JPS60238306A - 磁性塗料及び磁気記録媒体 - Google Patents

磁性塗料及び磁気記録媒体

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JPS60238306A
JPS60238306A JP59093011A JP9301184A JPS60238306A JP S60238306 A JPS60238306 A JP S60238306A JP 59093011 A JP59093011 A JP 59093011A JP 9301184 A JP9301184 A JP 9301184A JP S60238306 A JPS60238306 A JP S60238306A
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vinyl chloride
magnetic
copolymer
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昭 中山
Katsuya Nakamura
勝也 中村
Kotaro Hatake
好太郎 畠
Makoto Yamamoto
誠 山本
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁性塗料用塩化ビニル系樹脂、特に磁気記録
媒体のバインダーとして使用される塩化ビニル系樹脂に
関するもので、ある0 〔従来の技術〕 磁気テープや磁気カードなどの磁気記録媒体は、一般に
ポリエステルフィルムのような基体上に磁性層として磁
性粉及びそのバインダーを含む磁性塗料を塗布すること
によって製造されている。近年、保磁力及び最大飽和磁
化量を高め、SN比や記碌密度の向上を図るために、上
記の磁性粉として比表面積の大きい微細化された金鳥磁
性粉が用いられるようになってきた。
ところが金属磁性粉はその表面活性度が太きいためニ、
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール三元共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸三元共重合体
やニトロセルロースといった通常用いられるバインダー
では磁性塗料を調製する際に塗料がゲル化したり分散性
が未だ不足しているといった難点がある。また分散性改
良のために低分子量の界面活性剤が分散剤として使用さ
れるが、これらの分散剤を多液使用すると、磁気記録媒
体の耐久性、ヘッド汚れなどを起こすため、その使用量
にはおのずと限界がある。
一方、磁気記録媒体の耐久性、信頼性を高めるために、
ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニトリ
ル−ブタジェンゴムなどの可撓性材料、及びバインダー
の一部もしくは全てと反応して架橋結合を生ずる様な架
橋剤を磁性塗料中に添加し磁性層を架橋塗膜化すること
が、特に録画用7波気記録テープでは常用されている。
したがって、これらの可撓性材料と相溶し、かつ、架橋
剤との適当な反応性を有することがバインダーの桜能と
して要求される。さらに、化学的安定性に優れること、
及び磁性粉の劣化やヘッドの腐食の原因になる様な分解
物を発生しにくいことがテープの信頼性向上の点より、
ますます要求されるようになってきている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者は、こういった磁気記録媒体の高性能化に応え
るバインダーを開発すべく鋭意検討した結果、特定の塩
化ビニル共重合体を用いることにより、高い分散性を保
持し、ゲル化が防止され、しかも架橋剤との反応性に優
れた磁性塗料が得られること、そしてその塗料を用いて
得られる磁気記録媒体は、塗膜の表面平滑性及び耐久性
が良好であり、かつ、走行性、磁気特性、電磁変換特性
が優れることを見い出し、本発明に到達した0〔問題点
を解決するための手段〕 すなわち、塩化ビニル、エポキシ基を有する単量体及び
必要に応じてこれらと共重合可能な他の単量体を共重合
させて得られる、塩化ビニル含千量が60重量%以上の
共重合体に、硫黄またはリンを含む強酸のアルカリ金属
塩またはアンモニウム塩を付加させてなり、かつ、付加
により結合した強酸根の量が0.1〜4.0重量%であ
ることを特徴とする磁性塗料用樹脂が本発明により提供
される0 本発明の樹脂は、塩化ビニル、エポキシ基を有する単量
体、さらに必要に応じて、これらと共重合可能な他の単
量体を共重合して得られるエポキシ基含有の共重合体を
出発物質とする。このエポキシ基含有共重合体は、公知
のいずれの方法によっても製造し得るため、後の付加反
応の条件や樹脂の特性に応じて最適な製造方法を選択す
れば良い。例えば、付加反応を水系で行おうとする際に
は、乳化重合により微細な水性分散粒子として共重合体
を得れば好都合であるし、溶剤系で付加反応を行おうと
する場合は、溶液重合ないしメタノールに代表される低
級アルコールを重合媒体とする懸濁重合が好ましいが、
通常の懸濁重合も採用し得る。
共重合体の製造に使用される重合開始剤としてハ、例え
ばラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、3.5.5− )リメチルヘキサノイルパーオキサ
イド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジー
2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジー2
−エトキシエチルパーオキシジカーボネート、t−ブチ
ル−パーオキシピバレート、t−プチルパーオ、キシネ
オデカノエートのごとき有機過酸化物;Z2/−アゾビ
スイソブチロニトリル、z2′−アゾビス−2,4−ジ
メチルバレロニトリル、4.4’−アゾビス−4−シア
ノバレリン酸の如きアゾ化合物:過硫酸アンモニウム、
過硫酸カリウム、過リン酸アンモニウムなどの無機過酸
化物などがあけられる。また、過酸化水素、クメンヒド
ロパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイドな
どの過酸化物と、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナト
リウム、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アス
コルビン酸などの還元剤とを組み合わせた、いわゆるレ
ドックス開始剤系も乳化重合には賞月される。
懸濁安定剤としては、例えば、ポリビニAアルコール、
ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物、メチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースなどのセルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、
ポリアクリルアミド、マレイン酸−スチレン共重合体、
マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合体、マレイン
[−酢[ビニh共重合体のごとき合成高分子物質、及び
デンプン、セラテンなどの天然高分子物質などがあけら
れる。また、乳化剤としては、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアニオ
ン性乳化剤やポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エステルなどの
非イオン性乳化剤などがあけられる。また必要に応じて
トリクロルエチレン、チオグリコールなどの分子量調整
剤を用いることもできる。
このエポキシ基含有共重合体の調製に使用されるエポキ
シ基を有する単量体の例としては、アリルグリシジルエ
ーテル、メタリルグリシジルエーテルなどの不飽和アル
コールのグリシジルエーテル類、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、グリシジル−P−ビニ
ルベンゾエート、メチルグリシジルイタコネート、グリ
シジルエチルマレート、グリシジルビニルスルホネート
、グリシジル(メタ)アリルスルホネートなどの不飽和
酸のグリシジルエステル類、ブタジェンモノオキサイド
、ビニルンクロヘキセンモノオキサイド、2−メチル−
5,6−エポキシヘキセンなどのエポキシドオレフィン
類などがあげられる。この単量体は、一般には共重合体
中のエポキシ基の量が0.5重量%以上となる範囲で使
用される。この割合が0.5重量%未満の場合に杜、後
の付加反応が進みづらく反応条件の選択が難しい。
塩化ビニル及びエポキシ基を有する単量体のはかに必要
に応じて使用することのできる単量体の例としては、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのカルボン酸ビニh
エステル;メチルビニルエーテル、インブチルビニにエ
ーテル、セチルビニルエルチルなどのビニルエーテル:
塩化ビニI) fン、弗化ビニリデンなどのビニリデン
;マレイン酸ジエチル、マレイン酸フチルベンジル、マ
レイン酸−ジー2−ヒドロキクエチル、イタコン酸ジメ
チル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸2ウリル、(メタ)アクリ
ル&−2−ヒドロキシプロピルなどの不飽和カルボン酸
エステル;エチレン、プロピレンなどのオレフィン;(
メタ)アクリロニトリルなどの不飽和ニトリル;スチレ
ン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレンなどの芳
香族ビニルなどがあけられる。とれらの単量体は、本発
明の樹脂と他の樹脂とを混合したときの両者の相溶性及
び軟化点を調節しつつ樹脂の溶解性を向上させる目的の
はか、塗膜の特性や4工工程の改善などの必要性に応じ
て適当に選択される。
以上に記した重合開始剤、懸濁剤、乳化剤、分子量調整
剤、塩化ビニル、エポキシ基を有する単量体およびその
他の単量体は、重合開始時に一括して重合系に添加して
もよいし、重合中に分割して添加することもできる。
本発明の樹脂は、以上の様にして得られたエポキシ基含
有共重合体に硫黄またはリンを含む強酸のアルカリ金属
塩またはアンモニウム塩を付加させることによって得ら
れる。
エポキシ基含有共重合体に付加させる硫黄またはリンを
含む強酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩の例と
しては、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、亜硫
酸アンモニウム、亜硫酸カリウムなどの亜硫酸塩類;硫
酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム、硫酸水軍アンモ
ニウムなどの硫酸水素塩類;リン酸水素二カリウム、リ
ン酸水素二ナトリウムなどのリン酸水素塩類;亜リン酸
水素ナトリウム、亜リン酸水素アンモニウムなどy)i
1611ソ馳欅軸・A内11ツキk IIh五 1ルア
7ミン酸ナトリウム、スルファニル酸カリウムなどのア
ミノスルホン酸塩類などがあけられる。
付加反応は、水系及び非水系いずれにおいても可能であ
るが、付加反応に用いる前記塩類は水溶性であるところ
から、水系あるいは水を含んだ有機溶媒系が賞月され、
加温攪拌下に反応が行われる。反応は、通常40℃から
90℃程度で2〜24時間の間に行われるが、あまり反
応温度が高いと樹脂の劣化をまねく。付加反応の促進に
は触媒が使用できる。この触媒の例として社テトラプチ
ルアンモニウムビサルフエート、テトラブチルアンモニ
ウムブロマイド、トリメチルラウリルアンモニラA /
 ’ 7 ’f )”、ベンジルトリエチルアンモニウ
ムクロライドなどの四級アンモニウム塩、四弗化ホウ素
亜鉛などの弗化ホウ素類などがあげられる。
また、付加反応は、エポキシ基含有共重合体を調製する
際に、付加反応に必要な塩類や触媒を重合系に存在させ
ることにより重合と同時に進行させることもできる。
このようにして得られた本発明の樹脂は、平均重合度が
100〜900、好ましくは200〜500、塩化ビニ
ルの含有量が600重量%上のものである。重合度が1
00未満では、磁性層の耐摩耗性が不充分であり、90
0を越えると塗料の粘度が高(、磁性粉の分散が不充分
になりやすい。また、塩化ビニルの含有量が60重ft
%より少ないと、可撓性材料との相溶性が低下したり、
塗膜の溶剤前れの低下が著しくなったりして不都合を生
ずる〇また、樹脂に結合した強酸根の量は−So、、 
−so、。
−po4又は−po、等として0.1〜4,0重量−で
あることが必要である。01重重量−満では磁性粉の分
散性が不充分となり、4.0重量%を越えると強酸根の
親水性が強くなり、溶剤への溶解性が不充分になるばか
りか、塗膜の耐湿性が低下し、さらには磁性粉の凝集が
起きてかえって分散性が悪(なる。
本発明の樹脂は、通常の磁性塗料用塩化ビニル系樹脂バ
インダーと同様、一般には、ボリウレクン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリロニトリル−ブタジェン共重合体な
どの可撓性材料、ポリイソシアネート系に代表される架
橋剤及び磁性粉、さらには心火に応じ潤滑剤、分散剤、
帯電防止剤、研摩剤などの公知のUnと混合され、任意
の溶剤溶液として使用に供せられる。
なお、本発明の樹脂として、エポキシ基を残す様に付加
反応を行って得られたものを用いた場合には、磁性塗膜
は残存するエポキシ基により優れた耐熱安定性を発揮す
ることができるので、信頼性に優れた、ヘッド腐食をお
こしにくい磁気記録媒体の製造が可能になる。またエポ
キシ基の反応性を活用して、ポリアミン化合物やポリカ
ルボン酸化合物による塗膜の架橋が可能である。しかも
、これらの架橋剤を用いた場合には、強酸根を有しない
通常のエポキシ基含有塩化ビニル共重合体に対するより
も架橋の速度が速く、極めて効果的に架橋が進む。理由
ははっきりしないが、結合している強酸根の促進作用に
よるものと思われる。
また77r菓に応じて、本発明の樹脂と共に、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−ビニルアル
コール−酢酸ビニル共重合体樹脂、繊維素樹脂、フェノ
キシ樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ブチラール樹脂
およびアクリル樹脂などの通常の磁性塗料用樹脂バイン
ダーを本発明の目的が達成される範囲で併用することも
可能である。
また、磁性粉としては、Fe粉末、co粉末などの金属
磁性粉末がより好適に使用されるが、γ−F 6203
 、F e304 、C! O含有量−”t03、(!
o含有F e、 04、バリウムフェライトなどの酸化
鉄の粉末及びCry、粉末も使用される。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例によって具体的に説明する。なお
、部数は重量基準である。
(樹脂合成例) 実施例1 アリルグリシジルエーテル8部、酢酸ビニル6部、ラウ
リル硫酸ナトリウム3部、t−ブチルヒドロパーオキ丈
イド2部、亜硫酸ナトリウム1部、水酸化ナトリウム1
.5部及び脱イオン水300部をオートクレーブに入れ
、脱気後塩化ビニh100部を仕込み、55℃にて重合
を開始させた。オートクレーブの圧力が3 kg/<か
になったとき、未反応の塩化ビニルを回収し、重合液を
3分割し、そのうちの150部を亜硫酸ナトリウム10
部、ナトラフチルアンモニウムブロマイド5部、エチレ
ングリコールジメチルエーテル10部とともに70℃で
6時間攪拌混合した後、−20”Qで凍結凝固し、水洗
乾燥して樹脂−を得た。
実施例2 実施例1で調製した重合液の他の150部を用い、これ
に、亜硫酸ナトリウムの代りにリン酸水素二カリウムを
用いた以外は実施例1と同様にして樹脂(B)を得た。
比較例1 実施例1で調製した残りの重合液をそのまま凍結凝固し
水洗乾燥して樹脂(C)を得た。
実施例3 酢酸ビニル2部、アセトンiao部、2.2’ −アゾ
ビスイソブチロニトリル1.5部、重炭酸ナトリウム1
.0部をオートクレーブに仕込み、脱気後、塩化ビニル
100部を仕込み、55℃で重合を開始した後、直ちに
グリシジルメタクリレート25部、メタノール75部の
混合液の注入全開始し、オートクレーブの圧力が2.0
 kg/am”になるまで連続的に全量注入し、さらに
圧力が1.01q//m”になった時、未反応塩化ビニ
ルを回収した。
重合液を三分割し、そのうちの150部に、タウリンナ
トリウム10部と脱イオン水90部を加え60℃で3時
間振とう混合した後さらに脱イオン水400部を加え、
樹脂を分離させた後乾燥して、樹脂(Dlを得た。
実施例4 実施例3で調製した他の重合液150部に、硫酸水垢ア
ンモニウム8部、亜硫酸カリウム2部、脱イオン水90
部を加え、60℃で3時間振とう混合した後、水酸化ナ
トリウム20部を加え、さらに2時間混合し、脱イオン
水400部を加え、樹脂を分離して乾燥し樹脂(Elを
得た。
比較例2 実施例3で調製した残りの重合液に脱イオン水400部
を加えて樹脂を分離させた後、乾燥して樹脂(F)を得
た。
実施例5 アリルグリシジルエーテル15部、メチルセルロース0
.2部、ポリオキシエチレンソルビタン力計肪酸部分エ
ステル0.2部、マレイン酸−メチルビニルエーテル共
重合体0.4部、脱イオン水300部、3,5.5−)
リメテルヘキサノイルバーオキシドto部、2.2’−
アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル2.0部、
水酸化カリウム1.0部をオートクレーブに仕込み脱気
後、塩化ピー1100部を仕込んで52℃で重合を開始
させた。重合開始1時間後、塩化ビニリデン10部及び
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート10部の混合液
をオートクレーブの圧力が4kg〆かになるまでに連続
的に全量注入した。圧力が3kg/cm”になったら未
反応の塩化ビニルを回収して、脱水乾燥して共重合体を
得た。
゛ この共重合体30部をジメチルホルムアミド100
部、脱イオン水50部、ベンジルトリエチルアンモニウ
ムクロライド6部、硫酸水素カリウム5部と共に80℃
で2時間攪拌混合した後、脱イオン水400部を加えて
樹脂を分離、乾燥して樹脂TGIを得た。
比較例3 実施例1で用いたアリルグリシジルエーテルにかえてイ
ソブチルビニルエーテルを用いた以外は実施例1と同様
の操作により樹脂(旬を得た。
比較例4 実施例5で用いた塩化ビニIJデンを100部とした以
外は実施例5と同様に操作して樹脂(1)を得た0 これらの樹脂の性状を市販の塩化ビニル−酢酸ビニル−
マレイン酸三元共重合体(、T)及び塩化ビニル−酢酸
ビニルービニルアルコール三元共重合体(K)とともに
表に示した。なお樹脂中の水酸基蓋は赤外吸光分析によ
り、塩化と= A 墓は燃焼による塩素量の定量により
、エポキシ基の量は滴定により一1強酸根は元素分析と
赤外吸光分析の併用によりそれぞれめた。
(樹脂特性の評価) 次に各樹脂全磁性塗料及び磁気記録媒体としての評価に
供した。その結果を表に示す。なお、評価方法は下記に
依った。
1)溶解性 塩化ビニル共重合体100部、メチルエチルケトン20
0部、トルエン200部よりなる溶液をつ(す、この溶
液の透明性の程度を目視して○△×の三段階で判定した
2)熱安定性 塩化ビニル共重合体10グラムを15cc試鋏管に採り
、その開口部全コンゴーレッド試験紙をは特 さんだ脱脂啼で栓をして、150”Qのオイルバス中に
置き、発生する塩酸によってコンゴーレッド試験紙が変
色するまでの時間を測定した03)分散安定性 金属鉄磁性粉400部、塩化ビニル共重合体100部、
メチルエテルケトン300部、メチルイソブチルケトン
300部、トルエン300部からなる混合物を90分間
高速剪断分散させた。この分散塗料をサンプル嵐に採取
して25℃の恒温槽内に保存し、ゲルの発生状況を観察
した。ゲルが発生しているか否かは、分散塗料の一部を
ガラス仮止に取出し、約5倍量のメチルエテルケトンで
希釈し、ガラス棒を用いて混合して目視する方法によっ
た。ゲルの発生の少ない順に○△×で示す0 4)光沢性+11 金属鉄磁性粉400部、塩化ビニル共重合体70部、ポ
リウレタン樹脂(日本ポリウレタンエ業■製ニツボラン
2304)30部、メチルエチルケトン300部、メチ
ルイソブチルケトン300部、トルエン300部、シリ
コンオイル2部よりなる混合物を90分間高速剪断分散
させた後ポリイソシアネート(日本ポリウレタン工業■
製コロネートL)15部とシクロヘキサノン100部を
加え、更に90分間分散させ磁性塗料とした。得られた
磁性塗料をポリエステルフィルム上に塗膜厚5μ〃1と
なるように塗布し磁場配向処理した後乾燥した。その磁
性塗膜の60°反射角の反射率を光沢計を用いて測定し
た。
5)光沢性(2) ポリイソシアネートにかえてポリアミド(ゼネラルミル
ズ社製パーサミド125)を使用した以外は光沢性(1
)と同様の方法で磁性塗膜を得て反射率を測定した。
6)角型比(Br/Bm ) 光沢性の評価に使用した磁性塗膜を12.511X50
關に切出して、磁気特性測定機により測定した0 7)耐久性 光沢性評価に用いた磁性塗膜をカレンダーロールで平滑
化処理してから65℃で65時間加熱処理した後、荷重
100グをかけ、研摩紙を張り付けた回転ドラムに接触
させて、150rpmで回転させ、磁性塗料が研摩紙に
付着した程度を目視して○ΔXの三段階で判定した。
8)走行性 耐久性評価と同じ方法で塗膜と回転ドラム間に発生する
力を65℃相対湿度80%の雰囲気でUゲージにより測
定し、走行抵抗が少ない順に○△×の三段階で判定した
手続補正書 昭和59年8月24日 特許庁長官殿 1 事件の表示 特願昭59−93011号 2 発明の名称 磁性塗料用樹脂 & 補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、補正により増加する発明の数 0 5、補正の対象 +1) 明細書第3頁第5行の「常用されている。」を
「一般に行われている0」と訂正する〇(2)同第8頁
第7行の「ビニリデン;」の次に「アクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、イタコン酸のごとき不飽和カルボ
ン酸、無水マレイン酸のごとき不飽和カルボン酸無水物
」を追加する。
手続補正@(自発) 昭和60年5月79日 特許庁長官 殿 磁性塗料用樹脂 3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 チップ マルウチ 住 所 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号4、補正
の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1) F!A細書第10頁第7行のr 90tZ’J
を「120C」と訂正する。
(2) 同第14頁を全文別紙1のとおり訂正する。
部を仕込み、55Cvcて重合を開始させた。オートク
レーブの圧力が3#/lx”になったとき、未反応の塩
化ビニルを回収し、重合液を6分割し、そのうちの75
部を亜硫酸ナトリウム5部、テトラブチルアンモニウム
ブロマイド2.5g、エチレングリコールジメチルエー
テル5部とともに700で6時間攪拌混合した後、−2
DCで凍結凝固し、水洗乾燥して樹脂(A)を得た。
実施例2 実施例1で調製した重合液の他の75部を用い、これに
、亜硫酸ナトリウムの代りにリン酸水素二カリウムを用
いた以外は実施例1と同様にして樹゛脂(B)を得た。
比較例1 実施例1で調製した残りの重合液の75部をそのまま凍
結凝固し水洗乾燥して樹脂(C)を得た。
実施例3 酢酸ビニル2部、アセトン180部、2.27 −アゾ
ビスイソブチロニトリル1.5部、重炭酸ナトリウム1
.0部をオートクレーブに仕込み、脱気後、別紙2 塩化ビニル100部を仕込み、55Cで重合を開始した
後、直ちにグリシジルメタクリレート25部、メタノー
ル75部の混合液の注入を開始し、オートクレーブの圧
力が2.0 # /□2になるまで連続的に全量注入し
、さらに圧力が1.0&9/♂になった時、未反応塩化
ビニルを回収した。
重合液を三分割し、そのうちの75部に、タウリンナト
リウム5部と脱イオン水45部を加え6DCで3時間振
とう混合した後さらに脱イオン水200部を加え、樹脂
を分離させた後乾燥して、樹脂(D)を得た。
実施例4 実施例3で調製した他の重合液の75部に、硫酸水素ア
ンモニウム4部、亜硫酸カリウム1部、脱イオン水45
部を加え、60Cで6時間振とう混合した後、水酸化す
) IJウム1.0部を加え、さらに2時間混合し、脱
イオン水200部を加え、樹脂を分離して乾燥し樹脂(
E)を得た。
比較例2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化ビニル、エポキシ基を有する単量体及び必要に応じ
    てこれらと共重合可能な他の単量体を共重合させて得ら
    れる、塩化ビニル含有量が60重i%以上の共重合体に
    、硫黄またはリンを含む強酸のアルカリ金属塩またはア
    ンモニウム塩を付加させてなり、かつ、付加により結合
    した強酸根の量が0.1〜4.0重r%であることを特
    徴とする磁性塗料用樹脂。
JP59093011A 1984-05-11 1984-05-11 磁性塗料及び磁気記録媒体 Granted JPS60238306A (ja)

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