JP3255067B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3255067B2
JP3255067B2 JP01540897A JP1540897A JP3255067B2 JP 3255067 B2 JP3255067 B2 JP 3255067B2 JP 01540897 A JP01540897 A JP 01540897A JP 1540897 A JP1540897 A JP 1540897A JP 3255067 B2 JP3255067 B2 JP 3255067B2
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誠実 小林
幸功 北
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ワイヤハー
ネスに接続される電気接続箱に関し、詳しくは、アッパ
ーケースとロアケースの内部に導電性金属板からなる内
部回路用のバスバーと絶縁板とを積層配置し、該バスバ
ーを自動車用ワイヤハーネスの電線等からなる外部回路
と接続するものにおいて、電気接続箱の内部でバスバー
を確実に固定するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気接続箱においては、
図4(A)(B)に示すように、ロアケース1とアッパ
ーケース2とからなるケース内部に、導電性金属板を所
要形状に打抜加工したバスバー3と絶縁樹脂板からなる
絶縁板4とを上下方向に交互に積層配置している。
【0003】上記絶縁板4は図5(A)に示すように上
面側にはバスバー3を位置決め保持するガイドリブ4a
を設けている一方、図5(B)に示す下面側は、バスバ
ー3から突出したタブの貫通穴4bが開口した平面形状
となっている。この絶縁板4の上面にバスバー3をガイ
ドリブ4aに沿って配置している。この絶縁板4上に突
設するガイドリブ4aの高さは通常0.7mmで、バス
バー3の板厚は通常0.64mmとなっており、よっ
て、絶縁板4上に配置したバスバー3と、該バスバーの
上層の絶縁板4との間には、図4(B)に示すように、
0.06mmの隙間をあけられている。
【0004】上記のように隙間があると、バスバー3を
絶縁板4上に載置するだけではガタつきが発生するた
め、図6(A)に示すように、バスバー3の長さ方向の
両側にかしめ穴3aを設け、該かしめ穴3aに絶縁板4
より上向きに突設した突起4aを挿入し、その先端4b
をかしめて(潰して)、バスバー3を下層の絶縁板4に
固定している。あるいは、図6(B)に示すように、ガ
イドリブ4aより側方に突設した突起4cをバスバー3
の上面にかしめて固定している。
【0005】なお、ガイドリブ4aの高さをバスバー3
の板厚と同一にすれば、バスバーは上下絶縁板4の間に
密に挟持された状態となるが、ガイドリブ4aの高さ全
体を均一にバスバー3の板厚に一致させることは成形上
非常に難しく、かつ、放熱性および水抜き等の点からも
僅かな隙間がある方が好ましいく、よって、上記のよう
に僅かな隙間があけられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近時、電気接続箱の小
型化が要望されており、この点からバスバーを小さくし
て効率よく配置する傾向にあるため、短尺なバスバーが
増加している。これら短尺なバスバー3−1は、図7に
示すように、かしめ穴3aに挿入した突起4aの先端を
潰しにくいため、かしめ固着部Aを1カ所しか設けられ
ておらず、短尺なバスバー3は絶縁板4に1カ所でかし
め固着されている。
【0007】このように、1本のバスバーに、かしめ固
着部Aが1つしか無い場合、自動車走行時に電気接続箱
が振動すると、バスバーにガタつきが生じて、異音が発
生する問題がある。この問題を解決するために、両側に
かしめ圧着部を設ける長さにすると、バスバーが長くな
り、小型化の要請を達成できなくなる問題がある。ま
た、非常に長尺なバスバー3−2では、その両側にかし
め固着部Aを設けていても、中間部分で浮き上がりが発
生し、短尺なバスバーの場合と同様に、振動によりガタ
つきが生じて、異音が発生する問題がある。しかしなが
ら、長尺なバスバーに多数のかしめ圧着部を設けると、
かしめ圧着作業が増加し、コスト高になる問題がある。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、バスバーと上層の絶縁板との間に僅かな隙間を保
持しながら、バスバーを絶縁板に固定して、自動車走行
時の振動等によりガタつきが発生しないようにすること
を課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、アッパーケースとロアケー
スの内部に導電性金属板からなる内部回路用のバスバー
と絶縁板とを積層配置し、上記絶縁板にはバスバーを位
置決め保持するガイドリブを設け、該ガイドリブの高さ
がバスバーの板厚よりも高く、該ガイドリブの上面に上
側に積層する絶縁板を配置する電気接続箱において、上
記バスバーの両側にかしめ穴を穿設して、下層の上記絶
縁板から上向きに突設した突起を上記かしめ穴に挿入し
てかしめ固着で下層の絶縁板にバスバーを固定している
一方、上記かしめ穴が1カ所しか無い短尺なバスバー
に、上向きにタタキ出した突出部を設け、該突出部を上
側に積層する絶縁板の下面に圧接させ、この突出部のあ
る位置では上下絶縁板間でバスバーを圧接挟持させてバ
スバーのガタつきを防止すると共に、突出部のない位置
にはバスバーと上側の絶縁板の間に放熱用および水抜き
用の微小な隙間をあけていることを特徴とする電気接続
箱を提供している。
【0010】また、請求項2で、アッパーケースとロア
ケースの内部に導電性金属板からなる内部回路用のバス
バーと絶縁板とを積層配置し、上記絶縁板にはバスバー
を位置決め保持するガイドリブを設け、該ガイドリブの
高さがバスバーの板厚よりも高く、該ガイドリブの上面
に上側に積層する絶縁板を配置する電気接続箱におい
て、上記所要形状に打抜加工されるバスバーの両側にか
しめ穴を穿設して、下層の上記絶縁板から上向きに突設
した突起を上記かしめ穴に挿入してかしめ固着で下層の
絶縁板に上記バスバーを固定し、かつ、該バスバーの両
側のかしめ穴の間隔が所要寸法以上離れ、浮き上がりが
発生しやすい中間部に上向きにタタキ出した突出部を設
け、該突出部を上側に積層する絶縁板の下面に圧接さ
せ、この突出部のある位置では上下絶縁板間でバスバー
を圧接挟持させてバスバーのガタつきを防止すると共
に、突出部のない位置にはバスバーと上側の絶縁板の間
に放熱用および水抜き用の微小な隙間をあけていること
を特徴とする電気接続箱を提供している。
【0011】上記のように、かしめ圧着して絶縁板に固
定することが好ましいが、かしめ圧着部を設けられない
部位では、バスバーの一部を上向きにタタキ出して突出
部を設け、該突出部を上層の絶縁板に圧接して、上下絶
縁板の間でバスバーを挟持することにより、簡単にバス
バーのガタつき発生を防止することができる。また、バ
スバーに部分的に突出部を設けて上層の絶縁板と部分的
に圧接させているため、該バスバーと絶縁板との間には
僅かな隙間を保持し、該隙間を水抜き用および放熱用と
して利用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0013】図1において、Aは下層の絶縁板へのかし
め圧着部を示し、Bはバスバーより上向きにタタキ出し
た突出部11による上層の絶縁板への圧接部をを示して
いる。この突出部11による圧接部Bで固定されるバス
バーは、短尺なバスバー12あるいは非常に長尺なバス
バー13からなり、適度な長さで両側にかしめ圧着部A
を有しているバスバー14に対しては圧接部Bを設けて
いない。
【0014】詳細には、図2に示すように、アッパーケ
ース20とロアケース21とからなるケース内におい
て、下層の絶縁板10−1上に配置された短尺なバスバ
ー12は、1カ所のかしめ穴12aに、下層の絶縁板1
0−1より上向きに突設した突起15を挿入し、該突起
15の上端15aを潰してバスバー12を下層の絶縁板
10−1にかしめ圧着している。
【0015】上記短尺なバスバー12のかしめ圧着部A
が設けられていない他側部では、上向きのタタキ出しに
より突出部11を設け、上層の絶縁板10−2の下面に
突出部11を圧接させている。よって、当該部位では上
層の絶縁板10−2と下層の絶縁板10−1との間でバ
スバー12が圧接挟持されている。
【0016】同様に、図3に示すように、長尺なバスバ
ー13は、その長さ方向の両側にかしめ圧着部Aを設け
て、下層の絶縁板10−1に固定されているが、その間
の寸法が所要寸法以上で、バスバーの浮き上がりが発生
しやすいため、両側のかしめ圧着部Aの中間部に上向き
にタタキ出した突出部11を設け、上層の絶縁板10−
2の下面に圧接している。
【0017】上記のように、かしめ固着部Aが1カ所し
か設けることが出来ない短尺なバスバー12のかしめ固
着していない部分を突出部11を設けて上層の絶縁板1
0−2に圧接させると、バスバーが短尺な場合も確実に
絶縁板に固定でき、自動車走行時の振動によりガタつか
ず、異音を発生させない。
【0018】同様に、長尺なバスバー13の中間部がか
しめ固着されていないために、浮き上がりが発生してい
た部分に突出部11を設けて上層の絶縁板10−2に圧
接しているため、この長尺なバスバー13の浮き上がり
が防止でき、振動によるガタつきおよびそれに伴う異音
の発生が防止できる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、バスバーに複数のかしめ圧着部を設けること
ができない短尺なバスバーに対して、ガタつきが発生し
やし部位にタタキ出しで突出部を設けるだけの簡単な構
成で、ガタつきの発生を抑え、その結果、異音の発生を
防止できる。よって、両側にかしめ圧着部を設けるため
に、その長さを大とする必要がなくなり、バスバーを小
さくでき、ひいては、電気接続箱の小型化を図れる。
【0020】また、長尺なバスバーに対しても、両側に
かしめ圧着部を設けるだけで、その中間部に、タタキ出
しで突出部を設けるだけで浮き上がりを防止するため、
多数のかしめ圧着部を設ける必要がなくなる。よって、
かしめ圧着作業の増加を抑制でき、作業能率を上げるこ
とができる。
【0021】さらに、バスバーのガタつきが発生しやす
い部位や浮き上がりが発生し易い部位をタタキ出して突
出部を設け、上層の絶縁板に部分的に圧接しているだけ
で、他の部位ではバスバーと上層の絶縁板との間に僅か
な隙間を保持しているため、水抜き作用および放熱性を
阻害することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す平面図である。
【図2】 (A)は図1の実施形態の要部拡大断面図、
(B)はバスバーの要部拡大断面図である。
【図3】 図1の実施形態の他の要部断面図である。
【図4】 (A)は従来例を示す概略断面図、(B)は
一部拡大断面図である。
【図5】 (A)は従来の絶縁板の上側からみた斜視
図、(B)は下側から見た斜視図である。
【図6】 (A)(B)はバスバーの固定形態を示す断
面図である。
【図7】 従来例の平面図である。
【符号の説明】 10 絶縁板 10−1 下層の絶縁板 10−2 上層の絶縁板 11 バスバーよりタタキ出した突出部 12 短尺なバスバー 13 長尺なバスバー 20 アッパーケース 21 ロアケース A かしめ圧着部 B 突出部による圧接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 H02G 3/16 H05K 13/06 B60R 16/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパーケースとロアケースの内部に導
    電性金属板からなる内部回路用のバスバーと絶縁板とを
    積層配置し、 上記絶縁板にはバスバーを位置決め保持するガイドリブ
    を設け、該ガイドリブの高さがバスバーの板厚よりも高
    く、該ガイドリブの上面に上側に積層する絶縁板を配置
    する電気接続箱において、 上記バスバーの両側にかしめ穴を穿設して、下層の上記
    絶縁板から上向きに突設した突起を上記かしめ穴に挿入
    してかしめ固着で下層の絶縁板にバスバーを固定してい
    る一方、上記かしめ穴が1カ所しか無い短尺なバスバー
    に、上向きにタタキ出した突出部を設け、該突出部を上
    側に積層する絶縁板の下面に圧接させ、この突出部のあ
    る位置では上下絶縁板間でバスバーを圧接挟持させてバ
    スバーのガタつきを防止すると共に、突出部のない位置
    にはバスバーと上側の絶縁板の間に放熱用および水抜き
    用の微小な隙間をあけていることを特徴とする電気接続
    箱。
  2. 【請求項2】 アッパーケースとロアケースの内部に導
    電性金属板からなる内部回路用のバスバーと絶縁板とを
    積層配置し、 上記絶縁板にはバスバーを位置決め保持するガイドリブ
    を設け、該ガイドリブの高さがバスバーの板厚よりも高
    く、該ガイドリブの上面に上側に積層する絶縁板を配置
    する電気接続箱において、 上記所要形状に打抜加工されるバスバーの両側にかしめ
    穴を穿設して、下層の上記絶縁板から上向きに突設した
    突起を上記かしめ穴に挿入してかしめ固着で下層の絶縁
    板に上記バスバーを固定し、かつ、該バスバーの両側の
    かしめ穴の間隔が所要寸法以上離れ、浮き上がりが発生
    しやすい中間部に上向きにタタキ出した突出部を設け、
    該突出部を上側に積層する絶縁板の下面に圧接させ、こ
    の突出部のある位置では上下絶縁板間でバスバーを圧接
    挟持させてバスバーのガタつきを防止すると共に、突出
    部のない位置にはバスバーと上側の絶縁板の間に放熱用
    および水抜き用の微小な隙間をあけていることを特徴と
    する電気接続箱。
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