JP3444790B2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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Description
や電気信号を分岐あるいは中継する電気接続箱に関し、
特に車両のエンジンルーム内等に配置される電気接続箱
に係わる。 【0002】 【従来の技術】従来、電気接続箱としては図7に示すよ
うな構造のものがある。同図に示すように、この電気接
続箱は、接続箱本体1と接続箱本体2とがロアカバー3
に収納され、ロアカバー3の上部をアッパカバー4で覆
った構造のものがある。ロアカバー3の内壁面には、こ
れら接続箱本体1,2を固定するためのロック部5が形
成されている。それぞれのロック部5は、接続箱本体
1,2の外側壁面に形成された係合片1A,2Aが上下
方向に嵌合されるように、横断面が略L字形状の保持片
5A,5Bが対向するように形成されてなる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロアカ
バー3の内壁面にロック部5を成型するためにはロアカ
バー3の底面に金型用の孔6があくことは避けられない
ものであった。このため、電気接続箱の設置場所によっ
ては、車両が走行中にエンジンルーム内に浸入した水滴
や霧状の水がロアカバー3の孔6から電気接続箱内に浸
入し、さらに図8に示すようにロアカバー3と接続箱本
体1,2との間の隙間から浸入して、接続箱本体1,2
内の配電部を腐食させる虞れがあった。 【0004】また、ロアカバー3に接続箱本体1,2が
収納された状態では、ロアカバー3の内壁面と接続箱本
体1,2との間に隙間が生じているため、接続箱本体
1,2が係合片1A,2Aでロック部5に係合した部分
で支えられているに過ぎず、ともするとロアカバー3や
接続箱本体1,2の側壁などに反りなどの変形が発生し
て接続箱本体1,2がガタついたり、ロアカバー3に対
しての接続箱本体1,2の固定強度が低下するなどの問
題点が指摘されている。 【0005】そこで、本発明は、上記の事情を考慮し、
接続箱本体への水の浸入を抑制すると共に、強度を向上
した電気接続箱を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
接続箱本体どうしを隣接させて、底面に開口部が形成さ
れたロアカバーの内部に収納し、前記ロアカバーの内壁
面と、前記接続箱本体の側壁面とのうち少なくとも一方
の壁面に他方の壁面に密接する突出体を前記ロアカバー
の内壁面に沿って周回するように形成し、前記接続箱本
体の側壁面に形成した係合片を、前記ロアカバーの内壁
面に一体に形成されたロック部に上下方向に沿って挿入
して固定するようにした電気接続箱において、前記突出
体は他方の壁面に突設された段差部を含む壁部に当接す
ることを特徴とする。 【0007】従って、請求項1記載の発明では、ロアカ
バーの内壁と接続箱本体との間の隙間が突出体で塞がれ
るため、ロアカバー底面の開口部から水分が浸入しても
接続箱本体の上部へは水分の浸入を抑えることができ
る。このため、接続箱本体の配電部の腐食を抑制する作
用がある。また、突出体が接続箱とロアカバーとの密接
性を高めるため、接続箱やロアカバーに反りなどの変形
が生じるのを防止することができる。特に、他方の壁面
に突設された壁面と突出体どうしが当接するため、突出
体の突出長さを抑えることができ、突出体の強度を高め
ることができる。このため、接続箱とロアカバーとの固
定強度を向上することができる。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気接続箱の
詳細を図1〜図6に示す実施形態に基づいて説明する。 【0015】図1〜図4は、本発明に係る電気接続箱の
実施形態を示している。本実施形態の電気接続箱10
は、それぞれ上部に配電部を有する接続箱本体11と接
続箱本体12とがロアカバー13に収納され、ロアカバ
ー13の上部をアッパカバー14で覆う構造となってい
る。 【0016】ロアカバー13の長手方向の両側の対向す
る内壁面の15,15には、所定深さ位置から底面16
に至るまで内側に向けて所定の厚さ寸法肉厚となった突
出壁部17が形成されている。この突出壁部17には、
上下方向に差し込み溝18が形成されてなるロック部1
9が形成されている。それぞれのロック部19は、接続
箱本体11,12の外側壁面の対応する位置に形成され
た係合片11A,12Aが上下方向に沿って差し込まれ
るようになっている。また、ロアカバー13における突
出壁部17が形成されていない対向する内壁面25,2
5にもそれぞれロック部20が所定数(本実施形態では
2つ)ずつ形成されている。このロック部20も、接続
箱本体11,12の外側壁面に形成された係合片11
A,12Aが上下方向に差し込まれるように差し込み溝
21形成され、横断面が略L字形状の保持片20A,2
0Bが対向するように形成されてなる。また、ロック部
19,20の下方の底面16には、ロック部19,20
の差し込み溝18,21を成型する際に金型を抜き取る
ための矩形孔状の開口部22が形成されている。 【0017】接続箱本体11,12には、収納時にロア
カバー13の内壁面と対向する側壁にロアカバー13の
突出壁部17に密接するリブ23,24が形成されてい
る。このリブ23,24は、ロアカバー13と対向する
面の略全体に渡って横方向に沿って形成されている。ま
た、接続箱本体11には、接続箱本体12と隣接して対
向する面にもリブ23Aが延長して形成されており、実
質的に接続箱本体12の対向面の幅全体に渡って形成さ
れている。 【0018】図2は、本実施形態の電気接続箱10にお
けるロアカバー13の突出壁部17と接続箱本体11の
リブ23とが当接した状態を示す要部断面図である。ま
た、図3は、ロアカバー13の内壁面25と接続箱本体
11のリブ23とが当接した状態を示す要部断面図であ
る。さらに、図4は、接続箱本体11のリブ23Aと接
続箱本体12の側壁とが当接した状態を示す要部断面図
である。このように、本実施形態では、ロアカバー13
の内壁面15に形成された突出壁部17と、接続箱本体
11および接続箱本体12のリブ23および24とが密
接して当接するため、車両走行時にエンジンルーム内の
ロアカバー13の底面16の開口部22から雨水などの
水分が浸入したとしても、接続箱本体11,12の上部
の配電部に水分が到達するのを防止できる。このため、
接続箱本体11,12の上部の配電部が腐食されるのを
抑制することができる。なお、ロアカバー13の上部は
アッパカバー14で覆われているため、上部からの水分
の浸入は発生しないようになっている。また、接続箱本
体11,12に形成されたリブ23(23Aを含む)と
24とでロアカバー13に対して、および接続箱本体1
1,12どうして密接する構造となるため、接続箱本体
11,12がロアカバー13内で不要な振動を起こすこ
とを防止できる。さらに、ロアカバー13の一部を肉厚
な突出壁部17としたことにより、ロアカバー13の剛
性を向上することができる。また、突出壁部17が接続
箱本体11,12側へ突出し、リブ23,24がロアカ
バー13の内壁面15側へ突出するため、リブ23,2
4の突出長さを短くすることができ、リブ23,24の
強度を向上させることができる。 【0019】以上、本実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に付
随する各種の設計変更が可能である。例えば、上記した
実施形態では、ロアカバー13の内壁面15に肉厚な突
出壁部17を形成したが、リブ23(または24)が内
壁面15側に密接する構成であれば、突出壁部17を敢
えて形成しない構成としても勿論よい。また、図5に示
すように、接続箱本体11または接続箱本体12にリブ
を一切形成せず、ロアカバー13の側壁の肉厚寸法を変
えずに折り曲げたように形成して、ロアカバー13の内
壁面15に対して段差15Aを介して内側に突出壁部1
5Bを設ける構成としてもよい。また、図6に示すよう
に、ロアカバー13の内壁面15の上部に段差部を介し
て内側へ突出する突出壁部15Cを形成し、この突出壁
部15Cに対してリブを有しない接続箱本体11,12
を密接させる構成としてもよい。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ロアカバーの内壁と接続箱本体との間の隙間が
突出体で塞がれるため、ロアカバー底面の開口部から水
分が浸入しても接続箱本体の上部へは水分の浸入を抑え
る効果がある。このため、接続箱本体の配電部の腐食を
抑制することができる。また、請求項1記載の発明によ
れば、突出体が接続箱とロアカバーとの密接性を高める
ため、接続箱やロアカバーに反りなどの変形が生じるの
を防止する効果がある。さらに、請求項1記載の発明に
よれば、突出体の強度を高めることができ、接続箱とロ
アカバーとの固定強度を向上することができる。 【0021】 【0022】 【0023】
斜視図である。 【図2】本実施形態の要部断面図である。 【図3】本実施形態の要部断面図である。 【図4】本実施形態の要部断面図である。 【図5】本発明に係る電気接続箱の実施形態の変形例を
示す要部断面図である。 【図6】本発明に係る電気接続箱の実施形態の他の変形
例を示す要部断面図である。 【図7】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。 【図8】従来の電気接続箱の要部断面図である。 【符号の説明】 10 電気接続箱 11,12 接続箱本体 13 ロアカバー 14 アッパカバー 15 内壁面 16 底面 17 突出壁部 19,20 ロック部 22 開口部 23,23A,24 リブ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 接続箱本体どうしを隣接させて、底面に
開口部が形成されたロアカバーの内部に収納し、前記ロ
アカバーの内壁面と、前記接続箱本体の側壁面とのうち
少なくとも一方の壁面に他方の壁面に密接する突出体を
前記ロアカバーの内壁面に沿って周回するように形成
し、前記接続箱本体の側壁面に形成した係合片を、前記
ロアカバーの内壁面に一体に形成されたロック部に上下
方向に沿って挿入して固定するようにした電気接続箱に
おいて、 前記突出体は他方の壁面に突設された段差部を含む壁部
に当接することを特徴とする電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21935498A JP3444790B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21935498A JP3444790B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000050465A JP2000050465A (ja) | 2000-02-18 |
JP3444790B2 true JP3444790B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=16734133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21935498A Expired - Fee Related JP3444790B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3444790B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4718925B2 (ja) * | 2005-07-28 | 2011-07-06 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
-
1998
- 1998-08-03 JP JP21935498A patent/JP3444790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000050465A (ja) | 2000-02-18 |
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