JP4139288B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載され、ワイヤハーネスのジョイント吸収を行うジョイント回路部材を備えた電気接続箱に関するものである。
図4は従来の電気接続箱の一例を示すものである(特許文献1)。
この電気接続箱50は、成形時に生じるそりを吸収して、タブ端子55bの突出長さの差違やバスバー55のがたつきを吸収できるようにしたものであり、ケース51に装着されるカバー60の四つのコーナ部63に歪み緩和用の切欠部63aを設けたものである。
電気接続箱50は、バスバー装着部52を有するケース51と、表側にコネクタ装着部62を有し、裏側にバスバー収容部61を有するカバー60と、ジョイント回路を形成するバスバー55と、コネクタ装着部62に嵌合され、バスバー55のタブ端子55bに端子接続されるジョイントコネクタ(図示せず)とから構成されている。
ケース51は、合成樹脂材からなり、略矩形状に形成されている。ケース51の上面には、縦向きのバスバー55が装着されるバスバー装着部52が形成されている。バスバー装着部52は複数の溝52aから構成されている。ケース51の側面51aには、カバー60の係合部64に係合する複数の係止爪53が形成されている。
カバー60も、ケース51と同様にして、合成樹脂材料を構成材料とし、射出成形にて形成されている。カバー60の側面60aには、ケース51の係止爪53に対応する位置に係合部64が形成されている。係合部64は、互いに交差する側面60aのコーナ部63寄りに設けられているため、ケース51のそり等の変形が効果的に矯正されるようになっている。また、4つのコーナ部63には、それぞれ切欠部が63a形成されており、ケース51にカバー60を組み付けた際にケース51の歪みが吸収緩和されるようになっている。
バスバー55は、導電性基板を打ち抜き・折り曲げ加工を経て形成されており、帯部55aと、帯部55aに交差して連なる複数のタブ端子55bとからなっている。ケース51にカバー60を組み付けると、タブ端子55bはカバー60の底壁に形成されたタブ挿通孔を挿通し、コネクタ嵌合空間62a内に突出する。
ジョイントコネクタは、合成樹脂製のハウジングと、タブ端子55bと端子接続する雌端子とから構成されている。雌端子には、ワイヤハーネスを構成する各電線が接続されており、雌端子とタブ端子55bとが接続することで、外部回路がジョイント回路に接続されて、ジョイント吸収が行われるようになっている。
しかし、上記従来の電気接続箱50は、ケース51にカバー60を組み付けるときの位置合わせが然程容易ではなく、ケース51とカバー60とが斜めに装着される心配がある。斜めに装着されると、バスバー55のタブ端子55bとジョイントコネクタの雌端子とに軸ずれが生じて、接続不良を生じることが懸念される。
電気接続箱50には、取付ブラケットが備わっていないため、車体パネル等に直接に取り付けて使用することができず、電気接続箱50の取り付け/取り外しに時間がかかり、保守作業性が良いものではなかった。この電気接続箱50は、他の電気部品等とともに筐体に収容して用いられるものであり、筐体の寸法が大きい場合には、車両内部の狭いスペースに装着することができないこともある。
そこで、電気接続箱50を直に車体パネルに取り付けるために、電気接続箱50の壁部に取付ブラケットを設けることが考えられるが、取付ブラケットを設ける位置によっては、ケース51にカバー60が取り付かなくなったり、カバー60の組付性が悪くなったりすることもある。
実開平5−29230号公報(第6−7頁、第1図)
本発明は、上記した点に鑑み、取付ブラケットを有するケースに対して、カバーの位置決めを正確に行うことができ、しかもカバーの組付性を向上することできる電気接続箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ケースと、該ケースに組み付けられるカバーとを備えた電気接続箱であって、前記ケースの対向した壁部に、それぞれ、一対の補強リブを介して取付ブラケットを連設し、前記それぞれの取付ブラケットの前記一対の補強リブと前記ケースの壁部との間に、前記一対の補強リブに連なった一対のガイドリブを連設し、前記ケースの対向した壁部に対応した前記カバーの対向した壁部に、それぞれ、前記一対のガイドリブに対応した一対のガイド溝を設け、前記カバーの前記それぞれの壁部に、前記一対のガイド溝に連続し、一対のガイド溝間の壁部の高さが周囲の壁部の高さより低く形成された凹所を形成したことを特徴とする。上記構成によれば、ケースにカバーが組み付けられることで、ケース内の回路構成部品等の脱落が防止されるとともに、ケース内に水や塵埃等が浸入することが防止される。また、例えば、ケースにガイドリブを条設し、カバーにガイド溝を設けると、ケースにカバーを組み付ける際に、ガイド溝がガイドリブに係合し、ケースとカバーの位置合わせが正確に行われて、カバーの組付性が向上する。
また、上記構成によれば、ガイド溝を浅く形成することができ、ガイドリブとガイド溝との噛み合わせが緩くなる。
また、上記構成によれば、ケースの壁部に取付ブラケットが設けられているから、電気接続箱を車体パネル等に着脱自在に取り付けることができ、電気接続箱のメンテナンス性が向上する。また、取付ブラケットとケースの壁部との間の隙間を利用してカバーを取り付けることができる。補強リブがガイドリブにより補強され、取付ブラケットの強度が向上し、たわみ等の変形が防止される。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の電気接続箱において、前記ガイドリブの先端側及び/又は前記ガイド溝の入口側にテーパ面が形成されたことを特徴とする。上記構成によれば、ガイドリブとガイド溝とが引っ掛かることなくスムーズに係合する。
また、請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の電気接続箱において、前記ケースに回路部材を収容する部材収容部が設けられ、該部材収容部が前記カバーで覆われることを特徴とする。上記構成によれば、部材収容部に収容された回路部材が、カバーの底壁に押し付けられて、回路部材が位置ずれすることなく固定されるとともに、回路部材が部材収容部から脱落することが防止される。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ケースにカバーを組み付けると、ガイド溝がガイドリブに沿ってスライドガイドされ、ケースとカバーの位置合わせが正確に行われて、カバーの組付性が向上する。
また、両方のガイド溝の間に位置する壁部が低く形成されているから、ガイド溝を浅く形成することができ、ガイドリブとガイド溝との噛み合わせが緩くなる。したがって、ケースやカバーが多少変形していても、ケースにカバーを組み付けることができる。
特に、ケースの対向した壁部に、それぞれ、一対の補強リブを介して取付ブラケットを連設し、それぞれの取付ブラケットの一対の補強リブとケースの壁部との間に、一対の補強リブに連なった一対のガイドリブを連設し、ケースの対向した壁部に対応したカバーの対向した壁部に、それぞれ、一対のガイドリブに対応した一対のガイド溝を設け、カバーのそれぞれの壁部に、一対のガイド溝に連続し、一対のガイド溝間の壁部の高さが周囲の壁部の高さより低く形成された凹所を形成したので、ガイドリブとガイド溝との噛み合わせが緩くなり、ケースにカバーを組み付ける際に、ガイドリブが凹所に入り込み、次に、凹所に連続したガイド溝にガイドリブが入り込むようになり、ケースに対するカバーの組付性が向上する。
また、請求項記載の発明によれば、ガイドリブとガイド溝とが引っ掛かることなくスムーズに係合する。したがって、ケースにカバーを容易に組み付けることができる。
また、請求項記載の発明によれば、部材収容部に収容された回路部材が、カバーの底壁に押し付けられて、回路部材が位置ずれすることなく固定されるとともに、回路部材が部材収容部から脱落することが防止される。したがって、内部回路と外部回路とを接続させる端子同士の接続信頼性が向上する。
本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜3は、本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示すものである。
このジョイントボックス(電気接続箱)10は、ジョイントコネクタブロック12と、ジョイントコネクタ25とで構成されている。ジョイントコネクタブロック12は、絶縁樹脂性のケース13と、ケース13内に下側(図1及び図2は上下が逆に示されている)から挿入される縦横2方向の複数の端子付きのバスバー(回路部材)43,44と、バスバー43,44の抜け落ちを防止する絶縁樹脂製のカバー22と、ケース13の左右両側の上端部においてジョイントコネクタの上端部を押さえて固定する係止スペーサ37とを備えるものである。
ケース13は、複数のコネクタ嵌合室18を並列に有する上側のコネクタ嵌合部17と、バスバー43,44を収容する下側のバスバー収容部(部材収容部)19とから構成されている。ジョイントコネクタ25は、コネクタ嵌合部17に挿入され、電線41が接続された雌端子がバスバー44のタブ端子44a,43dに端子接続されるようになっている。
ケース13のバスバー収容部19に複数のバスバー43,44が収容されることでジョイント回路が形成され、このジョイント回路にジョイントコネクタ25を介して電線(ワイヤハーネス)41が接続されることで電線41のジョイント吸収が行われ、回路形態の多様化が図られるようになっている。
本発明に係るジョイントボックス10は、取付ブラケット20を有するケース13に対して、カバー22の位置決めを正確に行うことができ、カバー22の組付性を向上することできるものであり、内側にバスバー収容部19を有し、外側に取付ブラケット20を有するケース13と、バスバー収容部19を覆うカバー22とを備え、ケース13の前壁(
壁部)14c及び後壁(壁部)14bと取付ブラケット20の補強リブ20bとの間に、カバー22の取付方向に延長する一対のガイドリブ45を条設し、カバー22にガイドリブ45に係合する一対のガイド溝48を設けたことを特徴とする。また、一方のガイド溝48と他方のガイド溝48との間に位置する前壁(壁部)23b及び後壁(壁部)23aが周囲の壁部より低く形成されたことを特徴とする。
特に、ケース13の対向した壁部14c、14bに、それぞれ、一対の補強リブ20bを介して取付ブラケット20を連設し、それぞれの取付ブラケット20の一対の補強リブ20bとケース13の壁部14c、14bとの間に、一対の補強リブ20bに連なった一対のガイドリブ45を連設し、ケース13の対向した壁部14c、14bに対応したカバー22の対向した壁部23b、23aに、それぞれ、一対のガイドリブ45に対応した一対のガイド溝48を設け、カバー22のそれぞれの壁部23b、23aに、一対のガイド溝48に連続し、一対のガイド溝48間の壁部の高さが周囲の壁部の高さより低く形成された凹所49を形成したことを特徴とする。
第1の特徴によれば、ケース13にカバー22を組み付ける際に、ガイド溝48がガイドリブ45に係合し、ケース13とカバー22の位置合わせが正確に行われる。また、第2の特徴によれば、カバー22の前壁23b及び後壁23aの開口端部23dからガイド溝48を形成した場合に比べて、ガイド溝48を浅く形成することができ、ガイドリブ45とガイド溝48との噛み合わせが緩くなり、射出成形後の収縮によりケース13やカバー22が多少変形していていも、カバー22の位置決めを行うことができる。
特に、カバー22の一対のガイド溝48間の壁部の高さを周囲の壁部の高さより低く形成した凹所49を形成しているので、ケース13のガイドリブ45とカバー22のガイド溝48との噛み合わせが緩くなり、ケース13にカバー22を組み付ける際に、ガイドリブ45がガイド溝48間の凹所49に入り込み、次に凹所49に連続したガイド溝48にガイドリブ45が入り込むようになり、ケース13に対するカバー22の組付性が向上する。
以下に、ジョイントボックス10の主要構成部分及びその作用について詳細に説明する。
なお、本明細書の説明の都合上、前後方向、左右方向、上下方向の概念を以下のように定めることとする。前後方向とは、一対の取付ブラケット20,20が対向する方向と定め、左右方向とは、ジョイントコネクタ25に収容された雌端子が並ぶ方向と定め、上下方向とは、ジョイントコネクタ25の挿入方向と定めることとする。なお、上下方向の上とはコネクタ嵌合部17の位置する側とし、下とはバスバー収容部19の位置する側とする(図2は上下が逆にされて、バスバー収容部19が上側を向いている)。
ケース13は、上半部にコネクタ嵌合部17、下半部にバスバー収容部19をそれぞれ背中合わせに有している。コネクタ嵌合部17は、プレート状のジョイントコネクタ25を受け入れるスロット状のコネクタ嵌合室18を複数並列に有し、各コネクタ嵌合室18は、前後左右の壁で囲まれた枠内において、垂直な隔壁18aで等ピッチに区画形成されている。隔壁18aや後壁(壁部)14bには、複数のリブ18bが等ピッチで突設され、各リブ18bの間に端子収容空間が構成されている。リブ18bの突出長さは短いものであり、各リブ18bに対向してジョイントコネクタ25のハウジング26の各隔壁29が位置する。
各コネクタ嵌合室18は、上部が開口形成されている。狭幅の左右の壁は、ケース13の相対向する左右の側壁14a,14aであり、広幅の前後の壁は、隔壁18a又は前壁(壁部)14c又は後壁14bである。
各コネクタ嵌合室18の左右の側壁14a,14aの開口端部には、矩形状の凹部33が形成されている。この凹部33に対応して、ジョイントコネクタ25(ハウジング26)の両側壁31,31には、突起34が横(左右方向)に突出して形成されている。
突起34は、ジョイントコネクタ25から電線41が導出される開口端側に形成されるとともに、突起34の端面がハウジング26の端面と同一平面に形成されている。このように形成することで、係止スペーサ37の連結部38の裏面(平坦面)が、突起34の端面とハウジング26の端面とに宛われ、係止スペーサ37の着座が安定するとともに、ジョイントコネクタ25ががたつくことなく、確実に係止されるようになっている。符号16は、係止スペーサ37の補強リブ39が挿入される囲い枠である。
図2に示されるように、バスバー収容部19は、ケース13の内側に形成され、縦バスバー43及び横バスバー44が縦向きに差し込まれるようになっている。バスバー収容部19には、前後方向に延びる複数の隔壁19aにより区画形成された縦溝19bと、複数の隔壁19aに形成された切欠部19dを縦溝19bに直交する方向に連通させた横溝19cとが形成されている。
各隔壁19aの板厚は任意であるが、この実施形態では、バスバー収容部19の寸法精度とバスバー43,44の組付性を考慮して、1mm程度に形成されている。隣接する隔壁19aの間に形成された縦溝19bの幅は、縦バスバー43の板厚寸法よりやや狭い寸法に形成されていて、縦バスバー43が両側の隔壁19aにより挟まれるようになっている。溝幅は任意であるが、この実施形態では1mm程度の狭幅に形成されている。縦溝19bには、縦バスバー43の帯部43bが挟まれるようになっている。
切欠部19dは、隔壁19aの上端側に形成されたスリットであり、このスリットを左右方向に連ねた横溝19cは、縦溝19bを横切る連通溝である。スリットの幅は、横バスバー44の板厚寸法よりやや狭い寸法に形成されていて、横バスバー44の帯部44bが挟まれるようになっている。
ケース13の側壁14aと左右方向両側の隔壁19aとの間には、樋状の凹み21が形成されている。凹み21を設けたのは、隔壁19aの成形性を高めてバスバー収容部19の寸法精度を向上させるためと、側壁14aを隔壁19aの外側に形成することでケース13の強度を高めるためと、両側の隔壁19aから突出する横バスバー44の端部の出っ張りがカバー22により保護されるようにするためである。
ケース13の前壁14c及び後壁14bには、孔付きの取付ブラケット20が一体に形成されている。取付ブラケット20は、L字状をなし、一対の補強リブ20bと、補強リブ20bに交差して続く取付部20cとから構成されている。各補強リブ20bは、略三角形板状をなし、一方の端部が前壁14c及び後壁14bの左右両側に一体形成され、他方の端部が取付部20cに交差して接続されている。補強リブ20bと取付部20cの連結部分は太くなっているため、断面性能が向上し、応力集中により連結部分に亀裂などが生ずることが防止されている。
取付部20cは、舌片状をなし、水平に形成されている。取付部20cの中央部には、孔部20aが形成されており、図示しないボルトが挿通されて図示しない車体パネル等に締結固定されるようになっている。孔部20aの周囲には、放射状のリブ20eが形成され、取付部20cが補強されている(図2)。また、取付部20cの根本側には、解体性を向上させるための貫通孔20fが形成されている。車両解体時に、図示しないワイヤハーネスを所定の力で所定の方向に引っ張ると、貫通孔20fの孔縁に引張応力が集中し、亀裂が生成して破断が誘発されるようになっている。
図2に示されるように、両側の取付ブラケット20の補強リブ20bの裏側には、補強リブ20bとケース13の前壁14c及び後壁14bとを連結するガイドリブ45が形成されている。ガイドリブ45は、ケース13の外壁14と同程度の厚さ寸法に形成されており、カバー22の取付方向(上下方向)に延長している。ガイドリブ45の長さは、カバー22のガイド溝48の深さと同程度の寸法に形成されている。
ガイドリブ45の上端は、ケース13の開口端部より低い位置にあり、取付ブラケット20の背面20dとガイドリブ45の上端とケース13の前壁14c及び後壁14bとの間には、カバー22の枠壁23(前壁23b及び後壁23a)が挿入される隙間47が形成されている。この隙間47は、枠壁23の壁厚さより十分に大きな寸法に形成されているため、支障なくカバー22を組み付けることができるようになっている。また、取付ブラケット20の背面20dとケース13の前壁14c及び後壁14bとは平行に形成されているため、カバー22の傾きが防止され、ケース13にカバー22を上下方向から真っ直ぐに組み付けることができるようになっている。
ガイドリブ45の先端には、内向きのテーパ面45aが形成されており、カバー22のガイド溝48に引っ掛かることなく、ガイドリブ45にガイド溝48がスライドガイドされるようになっている。なお、ガイドリブ45の先端にテーパ面45aを形成せずに、カバー22のガイド溝48の入口にテーパ面49bを設けてもよい。本実施形態では、ガイドリブ45の先端とガイド溝48の入口の両方にそれぞれテーパ面45a,49bが形成されている。
また、ガイドリブ45を、取付ブラケット20の補強リブ20bとケース13の外壁14(前壁14c及び後壁14b)とに連結することで、L字状の取付ブラケット20の補強リブ20bが外壁14に強固に固定され、車両走行中の振動や強い衝撃等により、ジョイントボックス10が補強リブ20bから破断することが防止され、電気的接続の信頼性が維持されるようにもなっている。
カバー22は、枠壁23と底壁24とから箱状に形成され、上部が開口形成されている。枠壁23は複数のリブ24aにより補強され、そり等の変形が生じないようにされている。カバー22は、バスバー43,44がバスバー収容部19に装着された後に、図3に示されるように、バスバー収容部19に下側から宛われて、バスバー43,44の抜け落ちを防止するためのものである。
カバー22の枠壁23内面には、ケース13の両側の側壁14a,14aに形成された係止爪15に係合する係合部23cが形成されている。ケース13にカバー22を組み付けた際に、係合部23cが係止突起15に係合して、カバー22がケース13に外れることなく取り付けられるようになっている。
枠壁23の長手方向に対向する前壁(壁部)23bと後壁(壁部)23aとには、ケース13のガイドリブ45に係合するそれぞれ各一対のガイド溝48,48が形成されている。一対のガイド溝48,48の間に位置する前壁23bと後壁23aは、開口端部23dに対して高さが低くなるように、凹所49が形成されている。凹所49を形成する前壁23bと後壁23aの上端部49aと開口端部23dとは、段差δを有している。
このように、一対のガイド溝48,48の間に位置する前壁23bと後壁23aを低く形成すると、開口端部23dからガイド溝48を形成した場合に比べて、段差δだけガイド溝48を浅くすることができる。このため、ガイドリブ45とガイド溝48との噛み合わせが緩くなり、射出成形後の収縮によりケース13やカバー22が多少変形しても、カバー22の位置決めが行われ、カバー22の組付性が向上する。
また、カバー22の一対のガイド溝48間の壁部の高さを周囲の壁部の高さより低く形成した凹所49を形成しているので、ケース13のガイドリブ45とカバー22のガイド溝48との噛み合わせが緩くなり、ケース13にカバー22を組み付ける際に、ガイドリブ45がガイド溝48間の凹所49に入り込み、次に凹所49に連続したガイド溝48にガイドリブ45が入り込むようになり、ケース13に対するカバー22の組付性が向上する。
カバー22の底壁24には、リブ35により仕切られた複数条の溝36が形成されている。溝36は、コネクタ嵌合室18の並び方向に等ピッチで形成されている。溝36には、横バスバー44の帯部44bの先端側が挿入され、溝底に帯部44bの先端が当接して支持される。また、溝36により、横バスバー44が正確に位置決めされ、横バスバー44と縦バスバー43とが確実に接続される。リブ35の先端面には、縦バスバー43の挟持端子43cの先端が当接して支持され、縦バスバー43のがたつきが防止されている。
ジョイントコネクタ25(図1はジョイントコネクタ25の半嵌合状態が示されている)は、バスバー44のタブ端子44a,43dと接続する小型の雌端子(図示せず)と、プレート状のハウジング26とから構成されている。このジョイントコネクタ25と雌端子に接続される電線41とでワイヤハーネスが構成される。
ハウジング26は、絶縁樹脂材からなり、フラットな基板27と、基板27に直交して起立する隔壁29及び前壁とから形成されている。ハウジング26の後壁及び基板に対向する上壁は開放形成されている。ハウジング26の隣接する隔壁29の間には、細長い端子収容部が形成されている。収容された雌端子は、不用意に抜け出さないように抜け止めされている。
雌端子は、通常の雌端子と同じものであり、導電性基板をプレスにて打ち抜き、折り曲げ加工を経て形成されている。一方には、箱状の電気接触部が形成され、他方には、電線接続部が形成されている。電気接触部の内側には、弾性接触片が湾曲状に折曲形成されており、バスバー44のタブ端子44a,43dが挟持されるようになっている。電線接続部は、前後に各一対の圧着片からなり、電線41の芯線部及び絶縁被覆部が圧着されるようになっている。なお、電線接続部を一対の圧接片としてもよい。
縦バスバー43は、図4の従来例に示されたバスバーと同様に、導電性基板を打ち抜き・折り曲げ加工されて形成されている。この縦バスバー43は、帯部43bと、帯部43bの一側部に形成された音叉状の複数の挟持端子43cと、帯部43bの他側部に形成されたタブ端子43dとから構成されている。各挟持端子43cは、一対の挟持片の間にスリット43dが形成された端子である。スリット43dには、横バスバー44の帯部24bが交差して挟持されるようになっている。タブ端子43dは、バスバー収容部19の端子挿通孔を挿通し、コネクタ嵌合室18に突出して、ジョイントコネクタ25の雌端子と端子接続されるようになっている。
横バスバー44は、縦バスバー43と同様に導電性基板を打ち抜き・折り曲げ加工されて形成されたものであり、帯部44bと、帯部44bの一側に突設されたタブ端子44aとからなっている。帯部44bには、小径の孔44cが複数形成されているが、この孔44cは製造上形成されたものであり意味はない。タブ端子44aは、縦バスバー43のタブ端子43dと同形状に形成されている。なお、ジョイント回路を形成する縦バスバー43及び横バスバー44の回路構造については、他の出願で提案予定であり、本明細書での詳細な説明は省略する。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示されるジョイントコネクタブロックの斜視図である。 図1に示されるジョイントコネクタブロックにカバーが組み付けられた状態を示す斜視図である。 従来の電気接続箱の一例を示す斜視図である。
符号の説明
10 ジョイントボックス(電気接続箱)
12 ジョイントコネクタブロック
13 ケース
14b 後壁(壁部)
14c 前壁(壁部)
19 バスバー収容部(部材収容部)
20 取付ブラケット
20b 補強リブ
22 カバー
23a 後壁(壁部)
23b 前壁(壁部)
43 縦バスバー(回路部材)
44 横バスバー(回路部材)
45 ガイドリブ
45a,49b テーパ面
48 ガイド溝

Claims (3)

  1. ケースと、該ケースに組み付けられるカバーとを備えた電気接続箱であって、
    前記ケースの対向した壁部に、それぞれ、一対の補強リブを介して取付ブラケットを連設し、
    前記それぞれの取付ブラケットの前記一対の補強リブと前記ケースの壁部との間に、前記一対の補強リブに連なった一対のガイドリブを連設し、
    前記ケースの対向した壁部に対応した前記カバーの対向した壁部に、それぞれ、前記一対のガイドリブに対応した一対のガイド溝を設け、
    前記カバーの前記それぞれの壁部に、前記一対のガイド溝に連続し、一対のガイド溝間の壁部の高さが周囲の壁部の高さより低く形成された凹所を形成したことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記ガイドリブの先端側及び/又は前記ガイド溝の入口側にテーパ面が形成されたことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記ケースに回路部材を収容する部材収容部が設けられ、該部材収容部が前記カバーで覆われることを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱。
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