JP6959041B2 - 電気接続箱及びその据付構造 - Google Patents
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Description
(1) 絶縁性材料よりなる底壁を備えた箱本体と、
前記箱本体の底壁の上面に主板部が配置されると共に前記主板部から起立する端子部を備えたバスバと、
前記箱本体の底壁の下面に配置される前記底壁よりも高熱伝導性材料よりなる放熱板と、
前記放熱板上の発熱量の多い前記端子部に対応する位置に、前記放熱板の構成板材の一部を切り起こすことで形成された前記箱本体の底壁の下面に押圧接触する板バネと、
を備え、
前記放熱板は、前記板バネを構成する部分を除いた大部分が前記箱本体の底壁の下面から離間した状態で前記箱本体に対して配置される、
ことを特徴とする電気接続箱。
(2) 上記(1)の構成の電気接続箱であって、
前記放熱板に、前記電気接続箱の固定用金属部品に接触する外部への熱逃がし部が設けられている、
こと。
(3) 上記(1)または(2)の構成の電気接続箱であって、
前記発熱量の多い端子部は、電気接続箱に搭載される電気部品の端子の接続されるバスバの端子部である、
こと。
(4) 上記(1)の構成の電気接続箱の据付構造であって、
前記箱本体の底壁の下面に前記放熱板が配置され、前記放熱板の板バネが前記底壁の下面に押圧接触させられた状態で、前記電気接続箱が固定用金属部品によって据付相手部材に固定されており、前記固定用金属部品に対して前記放熱板が接触している、
こと。
その結果、バスバの端子部と相手側端子との接続部を介しての大電流の通電が可能になる。また、端子接続部の放熱性が良くなることで、バスバ自体のサイズの縮小が可能になる。そのため、バスバ間の絶縁距離の確保が容易になると共に、電気接続箱のサイズの縮小が可能になる。また、発熱部の温度上昇を抑制できることや、バスバのサイズの縮小に伴って絶縁距離の確保が容易になることにより、製品の安全性の向上が図れる。また、バスバのサイズの縮小や電気接続箱のサイズの縮小が可能になることにより、コストダウンが可能になると共に、車両への搭載スペースの確保が容易になる。
また、バスバと放熱板との間には絶縁性材料よりなる箱本体の底壁が介在するため、バスバの絶縁性は確実に確保される。また、放熱板の板バネが箱本体の底壁の下面を支えることになるため、電気接続箱の据付状態での剛性を高めることが可能となり、耐振動性が向上する。また、板バネは、放熱板の構成板材を切り起こすことで形成されているので、加工が容易でコストもかからない。
上記(2)の構成によれば、放熱板に設けられた外部への熱逃がし部が、電気接続箱の固定用金属部品に接触していることにより、放熱板に伝わった熱を、固定用金属部品を通して据付相手部材側に有効に逃すことができる。ここで、固定用金属部品としては、電気接続箱の固定に用いられる金属カラーや固定ボルトなどが挙げられる。
上記(3)の構成によれば、搭載した電気部品の端子とバスバの端子部との接続部で発生する熱を、効率よく放熱板を通して外部へ逃がすことができる。そのため、搭載した電気部品の端子とバスバの端子部との接続部の温度上昇を抑制することができ、電気接続箱としての製品温度を下げることができる。
上記(4)の構成によれば、通電時に端子接続部で発生した熱は、バスバの主板部から箱本体の底壁を介して、底壁の下面の放熱板に伝わる。この際、箱本体の底壁の下面には、放熱板の板バネが押圧接触しているため、効率良く箱本体の底壁を介してバスバの主板部の熱が放熱板に伝わる。放熱板に伝わった熱は、電気接続箱を固定する固定用金属部品(金属カラーや固定ボルト等)を介して据付相手部材へと逃げる。従って、バスバ自体の熱容量を増大させる対策を講じなくても、つまり、バスバの体格を大きくしないでも、発熱部である端子接続部の温度上昇を抑制することができ、電気接続箱の温度を下げることができる。なお、バスバと放熱板との間には絶縁性材料よりなる箱本体の底壁が介在するため、バスバの絶縁性は確保される。また、放熱板の板バネが箱本体の底壁の下面を支えることになるため、電気接続箱の据付状態での剛性を高めることが可能となり、耐振動性が向上する。
図1は、本実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図、図2は、電気接続箱の電気部品搭載状態を示す外観側面図、図3は、側断面図、図4は、図3のA部の拡大詳細図、図5は、図3のB−B矢視断面図である。
[1]
絶縁性材料よりなる底壁(2a)を備えた箱本体(2)と、
前記箱本体(2)の底壁(2a)の上面(2at)に主板部(4s)が配置されると共に前記主板部(4s)から起立する端子部(4a、4b)を備えたバスバ(4)と、
前記箱本体(2)の底壁(2a)の下面(2au)に配置される前記底壁(2a)よりも高熱伝導性材料よりなる放熱板(8)と、
前記放熱板(8)上の発熱量の多い前記端子部(4a)に対応する位置に、前記放熱板(8)の構成板材の一部を切り起こすことで形成された前記箱本体(2)の底壁(2a)の下面(2au)に押圧接触する板バネ(8a)と、
を備えたことを特徴とする電気接続箱(1)。
[2]
上記[1]に記載の電気接続箱であって、
前記放熱板(8)に、前記電気接続箱(1)の固定用金属部品(金属カラー6)に接触する外部への熱逃がし部(8c)が設けられている。
ことを特徴とする電気接続箱(1)。
[3]
上記[1]または[2]に記載の電気接続箱であって、
前記発熱量の多い端子部(4a)は、電気接続箱(1)に搭載される電気部品(搭載電気部品10)の端子(オスタブ端子10a)の接続されるバスバの端子部(4a)である。
ことを特徴とする電気接続箱(1)。
[4]
上記[1]に記載の電気接続箱の据付構造であって、
前記箱本体(2)の底壁(2a)の下面(2au)に前記放熱板(8)が配置され、前記放熱板(8)の板バネ(8a)が前記底壁(2a)の下面(2au)に押圧接触させられた状態で、前記電気接続箱(1)が固定用金属部品(金属カラー6)により据付相手部材に固定されており、前記固定用金属部品(金属カラー6)に対して前記放熱板(8)が接触している、
ことを特徴とする電気接続箱の据付構造。
2 箱本体
2a 底壁
2at 上面
2au 下面
4 バスバ
4s 主板部
4a 端子部
5,5a メス型中継端子
6 金属カラー(固定用金属部品)
8 放熱板
8a 板バネ
8c 外部への熱の逃がし部
10 搭載電気部品
10a オスタブ端子
Claims (4)
- 絶縁性材料よりなる底壁を備えた箱本体と、
前記箱本体の底壁の上面に主板部が配置されると共に前記主板部から起立する端子部を備えたバスバと、
前記箱本体の底壁の下面に配置される前記底壁よりも高熱伝導性材料よりなる放熱板と、
前記放熱板上の発熱量の多い前記端子部に対応する位置に、前記放熱板の構成板材の一部を切り起こすことで形成された前記箱本体の底壁の下面に押圧接触する板バネと、
を備え、
前記放熱板は、前記板バネを構成する部分を除いた大部分が前記箱本体の底壁の下面から離間した状態で前記箱本体に対して配置される、
ことを特徴とする電気接続箱。 - 請求項1に記載の電気接続箱であって、
前記放熱板に、前記電気接続箱の固定用金属部品に接触する外部への熱逃がし部が設けられている、
ことを特徴とする電気接続箱。 - 請求項1または2に記載の電気接続箱であって、
前記発熱量の多い端子部は、電気接続箱に搭載される電気部品の端子の接続されるバスバの端子部である、
ことを特徴とする電気接続箱。 - 請求項1に記載の電気接続箱の据付構造であって、
前記箱本体の底壁の下面に前記放熱板が配置され、前記放熱板の板バネが前記底壁の下面に押圧接触させられた状態で、前記電気接続箱が固定用金属部品によって据付相手部材に固定されており、前記固定用金属部品に対して前記放熱板が接触している、
ことを特徴とする電気接続箱の据付構造。
Priority Applications (1)
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JP2017116868A JP6959041B2 (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 電気接続箱及びその据付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017116868A JP6959041B2 (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 電気接続箱及びその据付構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019004022A JP2019004022A (ja) | 2019-01-10 |
JP6959041B2 true JP6959041B2 (ja) | 2021-11-02 |
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ID=65006146
Family Applications (1)
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JP2017116868A Active JP6959041B2 (ja) | 2017-06-14 | 2017-06-14 | 電気接続箱及びその据付構造 |
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- 2017-06-14 JP JP2017116868A patent/JP6959041B2/ja active Active
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