JP3042092U - 暗渠排水用バルブ - Google Patents
暗渠排水用バルブInfo
- Publication number
- JP3042092U JP3042092U JP1997002353U JP235397U JP3042092U JP 3042092 U JP3042092 U JP 3042092U JP 1997002353 U JP1997002353 U JP 1997002353U JP 235397 U JP235397 U JP 235397U JP 3042092 U JP3042092 U JP 3042092U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operating rod
- pipe
- underdrain
- drainage valve
- operating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 弁体の開閉操作が容易かつ確実な暗渠排水用
バルブを提供する。 【解決手段】 継手管22と、この継手管22内に設けられ
水路を開閉する弁体41とを有する。この弁体41から立上
がる操作杆42と、この操作杆42の上端部に設けられた操
作取手48とを有する。前記継手管22から立ち上がり前記
操作杆42が内部に位置する立ち管25と、この立ち管25の
上側に設けられ前記操作取手48が内部に位置する保護ボ
ックス31とを有する。この保護ボックス31の上面開口を
開閉する蓋体35を備える。前記操作杆42の上側には雄ネ
ジ47Aを有する締結部材47が形成されている。保護ボッ
クス31の下面には該保護ボックス31の下面を閉塞する保
護ボックス底板32が設けられている。この保護ボックス
底板32に前記雄ネジ47Aが螺合可能な雌ネジ溝34Aを有
する雌ネジ部材34を備える。
バルブを提供する。 【解決手段】 継手管22と、この継手管22内に設けられ
水路を開閉する弁体41とを有する。この弁体41から立上
がる操作杆42と、この操作杆42の上端部に設けられた操
作取手48とを有する。前記継手管22から立ち上がり前記
操作杆42が内部に位置する立ち管25と、この立ち管25の
上側に設けられ前記操作取手48が内部に位置する保護ボ
ックス31とを有する。この保護ボックス31の上面開口を
開閉する蓋体35を備える。前記操作杆42の上側には雄ネ
ジ47Aを有する締結部材47が形成されている。保護ボッ
クス31の下面には該保護ボックス31の下面を閉塞する保
護ボックス底板32が設けられている。この保護ボックス
底板32に前記雄ネジ47Aが螺合可能な雌ネジ溝34Aを有
する雌ネジ部材34を備える。
Description
【0001】
本考案は、例えば水田の暗渠排水あるいは土中灌水施設に用いられる水閘と称 する暗渠排水用バルブに関する。
【0002】
図12は、従来のこの種の暗渠排水用バルブ71の一例を示している。同図にお いて、72は水田、73はその畦畔、74は排水路、75は水田72の下方の地中に埋設さ れた暗渠集水管、76はこの暗渠集水管75から排水路74へ通じる排水管である。そ して、暗渠排水用バルブ71は、前記排水管76が両端側にそれぞれ接続される継手 管77を有し、この継手管77の中間部から立ち管78が立ち上がっている。この立ち 管78は、畦畔73において地上に露出している。前記継手管77内には、ここに形成 される水路を開閉する弁体79が昇降自在に設けられており、この弁体79から立ち 上がる操作杆81が立ち管78内を通ってその上方まで突出している。また、地上に 露出した立ち管78の上端部には、キャップ82が立ち管78の外周側に嵌合して取り 付けられている。このキャップ82の中央部には、前記操作杆81が貫通した筒部83 が形成されており、この筒部83には、固定リング84が螺着されている。さらに、 キャップ82から上方へ突出した操作杆81の上端部には操作取手85が固定されてい る。
【0003】 そして、湿田、乾田化の管理のために、地上で操作取手85を上下することによ り弁体79を開閉操作する。暗渠排水用バルブ71を開いた状態では、水田72下の地 中水が暗渠集水管75内に吸水され、排水管76および継手管77を通って排水路74に 排水され、乾田化が図られる。一方、暗渠排水用バルブ71を閉じた状態では、暗 渠集水管75からの排水が遮断されるので、地中水が水田72下に止まり、湿田化が 図られる。
【0004】 しかしながら、従来の暗渠排水用バルブ71では、閉鎖時には弁体79を継手管77 にしっかりと押し付けた状態で固定リング84を螺着する必要があるため、操作取 手85を下方に押圧しながら固定リング84を螺合しなければならず、十分に作業性 のよいものではなかった。しかも、長期間弁体79を閉じておくと弁体79が気温の 変化や水分などの影響により膨脹して立ち管78とぴったりと密着してしまい、開 弁時に操作取手85を把持して操作杆81を上方に引き上げる際に大きな力が必要と なってしまうという問題点もあった。
【0005】 本考案は、このような問題点を解決しようとするもので、弁体の開閉操作が容 易かつ確実な暗渠排水用バルブを提供することを目的とする。
【0006】
本考案の請求項1の暗渠排水用バルブは、暗渠集水管に連通する水路を形成す る継手管と、この継手管内に設けられ前記水路を開閉する弁体と、この弁体から 立上がる操作杆と、この操作杆の上端部に設けられた操作取手と、前記継手管か ら立ち上がり前記操作杆が内部に位置する立ち管とを備え、前記操作杆の上側に 螺合部を有するとともに、前記立ち管の上側に前記操作取手の固定部材を設け、 前記固定部材に前記操作杆が貫通する螺合受部を形成したものである。
【0007】 このような暗渠排水用バルブにおいて、湿田、乾田化の管理のために暗渠排水 用バルブを開閉するには、例えば、湿田化する場合には、操作取手を下方に押圧 して弁体をある程度押し下げたら、操作取手を回動させ操作杆側の螺合部と、立 ち管の上側に設けた固定部材の螺合受部とを螺合させることにより操作杆を押し 下げ弁体を完全に閉じることができる。これにより暗渠集水管からの排水が遮断 されるので、地中水が水田下に止まり、湿田化が図られる。このように弁体を最 終的には回動操作により完全に閉鎖しているので、これに要する力が軽減されて いる。また、この操作は操作杆の上端部に設けられた操作取手を把持して行うも のであり、操作杆の降下と固定とを同時に行うことができるので、操作性も良好 なものとなっている。一方、乾田化を図る場合には、操作杆を前述した湿田化の 場合と逆方向に回動させて、螺合を解除することにより軽微な力で弁体を開くこ とができる。しかも、長期間弁体を閉じておくと弁体が気温の変化や水分などの 影響により膨脹して立ち管とぴったりと密着してしまい、操作杆を上方に引き上 げるには大きな力が必要となることがあるが、回動操作であるので操作杆を引き 上げる際の力も軽減される。
【0008】 また、請求項2の暗渠排水用バルブは、請求項1の暗渠排水用バルブにおいて 、前記操作杆が前記立ち管内で長手方向に分割されており、回動自在な継手部材 により接続されているものである。これにより、操作取手を回動させても下方の 操作杆は回動することがないので、弁体も回動することがなく回動に伴う無理な 力が弁体に加わることがなく破損したりすることがない。
【0009】 請求項3の暗渠排水用バルブは、請求項2の暗渠排水用バルブにおいて、前記 立ち管の上側には前記操作取手が内部に位置する保護ボックスが設けられており 、この保護ボックスの上面開口には該保護ボックスを開閉する蓋体を備え、前記 保護ボックスの下面には前記操作杆が貫通し該保護ボックスの下面を閉塞する保 護ボックス底板を備え、この保護ボックス底板に前記固定部材を設けたものであ る。このように操作取手が保護ボックス内にあり、かつ、この保護ボックスの上 面開口が蓋体により閉じられるため、この蓋体のみを地上に露出させ、他の部分 は地中に埋設させることが可能である。これにより、暗渠排水用バルブが作業の 邪魔になったり、農機具などにより暗渠排水用バルブを破損させたり、紫外線な どにより暗渠排水用バルブを構成する部品の材料が劣化したりすることを防止で きる。
【0010】 請求項4の暗渠排水用バルブは、請求項3の暗渠排水用バルブにおいて、前記 蓋体は、前記保護ボックスの内部の上端部に嵌合する嵌合部と、保護ボックスの 上端面に載る段部とを有し、地面と同一面に配設可能としたものである。このよ うに蓋体が保護ボックス内に嵌合する構成になっていると、保護ボックスの全体 を地中に埋設することが可能であり、これにより、蓋体を畦畔などの地面と同一 面に配設できる。これにより、暗渠排水用バルブが作業の邪魔になることや、暗 渠排水用バルブの破損、劣化がより確実に防止される。
【0011】 請求項5の暗渠排水用バルブは、請求項4の暗渠排水用バルブにおいて、前記 立ち管は合成樹脂からなり、前記立ち管を切断することにより、前記蓋体を農地 まわりの地面と同一面に配設可能とするとともに、前記操作杆は、合成樹脂から なり、該操作杆を切断することにより、前記操作取手の高さを調節可能としたも のである。これにより、暗渠集水管に連通する継手管から畦畔などの地面までの 高さに応じて立ち管の長さを調節することにより、暗渠排水用バルブの上端を地 面に位置させることができる。そして、前記立ち管の高さ調節とともに、操作杆 を適当な長さに切断することにより、立ち管の高さに応じて操作取手の位置を任 意に調節することができる。
【0012】 請求項6の暗渠排水用バルブは、請求項5の暗渠排水用バルブにおいて、前記 保護ボックスの底部側に前記操作取手を非螺合状態において保持する揺動自在な 支持腕部材を有するものである。これにより、操作取手を上昇させて弁体を開い た状態ではアーム部材の先端に操作取手を支持させることにより弁体を開いた状 態で維持することができる。
【0013】 請求項7の暗渠排水用バルブは、請求項5の暗渠排水用バルブにおいて、前記 螺合部が周方向に対して一部にのみ長手方向に雄ネジを連設したものであり、前 記螺合受部が前記雄ネジの分だけ該雄ネジを収納可能な切欠部を形成した雌ネジ である。このため、弁体を閉じる時には、まず、操作杆側の雄ネジと螺合受け部 の切欠部の位置を一致させて操作杆を挿脱自在とした状態で、弁体が継手管に当 接する程度まで下方に押し込み、その後操作取手を回動させて、雄ネジと雌ネジ とを例えば1/2〜3/4回転程度螺合させることにより、弁体を継手管に押し 付けて完全に閉じることができる。また、弁体を開く際には、これとは逆にまず 操作杆の雄ネジと螺合受け部の切欠部とが一致するまで操作杆を回動させて操作 杆を挿脱自在とした後、操作取手を大きく引き上げればよい。
【0014】
以下、本考案の暗渠排水用バルブの第1実施例について、図1から図7を参照 しながら説明する。図1において、1は水田、2は畦畔、3は畦畔または農道路 肩、4は水田1下の地中、5は排水フリュームである。そして、水田1下の地中 4の1m程度の深さの位置に暗渠集水管6が埋設されている。この暗渠集水管6 は、複数本を継ぎ合わせてある。そして、暗渠集水管6の一端部は、径を広げて 受け口7にしてあり、この受け口7内に隣接する暗渠集水管6の他端部が挿入さ れているが、この暗渠集水管6相互の接続部には、通水のための隙間が形成され ている。これとともに、暗渠集水管6の周壁部にも複数の通水孔8が開口形成さ れている。また、9は90°曲がった立ち上げ管で、この立ち上げ管9は、一端部 が暗渠集水管6の受け口7に接続されているとともに、他端が畦畔または農道路 肩3の地面に露出させてある。この立ち上げ管9の他端の開口は、ねじキャップ 10により開放可能に閉塞されている。なお、立ち上げ管9の上部には、畦畔また は農道路肩3に埋設されたパイプライン11が接続されている。このパイプライン 11は、用水溝からの導水用のものである。さらに、排水管12,13が暗渠集水管6 と排水フリューム5との間で地中4に埋設されている。
【0015】 そして、前記排水管12,13中に暗渠排水用バルブ(水閘)21が地中4に埋設さ せて設けられている。つぎに、この暗渠排水用バルブ21の構成を詳しく説明する 。22は硬質塩化ビニルなどの合成樹脂からなる継手管で、この継手管22は、ほぼ T字型になっており、排水管接続部23を両側に有しているとともに、それらの中 間部の上側に円筒形状の立ち管接続部24を有している。そして、前記両排水管接 続部23内に排水管12,13がそれぞれ嵌合されて接続されており、これにより、暗 渠集水管6から排水フリューム5へ連通する水路が形成されている。なお、本実 施例では、排水管接続部23の内側に排水管12,13を接続するようにしているが、 逆に、排水管接続部の外側に排水管を接続するようにしてもよい。また、前記立 ち管接続部24内には立ち管25の下端部が嵌合されて接着剤により固定されている 。この立ち管25は、硬質塩化ビニルなどの切断が比較的容易な合成樹脂からなり 、鉛直な円筒形状になっている。
【0016】 26は硬質塩化ビニルなどの合成樹脂からなる接続管で、この接続管26は、中間 部がテーパー状になっており、鉛直な円筒形状の立ち管接続部27を下部に有して いるとともに、この立ち管接続部27よりも径の大きい鉛直な円筒形状の保護ボッ クス接続部28を上部に有している。なお、この保護ボックス接続部28内の下端部 には、上向きの段差面29が形成されている。そして、前記立ち管25の上端部が立 ち管接続部27内に嵌合されて接着剤により固定されている。
【0017】 31は、硬質塩化ビニルなどの合成樹脂からなる保護ボックスで、この保護ボッ クス31は、鉛直な円筒形状になっており、下端部が前記接続管26の保護ボックス 接続部28内に嵌合されて接着剤により固定されている。32は硬質塩化ビニルなど の合成樹脂からなる円板形状の保護ボックス底板で、この保護ボックス底板32は 、保護ボックス31の下面開口を閉塞するもので、前記接続管26の段差面29上に載 っている。なお、保護ボックス底板32の中央部には、孔33が形成されており、こ の孔33には内周面に螺合受部たる雌ネジ溝34Aが形成された固定部材たる雌ネジ 部材34が固設されている。35はコンクリートからなる蓋体で、この蓋体35は、ほ ぼ円板形状になっており、保護ボックス31の上面開口を開放可能に閉塞するもの である。そして、蓋体35の下面には、保護ボックス31の内部の上端部に嵌合する 嵌合部36が突出形成されているとともに、保護ボックス31の上端面に載る段部37 が嵌合部36の周囲に形成されている。また蓋体35の上面には凹部38が形成されて おり、この凹部38の中央部には蓋取手39が設けられている。
【0018】 41は前記継手管22内の水路を開閉する止水部である合成ゴムなどからなる丸型 の弁体であり、この弁体41は、前記継手管22内において両排水管接続部23間の位 置に昇降自在に設けられている。また、弁体41には、前記立ち管25内に位置する 操作杆42の下端部が固定されている。この操作杆42は、硬質塩化ビニルなどの切 断が比較的容易な合成樹脂からなり、鉛直な円筒形状になっており、下方側で分 割されて回動自在な継手部材43により接続されている。この継手部材43は、図4 に示すように操作杆42の外径とほぼ同じ内径を有する第1の筒状部材44と、この 第1の筒状部材44から突出して回動自在に設けられた枢軸部材45と、この回動軸 に外嵌される操作杆42の内径とほぼ同じ外径を有する第2の筒状部材46とからな り、第2の筒状部材46に下側の操作杆42Aを外嵌するとともに、第1の筒状部材 44に上側の操作杆42Bを貫入することにより、操作杆42A,42Bを接続する。そ して、上側の操作杆42Bを回動させると第1の筒状部材44は共回りするが、数軸 部材45は回動しないので、下側の操作杆42Aにはこの回動運動が伝達されないよ うに構成されている。そして、操作杆42は、前記雌ネジ部材34を摺動自在に貫通 し、上端部が保護ボックス31内に位置している。この操作杆42の上端部には、外 周面に螺合部たる雄ネジ47Aが形成された筒状の締結部材47が接合されており、 この締結部の上端に操作取手48が固定されている。すなわち、締結部材47は上部 に孔状の操作取手接続部50を有しており、この操作取手接続部50に操作取手48の 下端が嵌合され、接着剤等により固定されている。さらに、51は支持腕部材たる アーム部材であり、このアーム部材51は図示しないヒンジ機構により保護ボック ス底板32の上面の外周部に揺動自在に固定されており、その先端は操作取手48の 横杆48Aよりも僅かに幅広なU字状の支持部52となっている。
【0019】 次に前記構成についてその作用を説明する。暗渠排水用バルブ21の施工に際し ては、保護ボックス31の上端が畦畔2の地面2aに合うように、暗渠排水用バル ブ21の高さ調節を行う。そのために、地中に暗渠集水管6、排水管12,13ととも に継手管22を敷設した後、暗渠集水管6および継手管22の排水管接続部23から畦 畔2の地面2aまでの高さを計測し、図5に鎖線で示すように、立ち管25および 操作杆42の上部を適当な長さに切除する。そして、保護ボックス31を接続した接 続管26の立ち管接続部27を立ち管25の上端部に嵌合して接着し、操作取手48を締 結部材47の操作取手接続部50の上端部に嵌合して接着する。
【0020】 そして、常時は蓋体35を閉じておくが、湿田、乾田化の管理のために暗渠排水 用バルブ21を開閉する際には、まず、暗渠排水用バルブ21を閉鎖する場合には、 蓋体35を開け、操作取手48を把持して締結部材47と雌ネジ部材34とが当接するま で下方に押し下げる。この時弁体41は、図6に示すように継手管22に対してわず かに当接した状態となっている。そして、操作取手48を回動させて締結部材47の 雄ネジ47Aと雌ネジ部材34の雌ネジ溝34Aとを螺合させるに伴い弁体41が少しず つ下降して、継手管22にしっかりと圧接して暗渠排水用バルブ21が閉鎖される。 このように暗渠排水用バルブ21を閉じた状態では、暗渠集水管6からの排水が継 手管22において弁体41により遮断されるので、地中水が水田1下に止まり、湿田 化が図られる。さらに、用水溝からパイプライン11および立ち上げ管9を介して 給水することにより、図1に矢印aで示すように、暗渠集水管6から積極的に土 中灌水を行うことができる。一方、暗渠排水用バルブ21を開成する場合には、前 述した閉鎖の動作とは逆に操作取手48を逆方向に回動させて締結部材47の雄ネジ 47Aと雌ネジ部材34の雌ネジ溝34Aとの螺合を開放させる。これに伴い弁体41が 少しずつ上昇して、該螺合が完全にはずれたら、図7に示すように操作取手48を 持ち上げ、アーム部材51のU字状の支持部52に操作取手48の横杆48Aを載置して 、弁体41が降下しないように保持することができる。このように暗渠排水用バル ブ21を開いた状態では、図1に矢印bで示すように、暗渠集水管6内に吸水され た水田1下の地中水が排水管12,13および暗渠排水用バルブ21の継手管22を通っ て排水フリューム5へ排水される。これにより、水田1の乾田化が図られる。
【0021】 以上のように本実施例の暗渠排水用バルブ21は、暗渠集水管6に連通する水路 を形成する継手管22と、この継手管22内に設けられ前記水路を開閉する弁体41と 、この弁体41から立上がる操作杆42と、この操作杆42の上端部に設けられた操作 取手48と、前記継手管22から立ち上がり前記操作杆42が内部に位置する立ち管25 とを備え、前記操作杆48の上側には雄ネジ47Aが形成されているとともに、前記 立ち管25の上側には内周面に雌ネジ溝34Aが形成された雌ネジ部材34を設けたも のである。このため、暗渠排水用バルブ21の開閉を操作取手48の上下と回動だけ で行うことができ、その操作性が大幅に向上したものとなっている。特に、弁体 41により配水管接続部23を完全に閉鎖するには、継手管22に弁体41を強く押し付 ける必要があるが、本実施例によればある程度操作杆42を押し下げたら最終的に は操作杆42を回動させて螺合により降下させるので、容易に強い力で弁体41を継 手管に押し付けることができる。しかも、長期間暗渠排水用バルブ21を閉じたま まにしておくと弁体41が膨脹し、立ち管25にぴったりと密着することがあり、こ のような場合、従来の暗渠排水用バルブは、該バルブを開成するため操作杆42を 直接上方に持ち上げていたので、起動時に極めて大きな力が必要となっていたが 、本実施例のように起動時は操作杆42を回動させて雌ネジ溝34Aに沿って操作杆 42をゆっくりと上昇させるようにすれば、必要とする力を軽減することができる 。しかも、操作杆42は前記立ち管25内の下方で分割されており、回動自在な継手 部材43により接続されているので、操作取手48を把持して操作杆42を回動させて も、この継手部材43より下方の弁体41Aは回動することがないので、弁体41や操 作杆42に無理な力が加わることがなく破損したりすることがない。
【0022】 また、立ち管25の上側には前記操作取手48が内部に位置する保護ボックス31が 設けられており、この保護ボックス31の上面開口には該保護ボックス31を開閉す る蓋体35を備え、前記保護ボックス31の下面には前記操作杆42が貫通し該保護ボ ックス31の下面を閉塞する保護ボックス底板32を備え、この保護ボックス底板32 に雌ネジ溝34Aが形成された雌ネジ部材34を設けているので、操作取手48が保護 ボックス31内にあり、かつ、この保護ボックス31の上面開口が蓋体35により閉じ られるため、この蓋体35のみを地上に露出させ、他の部分は地中に埋設させるこ とが可能である。その上、蓋体35は、その下面の嵌合部36が保護ボックス31内に 嵌合し、嵌合部36の周囲の段部37が保護ボックス31の上端面に載る構成になって いるので、保護ボックス31全体を地中に埋設でき、ほぼ平板状の蓋体35を畦畔2 の地面2aと同一面に配設できる。また、暗渠集水管6に連通する継手管22から 畦畔2の地面2aまでの高さは一定していないから、暗渠排水用バルブ21の上端 つまり蓋体35を畦畔2の地面2aと同一面に位置させるためには、暗渠排水用バ ルブ21の高さ調節が必要であるが、前述のように立ち管25および操作杆42は合成 樹脂製であるので、これらを適当な長さに切断することにより、高さ調節ができ る。これとともに、操作杆42を任意の位置で切断して操作取手48に接続できるの で、操作杆42により制約を受けることなく、前記立ち管25の高さ調節を任意に行 えるとともに、保護ボックス31内における操作取手48の高さも一定にできる。そ して、このように暗渠排水用バルブ21の上端のほぼ平板状の蓋体35を畦畔2の地 面2aと同一面に配設することにより、暗渠排水用バルブ21が草刈りなどの作業 の邪魔になることを防止できる。また、農機具などにより暗渠排水用バルブ21を 破損させてしまうことを防止できる。さらに、太陽の紫外線などにより暗渠排水 用バルブ21を構成する部品の材料が劣化することも防止できる。
【0023】 その上、本実施例においては、前記保護ボックス31の底部側に前記操作取手48 を非螺合状態において支持する揺動自在なアーム部材51を有するものであるので 、弁体41を開いた状態ではアーム部材51の先端のU字状の支持部52に操作取手48 を支持させることにより弁体41が大きく開いた状態で維持することができる。
【0024】 次に本考案の第2実施例について図8乃至図10を参照して説明する。第2実 施例の暗渠排水用バルブは、前述した第1実施例と保護ボックス31より上側のみ が相違し基本的には同じ構成を有するので、同一の構成には同一の符号を付し、 その詳細な説明を省略する。
【0025】 第2実施例においては、操作杆42の上端部には、外周面の一部に螺合部たる雄 ネジ部61が長手方向に連設された筒状の締結部材62と操作取手48とが固定されて いる。この締結部材62は操作杆42の外径とほぼ同じ大きさの内径を有し、操作杆 42の上端部より該締結部材62を貫入し、さらにこの締結部材62の上端は開口部63 となっており、この開口部63に操作取手48を貫入接続している。また、保護ボッ クス底板32の中央部は固定部材たる短筒状突部64が形成されており、この短筒状 突部64の内周面には螺合受部たる雌ネジ溝64Aが形成されているが、この雌ネジ 溝64Aは前記雄ネジ部61に対応して切欠部64Bが形成されている。なお、締結部 材62は、操作取手48を保護ボックス31の上部まで引き上げた際に保護ボックス底 板32よりわずかに下方にまで位置する程度の長さとなっており、雄ネジ部61は、 該締結部材62の下端付近まで形成されている。
【0026】 このように締結部材62が周方向に対して一部にのみ長手方向に雄ネジ部61を有 し、保護ボックス底板32の中央部には短筒状突部64を形成し、この短筒状突部64 の内周面に雌ネジ溝64Aを形成し、前記雄ネジの分だけ該雌ネジ溝64Aを周方向 に切り欠いて切欠部64Bを形成することにより、まず、暗渠排水用バルブ21を閉 鎖する場合には、蓋体35を開け、操作取手48を把持して締結部材62の雄ネジ部61 と短筒状突部64の切欠部64Bとの位置を合わせて操作杆42を挿脱自在として、弁 体41が継手管22に当接するまで操作杆42を下方に押し下げる。そして、操作取手 48を概ね1/2〜3/4回転程度回動させて締結部材62の雄ネジ部61と短筒状突 部64の雌ネジ溝64Aとを螺合させることにより、操作杆42をわずかに下降せしめ 弁体41を継手管22に圧接させて暗渠排水用バルブ21が閉鎖される。一方、暗渠排 水用バルブ21を開成する場合には、前述した閉鎖の動作とは逆に操作取手48を逆 方向に締結部材62の雄ネジ部61と短筒状突部64の切欠部64Bとの位置が合うまで 回動させて操作杆42を挿脱自在としたら、所望の位置まで操作取手48を引上げ、 再度操作取手48を回動させて雄ネジ部61と雌ネジ溝64Aとを螺合させることによ り、弁体41が降下しないように保持すればよい。
【0027】 さらに、本考案の第3実施例について図11を参照して説明する。第3実施例 の暗渠排水用バルブ21は、前述した第1実施例と保護ボックス31などを有しない 以外は基本的には同じ構成を有するので、同一の構成には同一の符号を付し、そ の詳細な説明を省略する。
【0028】 第3実施例の暗渠排水用バルブ21は、従来例である図12に示すものとほぼ同じ 構成を有するものであり、図示しない暗渠排水管が両端側にそれぞれ接続される 継手管22を有し、この継手管22の中間部から立ち管25が立ち上がっている。この 立ち管25の上部は、図12に示すように畦畔73において地上に露出することになる 。前記継手管22内には、ここに形成される水路を開閉する弁体(図示せず)が昇 降自在に設けられており、この弁体から立ち上がる操作杆42が立ち管25内を通っ てその上方まで突出している。また、立ち管25の上端部には、立ち管25を閉塞し てキャップ66が該立ち管25の外周側に嵌合して取り付けられており、キャップ66 から上方へ突出した操作杆42の上端部には、外周面に螺合部たる雄ネジ47Aが形 成された筒状の締結部材47が接合されており、この締結部の上端に操作取手48が 固定されている。そして、キャップ66の中央部には、前記操作杆42が貫通した固 定部材たる雌ネジ部材34が固設されており、この雌ネジ部材34の内周面には螺合 受部たる雌ネジ溝(図示せず)が形成されている。
【0029】 このように本考案の暗渠排水用バルブは、操作取手48を回動させて、立ち管25 の上側の雌ネジ部材34の内周面に形成された螺合受部たる雌ネジ溝と、操作杆42 の上端部に設けられた締結部材47の外周面に形成された螺合部たる雄ネジ47Aと を螺合することにより、暗渠排水用バルブ21を閉鎖するものであればよく、前述 した第第1及び第2実施例のように保護ボックス31内に操作取手48を有し、該保 護ボックス31を地中に設けている必要はない。
【0030】 以上、本考案を添付図面を参照して説明してきたが、本考案は、前記各実施例 に限定されるものではなく、例えば、前記実施例では、蓋体54の材料をコンクリ ートとしたが、蓋体の材料は、鉄あるいはステンレスなどの金属であってもよく 、要は、地上に露出することから、ある程度の強度を有するとともに、紫外線な どにより劣化しにくいものであればよい。また、各部品の材質や形状や細部の構 造なども、前記実施例のものには限らない。例えば、立ち管、操作杆、保護ボッ クス、接続管の立ち管接続部および保護ボックス接続部、操作取手の操作杆接続 部は、前記実施例のような円筒形状に限らず、角筒形状にするなどしてもよく、 要は、相互の嵌合部が柱面形状になっていればよい。さらに、弁体は、前記実施 例のような丸型のものに限らず、止水板型のものなどであってもよい。さらに、 螺合部及び螺合受部たる雄ネジ及び雌ネジはそれぞれ逆転させてもよい。
【0031】
本考案の請求項1記載の暗渠排水用バルブは、暗渠集水管に連通する水路を形 成する継手管と、この継手管内に設けられ前記水路を開閉する弁体と、この弁体 から立上がる操作杆と、この操作杆の上端部に設けられた操作取手と、前記継手 管から立ち上がり前記操作杆が内部に位置する立ち管とを備え、前記操作杆の上 側に螺合部を有するとともに、前記立ち管の上側に前記操作取手の固定部材を設 け、前記固定部材に前記操作杆が貫通する螺合受部を形成したものであるので、 暗渠排水用バルブを開閉するには、例えば、湿田化する場合には、操作取手を下 方に押圧して弁体をある程度押し下げたら、操作取手を回動させ操作杆側の螺合 部と、立ち管の上側に設けた固定部材の螺合受部とを螺合させることにより操作 杆を押し下げ弁体を完全に閉じることができる。一方、乾田化を図る場合には、 操作杆を前述した湿田化の場合と逆方向に回動させて、螺合を解除することによ り軽微な力で弁体を開くことができる。
【0032】 請求項2記載の暗渠排水用バルブは、前記操作杆が前記立ち管内で長手方向に 分割されており、回動自在な継手部材により接続されているものであるので、操 作取手を回動させても下方の操作杆は回動することがないので、弁体も回動する ことがなく回動に伴う無理な力が弁体に加わることがなく破損したりすることが ない。
【0033】 請求項3記載の暗渠排水用バルブは、前記立ち管の上側には前記操作取手が内 部に位置する保護ボックスが設けられており、この保護ボックスの上面開口には 該保護ボックスを開閉する蓋体を備え、前記保護ボックスの下面には前記操作杆 が貫通し該保護ボックスの下面を閉塞する保護ボックス底板を備え、この保護ボ ックス底板に前記固定部材を設けたものであるので、この蓋体のみを地上に露出 させ、他の部分は地中に埋設させることが可能である。これにより、暗渠排水用 バルブが作業の邪魔になったり、農機具などにより暗渠排水用バルブを破損させ たり、紫外線などにより暗渠排水用バルブを構成する部品の材料が劣化したりす ることを防止できる。
【0034】 請求項4記載の暗渠排水用バルブは、前記蓋体は、前記保護ボックスの内部の 上端部に嵌合する嵌合部と、保護ボックスの上端面に載る段部とを有し、地面と 同一面に配設可能としたものであるので、このように蓋体が保護ボックス内に嵌 合する構成になっていると、保護ボックスの全体を地中に埋設することが可能で あり、これにより、蓋体を畦畔などの地面と同一面に配設できる。これにより、 暗渠排水用バルブが作業の邪魔になることや、暗渠排水用バルブの破損、劣化が より確実に防止される。
【0035】 請求項5記載の暗渠排水用バルブは、前記立ち管は合成樹脂からなり、前記立 ち管を切断することにより、前記蓋体を農地まわりの地面と同一面に配設可能と するとともに、前記操作杆は、合成樹脂からなり、該操作杆を切断することによ り、前記操作取手の高さを調節可能としたものであるので、暗渠集水管に連通す る継手管から畦畔などの地面までの高さに応じて立ち管の長さを調節することに より、暗渠排水用バルブの上端を地面に位置させることができる。そして、前記 立ち管の高さ調節とともに、操作杆を適当な長さに切断することにより、立ち管 の高さに応じて操作取手の位置を任意に調節することができる。
【0036】 請求項6記載の暗渠排水用バルブは、前記保護ボックスの底部側に前記操作取 手を非螺合状態において保持する揺動自在な支持腕部材を有するものであるので 、操作取手を上昇させて弁体を開いた状態ではアーム部材の先端に操作取手を支 持させることにより弁体を開いた状態で維持することができる。
【0037】 さらに、請求項7記載の暗渠排水用バルブは、前記螺合部が周方向に対して一 部にのみ長手方向に雄ネジを連設したものであり、前記螺合受け部が前記雄ネジ の分だけ該雄ネジを収納可能な切欠部を形成した雌ネジであるので、弁体を閉じ る時には、まず、操作杆側の雄ネジと螺合受け部の切欠部の位置を一致させて操 作杆を挿脱自在とした状態で、弁体が継手管に当接する程度まで下方に押し込み 、その後操作取手を回動させて、雄ネジと雌ネジとを例えば1/2〜3/4回転 程度螺合させることにより、弁体を継手管に押し付けて完全に閉じることができ る。また、弁体を開く際には、これとは逆にまず操作杆の雄ネジと螺合受け部の 切欠部とが一致するまで操作杆を回動させて操作杆を挿脱自在とした後、操作取 手を大きく引き上げればよい。
【図1】本考案の暗渠排水用バルブの第1実施例を示す
もので、暗渠排水施設全体の断面図である。
もので、暗渠排水施設全体の断面図である。
【図2】前記実施例の暗渠排水用バルブの側面図であ
る。
る。
【図3】前記実施例の暗渠排水用バルブを示す一部破断
斜視図である。
斜視図である。
【図4】前記実施例の暗渠排水用バルブの継手部材の構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【図5】前記実施例の暗渠排水用バルブの全高を調節す
る操作を示す図2のA−A線断面図である。
る操作を示す図2のA−A線断面図である。
【図6】前記実施例の暗渠排水用バルブを閉鎖する際の
操作を示す断面図である。
操作を示す断面図である。
【図7】前記実施例の暗渠排水用バルブを開成した際の
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図8】本考案の暗渠排水用バルブの第2実施例を示す
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
【図9】前記実施例の暗渠排水用バルブの蓋体を外した
状態を示す平面図である。
状態を示す平面図である。
【図10】前記実施例の暗渠排水用バルブを示す一部破
断斜視図である。
断斜視図である。
【図11】本考案の第3実施例の暗渠排水用バルブを示
す一部破断斜視図である。
す一部破断斜視図である。
【図12】従来の暗渠排水用バルブの一例を示す断面図
である。
である。
6 暗渠集水管 21 暗渠排水用バルブ 22 継手管 25 立ち管 31 保護ボックス 32 保護ボックス底板 34 雌ネジ部材(固定部材) 34A 雌ネジ溝(螺合受部) 35 蓋体 36 嵌合部 37 段部 41 弁体 42 操作杆 43 継手部材 47 締結部材(螺合部) 47A 雄ネジ 48 操作取手 51 アーム部材(支持腕部材) 61 雄ネジ部(螺合部) 62 締結部材 64 短筒状突部(固定部材) 64A 雌ネジ溝(螺合受部) 64B 切欠部
Claims (7)
- 【請求項1】 暗渠集水管に連通する水路を形成する継
手管と、この継手管内に設けられ前記水路を開閉する弁
体と、この弁体から立上がる操作杆と、この操作杆の上
端部に設けられた操作取手と、前記継手管から立ち上が
り前記操作杆が内部に位置する立ち管とを備え、前記操
作杆の上側に螺合部を有するとともに、前記立ち管の上
側には前記操作取手の固定部材を備え、前記固定部材に
前記操作杆が貫通する螺合受部を形成したことを特徴と
する暗渠排水用バルブ。 - 【請求項2】 前記操作杆は前記立ち管内で長手方向に
分割されており、回動自在な継手部材により接続されて
いることを特徴とする請求項1記載の暗渠排水用バル
ブ。 - 【請求項3】 前記立ち管の上側には前記操作取手が内
部に位置する保護ボックスが設けられており、この保護
ボックスの上面開口には該保護ボックスを開閉する蓋体
を備え、前記保護ボックスの下面には前記操作杆が貫通
し該保護ボックスの下面を閉塞する保護ボックス底板を
備え、この保護ボックス底板に前記固定部材を設けたこ
とを特徴とする請求項2記載の暗渠排水用バルブ。 - 【請求項4】 前記蓋体は、前記保護ボックスの内部の
上端部に嵌合する嵌合部と、保護ボックスの上端面に載
る段部とを有し、地面と同一面に配設可能としたもので
あることを特徴とする請求項3記載の暗渠排水用バル
ブ。 - 【請求項5】 前記立ち管は合成樹脂からなり、前記立
ち管を切断することにより、前記蓋体を農地まわりの地
面と同一面に配設可能とするとともに、前記操作杆は、
合成樹脂からなり、該操作杆を切断することにより、前
記操作取手の高さを調節可能としたことを特徴とする請
求項4記載の暗渠排水用バルブ。 - 【請求項6】 前記保護ボックスの底部側に前記操作取
手を非螺合状態において保持する揺動自在な支持腕部材
を有することを特徴とする請求項5記載の暗渠排水用バ
ルブ。 - 【請求項7】 前記螺合部が周方向に対して一部にのみ
長手方向に雄ネジを連設したものであり、前記螺合受部
が前記雄ネジの分だけ該雄ネジを収納可能な切欠部を形
成した雌ネジであることを特徴とする請求項5記載の暗
渠排水用バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002353U JP3042092U (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 暗渠排水用バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997002353U JP3042092U (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 暗渠排水用バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3042092U true JP3042092U (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=43176600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997002353U Expired - Lifetime JP3042092U (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 暗渠排水用バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042092U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010249155A (ja) * | 2009-04-10 | 2010-11-04 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 暗渠パイプ用の変換継手、分岐継手および可撓性管ならびにこれらを用いた暗渠パイプ |
JP2014119090A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Kakudai:Kk | 給水用立上がり管支持具 |
WO2018221154A1 (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-06 | デンカ株式会社 | 水閘及び水閘の排水方法 |
JP7566446B1 (ja) | 2024-03-25 | 2024-10-15 | 誠二 友廣 | 給排気装置 |
-
1997
- 1997-04-02 JP JP1997002353U patent/JP3042092U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010249155A (ja) * | 2009-04-10 | 2010-11-04 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 暗渠パイプ用の変換継手、分岐継手および可撓性管ならびにこれらを用いた暗渠パイプ |
JP2014119090A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Kakudai:Kk | 給水用立上がり管支持具 |
WO2018221154A1 (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-06 | デンカ株式会社 | 水閘及び水閘の排水方法 |
JPWO2018221154A1 (ja) * | 2017-05-31 | 2020-04-02 | デンカ株式会社 | 水閘及び水閘の排水方法 |
JP7566446B1 (ja) | 2024-03-25 | 2024-10-15 | 誠二 友廣 | 給排気装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3042092U (ja) | 暗渠排水用バルブ | |
JP3886037B2 (ja) | 地下構造物用丸型蓋 | |
JP2007291658A (ja) | 仮設トイレ用配管装置 | |
JP3037421U (ja) | 暗渠排水用バルブ | |
EP1154080B1 (fr) | Regard de visite ou d'inspection à cadre polygonal et élément de recouvrement articulé | |
JPH08121641A (ja) | 地中埋設管遮断バルブ開閉装置 | |
JP2001107347A (ja) | 暗渠排水用バルブ | |
JP3618194B2 (ja) | 埋設きょう | |
KR101838727B1 (ko) | 지반 침하 방지를 위한 제수변 철개 | |
JPH0124235Y2 (ja) | ||
CN210636466U (zh) | 一种密闭型复合树脂检查井盖 | |
JP2001220731A (ja) | バルブの弁開閉装置 | |
JPH0723044U (ja) | 地下構造物用蓋の蝶番構造 | |
US4601077A (en) | Tool for providing access to underground valve stems | |
JP2892564B2 (ja) | 地下構造物用蓋の孔閉塞機構 | |
KR20130047119A (ko) | 지중매설용 방수맨홀 | |
AU2010203067B2 (en) | A reflux valve and a pipeline installation including the reflux valve | |
KR100540391B1 (ko) | 가이드돌기부를 갖는 맨홀용 뚜껑 결합장치 | |
KR100377521B1 (ko) | 맨홀 뚜껑 | |
JP2680558B2 (ja) | 仕切弁ボックス | |
JP3741409B2 (ja) | 鉄蓋開閉装置 | |
JP3773727B2 (ja) | 鉄蓋連結構造 | |
KR20100004617U (ko) | 걸림 구조의 뚜껑을 갖는 제수변용 맨홀 철개 | |
JPH0354188Y2 (ja) | ||
JP6498971B2 (ja) | 管移動防止装置および流体配管系統の固定方法 |