JP2996142B2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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Description
スに用いる電気接続箱に関し、詳しくは、ロアケースの
外壁内にアッパーケースの外壁を配置してロックするケ
ース内部にバスバーと絶縁板を積層配置した電気接続箱
において、上記ロアケースの底壁に設けられるロック爪
成形用型抜き孔からケース内部への浸水を防止できるよ
うにするものである。
すように、ロアケース1内にアッパーケース2を挿入
し、ロアケース1の外壁1aとアッパーケース2の外壁
2aとをロックしてなるケース内部に、バスバー3と絶
縁板4とを積層配置して収容している場合がある。図4
の電気接続箱では、ロアケース1とアッパーケース2と
のロックは、ロアケース外壁1aの内面より突出したロ
ック爪5をアッパーケース2の上面に係止している。
脂成形するロアケース1の底壁1bに、スライド型を用
いない限り、図4中で、仮想線(一点鎖線)で示す型抜
き孔6が不可避的に発生する。よって、図4に示すよう
に、ロアケース底壁1bに型抜き孔6があけられない構
造とすると、成形金型が複雑となり、コスト高になる欠
点がある。
を成形すると、コストダウンを図ることができるが、ロ
アケース底壁1bに型抜き孔6が開口し、この型抜き孔
6からケース内部へ浸水が発生する問題がある。よっ
て、図5に示すように、ロアケース1の下方にさらにロ
アカバー7を取り付けて、型抜き孔6が外面に露出しな
いようにする必要がある。
示す構造とすると、別部材のロアカバー7が必要となる
ために、コスト高になり、かつ、電気接続箱全体が大型
化する問題が生じる。
ので、スライド型を用いずにロアケースを成形して、ロ
ック爪成形用の型抜き孔がロアケース底壁に開口してい
るにもかかわらず、ロアカバーを必要とすることなく、
型抜き孔からのケース内部への浸水が防止できるように
することを目的としている。
め、本発明は、請求項1で、樹脂製のロアケースとアッ
パーケースとからなるケース内部にバスバーおよび絶縁
板を収容している電気接続箱であって、ロアケースの外
壁内部にアッパーケースの外壁を配置し、ロアケースの
外壁内面から突設したロック爪をアッパーケース外壁外
面から突設した被ロック爪の上面に係止してロックして
ロアケースとアッパーケースとを固定し、かつ、上記ロ
アケースの底壁に形成されたロック爪成形用の型抜き孔
を囲繞する第1防水枠壁を、ロアケースの外壁内面と底
壁とに連続させて設けている一方、上記アッパーケース
の外壁はロアケースの外壁内面に沿わせると共に、第1
防水枠壁と対向する位置では、第1防水枠壁を囲繞する
第2防水枠壁をアッパーケース外壁に連続して設け、ア
ッパーケースの外壁及び第2防水枠壁により上記バスバ
ー及び絶縁板の収容部を囲んでいることを特徴とする電
気接続箱を提供している。
型抜き孔を囲繞するように底壁から上方に向けて突出
し、水平断面コ字形状として、その両端面を外壁に連続
させ、また、上記アッパーケースに設ける第2防水枠壁
は、第1防水枠壁のケース内面側に沿わせる水平断面コ
字形状で、その両端面をロアケース外壁に沿うアッパー
ケースの外壁に連続している。(請求項2)
アケースの内部にアッパーケースを組み込み、其の際、
ロアケースの外壁内面から突出したロック爪に対して、
アッパーケースの外壁外面から突出した被ロック爪を下
方に押し込み、被ロック爪の上面にロック爪を係止して
ロアケースとアッパーケースとを組付固定している。こ
の組付固定状態で、ロアケース底壁にはロック爪と対向
する外壁に沿った位置にロック爪成形用型抜き孔が開口
しているが、該開口のケース内部側は第1防水枠壁に囲
まれている。さらに、アッパーケースの外壁は、ロアケ
ースの外壁内面に沿うと共に、型抜き孔の位置では、ア
ッパーケース外壁に連続すると共にケース内側へ突出す
る第2防水枠壁が第1防水枠壁を囲む。よって、アッパ
ーケース外壁に囲まれるケース内部への型抜き孔からの
浸水は、まず、第1防水枠壁により遮断され、さらに、
バスバーおよび絶縁板等の収容部にはアッパーケースの
第2防水枠壁により遮断される。このように、ロック爪
成形用型抜き孔からのケース内部への浸水を確実に防止
できる。
ッパーケース外壁および第2防水枠壁で囲まれる内部と
して、防水を確保しているが、アッパーケース外壁は外
面より被ロック爪を突設した箇所および第2防水枠壁を
内部側へ突出させた箇所以外は、ロアケース外壁の内面
に沿わせているため、上記収容部の容積を大きくとるこ
とができ、その分、電気接続箱を大型化することなく、
高密度に収容することができる。
の型抜き孔を囲む第1防水枠壁を水平断面コ字形状とし
て、底壁より上向きに立設すると共に外壁に連続させる
と、ロアケースの底面から侵入しようとする水は、言わ
ば四角筒の内部を通り、その上端を越えなければケース
内部に浸水できない状態となり、よって、下から上向き
の圧力が強くなければ、内部へ浸水することはできな
い。さらに、この第1防水枠壁を乗り越えて浸水が発生
しても、アッパーケースの第2防水枠壁がアッパーケー
スの外壁と連続して存在するため、該外壁および第2防
水枠壁により囲まれるバスバーおよび絶縁板の収容部に
浸水が生じることはない。
より説明する。実施例の電気接続箱は、従来例と同様
に、樹脂で一体成形したロアケース10の内部にアッパ
ーケース11を挿入してケースを構成し、該ケース内部
にバスバー3および絶縁板4を収容している。
ロック爪13を突設し、よって、該ロック爪13を成形
するため、ロアケース10の底壁10bに、ロック爪1
3の真下で外壁10aに沿って型抜き孔14を開口して
いる。該型抜き孔14を外壁10aと囲むように水平断
面コ状形状の第1防水枠壁15を底壁10bより上向き
に突設し、その両端面15aを外壁10aに連続させて
いる。よって、型抜き孔14は上向きに立設した四角枠
により囲まれた状態としている。
の中央に1つのロック爪13を設けている場合には、各
ロック爪13の下方に、第1防水枠壁15を設け、合計
4つの第1防水枠壁15を設けている。
ロアケース外壁10aに当接させて沿わせるように設計
しており、ロック爪13とロックする位置では、内部側
へ凹状に窪ませ、該凹状部11bの外面より被ロック爪
17を突設している。
ッパーケース11側の被ロック爪17とは、ロック爪1
3の上面13aを傾斜面とする一方、被ロック爪17の
下面17aを傾斜面としている。よって、ロック爪13
に対して被ロック爪17を上方から押し込む時、傾斜面
同士を接触させた状態で、容易に押し込むことができ、
押し込み後は、互いに水平面からなるロック爪13の下
面13bに被ロック爪17の上面17bを係止して、確
実なロックがなされるようにしている。
10の第1防水枠壁15と対向する位置に、即ち、被ロ
ック爪17の真下に、第1防水枠壁15のケース側内面
に略接するように沿わせる断面コ字形状の第2防水枠壁
18を、外壁11aに連続させ形成している。即ち、第
2防水枠壁18の両端18aはロアケース外壁10aに
沿う外壁11aの下部に連続させ、外壁11aの下部の
一部をケース内部側へ凹状に窪ませた状態で第2防水枠
壁18を設け、かつ、第2防水枠壁18の上面18bを
被ロック爪17を設けた凹状部11bの下面11cに連
続させている。
を第2防水枠壁18の箇所だけアッパーケース外壁を内
部側に凹ませると、図2に示す仮想線(一点鎖線)で示
すように、アッパーケース外壁11aの下部全体を第1
防水枠壁15の内面側に沿って設ける場合と比較して、
第2図中で、斜線で示す領域をバスバー及び絶縁板の収
容部として広げられる。
0内の所要箇所にバスバー3と絶縁板4とを収容した後
に、アッパーケース11をロアケース10の内部に嵌め
こみ、ロック爪13と被ロック爪17とを係止してロッ
クする。この組付状態で、図1に示すように、第1防水
枠壁15のケース内部側周面を第2防水枠壁18が囲む
と共に、第1防水枠壁15のケース内部側の上面15a
はアッパーケース11の凹状部11bの下面11cと当
接する。
に開口した型抜き孔14は第1防水枠壁15により囲ま
れると共に、さらに、アッパーケース11の第2防水枠
壁18により囲まれ、しかも、第1防水枠壁15の上面
が、第2防水枠壁18に連続するアッパーケース外壁の
凹状部下面11cと当接している。よって、型抜き孔1
4からの水がアッパーケース11の外壁11aおよび第
2防水枠壁18に囲まれたバスバー収容部へと浸水する
ことは確実に防止される。
の電気接続箱によれば、ロアケースの外壁内面にロック
爪を突設することにより生じるロアケース底壁の型抜き
孔からの浸水を、従来のようにロアカバーを用いること
なく、防止することができる。よって、部品点数の削減
および、電気接続箱の大型化防止を図ることができる。
ケースにより囲まれるバスバー等の収容部が狭くなるだ
けで、アッパーケースおよびロアケースに防水枠壁を設
けることにより、収容部の容積が狭くなる問題を回避で
きる。
図である。
1のB−B線断面図、(C)は図1のC−C線断面図、
(D)は図1の底面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 樹脂製のロアケースとアッパーケースと
からなるケース内部にバスバーおよび絶縁板を収容して
いる電気接続箱であって、 ロアケースの外壁内部にアッパーケースの外壁を配置
し、ロアケースの外壁内面から突設したロック爪をアッ
パーケース外壁外面から突設した被ロック爪の上面に係
止してロックしてロアケースとアッパーケースとを固定
し、かつ、 上記ロアケースの底壁に形成されたロック爪成形用の型
抜き孔を囲繞する第1防水枠壁を、ロアケースの外壁内
面と底壁とに連続させて設けている一方、上記アッパー
ケースの外壁はロアケースの外壁内面に沿わせると共
に、第1防水枠壁と対向する位置では、第1防水枠壁を
囲繞する第2防水枠壁をアッパーケース外壁に連続して
設け、アッパーケースの外壁及び第2防水枠壁により上
記バスバー及び絶縁板の収容部を囲んでいることを特徴
とする電気接続箱。 - 【請求項2】 上記ロアケースに設ける第1防水枠壁
は、型抜き孔を囲繞するように底壁から上方に向けて突
出し、水平断面コ字形状として、その両端面を外壁に連
続させ、また、上記アッパーケースに設ける第2防水枠
壁は、第1防水枠壁のケース内面側に沿わせる水平断面
コ字形状で、その両端面がロアケース外壁に沿うアッパ
ーケースの外壁に連続している請求項1に記載の電気接
続箱。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP7117417A JP2996142B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7117417A JP2996142B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08317534A JPH08317534A (ja) | 1996-11-29 |
JP2996142B2 true JP2996142B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=14711136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7117417A Expired - Fee Related JP2996142B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2996142B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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CN107404812B (zh) * | 2016-05-20 | 2020-03-20 | 阿尔卑斯阿尔派株式会社 | 电路收纳用容器 |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP7117417A patent/JP2996142B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08317534A (ja) | 1996-11-29 |
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