JP2010110058A - 電気接続箱 - Google Patents

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    • Y10S439/949Junction box with busbar for plug-socket type interconnection with receptacle

Abstract

【課題】電気接続箱に収容するバスバーを絶縁板に加締めずに固定する。
【解決手段】ケース内部にバスバー9を収容している電気接続箱において、ケースの内面に接触させて前記バスバー9を配置し、該バスバーに設けた取付片21、22をケースに設けた取付孔30、31に挿入固定しており、前記バスバーの取付片21は断面矩形状としている一方、前記ケースの取付孔は円形孔あるいは矩形孔とし、前記取付孔の内周面に対して前記取付片の外周の少なくとも一部が接触して、該取付片の移動が規制されている。
【選択図】図4

Description

本発明は電気接続箱に関し、詳しくは、自動車等の車載用の電気接続箱に収容されるバスバーをケース内部に簡単にかつ精度良く位置決め固定できるようにするものである。
車載用ジャンクションボックス等では、電気接続箱の内部にバスバーを含む回路体を高密度に収容している。通常、複数層のバスバーを絶縁板と交互に積層し、絶縁板に突設したリブをバスバーの加締め孔に通して加締め固定し、該バスバーと絶縁板とを一体的に固定した積層体をケースの内面に突設した支持部や支持枠に位置決め保持している。このように絶縁板に固定したバスバーから突設したタブは、ケースに設けたコネクタ収容部、ヒューズ収容部あるいはリレー収容部の端子孔に挿入している。このように、バスバーは絶縁板に固定すると共に、該バスバーから突設したタブはケースに設けた端子孔で位置決め保持している。
例えば、図10に示す特開平9−284952号公報(特許文献1)で本出願人が提供した電気接続用配線板組立体の製造方法では、バスバー100から屈折して突出させたタブ101と逆方向に突出させたダミータブ102を設け、該ダミータブ102を積層用下治具110の位置決め凹部111に挿通して固定し、この状態でバスバー100の上層に配置する絶縁板120の端子121孔に挿通している。
しかしながら、該製造方法においても、段落番号0022に記載のように、バスバー100には必要箇所に加締め孔が予め形成されており、絶縁板120と加締め固定されている。また、バスバーにダミータブを設ける必要があると共に、該ダミータブを挿入固定する積層用下治具110を必要とする問題がある。
特開平9−284952号公報
前記にように、従来は電気接続箱の内部に収容するバスバーは絶縁板に加締め固定している。しかしながら、バスバーの位置決め固定を絶縁板に加締めしておこなうと、絶縁板に設けた多数箇所のリブをバスバーの加締め孔に通した後に加締め作業をする必要があり、作業手数がかかる問題がある。さらに、バスバーの固定のために絶縁板が必要となり、バスバー層の下層または上層に必ず絶縁板層を設ける必要があり、電気接続箱の重量が増大すると共に大型になる問題がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、バスバーを絶縁板に加締め固定することなく、電気接続箱のケース内部に精度良く位置決め固定できるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ケース内部にバスバーを収容している電気接続箱において、
前記ケースの内面に接触させて前記バスバーを配置し、該バスバーに設けた取付片を、前記ケースに設けた取付孔に挿入固定しており、
前記バスバーの取付片は断面矩形状としている一方、前記ケースの取付孔は円形孔あるいは矩形孔とし、前記取付孔の内周面に対して前記取付片の外周の少なくとも一部が接触して、該取付片の移動が規制されることで前記バスバーを前記ケースに位置決め保持していることを特徴とする電気接続箱を提供している。
前記のように、本発明では、バスバーをケースの上壁または下壁を利用し、該上壁または下壁の内面側に設けた取付孔に対しバスバーに設けた取付片を直接に圧入固定し、ケース自体をバスバーの固定部材として利用し、絶縁板に加締め固定することなくケース内に位置決め固定している。
かつ、バスバーの取付片は断面矩形状とする一方、ケース側の取付孔は円形孔あるいは矩形孔とし、バスバーの取付片の外周の少なくとも一部をケース側の取付孔の内周面に接触させて取付片の移動を規制しているため、バスバーを精度良く位置決め保持することができる。
これにより、少なくとも一層のバスバー固定用の絶縁板を不要とすることができる。
前記ケースに設ける取付孔の円形孔では、バスバーの取付片を断面矩形状とし、その四隅を円形孔の内周面に接触させると左右および前後移動を規制できる一方、前記矩形孔は前記取付片と同様な形状とすることにより、取付片の回転移動を規制することができる。
このように、ケース側に設ける取付孔の形状により、バスバーの取付片を前後左右および回転の両方を規制でき、バスバーをケース内面に確実に精度良く固定することができる。
電気接続箱のケースをアッパーケースとロアケースとで構成する場合には、アッパーケースの上壁、ロアケースの底壁のいずれか一方または両方にバスバーを前記のように直接固定している。
なお、電気接続箱のケースが1つのケースからなる場合には、該1つのケースの底壁にバスバーを直接固定している。
さらに、前記ケースの内部に前記ケースの内面に直接固定するバスバー以外の他のバスバーを収容している場合にも、該他のバスバーは積層配置する絶縁板に加締め固定しておらず、該他のバスバーに複数の取付片を屈曲させて設け、該他のバスバーの取付片を前記絶縁板に設けた取付孔に挿入固定し、または該絶縁板に設けた開口を通してケース側へ突出させ、該ケース内面に設けた取付孔に挿入固定していることが好ましい。
前記他のバスバーに設ける取付片は前記取付片と同様に断面矩形状とし、絶縁板に設ける取付孔は前記ケースに設ける取付孔と同様に円形孔と矩形孔としている。
前記構成とすると、ケース内部に複数層で配置するバスバーを全て絶縁板との加締め固定なしで、ケース内部に収容固定することができる。
なお、ケースの上壁や底壁にバスバーを直接固定できず、バスバーと絶縁板とを積層配置する場合にも、前記のように、バスバーから突設した取付片を絶縁板に設けた取付孔あるいはケース内面に設けた取付孔に挿入固定すれば、絶縁板とバスバーとの加締め固定を全て無くすことができる。
前記バスバーの取付片を挿入する前記取付孔のうち、前記矩形孔の対向する内周面にリブを突設し、該リブを前記取付片の外周面に当接させることが好ましい。
特に、矩形孔内で取付片は長辺と直交する方向へ移動しやすいため、長辺方向の対向する2辺の対向面に前記リブを突設すると、取付片の移動を確実に防止できる。
前記バスバーの一部を屈曲させて立ち上げて電気部品と接続可能なタブ端子を設け、該タブ端子が立ち上げられる方向と同一方向に前記取付片を屈曲させていることが好ましい。
このように、バスバーの取付片をタブの突出方向と同一方向とすると、タブの位置決め精度を高めることができる。
また、アッパーケースの上壁、ロアケースの底壁にはコネクタ収容部、ヒューズ収容部、リレー収容部が設けられているため、これらケースの取付孔にバスバーの取付片を直接固定すると、該ケースに設けた前記収容部にバスバーから屈曲して突出させるタブの長さを短くできる利点がある。
また、前記円形孔に挿入固定される前記取付片は、前記タブ端子と近傍する位置に設けていることが好ましい。
これは、円形孔に取付片を挿入固定すると、取付片の前後左右の移動を規制できるので、コネクタ収容部等に設けられているタブ端子挿通孔にタブ端子が挿入された際、適正な姿勢でタブ端子を突出させることができ、タブ端子のアライメント性が向上する。
前記のように、本発明の電気接続箱では、バスバーを絶縁板に加締め固定せずに、ケース内面に直接固定しているため、絶縁板との加締め作業を不要とでき、コスト低減を図ることができる。
かつ、該ケースに固定するバスバーを固定するための絶縁板自体を不要とでき、部品点数の削減を図って、電気接続箱の軽量化、小型化を促進することができる。
以下、本発明の実施形態の電気接続箱を図面を参照して説明する。
図1に示す実施形態の電気接続箱1は自動車に搭載されもので、図1(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図であり、図2に断面図を示す。
電気接続箱1はアッパーケース2、ロアケース3とをロックしてケースを構成し、該ケース内部に、アッパーケース2の上壁2aの内面にバスバー9を直接固定して配置している。該バスバー9の下層に絶縁板8を介して、上層プリント基板5と下層プリント基板7とを絶縁板6を介して収容している。
前記アッパーケース2の上壁2aには、図1(A)に示すように、ヒューズ収容部12、リレー収容部13、コネクタ収容部14、ヒュージブルリンク収容部15を設け、これら各収容部の周壁を上壁2aの外面に突設すると共に、各収容部の底面となる上壁2aにはタブ端子挿通孔12a、13a、14a、15aを設けている。ロアケース3の底壁3aにも図1(B)に示すように、コネクタ収容部14を設けている。
バスバー9を取り付けるアッパーケース2の上壁2aの内面は、図3に示す形状であり、図4はバスバー9を取り付けた状態を示す。なお、図3中において、16は補強用リブである。
アッパーケースの上壁2aの内面には、一枚の導電板をパターンに沿って打ち抜き加工した後、切断した複数片からなるバスバー9(9−1〜9−9)を固定している。なお、図5は各バスバー9−1〜9−9の平面展開図である。
前記各バスバー9−1〜9−9は、図5に示すように、アッパーケース上壁2aに沿って水平方向に配置する本体部20と、本体部20から、前記ヒューズ収容部12、リレー収容部13、コネクタ収容部14、ヒュージブルリンク収容部15のタブ端子挿通孔12a、13a、14a、15aにそれぞれ貫通させるタブ端子24を備えており、タブ端子24は、前記ヒューズ収容部12のタブ端子挿通孔12aあるいは/およびリレー収容部13のタブ端子挿通孔13aに貫通する音叉タブ端子24aと、コネクタ収容部14あるいは/およびヒュージブルリンク収容部15のタブ端子挿通孔14a、15aに貫通するオスタブ端子24bとからなる。
また、本体部20の周縁と直交する外側方向に向けて、断面横長矩形状とした第一取付片21および第二取付片22を間隔をあけてそれぞれ設けており、図示しないプレス機によって、図6に示すように、前記第一および第二取付片21、22を同一方向へL形状に屈曲させて先端突出部21a、22aを形成している。同様に、タブ端子24を第一、第二取付片21、22と同一方向へ屈曲させて突設している。
なお、本実施形態では、第一取付片21および第二取付片22の幅および厚み寸法、および前記先端突出部21a、22aの高さ寸法はほぼ同一としているが、これら幅および厚み、高さ寸法がそれぞれ異なっていても良く、適宜設定可能である。
前記バスバー9のうち、各バスバー9−1〜9−4、9−6、9−8においては、前記本体部20の長さ方向の両端側のそれぞれに、音叉タブ端子24aおよびオスタブ端子24bを有しており、音叉タブ端子24aの近傍には前記第二取付片22を設け、オスタブ端子24bの近傍には前記第一取付片21を設けている。なお、バスバー9−6については、第一取付片21が2本、第二取付片22が1本の合計3本の取付片を用いているが、これは、バスバー全体の長さおよび面積が、バスバー9−6以外の他のバスバーよりも比較的大きい為である。
また、前記バスバー9のうち、バスバー9−5においては、前記本体部20の長さ方向の両端側のそれぞれに、オスタブ端子24b−1、24b−2を有しており、オスタブ端子24b−1は、オスタブ端子24b−2よりも、その幅寸法および突出高さを大としている。オスタブ端子24b−1の近傍には前記第二取付片22を設け、オスタブ端子24b−2の近傍には前記第一取付片21を設けている。
前記バスバー9のうち、バスバー9−7においては、前記本体部の幅方向の両端側のそれぞれに、音叉タブ端子24aを複数有しており、最も離間して配置されている音叉タブ端子24a−1、24a−2の近傍に、それぞれ第一取付片21、第二取付片22を設けている。
前記バスバー9のうち、バスバー9−9においては、前記本体部20の長さ方向の両端側のそれぞれに、音叉タブ端子24aおよびオスタブ端子24bを有しているが、バスバー9−9以外の他のバスバーと異なり、音叉タブ端子24aおよびオスタブ端子24bのぞれぞれの近傍に第一および第二取付片21、22を設けておらず、前記音叉タブ端子24aとオスタブ端子24bとの略中間位置に第二取付片22のみを設けている。これは、バスバー全体の長さおよび面積が、バスバー9−9以外の他のバスバーよりも比較的小さい為である。
上述のように、前記本体部20からタブ端子24が設けられるバスバー9において、バスバーの全体の長さあるいは/および面積が比較的大きいバスバーについては、前記第一および第二取付片21、22をなるべく離間させて、バスバーの両端側に設定することが好ましく、バスバーの全体の長さあるいは/および面積が比較的小さいバスバーについては、必ずしも前記第一および第二取付片21、22の両方を設ける必要はなく、いずれか一方の取付片を備えていればよい。
従って、これらバスバー全体の長さおよび面積の違い、タブ端子の形状の違いによって、取付片21、22の配置場所、本数、寸法等は、電気接続箱の仕様や内部回路レイアウトに準じて変更可能であることは言うまでもない。
一方、アッパーケース2の上壁2aには内面に開口する取付孔を設けている。該取付孔はバスバー9の第一取付片21の先端突出部21aが挿入固定される矩形孔30と、第二取付片22の先端突出部22aが挿入固定される円形孔31を設けている。
図7(A)に示すように、円形孔31は第二取付片22の先端突出部22aの4隅が接触する内径とし、先端突出部22aの前後方向および左右方向の移動を規制している。
図7(B)に示すように、矩形孔30は第一取付片21と略同形状とし、かつ、該矩形孔30の長辺側の中央位置の内面に対向してリブ30aを突設し、第一取付片21の外面に圧接し、第一取付片21の前後方向の移動を規制している。
なお、円形孔31へ第二取付片22を挿入する際、前記先端突出部22aの4隅が接する為にその挿入力がやや高くなるものの、タブ端子挿通孔12a〜15aにタブ端子24が挿入された際、適正な姿勢でタブ端子24を突出させることができ、タブ端子24のアライメント性が向上する。円形孔31に挿入される第二取付片22は、特に、音叉タブ端子24aの近傍に設けられていることが好ましい。音叉タブ端子24aは、中央にスリットSを備えた2本の挟持片Hからなる。前記音叉タブ端子24aが不適正な姿勢でタブ端子挿通孔に突出した場合、例えば、スリットSの中心軸がヒューズ収容部12あるいは/およびリレー収容部13内で偏心して配置されると、前記電気部品の嵌合時に2本の挟持片HがスリットSを介して相互に押し広げられず、一方の挟持片のみに前記電気部品の嵌合時の応力が集中してしまい、挟持片Hが著しく変形したり、場合によっては挟持片Hが破損する恐れが生じる。
また、矩形孔30へ第一取付片21を挿入する際は、矩形孔30および第一取付片21は略同一形状とすることで回転移動を規制しているが、矩形孔30および第一取付片21との間に微小なクリアランスが生じることで、第一取付片21は前後左右にわずかに移動する恐れがある。しかしながら、前記リブ30aによって、少なくとも前後の移動を規制している。
なお、矩形孔30に挿入される第一取付片21は、特に、オスタブ端子24bの近傍に設けられていることが好ましい。オスタブ端子24bは、前記第一取付片21および矩形孔30によって位置決めされるが、前述のように微小なクリアランスによって、オスタブ端子24bがコネクタ収容部14あるいは/およびヒュージブルリンク収容部15のタブ端子挿通孔14a、15aへわずかに位置ずれした状態で突出する場合も想定されるが、
オスタブ端子24bに接続される前記電気部品は、図示しないメス端子をキャビティ内に収容したメスコネクタ等であり、キャビティ先端に設けられたC面によって前記オスタブ端子24bの姿勢が矯正される。
前記したアッパーケース2側の矩形孔30に第一取付片21を挿入固定し、円形孔31に第二取付片22を挿入固定することにより、バスバー9の回転および前後左右方向の移動を防止し、バスバー9をアッパーケース2の上壁2aの内面に精度良く位置決め固定することができる為、特に音叉タブ端子24aのように、アライメント性の要求が厳しい場合においても有効である。
上述した前記バスバー9の回転移動、前後および左右の移動は、前記バスバー9に設けられたタブ端子24に、図示しないリレー、ヒューズ、コネクタ等の電気部品が嵌合される際に発生するものである。特に、音叉タブ端子24aは、前記電気部品の嵌合時において、中央にあるスリットSを介して挟持片Hが互いに外側へ開く力が働き、その開き方向によってバスバー9の前後左右の移動が生じる恐れがある。したがって、音叉タブ端子24aの近傍に設けられた第取付片22の先端突出部22aは、前記円形孔31へ挿入固定し、オスタブ端子24bの近傍に設けられた第一取付片21の先端突出部21aは、前記矩形孔30へ挿入固定することにより、電気部品嵌合時の応力に起因して各バスバー9が回転および前後左右に移動することを抑止し、バスバー9をアッパーケース2へ確実に位置決め保持することができる。
前記バスバー9を固定したアッパーケース2と前記ロアケース3で形成するケース内部には、前記バスバー9と上層プリント基板7との間に絶縁板8を介在させ、かつ、上層プリント基板7と下層プリント基板5との間に絶縁板6を介在させて収容している。
前記のように、バスバー9と上層プリント基板7との間に絶縁板8を介在させているが、該絶縁板8はバスバー9と上層プリント基板7との電気絶縁を図るもので、バスバー9を固定するものではない。
このように、電気接続箱に収容するバスバーはアッパーケースの上壁内面に直接固定しているため、従来必要とされたバスバーと絶縁板との加締め固定をする必要はない。
なお、前記実施形態ではアッパーケースの上壁内面にバスバーを固定しているが、ロアケースの底壁内面にバスバーを固定してもよい。
図8に第二実施形態の電気接続箱を示す。
第二実施形態では、第一実施形態のアッパーケース内面に固定するバスバー9以外にバスバー40、41を備え、これらバスバー40、41も絶縁板に加締め固定せずに固定している。
前記バスバー40と41とは絶縁板42を介して積層され、上層のバスバー40は前記アッパーケース2に固定したバスバー9の下層に配置する絶縁板45の下方に配置される。下層のバスバー41は絶縁板42を介してバスバー40の下方に配置されると共に、該バスバー41とロアケース3の底壁3aとの間に絶縁板43を配置している。
上層のバスバー40には、前記バスバー9の第一、第二取付片20、21と同様な取付片40a、40bを設ける一方、該バスバー40の上層に配置する絶縁板45に前記アッパーケース内壁に設ける矩形孔31、円形孔32と同様な矩形孔45a、円形孔46aを設け、バスバー40の取付片40a、40bを絶縁板45の矩形孔45a、円形孔46aに挿入固定している。
下層のバスバー41と上の絶縁板42も同様にとして、バスバー41に設けた第一、第二取付片41a、41bを絶縁板42に設けた矩形孔42a、円形孔42bに挿入固定している。
これにより、アッパーケース2の内面に固定するバスバー9、前記上下層のバスバー40、41の3層のバスバーをいずれも絶縁板に加締め固定せずにケース内部に収容固定することができる。
図9に第三実施形態の電気接続箱を示す。
第三実施形態は、第二実施形態と同様に3層のバスバー9、40、41を備え、上層のバスバー40の第一、第二取付片40a、40bを絶縁板45に設けた貫通孔45hを貫通させて、アッパーケース2の内面に設けた矩形孔30と円形孔31に挿入固定している。
また、下層のバスバー41の第一、第二取付片41a、41bは絶縁板43に設けた貫通孔43hを通してロアケース3の底壁3a側へ突出させ、底壁3aの内面に設けた矩形孔3c、円形孔3dに挿入固定している。
これにより、アッパーケース2の内面に固定するバスバー9、前記上下層のバスバー40、41の3層のバスバーをいずれも絶縁板に加締め固定せずにケース内部に収容固定することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、バスバーの断面矩形状の取付片を挿入固定するケース側の取付孔は円形孔または矩形孔のいずれか一方としてもよい。
本発明の実施形態の電気接続箱を示し、(A)は電気接続箱の平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。 図1のB−B線断面図である。 アッパーケースの内面図である。 アッパーケースの内面にバスバーを取り付けた図面である。 バスバーの平面図である。 バスバーの斜視図である、 (A)は第二取付片と円形孔の関係を示す図面、(B)は第一取付片と矩形孔の関係を示す図面である。 第二実施形態の断面図である。 第三実施形態の断面図である。 従来例の斜視図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 アッパーケース
3 ロアケース
5 下層プリント基板
6、8 絶縁板
7 上層プリント基板
9 バスバー
20 本体部
21 第一取付片
22 第二取付片
24 タブ端子
30 矩形孔
31 円形孔

Claims (6)

  1. ケース内部にバスバーを収容している電気接続箱において、
    前記ケースの内面に接触させて前記バスバーを配置し、該バスバーに設けた取付片を、前記ケースに設けた取付孔に挿入固定しており、
    前記バスバーの取付片は断面矩形状としている一方、前記ケースの取付孔は円形孔あるいは矩形孔とし、前記取付孔の内周面に対して前記取付片の外周の少なくとも一部が接触して、該取付片の移動が規制されることで前記バスバーを前記ケースに位置決め保持していることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記円形孔は前記取付片の左右および前後移動を規制する一方、前記矩形孔は前記取付片の回転移動を規制している請求項1に記載の電気接続箱。
  3. さらに、前記ケースの内部に他のバスバーおよび絶縁板を収容しており、
    前記他のバスバーは前記絶縁板に加締め固定しておらず、該他のバスバーに屈曲させて設けた複数の取付片を備え、該他のバスバーは前記絶縁板に設けた取付孔に挿入固定し、または該絶縁板に設けた開口を通してケース側へ突出させ、該ケース内面に設けた取付孔に挿入固定している請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記矩形孔の対向する内周面にリブを突設し、該リブを前記取付片の外周面に当接させている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記バスバーの一部を屈曲させて立ち上げて電気部品と接続可能なタブ端子を設け、該タブ端子が立ち上げられる方向と同一方向に前記取付片を屈曲させている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記円形孔に挿入固定される前記取付片は、前記タブ端子と近傍する位置に設けている請求項5に記載の電気接続箱。
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