JP2556229Y2 - 混成集積回路のコネクタ構造 - Google Patents

混成集積回路のコネクタ構造

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JP2556229Y2
JP2556229Y2 JP10604591U JP10604591U JP2556229Y2 JP 2556229 Y2 JP2556229 Y2 JP 2556229Y2 JP 10604591 U JP10604591 U JP 10604591U JP 10604591 U JP10604591 U JP 10604591U JP 2556229 Y2 JP2556229 Y2 JP 2556229Y2
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利文 池田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は混成集積回路のコネクタ
構造、特に、2枚の基板をそれぞれに設けられた回路を
対向させた状態で枠体により結合してなる混成集積回路
のコネクタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】基板の表面に種々の回路素子を配して所
定パターンの回路が構成されてなる集積回路の一例とし
て、特開平3−142958公報に記載されているよう
に、一面に回路が構成された複数の回路基板を対向させ
た状態で、ケースにより一体化した混成集積回路装置が
知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に回路基板を対向させた状態でケースにより一体化した
混成集積回路装置においては、通常、図8に示すよう
に、種々の回路素子1a…1aがそれぞれ設けられた一
対の回路基板2,2間の一側部にコネクタ3がシール部
材4を介して嵌合固着されると共に、該コネクタ3に
は、上記各回路素子1aが固着された導電層1bに通電
するための端子5が挿通保持されており、この端子5の
一端がコネクタ3より外側に向けて突出し、且つ他端が
屈曲部5aより一方の基板2側に屈曲され、その端部が
半田付け等の適宜の固着手段により該基板2に固着され
るようになっているのであるが、上記端子5の屈曲部5
aより基板2までの寸法精度、またはコネクタ3と一対
の基板2,2間に介装されたシール部材4の厚みのバラ
ツキ等の種々の要因によるコネクタ3と基板2との間の
組付け誤差に起因して、該コネクタ3に保持された端子
5に、図中、矢印Yで示す方向に、必要以上の荷重が作
用する場合がある。この場合には、端子5の屈曲部5a
に過大な応力が集中することになって、該屈曲部5aよ
り端子5が折損する虞があった。
【0004】そこで本考案は、2枚の基板がそれぞれに
設けられた回路を対向させた状態で枠体により結合され
てなる混成集積回路において、上記枠体により結合さた
両基板間の側辺部に設けられた開口部にコネクタを嵌合
固着する場合に、該コネクタに保持された端子の折損を
防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案は次のように構成したことを特徴とする。
【0006】まず、本願の請求項1に係る考案(以下、
第1考案という)は、一面に回路が構成された2枚の基
板をそれぞれの回路を対向させ、且つ両基板間の少なく
とも一方の側辺部を開口させた状態で両基板を枠体によ
り結合すると共に、上記開口側辺部にコネクタを嵌合固
着してなる混成集積回路における上記コネクタ構造にお
いて、上記コネクタを、両基板間の開口側辺部に嵌合固
着されるコネクタ本体と、該コネクタ本体に挿通されて
一端が外側に突出し、且つ他端が内側に延びて基板に接
続される端子とで構成すると共に、上記コネクタ本体に
端子を固定する固定手段と、上記端子におけるコネクタ
本体より内側に延びる部分に、コネクタ本体と該端子の
他端が接続される基板との位置関係の誤差を許容する許
容手段とを設けたことを特徴とする。
【0007】また、本願の請求項2に係る考案(以下、
第2考案という)は、上記第1考案において、固定手段
を、コネクタ本体における端子の挿通部に設けられて該
端子を固着保持する保持部により構成すると共に、許容
手段を、上記コネクタ本体における保持部を除く部位と
端子との間に形成される間隙により構成したことを特徴
とする。
【0008】更に、本願の請求項3に係る考案(以下、
第3考案という)は、上記第1考案において、固定手段
を、コネクタ本体における端子の挿通部に設けられて該
端子を固着保持する保持部により構成すると共に、許容
手段を、コネクタ本体より内側に延びる部位に形成され
た小径部により構成したことを特徴とする。
【0009】更にまた、本願の請求項4に係る考案(以
下、第4考案という)は、上記第1考案において、固定
手段を、コネクタ本体における端子の挿通部に設けられ
て該端子を固着保持する保持部により構成すると共に、
許容手段を、コネクタ本体より内側に延びる部位に形成
された湾曲部により構成したことを特徴とする。
【0010】また、本願の請求項5に係る考案(以下、
第5考案という)は、上記第1考案と同様に、枠体によ
り回路を対向させた状態で結合された2枚の基板間の開
口側辺部にコネクタを嵌合固着してなる混成集積回路に
おける上記コネクタ構造において、上記コネクタを、両
基板間の開口側辺部に嵌合固着されるコネクタ本体と、
該コネクタ本体に挿通されて一端が外側に突出し、且つ
他端が内側に延びる第1端子とで構成すると共に、上記
第1端子の内側に延びる部分に一端が連結され、且つ他
端が基板に接続される第2端子を有し、上記コネクタ本
体に第1端子を固定する固定手段と、上記第1端子もし
くは第2端子のいずれか一方に設けられて他方の端子を
挟着する二又状とされて両端子間の位置関係の誤差を許
容する許容手段部とを設けたことを特徴とする。
【0011】更に、本願の請求項6に係る考案(以下、
第6考案という)は、上記第1ないし第5考案における
固定手段を、端子のコネクタ本体挿通部に屈曲形成され
た段部と、該段部を固着保持するコネクタ本体の保持部
とで構成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】第1発明によれば、固定手段により、コネクタ
本体に端子が固定され、該コネクタ本体の相手側コネク
タへの接続時に、上記端子の位置ずれが規制されること
になって、相手側コネクタに対して端子が確実且つ円滑
に接続されると共に、許容手段により、上記コネクタ本
体と、該本体に固定された端子の他端が接続される基板
との位置関係の誤差が許容されることになって、コネク
タ本体と基板との位置関係の誤差に起因して端子に過大
な荷重が作用することが防止され、これにより、該端子
の折損が未然に防止されることになる。
【0013】また、第2考案によれば、コネクタ本体に
設けられた保持部により端子が確実に固定されると共
に、上記コネクタ本体における保持部を除く部位と端子
との間に間隙が形成されているので、コネクタ本体と基
板との位置関係の誤差に起因する過大な荷重が端子に作
用した場合には、上記間隙の範囲内で端子が撓み変形
し、これにより、該端子に作用する過大な荷重が効果的
に分散されることになって、該端子の折損が未然に防止
されることになる。
【0014】更に、第3考案によれば、上記第2考案と
同様に、コネクタ本体に端子が確実に固定されると共
に、該端子のコネクタ本体より内側に延びる部位に小径
部が形成されているので、上記コネクタ本体と基板との
位置関係の誤差に起因する過大な荷重が端子に作用した
場合には、上記小径部で端子が変形し、その変形により
端子におけるコネクタ本体より内側に延びる部位に局部
的に応力が集中することが防止され、これにより、該端
子の折損が未然に防止される。
【0015】更にまた、第4考案によれば、端子のコネ
クタ本体より内側に延びる部位に湾曲部が形成されてい
るので、上記コネクタ本体と基板との位置関係の誤差に
起因する過大な荷重が端子に作用した場合には、上記湾
曲部が湾曲することにより、過大な荷重が効果的に分散
吸収されることになって、端子におけるコネクタ本体よ
り内側に延びる部位に局部的に応力が集中することが防
止され、これにより、該端子の折損が未然に防止され
る。
【0016】また、第5考案によれば、上記コネクタ本
体と基板との位置関係の誤差に起因する過大な荷重が第
1、第2端子に作用した場合には、両端子のいずれか一
方に設けられた二又部と、これに挟着された他方の端子
とが相対に移動することになり、これにより、上記第
1、第2端子に過大な荷重が作用することが確実に防止
されることになって、両端子の折損が未然に防止される
ことになる。
【0017】特に、第6考案によれば、上記各考案にお
ける固定手段が、端子のコネクタ本体挿通部に屈曲形成
された段部と、該段部を固着保持するコネクタ本体の保
持部とで構成されているので、コネクタ本体に端子がよ
り強固に固着保持されることになり、これにより、相手
側コネクタへの接続時における端子の位置ずれが規制さ
れて、より確実且つ円滑に相手側コネクタに接続される
ことになると共に、その接続操作をよりスムーズに行い
得ることになる。
【0018】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1、2は本実施例に係るコネクタ構造が
適応された集積回路ユニット10を示し、このユニット
10は、2枚の基板11a,11bが所定の間隔を隔て
て一対の側板12,12により一体的に結合されて、全
体として両側部が開口された中空箱形に形成されてい
る。そして、上記各基板11a,11bは、例えば、ア
ルミニウム等の導電性材料により形成されていると共
に、各々の一面に絶縁層13,13がそれぞれ形成さ
れ、各絶縁層13上に所定のパターンに形成された導電
層14に各種の回路素子15…15が固着されて所定の
機能を有する混成集積回路16,16が構成されてい
る。
【0020】一方、各基板11a,11b間の両側部の
開口部には、コネクタ17,17がそれぞれ嵌合固着さ
れており、このコネクタ17は、各基板11a,11b
間に挿通される樹脂製のコネクタ本体18と、該本体1
8に挿通保持された端子19とで構成されており、上記
コネクタ本体18には、各基板11a,11b間に嵌合
固着される基端部18aと、該基端部18aより突出し
て相手側コネクタ(図示せず)に接続される接続部18
bとが一体的に形成されている。また、各コネクタ本体
18の基端部18aと各基板11a,11bとの嵌合部
には、塵埃等の侵入を阻止して各混成集積回路16,1
6を保護するためのシール部材20,20が装着されて
いる。
【0021】なお、上記端子19は、コネクタ本体18
の成形時に一体的に組み込まれ、あるいは成形後にコネ
クタ本体18に挿通されて適宜の固着手段により一体的
に組み付けられるようになっている。
【0022】次に、本実施例の特徴部分である上記コネ
クタ17の構造について説明すると、図3に拡大して示
すように、上記端子19の一端はコネクタ本体18の基
端部18aより外側、即ち、該コネクタ本体18におけ
る接続部18b側に突出して相手側部材に接続される接
続部19aとされ、また、上記コネクタ本体18より各
基板11a,11b側に突出する端子19の他端は、屈
曲部19bより一方の基板11b側に延びて、その端部
が該基板11b上に形成された導電層14に接続される
連結部19cとされている。なお、基板11a側には、
他方のコネクタ17に保持された端子19が接続される
ようになっている。
【0023】そして、上記端子19のコネクタ本体18
に挿通された部位には、該端子19の接続部19aより
直交する方向に屈曲形成されたクランク部19dが設け
られており、このクランク部19dが、コネクタ本体1
8の保持部18cにより固着保持されている。更に、上
記端子19におけるクランク部19dより各基板11
a,11b側に延びる部位とコネクタ本体18との間に
は、所定の間隙21が形成されている。
【0024】なお、本実施例においては、上記コネクタ
本体18と共に端子19を各基板11a,11b間に組
み付けたのち、外部より加熱することにより各基板11
a,11bの所定位置に予め付着された半田を溶融させ
て、各端子19における連結部19cの端部を各基板1
1a,11b上に形成された導電層14,14に半田付
けするようになっている。
【0025】上記の構成によれば、端子19のコネクタ
本体18に挿通された部位に形成されて接続部19aと
直交する方向に延びるクランク部19dが、コネクタ本
体18の保持部18cにより強固に固着保持されること
になり、これにより、相手側コネクタへの接続時におけ
る端子19の位置ずれが規制されて、より確実且つ円滑
に相手側コネクタに端子19が接続されることになると
共に、その接続操作をよりスムーズに行うことができ
る。
【0026】更に、上記コネクタ本体18における保持
部18cを除く部位と端子19におけるクランク部19
dより後方の部位との間に、所定の間隙21が形成され
ているので、上記端子19における連結部19cの寸法
精度、またはシール部材20の厚みのバラツキ等の種々
の要因によるコネクタ本体18と基板11bとの位置関
係の誤差に起因して、端子19の連結部19cに、図3
に矢印Yで示す方向に、過大な荷重が作用した場合に
は、上記間隙21の範囲内で端子19が撓み変形し、こ
れにより、該端子19の屈曲部19bに作用する過大な
荷重が効果的に分散されることになって、該端子19の
折損が未然に防止されることになる。
【0027】以下、上記コネクタ構造の他の実施例につ
いて説明する。なお、以下の実施例においては、コネク
タ本体を除いて上記第1実施例と同様の構成部材につい
ては同一の符号を用いて説明する。
【0028】図4はコネクタ構造の第2実施例を示し、
この実施例においては、上記第1実施例と同様に、コネ
クタ27を構成するコネクタ本体28における基端部2
8aに端子29が挿通保持されており、その一端が基端
部28aより外側、即ち、該コネクタ本体28における
接続部28b側に突出して相手側部材に接続される接続
部29aとされ、また、コネクタ本体28より各基板1
1a,11b側に突出する端子29の他端が、屈曲部2
9bより一方の基板11b側に延びて、その端部が該基
板11b上に形成された導電層14に接続される連結部
29cとされている。
【0029】そして、上記端子29のコネクタ本体28
に挿通された部位が、コネクタ本体28の保持部28c
により固着保持されていると共に、上記端子29におけ
る屈曲部29bの前方の部位に、例えば、コイニング加
工等により断面積が他の部位より絞縮された小径部29
dが形成されている。これによれば、上記コネクタ本体
28の保持部28cに端子29が確実に固定されると共
に、該端子29のコネクタ本体28より各基板11a,
11b側に延びる部位に、小径部29dが形成されてい
るので、上記コネクタ本体28と基板11bとの位置関
係の誤差に起因して、端子29の連結部29cに、矢印
Y方向の過大な荷重が作用した場合には、上記小径部2
9dで端子29が変形し、その変形により端子29にお
ける屈曲部29bに局部的に応力が集中することが防止
され、これにより、該端子29の折損を未然に防止する
ことができる。
【0030】また、図5に示す第3実施例においては、
コネクタ37を構成するコネクタ本体38における基端
部38aに端子39が挿通保持されており、その一端が
コネクタ本体38の基端部38aより外側、即ち、該コ
ネクタ本体38における接続部38b側に突出して相手
側部材に接続される接続部39aとされ、また、コネク
タ本体38より各基板11a,11b側に突出する端子
39の他端が、屈曲部39bより一方の基板11b側に
延びて、その端部が該基板11b上に形成された導電層
14に接続される連結部39cとされている。
【0031】そして、上記端子39のコネクタ本体38
に挿通された部位が、コネクタ本体38の保持部38c
により固着保持されていると共に、上記端子39におけ
る連結部39cには、湾曲部39dが一体的に形成され
ている。これによれば、上記端子39の連結部39cに
湾曲部39dが形成されているので、上記コネクタ本体
38と基板11bとの位置関係の誤差に起因して、端子
39の連結部39dに、矢印Y方向に、過大な荷重が作
用した場合には、上記湾曲部39dが湾曲することによ
り、過大な荷重が効果的に分散吸収されることになっ
て、端子39における屈曲部39bに局部的に応力が集
中することが防止され、これにより、該端子39の折損
が未然に防止されることになる。
【0032】更に、図6,7に示す第4実施例において
は、コネクタ47を構成するコネクタ本体48の基端部
48aに第1端子49が挿通保持されており、その一端
がコネクタ本体48の基端部48aより外側、即ち、該
コネクタ本体48における接続部48b側に突出して相
手側部材に接続される接続部49aとされ、また、コネ
クタ本体48より各基板11a,11b側に突出する端
子49の他端には、捩じり成形された捩じり部49bが
一体的に形成されており、該第1端子49のコネクタ本
体48に挿通された部位が、コネクタ本体48の保持部
48cにより固着保持されている。
【0033】一方、基板11b上に形成された導電層1
4には、2枚一組とされて上端部に二又部49a′を有
するY字状に構成された第2端子49′が半田付けされ
ており、この第2端子49′の二又部49a′に上記第
1端子49の捩じり部49bが係合されている。
【0034】上記の構成によれば、上記コネクタ本体4
8と基板11bとの位置関係の誤差に起因して、第1端
子49および第2端子49′に、図6に矢印Yで示す方
向に、過大な荷重が作用した場合には、上記第1端子4
9の捩じり部49bと、第2端子49′の二又部49
a′とが相対に移動することになり、これにより、上記
第1、第2端子49,49′に過大な荷重が作用するこ
とが確実に防止されることになって、両端子49,4
9′の折損が未然に防止されることになる。
【0035】なお、上記第4実施例において、第1端子
49側に二又部を形成し、且つ第2端子49′側に捩じ
り部を形成するようにしても良い。
【0036】また、上記第2、第3実施例における端子
29,39および第4実施例における第1端子49に、
上記第1実施例における端子19に形成されたクランク
部19dと同様の構成を併設するようにしても良く、こ
の場合には、各端子を一層強硬に固着保持することが可
能となる。
【0037】
【考案の効果】以上のように、第1発明によれば、固定
手段により、コネクタ本体に端子が固定され、該コネク
タ本体の相手側コネクタへの接続時に、上記端子の位置
ずれが規制されることになって、相手側コネクタに対し
て端子を確実且つ円滑に接続することができると共に、
許容手段により、上記コネクタ本体と端子の他端が接続
される基板との位置関係の誤差が許容されることになっ
て、コネクタ本体と基板との位置関係の誤差に起因して
端子に過大な荷重が作用することが防止され、これによ
り、該端子の折損を未然に防止することができる。
【0038】また、第2考案によれば、コネクタ本体に
設けられた保持部により端子が確実に固定されると共
に、コネクタ本体と基板との位置関係の誤差に起因する
過大な荷重が端子に作用した場合には、間隙の範囲内で
端子が撓み変形し、これにより、該端子に作用する過大
な荷重が効果的に分散されることになって、該端子の折
損を未然に防止することができる。
【0039】更に、第3考案によれば、上記第2考案と
同様に、コネクタ本体に端子が確実に固定されると共
に、上記コネクタ本体と基板との位置関係の誤差に起因
する過大な荷重が端子に作用した場合には、小径部で端
子が変形し、その変形により端子におけるコネクタ本体
より内側に延びる部位に局部的に応力が集中することが
防止され、これにより、該端子の折損を未然に防止する
ことができる。
【0040】更にまた、第4考案によれば、コネクタ本
体と基板との位置関係の誤差に起因する過大な荷重が端
子に作用した場合には、湾曲部が湾曲することにより、
過大な荷重が効果的に分散吸収されることになって、端
子におけるコネクタ本体より内側に延びる部位に局部的
に応力が集中することが防止され、これにより、該端子
の折損を未然に防止することができる。
【0041】また、第5考案によれば、上記コネクタ本
体と基板との位置関係の誤差に起因する過大な荷重が第
1、第2端子に作用した場合には、両端子のいずれか一
方に設けられた二又部と、これに挟着された他方の端子
とが相対に移動することになり、これにより、上記第
1、第2端子に過大な荷重が作用することが確実に防止
されることになって、両端子の折損を未然に防止するこ
とができる。
【0042】特に、第6考案によれば、固定手段によ
り、コネクタ本体に端子がより強固に固着保持されるこ
とになり、これにより、相手側コネクタへの接続時にお
ける端子の位置ずれが規制されてより確実且つ円滑に相
手側コネクタに接続することができると共に、その接続
操作がよりスムーズとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコネクタ構造を適用した集積回
路ユニットの全体斜視図。
【図2】 図1におけるA−A線よりみた集積回路ユニ
ットの拡大縦断面図。
【図3】 第1実施例のコネクタ構造の拡大断面図。
【図4】 第2実施例のコネクタ構造の拡大断面図。
【図5】 第3実施例のコネクタ構造の拡大断面図。
【図6】 第4実施例のコネクタ構造の拡大断面図。
【図7】 図6におけるB−B線よりみた部分拡大断面
図。
【図8】 従来における混成集積回路のコネクタ構造を
示す断面図。
【符号の説明】
11a,11b 基板 12 側板 17,27,37,47 コネクタ 18,28,38,48 コネクタ本体 19,29,39,49,49′ 端子 19d クランク部 21 間隙 28c,38c,48c 保持部 29d 小径部 39d 湾曲部 49b 捩じり部 49a′ 二又部

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に回路が構成された2枚の基板をそ
    れぞれの回路を対向させ、且つ両基板間の少なくとも一
    方の側辺部を開口させた状態で両基板を枠体により結合
    すると共に、上記開口側辺部にコネクタを嵌合固着して
    なる混成集積回路における上記コネクタ構造であって、
    上記コネクタが、両基板間の開口側辺部に嵌合固着され
    るコネクタ本体と、該コネクタ本体に挿通されて一端が
    外側に突出し、且つ他端が内側に延びて基板に接続され
    る端子とで構成されていると共に、上記コネクタ本体に
    端子を固定する固定手段と、上記端子におけるコネクタ
    本体より内側に延びる部分に、コネクタ本体と該端子の
    他端が接続される基板との位置関係の誤差を許容する許
    容手段とが設けられていることを特徴とする混成集積回
    路のコネクタ構造。
  2. 【請求項2】 固定手段が、コネクタ本体における端子
    の挿通部に設けられて該端子を固着保持する保持部とさ
    れていると共に、許容手段が、上記コネクタ本体におけ
    る保持部を除く部位と端子との間に形成される間隙とさ
    れていることを特徴とする請求項1記載の混成集積回路
    のコネクタ構造。
  3. 【請求項3】 固定手段が、コネクタ本体における端子
    の挿通部に設けられて該端子を固着保持する保持部とさ
    れていると共に、許容手段が、コネクタ本体より内側に
    延びる部位に形成された小径部とされていることを特徴
    とする請求項1記載の混成集積回路のコネクタ構造。
  4. 【請求項4】 固定手段が、コネクタ本体における端子
    の挿通部に設けられて該端子を固着保持する保持部とさ
    れていると共に、許容手段が、コネクタ本体より内側に
    延びる部位に形成された湾曲部とされていることを特徴
    とする請求項1記載の混成集積回路のコネクタ構造。
  5. 【請求項5】 一面に回路が構成された2枚の基板をそ
    れぞれの回路を対向させ、且つ両基板間の少なくとも一
    方の側辺部を開口させた状態で両基板を枠体により結合
    すると共に、上記開口側辺部にコネクタを嵌合固着して
    なる混成集積回路における上記コネクタ構造であって、
    上記コネクタが、両基板間の開口側辺部に嵌合固着され
    るコネクタ本体と、該コネクタ本体に挿通されて一端が
    外側に突出し、且つ他端が内側に延びる第1端子とで構
    成されていると共に、上記第1端子の内側に延びる部分
    に一端が連結され、且つ他端が基板に接続される第2端
    子を有し、上記コネクタ本体に第1端子を固定する固定
    手段と、上記第1端子もしくは第2端子のいずれか一方
    に設けられて他方の端子の端部を挟着する二又状とされ
    て両端子間の位置関係の誤差を許容する許容手段部とが
    設けられていることを特徴とする混成集積回路のコネク
    タ構造。
  6. 【請求項6】 固定手段が、端子のコネクタ本体挿通部
    に屈曲形成された段部と、該段部を固着保持するコネク
    タ本体の保持部とで構成されていることを特徴とする請
    求項1から請求項5のいずれかに記載の混成集積回路の
    コネクタ構造。
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