JP2996141B2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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- JP2996141B2 JP2996141B2 JP7115930A JP11593095A JP2996141B2 JP 2996141 B2 JP2996141 B2 JP 2996141B2 JP 7115930 A JP7115930 A JP 7115930A JP 11593095 A JP11593095 A JP 11593095A JP 2996141 B2 JP2996141 B2 JP 2996141B2
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- Japan
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- tab
- insulating plate
- case
- bus bar
- hole
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- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤハーネ
スに用いる電気接続箱に関し、詳しくは、アッパーケー
スとロアケースとからなるケース内部にバスバーと絶縁
板を積層配置した電気接続箱において、アッパーケース
に突設するコネクタ収容部の底壁に設けられるロック爪
成形用の型抜き孔とタブ挿入孔とからケース内部に浸水
が生じるのを防止するものである。
スに用いる電気接続箱に関し、詳しくは、アッパーケー
スとロアケースとからなるケース内部にバスバーと絶縁
板を積層配置した電気接続箱において、アッパーケース
に突設するコネクタ収容部の底壁に設けられるロック爪
成形用の型抜き孔とタブ挿入孔とからケース内部に浸水
が生じるのを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気接続箱においては、図4に
示すように、アッパーケース1とロアケース2とからな
るケース内部にバスバー3と絶縁板4とを積層配置して
収容しており、アッパーケース1にコネクタ収容部5を
突設し、該コネクタ収容部5に収容するコネクタ6に上
記バスバー3から突設するタブ7を接続している。
示すように、アッパーケース1とロアケース2とからな
るケース内部にバスバー3と絶縁板4とを積層配置して
収容しており、アッパーケース1にコネクタ収容部5を
突設し、該コネクタ収容部5に収容するコネクタ6に上
記バスバー3から突設するタブ7を接続している。
【0003】上記コネクタ収容部5には収容するコネク
タ6をロックするため、側壁5aの内面よりロック爪8
が突設されている。ロアケース2およびアッパーケース
1は金型により樹脂で一体成形されており、上記ロック
爪8を成形するには、コネクタ収容部5の底壁5b(即
ち、アッパーケース1の上壁)に型抜き孔9が不可避的
に設けられることになる。また、コネクタ収容部底壁5
bにはタブ7を貫通するタブ貫通穴10が穿設されてお
り、該タブ貫通穴10はタブ7の貫通を容易とするため
に、タブ7と貫通穴10との間には隙間が生じている。
なお、アッパーケース1に対しては、組みつけ時に、外
力を負荷できないため、タブ貫通穴10に対してはタブ
7を圧入することは困難であり、よって、タブ貫通穴1
0はタブ7がスムーズに通る大きさに設定されている。
タ6をロックするため、側壁5aの内面よりロック爪8
が突設されている。ロアケース2およびアッパーケース
1は金型により樹脂で一体成形されており、上記ロック
爪8を成形するには、コネクタ収容部5の底壁5b(即
ち、アッパーケース1の上壁)に型抜き孔9が不可避的
に設けられることになる。また、コネクタ収容部底壁5
bにはタブ7を貫通するタブ貫通穴10が穿設されてお
り、該タブ貫通穴10はタブ7の貫通を容易とするため
に、タブ7と貫通穴10との間には隙間が生じている。
なお、アッパーケース1に対しては、組みつけ時に、外
力を負荷できないため、タブ貫通穴10に対してはタブ
7を圧入することは困難であり、よって、タブ貫通穴1
0はタブ7がスムーズに通る大きさに設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記電気接続箱はエン
ジンルーム等に配置され、アッパーケース1の上面にカ
バーが被せられるが、洗車時等で高圧の水がかけられる
と、カバーを通して浸水が発生し、上記型抜き孔9およ
びタブ貫通穴10を通してケース内部にも浸水が生じる
場合がある。また、カバーをかぶせられていない場合も
あり、この場合は、よりケース内部への浸水が発生しや
すい。このように、ケース内部に浸水が生じると、バス
バー3と接触し、バスバー3に腐食を発生させると共
に、バスバー間にリークが発生しやすい問題がある。
ジンルーム等に配置され、アッパーケース1の上面にカ
バーが被せられるが、洗車時等で高圧の水がかけられる
と、カバーを通して浸水が発生し、上記型抜き孔9およ
びタブ貫通穴10を通してケース内部にも浸水が生じる
場合がある。また、カバーをかぶせられていない場合も
あり、この場合は、よりケース内部への浸水が発生しや
すい。このように、ケース内部に浸水が生じると、バス
バー3と接触し、バスバー3に腐食を発生させると共
に、バスバー間にリークが発生しやすい問題がある。
【0005】上記型抜き孔9からの浸水を防止するた
め、実開昭56−136425号において、図5に示す
ように、型抜き孔9の周囲にアッパーケースより上向き
に突壁11を突設したものが提案されている。上記アッ
パーケースの上面から突壁11を上向きに突設した構造
とした場合、アッパーケースの上面をつたって水が型抜
き孔9に入ることは防止できるが、上方からの浸水を防
止することはできないし、タブ貫通穴10からの浸水も
防止できない。
め、実開昭56−136425号において、図5に示す
ように、型抜き孔9の周囲にアッパーケースより上向き
に突壁11を突設したものが提案されている。上記アッ
パーケースの上面から突壁11を上向きに突設した構造
とした場合、アッパーケースの上面をつたって水が型抜
き孔9に入ることは防止できるが、上方からの浸水を防
止することはできないし、タブ貫通穴10からの浸水も
防止できない。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、型抜き孔およびタブ貫通穴からからケース内部に浸
水が生じないようにして、上記した問題を解決すること
を目的としている。
で、型抜き孔およびタブ貫通穴からからケース内部に浸
水が生じないようにして、上記した問題を解決すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、コネクタ収容部を突設して
いるアッパーケースとロアケースとからなるケース内部
にバスバーと絶縁板が積層配置され、上記コネクタ収容
部の側壁内面にコネクタ係止用のロック爪が突設される
と共に、コネクタ収容部の底壁にロック爪成形用の型抜
き孔と、バスバーのタブ貫通穴とが設けられている電気
接続箱であって、上記アッパーケースのコネクタ収容部
底壁の下面に当接させて、絶縁板を配置し、該絶縁板に
より上記型抜き孔を閉鎖すると共に、該絶縁板にタブを
密着して挿通するタブ挿通孔を設け、上記型抜き孔およ
びタブ貫通穴からの浸水を防止する構成としている電気
接続箱を提供している。
め、本発明は、請求項1で、コネクタ収容部を突設して
いるアッパーケースとロアケースとからなるケース内部
にバスバーと絶縁板が積層配置され、上記コネクタ収容
部の側壁内面にコネクタ係止用のロック爪が突設される
と共に、コネクタ収容部の底壁にロック爪成形用の型抜
き孔と、バスバーのタブ貫通穴とが設けられている電気
接続箱であって、上記アッパーケースのコネクタ収容部
底壁の下面に当接させて、絶縁板を配置し、該絶縁板に
より上記型抜き孔を閉鎖すると共に、該絶縁板にタブを
密着して挿通するタブ挿通孔を設け、上記型抜き孔およ
びタブ貫通穴からの浸水を防止する構成としている電気
接続箱を提供している。
【0008】上記絶縁板のタブ挿通孔を設ける部位は可
撓性を有する薄肉とすると共に、タブ挿通孔はスリット
状とし、タブ挿通孔の周縁部分が撓んでタブ周面に密着
する構成とすることが好ましい。(請求項2)
撓性を有する薄肉とすると共に、タブ挿通孔はスリット
状とし、タブ挿通孔の周縁部分が撓んでタブ周面に密着
する構成とすることが好ましい。(請求項2)
【0009】また、上記コネクタ収容部底壁下面に沿っ
て配置する絶縁板は、アッパーケースのコネクタ収容部
底壁と対応する部分のみを連続した形状とし、他の部分
は上層のバスバーとアッパーケース下面との間にスペー
スをあけることが好ましい。(請求項3) 即ち、従来、ケース内部に配置する絶縁板は、ケース内
部の全面にわたって配置していたが、防水上で必要なコ
ネクタ収納部の下面のみに配置し、他の部分はスペース
をあけて、他に利用できる空間としている。
て配置する絶縁板は、アッパーケースのコネクタ収容部
底壁と対応する部分のみを連続した形状とし、他の部分
は上層のバスバーとアッパーケース下面との間にスペー
スをあけることが好ましい。(請求項3) 即ち、従来、ケース内部に配置する絶縁板は、ケース内
部の全面にわたって配置していたが、防水上で必要なコ
ネクタ収納部の下面のみに配置し、他の部分はスペース
をあけて、他に利用できる空間としている。
【0010】
【作用】請求項1の電気接続箱では、絶縁板とバスバー
とを予め積層状態に組みつけた後に、ロアケース内にセ
ットし、ついで、アッパーケースを被せて組みつけてい
る。よって、絶縁板とバスバーとを組みつける時、最上
層にセットする絶縁板のタブ挿入孔が小さくても、大き
な力を負荷して、下層のバスバーのタブを圧入して通す
ことができる。なお、この点、後付けのアッパーケース
のタブ貫通穴に対して、バスバーのタブを圧入できない
ため、従来のように、タブ貫通穴のクリアランスを大き
くして隙間が発生している。
とを予め積層状態に組みつけた後に、ロアケース内にセ
ットし、ついで、アッパーケースを被せて組みつけてい
る。よって、絶縁板とバスバーとを組みつける時、最上
層にセットする絶縁板のタブ挿入孔が小さくても、大き
な力を負荷して、下層のバスバーのタブを圧入して通す
ことができる。なお、この点、後付けのアッパーケース
のタブ貫通穴に対して、バスバーのタブを圧入できない
ため、従来のように、タブ貫通穴のクリアランスを大き
くして隙間が発生している。
【0011】上記のようにケース内部の最上層におい
て、コネクタ収容部の下部のみに絶縁板を配置し、アッ
パーケースの下面に当接させて配置すると、コネクタ収
容部の底壁の型抜き孔は絶縁板により閉鎖されてケース
内部への浸水は防止できる。また、絶縁板のタブ挿通孔
はタブに密着させているため、隙間はなく、このタブ挿
通孔からの浸水も防止できる。よって、ケース内部に浸
水が発生して、水がバスバーと接触することはなく、バ
スバーの腐食、バスバー間のリークの発生を防止でき
る。
て、コネクタ収容部の下部のみに絶縁板を配置し、アッ
パーケースの下面に当接させて配置すると、コネクタ収
容部の底壁の型抜き孔は絶縁板により閉鎖されてケース
内部への浸水は防止できる。また、絶縁板のタブ挿通孔
はタブに密着させているため、隙間はなく、このタブ挿
通孔からの浸水も防止できる。よって、ケース内部に浸
水が発生して、水がバスバーと接触することはなく、バ
スバーの腐食、バスバー間のリークの発生を防止でき
る。
【0012】請求項2の電気接続箱では、絶縁板に設け
るタブ挿通孔は薄肉部にスリットを設けた形状としてい
るため、スリットにタブを無理入れして貫通すると、ス
リット周縁の薄肉がタブの周面に密着するように撓み、
タブとタブ挿通孔との間を確実にシールする。
るタブ挿通孔は薄肉部にスリットを設けた形状としてい
るため、スリットにタブを無理入れして貫通すると、ス
リット周縁の薄肉がタブの周面に密着するように撓み、
タブとタブ挿通孔との間を確実にシールする。
【0013】請求項3の電気接続箱では、絶縁板を必要
なコネクタ収容部の底壁下面にのみ設けると共に、これ
ら必要な箇所を連続させているため、絶縁板の取付手数
はかからない。また、絶縁板を配置していない部分は空
スペースとして利用でき、例えば、下層のバスバーと接
触するようにバスバーを配置し、大電流回路として利用
することができる。
なコネクタ収容部の底壁下面にのみ設けると共に、これ
ら必要な箇所を連続させているため、絶縁板の取付手数
はかからない。また、絶縁板を配置していない部分は空
スペースとして利用でき、例えば、下層のバスバーと接
触するようにバスバーを配置し、大電流回路として利用
することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。なお、従来と同一部材は同一符号を付す。図1、
図2は第1実施例を示し、図4に示す従来例と同様に、
アッパーケース1とロアケース2とからケースを構成
し、該ケース内部に下端側からバスバー3A、絶縁板
4、バスバー3Bと順次積層した状態で収容している。
上記アッパーケース1にはコネクタ収容部5が突設さ
れ、その側壁5aに収容するコネクタ6を係止するため
のロック爪8が突設されており、該ロック爪8の下方の
コネクタ収容部底壁5b(即ち、アッパーケース上壁)
には成形時に必要な型抜き孔9を開口している。また、
コネクタ収容部底壁5bにはバスバー3Aおよび3Bか
ら突出するタブ7を貫通するタブ貫通穴10が開口され
ている。なお、図中、タブ貫通穴10は1個であるが、
実際には複数個数設けられている。
する。なお、従来と同一部材は同一符号を付す。図1、
図2は第1実施例を示し、図4に示す従来例と同様に、
アッパーケース1とロアケース2とからケースを構成
し、該ケース内部に下端側からバスバー3A、絶縁板
4、バスバー3Bと順次積層した状態で収容している。
上記アッパーケース1にはコネクタ収容部5が突設さ
れ、その側壁5aに収容するコネクタ6を係止するため
のロック爪8が突設されており、該ロック爪8の下方の
コネクタ収容部底壁5b(即ち、アッパーケース上壁)
には成形時に必要な型抜き孔9を開口している。また、
コネクタ収容部底壁5bにはバスバー3Aおよび3Bか
ら突出するタブ7を貫通するタブ貫通穴10が開口され
ている。なお、図中、タブ貫通穴10は1個であるが、
実際には複数個数設けられている。
【0015】上記上層のバスバー3Bとアッパーケース
1の下面との間には1枚の絶縁板20を配置する空間を
あけており、コネクタ収容部5の底壁全体に絶縁板20
を配置し、該絶縁板20をコネクタ収容部底壁5bに当
接させ、上記型抜き孔9を絶縁板20で閉鎖している。
1の下面との間には1枚の絶縁板20を配置する空間を
あけており、コネクタ収容部5の底壁全体に絶縁板20
を配置し、該絶縁板20をコネクタ収容部底壁5bに当
接させ、上記型抜き孔9を絶縁板20で閉鎖している。
【0016】また、絶縁板20には下層のバスバー3
A、3Bから屈折させてコネクタ収容部5へ突出させる
タブ7を貫通するためのタブ挿通孔21を設けている。
該タブ挿通孔21はタブ7を密接状態で貫通する寸法に
設定し、タブ7とタブ挿通孔21との間には隙間が発生
しないようにしている。
A、3Bから屈折させてコネクタ収容部5へ突出させる
タブ7を貫通するためのタブ挿通孔21を設けている。
該タブ挿通孔21はタブ7を密接状態で貫通する寸法に
設定し、タブ7とタブ挿通孔21との間には隙間が発生
しないようにしている。
【0017】上記絶縁板20は図2に示すように、コネ
クタ収容部底壁5bと対応する部分A、B、C、Dの4
つの部分を連結部22で連結して一体としており、一度
に取付ができるようにしている。
クタ収容部底壁5bと対応する部分A、B、C、Dの4
つの部分を連結部22で連結して一体としており、一度
に取付ができるようにしている。
【0018】上記のように、絶縁板20は必要な箇所の
みに配置しているため、図1に示すように、コネクタ収
容部底壁以外では、アッパーケース1と上層のバスバー
3Bとの間にスペース23が設けられている。該スペー
ス23には、必要に応じて、別のバスバー25を配置
し、下面側に当接するバスバー3Bとで大電流回路を形
成するようにしてもよい。
みに配置しているため、図1に示すように、コネクタ収
容部底壁以外では、アッパーケース1と上層のバスバー
3Bとの間にスペース23が設けられている。該スペー
ス23には、必要に応じて、別のバスバー25を配置
し、下面側に当接するバスバー3Bとで大電流回路を形
成するようにしてもよい。
【0019】上記電気接続箱においては、バスバー3
A、絶縁板4、バスバー3Bおよび絶縁板20を予めセ
ットし、バスバー3A、3Bから屈折するタブ7を絶縁
板4、20のタブ挿通孔を通して組みつける。この時、
上層の絶縁板20のタブ挿通孔21はタブ7と略同形状
としているため、タブ7をタブ挿通孔21に圧入して貫
通させる。このように、バスバーと絶縁板とを予め組み
つけた後、ロアケース2内にセットし、ついで、アッパ
ーケース1を被せる。アッパーケース1を被せる時、ア
ッパーケース1に設けたタブ貫通穴10は大きいため、
タブ7を簡単に通すことができる。
A、絶縁板4、バスバー3Bおよび絶縁板20を予めセ
ットし、バスバー3A、3Bから屈折するタブ7を絶縁
板4、20のタブ挿通孔を通して組みつける。この時、
上層の絶縁板20のタブ挿通孔21はタブ7と略同形状
としているため、タブ7をタブ挿通孔21に圧入して貫
通させる。このように、バスバーと絶縁板とを予め組み
つけた後、ロアケース2内にセットし、ついで、アッパ
ーケース1を被せる。アッパーケース1を被せる時、ア
ッパーケース1に設けたタブ貫通穴10は大きいため、
タブ7を簡単に通すことができる。
【0020】上記のように組みつけた電気接続箱では、
コネクタ収容部5内に侵入し、型抜き孔9からケース内
部に侵入しようとする水は、絶縁板20により遮断され
る。また、タブ貫通穴10から侵入しようとする水も絶
縁板20のタブ挿通孔21には隙間がないため、浸水が
遮断される。よって、ケース内部への浸水を確実に防止
できる。
コネクタ収容部5内に侵入し、型抜き孔9からケース内
部に侵入しようとする水は、絶縁板20により遮断され
る。また、タブ貫通穴10から侵入しようとする水も絶
縁板20のタブ挿通孔21には隙間がないため、浸水が
遮断される。よって、ケース内部への浸水を確実に防止
できる。
【0021】図3(A)(B)は絶縁板20の第2実施
例を示し、タブ挿通孔を設ける部分に薄肉部30を設
け、該薄肉部30にスリット状のタブ挿通孔31を形成
している。
例を示し、タブ挿通孔を設ける部分に薄肉部30を設
け、該薄肉部30にスリット状のタブ挿通孔31を形成
している。
【0022】上記タブ挿通孔31にタブ7を圧入する
と、周縁の薄肉部30が図3(B)に示すように撓みな
がらタブ7の周面に密着し、タブ7をシールする。
と、周縁の薄肉部30が図3(B)に示すように撓みな
がらタブ7の周面に密着し、タブ7をシールする。
【0023】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1の電気接続箱によれば、コネクタ収容部底壁
に当接させて絶縁板を配置しているため、型抜き孔は閉
鎖され、型抜き孔からケース内部への浸水を防止でき
る。また、コネクタ収容部底壁のタブ貫通穴からの浸水
も絶縁板ではタブ挿通孔がシールされているため、浸水
が絶縁板で遮断される。よって、ケース内部に配置した
バスバーが水と接触して腐食したり、バスバー間にリー
クが生ずるのを防止できる。
の請求項1の電気接続箱によれば、コネクタ収容部底壁
に当接させて絶縁板を配置しているため、型抜き孔は閉
鎖され、型抜き孔からケース内部への浸水を防止でき
る。また、コネクタ収容部底壁のタブ貫通穴からの浸水
も絶縁板ではタブ挿通孔がシールされているため、浸水
が絶縁板で遮断される。よって、ケース内部に配置した
バスバーが水と接触して腐食したり、バスバー間にリー
クが生ずるのを防止できる。
【0024】請求項2の電気接続箱では、絶縁板に設け
るタブ挿通孔は薄肉部にスリットを設けた形状としてい
るため、スリット周縁の薄肉がタブの周面に密着するよ
うに撓み、タブとタブ挿通孔との間を確実にシールす
る。また、薄肉であるため、タブ挿入時にさほど大きな
力は必要とせず、バスバーと絶縁板との組みつけを容易
に行える。
るタブ挿通孔は薄肉部にスリットを設けた形状としてい
るため、スリット周縁の薄肉がタブの周面に密着するよ
うに撓み、タブとタブ挿通孔との間を確実にシールす
る。また、薄肉であるため、タブ挿入時にさほど大きな
力は必要とせず、バスバーと絶縁板との組みつけを容易
に行える。
【0025】請求項3の電気接続箱では、絶縁板を必要
なコネクタ収容部の下面にのみ設けると共に、これら必
要な箇所を連続させているため、絶縁板の取付手数はか
からない。また、絶縁板を全面に配置する場合と比較し
て、面積が小さくなる分、材料費を軽減できる。さら
に、絶縁板を配置していない部分は空スペースとして多
目的に利用できる。
なコネクタ収容部の下面にのみ設けると共に、これら必
要な箇所を連続させているため、絶縁板の取付手数はか
からない。また、絶縁板を全面に配置する場合と比較し
て、面積が小さくなる分、材料費を軽減できる。さら
に、絶縁板を配置していない部分は空スペースとして多
目的に利用できる。
【図1】 本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】 上記第1実施例の絶縁板の全体を示す平面図
である。
である。
【図3】 第2実施例の絶縁板を示し、(A)は要部断
面図、(B)はタブを挿通した状態の要部断面図であ
る。
面図、(B)はタブを挿通した状態の要部断面図であ
る。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【図5】 他の従来例を示す断面図である。
1 アッパーケース 2 ロアケース 3A、3B バスバー 4、20 絶縁板 5 コネクタ収容部 7 タブ 8 ロック爪 9 型抜き孔 10 タブ貫通穴 21 タブ挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/08 - 3/20
Claims (3)
- 【請求項1】 コネクタ収容部を突設しているアッパー
ケースとロアケースとからなるケース内部にバスバーと
絶縁板が積層配置され、上記コネクタ収容部の側壁内面
にコネクタ係止用のロック爪が突設されると共に、コネ
クタ収容部の底壁にロック爪成形用の型抜き孔と、バス
バーのタブ貫通穴とが設けられている電気接続箱であっ
て、 上記アッパーケースのコネクタ収容部底壁の下面に当接
させて、絶縁板を配置し、該絶縁板により上記型抜き孔
を閉鎖すると共に、該絶縁板にタブを密着して挿通する
タブ挿通孔を設け、上記型抜き孔およびタブ貫通穴から
の浸水を防止する構成としている電気接続箱。 - 【請求項2】 上記絶縁板のタブ挿通孔を設ける部位は
可撓性を有する薄肉とすると共に、タブ挿通孔はスリッ
ト状とし、タブ挿通孔の周縁部分が撓んでタブ周面に密
着する構成としている請求項1に記載の電気接続箱。 - 【請求項3】 上記コネクタ収容部底壁下面に沿って配
置する絶縁板は、アッパーケースのコネクタ収容部の底
壁と対応する部分のみを連続した形状とし、他の部分は
上層のバスバーとアッパーケース下面との間にスペース
をあけている請求項1または請求項2に記載の電気接続
箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7115930A JP2996141B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7115930A JP2996141B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08317531A JPH08317531A (ja) | 1996-11-29 |
JP2996141B2 true JP2996141B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=14674713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7115930A Expired - Lifetime JP2996141B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2996141B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5332988B2 (ja) * | 2009-07-10 | 2013-11-06 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP7115930A patent/JP2996141B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08317531A (ja) | 1996-11-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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