JP4280134B2 - ジャンクションブロック - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタブロックやヒューズブロックといった各構成部品をインナカバーに結合させて構成されるジャンクションブロックに関するものである。
図9は従来のジャンクションブロックの一形態を示すものである(例えば特許文献1参照)。
このジャンクションブロック71は、合成樹脂製の上カバー72と中間カバー73と下カバー74とで成る箱状の接続箱本体内に、配線板75やバスバー回路板76やプリント回路板77やコネクタ78,79やヒューズ装着部80やリレー装着部81等を収容して成るものである。
配線板75は絶縁基板上に複数の電線82を配索しつつL型端子83の一方の圧接部に接続して構成される。L型端子83の他方のタブ状接触部はコネクタハウジング内に突出してコネクタ78を構成している。
また、バスバー回路板76は絶縁基板上に複数のバスバー84を配索して成り、バスバー84の端子部がヒューズ装着部80内に位置している。プリント回路板77は絶縁基板に所要形状のプリント回路を有し、プリント回路板77と配線板75とは長尺端子85で接続されている。プリント回路板77に接続されたL字状の端子86がコネクタ79内に突出している。コネクタ78,79やヒューズ装着部80は中間カバー73から外側に突出している。プリント回路板77は取付板87やねじ88で中間カバー73や下カバー74に固定されている。
特開平11−27829号公報(第3頁、図2)
しかしながら、上記従来の構造にあっては、各カバー72〜74で囲まれた空間内に配線板75や回路板76,77やコネクタ78,79やヒューズ装着部80やリレー装着部81といった各構成部品を収容するために、カバー内の空間を有効に使用することが難しく、デッドスペースを生じやすく、ジャンクションブロック71が大型化しやすいという問題があった。
また、コネクタ78,79やヒューズ装着部80といった構成部品を中間カバー73にねじ部材等で固定するために組立作業性が悪いという問題や、各構成部品の固定のためのスペースを必要としてジャンクションブロック構造の大型化を助長させるという問題や、コネクタ78,79やヒューズ装着部80が大きい(横長の)場合に中間カバー73に対する固定強度や全体的な剛性が低下しやすいという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、構造をコンパクト化し、しかも組立を容易に行え、組立剛性を高めることのできるジャンクションブロックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るジャンクションブロックは、ベースカバーの端部にパワーブロックやコネクタブロックを結合させ、該パワーブロックやコネクタブロックという構成部品で外側を囲み、これら構成部品で囲まれた内側に回路板等を配設接続させて構成されるジャンクションブロックであって、該ベースカバーの一側のガイド部に一方の構成部品のスライド係合部が上から下にスライド係合し、該ベースカバーの他側のガイド部に他方の構成部品の他側のスライド係合部が上から下にスライド係合し、該一方の構成部品のガイド部に該他方の構成部品の一側のスライド係合部が上から下にスライド係合したことを特徴とする。
上記構成により、パワーブロックやコネクタブロックでジャンクションブロックの周壁が構成される。従来のジャンクションブロック(電気接続箱)のように箱状のカバー内にパワーブロックやコネクタブロックや回路板といった各構成部品を収容する必要がなく、ベースカバーを基準にベースカバーの外側に各構成部品が例えば積み木状にユニットとして組み付けられる。
また、ベースカバーに対して例えば上方から垂直方向にパワーブロックやコネクタブロックがスライド式に係合される。スライド係合部がガイド部内にスライド係合する。スライド係合部やガイド部はベースカバー、パワーブロック、コネクタブロックの何れに設けてもよい。ガイド部を壁部の板厚内に設け、スライド係合部を壁部内に完全に収容させることで、各構成部品が隙間なく密着し、構造が省スペース化される。
また、予めベースカバーにパワーブロックを結合させておき、次いでコネクタブロックをベースカバーとパワーブロックとの両方に結合させることで、コネクタブロックを介してベースカバーとパワーブロックとが結合固定され、組付合成力がアップする。
請求項に係るジャンクションブロックは、請求項記載のジャンクションブロックにおいて、前記一方の構成部品の内側のデッドスペースに前記他方の構成部品の一側のスライド係合部が進入したことを特徴とする。
上記構成により、スライド係合部がデッドスペース内に進入係合し、デッドスペースが結合のために有効活用されることで、結合部の構造が省スペース化される。スライド係合部に対するガイド部はデッドスペースに連通している。コネクタブロックはパワーブロックに隙間なく密着する。
請求項に係るジャンクションブロックは、請求項記載のジャンクションブロックにおいて、前記デッドスペースがコネクタハウジング内部のものであることを特徴とする。
上記構成により、例えばパワーブロックのコネクタのロック部側方のデッドスペースが結合スペースとして有効活用される。コネクタはコネクタブロック内の一コネクタであってもよい。コネクタブロックは複数のコネクタを一体に有したものである。
請求項に係るジャンクションブロックは、請求項又は記載のジャンクションブロックにおいて、前記デッドスペースに進入する前記スライド係合部が垂直なリブと該リブの端と正面を覆う外側の壁部とで構成されことを特徴とする。
上記構成により、スライド係合部の外側の壁部がリブで補強されてガイド部に対する係合力(結合力)がアップする。外側の壁部はリブの進入するガイド部を覆ってコネクタ内等への塵等の侵入を防止する。
請求項に係るジャンクションブロックは、請求項1〜の何れか1項に記載のジャンクションブロックにおいて、前記ベースカバーに対する前記各構成部品スライド係合が該ベースカバーのブラケットの近傍で行われたことを特徴とする。
上記構成により、ジャンクションブロックを車両ボディ等へ固定するための取付部の近傍で各構成部品の結合が行われ、ジャンクションブロック全体の結合強度(組付合成力)が向上する。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、従来の箱状のカバーが不要で構造が簡素化され、パワーブロックやコネクタブロック等の各構成部品を相互に結合させることで、組立作業性及びスペース効率を上げて組み立てることができ、ジャンクションブロックの低コスト化及びコンパクト化が達成される。
また、ベースカバーに対してパワーブロックやコネクタブロックを一方向からスライド係合させることで、組立作業性が向上する。
また、コネクタブロックを介してベースカバーとパワーブロックとが結合固定されることで、各構成部品相互の組付合成力がアップし、ジャンクションブロックの強度が向上するから、搬送中等のこじり等の外力や車両走行中の振動等によっても、ジャンクションブロックの品質が良好に確保される。
請求項記載の発明によれば、結合構造が省スペース化され、ジャンクションブロックの小型化が促進される。
請求項記載の発明によれば、例えばコネクタのロック部側方のデッドスペースを結合スペースとして有効活用することができ、それにより結合構造が省スペース化される。
請求項記載の発明によれば、スライド係合部の剛性が高まり、各構成部品の結合力が向上する。また、外側の壁部がリブの進入するガイド部を覆うから、コネクタ内等への塵等の侵入が防止され、コネクタの電気的接続の信頼性が確保される。
請求項記載の発明によれば、ジャンクションブロック全体の結合強度(組付合成力)が向上するから、車両への組付時のこじり等の外力や車両走行中の振動等によっても、ジャンクションブロックの品質が良好に確保される。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るジャンクションブロックの一実施形態を示すものである。
このジャンクションブロック1は、合成樹脂製のインナカバー(ベースカバー)2と、インナカバー2に上方からスライド式に係合固定される前後一対のコネクタブロック3,4と同じく側方のパワーブロック5とを少なくとも備えるものである。一方のコネクタブロック3の一側はインナカバー2にスライド固定され、他側はパワーブロック5にスライド固定され、これによりジャンクションブロック1の組付合成力が向上する。
各コネクタブロック3,4は合成樹脂製の各ハウジング6,7と、ハウジング6,7を貫通した各端子8とで構成されている。第一のコネクタブロック3は、ハウジング6の一方の側壁9に横断面T字状のスライド係合部10と縦断面三角形状の係止突起11とを有し、ハウジング6の他方の側壁12に横断面T字状で且つ上側と正面側とを略フード状の壁部13aで覆われたスライド係合部13と、縦断面三角形状の係止突起14(図3)とを有している。一側のスライド係合部10はインナカバー2の一側部にスライド係合し、他側のスライド係合部13はパワーブロック5の背面部にスライド係合する。
第二のコネクタブロック4は、ハウジング7の左右の側壁15,16に横断面T字状のスライド係合部17,19(図5)と縦断面三角形状の係止突起18,20(図5)とをそれぞれ有している。一側のスライド係合部17はインナカバー2の一側部にスライド係合し、他側のスライド係合部19はインナカバー2の他側部にスライド係合する。
パワーブロック5はヒューズブロック21にリレー(電気部品)22を係止手段で固定させて構成され、ヒューズブロック21は合成樹脂製のベース部(ヒューズプレート)23と、ベース部23の一側方に一体に形成された上下二段のコネクタハウジング24,25と、ベース部23内に複数段に収容されるバスバーと、バスバーに続くヒューズ接続用の挟持端子と同じくコネクタハウジング24,25のコネクタ嵌合室26内に突出するピン状ないしタブ状の端子と、複数の小型(低背)のヒューズ27とで構成されている。コネクタハウジング24,25と端子とでコネクタ(符号24,25で代用する)が構成されている。
下段のコネクタハウジング25側の背壁28に、インナカバー2に対する横断面L字状のスライド係合部29と係止用の突部30とが設けられ、上段のコネクタハウジング24の背壁28の上部と上壁31とに、第一のコネクタブロック3のスライド係合部13に対する係合用の孔部(ガイド部)32が設けられている。係合用の孔部32は背壁28側の縦長の孔部32aと、上壁31側の横長の孔部32bとで構成されている。孔部32はコネクタハウジング24の内側のデッドスペース33(図8)に連通し、スライド係合部13はこのデッドスペース33内に収容される。
係合用の孔部32の側方に近接して上下の孔部34又は凹部が設けられ、上下の孔部34又は凹部の間に横長の係止壁35が形成されている。係止壁35に第一のコネクタブロック3の係止突起14(図3)が上方から乗り越えて係合する。
パワーブロック5のベース部23の他側端には横断面T字状のスライド係合部36が設けられている。パワーブロック5の一側方と他側方の各スライド係合部29,36はインナカバー2に上方からスライド係合する。
インナカバー2は、水平な基板部37と、基板部37の一側に直交して上下に続く垂直な壁部38と、基板部37の他側に直交して下側に続く垂直な壁部39と、垂直な壁部39の下端から外側に直交する水平な底壁40と、基板部37の後端側において他側から突出した壁部41と、壁部41に直交して続く垂直な壁部42とを有し、壁部42と一側の垂直な壁部38の前端側とに車両ボディ等に対する固定用の垂直なブラケット(取付部)43が対角線上に一体に設けられている。各ブラケット43はボルト挿通孔を有する。なお、上下前後左右の方向の記載は説明の便宜上のものであり、車両へのジャンクションブロック1の組付方向と必ずしも一致するものではない。
一側の垂直な壁部38の前側部分に第一のコネクタブロック3のスライド係合部10に対する横断面T字状の垂直なガイド溝(ガイド部)44と、係止突起11に対する係合凹部(図示せず)とが隣接して設けられている。また、一側の壁部38の後側部分に第二のコネクタブロック4のスライド係合部17に対する横断面T字状の垂直なガイド溝(ガイド部)45と、係止突起18に対する係合凹部(図示せず)とが隣接して設けられている。前側のガイド溝44はブラケット43の上部近傍の厚肉部分に設けられている。
インナカバー2の他側の壁部39に沿ってヒューズブロック21が装着され、リレー22は両コネクタブロック3,4の間で基板部37上に位置する。他側の壁部39の前側部分に、パワーブロック5の一側方のスライド係合部29に対する横断面L字状の垂直なガイド溝(ガイド部)46が設けられ、後側の壁部41に、パワーブロック5の他側方のスライド係合部36に対する横断面T字状のガイド溝(ガイド部)47が垂直に設けられている。さらに、ブラケット近傍の壁部42に、第二のコネクタブロック4のスライド係合部19(図5)に対する横断面T字状の垂直なガイド溝(ガイド部)48が設けられている。二つのガイド溝47,48はブラケット43の近傍に設けられている。
各ブラケット43の近傍に各ガイド溝44,47,48すなわち結合部が配設されたことで、ジャンクションブロック1の強度、すなわちインナカバー2と各コネクタブロック3,4との組立強度やパワーブロック5とインナカバー2との組立強度が高められている。すなわち、ブラケット43の近くでこれら各構成部品が固定されることで、各構成部品がブラケット43とほぼ一体に車両ボディに固定されることとなり、インナカバー2の撓み変形等の影響を受けずに、各構成部品が位置精度良く且つしっかりと固定される。
図1において、インナカバー2の基板部37には複数のバスバー49が配索されてバスバー回路板を構成する。バスバー49の一方の端子49aは基板部37の孔部を貫通して下側の電子制御回路基板50のジョイントコネクタ51に接続され、他方の端子49bは上側の布線板(回路板)52の電線(図示せず)に圧接接続される。布線板52は回路形態に応じて複数枚が積層される。布線板52の電線にパワーブロック5の上向きの圧接端子53や各コネクタブロック3,4の上下二段の端子8の圧接部が圧接接続される。布線板52はねじ等でインナカバー2に固定される。電子制御回路基板50には合成樹脂製の薄目の下カバー(図示せず)が覆設され、布線板52には同じく上カバー(図示せず)が覆設される。
図2は上記ジャンクションブロック1の中間組立状態すなわちインナカバー2とパワーブロック5との組付状態を示すものである。
パワーブロック5の一端側はL字状のスライド係合部29でインナカバー2のガイド溝46に上方からスライド係合すると共に、インナカバー2の下向きの可撓性の係止アーム54の突起でパワーブロック5の突部30が係止され、パワーブロック5の他端側はT字状のスライド係合部36でインナカバー2のガイド溝47に上方からスライド係合している。
インナカバー2の前後両側に両コネクタブロック3,4(図1)が上方からスライド係合される。パワーブロック5の上側のコネクタ24の外壁に第一のコネクタブロック3に対する結合用の孔部(ガイド孔又はガイド部)32と係止部35とが設けられている。ガイド孔32に対向してインナカバー2の一方のブラケット43の近傍に第一のコネクタブロック3に対するT字状のガイド溝44が設けられ、他方のブラケット43の近傍に第二のコネクタブロック4(図1)に対するT字状のガイド溝48が設けられ、ガイド溝48にほぼ対向して反対側にT字状のガイド溝45が設けられている。
インナカバー2の基板部37の中央側に複数のバスバー49が配索されている。バスバー49の両側に両コネクタブロック3,4が配置される。
図3〜図4は第一のコネクタブロック3を示すものである。
合成樹脂製のハウジング6の一端側の垂直な壁部9にT字状のスライド係合部10と三角状の係止突起11とが一体に突設されている。スライド係合部10は垂直なリブ10aと、リブ10aに直交する板部10bとで構成されている。これは他のT字状のスライド係合部においても同様である。図3の如くスライド係合部10は高さ方向中間部で切欠され、切欠部の側方に係止突起11が位置している。このスライド係合部10はインナカバー2に係合する。
係止突起11は下向きの傾斜ガイド面と上向きの水平な係止面とを有している。スライド係合部10の延長方向とは直交する方向にコネクタ嵌合室55の開口が位置し、コネクタ嵌合室内に複数の端子8の接触部8aが水平に整列されている。コネクタ嵌合室55は複数並列に配置されている。
ハウジング6の他端側の垂直な壁部12には、垂直なリブ13bとその上部と正面側とを覆う壁部13aとで成る横断面略T字状のスライド係合部13が一体に突設され、スライド係合部13の側方やや下側に係止突起14が設けられている。覆い壁13aはハウジング6の上壁56に続く傾斜状の部分とそれに続く垂直な板状の部分とで構成されている。覆い壁13aの中央内側に垂直なリブ13bが位置している。リブ13bは略逆L字状の壁部13aを撓まないように補強し、結合力を高める。このスライド係合部13はパワーブロック5に係合する。
図5は第二のコネクタブロック4を示すものである。
合成樹脂製のハウジング7の一端側の垂直な壁部15の上半側にT字状の垂直なスライド係合部17が突設され、スライド係合部17の側方やや下側に係止突起18が設けられ、ハウジング7の他端側の垂直な壁部16の上端から下端にかけて垂直方向にスライド係合部19が延長形成され、スライド係合部19の中間部は切欠されて、その側方に係止突起20が位置している。両スライド係合部17,19はインナカバー2の左右端部分に上方からスライド係合する。
図6〜図8はパワーブロック5を示すものである。
パワーブロック5の一端側の下側のコネクタ25の外壁28にL字状のスライド係合部29が垂直に設けられ、その横に係止突部30が水平方向に長く突出形成され、スライド係合部29の上方位置で上側のコネクタ24の上壁31から背壁(側壁)28にかけて両壁部31,28の交差部分に上方視T字状の孔部32が設けられ、孔部32の横に上下の孔部34と両孔部の間の係止壁35とが設けられている。上下の孔部34は貫通しない凹部であってもよい(凹部の方が塵等の侵入防止に有効である)。L字状のスライド係合部29はインナカバー2に上方から係合する。
上方視T字状の孔部32は垂直な縦長の孔部32aと、孔部32aに直交連通する水平な横長の孔部32bとで構成されている。T字状の孔部32はコネクタハウジング24上部の内部空間すなわちコネクタ嵌合室26の中央上部のロック部57の側方のデッドスペース33に連通している。ロック部57はワイヤハーネス等の相手側コネクタ(図示せず)の可撓性のロックアームの突起を係合させる段部又は凹部である。
T字状の孔部32に第一のコネクタブロック3のスライド係合部13(図3)が上方から係合する。縦長の孔部32aにスライド係合部13の垂直なリブ13bが進入係合し、横長の孔部32bに、リブ13bの正面側を覆う壁部13aが進入係合する。それと同時にスライド係合部側方の係止突起14が上方から係止壁35を乗り越えて下側の孔部34に進入係合する。覆い壁13aは縦長の孔部32aを覆い、且つ横長の孔部32bを塞いで外部からの塵等の侵入を防ぐ。覆い壁32aの内面がコネクタハウジング24の壁部28の内面に当接してコネクタ24とコネクタブロック3とが抜け出しなく強固に結合される。
コネクタブロック3のスライド係合部13や係止突起14はコネクタハウジング24上部のデッドスペース33に進入するから、相手コネクタの嵌合を何ら阻害しないばかりか、コネクタブロック3とパワーブロック5との結合構造が省スペース化・コンパクト化され、ジャンクションブロック1の小型化が促進される。
図6〜図8で、符号36はインナカバー2に対するT字状のスライド係合部、58はインナカバー2に対する係止突起、59はリレー22を固定する可撓性の係止アーム、60はコネクタ24,25内に進入した水平なバスバーの端子部、53は布線板52(図1)の電線に対する圧接端子、61はバスバーの溶接端子部をそれぞれ示す。
図1において図2の如くインナカバー2の側部にパワーブロック5を結合(実装)させた後、前後一対のコネクタブロック3,4をインナカバー2及びパワーブロック5に結合させる。スライド係合部10,13,29が各構成部品の壁部の板厚内のガイド溝44,46やコネクタ24内に係合することで、パワーブロック5とインナカバー2とが隙間なく密着し、コネクタブロック3,4とインナカバー2とパワーブロック5とが隙間なく密着する。
パワーブロック5の両側にコネクタ(24,25)がある場合は第二のコネクタブロック4を第一のコネクタブロック3と同様にパワーブロック5に結合させることも可能である。コネクタ(24,25)がない場合でもパワーブロック5の合成樹脂製のベース部23にコネクタブロック4に対する結合用のガイド孔やガイド溝や係止部等を設けることは可能である。
インナカバー2の前後に各コネクタブロック3,4が結合手段で配設固定(実装)された状態で、インナカバー2の中央部分(バスバー配索部)の上に複数枚の配線板52がねじ止めで配設固定(実装)される。各配線板52は前後のコネクタブロック3,4間の空間内に省スペースで配設される。また、インナカバー2の裏面側には制御回路基板50がねじ止めで配設固定(実装)され、そのコネクタ62がインナカバー2の切欠開口63から外部に露出する。インナカバー2やコネクタブロック3,4を含めて配線板52や制御回路基板50の外側には薄型の上下のカバー(図示せず)が装着される。上下のカバーはインナカバー2の係止突起64で係止される。
このように、インナカバー2に対して隙間なくパワーブロック5やコネクタブロック3,4や回路基板50が実装され、且つ一対のコネクタブロック3,4間にバスバー49や複数層の配線板52が収容されることで、ジャンクションブロック1内のデッドスペースが削減され、ジャンクションブロック1の薄型化・小型化が達成される。
なお、上記ジャンクションブロック1における各スライド係合部の形状は横断面L字状であってもT字状であっても、あるいはY字状等の直交しない交差形状のものであってもよい。また、コネクタブロック3のスライド係合部13に対するパワーブロック5のガイド孔(係合孔)32はコネクタ24の壁部以外にヒューズやバスバー等を収容するベース部21の壁部等(内側がデッドスペースの部分)に設けてもよい。
また、パワーブロック5に設けたスライド係合部(13)をコネクタブロック3に設けたガイド孔(32)からブロック内部のデッドスペースに進入させることも可能である。また、インナブロック2に設けたスライド係合部をコネクタブロック3,4の下側に設けたガイド孔(32)からブロック内部のデッドスペースに進入させることも可能である。
また、図1のジャンクションブロック1の組立方法で、インナカバー2に先に配線板52や制御基板50を組み付け、次いでインナカバー2にパワーブロック5、各コネクタブロック3,4の順で組み付けることも可能である。インナカバー2には予めバスバー49が配索されていることは言うまでもない。但し、各端子8,53への電線の圧接を円滑に進める上では前記した組立方法すなわちインナカバー2にパワーブロック5、コネクタブロック3,4、配線板52の順で組み立てることがベストである。
また、インナカバー2にスライド係合部10,17,19,36や係止突起11,18を設け、コネクタブロック3,4やパワーブロック5にガイド溝44,45,47,48や係合凹部を設けることも可能である。また、配線板(回路板)52以外にバスバー回路板や電子ユニットや電子基板といった他の構成部品(図示せず)を配設接続させることも可能である。
本発明に係るジャンクションブロックの一実施形態を示す分解斜視図である。 ジャンクションブロックの構成部品であるインナカバーとパワーブロックの結合状態を示す平面図である。 同じく構成部品である第一のコネクタブロックを示す正面図である。 同じく第一のコネクタブロックを示す平面図である。 構成部品である第二のコネクタブロックを示す平面図である。 上記パワーブロックを示す平面図である。 同じくパワーブロックを示す背面図である。 同じくパワーブロックを示す側面図である。 従来のジャンクションブロックの一形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 ジャンクションブロック
2 インナカバー(ベースカバー)
3,4 コネクタブロック
5 パワーブロック
10,13,17,19,29,36 スライド係合部
13a 外側の壁部
13b リブ
24 コネクタ
32 ガイド孔(ガイド部)
33 デッドスペース
43 ブラケット(取付部)
44〜48 ガイド溝(ガイド部)
52 配線板(回路板)

Claims (5)

  1. ベースカバーの端部にパワーブロックやコネクタブロックを結合させ、該パワーブロックやコネクタブロックという構成部品で外側を囲み、これら構成部品で囲まれた内側に回路板等を配設接続させて構成されるジャンクションブロックであって、
    該ベースカバーの一側のガイド部に一方の構成部品のスライド係合部が上から下にスライド係合し、該ベースカバーの他側のガイド部に他方の構成部品の他側のスライド係合部が上から下にスライド係合し、該一方の構成部品のガイド部に該他方の構成部品の一側のスライド係合部が上から下にスライド係合したことを特徴とするジャンクションブロック。
  2. 前記一方の構成部品の内側のデッドスペースに前記他方の構成部品の一側のスライド係合部が進入したことを特徴とする請求項記載のジャンクションブロック。
  3. 前記デッドスペースがコネクタハウジング内部のものであることを特徴とする請求項記載のジャンクションブロック。
  4. 前記デッドスペースに進入する前記スライド係合部が垂直なリブと該リブの端と正面を覆う外側の壁部とで構成されことを特徴とする請求項又は記載のジャンクションブロック。
  5. 前記ベースカバーに対する前記各構成部品スライド係合が該ベースカバーのブラケットの近傍で行われたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のジャンクションブロック。
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