JP3444923B2 - ヒューズボックスのヒューズプラー取付構造 - Google Patents

ヒューズボックスのヒューズプラー取付構造

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JP3444923B2 JP15090993A JP15090993A JP3444923B2 JP 3444923 B2 JP3444923 B2 JP 3444923B2 JP 15090993 A JP15090993 A JP 15090993A JP 15090993 A JP15090993 A JP 15090993A JP 3444923 B2 JP3444923 B2 JP 3444923B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ヒューズをヒ
ューズボックス本体から離脱させる際に用いるヒューズ
プラーをヒューズボックスに装着する取付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の室内、あるいはエンジンルーム
内にはヒューズボックスが取り付けられ、このヒューズ
ボックス内には種々の電装品に対応した多数のヒューズ
が装着されている。この自動車用ヒューズボックスにつ
いては、前記室内、エンジンルーム内等の限られたスペ
ース内にできるだけコンパクトに収めたいとする要求が
あるので、ヒューズを高密度に装着しつつも、ヒューズ
ボックスの寸法は小さくなるように設計されるものであ
る。
【0003】図11は、ヒューズを装着した状態のヒュ
ーズボックスを示す図であって、符号1はヒューズボッ
クス本体、2、2、…はヒューズ、3はボックスカバー
である。ヒューズボックス本体1には、上面に複数のヒ
ューズ挿入口が設けられており、このヒューズ挿入口に
ヒューズ2、2、…が装着されるようになっている。
【0004】また、図7に示すように、ヒューズ2は、
箱型に形成されたヒューズ本体2aと、このヒューズ本
体2aから突出する2個の端子2b、2bによってなる
ものである。また、図11に示すように、ボックスカバ
ー3は、ヒューズボックス本体1に装着されたヒューズ
2、2、…を覆うように、ヒューズボックス本体1に対
して着脱自在に嵌合されるようになっている。
【0005】この例では、ヒューズボックス本体1に6
個のヒューズ2、2、…を装着する場合を示したが、ヒ
ューズは高密度に装着されるため各ヒューズ2の間隔は
狭いので、ヒューズ交換の際にヒューズボックス本体1
からヒューズ2を引き抜く場合には、作業者の手によっ
て直接ヒューズ2を引き抜くことは不可能である。した
がって、ヒューズ2を引き抜くための用具、いわゆるヒ
ューズプラーが必要となる。
【0006】図8は、ヒューズプラーを示す図であっ
て、このヒューズプラー4は互いに平行に離間した第
1、第2の板体5、6がその中央部において連結部材7
によって連結されるとともに、両板体5、6の先端部に
は互いに対向する面に向けて突出する突出部5a、6a
が、外面側の上部には滑り止め部5b、6bが設けら
れ、全体がプラスチックにより成形されて弾性変形可能
になっている。そして、作業者が滑り止め部5b、6b
に指を掛けて、両板体5、6を互いに接近する方向に押
圧すると、板体下端部はそれぞれ若干距離だけ相対的に
離間し、押圧を解除すると各板体5、6は再度元の位置
に戻るようになっている。
【0007】図11に示すように、このヒューズプラー
4をヒューズボックス8に取り付けるために、ボックス
カバー3の内面側にはヒューズプラー4の長さ分だけ離
間した一対のプラー係止部9、10が形成され、各プラ
ー係止部9、10の先端には他方のプラー係止部に向け
てわずかに突出する突出部9a、10aが形成されてい
る。そして、ヒューズプラー4は前記一対のプラー係止
部9、10の間に挟持されるとともに、突出部9a、1
0aに係止されることによりボックスカバー3内部に取
り付けられるようになっている。
【0008】一方、ヒューズ2をヒューズボックス本体
1から引き抜く場合には、ヒューズプラー4の両板体
5、6をヒューズ2間の間隙に挿入するようにして、両
板体5、6によって引き抜くべきヒューズ2を挟み込ん
で、板体先端部の突出部5a、6aをヒューズ本体2a
の下面側に係止させる。その後、ヒューズプラー4を上
方に引くと、ヒューズプラー4に伴ってヒューズ2がヒ
ューズボックス本体1から引き抜かれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ヒューズプラー取付構造においては、ヒューズプラー4
がボックスカバー3の内面側に取り付けられているとと
もに、ボックスカバー3自体が小型であるために、作業
者がボックスカバー3内部に指を入れてヒューズプラー
4を取り外すことが困難であった。
【0010】また、1台の自動車に複数のヒューズボッ
クス8が設置される場合には、複数のヒューズボックス
8のいずれか一つにヒューズプラー4を取り付けてお
き、このヒューズプラー4を各ヒューズボックス8で共
通に使用する場合がある。この場合、ヒューズプラー4
が取り付けられていないヒューズボックス8内のヒュー
ズ交換の際には、ヒューズプラー4が取り付けられたヒ
ューズボックス8を探したうえで、そのヒューズボック
ス8のボックスカバー3を開けてヒューズプラー4を取
り出す必要があり、その手間が面倒であった。
【0011】また、この取付構造では、ヒューズプラー
4を取り付けるスペース分だけボックスカバー3を大型
化しなければならないので、ヒューズプラー4をボック
スカバー3内面側に取り付けることは、ヒューズボック
ス8の小型化を制限するものとなってしまうという問題
があった。
【0012】さらに、前述したように、ボックスカバー
3内部に取り付けたヒューズプラー4を取り外しにくい
という欠点を少しでも解消するために、ヒューズプラー
4はプラー係止部9、10に形成されたわずかな高さの
突出部9a、10aによりボックスカバー3に係止され
ているのみである。したがって、自動車の振動によりヒ
ューズプラー4がボックスカバー3から外れて、異音発
生の要因となるという問題があった。
【0013】本発明は、前記の事情に鑑みてなされたも
のであって、ヒューズプラーを確実にヒューズボックス
に保持することができるとともに、使用時には容易に取
り外すことができるヒューズボックスのヒューズプラー
取付構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1記載のヒューズボックスのヒューズプラ
ー取付構造は、ヒューズが装着されたヒューズボックス
本体と、このヒューズボックス本体に前記ヒューズを覆
って着脱自在に装着されるカバーと、互いに離間して略
平行に配置された第1、第2の壁部が連結壁部により連
結されるとともに、前記第1、第2の壁部の先端部に互
いに対向させて突出部が形成され、前記突出部を前記ヒ
ューズに係合させて該ヒューズを前記ヒューズボックス
本体から離脱させるヒューズプラーとを備えたヒューズ
ボックスにおいて、前記カバー外面には、この外面から
突出する取付部が形成され、該取付部には、前記ヒュー
ズプラーが着脱自在に取り付けられ、前記取付部が、カ
バー側壁部の外面から互いに離間して略平行に突出する
とともに、カバーの上下方向に延在する第1、第2の壁
部と、これら第1、第2の壁部の先端部を連結する連結
壁部と、前記第1、第2の壁部の内面側に上下方向に延
在するようにそれぞれ形成され、その幅が前記ヒューズ
プラーの第1、第2の壁部の間隔に一致して、該第1、
第2の壁部内において該ヒューズプラーを装着させる第
1、第2の突出部と、前記第1、第2の壁部の上端部に
形成され、前記ヒューズプラーが前記第1、第2の突出
部に装着されたときに、該ヒューズプラーの上方への抜
出を防止するプラーロックと、前記連結壁部の下端部に
形成され、前記第1、第2の突出部に装着されたヒュー
ズプラーの下方への抜出を防止するリブによって構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項2記載のヒューズボックスの
ヒューズプラー取付構造は、ヒューズが装着されたヒュ
ーズボックス本体と、このヒューズボックス本体に前記
ヒューズを覆って着脱自在に装着されるトップカバー
と、互いに離間して略平行に配置された第1、第2の壁
部が連結壁部により連結されるとともに、前記第1、第
2の壁部の先端部に互いに対向させて突出部が形成さ
れ、前記突出部を前記ヒューズに係合させて該ヒューズ
を前記ヒューズボックス本体から離脱させるヒューズプ
ラーとを備えたヒューズボックスにおいて、前記トップ
カバーの側面にカバーロックが設けられ、該カバーロッ
クの上端部には前記ヒューズプラーの幅に一致した幅を
有する切欠部が形成され、該切欠部とヒューズプラーの
第1、第2の板体の間隙が嵌合されることにより前記ヒ
ューズプラーが取り付けられることを特徴とするもので
ある。 また、請求項3記載のヒューズボックスのヒュー
ズプラー取付構造は、ヒューズが装着されたヒューズボ
ックス本体と、このヒューズボックス本体に前記ヒュー
ズを覆って着脱自在に装着されるトップカバーと、互い
に離間して略平行に配置された第1、第2の壁部が連結
壁部により連結されるとともに、前記第1、第2の壁部
の先端部に互いに対向させて突出部が形成され、前記突
出部を前記ヒューズに係合させて該ヒューズを前記ヒュ
ーズボックス本体から離脱させるヒューズプラーとを備
えたヒューズボックスにおいて、前記トップカバー側面
の下部に突出部が形成される一方、前記ヒューズプラー
の一対の板体の一方側に孔が形成され、該孔に前記突出
部が嵌合されることにより前記ヒューズプラーが前記ト
ップカバーに取り付けられる構造とされ、前記ヒューズ
ボックス本体の側面に、上端部に係止部が形成されたハ
ウジングロックが形成され、前記ヒューズプラーが前記
トップカバーに取り付けられ、該トップカバーが前記ヒ
ューズボックス本体に嵌合された状態において、前記ヒ
ューズプラー下端の突出部と前記ハウジングロックの係
止部が互いに嵌合することにより前記トップカバーが前
記ヒューズボックス本体に固定されることを特徴とする
ものである。
【0016】
【作用】請求項1記載のヒューズボックスのヒューズプ
ラー取付構造によれば、カバー外面に取付部が形成さ
れ、該取付部に前記ヒューズプラーが着脱自在に取り付
けられているので、ヒューズプラーはヒューズボックス
の外部に取り付けられるとともに、着脱自在な状態とな
る。また、ヒューズプラーが、ヒューズプラーの第1、
第2の壁部と取付部の第1、第2の突出部とが嵌合する
とともに、プラーロックとリブとによってヒューズプラ
ーの上方、あるいは下方への抜出が防止されるので、前
記第1、第2の突出部、プラーロック、およびリブによ
りヒューズプラーが取付部に確実に保持される。
【0017】また、請求項2記載のヒューズボックスの
ヒューズプラー取付構造によれば、カバーロックの上端
部がヒューズプラー取付部の役目を果たす。また、請求
項3記載のヒューズボックスのヒューズプラー取付構造
によれば、トップカバーに取り付けたヒューズプラーが
カバーロック部を兼用する。
【0018】
【実施例】つぎに、本発明の第1の実施例を図1ないし
図8を参照して説明する。図1は、ヒューズを装着した
状態のヒューズボックスを示す図であって、符号11は
ハウジング(ヒューズボックス本体)、12はアンダー
カバー、2、2、…はヒューズ、13はトップカバー、
4はヒューズプラーである。また、ハウジング11、ア
ンダーカバー12、およびトップカバー13はナイロン
等の合成樹脂によって形成されている。
【0019】そして、トップカバー13にはヒューズプ
ラー取付部14が形成され、ここにヒューズプラー4が
取り付けられるようになっている。図2はトップカバー
13がハウジング11に装着され、ヒューズプラー4が
ヒューズプラー取付部14に取り付けられた状態を示す
図である。なお、このヒューズプラー4は前述した図8
に示したものと同一であって、平行に離間して設置され
た第1、第2の板体5、6がその中央部において連結部
材7によって連結されたものである。
【0020】ハウジング11は、内部に多数の端子を内
蔵するとともに、図1に示すように、上部には複数のヒ
ューズ挿入口を有する二重係止コネクタ15が嵌合さ
れ、このヒューズ挿入口にヒューズ2、2、…が装着さ
れるようになっている。また、ハウジング11の背面側
には車体取付部11a、11bが形成され、一方の側面
には互いに平行に離間して配置された一対の突条からな
るガイド部11c、11cが形成され、図3に示すよう
に、他方の側面側には後述するトップカバー13のカバ
ーロックと嵌合するハウジングロック11dが形成され
ている。
【0021】アンダーカバー12は、ヒューズボックス
16下方からの水が直接、端子に接触しないように防水
機能を持つ構造とされ、ヒューズボックス16下部側を
保護するためのものであって、図1に示すように、4箇
所のロック12a、12a、…で係止されてハウジング
11と固定されている。そして、側方に形成された開口
部12bからは、ハウジング11の端子に接続された電
線17、17、…がヒューズボックス16外部に導出さ
れるようになっている。
【0022】また、ハウジング11に装着されたヒュー
ズ2は、前述した図7に示したものと同一であって、箱
型に形成されたヒューズ本体2aと、このヒューズ本体
2aから突出する2個の端子2b、2bによってなるも
のである。
【0023】トップカバー13は、ハウジング11に装
着されたヒューズ2、2、…を保護するために、ヒュー
ズ2を覆い、ハウジング11に対して着脱自在に嵌合さ
れるようになっている。図5に示すように、トップカバ
ー13の一方の側面には下方に向かって延びる突出部1
3aが形成され、他方の側面にはヒューズプラー取付部
14、およびカバーロック18が形成されている。
【0024】図4および図5に示すように、ヒューズプ
ラー取付部14は、トップカバー13側面から外方に向
けてトップカバー13の上下方向に延びるように突出
し、互いに平行に離間して設置された第1、第2の壁部
19、20と、これら第1、第2の壁部19、20の先
端部の下方側を連結する連結壁部21とによって構成さ
れている。
【0025】図4および図5に示すように、第1、第2
の壁部19、20の上端部には、それぞれ上方に延びる
第1、第2の突出部19a、20aと、第3、第4の突
出部19b、20bとが形成されている。第1、第2の
突出部19a、20aはその幅(図4および図5に示す
W)がヒューズプラー4の第1、第2の板体5、6の間
隔に一致して形成されている。
【0026】また、図3に示すように、第3、第4の突
出部19b、20bの上端部には互いに対向する方向に
向けて突出するプラーロック19c、20cが形成さ
れ、前記連結壁部21の下端部中央にはリブ21aが形
成されている。そして、第3、第4の突出部19b、2
0bのプラーロック19c、20c下面から連結壁部2
1のリブ21a上面までの高さ(図3に示すH)はヒュ
ーズプラー4の長さに一致している。
【0027】図3および図5に示すように、ヒューズプ
ラー取付部14の第1、第2の壁部19、20および連
結壁部21によって囲まれた空間部内にはカバーロック
18が形成されている。このカバーロック18は、その
下部に前記ハウジングロック11dと嵌合する孔18a
を有し、トップカバー13の側面と略平行になるように
設置された壁部18bと、この壁部18bの中央部にお
いて壁部18bとトップカバー13とを連結する連結壁
部18cとによって構成されている。
【0028】前記構成のヒューズボックス16におい
て、トップカバー13をハウジング11に装着させる際
には、トップカバー13側面の突出部13aをハウジン
グ11側面の一対のガイド部11c、11cに挟持させ
るとともに、トップカバー13のカバーロック18の孔
18aをハウジング11のハウジングロック11dに嵌
合させるように、ハウジング11にトップカバー13を
装着させる。
【0029】また、トップカバー13をハウジング11
から取り外す際には、トップカバー13のカバーロック
18の上端部をトップカバー13側に押し付けるように
すると、カバーロック18の下端部はトップカバー13
側面から離間する方向に移動して、カバーロック18の
孔18aとハウジングロック11dの嵌合状態が外れ
て、トップカバー13がハウジング11から取り外され
る。
【0030】つぎに、ヒューズプラー4をヒューズボッ
クス16に取り付ける際には、ヒューズプラー4の第
1、第2の板体5、6の間隙がヒューズプラー取付部1
4の第1、第2の突出部19a、20aに嵌合するよう
にヒューズプラー4を位置させたうえで、ヒューズプラ
ー取付部14の第1、第2の壁部19、20および連結
壁部21によって囲まれた空間部にヒューズプラー4を
上方から挿入する。そして、ヒューズプラー4の下端部
がヒューズプラー取付部14のリブ21aに当接するま
でヒューズプラー4を挿入すると、ヒューズプラー4の
上端部はヒューズプラー取付部14のプラーロック19
c、20cに係止されて、ヒューズプラー4はヒューズ
プラー取付部14に確実に保持される。
【0031】また、ヒューズプラー4をヒューズボック
ス16から取り外す際には、図6に示すように、ヒュー
ズプラー取付部14の上部に露出したヒューズプラー4
の滑り止め部5bに指を当てて上方に力を加えると、ヒ
ューズプラー取付部14の第3、第4の突出部19b、
20bがわずかに弾性変形し、ヒューズプラー4とプラ
ーロック19c、20cとの係止が解除されて、ヒュー
ズプラー4はヒューズボックス16から取り外される。
【0032】本実施例のヒューズプラー取付構造におい
ては、ヒューズプラー4がトップカバー13外部のヒュ
ーズプラー取付部14に取り付けられるとともに、ヒュ
ーズプラー4上部の滑り止め部5bがヒューズプラー取
付部14の上部に露出した状態になっているので、トッ
プカバー13をハウジング11から外すこともなく、作
業者がヒューズプラー4を容易に取り外すことができ
る。
【0033】また、トップカバー13の外面側にヒュー
ズプラー取付部14を形成しているので、トップカバー
13の内面側にはヒューズプラー4取り付けのためのス
ペースが不要となる。したがって、トップカバー13は
必要最小限の大きさで足りることになり、ヒューズボッ
クス16全体を小型化することができる。
【0034】また、ヒューズプラー4がトップカバー1
3に取り付けられた状態において、ヒューズプラー4の
下端部はヒューズプラー取付部14のリブ21aに、ヒ
ューズプラー4の上端部はヒューズプラー取付部14の
プラーロック19c、20cによって保持されるように
なっているので、自動車の振動等によってヒューズプラ
ー4がトップカバー13から外れることもなく、ヒュー
ズプラー4はトップカバー13に確実に保持される。
【0035】以下、本発明の第2の実施例について図9
を用いて説明する。図9は本実施例のヒューズカバー取
付構造を示す図であって、符号4はヒューズプラー、2
2はトップカバー、11はハウジングである。なお、ヒ
ューズプラー4、ハウジング11は前述した第1の実施
例のものと同様であって、その説明を省略する。
【0036】トップカバー22の側面にはカバーロック
23が設けられており、カバーロック23の上端部には
ヒューズプラー4の幅に一致した幅を有する切欠部23
aが形成されている。そして、ヒューズプラー4が取り
付けられる際には、この切欠部23aとヒューズプラー
4の第1、第2の板体5、6の間隙が嵌合されて取り付
けられるようになっている。また、カバーロック23の
下部にはハウジング11のハウジングロック11dと嵌
合する孔23bが形成されている。
【0037】本実施例においては、カバーロック23の
上端部がヒューズプラー取付部の役目を果たしているの
で、ヒューズプラー取付部としての部材を別個に設ける
必要がなくなるため、部材を省略することができ、ヒュ
ーズボックスを容易に製造できるとともに、製造コスト
を低減させることができる。
【0038】さらに、ヒューズプラー4をトップカバー
22に取り付けた際に、ヒューズプラー4全体がトップ
カバー22から上方に突出した状態となるので、ヒュー
ズプラー4を容易に取り外すことができる。
【0039】以下、本発明の第3の実施例について図1
0を用いて説明する。図10は本実施例のヒューズカバ
ー取付構造を示す図であって、符号24はトップカバ
ー、25はヒューズプラー、26はハウジングである。
【0040】トップカバー24側面の下部には突出部2
4aが形成される一方、ヒューズプラー25の一対の板
体の一方側には孔25aが形成されており、この孔25
aに前記突出部24aが嵌合されることにより、ヒュー
ズプラー25がトップカバー24に取り付けられるよう
になっている。
【0041】ハウジング26の側面には上方に向かって
湾曲し、上端部に係止部27aが形成されたハウジング
ロック27が形成されている。そして、ヒューズプラー
25がトップカバー24に取り付けられた状態におい
て、トップカバー24をハウジング26に嵌合させる
と、ヒューズプラー25下端部の突出部25bとハウジ
ングロック27の係止部27aが互いに嵌合することに
よりトップカバー24がハウジング26に固定されるよ
うになっている。
【0042】すなわち、本実施例においては、トップカ
バー24に取り付けたヒューズプラー25がカバーロッ
ク部を兼用することになり、トップカバー24に別個に
カバーロック部を設ける必要がなく、部材を省略するこ
とができ、ヒューズボックスを容易に製造できるととも
に、製造コストを低減させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載のヒューズボックスのヒューズプラー取付構造によれ
ば、カバー外面に取付部が形成され、該取付部に前記ヒ
ューズプラーが着脱自在に取り付けられているので、ヒ
ューズプラーはヒューズボックスの外部に取り付けら
れ、着脱自在な状態となる。したがって、ヒューズプラ
ーをヒューズボックスの内部に取り付けていた従来の場
合のように、スペースが狭いため取り外しが困難であっ
たり、ヒューズプラーが取り付けられているヒューズボ
ックスを探す手間がかかるといった不都合が解消され、
ヒューズプラーを容易に取り外すことができる。
【0044】また、取付部をカバー外面に形成するの
で、カバー内部にヒューズプラー取り付けのためのスペ
ースを確保する必要がなく、カバー、およびヒューズボ
ックス自体を小型化することができる。また、ヒューズ
プラーが、ヒューズプラーの第1、第2の壁部と取付部
の第1、第2の突出部とが嵌合し、プラーロックとリブ
とによってヒューズプラーの上方、あるいは下方への抜
出が防止されるので、前記第1、第2の突出部、プラー
ロック、およびリブによりヒューズプラーを取付部に確
実に保持することができる。
【0045】また、請求項2記載のヒューズボックスの
ヒューズプラー取付構造によれば、ヒューズプラー取付
部としての部材を別個に設ける必要がなくなるため、部
材を省略することができ、ヒューズボックスを容易に製
造できるとともに、製造コストを低減させることができ
る。さらに、ヒューズプラーをトップカバーに取り付け
た際に、ヒューズプラー全体がトップカバーから上方に
突出した状態となるので、ヒューズプラーを容易に取り
外すことができる。 また、請求項3記載のヒューズボッ
クスのヒューズプラー取付構造によれば、トップカバー
に別個にカバーロック部を設ける必要がなく、部材を省
略することができ、ヒューズボックスを容易に製造でき
るとともに、製造コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるヒューズボックスのヒューズ
プラー取付構造の第1の実施例であり、トップカバー、
およびヒューズプラーを取り外した状態を示す斜視図で
ある。
【図2】 同実施例において、トップカバー、およびヒ
ューズプラーを装着した状態を示す斜視図である。
【図3】 図2の状態における側断面図である。
【図4】 同実施例におけるトップカバーの平面図であ
る。
【図5】 同側面図である。
【図6】 同実施例において、ヒューズプラーを取り外
す方法を示す図である。
【図7】 ヒューズを示す図である。
【図8】 ヒューズプラーを示す図である。
【図9】 本発明におけるヒューズボックスのヒューズ
プラー取付構造の第2の実施例を示す斜視図である。
【図10】 本発明におけるヒューズボックスのヒュー
ズプラー取付構造の第3の実施例を示す斜視図である。
【図11】 従来におけるヒューズボックスのヒューズ
プラー取付構造の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
2…ヒューズ、4…ヒューズプラー、11…ハウジング
(ヒューズボックス本体)、13…トップカバー、14
…ヒューズプラー取付部、16…ヒューズボックス、1
9…第1の壁部、19a…第1の突出部、19c、20
c…プラーロック、20…第2の壁部、20a…第2の
突出部、21…連結壁部、21a…リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−195627(JP,A) 特開 平7−254351(JP,A) 実開 平2−7844(JP,U) 実開 昭57−31767(JP,U) 実開 昭64−41177(JP,U) 実開 昭56−167453(JP,U) 実開 昭63−165749(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 85/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒューズ(2)が装着されたヒューズボ
    ックス本体(11)と、 このヒューズボックス本体(11)に前記ヒューズ
    (2)を覆って着脱自在に装着されるカバー(13)
    と、互いに離間して略平行に配置された第1、第2の壁
    部が連結壁部により連結されるとともに、前記第1、第
    2の壁部の先端部に互いに対向させて突出部が形成さ
    れ、前記突出部を前記ヒューズに係合させて該ヒューズ
    を前記ヒューズボックス本体から離脱させるヒューズプ
    ラー(4)とを備えたヒューズボックス(16)におい
    て、 前記カバー(13)外面には、この外面から突出する取
    付部(14)が形成され、該取付部(14)には、前記
    ヒューズプラー(4)が着脱自在に取り付けられ 前記取付部(14)は、カバー(13)側壁部の外面か
    ら互いに離間して略平行に突出するとともに、カバー
    (13)の上下方向に延在する第1、第2の壁部(1
    9、20)と、これら第1、第2の壁部(19、20)
    の先端部を連結する連結壁部(21)と、前記第1、第
    2の壁部(19、20)の内面側に上下方向に延在する
    ようにそれぞれ形成され、その幅が前記ヒューズプラー
    (4)の第1、第2の壁部(5、6)の間隔に一致し
    て、該第1、第2の壁部(19、20)内において該ヒ
    ューズプラー(4)を装着させる第1、第2の突出部
    (19a、20a)と、前記第1、第2の壁部(19、
    20)の上端部に形成され、前記ヒューズプラー(4)
    が前記第1、第2の突出部(19a、20a)に装着さ
    れたときに、該ヒューズプラー(4)の上方への抜出を
    防止するプラーロック(19c、20c)と、前記連結
    壁部(21)の下端部に形成され、前記第1、第2の突
    出部(19a、20a)に装着されたヒューズプラー
    (4)の下方への抜出を防止するリブ(21a)とによ
    って構成されている ことを特徴とするヒューズボックス
    のヒューズプラー取付構造。
  2. 【請求項2】 ヒューズ(2)が装着されたヒューズボ
    ックス本体(11)と、このヒューズボックス本体(1
    1)に前記ヒューズ(2)を覆って着脱自在に装着され
    るトップカバー(22)と、互いに離間して略平行に配
    置された第1 、第2の壁部が連結壁部により連結される
    とともに、前記第1、第2の壁部の先端部に互いに対向
    させて突出部が形成され、前記突出部を前記ヒューズに
    係合させて該ヒューズを前記ヒューズボックス本体から
    離脱させるヒューズプラー(4)とを備えたヒューズボ
    ックスにおいて、 前記トップカバー(22)の側面にカバーロック(2
    3)が設けられ、該カバーロック(23)の上端部には
    前記ヒューズプラー(4)の幅に一致した幅を有する切
    欠部(23a)が形成され、該切欠部(23a)とヒュ
    ーズプラー(4)の第1、第2の板体(5、6)の間隙
    が嵌合されることにより前記ヒューズプラー(4)が取
    り付けられることを特徴とするヒューズボックスのヒュ
    ーズプラー取付構造。
  3. 【請求項3】 ヒューズ(2)が装着されたヒューズボ
    ックス本体(26)と、このヒューズボックス本体(2
    6)に前記ヒューズ(2)を覆って着脱自在に装着され
    るトップカバー(24)と、互いに離間して略平行に配
    置された第1、第2の壁部が連結壁部により連結される
    とともに、前記第1、第2の壁部の先端部に互いに対向
    させて突出部が形成され、前記突出部を前記ヒューズに
    係合させて該ヒューズを前記ヒューズボックス本体から
    離脱させるヒューズプラー(25)とを備えたヒューズ
    ボックスにおいて、 前記トップカバー(24)側面の下部に突出部(24
    a)が形成される一方、前記ヒューズプラー(25)の
    一対の板体の一方側に孔(25a)が形成され、該孔
    (25a)に前記突出部(24a)が嵌合されることに
    より前記ヒューズプラー(25)が前記トップカバー
    (24)に取り付けられる構造とされ、 前記ヒューズボックス本体(26)の側面に、上端部に
    係止部(27a)が形成されたハウジングロック(2
    7)が形成され、前記ヒューズプラー(25)が前記ト
    ップカバー(24)に取り付けられ、該トップカバー
    (24)が前記ヒューズボックス本体(26)に嵌合さ
    れた状態において、前記ヒューズプラー(25)下端の
    突出部(25b)と前記ハウジングロック(27)の係
    止部(27a)が互いに嵌合することにより前記トップ
    カバー(24)が前記ヒューズボックス本体(26)に
    固定されることを特徴とするヒューズボックスのヒュー
    ズプラー取付構造。
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