JP2001211527A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
続を図ることにより、電気接続箱の信頼性を向上するこ
と。 【解決手段】バスバー及び絶縁板を交互に積層した積層
体が収容された積層体収容ケース12と、配線基板30
が収容された基板収容ケースが設けられている。積層体
収容ケース12に設けた壁部25には、係合突部26
a,26bが形成されている。配線基板30には係合凹
部37a,37bが切り欠き形成されている。そして、
バスバー18と、バスバー接続コネクタとの接続が完了
する前に、係合突部26a,26bと係合凹部37a,
37bとが係合される。この係合により、層体収容ケー
ス12に対して配線基板30が直接位置決めされる。
Description
搭載される電気接続箱に関するものである。
箱は、積層体収容ケースと基板収容ケースとを備えてい
る。積層体収容ケース内には、バスバー及び絶縁板を交
互に積層した積層体が収容されている。一方、基板収容
ケースには配線基板が収容され、その配線基板にはバス
バー接続コネクタが実装されている。そして、積層体収
容ケースと基板収容ケースとを結合することにより、バ
スバーが基板収容ケース内に配置され、バスバーとバス
バー接続コネクタとが接続されるようになっている。
めし、バスバーとバスバー接続コネクタとの接続位置を
合致させる必要がある。そこで、従来から、積層体収容
ケースと基板収容ケースとを位置決めした状態で結合す
る電気接続箱が既に提案されている。この電気接続箱
は、積層体収容ケースの上面に形成された複数のガイド
片に基板収容ケースが当てられることにより、積層体収
容ケースに対して基板収容ケースを位置決めしている。
接続箱においては、基板収容ケースを介して配線基板を
間接的に位置決めすることにより、バスバーとバスバー
接続コネクタとの接続位置を合致させている。そのた
め、各ケースの寸法公差や、基板収容ケースに対する配
線基板の組み付け誤差等により、バスバーとバスバー接
続コネクタとの接続位置にずれが生じ、良好な接続を図
ることができないという問題があった。
であり、その目的は、バスバーとバスバー接続コネクタ
とを良好に接続することが可能な電気接続箱を提供する
ことにある。
めに、請求項1に記載の発明では、バスバー及び絶縁板
を交互に積層した積層体が収容された積層体収容ケース
と、一側面に開口部が形成されるとともに、バスバー接
続コネクタが実装された配線基板を収容した基板収容ケ
ースとを備え、両ケースを結合することにより、前記開
口部を介して前記基板収容ケース内に配置される前記バ
スバーのタブ端子と前記バスバー接続コネクタとを接続
した電気接続箱において、前記バスバーのタブ端子がバ
スバー接続コネクタに挿入される前に、前記積層体収容
ケースに対して前記配線基板を位置決めする位置決め手
段を設けたことをその要旨としている。
載の電気接続箱において、前記位置決め手段は、前記積
層体収容ケースに設けられた第1係合部と、前記配線基
板に設けられるとともに前記第1係合部に係合可能な第
2係合部とによって構成されていることをその要旨とし
ている。
載の電気接続箱において、前記第1係合部は、前記積層
体収容ケースに形成された基板収容凹部の外周壁内面に
突設された係合突部であり、前記第2係合部は、前記配
線基板の一部に切り欠き形成された係合凹部であること
をその要旨としている。
る。請求項1に記載の発明によると、積層体収容ケース
と基板収容ケースとを結合する際において、位置決め手
段により積層体収容ケースに対して配線基板が直接位置
決めされる。この位置決めは、バスバーのタブ端子がバ
スバー接続コネクタに挿入される前に行われる。そのた
め、積層体収容ケース及び基板収容ケースの寸法公差等
に影響されることなく、バスバーとバスバー接続コネク
タとの接続位置が確実に合致する。従って、バスバーと
バスバー接続コネクタとの良好な接続を図ることが可能
になる。
手段は、積層体収容ケースに設けられた第1係合部と、
配線基板に設けられた第2係合部とから構成されてい
る。そのため、積層体収容ケースに対して配線基板が直
接接触するので、その位置決め精度が高くなる。
と係合凹部とを凹凸の関係で係合することにより、配線
基板と積層体収容ケースとを簡単に位置決めを行うこと
ができる。
続箱に具体化した一実施形態を図面に基づき詳細に説明
する。
配置された電気接続箱11は、合成樹脂からなる積層体
収容ケース12を備え、その上面には合成樹脂からなる
基板収容ケース13が開閉可能に装着されている。積層
体収容ケース12は、ロアケース16と、その上部に着
脱可能に設けられたアッパケース17とからなる。そし
て、アッパケース17により、ロアケース16に形成さ
れた上部開口部16aが塞がっている。
る複数のバスバー18、及び合成樹脂からなる複数の絶
縁板19を交互に積層した積層体20が収容されてい
る。バスバー18に形成されたタブ端子18aは、アッ
パケース17に貫通され、積層体収容ケース12内から
外部に突出されている。ロアケース16の下面には、コ
ネクタ接合部21が複数突出されている。各コネクタ接
合部21の内端面には、前記積層体20が支持されてい
る。
貫通された螺着部22が突設されている。そして、各螺
着部22の上端部分は、アッパケース17の上面に形成
された筒状部23内にそれぞれ挿入されている。螺着部
22の中央部には段差部22aが形成されており、前記
コネクタ接合部21以外に、この段差部22aにおいて
も積層体20が支持されている。
壁24が突設されている。そして、そのガイド壁24に
より、積層体収容ケース12と基板収容ケース13との
結合時に、基板収容ケース13の位置決めがなされるよ
うになっている。ガイド壁24の上部内側面には、係止
爪24aが形成されている。ガイド壁24の内側におけ
るアッパケース17の上面には、基板収容凹部29が形
成され、その周縁には四角形状の壁部25が形成されて
いる。
に直交する方向に沿って延びる第1係合部としての係合
突部26a,26bが一体的に2つ形成されている。各
係合突部26a,26bの上端は、壁部25の上端縁よ
りも若干高めに設定されている。各係合突部26a,2
6bは、互いに対向するように配置され、それぞれの内
部は中空になっている。これは、係合突部26a,26
bの表面にヒケが生じるのを防止するためである。
る。基板収容ケース13の上部には、内部に接続端子2
7を有するワイヤハーネス用コネクタ28が一体的に形
成されている。又、基板収容ケース13には、その下部
開口部13aをほぼ塞ぐように、電子部品を実装した配
線基板30がネジ33により取付固定されている。基板
収容ケース13には複数のネジ挿通孔35が形成され、
各ネジ挿通孔35にはネジ34がそれぞれ挿通されてい
る。このネジ34の先端部は、配線基板30を貫通して
前記螺着部22に螺合されている。これにより、積層体
収容ケース12と基板収容ケース13とが結合されてい
る。なお、前記基板収容ケース13の外側面において、
前記係止爪24aと対応する箇所には、係止突部13b
が形成されている。そして、積層体収容ケース12と基
板収容ケース13とが結合される際に、係止突部13b
に係止爪24aが係合されるようになっている。
31が設けられている。バスバー接続コネクタ31内に
は、配線基板30に接続された接続端子36が設けられ
ている。そして、積層体収容ケース12と基板収容ケー
ス13とが結合されることにより、タブ端子18aが配
線基板30に形成した挿通孔30aを介して接続端子3
6に接続される。
両端部には、第2係合部としての係合凹部37a,37
bが2つ切り欠き形成されている。各係合凹部37a,
37bは、それぞれ対向配置されており、前記係合突部
26a,26bに係合されるようになっている。係合突
部26a,26bと係合凹部37a,37bとが係合さ
れた状態において、それらの間のクリアランスはほとん
どない。
部26a,26bとの係合は、両ケース12,13を結
合する際において、タブ端子18aと接続端子36との
接続が完了する前に行われるようになっている。より詳
しくいうと、タブ端子18aが配線基板30に設けた挿
通孔30a及びバスバー接続コネクタ31内に挿入され
る前に、両者37a,37b,26a,26bの係合が
行われる。なお、本実施形態では、第1係合部を構成す
る係合突部26a,26bと、第2係合部を構成する係
合凹部37a,37bとから位置決め手段が構成されて
いる。
11の作用について説明する。図3に示すように、積層
体収容ケース12を構成するロアケース16の上部開口
部16aと、基板収容ケース13の下部開口部13aと
を対向させる。この状態で、図4に示すように基板収容
ケース13に積層体収容ケース12を接近させる。する
と、図5に示すように、ガイド壁24の内側面に基板収
容ケース13の縁部が当たり、配線基板30に形成され
た各係合凹部37a,37bの位置と、基板収容凹部2
9内に設けられた係合突部26a,26bの位置とが合
わせられる。そして、図6に示すように、基板収容ケー
ス13に積層体収容ケース12を更に接近させると、各
係合突部26a,26bに各係合凹部37a,37bが
係合する。この係合により、積層体収容ケース12に対
して配線基板30が直接位置決めされる。この位置決め
により、バスバー18のタブ端子18aと、バスバー接
続コネクタ31に設けた接続端子36との接続位置が合
致する。要するに、接続端子36にタブ端子18aが接
続される前に、積層体収容ケース12に対して基板収容
ケース13が位置決めされる。
a,26bに沿って係合凹部37a,37bを摺動させ
ながら、基板収容凹部29内に配線基板30を収容す
る。そして、図8に示すように、配線基板30に形成さ
れた挿通孔30aを介してバスバー18のタブ端子18
aがバスバー接続コネクタ31内に挿入される。これに
より、接続端子36にバスバー18のタブ端子18aが
挟入接続される。それとともに、ガイド壁24に設けら
れた係止爪24aが、基板収容ケース13に設けられた
係止突部13bに係合され、積層体収容ケース12に基
板収容ケース13が抜けなくなる。その後、ネジ挿通孔
35にネジ34を通し、そのネジ34を筒状部23に螺
合することにより、積層体収容ケース12と基板収容ケ
ース13は結合される。
効果を得ることができる。 (1) バスバー18に形成したタブ端子18aが、バ
スバー接続コネクタ31内に挿入される前に、積層体収
容ケース12に対して配線基板30を位置決めするよう
にした。即ち、積層体収容ケース12に対して配線基板
30自体を直接的に位置決めしている。そのため、積層
体収容ケース12及び基板収容ケース13の寸法公差
や、配線基板30の取り付け誤差等に影響されることな
く、タブ端子18aと接続端子36との接続位置を合致
させることができる。従って、バスバー18とバスバー
接続コネクタ31との良好な接続を図ることができ、電
気接続箱11の信頼性を向上することができる。
部25には、係合突部26a,26bが形成されてい
る。配線基板30には係合凹部37a,37bが切り欠
き形成されている。従って、両ケース12,13を結合
する際に、各係合突部26a,26bに各係合凹部37
a,37bを凹凸の関係で係合されるため、積層体収容
ケース12に対する配線基板30の位置決めを簡単に行
うことができる。
板30の縁部に形成されている。そのため、例えば係合
凹部37a,37bを配線基板30の中央部付近に形成
する場合に比べて、電気回路上の制約を少なくすること
ができ、設計の自由度を高くすることができる。
収容凹部29の外周に形成された壁部25の内側面に一
体的に形成されている。そのため、壁部25の強度を向
上することができる。又、係合突部26a,26bに
は、中空部が形成されているため、その表面がヒケるの
を防止することができる。よって、係合突部26a,2
6bの成形精度が高くなる。
凹部37a,37bは、それぞれ複数個設けられている
ため、積層体収容ケース12に対する配線基板30の位
置決め精度をよりいっそう高くすることができる。
更してもよい。 ・ 係合突部26a,26b及び係合凹部37a,37
bのそれぞれの数を1つ又は3つ以上に変更してもよ
い。
12側に係合突部26a,26bを設け、配線基板30
側に係合凹部37a,37bを設けた。この関係を逆に
してもよい。すなわち、積層体収容ケース12側に係合
凹部37a,37bを設け、配線基板30側に係合突部
26a,26bを設けてもよい。
26b及び係合凹部37a,37bとを凹凸の関係で係
合させることにより、積層体収容ケース12に対して配
線基板30を位置決めした。この凹凸による関係で位置
決めする以外にも、例えば、配線基板30に係合孔を穿
設し、この係合孔に基板収容凹部29の底面に突設した
突起を係合するようにしてもよい。
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項3において、前記係合突部は、合成樹脂
からなり、前記積層体収容ケースに形成された基板収容
凹部の内側面に一体的に形成されていることを特徴とす
る電気接続箱。この構成によれば、係合突部により基板
収容凹部が補強される。
合部及び第2係合部は複数設けられていることを特徴と
する電気接続箱。この構成にすれば、積層体収容ケース
と配線基板との位置決め精度をよりいっそう高めること
ができる。
いずれかにおいて、前記配線基板には外部からワイヤハ
ーネスに接続可能な端子が設けられ、その端子が収容さ
れたコネクタハウジングは前記基板収容ケースに一体的
に形成されていることを特徴とする電気接続箱。この構
成にすれば、部品点数を少なくできるので、製造コスト
を低減することができる。
部を切り欠き形成した凹部と、前記積層体収容ケースに
形成された基板収容凹部の外周壁内面に突設されるとと
もに、前記凹部に係合可能な係合突部とから前記位置決
め手段が構成されていることを特徴とする電気接続箱。
いずれかにおいて、積層体収容ケース及び基板収容ケー
スは、それぞれに形成された開口部を対向するようにし
て結合されることを特徴とする電気接続箱。
発明によれば、バスバーとバスバー接続コネクタとを良
好に接続することができる。
層体収容ケースとの位置決め精度を高くすることができ
る。請求項3に記載の発明によれば、基板と積層体収容
ケースとを簡単に位置決めすることができる。
る際の断面図。
に続く電気接続箱の断面図。
完了した断面図。
板収容ケース、13a…下部開口部、18…バスバー、
19…絶縁板、20…積層体、26a,26b…係合突
部(位置決め手段を構成する第1係合部)、29…基板
収容凹部、30…配線基板、31…バスバー接続コネク
タ、37a,37b…係合凹部(位置決め手段を構成す
る第2係合部)。
Claims (3)
- 【請求項1】 バスバー及び絶縁板を交互に積層した積
層体が収容された積層体収容ケースと、一側面に開口部
が形成されるとともに、バスバー接続コネクタが実装さ
れた配線基板を収容した基板収容ケースとを備え、両ケ
ースを結合することにより、前記開口部を介して前記基
板収容ケース内に配置される前記バスバーのタブ端子と
前記バスバー接続コネクタとを接続した電気接続箱にお
いて、 前記バスバーのタブ端子がバスバー接続コネクタに挿入
される前に、前記積層体収容ケースに対して前記配線基
板を位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とす
る電気接続箱。 - 【請求項2】 前記位置決め手段は、前記積層体収容ケ
ースに設けられた第1係合部と、前記配線基板に設けら
れるとともに前記第1係合部に係合可能な第2係合部と
によって構成されていることを特徴とする請求項1に記
載の電気接続箱。 - 【請求項3】 前記第1係合部は、前記積層体収容ケー
スに形成された基板収容凹部の外周壁内面に突設された
係合突部であり、前記第2係合部は、前記基板の一部に
切り欠き形成された係合凹部であることを特徴とする請
求項2に記載の電気接続箱。
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