JPH0555717U - 分岐接続箱の防水構造 - Google Patents

分岐接続箱の防水構造

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JPH0555717U
JPH0555717U JP10740491U JP10740491U JPH0555717U JP H0555717 U JPH0555717 U JP H0555717U JP 10740491 U JP10740491 U JP 10740491U JP 10740491 U JP10740491 U JP 10740491U JP H0555717 U JPH0555717 U JP H0555717U
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seal plate
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正広 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンダーカバーとその内部に収容する接続器
本体との取付部分に生ずる金型抜き穴からのアンダーカ
バー内部への浸水を防止する。 【構成】アンダーカバーの側壁内面に下面側に開口する
金型抜き穴をあけて突設した係止部に対して、アンダー
カバー内部に収容する接続器本体に設けた係止部を係止
して取り付けるものであって、上記アンダーカバーに、
上記金型抜き穴と連通する隙間を囲む収容壁部を形成す
る一方、接続器本体側に、上記隙間の挿入されるシール
板部と該シール板部より突出して上記収容壁部の内面に
圧接するリブを設け、上記金型抜き穴とアンダーカバー
内部との連通を遮断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の電装回路に用いられるワイヤハーネスの分岐接続箱として 利用されるジャンクションブロックの防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の分岐接続箱は、自動車の車体にアンダーカバーを固定し、該アンダー カバーの内部に配線板、ヒューズ、リレー、ユニット、コネクタ等の各種電気機 器の接続部を取り付け、アッバーカバーで閉鎖している。その際、アンダーカバ ーに内部収容する接続機器(以下、 接続器本体と称する)を設置する際に、 アンダ ーカバーの側面内面に係止用の突起を設け、 該突起に接続器本体に設けた係止部 を係止して取り付けている。
【0003】 例えば、図9に示すように、アンダーカバー1の側壁1aに係止用突起2を突 設し、該突起2に接続器本体3の側面から突設した係止爪4を係止させている。 上記アンダーカバー1は絶縁樹脂により一体成形して作製しており、上記係止 用突起2を側壁内面より突出させて形成するには、金型(図示せず)を矢印Y方向 へ引き抜く必要があるため、突起2の下方に抜き穴5が生じることとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したアンダーカバー1に対する接続器本体3の取付部分には、図示のよう に、隙間Cが生じている。上記金型の抜き穴5がタイヤ上面等の道路面近くに開 口している場合、抜き穴5から隙間Cを通してアンダーカバー内部に浸水が生じ る問題が生じていた。
【0005】 上記した下部よりの浸水を防ぐには、金型の抜き穴を廃止すれば良いが、この 場合、金型形状が特殊となるためコスト高になる問題が生じる。よって、浸水を 最小限とするために、金型の抜き穴を可能な限り小さくしている。しかしながら 、わずかな隙間でもあると浸水が生じるため、有効な対策が要望されていた。
【0006】 本考案は、上記要望を達成せんとするもので、金型は通常のものを用いて抜き 穴をあける一方、接続器本体側の取付部分の形状を改良することにより、上記抜 き穴から生じる浸水を防止することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、アンダーカバーの側壁内面に下面側に開 口する金型抜き穴をあけて突設した係止部に対して、アンダーカバー内部に収容 する接続器本体に設けた係止部を係止して取り付けるものであって、 上記アンダーカバーに、上記金型抜き穴と連通する隙間を囲む収容壁部を形成 する一方、接続器本体側に、上記隙間の挿入されるシール板部と該シール板部よ り突出して上記収容壁部の内面に圧接するリブを設け、上記金型抜き穴とアンダ ーカバー内部との連通を遮断する構成としている分岐接続箱の防水構造を提供す るものである。
【0008】 上記アンダーカバーに設ける収容壁は内面壁部と外壁部と左右壁部からなるボ ックス形状で、下面が金型抜き穴となるもので、上記内面壁部と外壁部との隙間 の間隔は、従来は可能な限り小さくしていたが、本考案では逆に大きくしてシー ル板の挿入を許容しえるように設定している。
【0009】 また、アンダーカバーの上記収容壁部の上方に設ける係止部は、接続器本体に 突設した係止爪が係止する倒U字形状の突起と、接続器本体に突設した係止用フ ック部が係止する係止部を上記突起の両側に設けた構成としている。
【0010】 一方、接続器本体側に設ける取付部は、端子収容室等を設けた接続部の一側よ り、水平連結板部を突設し、その先端に垂直方向の支持板を連結し、該支持板の 上端に上記係止爪を設けると共に下方にシール板部を延設し、該シール板部の両 側に内面側に突出したリブを設ける一方、上記支持板の両側の係止用フック部を 設けた構成としている。
【0011】
【作用】
上記アンダーカバーの金型抜き穴と連通した収容壁部の隙間に接続器本体のシ ール板部を挿入し、該シール板部に突設したリブを収容壁部の内面壁部に圧接し ていることにより、金型抜き穴とアンダーカバー内部との連通を遮断し、よって 、浸水の防止を図ることが出来る。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例により詳細に説明する。 本実施例の分岐接続箱(ジャンクションブロック)は自動車のタイヤ上に設置し ているものであり、 図1において、10はアンダーカバー、11はアンダーカバ ー10の内部に取り付ける接続器本体、12はアンダーカバー10の側壁10a の内面に一体に突設した接続器本体取付部、13は接続器本体11の一側に一体 に突設したカバー取付部であり、該カバー取付部13を接続器本体取付部12に 着脱自在に係止して取り付けるようにしている。 尚、図1において、接続器本体11のカバー取付部13の構成がよく分かるよ うに、取付方向とは逆向きに図示している。
【0013】 上記アンダーカバー10は絶縁樹脂により上下金型により一体成形で形成して おり、上記接続器本体取付部12の形状は図2から図4に示す如くである。 即ち、上側部に、アンダーカバー側壁14の内面より段状に突出させて外壁部 15を設け、該外壁部15の外縁に沿って、倒U字形状に突出した突起16を設 け、該突起16と外壁部15により囲まれた凹部17に接続器本体11の係止爪 30が挿入し、突起16の上枠部16aの下面に係止するようにしている。よっ て、上枠部16aの下面係止面16bはテーパ形状とし、係止が容易に外れない ようにしている。
【0014】 上記倒U字状の突起16の両側には係止部18を段状に突設し、その上面肩部 18aに接続器本体11の係止用フック部31が外嵌係止するようにしている。
【0015】 また、下側部には、アンダーカバー内面より突出させたボックス形状の収容壁 部20を設けている。該収容壁部20は内面壁部20a, 両側壁部20bおよび 上記外壁部15により囲まれた枠形状としているが、下面は上記倒U字形状の突 起16を形成するための金型抜き穴21となって開口している。 上記内面壁部20aと外壁部15との隙間C’の間隔Lは、従来の図9に示す 隙間Cの間隔より広く設定している。即ち、内面壁部20aを従来より内面側へ 突出させており、よって、金型の抜き穴21は従来より大きくしている。
【0016】 上記接続器本体11は図5から図7に示す形状で、端子収容室33aを形成し たボックス形状の接続部33の一側部に上記カバー取付部13を一体に形成して いる。該カバー取付部13は接続部33の下端近傍から水平連結板部34を突設 し、その先端に上下垂直方向に伸長する支持板部35を設け、該支持板部35の 先端近傍にテーパ状に突出した上記係止爪30を設けている。
【0017】 上記水平連結板部34より下方に延在ずる支持板部35は上部側より広幅に形 成してシール板部36としており、該シール板部36の両側に外方へ突出したリ ブ37を形成している。尚、該リブは水平連結板部34の底面側の両側に突設し たリブ38と連続させている。
【0018】 また、上記水平連結板部34より上部側へ延在する上記支持板部35の両側に は、倒U字形状とした上記係止用フック部31を、水平連結板部34の両側より 突出して形成している。
【0019】 上記形状として接続器本体11をアンダーカバー10の取付部12に取り付け る場合、図8に示すように、シール板部36およびリブ37を収容壁部20の内 側壁部20と外壁部15との間の隙間C’内に上方から挿入する。 一方、上側の係止用フック部31を係止部18の肩部18aに係止して取り付 け、かつ、係止爪30を突起16の凹部17内に挿入し、上枠部16aに係止す る。この状態で接続器本体11の取付部13とアンダーカバー10の取付部12 との係止が完了する。
【0020】 上記の取付状態で、上記隙間C’の内部はシール板部36により仕切られると 共に、該シール板部36の両側のリブ37が内側壁部20aの内面に圧接する。 よって、金型抜き穴21が接続器本体11の取付部13を通してアンダーカバ ー10の内部に連通することが遮断される。
【0021】 上記のように金型抜き穴21とアンダーカバー10の内部との連通が、接続器 本体11のシール板部36とリブ37により遮断されるため、抜き穴21からア ンダーカバー内部への浸水を確実に防止することが出来る。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案に係わる分岐接続箱の防水構造は、接 続器本体取付用の係止部をアンダーカバーに突設するために生じる金型抜き穴を 従来より大きく設定し、この金型抜き部分に生ずる隙間に、接続器本体に突設し たシール板部を挿入し、該シール板部の両側に突設したリブを隙間の内面壁部に 圧接させている。よって、金型抜き穴とアンダーカバー内部との連通を遮断して 抜き穴からアンダーカバー内部への浸水を防止することが出来る。
【0023】 上記のように、アンダーカバーには金型抜き穴を設けているため、特殊な金型 を用いずに通常の金型でアンダーカバーを成形することが出来、安価に防水構造 とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の分解斜視図である。
【図2】 上記実施例のアンダーカバー側の取付部分の
平面図である。
【図3】 図2の正面図である。
【図4】 図2のIVーIV線断面図である。
【図5】 上記実施例の接続器本体の平面図である。
【図6】 図5の正面図である。
【図7】 図5のVIIーVII線断面図である。
【図8】 上記実施例のアンダーカバーと接続器本体の
取付部分の断面図である。
【図9】 従来のアンダーカバーと接続器本体との取付
部分の断面図である。
【符号の説明】
10 アンダーカバー 11 接続器本体 12 接続器本体取付部 13 カバー取付部 16 突起 18 係止部 20 収容壁部 20a 内面側部 30 係止爪 31 係止用フック部 36 シール板部 37 リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーカバーの側壁内面に下面側に開
    口する金型抜き穴をあけて突設した係止部に対して、ア
    ンダーカバー内部に収容する接続器本体に設けた係止部
    を係止して取り付けるものであって、 上記アンダーカバーに、上記金型抜き穴と連通する隙間
    を囲む収容壁部を形成する一方、接続器本体側に、上記
    隙間の挿入されるシール板部と該シール板部より突出し
    て上記収容壁部の内面に圧接するリブを設け、上記金型
    抜き穴とアンダーカバー内部との連通を遮断する構成と
    している分岐接続箱の防水構造。
JP1991107404U 1991-12-26 1991-12-26 分岐接続箱の防水構造 Expired - Lifetime JP2571889Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000100526A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタホルダ
JP2006212168A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Yamasa Kk リールユニット

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