JP3808665B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特には電気接続箱におけるプリント配線板とバスバー積層体との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5には、自動車等に搭載される電気接続箱41の従来例が示されている。この電気接続箱41は、バスバー42と絶縁基材43とによって構成されるバスバー積層体44と、ECUユニットの機能を有するプリント配線板45とを備えている。このプリント配線板45の上面側には、各種の電子部品46が搭載されている。これらの電子部品46の端子は、プリント配線板45のめっきスルーホールに対してはんだ付けされている。プリント配線板45の両端縁は、内部に複数の接続端子47を持つコネクタ48の第1差込口49に対して差し込まれている。プリント配線板45の両端縁に形成された複数のパッド50には、各接続端子47の一端が圧接する。一方、コネクタ48の第2差込口51には、バスバー42の先端に形成されたおすタブ42aが差し込まれている。おすタブ42aには各接続端子47の他端が圧接する。以上の結果、プリント配線板45側とバスバー積層体44側とが電気的に接続されている。なお、プリント配線板45とバスバー積層体44との間には、プリント配線板45におけるはんだ付け部とバスバー42との間の絶縁性を確保するために、専用の絶縁基材52が配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の電気接続箱41におけるコネクタ48は、プリント配線板45に対して、各接続端子47の圧接力のみによって保持されているにすぎない。従って、コネクタ48に位置ずれが生じやすく、プリント配線板45とバスバー積層体44との接続信頼性が損なわれやすい。また、このような場合には、おすタブ42aを第2差込口51に差し込めなくなる可能性がある。
【0004】
さらに、コネクタ48を用いた従来の電気接続箱41の場合、図6に示されるように、プリント配線板45の両端縁にパッド50を設ける必要があることに加え、パッド形成部位がコネクタ48により全体的に覆われる。従って、他の導体パターンを形成不能なデッドエリア53が生じてしまい、プリント配線板45における配線可能面積や部品実装可能面積が少なくなるという問題がある。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、プリント配線板とバスバー積層体との接続信頼性に優れるとともに、プリント配線板上にデッドエリアが生じにくい電気接続箱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、バスバーと絶縁基材とによって構成されるバスバー積層体と、前記バスバー積層体と電気的に接続されるプリント配線板とを備えた電気接続箱において、前記バスバー積層体側の絶縁基材上に突設されたコネクタハウジング内に中継端子を収容した構造のめすコネクタを備えるとともに、前記プリント配線板側に樹脂ブロック内に複数本の接続端子を部分的にモールドすることにより前記接続端子同士を保持した構造の接続用成形体を備え、前記樹脂ブロックから突出する前記各接続端子の第1端は前記中継端子の開口部に対して挿入固定され、かつ、前記各接続端子の第2端は前記プリント配線板側の導体に対してはんだ付けされていることを特徴とする電気接続箱をその要旨とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記樹脂ブロックの支持面は、前記プリント配線板の部品搭載面を非接着状態で支持しているとした。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記コネクタハウジングの上端面に、前記プリント配線板を取り付けるときのガイド構造を設けた。
請求項4に記載の発明は、請求項1において、前記各接続端子において樹脂ブロック内にモールドされた部分は、直角に屈曲形成されている。
【0008】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、中継端子の開口部に対して第1端を挿入することにより、接続用成形体の各接続端子を介してめすコネクタ側とプリント配線板側とが電気的に接続され、かつプリント配線板がバスバー積層体に固定される。また、コネクタハウジングは絶縁基材上に突設されたものであるため、プリント配線板の取付高さを比較的容易に確保することができ、バスバー積層体とプリント配線板との間に比較的大きなスペースを設けることができる。さらに、中継端子を用いて構成されているため、めすコネクタに対して各接続端子の第1端を挿し抜きすることが可能である。加えて、各接続端子の第2端は、プリント配線板側に対して、はんだ付けにより確実に固定されている。このため、各接続端子に位置ずれが生じにくい。よって、プリント配線板とバスバー積層体との接続信頼性の悪化が未然に防止される。また、このような接続用成形体を用いた場合、接続のために専用のパッドを形成する必要がなくなるため、プリント配線板上にデッドエリアが生じにくくなる。
【0009】
請求項2に記載の発明によると、樹脂ブロックの支持面によってプリント配線板の部品搭載面が支持されることにより、プリント配線板が所定の高さ位置に確実に保持される。また、支持面と部品搭載面とは非接着状態であるため、プリント配線板において支持されている箇所へのパターン形成も可能となる。
【0010】
請求項3に記載の発明によると、めすコネクタへのプリント配線板の取付作業が容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態の自動車搭載用の電気接続箱1を図1〜図4に基づき詳細に説明する。
【0012】
図1,図2に示されるように、この電気接続箱1を構成する樹脂製のケース2内には、バスバー積層体3と、ECUユニットの機能を有するプリント配線板4とが収容されている。
【0013】
全体として略長方形状をなす本実施形態のバスバー積層体3は、導電性金属板材からなるバスバー5と、樹脂からなる絶縁基材6とを交互に積層することにより形成されている。バスバー積層体3はケース2の開口部付近に配置されている。
【0014】
プリント配線板4は長方形状であって、バスバー積層体3よりもひとまわり小さく形成されている。本実施形態のプリント配線板4は、基材の両側面に導体パターン7を有する両面板になっている。プリント配線板4の両側面にある導体パターン7は、ピン挿入が可能なめっきスルーホール8を介して互いに導通している。図1,図2においてプリント配線板4の片側面(即ち部品搭載面)4aには、各種の電子部品(ICパッケージ、抵抗、コンデンサ等)9が搭載されている。これらの電子部品9はいずれも複数本の端子10を有している。そして、各端子10は、対応するめっきスルーホール8に対して挿入されかつはんだ付けされている。
【0015】
次に、プリント配線板4とバスバー積層体3との接続構造について述べる。
この電気接続箱1では、プリント配線板4側に設けられた接続用モールド成形体11を、バスバー積層体3側に設けられためすコネクタ21に接続することにより、プリント配線板4−バスバー積層体3間の電気的接続が図られている。なお、この電気接続箱1では、接続用モールド成形体11が2つ用いられている。2つの接続用モールド成形体11は、プリント配線板4の部品搭載面4aにおける離間した2箇所に配置されている。
【0016】
図3に示されるように、接続用モールド成形体11は、複数本(ここでは4本)の接続端子13を樹脂ブロック12内に部分的にモールドした構造となっている。なお、この図において、便宜上分かり易く説明するために、接続用モールド成形体11を上下逆に描いてある。細長直方体状の樹脂ブロック12は、絶縁性及び耐熱性を有する樹脂成形材料(例えばエポキシ等)を用いて製造されている。図3に示されるように、樹脂ブロック12の上面S3は、プリント配線板4の部品搭載面4aに当接している。ただし、上面S3及び部品搭載面4aは接着剤等を介して接着されてはいない。樹脂ブロック12の上面(支持面)S3によって、部品搭載面4aが非接着状態で支持されていると把握することもできる。
【0017】
4本の接続端子13は、本実施形態においてはバスバーと同じく平板状の導電性金属材料からなる。これらの接続端子13は、インサート成形によって樹脂ブロック12内にモールドされることにより、互いに平行にかつ等間隔に保持されている。各接続端子13の下腕部A1は、直線的に形成されていて、樹脂ブロック12の下面S1から垂直に突出している。一方、各接続端子13の上腕部A2は、直角に屈曲形成されていて、樹脂ブロック12における1つの側面S2から突出している。上腕部A2に属する第2端13bは、樹脂ブロック12の下方を向いている。樹脂ブロック12の下面S1において各接続端子13間に位置する領域には、複数個のヒケ防止穴14が形成されている。なお、各接続端子13において樹脂ブロック12内にモールドされた部分も、直角に屈曲している。
【0018】
図2に示されるように、各接続端子13の上腕部A2に属する第2端13bは、プリント配線板4側のめっきスルーホール8に対して挿入されかつはんだ付けされている。即ち、第2端13bは、他の電子部品9の接続端子10と同一の方向からめっきスルーホール8内に挿入された状態となっている。各接続端子13の下腕部A1に属する第1端13a側は、バスバー積層体3側のめすコネクタ21に対して挿入されることにより固定される。
【0019】
図4に示されるように、バスバー積層体3は、接続部としてのめすコネクタ21を離間した2箇所に備えている。具体的にいうと、めすコネクタ21は、プリント配線板3上にある2つの接続用モールド成形体11と対応する箇所に各々突設されている。めすコネクタ21を構成するコネクタハウジング22は、バスバー積層体3を構成する最上層の絶縁基材6と一体形成されている。各コネクタハウジング22内には、導電性金属材料からなる筒状の中継端子23が複数個(ここでは4個)収容されている。
【0020】
中継端子23における一方の開口部24は下方を向き、他方の開口部25は上方を向いている。下側開口部24には、バスバー5の先端に設けられたおすタブ5aが挿入されかつ固定されている。その結果、中継端子23の一部がおすタブ5aの側面に圧接し、めすコネクタ21側とバスバー5側とが電気的に接続される。コネクタハウジング22の上端面において露出する上側開口部25は、接続端子13のピッチと等しいピッチで一列に配置されている。これらの上側開口部25に対しては、各接続端子13の第1端13aが挿抜可能になっている。
【0021】
図2に示されるように、上側開口部25に対して第1端13aを挿入固定したときには、中継端子23の一部が第1端13aの側面に圧接し、めすコネクタ21側と接続端子13側とが電気的に接続される。
【0022】
図4に示されるように、コネクタハウジング22の上端面には、プリント配線板4を取り付けるときのガイド構造となるガイド柱26が突設されている。ガイド柱26は1つのコネクタハウジング22について2つ設けられている。ガイド柱26は上端面における2つのコーナー部、言い換えると上端面における離間した2箇所に存在する。本実施形態のガイド柱26は断面略L字状であって、プリント配線板4の端縁をガイドするための斜面を内側部に有している。なお、これらのガイド柱26は、コネクタハウジング22と一体的に形成されている。
【0023】
本実施形態の電気接続箱1の組み立て作業は、以下のような手順で行われる。
まず、プリント配線板4を用意し、その部品搭載面4a上に各種電子部品9及び接続用モールド成形体11をともに搭載する。その際、対応するめっきスルーホール8に対し、各々の端子10及び接続端子13を挿入する。この状態ではんだ付けを行い、はんだを介してめっきスルーホール8に各端子10及び接続端子13を接合する。次に、はんだ付け工程を経た前記プリント配線板4を裏返して部品搭載面4aを下側に向ける。この状態でプリント配線板4をバスバー積層体3上に持っていき、めすコネクタ21がある領域において位置決めをする。そして、プリント配線板4を垂直に下降させて、プリント配線板4を各ガイド柱26間に嵌合させる。このとき、プリント配線板4はガイド柱26の斜面に対して摺動することによりガイドされる。樹脂ブロック12の下面S1がコネクタハウジング22の上端面に当接すると、下面S1がコネクタハウジング22の上端面によって支持される。その結果、プリント配線板4が所定高さに水平に保持される。本実施形態の場合、プリント配線板4とバスバー積層体3との間には、電子部品10の高さよりも大きな間隔が確保されるようにあらかじめ設計されている。
【0024】
また、プリント配線板4の取付嵌合時には、各接続端子13の下腕部A1に属する第1端13aが、対応するめすコネクタ21に対して挿入されかつ固定される。その結果、プリント配線板4側とバスバー積層体3側とが接続用モールド成形体11を介して電気的に接続される。そして、プリント配線板4とバスバー積層体3とからなる上記のモジュールをケース2内に収容すれば、図1に示す所望の電気接続箱1が完成する。
【0025】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)この電気接続箱1では、各接続端子13の第2端13bが、プリント配線板4のめっきスルーホール8に対して、はんだ付けにより確実に固定されている。このため、従来のものとは異なり、各接続端子13に位置ずれが生じにくい。よって、プリント配線板4とバスバー積層体3との接続信頼性の悪化を未然に防止することができる。従って、信頼性の高い電気接続箱1を実現することができる。
【0026】
また、上記構造の接続用モールド成形体11を用いたこの電気接続箱1の場合、接続のために専用のパッドをプリント配線板4上に形成する必要がなくなる。そのため、プリント配線板4上にデッドエリアが生じにくくなるという利点がある。よって、従来のものに比べて大きな配線可能面積及び部品実装可能面積を確保することが可能となり、プリント配線板4の面積利用率が向上する。
【0027】
(2)この電気接続箱1では、樹脂ブロック12の上面S3によってプリント配線板4が支持されることにより、プリント配線板4が所定の高さ位置に確実に保持される。また、支持面である上面S3とプリント配線板4の部品搭載面4aとは、非接着の状態になっている。そのため、プリント配線板4において支持されている箇所へのパターン形成も可能となっている。従って、当該箇所にデッドエリアが生じにくく、プリント配線板4の面積利用率も確実に向上する。
【0028】
(3)また、コネクタハウジング22は絶縁基材6上に突設されている。そのため、プリント配線板4の取付高さを比較的容易に確保することができる。それゆえ、バスバー積層体3とプリント配線板4との間に、比較的大きなスペースを設けることも可能である。従って、電子部品9とのショートを避けるために、バスバー積層体3の最上層に専用の絶縁板を設ける必要がなく、部品点数の増加や構成の複雑化を回避することができる。
【0029】
(4)さらに、このめすコネクタ21は、中継端子23を用いて構成されているため、めすコネクタ21に対する第1端13aの挿し抜きが可能になっている。よって、必要に応じて容易にプリント配線板4を取り外すことができ、プリント配線板4の交換を簡単に行うことができる。
【0030】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 実施形態のようにプリント配線板4の部品搭載面4aを下方に向けて(いわゆるフェイスダウンで)搭載するのみならず、部品搭載面4aを上方に向けて(いわゆるフェイスアップで)搭載しても構わない。即ち、接続用モールド成形体11は、プリント配線板4における部品非搭載面側に搭載されていてもよい。
【0031】
・ プリント配線板4は、ECUユニットとしての機能を有するもののみに限定されず、それ以外の機能を有するものであってもよい。
・ バスバー積層体3側のめすコネクタハウジング22は、絶縁基材6に対して必ずしも一体形成されていなくてもよい。即ち、コネクタハウジング22を別体として形成しておき、それを絶縁基材6に接合してもよい。
【0032】
・ 電子部品9の端子10及び接続用モールド成形体11の接続端子13は、めっきスルーホール8内に挿入してはんだ付けされていなくてもよい。例えば、プリント配線板4にパッドを設け、それに対して端子10及び接続端子13を表面実装方式ではんだ付けしてもよい。
【0033】
・ 樹脂ブロック12内にモールドされている接続端子13の形状は、実施形態のような板片状に限定されることはなく、例えば棒状であってもよい。また、1つの樹脂ブロック12内にモールドされている接続端子13の本数も、増減することが可能である。
【0034】
・ めすコネクタ21は、絶縁基材6における離間した3箇所以上に配設されていてもよいほか、1箇所のみに配設されていてもよい。
・ めすコネクタ21内に収容されている導体として、実施形態の中継端子23とは異なる端子構造を採用してもよい。また、各接続端子13の第1端13aを固定しうる構造であれば、実施形態のめすコネクタ21に代わるものをバスバー積層体側接続部として用いることも勿論許容される。
【0035】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。
(1) 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、前記コネクタハウジングは、前記バスバー積層体を構成する最上層の絶縁基材と一体形成されたものであること。従って、この技術的思想1に記載の発明によれば、部品点数の削減によって組立工数を減らすことができる。
【0036】
(2) 請求項1乃至3、技術的思想1のいずれか1つにおいて、前記コネクタハウジングは、離間した複数箇所に設けられていること。従って、この技術的思想2に記載の発明によれば、ある程度大きなプリント配線板を用いた場合でも、それを所定高さ位置において水平な状態で安定して支持することができる。
【0038】
(3) 請求項1乃至3、技術的思想1,2のいずれか1つにおいて、前記ガイド構造は、前記コネクタハウジングの上端面に突設されたガイド柱であり、その柱は前記プリント配線板の端縁をガイドする斜面を有すること。従って、この技術的思想3に記載の発明によれば、めすコネクタへのプリント配線板の取付作業がよりいっそう容易になる。
【0039】
(4) 請求項1乃至3、技術的思想1乃至3のいずれか1つにおいて、前記プリント配線板側の導体はめっきスルーホールであり、前記各接続端子の第1端側は、他の電子部品の接続端子と同じ方向から前記めっきスルーホール内に挿入されるとともに、その状態で前記めっきスルーホールに対してはんだ付けされていること。従って、この技術的思想4に記載の発明によれば、プリント配線板への部品はんだ付け作業の工数増を回避することができる。
【0040】
(5) 請求項1乃至3、技術的思想1乃至4のいずれか1つにおいて、前記プリント配線板は、部品搭載面側を前記バスバー積層体側に向けた状態で、そのバスバー積層体に搭載されていること。従って、この技術的思想5に記載の発明によれば、プリント配線板への部品はんだ付け作業の工数増を回避することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜4に記載の発明によれば、プリント配線板とバスバー積層体との接続信頼性に優れるとともに、プリント配線板上にデッドエリアが生じにくい電気接続箱を提供することができる。特に、請求項1に記載の発明によれば、バスバー積層体の最上層に専用の絶縁板を設ける必要がなくなり、部品点数の増加や構成の複雑化を回避することができる。
【0042】
請求項2に記載の発明によれば、プリント配線板上にデッドエリアがよりいっそう生じにくくなり、プリント配線板の面積利用率が確実に向上する。
請求項3に記載の発明によれば、めすコネクタへのプリント配線板の取付作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態の電気接続箱を示す概略分解斜視図。
【図2】実施形態の電気接続箱の断面図。
【図3】同電気接続箱において使用される接続用成形体の斜視図。
【図4】同電気接続箱において使用されるバスバー積層体の斜視図。
【図5】従来の電気接続箱を示す概略断面図。
【図6】従来の電気接続箱におけるプリント配線板及びコネクタを示す概略平面図。
【符号の説明】
1…電気接続箱、3…バスバー積層体、4…プリント配線板、4a…プリント配線板の部品搭載面、5…バスバー、6…絶縁基材、8…プリント配線板側の導体としてのめっきスルーホール、11…接続用成形体、12…樹脂ブロック、13…接続端子、13a…第1端、13b…第2端、21…バスバー積層体側の接続部としてのめすコネクタ、22…コネクタハウジング、23…中継端子、S1…樹脂ブロックの支持面。
Claims (4)
- バスバーと絶縁基材とによって構成されるバスバー積層体と、前記バスバー積層体と電気的に接続されるプリント配線板とを備えた電気接続箱において、
前記バスバー積層体側の絶縁基材上に突設されたコネクタハウジング内に中継端子を収容した構造のめすコネクタを備えるとともに、前記プリント配線板側に樹脂ブロック内に複数本の接続端子を部分的にモールドすることにより前記接続端子同士を保持した構造の接続用成形体を備え、前記樹脂ブロックから突出する前記各接続端子の第1端は前記中継端子の開口部に対して挿入固定され、かつ、前記各接続端子の第2端は前記プリント配線板側の導体に対してはんだ付けされていることを特徴とする電気接続箱。 - 前記樹脂ブロックの支持面は、前記プリント配線板の部品搭載面を非接着状態で支持していることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記コネクタハウジングの上端面に、前記プリント配線板を取り付けるときのガイド構造を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の電気接続箱。
- 前記各接続端子において樹脂ブロック内にモールドされた部分は、直角に屈曲形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
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