JP2014119090A - 給水用立上がり管支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工現場で立上がり管から壁面までの距離に基づいて構成部材の長さを容易に調節することができ、施工性に優れた給水用立上がり管支持具を提供する。
【解決手段】給水用立上がり管支持具1は、壁面3に固定される取付座4と、取付座4と前後に向かい合うような高さ位置において立上がり管2の周囲に取り付けられるバンド5と、取付座4とバンド5とを連結する連結部材6とよりなり、連結部材6は、立上がり管2と壁面3との距離に応じて所要長さに切断される合成樹脂製のパイプによって構成され、バンド5の後端部に、合成樹脂よりなり連結部材6の前端部に嵌め合わせられて接着剤により接合される嵌合部が設けられ、取付座4の前端部に、合成樹脂よりなり連結部材6の後端部に嵌め合わせられて接着剤により接合される嵌合部が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、給水用立上がり管支持具に関するものである。
床面から上方にのび先端に給水栓が接続されている給水用立上がり管にあっては、給水栓を急に止水することによって立上がり管が振動して構成部品同士を接続しているねじが緩んだり、その振動により音が発生したりするという不具合が生じる場合がある。
そこで、このような不具合を防止するために、立上がり管をその後方に位置する壁面に連結して支持する支持具が用いられることがある。
従来、給水用立上がり管支持具として、例えば、L形に折り曲げられた後端部が壁面にねじで固定される金属板製の固定金具と、固定金具の前端部に立上がり管を締め付けて固定するプラスチック製締付けバンドとを備えたものが知られている。(特許文献1参照)
特開2006−152556号
ところが、立上がり管から壁面までの距離は施工現場ごとに異なる場合がある。上記のような給水用立上がり管支持具は、固定金具が金属板製であるため、立上がり管と壁面との距離があらかじめ準備していた固定金具の長さと異なる場合、設置することができなくなるという不都合が生じていた。また、立上がり管から壁面までの距離が施工現場ごとで異なることを考慮して、長さの異なる固定金具を工場で製造すると多額の費用が掛かる。
また、上記の支持具にあっては、締付けバンドを固定金具の前端部の2つの孔に通して両端部を連結することにより、立上がり管を締付固定するようになっているが、その作業が面倒であった。
この発明の目的は、施工現場で立上がり管から壁面までの距離に基づいて構成部材の長さを容易に調節することができ、施工性に優れた給水用立上がり管支持具を提供することにある。
この発明による給水用立上がり管支持具は、床面から上方にのび先端に給水栓が接続されている給水用立上がり管をその後方に位置する壁面に連結して支持する給水用立上がり管支持具であって、壁面に固定される取付座と、取付座と前後に向かい合うような高さ位置において立上がり管の周囲に取り付けられるバンドと、取付座とバンドとを連結する連結部材とよりなり、連結部材は、立上がり管と壁面との距離に応じて所要長さに切断される合成樹脂製のパイプによって構成され、バンドの後端部に、合成樹脂よりなり連結部材の前端部に嵌め合わせられて接着剤により接合される嵌合部が設けられ、取付座の前端部に、合成樹脂よりなり連結部材の後端部に嵌め合わせられて接着剤により接合される嵌合部が設けられていることを特徴とするものである。
この発明の給水用立上がり管保治具によれば、連結部材が合成樹脂製のパイプで形成されているので、工具などを使用して容易に切断することができ、施工現場で立上がり管から壁面までの距離に基づいて連結部材を切断して長さを調節すれば、使用することができる。
上記の支持具によれば、バンドおよび取付座の嵌合部をそれぞれ連結部材の前後端部に嵌め合わせて、接着剤を用いて接合することにより組み立てられるので、その作業が簡単である上、接合強度も大きくなる。
さらに、上記の支持具によれば、水道配管の施工現場で使用されている水道用硬質ポリ塩化ビニル管の規格寸法に合わせてバンドの嵌合部および取付座の嵌合部を設計しておけば、連結部材をこの水道用硬質ポリ塩化ビニル管で代用することができる。
この発明において、バンドは、立上がり管を前後それぞれの側から取り囲むように配置されて左右各端部同士が連結手段によって連結されることにより立上がり管を締め付けて保持する略円弧状の合成樹脂製の前バンド片および後バンド片よりなり、後バンド片に、連結部材の前端部内に嵌め入れられるような外径を有する円筒状または円柱状の後方凸部が一体に形成され、この後方凸部によってバンドの嵌合部が構成されており、取付座は、壁面に固定手段によって固定される板状のベース部と、ベース部の中心部分から前方に向かってのびかつ内部が断面円形の中空状となされた中間筒状部と、中間筒状部の先端に径方向内向きにのびる環状壁部を介して連なりかつ連結部材の後端部内に嵌め入れられるような外径を有する円筒状または円柱状の前方凸部とよりなるものであって、全体が合成樹脂により一体に形成されており、前方凸部によって取付座の嵌合部が構成されており、中間筒状部は、後バンド片の後方凸部が嵌め入れられるような内径および長さを有するものであって、立上がり管と壁面との距離が連結部材を必要としない程度に小さい場合に前方凸部及び環状壁部を切除して前端開口部を露出させることにより、後バンド片の後方凸部が嵌め入れられて接着剤により接合される副嵌合部となされることが好ましい。
このようにすると、壁面と立上がり管との距離が近くて連結部材をバンドと取付座との間に取り付けることができない場合でも、バンドと取付座とを直接接合することができるので、立上がり管を支持することができる。
この発明において、取付座の中間筒状部の外周面に、前方凸部および環状壁部を切除する際の切断位置を示すための環状段差、環状溝、環状突起のうちいずれか1つが形成されていることが好ましい。
このようにすると、切断位置を容易に把握することができ、取付現場での施工性を向上させることができる。
この発明において、前バンド片および後バンド片の左右いずれか一端部同士を連結する手段がヒンジ手段よりなり、同他端部同士を連結する手段がスナップ係合手段よりなり、スナップ係合手段は、前バンド片の内周面の他端部および後バンド片の外周面の他端部のいずれか一方に形成された1つの係合爪部と、同他方に前後に並んで形成された複数の係合凹部とで構成されており、係合爪部が、バンド取付位置における立上がり管の外径に応じて、複数の係合凹部のうちの1つとスナップ係合させられることが好ましい。
バンドにより保持される部分の立上がり管の外径は立上がり管の構成やバンドで保持される高さ位置によって異なる場合があるが、上記のようにすると複数の係合凹部のうちの1つと係合爪部とを係合させることにより、バンドの径をこれらの径に適合させることができるので給水用立上がり管支持具が立上がり管を支持することができる。
さらに、スナップ係合手段によって、立上がり管に対するバンドの取り付けや取り外しを容易に行うことができる。
この発明において、後バンド片の内周面における周方向長さ中間部分に、エラストマー製の滑り止め部材が取り付けられていることが好ましい。
このようにすると、バンドと管との間に生じる摩擦力が高くなり、管に対するバンドの滑りが防止され、管の振動をより抑制することができる。
この発明の給水用立上がり管支持具によると、連結部材が、立上がり管と壁面との距離に応じて所要長さに切断される合成樹脂製のパイプによって構成され、バンドの後端部に、合成樹脂よりなり連結部材の前端部に嵌め合わせられて接着剤により接合される嵌合部が設けられ、取付座の前端部に、合成樹脂よりなり連結部材の後端部に嵌め合わせられて接着剤により接合される嵌合部が設けられているので、施工現場で立上がり管から壁面までの距離を考慮して連結部材を切断して長さを調節することができ、現場での施工性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る給水用立上がり管支持具を用いて立上がり管を支持している状態の斜視図である。 図2は、給水用立上がり管支持具の一部を切り欠いた状態で示している平面図である。 図3は、本発明の給水用立上がり管支持具の分解斜視図である。 図4(a)は、取付座の斜視図である。同図(b)は、取付座の縦断面図である。同図(c)は、中間筒状部を副嵌合部として使用するために切断した状態の取付座の斜視図である。 図5は、本発明の給水用立上がり管支持具の一部を切り欠いた状態で、連結部材を使用せずに構成した態様で示している平面図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
この実施形態において、図1の上側を「上」、下側を「下」とし、図2の左側を「前」、右側を「後」といい、同図の上側を「右」、下側を「左」というものとする。
図1および図2に示すように、給水用立上がり管支持具(1)は、床面から上方にのび先端に給水栓が接続されている立上がり管(2)をその後方に位置する壁面(3)に連結して支持するものであって、壁面(3)に固定される取付座(4)と、取付座(4)と前後に向かい合うような高さ位置において立上がり管(2)の周囲に取り付けられるバンド(5)と、取付座(4)とバンド(5)とを連結する連結部材(6)とより構成されている。
壁面(3)は、例えば屋内の壁面や流し台下部の内壁面とされる。
連結部材(6)は立上がり管(2)と壁面(3)との距離に応じて所要長さに切断される合成樹脂製のパイプによって構成され、バンド(5)の後端部に、合成樹脂よりなり連結部材(6)の前端部に嵌め合わせられる嵌合部(51)が設けられ、取付座(4)の前端部に、合成樹脂よりなり連結部材(6)の後端部に嵌め合わせられる嵌合部(41)が設けられている。
立上がり管(2)は、床面から上方に立上がった下側管(21)と、上端が給水栓(図示略)に接続された上側管(22)と、下側管(21)と上側管(22)とを連結する略垂直筒状の分岐継手(23)とから構成されている。分岐継手(23)は、止水栓(24)、分岐栓(25)および側方に開口した分岐口(26)を有している。
図2および図3に示すように、バンド(5)は、分岐継手(23)を前後それぞれの側から取り囲むように配置されて左右各端部同士が連結手段(52)(53)によって連結されることにより分岐継手(23)を締め付けて保持する略円弧状の合成樹脂製の前バンド片(54)および後バンド片(55)よりなり、後バンド片(55)に、連結部材(6)の前端部内に嵌め入れられるような外径を有する円筒状の後方凸部(56)が一体に形成され、この後方凸部(56)によってバンド(5)の嵌合部(51)が構成されている。
後バンド片(55)の内周面における周方向長さ中間部分に円形凹部(551)が形成され、後面に両面テープが貼付されたエラストマー製の滑り止め部材(7)が円形凹部(551)に嵌め込まれて貼り付けられている。滑り止め部材(7)の材料は、例えば、ニトリルゴムとされる。
前バンド片(54)および後バンド片(55)の右端部同士を連結する手段は、両片を回動自在に連結するヒンジ手段(52)よりなる。前バンド片(54)および後バンド片(55)の左端部同士を連結する手段は、スナップ係合手段(53)よりなる。
ヒンジ手段(52)は、前バンド片(54)の右端部に上下に延びて設けられた回動軸(541)が後バンド片(55)の右端部に設けられた横断面C字状の軸支部(552)に回動自在に嵌め合わされることにより構成されている。
スナップ係合手段(53)は、前バンド片(54)の左端部に形成された係合爪部(542)が後バンド(55)片の左端部に形成された3つの係合凹部(553)(554)(555)のうちの1つと嵌り合うことにより構成されている。支持する立上がり管(2)の外径の大きさによって、3つの係合凹部(553)(554)(555)のうちいずれかの係合凹部(553)(554)(555)と係合爪部(542)とをスナップ係合させることにより、バンド(5)が分岐継手(23)を保持することができる。
前バンド片(54)の左端寄り部分は径方向外側に向かってL形に屈曲して形成されており、その左端部の径方向外側部に、スナップ係合を解除する際に使用するつまみ部(543)が設けられている。
後バンド片(55)における後方凸部(56)の外周面の長さ中間部には連結部材(6)の前端面と当接する環状のフランジ部(561)が形成され、フランジ部(561)より後の後方凸部(56)が嵌合部(51)とされている。例えばフランジ部(561)の外径Cは、18mmであり、嵌合部(51)の外径Dは、12.6mmである。嵌合部(51)は、後方に向かって径がわずかに小さくなるテーパ筒状とされ、連結部材(6)と嵌め合わされたときに連結部材(6)の前端部と密着する。
連結部材(6)は例えば塩化ビニル管によって構成することができ、これにはJIS規格品である水道用硬質ポリ塩化ビニル管も含まれる。施工現場において、分岐継手(23)と壁面(3)との距離に基づいて連結部材(6)をパイプカッター等で切断することによりその長さを調節することができる。例えば連結部材(6)の外径Aは、18mmであり、内径Bは、13mmである。
連結部材(6)とバンド(5)とは、バンド(5)の後方凸部(56)の周面に接着剤を塗布してバンド(5)の後方凸部(56)を連結部材(6)の前端部に嵌め入れることにより接合されている。フランジ部(561)は、バンド(5)の後方凸部(56)を連結部材(6)の前端部に嵌め入れた際のストッパーとなっている。
図4(a)に示すように、取付座(4)は、壁面(3)に固定手段(8)によって固定される板状のベース部(42)と、ベース部(42)の中心部分から前方に向かってのびかつ内部が断面円形の中空状となされた中間筒状部(43)と、中間筒状部(43)の先端に径方向内向きにのびる環状壁部(44)を介して連なりかつ連結部材(6)の後端部内に嵌め入れられるような外径を有する円筒状の前方凸部(45)とより構成されている。ベース部(42)、中間筒状部(43)および前方凸部(45)の全体が合成樹脂により一体に形成されている。
図4(b)に示すように、ベース部(42)は、中央に孔が開けられたドーナツ状の板で構成されており、中間筒状部(43)は、ベース部(42)の内周縁部から前方にのびた円筒状に形成されている。中間筒状部(43)の外周面の形状は、円形以外の形状であってもよい。前方凸部(45)によって取付座(4)の嵌合部(41)が構成されている。
取付座(4)の中間筒状部(43)の外周面に、前方凸部(45)および環状壁部(44)を切除する際の切断位置を示す環状段差(46)が形成されている。
ベース部(42)の外周部に、複数のねじ挿通孔(421)が周方向に等間隔おきに形成されている。取付座(4)を壁面(3)に固定する固定手段(8)は、これらのねじ挿通孔(421)を通じて壁面(3)にねじ込まれるねじ(422)よりなる。なお、ねじに代えて釘を用いることもある。また、壁面の材質等によっては、接着等のその他の固定手段を用いることも可能である。連結部材(6)と取付座(4)とは、取付座(4)の前方凸部(45)の周面に接着剤を塗布して連結部材(6)の後端部と取付座(4)の前方凸部(45)とを嵌め合わすことにより接合されている。
図4(b)に示すように、中間筒状部(43)は、後バンド片(55)の後方凸部(56)が嵌め入れられるような内径および長さを有している。前方凸部(45)が中間筒状部(43)の先端に径方向内向きにのびる環状壁部(44)を介して連なって設けられることにより、前方凸部(45)の内径は中間筒状部(43)の内径より小さく形成されている。例えば取付座(4)の前方凸部(45)の外径Eは、12.6mmであり、その内径Fは、8mmである。例えば中間筒状部(43)の外径Gは、18.5mmであり、その内径Hは、13mmである。取付座(4)の前方凸部(45)は、前方に向かって径がわずかに小さくなるテーパ筒状とされ、連結部材(6)と嵌め合わされたときに連結部材(6)の後端部と密着する。
図4(c)に示すように、中間筒状部(43)は、分岐継手(23)と壁面(3)との距離が連結部材(6)を必要としない程度に小さい場合に前方凸部(45)及び環状壁部(44)を切除して前端開口部(431)を露出させることにより、後バンド片(55)の後方凸部(56)が嵌め入れられて接着剤により接合される副嵌合部(432)となされている。同図(b)に示すように、例えば副嵌合部(432)の内側の前後方向の長さLは、20mmで、その内径Hは、13mmである。
次に図1〜図3を参照して、本発明の給水用立上がり管支持具(1)で立上がり管(2)を支持する手順の一例について説明する。
まず、立上がり管(2)の分岐継手(23)から壁面(3)までの距離を測定する。距離の測定方法は、現場に応じて巻尺を使用して測定するなどの方法がある。そして、測定した距離を考慮して必要であれば連結部材(6)を適切な長さに切除する。次に、バンド(5)の前方凸部(45)の周面に接着剤を塗布して、バンド(5)の後方凸部(56)を連結部材(6)の前端部に嵌め入れて接合し、取付座(4)の前方凸部(45)の周面に接着剤を塗布して、取付座(4)の前方凸部(45)を連結部材(6)の後端部に嵌め入れて接合する。こうして図2に示すような支持具(1)が得られる。そして、図2の二点鎖線に示すように前バンド片(54)を前方に回動させてバンド(5)を開放した状態の支持具(1)を壁面(3)と分岐継手(23)の中間部との間に配置して取付座(4)をねじ(422)で壁面(3)に固定する。そして、同図の矢印に示すように前バンド片(54)を後方に回動させてバンド(5)を閉鎖する。この実施形態において、分岐継手(23)の中間部の外径Iは、例えば24mmとされ、3つの係合凹部(553)(554)(555)のうち前側の係合凹部(553)と係合爪部(542)とがスナップ係合されてバンド(5)が分岐継手(23)を保持している。こうして、立上がり管(2)が給水用立上がり管支持具(1)によって支持される。
図5は、分岐継手(23)から壁面(3)までの距離を測定した結果、連結部材(6)を必要としない場合において、連結部材(6)を省いた給水用立上がり管支持具(1A)によって立上がり管(2)を支持する態様を示したものである。
その手順の一例を説明すると、まず、図4(c)に示すように、取付座(4)の前方凸部(45)及び環状壁部(44)を環状段差(46)の位置で切断する。そして、バンド(5)の嵌合部(51)の周面に接着剤を塗布して、バンド(5)の後方凸部(56)を取付座(4)の副嵌合部(432)に嵌め入れて接合する。こうして、図5に示すような支持具(1A)が得られる。そして、図5の二点鎖線に示すように前バンド片(54)を前方に回動させてバンド(5)を開放した状態の支持具(1A)を、壁面(3)と分岐継手(23)の中間部との間に配置し、取付座(4)をねじ(422)で壁面(3)に固定する。そして、同図の矢印に示すように前バンド片(54)を後方に回動させると、前側の係合凹部(553)と係合爪部(542)とがスナップ係合されて、バンド(5)が分岐継手(23)を保持する。こうして、立上がり管(2)が給水用立上がり管支持具(1A)により支持される。
なお、この実施形態において、本発明の給水用立上がり管支持具(1)(1A)は、立上がり管(2)を分岐継手(23)の中間部において支持しているが、立上がり管(2)の構成が異なる場合や支持可能な高さ位置が異なる場合においても適用可能となっている。
例えば、立上がり管(2)に外径が24mmとされた分岐継手(23)の代わりに外径が22.7mmとされた管継手が設けられており、この管継手の高さ位置で立上がり管を支持する場合、3つの係合凹部(553)(554)(555)のうち中間に位置する係合凹部(554)と係合爪部(542)とをスナップ係合させることにより、バンド(5)を管継手に保持させることができる。また、立上がり管(2)を外径が20.6mmとされた下側管(21)の中間位置で支持する場合、3つの係合凹部(553)(554)(555)のうち後側に位置する係合凹部(555)と係合爪部(542)とをスナップ係合させることにより、バンド(5)を給水管に保持させることができる。
なお、この実施形態では、係合凹部(553)(554)(555)の数を3つとしているが、複数であればその数を2つとしてもよく4つ以上としてもよい。
バンドは、サドル型の前後バンド片と、両バンド片の左右各端部同士を締結するボルト・ナットとよりなるものであってもよい。
また、この実施形態においてバンド(5)の嵌合部(51)および取付座(4)の嵌合部(41)が連結部材(6)に嵌め入れられる構成として説明したが、バンド(5)の嵌合部および取付座(4)の嵌合部のうち少なくともいずれか一方の嵌合部が、連結部材(6)の端部が嵌め入れられる嵌合凹部によって構成されてもよい。
(1)(1A) 給水用立上がり管支持具
(2) 給水用立上がり管
(4) 取付座
(41) 取付座の嵌合部
(42) ベース部
(43) 中間筒状部
(432) 副嵌合部
(44) 環状壁部
(45) 前方凸部
(46) 環状段差
(5) バンド
(51) バンドの嵌合部
(52) ヒンジ手段
(53) スナップ係合手段
(54) 前バンド片
(542) 係合爪部
(55) 後バンド片
(553) 前側の係合凹部
(554) 中間の係合凹部
(555) 後側の係合凹部
(56) 後方凸部
(561) フランジ部
(6) 連結部材
(7) 滑り止め部材
(8) 固定手段

Claims (5)

  1. 床面から上方にのび先端に給水栓が接続されている給水用立上がり管をその後方に位置する壁面に連結して支持する給水用立上がり管支持具であって、
    壁面に固定される取付座と、取付座と前後に向かい合うような高さ位置において立上がり管の周囲に取り付けられるバンドと、取付座とバンドとを連結する連結部材とよりなり、
    連結部材は、立上がり管と壁面との距離に応じて所要長さに切断される合成樹脂製のパイプによって構成され、
    バンドの後端部に、合成樹脂よりなり連結部材の前端部に嵌め合わせられて接着剤により接合される嵌合部が設けられ、
    取付座の前端部に、合成樹脂よりなり連結部材の後端部に嵌め合わせられて接着剤により接合される嵌合部が設けられていることを特徴とする、給水用立上がり管支持具。
  2. バンドは、立上がり管を前後それぞれの側から取り囲むように配置されて左右各端部同士が連結手段によって連結されることにより立上がり管を締め付けて保持する略円弧状の合成樹脂製の前バンド片および後バンド片よりなり、後バンド片に、連結部材の前端部内に嵌め入れられるような外径を有する円筒状または円柱状の後方凸部が一体に形成され、この後方凸部によってバンドの嵌合部が構成されており、
    取付座は、壁面に固定手段によって固定される板状のベース部と、ベース部の中心部分から前方に向かってのびかつ内部が断面円形の中空状となされた中間筒状部と、中間筒状部の先端に径方向内向きにのびる環状壁部を介して連なりかつ連結部材の後端部内に嵌め入れられるような外径を有する円筒状または円柱状の前方凸部とよりなるものであって、
    全体が合成樹脂により一体に形成されており、前方凸部によって取付座の嵌合部が構成されており、中間筒状部は、後バンド片の後方凸部が嵌め入れられるような内径および長さを有するものであって、立上がり管と壁面との距離が連結部材を必要としない程度に小さい場合に前方凸部及び環状壁部を切除して前端開口部を露出させることにより、後バンド片の後方凸部が嵌め入れられて接着剤により接合される副嵌合部となされることを特徴とする、請求項1記載の給水用立上がり管支持具。
  3. 取付座の中間筒状部の外周面に、前方凸部および環状壁部を切除する際の切断位置を示すための環状段差、環状溝、環状突起のうちいずれか1つが形成されていることを特徴とする、請求項2記載の給水用立上がり管支持具。
  4. 前バンド片および後バンド片の左右いずれか一端部同士を連結する手段がヒンジ手段よりなり、同他端部同士を連結する手段がスナップ係合手段よりなり、スナップ係合手段は、前バンド片の内周面の他端部および後バンド片の外周面の他端部のいずれか一方に形成された1つの係合爪部と、同他方に前後に並んで形成された複数の係合凹部とで構成されており、係合爪部が、バンド取付位置における立上がり管の外径に応じて、複数の係合凹部のうちの1つとスナップ係合させられることを特徴とする、請求項2または3記載の給水用立上がり管支持具。
  5. 後バンド片の内周面における周方向長さ中間部分に、エラストマー製の滑り止め部材が取り付けられていることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1つに記載の給水用立上がり管支持具。
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