JP3131393B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3131393B2
JP3131393B2 JP08272528A JP27252896A JP3131393B2 JP 3131393 B2 JP3131393 B2 JP 3131393B2 JP 08272528 A JP08272528 A JP 08272528A JP 27252896 A JP27252896 A JP 27252896A JP 3131393 B2 JP3131393 B2 JP 3131393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のダ
ッシュパネル部等に固定させて使用する、内部に電子基
板を収納した電気接続箱に関する。ここで電気接続箱と
はヒューズボックスやリレーボックスおよびコネクタボ
ックス等であって、外部の各種負荷、スイッチ類、コネ
クタ等の電装品と接続するためのコネクタや端子を備え
ているものを言い、自動車の電気配線を軽量、簡素化す
るために用いられる。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に従来の電気接続箱100
を示す。
【0003】この電気接続箱100は、基板収納部2の
外面に電子基板3を装着すると共に、その内面に対向さ
せて電線4を配索した配線板5を設置し、かつ基板収納
部2の周縁部に外方へ突出するブラケット6を設けて構
成されている。基板収納部2は電気接続箱100の上面
部10を凹形状に窪ませて形成されており、電子基板3
は基板収納部2の開口部を閉塞するようにして四隅に形
成された段部2aにねじ7止めされて固定されている。
また電線4は配線板5上に固定した止め金具8に止着さ
れて配索されている。さらにブラケット6は、車両等の
外部構造体へ電気接続箱100を取付けるためのもの
で、先端のフランジ部6aが前記外部構造体の取付部位
に対応させて傾斜して設けられている。このフランジ部
6には取付け孔6bが穿設されている。
【0004】このように電子基板3を内蔵する電気接続
箱100においては、電子基板3の収納領域、すなわち
基板収納部2の設置領域を利用して電線4の配索が行わ
れ、以て電気接続箱100の配索密度を高めるように設
計されている。
【0005】なお図5において符号9は、基板収納部2
に固定された電子基板3を覆うように電気接続箱100
の上面部10に取付けられる上面カバー、符号11は電
子基板3上に設けられた接続端子である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
気接続箱100においては、図7に示すようにブラケッ
ト6のフランジ部6aに箱内方向の外力F1 が作用する
と、ブラケット6の基端部が接続する基板収納部2の底
部2bに作用力F2 が働き、この作用力F2 により基板
収納部2及びブラケット6の形成された基板収納部2の
周縁部が図中の二点鎖線で示すように変形する虞れがあ
る。このような変形が生じた場合には、基板収納部2に
ねじ7により強固に固定された電子基板3も同様に変形
(図7中二点鎖線て示す)し、この変形に起因して基板
ハンダ部12及び電気接続箱100と電子基板3との接
続部13(図8参照)にストレスが加わり、この結果ハ
ンダクラックや端子11の接続不良の原因となる。
【0007】このように従来の電気接続箱は、箱変形に
起因して電気的接続の不安定化を招くという課題を有し
ている。
【0008】本発明は、前記した課題を解決すべくなさ
れたものであり、箱変形を抑制して安定した電気的接続
を可能とした電気接続箱を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は基板収納部の外面に電子基板
を装着すると共に、その内面に対抗させて電線を配索し
た配線板を設置し、かつ前記基板収納部の周縁部に外方
へ突出するブラケットを一体形成してなる電気接続箱に
おいて、前記ブラケットに入力する外力の作用部位に対
応する前記基板収納部及び配線板のいずれか一方に他方
に当接する当て面を設けたことを特徴としている。
【0010】このため請求項1記載の発明では、ブラケ
ットに箱内方向の外力が作用したとき、基板収納部及び
配線板のいずれか一方に形成された当り面が他方に当接
して、前記外力を分散させて配線板に伝達して吸収する
ことができるので箱変形を抑制することができ、これに
より電子基板の変形を防止することができる。
【0011】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の電気接続箱であって、前記当て面は前記基板収納部及
び配線板のいずれか一方に、前記電線を避けて、前記基
板収納部と配線板との間隙と略同等の高さを有して一体
形成された突状部で構成されていることを特徴としてい
る。
【0012】このため請求項2記載の発明では、配線基
板上に配索した電線を避けて形成した突状部で当て面を
構成したので、当て面の当接時に電線との干渉を避ける
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1乃至図3は本発明の一実施形態として
の電気接続箱1の要部を示す。この電気接続箱1は基板
収納部2側に当り面20を設けた点のみが相違し、他の
構成は前述した従来の電気接続箱100と同様に構成さ
れている。このため同一構成要素は同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0015】すなわち電気接続箱1は、ブラケット6に
入力する外力の作用部位に対応する基板収納部2に、配
線板5に当接する当て面20を設けたことを特徴として
いる。
【0016】ブラケット6は、その基端部6cを基板収
納部2の底部2bに連続させて基板収納部2の周縁部に
一体形成されている。このためブラケット6の先端にあ
るフランジ部6aに入力する外力の作用部位は、基端部
6cが連続する基板収納部2の底部2bとなっており、
この底部2bの内面側に当て面20が形成されている。
【0017】本実施形態では当て面20は、底部2bの
内面に、配線板5上に配索された電線4を避けて、底部
2bと配線板5との間隙に略同等の突出高さを有して一
体に突出形成された突条(突状部)で構成されている。
【0018】このように構成された電気接続箱1によれ
ば、図4に示すようにブラケット6のフランジ部6aに
箱内方向の外力F1 が作用すると、ブラケット6の基端
部6cを介して基板収納部2の底部2bに作用力F2
働き、この作用力F2 により当て面20が配線板5上に
当接する。
【0019】この当て面20の当接により、作用力F2
は分散して配線板5に伝達されて吸収され、箱変形を抑
制することができ、これにより電気基板3の変形をも防
止することができる。
【0020】このため電気接続装置1は、電子基板3の
変形に起因する基板ハンダ部のハンダクラックや基板端
子部の接続不良を未然に防止することができ、安定した
電気的接続を図ることができる。
【0021】また、電気接続箱1は、配線板5上の電線
4を避けて形成した突条で当て面20を構成してたの
で、当て面20の配線板5への当接時に電線4との干渉
を避けることができ、これにより電線4の損傷を防止し
て一層安定した電気的接続を図ることができる。
【0022】また、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものでは無く次の様な変化例を含むものである。
【0023】すなわち、当て面20は配線板5上に設け
ても良く、この場合ブラケット6に外力F1 が作用した
とき、基板収納部2の底部2bの内側面が当て面20に
当接して箱変形を抑制することができる。
【0024】また、当て面20は、一連の突条では無
く、適宜の間隔を空けて間欠的に設けた突起部(突状
部)で構成することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば次の効果を奏することができる。すなわち、請求項
1記載の発明によれば、ブラケットに箱内方向の外力が
作用したとしても当て面が当接して箱変形に起因する電
子基板の変形を防止して、基板ハンダ部のハンダクラッ
クや基板端子部の接続不良を未然に防止することがで
き、これにより安定した電気的接続を可能とした電気接
続箱を提供することができる。
【0026】また、請求項2記載の発明によれば、当て
面の当接時に、配線基板上に配索した電線との干渉を避
けることができ、これにより電線の損傷を防止して一層
安定した電気的接続を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての電気接続箱の要部
斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1の一部破断したZ矢視図である。
【図4】図1の電気接続箱の図2に対応する作動説明図
である。
【図5】従来の電気接続箱の分解斜視図である。
【図6】図5の電気接続箱の上面カバー以外を組立てた
状態の縦断面図である。
【図7】図5の電気接続箱の図6に対応する作動説明図
である。
【図8】図5の電気接続箱の電子基板の端子形成部分に
おける断面図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 2 基板収納部 3 電子基板 4 電線 5 配線板 6 ブラケット 20 当て面 F1 外力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08 B60R 16/02 H02G 3/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板収納部の外面に電子基板を装着する
    と共に、その内面に対抗させて電線を配索した配線板を
    設置し、かつ前記基板収納部の周縁部に外方へ突出する
    ブラケットを一体形成してなる電気接続箱において、 前記ブラケットに入力する外力の作用部位に対応する前
    記基板収納部及び配線板のいずれか一方に他方に当接す
    る当て面を設けたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱であって、 前記当て面は前記基板収納部及び配線板のいずれか一方
    に、前記電線を避けて、前記基板収納部と配線板との間
    隙と略同等の高さを有して一体形成された突状部で構成
    されていることを特徴とする電気接続箱。
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