JP2589632Y2 - フロアヒンジボックス - Google Patents

フロアヒンジボックス

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JP2589632Y2
JP2589632Y2 JP1993007630U JP763093U JP2589632Y2 JP 2589632 Y2 JP2589632 Y2 JP 2589632Y2 JP 1993007630 U JP1993007630 U JP 1993007630U JP 763093 U JP763093 U JP 763093U JP 2589632 Y2 JP2589632 Y2 JP 2589632Y2
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box body
floor
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floor hinge
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要一 川島
雅利 藤吉
信二 出口
裕一 永瀬
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、玄関などのコンクリー
ト床部に埋設されて扉の開閉速度調整を行うフロアヒン
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】フロアヒンジは、玄関などのコンクリー
ト床部に埋設され、油圧機構などにより重い扉の開閉速
度を調整しながら扉を自動的に閉める機能を有するもの
である。
【0003】このフロアヒンジは、扉の下部と連結する
扉開閉装置と、扉と連結するヒンジ連結部などを除いて
扉開閉装置を内蔵する箱形状の鉄板製からなるボックス
本体と、ボックス本体の開口部を密閉状態で覆う矩形状
の蓋体とで構成されている。
【0004】ここで、フロアヒンジを埋設する床部は、
通常、層状に打設した均しコンクリート、押えコンクリ
ートの間にアスファルト防水層が敷設されてなる防水構
造のコンクリート床部である。そして、コンクリート床
部に埋設されたフロアヒンジの直下には、室外側と室内
側のコンクリート部の防水壁となるように鉛直方向に延
在して立上りアスファルト防水層が設けられている。な
お、アスファルト防水層は、アスファルト、アスファル
トフェルト、アスファルトルーフィング等を複数重ねて
なる防水層である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、コンク
リート床部に埋設された従来のフロアヒンジは、長期間
使用され続けると内部が腐食により劣化しやすい。つま
り、フロアヒンジは、ヒンジ連結部などの間隙から雨水
や清掃時の水がボックス本体内部へ浸入してしまう。そ
して、一端、ボックス本体内部に水が入り込むと、水の
抜け道が設けられていない従来のボックス本体では水分
が溜まってしまい、自身が鉄製であるために容易に内部
腐食しやすいのである。このように、ボックス本体内部
が腐食すると、内蔵されている扉開閉装置へも悪影響を
及ぼしていき、故障の要因となるおそれがある。
【0006】また、従来のフロアヒンジは、コンクリー
ト床部に埋設する際の納まりに問題があった。すなわ
ち、養生前のコンクリート床部にボックス本体を埋設す
ると、そのボックス本体の直下から連続して前述したア
スファルト防水層の立上り部が延在して防水壁を設けな
ければならない。しかし、ボックス本体の埋設深さを正
確に行わないとボックス本体の底部とアスファルト防水
層の立上り部との間に間隔が生じたり、さらには、ボッ
クス本体を深く埋設したために立上り部が下側に押圧さ
れて間隔が生じてしまい、室外側と室内側とを仕切る防
水壁が設けられないおそれがあった。
【0007】本考案は斯る問題点に鑑みてなされたもの
であり、その課題とするところは、従来技術に比べて、
内部に雨水等の水が浸入しても耐久性が向上し、しかも
防水構造とされているコンクリート床部に埋設する際の
施工能率が大幅に向上するフロアヒンジボックスを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1記載の
フロアヒンジボックスは、玄関などのコンクリート床部
に埋設されて扉の開閉速度調整を行うフロアヒンジにお
いて、扉開閉装置を内蔵する箱形状のボックス本体と、
ボックス本体の開口部を密閉して覆う蓋体とで構成され
ているフロアヒンジボックスであって、ボックス本体
は、ステンレス製やアルミニウム製の水に対して耐腐食
性を有する金属により形成されているとともに、ボック
ス本体の底板には、ボックス本体内部に浸入した水を排
出するドレンパイプが接続されていることを特徴とする
ものである。また、請求項2記載のフロアヒンジボック
スは、請求項1記載において、フロアヒンジが埋設され
るコンクリート床部には、玄関などの室内側及び室外側
のコンクリート床部を仕切り、かつコンクリート下部か
らフロアヒンジの埋設位置まで延在しているアスファル
ト防水層が設けられており、ボックス本体の外壁には、
このボックス本体をコンクリート床部に埋設した際にア
スファルト防水層と面接触する防水受け板が一体に設け
られていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本考案の請求項1記載のフロアヒンジボックス
によれば、何等かの原因でボックス本体内部に雨水など
の水分が浸入しても、ボックス本体内部の水はドレンパ
イプから速やかに外部に排水される。また、小量の水が
浸入してボックス本体内部に溜まっても、ボックス本体
は水に対して耐腐食性を有する金属板で形成されている
ので長期間使用しても劣化が防止される。
【0010】また、請求項2記載のフロアヒンジボック
スによれば、コンクリート床部にボックス本体を埋設し
た際、その外壁に設けられた防水受け板が、コンクリー
ト床部に設けられたアスファルト防水層と面接触するの
で、ボックス本体の下面から連続した防水壁を簡単に設
けることができる。したがって、従来のボックス本体を
使用したコンクリート床部への埋設作業と比較して、大
幅にフロアヒンジ埋設の際の施工能率を向上させること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。ただし、本実施例に記載されてい
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特
に特定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれら
のみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にす
ぎない。
【0012】まず、本考案に係るフロアヒンジボックス
の構成について図1から図3を参照して説明する。図1
に示すように、ボックス本体1は、アルミニウム製やス
テンレス製などの水に対して耐腐食性を有する板材が使
用され、底板1a及び底板1aの縁部から側板1b、1
cが立ち上がり、側板1b、1cによって開口部1dが
設けられる箱型形状に形成されたものである。また、側
板1b、1bにはねじ孔1eを穿設した折曲片1fが連
続して形成されており、この折曲片1fに矩形状の蓋体
2の周縁部が当接され、蓋体2を貫通したねじがねじ孔
1eに螺合されることにより、開口部1dが閉塞される
ようになっている。なお、図中符号3a、3b、3c
は、ボックス本体1内部に装着される扉開閉装置4の固
定具である。
【0013】ここで、ボックス本体1の底板1aの所定
位置には、図2に示すように、ドレン穴5が穿設されて
いる。そして、このドレン穴5の外壁側縁部には、ドレ
ンパイプ6の一端部が接続されている。このドレンパイ
プ6は、底板1aから垂下する垂下管6aと、垂下部6
aから直角方向に折曲連結された水平管6bとで構成さ
れ、水平管6bは、ボックス本体1を平面視した際に、
端部6cがボックス本体1より所定距離Lだけ離間する
ように設計されている。
【0014】また、図3に示すように、箱板1の底板1
a、側板1b、1bの外壁中央部には、防水受け板7が
連続して接続されている。この防水受け板7は、ボック
ス本体1と同一材料である耐腐食性の金属からなる所定
の幅T1、T2、T3の外観コ字状に形成されたもので、
ボックス本体1に溶接固定されている。
【0015】次に、上記構成からなるボックス本体1を
使用したフロアヒンジを、防水構造のコンクリート床部
に埋設する手順について、図4を参照して説明する。図
中符号8は、本実施例に係るフロアヒンジと連結する開
閉方式の扉であり、符号Rは室内側、符号Sは室外側を
示している。そして、この扉8が設置される防水構造の
コンクリート床部10は、所定深さまで掘られた地中内
に、室内側R及び室外側Rにわたって均しコンクリート
11層が設けらている。そして、均しコンクリート11
上には、アスファルト防水層12が敷設されている。ま
た、室内側Rと室外側Sの境界部すなわち扉9の直下位
置には、アスファルト防水層の立上り部12aを設けた
状態で、室内側R及び室外側Sに押えコンクリート層1
3、13が設けられている。さらに、室内側Rの押えコ
ンクリート層13上には、仕上げコンクリート層14が
設けられ、室外側Sの押えコンクリート層13上には、
傾斜が付けられた舗装コンクリート層15が設けられて
いる。
【0016】ここで、フロアヒンジのボックス本体1
は、ドレンパイプ6が室外側Sを向くようにして、前述
した室内側14の仕上げコンクリート及び室外側Sの押
えコンクリート層13が固化していない養生段階におい
て埋設される。なお、図中符号9で示すものは、ドレン
パイプ6の端部6aに連結され、コンクリート床部10
の遠方まで延在している延長パイプである。このボック
ス本体1が埋設されると、その底部の防水受け板7は、
アスファルト防水層の立上り部12aと面接触状態で係
合する。これにより、ボックス本体1の直下は、防水受
け板7と立上り部12aとにより連続した防水壁とな
る。そして、ボックス本体1内部に扉開閉装置4を装着
し、ヒンジ連結部のみを出した状態で蓋体2をボックス
本体1に装着する。さらに、ヒンジ連結部と扉8の下部
を連結することによりフロアヒンジの取り付け作業が終
了する。
【0017】したがって、上記構成の本実施例は、何等
かの原因でボックス本体1内部に雨水などの水分が浸入
しても、ボックス本体1内部の水はドレンパイプ6から
速やかに外部に排水され、かつ小量の水分が浸入してボ
ックス本体1内部に水が溜まっても、ボックス本体1は
水に対して耐腐食性を有しているので、長期間使用して
も劣化が防止される。
【0018】また、ボックス本体1の底板1a、側板1
b、1bの外壁に固定された防水受け板7は、ボックス
本体1をコンクリート床部10に埋設する際に立上り部
12aと面接触状態で係合し、従来のようにボックス本
体1の埋設作業を正確に行わなくてもボックス本体1の
直下から連続した防水壁を形成することができるので、
施工能率を大幅に向上させることができる。
【0019】なお、本実施例においては、ボックス本体
1に一本のドレンパイプ6を接続した例を示したが、本
考案の範囲を限定する趣旨ではなく、ドレン穴5を複数
設けてドレンパイプ6を複数本設けても同様の作用効果
を得ることができる。また、ボックス本体1及び蓋体2
の材質はアルミニウム、ステンレスに限ることはなく、
他の耐腐食性金属を使用してもよい。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のフロアヒ
ンジボックスは、何等かの原因でボックス本体内部に雨
水などの水分が浸入しても、ボックス本体内部の水はド
レンパイプから速やかに外部に排水され、また、小量の
水が浸入してボックス本体内部に溜まっても、ボックス
本体は水に対して耐腐食性を有する金属板で形成されて
いるので、耐久性に優れたフロアヒンジを提供すること
ができる。
【0021】また、コンクリート床部にボックス本体を
埋設した際、ボックス本体の外壁に設けられた防水受け
板が、コンクリート床部に設けられたアスファルト防水
層と面接触するので、ボックス本体の下面から連続した
防水壁を簡単に設けることができ、それにより、従来の
ボックス本体を使用したコンクリート床部への埋設作業
と比較して、大幅にフロアヒンジ埋設の際の施工能率を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るボックス本体を示す斜視図であ
る。
【図2】ボックス本体を示す平面図である。
【図3】図2におけるIIIーIII矢視断面図である。
【図4】本考案に係るフロアヒンジが埋設された防水構
造のコンクリート床部を示す図である。
【符号の説明】
1 ボックス本体 1a 底板 1b、1c 側板 1d 開口部 2 蓋体 4 扉開閉装置 5 ドレン穴 6 ドレンパイプ 7 防水受け板 8 扉 10 コンクリート床部 12 アスファルト防水層 12a アスファルト防水層の立ち上がり部 R 室内側 S 室外側

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄関などのコンクリート床部に埋設され
    て扉の開閉速度調整を行うフロアヒンジにおいて、扉開
    閉装置を内蔵する箱形状のボックス本体と、該ボックス
    本体の開口部を密閉して覆う蓋体とで構成されているフ
    ロアヒンジボックスであって、 前記ボックス本体は、ステンレス製やアルミニウム製の
    水に対して耐腐食性を有する金属により形成されている
    とともに、ボックス本体の底板には、ボックス本体内部
    に浸入した水を排出するドレンパイプが接続されている
    ことを特徴とするフロアヒンジボックス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフロアヒンジボックスに
    おいて、 前記フロアヒンジが埋設されるコンクリート床部には、
    玄関などの室内側及び室外側のコンクリート床部を仕切
    り、かつコンクリート下部からフロアヒンジの埋設位置
    まで延在しているアスファルト防水層が設けられてお
    り、 前記ボックス本体の外壁には、このボックス本体をコン
    クリート床部に埋設した際に前記アスファルト防水層と
    面接触する防水受け板が一体に設けられていることを特
    徴とするフロアヒンジボックス。
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