JP6452499B2 - 埋設式ガス栓 - Google Patents
埋設式ガス栓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6452499B2 JP6452499B2 JP2015042194A JP2015042194A JP6452499B2 JP 6452499 B2 JP6452499 B2 JP 6452499B2 JP 2015042194 A JP2015042194 A JP 2015042194A JP 2015042194 A JP2015042194 A JP 2015042194A JP 6452499 B2 JP6452499 B2 JP 6452499B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- round hole
- gas
- gas stopper
- elastic ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Valve Housings (AREA)
Description
このものでは、図4に示すように、ガス栓本体(3)が取り付けられた略円筒形状のケーシング(30)を、床板(4)に開けたガス栓取付用丸孔(40)内に落とし込んで固定させるもので、ガス栓本体(3)は、ソケット接続用のプラグ筒(3a)がケーシング(30)内に突出し且つ配管接続用の配管接続部(34)がケーシング(30)外に突出するように、ケーシング(30)に固定されている。
また、ケーシング(30)の上方開放端には鍔部(31)が半径方向外側に向かって張り出している。
ケーシング(30)をガス栓取付用丸孔(40)内に落とし込む際に、添設板(32)が邪魔にならないように、ケーシング(30)の周壁の所定位置に、締付けネジ(36)のネジ軸と添設板(32)が同時に挿入可能な逃がし孔(33)が形成されている。
このものでは、ケーシング(30)を円筒形状とすることで、ホールソーを使って壁板や床板(4)にガス栓取付用丸孔(40)を形成することができるから、施工の作業性が良い。
ガス栓取付用丸孔(40)の中心に対してケーシング(30)の中心が偏った位置ズレ状態のままでは、ケーシング(30)はガス栓取付用丸孔(40)内に不安定な状態で取り付けられてしまい、ケーシング(30)の鍔部(31)とガス栓取付用丸孔(40)との間に隙間が生じる場合では、該隙間から、床下の冷気が室内に侵入し、室温が低下するといった不都合がある。
前記ケーシングは、壁板又は床板に形成されたガス栓取付用丸孔内に落とし込み状態に収納されると共に、
前記ケーシングの一方開放端から半径方向外側に向かって張り出させた鍔部を前記ガス栓取付用丸孔の周辺表面に係止させて固定させる埋設式ガス栓』において、前記ガス栓取付用丸孔がケーシングの周壁外径よりもワンサイズ大きな大径サイズに形成されている場合でも、前記ケーシングの中心を前記ガス栓取付用丸孔の中心に容易に且つ確実に一致させることができるようにすることを課題とする。
前記弾性リングの外径は、前記ケーシングの外径よりも一回り大きく形成されたガス栓取付用丸孔の直径より僅かに小さく設定されており、
前記ケーシングの周壁のうち、対向する両側壁に、相互に平行に位置する平面部が形成され、
この平面部側に位置する前記鍔部の各位置に、締付けネジが挿通されるネジ挿通孔が形成され、
前記締付けねじに、前記ガス栓取付用丸孔の周辺裏面に添設させる添設板が具備され、
前記ネジ挿通孔に挿通させた状態の前記締付けネジのネジ軸は、前記弾性リングと前記平面部との間の空間内に位置するように設定されている』ことを特徴とする。
ガス栓本体をケーシングに取り付け、壁板又は床板に、ホールソーを利用してガス栓取付用丸孔を開口させる。ガス栓取付用丸孔の直径が、ケーシングがちょうど収納可能な大きさの場合は、弾性リングを装着させることなく、前記ガス栓取付用丸孔から、その裏側に予め配設されているガス配管を室内へ引き出し、ガス栓本体に接続させた後に、ケーシングをガス配管と共にガス栓取付用丸孔内に落とし込んで、鍔部をガス栓取付用丸孔の周辺表面に係止させて固定させる。
また、弾性リングの外径は、ケーシングの外径よりも一回り大きなガス栓取付用丸孔の直径より僅かに小さく設定されているから、ガス配管をガス栓本体に接続後、ケーシングをガス栓取付用丸孔に収納すると、ケーシングの周壁外周面とガス栓取付用丸孔との間に生じる環状の隙間に弾性リングが嵌入された状態で、ケーシングはガス栓取付用丸孔内に収納される。このように、弾性リングは、ケーシングをガス栓取付用丸孔内に収納させる際の位置決め用のガイドとして機能し、ケーシングの中心をガス栓取付用丸孔の中心に合致させた状態で収納でき、その収納姿勢は維持される。
また、鍔部のネジ挿通孔に挿通させた締付けネジは、前記弾性リングと平面部との間の空間に位置するように設定されているから、締付けネジはケーシングの前記平面部に沿った姿勢に保持され、ケーシングから離反する方向に不用意に揺動することはない。このように、弾性リングは、締付けネジの姿勢を保持する保持具としても機能することとなり、ケーシングをガス栓取付用丸孔に落とし込む際に、締付けネジや添設板が邪魔になることなく、スムーズにガス栓取付用丸孔内にセットすることができる。
略円筒形状の周壁のうち、片側の円弧状面部のみが、底壁に向かって縮径する方向に傾斜する傾斜面部となっており、この傾斜面部を利用しながら、ケーシングをガス栓取付用丸孔に収納することができるので、ケーシングをガス栓取付用丸孔内にセットし易く、埋設式ガス栓の施工性が向上する。
なお、弾性リングの装着範囲である周壁の一方開放端近傍域には傾斜面部は形成されないので弾性リングは不用意に脱落することなく密に装着可能である。
本発明の実施の形態に採用するガス栓は、図1に示すように、ソケット接続用のプラグ部(23)を有するガス流出筒部(2a)とこれに直角に連通するガス流入筒部(2b)とで略L字状に形成されたガス栓本体(2)と、ガス流入筒部(2b)に接続される接続筒部(22a)とこれに直角に連通する配管接続筒部(22b)とで略L字状に形成された配管継手(22)とから構成されている。
なお、ケーシング(20)の円弧状面部(25b)(25b)の上方開放端近傍域(28)(28)には傾斜面は形成されておらず、傾斜面部(27)は、この上方開放端近傍域(28)よりも下方に形成されている。
この鍔部(21)のうち、平面部(25a)(25a)側に続く各位置には、後述する締付けネジ(16)を挿通させるためのネジ挿通孔(26)(26)がそれぞれ形成されている。
上記したケーシング(20)の円弧状面部(25b)(25b)側の外径は、59.5mmに設定されており、これを収納させるガス栓取付用丸孔(40)は、通常、60mmの径のホールソーを用いて形成される。
このケーシング(20)に取り付けられているガス栓に、床下に配設されているガス配管(41)を接続させるには、床板(4)に開口させたガス栓取付用丸孔(40)から、ガス配管(41)を室内に引き出し、室内にて、配管継手(22)の配管接続筒部(22b)にガス配管(41)を接続させる。
そして、鍔部(21)に、締付けネジ(16)を挿通させると共にそのネジ軸に添設金具(1)を具備させると共にその下方にナット金具(13)を螺合させ、この状態で、ケーシング(20)をガス栓取付用丸孔(40)内にガス配管(41)と共に押し入れる。
このとき、傾斜面部(27)を上方に向け、他方の円弧状面部(25b)を下方に向けた状態にケーシング(20)を傾斜させながらガス栓取付用丸孔(40)内に落とし込めば、ケーシング(20)はガス栓取付用丸孔(40)内に収納し易くなり、収納作業の作業性を向上させることができる。
収納完了状態においては、ケーシング(20)はガス栓取付用丸孔(40)内にちょうど収納された態様となり、ケーシング(20)はガス栓取付用丸孔(40)内でガタツクことはない。その後、上記した要領にて、ガス栓取付用丸孔(40)の周辺を鍔部(21)と添設金具(1)とで挟持させ締付けネジ(16)を締め付けて固定すれば良い。
そこで、このような場合には、ケーシング(20)の上方開放端近傍域(28)に、ABS等の弾性樹脂からなる弾性リング(10)を外嵌させる。
また、弾性リング(10)の、ケーシング(20)の深さ方向の厚み(T)は、床板(4)の厚みよりも小さく設定されている。
このように、環状の隙間(11)内に弾性リング(10)を介在させることにより、ガス栓取付用丸孔(40)内にて、ケーシング(20)が径方向にガタついたり、ズレたりすることなく安定した状態で収納されることとなる。
このとき、弾性リング(10)の、ケーシング(20)の深さ方向の厚み(T)は、床板(4)の厚みよりも小さく設定されているから、添設金具(1)がナット金具(13)で押されて床板(4)に向かって移動する際に、弾性リング(10)が邪魔になることはない。
この化粧板(42)の中央部には、着脱ユニット(15)の開閉蓋(15a)がちょうど露出する大きさの窓部(43)が開放している。
言い換えれば、ケーシング(20)がガス栓取付用丸孔(40)内に偏った状態で固定されることがないから、鍔部(21)の周縁とガス栓取付用丸孔(40)の周縁との間に隙間が生じることはなく、当該隙間から、床板(4)の下方の冷気が室内に流れ込んで、室内の温度を低下させることも、前記隙間に小物等をケーシングの裏側へ落とす不都合はない。
(10)・・・・・・・・弾性リング
(2) ・・・・・・・・ガス栓本体
(20)・・・・・・・・ケーシング
(21)・・・・・・・・鍔部
(S1)・・・・・・・・環状の隙間
(4) ・・・・・・・・床板
(40)・・・・・・・・ガス栓取付用丸孔
Claims (3)
- ガス栓本体が略円筒形状のケーシングに取り付けられ、
前記ケーシングは、壁板又は床板に形成されたガス栓取付用丸孔内に落とし込み状態に収納されると共に、
前記ケーシングの一方開放端から半径方向外側に向かって張り出させた鍔部を前記ガス栓取付用丸孔の周辺表面に係止させて固定させる埋設式ガス栓において、
前記ケーシングの前記一方開放端近傍の周壁に密に外嵌可能で且つ取り外し自在な弾性リングが設けられ、
前記弾性リングの外径は、前記ケーシングの外径よりも一回り大きく形成されたガス栓取付用丸孔の直径より僅かに小さく設定されており、
前記ケーシングの周壁のうち、対向する両側壁に、相互に平行に位置する平面部が形成され、
この平面部側に位置する前記鍔部の各位置に、締付けネジが挿通されるネジ挿通孔が形成され、
前記締付けねじに、前記ガス栓取付用丸孔の周辺裏面に添設させる添設板が具備され、
前記ネジ挿通孔に挿通させた状態の前記締付けネジのネジ軸は、前記弾性リングと前記平面部との間の空間内に位置するように設定されている埋設式ガス栓。 - 請求項1に記載の埋設式ガス栓において、前記ケーシングの周壁のうち、前記一方開放端近傍域を除いた範囲は、底壁に向かって縮径する片テーパ形状に形成されている埋設式ガス栓。
- 請求項1又は2に記載の埋設式ガス栓において、装着状態にある前記弾性リングの、前記ケーシングの深さ方向の厚みは、前記壁板又は床板の厚みよりも小さく設定されている埋設式ガス栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042194A JP6452499B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 埋設式ガス栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042194A JP6452499B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 埋設式ガス栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016161091A JP2016161091A (ja) | 2016-09-05 |
JP6452499B2 true JP6452499B2 (ja) | 2019-01-16 |
Family
ID=56846679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015042194A Active JP6452499B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 埋設式ガス栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6452499B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112681535B (zh) * | 2020-12-21 | 2022-02-01 | 江苏华磊建设集团有限公司 | 竖直穿楼板管道用防水密封组件及其渗漏检测与施工方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632695Y2 (ja) * | 1979-04-23 | 1981-08-03 | ||
DE3224890C1 (de) * | 1982-07-03 | 1983-12-29 | Haacon Hebetechnik GmbH, 6982 Freudenberg | Hub- bzw. Absetzvorrichtung fuer transportable Behaelter,z.B. Container,Wechselaufbauten o.dgl. |
JPS6388394A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-19 | 神藤ポンプ株式会社 | 配管用接続具 |
JP2557504Y2 (ja) * | 1991-12-06 | 1997-12-10 | 株式会社藤井合金製作所 | ガス栓取付け構造 |
JP3616226B2 (ja) * | 1997-01-21 | 2005-02-02 | 未来工業株式会社 | コーキング処理方法、及びその実施に使用されるコーキング処理用スペーサ |
EP0987482A3 (de) * | 1998-09-14 | 2000-11-08 | Kröner GmbH Armaturen und Dichtungstechnik | Hauseinführung für Rohre |
JP2006038125A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-02-09 | Yokogawa Kogyo Kk | 配管継手 |
JP5989311B2 (ja) * | 2011-08-09 | 2016-09-07 | 大阪瓦斯株式会社 | 埋設型ガス栓 |
JP6199060B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2017-09-20 | 大和ハウス工業株式会社 | 隙間閉塞用スペーサ |
-
2015
- 2015-03-04 JP JP2015042194A patent/JP6452499B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016161091A (ja) | 2016-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9932726B2 (en) | Fast installation structure on faucet table | |
JP5489438B2 (ja) | 管継手取付部材、管継手取付構造、及び管継手取付方法 | |
JP6452499B2 (ja) | 埋設式ガス栓 | |
JP2013036565A (ja) | 埋設型ガス栓 | |
US10428983B2 (en) | Exhaust collar and method for flexibly attaching an exhaust funnel for an exhaust hood to a vent pipe and exhaust funnel device | |
JP6146996B2 (ja) | 給水用立上がり管支持具 | |
JP2009011648A (ja) | 洗面ボウルの取付け構造 | |
JP5432622B2 (ja) | 配線器具取付体とその取付方法 | |
JP3393073B2 (ja) | マイクロホンの取付装置 | |
JP6410610B2 (ja) | 埋設式ガス栓の取付構造 | |
JP2008151323A (ja) | 樹脂管組込型バルブ、及びバルブと樹脂管との接続構造 | |
JP6198513B2 (ja) | 埋設式ガス栓 | |
JP2017044275A (ja) | 埋設式ガス栓の取付構造 | |
JP4535532B2 (ja) | 給水栓取付部材 | |
EP2478811A1 (en) | Shower door adjustment and positioning member | |
JP5275873B2 (ja) | 軒樋吊具 | |
JPS63142134A (ja) | ユニツトバス用水栓取付ボツクスの仮固定構造 | |
JP2014177831A (ja) | 水栓装置 | |
JP7199654B2 (ja) | ハンガーパイプの取り付け方法 | |
CN217234502U (zh) | 一种通配性好的预埋型出水装置 | |
KR200430249Y1 (ko) | Pcb 고정장치 | |
CN211820921U (zh) | 一种出水装置水管的定位结构 | |
JP2017113351A (ja) | 浴室部材の締結構造 | |
JP6564342B2 (ja) | エンドブラケット | |
JP6758641B2 (ja) | 水道栓の取付補助具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170711 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180529 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6452499 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |