JP3246381B2 - コンデンサ - Google Patents
コンデンサInfo
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- JP3246381B2 JP3246381B2 JP03870697A JP3870697A JP3246381B2 JP 3246381 B2 JP3246381 B2 JP 3246381B2 JP 03870697 A JP03870697 A JP 03870697A JP 3870697 A JP3870697 A JP 3870697A JP 3246381 B2 JP3246381 B2 JP 3246381B2
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- metal mounting
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
た取付脚を有するコンデンサに関するものである。
止用として多く用いられており、近年の自動車のエレク
トロニクス化に伴い需要も年々増加している。以下に、
自動車用として用いられる従来のコンデンサについて、
図10、図11を用いて説明する。
ケースで、ケース1内は2つの空間に分かれており、そ
の一方の底部には孔1aがあり、そこに取付脚2をケー
ス1の開口部付近まで挿入して取付けている。コンデン
サ素子3は、電線4、リード線5を接続し、前記ケース
1内に収容し、ケース1内でリード線5を取付脚2の接
続部6に接続したのち、ケース1に充填樹脂7を充填す
ることにより接続部6、取付脚2を固定している。孔1
aは取付脚2より少し小さく設定されており、取付脚2
はケース1に圧入され隙間のない様に設計されている。
の回路に接続され、コンデンサの電極部と接続されてい
る取付脚2は固定用の孔2aによりボルトねじ等を介し
て自動車のボディに固定され、電気的回路を構成してい
る。この発明の先行技術としては、例えば実公昭63−
5216号などがある。
例の構造では、取付脚をケース内の孔に挿入しコンデン
サ素子との接続を行い、充填樹脂を充填することで取付
脚の固定も行っていたので、ケースからの充填樹脂の漏
れによる工程不良が発生し、また複雑な形状の取付脚の
場合、組立作業性が低下するなどの課題を有していた。
また、ボディへの取付においてもボルト止めが主流であ
ったが、近年、ボディの組付作業性向上の理由で取付脚
をボディに溶接止めし、部品を差し込むだけで固定する
方法の要求もあるが、コンデンサと取付脚を一体とした
構造であるため、その要求に対応出来ないという課題も
有していた。
で、ケースからの充填樹脂の漏れもなく、複雑な取付脚
においても組立作業性の低下もなく、ボディへの取付作
業性も向上することの出来るコンデンサを提供すること
を目的とする。
に本発明のコンデンサは、ケース外面に取付脚を差し込
み簡単に固定できる部分を有し、かつコンデンサ素子の
片側の電極からケースの外部に露出する電極板を引き出
し、ケース外面の取付脚の固定部分内に配した構造を有
している。
部が開口した樹脂製のケースと、このケースの側面に取
付けられかつコンデンサを外部に固定するための金属取
付脚と、前記ケース内に収納されかつ電極に接続した端
子をケースの上部開口より外部に引き出したコンデンサ
素子と、前記ケース内に充填される充填樹脂とを有し、
前記ケースの金属取付脚が取付けられる側面に、金属取
付脚が差し込まれる空間を有する固定部を設けると共
に、差し込まれた金属取付脚に係合する係合部を設け、
かつ前記コンデンサ素子の一方の端子を板形状とすると
共に、前記固定部において金属取付脚に弾性をもって電
気的に接触させた構成としている。
を、前記ケース内に充填した充填樹脂の上面に対して傾
けた状態で外部に引出した構成としている。
は、ケースの金属取付脚が取付けられる側面の上部開口
端を挟むクリップ形状とした構成としている。
は、コンデンサ素子の電極に接続される電極接続部と、
この電極接続部に連続して設けられかつケースの金属取
付脚が取付けられる側面の上部開口端を挟むように設け
られたクリップ部と、このクリップ部に連続して設けら
れかつ前記ケースの固定部の空間に差込まれると共に金
属取付脚に弾性をもって電気的に接触する弾性部とによ
り構成し、この板形状の端子のクリップ部において前記
ケース内に充填した充填樹脂の上面に対して傾けた状態
で外部に引出した構成としている。
面から挟み込む構成としている。また、上記構成におい
て、コンデンサ素子の板形状の端子を板ばね材により構
成したものである。その板ばね材は、厚さ0.5mm以
下の板ばね材としている。
金属取付脚が取付けられる側面に、上下が開口した空間
を有する固定部を設け、かつその固定部に弾性を有する
弾性片を樹脂の一体成型により設けると共にその弾性片
の前記空間側の面に突状の係合部を設け、前記固定部の
空間に差込まれる金属取付脚に前記弾性片の係合部が係
合する孔を設けた構成としている。
て、固定部の弾性片の両側の位置に、固定部の空間に差
込まれる金属取付脚の厚み方向の位置規制を行うリブを
上下方向に沿って設けた構成としている。
ていたコンデンサ素子電極と取付脚の接続を、ケースの
外で取付脚を固定部分に差し込むだけででき、ケースに
取付脚を挿入する孔を設ける必要がないため樹脂漏れ不
良がなく、コンデンサ素子組立作業及び、充填樹脂の充
填後に取付脚の挿入作業が行えるので、組立作業が取付
脚の形状に左右されない。さらには、自動車等のボディ
に取付脚を溶接止めしたものの場合、コンデンサに取付
脚が不要になり、ボディへの取付作業性の向上も図るこ
とができる。
ついて、図面を参照しながら説明する。
ンデンサの構造図を示すものである。図1、図2におい
て、11は上部が開口した樹脂製の角形のケースで、こ
のケース11の外面の最大面積を有する一側面には、金
属取付脚12が差し込まれる空間11aを有する固定部
11bが設けられている。
が収納され、そしてそのコンデンサ素子13の両端の電
極には、電線からなる端子14と、板ばね材からなる端
子としての電極板15とがそれぞれ接続されている。電
極板15はケース11の側面の上部開口端を挟むような
クリップ形状であり、その先端部は弓状に加工され、そ
の表面には2点の凸部15aが設けられている。この電
極板15の先端部は、ケース11外面の固定部11bの
空間11a内に配設されるようにケース11の上部開口
より引き出されて差し込まれている。
コンデンサ素子13、端子14及び、電極板15の一部
を封入するように充填されている。
脚12は、ケース11に一体に形成した固定部11bの
空間11aに挿入することで、コンデンサ素子13から
引き出された電極板15の凸部と弾性を持って電気的に
点接触する。
がありケース11の固定部11aの係合部としてロック
部11cが、その孔12aに係合し固定される。端子1
4は自動車の回路に接続され、コンデンサ素子13の電
極板15と接触した金属取付脚12は固定用の孔12b
によりボルトねじ等を介して自動車のボディに固定され
電気的回路を構成する。
1に取付脚を挿入する孔を設ける必要がなく、ケース1
1の外面に一体化した取付脚の固定部11bを設け、コ
ンデンサ素子13の片側電極から引き出された電極板1
5を取付脚の固定部11b内に配したことにより、金属
取付脚12を固定部11bに挿入するだけでコンデンサ
素子13の電極と金属取付脚12を接続することができ
る。さらに図5に示すように自動車のボディ側に金属取
付脚12をあらかじめ固定しておけば、コンデンサに取
付脚を付ける必要がなく部品として低価格、軽量化が図
れ、自動車のボディへの取付けも、ボルト止め等の必要
がなく作業性の向上を図ることができる。
明したが、上記実施例に限らず発明の範囲内で変更実施
することが可能である。さらに本実施例によれば取付脚
は電極板を兼ねていたが、図6に示すように単に固定用
として取付脚を用いることもできる。また本発明は、自
動車用以外にも使用することが可能である。
の形態について、図面を参照しながら説明する。
形態におけるコンデンサの構造図を示すものである。
の角形のケースで、このケース21の外面の最大面積を
有する一側面には、金属取付脚22が差し込まれる上下
が開口した空間21aを有する固定部21bが設けられ
ている。その固定部21bには、弾性を有する弾性片2
1cを樹脂の一体成型により設けると共に、その弾性片
21cの前記空間21a側の面に突状の係合部21dを
設け、前記固定部21bの空間に差込まれる金属取付脚
22には前記弾性片21cの係合部21dが係合する孔
22aを設けた構成としている。
固定部21bの弾性片21cの両側の位置には、空間2
1aに差込まれる金属取付脚22の厚み方向の位置規制
を行うリブ21eが上下方向に沿って設けられている。
電線からなる端子24、板形状の端子としての電極板2
5がそれぞれ接続され、そしてコンデンサ素子23はケ
ース21に収納されている。
ある電極板25は、厚さ0.5mm以下の板ばね材から
なり、ケース21の金属取付脚22が取付けられる側面
の上部開口端を挟むクリップ形状とした構成としてい
る。そして、この電極板25は、コンデンサ素子23の
電極に接続される電極接続部25aと、この電極接続部
25aに連続して設けられかつケース21の金属取付脚
22が取付けられる側面の上部開口端を挟むように設け
られたクリップ部25bと、このクリップ部25bに連
続して設けられかつ前記ケース21の固定部21bの空
間21aに差込まれると共に金属取付脚22に弾性をも
って電気的に接触する弾性部25c、25dとにより構
成されている。
5c、25dは、金属取付脚22が固定部21bの空間
に差込まれたときにその金属取付脚22を両面から挟み
込むようにほぼ平行に同一方向に配置されている。そし
て、弾性部25cは弓状に加工されると共に、表面には
弾性部25d側に突出するように2点の凸部25eが設
けられ、また弾性部25dには、弾性部25c側に突出
するように1点の凸部25fが設けられている。
子24及び、電極板25の一部を封入するように充填さ
れている。また、電極板25は、クリップ部25bにお
いて、前記ケース21内に充填した充填樹脂26の上面
に対して傾けた状態で外部に引出した構成としている。
ス21に一体化した固定部21bに挿入することで、コ
ンデンサ素子23から引き出された電極板25の弾性部
25c、25dの凸部25e、25fに弾性を持って電
気的に点接触する。
り、その孔22aにケース21の弾性片21cの係合部
21dが係合し固定される。端子24は自動車の回路に
接続され、コンデンサ素子23の電極板25と接触した
金属取付脚22はボルトねじ等を介して自動車のボディ
に固定され電気的回路を構成する。
1の固定部21bに弾性を有する弾性片21cおよび突
状の係合部21dを設け、金属取付脚22には前記係合
部21dが係合する孔22aを設けたことにより、金属
取付脚22を固定部21bに挿入するだけで金属取付脚
22をケース21に容易に固定することができる。
にリブ21eを設けることにより、金属取付脚22の厚
み方向の位置を規制し、電極板25の有無にかかわらず
金属取付脚22を安定して固定することができる。
と弾性部25dとで金属取付脚22を両面から挟み込む
構成とすることにより、金属取付脚22と電極板25と
の電気的接続において、外部から振動が与えられても良
好な電気的接触状態を得ることができ、特に自動車等の
外部からの振動が加わりやすい機器に使用するコンデン
サとして、電気的接続状態の信頼性を確保することがで
きる。
填樹脂26の上面に対して傾けた状態で外部に引き出す
ことにより、充填樹脂26をケース21内に充填する際
にケース21の壁面とクリップ部25bとの間を樹脂が
伝わってケース21外に漏れるという樹脂漏れを防止す
ることができる。
属取付脚を差し込み、簡単に固定できる部分を一体化
し、その固定部にコンデンサ素子の電極から引き出され
た電極板を配することにより、取付脚を固定部に差し込
むだけでコンデンサ素子と取付脚を電気的接続すること
ができ、従来例と比較しケースに取付脚を挿入する孔が
ないため、充填樹脂の漏れがなく歩留が向上する。
ため、取付脚の形状に作業性が左右されず作業の標準
化、作業性の向上を図ることができる。さらにケースに
取付脚を差し込み、簡単に固定できるようにしたことに
より、必ずしもコンデンサに取付脚を付ける必要がな
く、自動車のボディに取付脚を固定しておくこともでき
る。その場合取付脚が不要となり、コンデンサとして低
価格、軽量化を実現でき、自動車のボディへの取付けラ
インにおいてもボルト止めして固定していたものを、コ
ンデンサを差し込むだけで固定及び、電気回路を構成す
ることができ作業性の向上に極めて有効である。
面図
側面図
断面図
脚の挿入前と挿入後の状態を示す側面断面図
デンサを側面と下方から見た平面図
Claims (10)
- 【請求項1】 上部が開口した樹脂製のケースと、この
ケースの側面に取付けられかつコンデンサを外部に固定
するための金属取付脚と、前記ケース内に収納されかつ
電極に接続した端子をケースの上部開口より外部に引き
出したコンデンサ素子と、前記ケース内に充填される充
填樹脂とを有し、前記ケースの金属取付脚が取付けられ
る側面に、金属取付脚が差し込まれる空間を有する固定
部を設けると共に、差し込まれた金属取付脚に係合する
係合部を設け、かつ前記コンデンサ素子の一方の端子を
板形状とすると共に、前記固定部において金属取付脚に
弾性をもって電気的に接触させたコンデンサ。 - 【請求項2】 コンデンサ素子の板形状の端子を、前記
ケース内に充填した充填樹脂の上面に対して傾けた状態
で外部に引出した請求項1記載のコンデンサ。 - 【請求項3】 コンデンサ素子の板形状の端子は、ケー
スの金属取付脚が取付けられる側面の上部開口端を挟む
クリップ形状とした請求項1記載のコンデンサ。 - 【請求項4】 コンデンサ素子の板形状の端子は、コン
デンサ素子の電極に接続される電極接続部と、この電極
接続部に連続して設けられかつケースの金属取付脚が取
付けられる側面の上部開口端を挟むように設けられたク
リップ部と、このクリップ部に連続して設けられかつ前
記ケースの固定部の空間に差込まれると共に金属取付脚
に弾性をもって電気的に接触する弾性部とにより構成
し、この板形状の端子のクリップ部において前記ケース
内に充填した充填樹脂の上面に対して傾けた状態で外部
に引出した請求項1記載のコンデンサ。 - 【請求項5】 コンデンサ素子の板形状の端子を板ばね
材により構成した請求項1、2、3または4記載のコン
デンサ。 - 【請求項6】 板ばね材が、厚さ0.5mm以下の板ば
ね材である請求項5記載のコンデンサ。 - 【請求項7】 ケースの金属取付脚が取付けられる側面
に、上下が開口した空間を有する固定部を設け、かつそ
の固定部に弾性を有する弾性片を樹脂の一体成型により
設けると共にその弾性片の前記空間側の面に突状の係合
部を設け、前記固定部の空間に差込まれる金属取付脚に
前記弾性片の係合部が係合する孔を設けた請求項1記載
のコンデンサ。 - 【請求項8】 固定部の弾性片の両側の位置に、固定部
の空間に差込まれる金属取付脚の厚み方向の位置規制を
行うリブを設けた請求項1または7記載のコンデンサ。 - 【請求項9】 板形状の端子が、金属取付脚を両面から
挟み込む構成である請求項1記載のコンデンサ。 - 【請求項10】 板形状の端子の弾性部が、金属取付脚
を両面から挟み込む構成である請求項4記載のコンデン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03870697A JP3246381B2 (ja) | 1996-03-01 | 1997-02-24 | コンデンサ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-44523 | 1996-03-01 | ||
JP4452396 | 1996-03-01 | ||
JP03870697A JP3246381B2 (ja) | 1996-03-01 | 1997-02-24 | コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09293625A JPH09293625A (ja) | 1997-11-11 |
JP3246381B2 true JP3246381B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=26377987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03870697A Expired - Lifetime JP3246381B2 (ja) | 1996-03-01 | 1997-02-24 | コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3246381B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010232570A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Panasonic Corp | 電子部品 |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP03870697A patent/JP3246381B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09293625A (ja) | 1997-11-11 |
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