支持板部35を設け、該支持板部35の先
端近傍にテーパ状に突出した上記係止爪30を設けてい
る。
【0017】上記水平連結板部34より下方に延在ずる
支持板部35は上部側より広幅に形成してシール板部3
6としており、該シール板部36の両側に沿って外方へ
突出したリブ37を形成している。両側のリブ37は水
平連結板部34の底面側の両側に突設したリブ38と連
続させている。
【0018】また、上記水平連結板部34より上部側へ
延在する上記支持板部35の両側には、倒U字形状とし
た上記係止用フック部31を、水平連結板部34の両側
より突出して形成している。
【0019】上記形状として接続器本体11をアンダー
カバー10の取付部12に取り付ける場合、図8に示す
ように、シール板部36およびリブ37を収容壁部20
の内側壁部20と外壁部15との間の隙間C’内に上方
から挿入する。一方、上側の係止用フック部31を係止
部18の肩部18aに係止して取り付け、かつ、係止爪
30を突起16の凹部17内に挿入し、上枠部16aに
係止する。この状態で接続器本体11の取付部13とア
ンダーカバー10の取付部12との係止が完了する。
【0020】上記の取付状態で、上記隙間C’の内部は
シール板部36により仕切られると共に、該シール板部
36の両側のリブ37が収容壁部20の両側壁部20b
の内面に当接すると共に内側壁部20aの内面に圧接し
て、金型抜き穴21が接続器本体11の取付部13を通
してアンダーカバー10の内部に連通することが遮断さ
れる。
【0021】上記のように金型抜き穴21とアンダーカ
バー10の内部との連通が、接続器本体11のシール板
部36とリブ37により遮断されるため、金型抜き穴2
1からアンダーカバー内部への浸水を確実に防止するこ
とが出来る。
【0022】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
に係わる分岐接続箱の防水構造は、接続器本体取付用の
係止部をアンダーカバーに突設するために生じる金型抜
き穴を従来より大きく設定し、この金型抜き部分に生ず
る隙間に、接続器本体に突設したシール板部を挿入し、
該シール板部の両側に突設したリブを隙間の内面壁部に
圧接させている。よって、金型抜き穴とアンダーカバー
内部との連通を遮断して抜き穴からアンダーカバー内部
への浸水を防止することが出来る。
【0023】上記のように、アンダーカバーには金型抜
き穴を設けているため、特殊な金型を用いずに通常の金
型でアンダーカバーを成形することが出来、安価に防水
構造とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の分解斜視図である。
【図2】 上記実施例のアンダーカバー側の取付部分の
平面図である。
【図3】 図2の正面図である。
【図4】 図2のIVーIV線断面図である。
【図5】 上記実施例の接続器本体の平面図である。
【図6】 図5の正面図である。
【図7】 図5のVIIーVII線断面図である。
【図8】 上記実施例のアンダーカバーと接続器本体の
取付部分の断面図である。
【図9】 従来のアンダーカバーと接続器本体との取付
部分の断面図である。
【符号の説明】
10 アンダーカバー 11 接続器本体 12 接続器本体取付部 13 カバー取付部 16 突起 18 係止部 20 収容壁部 20a 内面側部 30 係止爪 31 係止用フック部 36 シール板部 37 リブ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/08 H01R 13/52 H02G 3/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーカバー(10)の側壁内面に下
    面側に開口する金型抜き穴(21)をあけて突設した係
    止部に対して、上記アンダーカバーの内部に収容する接
    続器本体(11)に設けた係止部を係止して取り付ける
    ものであって、 上記アンダーカバー(10)には、上記係止部の下方
    に、上記金型抜き穴(21)と連通する隙間を囲む内面
    壁部(20a)と両側壁部(20b)とからなるボック
    ス状の収容壁部(20)を形成する一方、 上記接続器本体側(11)に、接続部(33)の下端近
    傍から水平板部(34)を突設し、該水平板部の先端か
    ら上下垂直方向に伸長する支持板部(35)を設け、該
    支持板部(35)の上端近傍に係止爪(30)からなる
    上記係止部を設ける一方、支持板部(35)の下部側を
    広幅としてシール板部(36)とし、該シール板部(3
    6)の両側に沿ってリブ(37)を突設し、 上記アンダーカバー(10)の係止部に接続器本体(1
    1)の係止部を係止して取り付ける一方、アンダーカバ
    ー(10)の収容壁部(20)内の隙間に、接続器本体
    (11)のシール板部(36)を挿入して、該シール板
    部(36)の両側のリブ(37)を収容壁部の内面壁部
    (20a)に圧接して、上記金型抜き穴(21)とアン
    ダーカバー(10)の内部との連通を遮断する構成とし
    ている分岐接続箱の防水構造。
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JPH0555717U JPH0555717U (ja) 1993-07-23
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JP3546716B2 (ja) * 1998-09-21 2004-07-28 住友電装株式会社 コネクタホルダ
JP4445880B2 (ja) * 2005-02-03 2010-04-07 山佐株式会社 リールユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0731513Y2 (ja) * 1987-09-18 1995-07-19 矢崎総業株式会社 電気接続箱

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